JP2011058570A - バルブ - Google Patents
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Abstract
【課題】弁体の着座を安定させる。
【解決手段】弁装置本体1に形成された流路2と、弁座6に接離して前記流路2の一次側 2aと二次側2bを断続させる弁体5と、該弁体5の弁棒8を回転させて前記弁体5を摺動させるハンドル22と、を備えた弁装置において;前記弁棒8の外周面には、前記弁装置本体1の支持部のねじ部52に螺合するねじ部50が設けられ、前記ねじ部のねじは、鋸歯ねじ、又は、角ねじである。
【選択図】 図1
【解決手段】弁装置本体1に形成された流路2と、弁座6に接離して前記流路2の一次側 2aと二次側2bを断続させる弁体5と、該弁体5の弁棒8を回転させて前記弁体5を摺動させるハンドル22と、を備えた弁装置において;前記弁棒8の外周面には、前記弁装置本体1の支持部のねじ部52に螺合するねじ部50が設けられ、前記ねじ部のねじは、鋸歯ねじ、又は、角ねじである。
【選択図】 図1
Description
この発明は、液圧装置、アキュムレータ等に用いられるバルブに関するものである。
従来のバルブ(弁装置)として、次のものがある。
(1)弁座に着離する弁体と、該弁体の後端部に連続し、弁体支持部材のねじ穴に螺合するねじ部を有する弁棒と、前記弁棒を回転させて前記弁体を摺動させるハンドルと、を備えたバルブ。
(2)ガイド穴(ガイド部材)に挿入され、弁座に着離する弁体と、前記弁体の後端部にねじ部を介して連結されるとともに、弁体支持部材により回動自在に保持されている弁棒と、前記弁棒を回転させ前記弁体を摺動させるハンドルと、を備えたバルブ。
(1)弁座に着離する弁体と、該弁体の後端部に連続し、弁体支持部材のねじ穴に螺合するねじ部を有する弁棒と、前記弁棒を回転させて前記弁体を摺動させるハンドルと、を備えたバルブ。
(2)ガイド穴(ガイド部材)に挿入され、弁座に着離する弁体と、前記弁体の後端部にねじ部を介して連結されるとともに、弁体支持部材により回動自在に保持されている弁棒と、前記弁棒を回転させ前記弁体を摺動させるハンドルと、を備えたバルブ。
前記両バルブは、いずれもハンドルを所定方向に回転すると、弁棒が回転して弁体が弁座に向かって摺動し、着座する(閉弁状態)。又、前記ハンドルを前記と反対方向に回転すると、弁棒が前記と逆方向に回転して、前記弁体が弁座から離れる方向に摺動し、開弁状態となる。
従来例では、前記ねじ部のねじとして、メートルねじやユニファイねじ等の三角ねじが用いられているが、この三角ねじは、ねじ山の角度が60度に形成されている。そのため、弁体が弁座から離れる方向(開弁方向)の力で押されると、該弁体はねじ山の傾斜面に沿って傾斜方向に変位しようとするので、着座が不安定となり、シール漏れが発生しやすい。
この発明は、上記事情に鑑み、弁体の着座を安定させることを目的とする。
この発明は,弁座に着離する弁体と、該弁体の後端部に連続し、弁体支持部材のねじ穴に螺合するねじ部を有する弁棒と、前記弁棒を回転させて前記弁体を摺動させるハンドルと、を備えたバルブにおいて、前記ねじ部のねじは、鋸歯ねじ、又は、角ねじであることを特徴とする。
この発明は、ガイド穴に挿入され、弁座に着離する弁体と、前記弁体の後端部にねじ部を介して連結されるとともに、弁体支持部材により回動自在に保持されている弁棒と、前記弁棒を回転させ前記弁体を摺動させるハンドルと、を備えたバルブにおいて;前記ねじ部のねじは、鋸歯ねじ、又は、角ねじであることを特徴とする。
この発明の前記弁体の後端部のねじ部は、弁棒連結用ねじ穴に形成された雌ねじであり、前記弁棒のねじ部は、該弁棒の先端部外周面に形成された雄ねじであることを特徴とする。この発明の前記弁棒連結用ねじ穴は、貫通路を介して弁体の一次側に連通し、前記弁棒の先端部には、前記ねじ穴と背圧室とを連通させる通孔が設けられていることを特徴とする。
この発明は、前記ねじ部のねじは、鋸歯ねじ、又は、角ねじで形成されているので、弁体が開方向の力を受けると、該弁体は軸方向と90度をなす方向(直交方向)へ変位しようとする。そのため、弁体を押圧する軸方向の力は、均一に維持することができるので、着座が安定し、シール漏れの発生を防止することができる。
この発明の第1実施形態を図1、図2により説明する。
弁装置の弁装置本体1には、流路2が設けられ、該流路2には、弁体5が設けられている。前記弁体5は、弁座6に着座したり、離座したりして前記流路の一次側2aと二次側2bとを断続させる。前記一次側流路2aと二次側流路2bとが交差する部分には、前記弁座6が設けられ、該弁座6に着離する弁体5の後端部側は、ガイド穴7に挿入されている。このガイド穴7の後端部は、前記弁体5の弁棒8を保持する弁体支持部材、例えば、保持リング9、により閉鎖されている。
弁装置の弁装置本体1には、流路2が設けられ、該流路2には、弁体5が設けられている。前記弁体5は、弁座6に着座したり、離座したりして前記流路の一次側2aと二次側2bとを断続させる。前記一次側流路2aと二次側流路2bとが交差する部分には、前記弁座6が設けられ、該弁座6に着離する弁体5の後端部側は、ガイド穴7に挿入されている。このガイド穴7の後端部は、前記弁体5の弁棒8を保持する弁体支持部材、例えば、保持リング9、により閉鎖されている。
前記弁体5の後端部側には、弁棒連結用ねじ穴10が設けられ、該ねじ穴10の内周面には、ねじ部11が設けられている。このねじ部11には、のこ歯ねじ(めねじ)11aが配設されている。前記ねじ穴10には、弁棒8が螺着されているが、この弁棒8の外周面には、ねじ部15が配設されている。前記ねじ部15には、のこ歯ねじ(おねじ)15aが配設されている。前記のこ歯ねじ15aは、前記ねじ部11ののこ歯ねじ11aに螺合し、両ねじ11a、15aの軸方向に対して直交する面、即ち、水平面11b、15b同士が互いに接触している。
前記弁体5の先端部5a側、即ち、弁座6側、には前記ねじ穴10に連通する貫通絽18が設けられており、又、前記弁棒8の先端部8a側、即ち、弁体5側、には前記貫通路18と連通する通孔20が設けられている。この通孔20は、弁体5の後端部5b側の背圧室21に連通している。
前記弁棒8の後端部8bには、ハンドル22が設けられ、又、前記棒体8の保持突起8cは、弁対支持部材である保持リング9と押さえ部材24により支持されている。前記押さえ部材24は、ボルト27により弁装置本体1に固定されている。
なお、図において、28は廻り止め、29はドレーン、30はパッキンなどのシール部材、をそれぞれ示す。
なお、図において、28は廻り止め、29はドレーン、30はパッキンなどのシール部材、をそれぞれ示す。
次に、本実施形態の作動について説明する。
一点鎖線の位置にあるハンドル22を、所定方向に回転させると、弁棒8が回転するので、該弁棒8に螺合している弁体5は、弁座6に向かって摺動する。
一点鎖線の位置にあるハンドル22を、所定方向に回転させると、弁棒8が回転するので、該弁棒8に螺合している弁体5は、弁座6に向かって摺動する。
そして、ハンドル22を更に回転させて実線位置すると、弁体5は弁座6に密着(着座)するので、閉弁状態となる。従って、一次側2aと二次側2bは遮断されるので、一次側2aから二次側2bに、流体、例えば、水R、が流れなくなる。この状態において、弁体5は均等な力で弁座6に圧接されるので、該弁体は安定した着座状態を維持する。
一次2aの水圧が急激に増加し、弁体5が、弁座6から離れる方向(開弁方向)に押されると、前記ねじ部11、15ののこ歯ねじ11a、15aは、互いに水平面11b、15bで当接しているので、軸方向と90度をなす方向(直交方向)に移動しようとする。そのため、弁体5は上下方向に偏った力を受けないので、安定した着座状態を維持することができる。そのため、シール漏れの発生を防止することができる。
この発明の第2実施形態を図3により説明するが、図1、図2と同一図面符号は、その名称も機能も同一である。
この実施形態と第1実施形態との相違点は、ねじ部のねじが、のこ歯ねじの代わりに、角ねじ11Y、15Yを用いたことである。この角ねじ11Y、15Yの軸方向に対して直交する面、即ち、水平面11y、15yは、互いに当接しているので、前記第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
この実施形態と第1実施形態との相違点は、ねじ部のねじが、のこ歯ねじの代わりに、角ねじ11Y、15Yを用いたことである。この角ねじ11Y、15Yの軸方向に対して直交する面、即ち、水平面11y、15yは、互いに当接しているので、前記第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
この発明の第3実施形態を図4により説明するが、図1〜図3と同一図面符号は、その名称も機能も同一である。
この実施形態では、弁装置本体が弁箱40であり、流路41の一次側41aと二次側41bとを仕切る隔壁42には、弁座43が設けられ、該弁座43の上方には、弁棒46を有する弁体47が配設されている。
この実施形態では、弁装置本体が弁箱40であり、流路41の一次側41aと二次側41bとを仕切る隔壁42には、弁座43が設けられ、該弁座43の上方には、弁棒46を有する弁体47が配設されている。
前記弁棒46の後端部46a側には、ねじ部50が設けられ、該ねじ部50は、弁体支持部材に設けたねじ穴のねじ部52に螺着されている。前記ねじ部50、52のねじは、のこ歯ねじであるが、角ねじでも良い。前記弁棒46の後端部46aには、ハンドル55が設けられている。
この実施形態の作動について説明すると、一点鎖線の位置にあるハンドル55を所定方向に回転させると、ねじ部52に螺合しているねじ部50のねじは、回転しながら下方に摺動するので、弁体47は弁座43に向かって降下する。
そして、ハンドル55が実線で示す位置に到達すると、弁体47は、弁座43に圧接(着座)して閉弁状態となる。従って、一次側41aと二次側42bは遮断されるので、一次側41aから二次側41bに流体Rが流れなくなる。この状態において、弁体47は均等な力で弁座6に圧接するので、弁体47を安定して着座させることができる。
一次41aの水圧が急激に増加し、弁体47が、弁座43から離れる方向(開弁方向)に押されると、前記ねじ部50、52ののこ歯ねじは、互いに水平面で当接しているので、軸方向と90度をなす方向(直交方向)に移動しようとする。そのため、弁体47は上下方向に偏った力を受けないので、安定した着座状態を維持することができる。そのため、シール漏れの発生を防止することができる。
1 弁装置本体
2 流路
2a 一次側
2b 二次側
5 弁体
5a 先端部
5b 後端部
6 弁座
7 ガイド穴
8 弁棒
8a 先端部
8b 後端部
10 弁棒連結用ねじ穴
11 ねじ部
11a のこ歯ねじ
11b 水平面
15 ねじ部
15a のこ歯ねじ
15b 水平面
22 ハンドル
2 流路
2a 一次側
2b 二次側
5 弁体
5a 先端部
5b 後端部
6 弁座
7 ガイド穴
8 弁棒
8a 先端部
8b 後端部
10 弁棒連結用ねじ穴
11 ねじ部
11a のこ歯ねじ
11b 水平面
15 ねじ部
15a のこ歯ねじ
15b 水平面
22 ハンドル
Claims (4)
- 弁座に着離する弁体と、該弁体の後端部に連続し、弁体支持部材のねじ穴に螺合するねじ部を有する弁棒と、前記弁棒を回転させて前記弁体を摺動させるハンドルと、を備えたバルブにおいて、
前記ねじ部のねじは、鋸歯ねじ、又は、角ねじであることを特徴とするバルブ。 - ガイド穴に挿入され、弁座に着離する弁体と、前記弁体の後端部にねじ部を介して連結されるとともに、弁体支持部材により回動自在に保持されている弁棒と、前記弁棒を回転させ前記弁体を摺動させるハンドルと、を備えたバルブにおいて;
前記ねじ部のねじは、鋸歯ねじ、又は、角ねじであることを特徴とする弁装置。 - 前記弁体の後端部のねじ部は、弁棒連結用ねじ穴に形成された雌ねじであり、前記弁棒のねじ部は、該弁棒の先端部外周面に形成され、前記雌ねじに螺合する雄ねじであることを特徴とする請求項2記載のバルブ。
- 前記弁棒連結用ねじ穴は、貫通路を介して弁体の一次側に連通し、前記弁棒の先端部には、前記ねじ穴と背圧室とを連通させる通孔が設けられていることを特徴とする請求項2、又は、3記載のバルブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009209179A JP2011058570A (ja) | 2009-09-10 | 2009-09-10 | バルブ |
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JP2009209179A JP2011058570A (ja) | 2009-09-10 | 2009-09-10 | バルブ |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106321863A (zh) * | 2016-08-31 | 2017-01-11 | 青岛华冠阀门有限公司 | 钢带阀阀体 |
JP2019168103A (ja) * | 2018-03-26 | 2019-10-03 | 株式会社Kvk | 弁装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59181382U (ja) * | 1983-05-20 | 1984-12-04 | 北村バルブ株式会社 | 給水栓 |
-
2009
- 2009-09-10 JP JP2009209179A patent/JP2011058570A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59181382U (ja) * | 1983-05-20 | 1984-12-04 | 北村バルブ株式会社 | 給水栓 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN106321863A (zh) * | 2016-08-31 | 2017-01-11 | 青岛华冠阀门有限公司 | 钢带阀阀体 |
JP2019168103A (ja) * | 2018-03-26 | 2019-10-03 | 株式会社Kvk | 弁装置 |
JP7091105B2 (ja) | 2018-03-26 | 2022-06-27 | 株式会社Kvk | 弁装置 |
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