JP2019168103A - 弁装置 - Google Patents
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Abstract
Description
図9(a)に示すように、特許文献1の弁装置50は、筒状のハウジング51と、ハウジング51の内部に配置されたスピンドル52と、スピンドル52と一体可動するシャフト53と、シャフト53に取付けられた弁体54とを備える。スピンドル52には操作用ハンドル55が接続されている。スピンドル52は、外周の雄ネジ部52aがハウジング51内周の雌ネジ部51aに螺合していることによって、ハウジング51内を回転しながら往復動可能に構成されている。また、スピンドル52を回転させることによって、シャフト53に取付けられた弁体54も往復動可能に構成されている。
図1、2に示すように、弁装置10は、壁面11から突出する筒状の水栓本体12に取り付けて用いられる。弁装置10は、筒状のハウジング20と、ハウジング20内に回転可能に配置されたスピンドル30と、スピンドル30の一端側の端部に取付けられた弁体40とを備えている。
図4(a)、(b)、図5に示すように、ハウジング20は、第1筒体21と第2筒体22とが接続された状態で構成されている。第1筒体21は、一端側の端部に底壁21aが設けられており、底壁21aの中心に第1開口孔21bが設けられている。また、一端側の端部における第1開口孔21bを囲む位置に環状の第1シール部材21cが配置されている。第1開口孔21bは、ハウジング20における水の流入口として機能する。第1筒体21の一端側の周面には、周面を貫通する第2開口孔21dが形成されている。第2開口孔21dは、周方向に沿って複数形成され、互いに等間隔となるように配置されている。第2開口孔21dは、ハウジング20における水の流出口として機能する。第1筒体21における他端側の開口には、その内周に段差21gが形成され、該段差21gよりも一端側に第1ネジ溝21eが形成されている。第1筒体21の内周における第2開口孔21dと第1ネジ溝21eとの間には、全周に亘って延びる凹溝21hが形成され、該凹溝21hに環状の第2シール部材21fが配置されている。
図4(a)、(b)、図5に示すように、スピンドル30は、柱状の本体部30aと、本体部30aの一端側の端部において径方向外側に突出した鍔部30bとを有している。鍔部30bは、他端側に位置する面である上面30dを有しており、この上面30dは、後述するようにスピンドル30の被加圧部として機能する。本体部30aは、ハウジング20の被螺合部に螺合した状態で配置することができるように、ハウジング20の第2筒体22の内径よりも外径が若干小さく構成されている。鍔部30bは、ハウジング20の第2筒体22の内径よりも外径が大きく構成されている。また、鍔部30bは、ハウジング20の第1筒体21の内径よりも外径が小さく構成され、第1筒体21の内周に配置された第2シール部材21fに、鍔部30bの外周が当接するように構成されている。鍔部30bの外周と第2シール部材21fとが当接することにより、鍔部30bの外周と第1筒体21の内周との間を水密状態にシールすることが可能となる。
図4(a)、(b)、図5に示すように、弁体40は、環状の板材で構成され、上述のようにスピンドル30の一端側の端面に当接した状態でネジ41で固定されている。弁体40の外径は、ハウジング20の第1筒体21の内径よりも小さく構成されている。また、弁体40の外径は、ハウジング20の第1筒体21の底壁に設けられた第1開口孔21bの内径よりも大きく構成され、第1開口孔21bを塞ぐことができるように構成されている。弁体40の材質は特に限定されないが、例えば、ゴムなどの弾性を有する材料で構成されていることが好ましい。また、各シール部材21c、21f、22e、22g、22iの材質も同様に、ゴムなどの弾性を有する材料で構成されていることが好ましい。
まず、スピンドル30の一端側の端面に弁体40を当接させてネジ41で固定する。次に、ハウジング20の第2筒体22の一端側から、弁体40を取付けたスピンドル30の他端側を挿入して、第2筒体22の被螺合部と、スピンドル30の螺合部とを螺合させる。この状態で、第2筒体22の他端側から、スピンドル30の本体部30aの他端側が突出した状態となる。
まず初めに、弁装置10が取り付けられる水栓本体12の内部構造について説明する。図2に示すように、水栓本体12の内部には、給水源側である上流側の給水路14と、吐水口側である下流側の吐水路15と、給水路14と吐水路15を区画する区画壁16とが設けられている。区画壁16には、給水路14と吐水路15を連通させる連通孔16aが設けられている。
図6(a)に示すように、弁体40がハウジング20の第1開口孔21bに当接している場合、すなわち、弁体40と第1開口孔21bの離間距離がゼロである場合、水Wの流入口である第1開口孔21bが閉じた状態となる。そのため、水栓本体12における水Wの流通が停止された状態となる。これに対し、図6(b)に示すように、弁体40がハウジング20の第1開口孔21bから離間している場合、第1開口孔21bが開いた状態となる。そのため、給水源からの水Wは、給水路14から第1開口孔21bに流入して、ハウジング20の第2開口孔21dから吐水路15へと矢印Y3に沿って流出する。そして、弁体40と第1開口孔21bの離間距離を調整することにより、吐水路へ流出する水Wの流量を調整することができる。ここで、図6(a)に示すように、第1開口孔21bが閉じた状態において、圧力室S内には、スピンドル30の連通路31を通じて給水源の水Wが流入した状態となる。そして、給水源の水Wの圧力が、連通路31を通じて圧力室S内に伝わり、被加圧部として機能するスピンドル30の鍔部30bの上面30dに与される。そのため、矢印Y1で示すように、スピンドル30の鍔部30bの上面30dが、第1開口孔21bに対向する方向に加圧され、第1開口孔21b側から矢印Y2に沿って弁体40に付与される圧力が緩和される。
(1)ハウジング20とスピンドル30の間に圧力室Sが設けられており、スピンドル30は、第1開口孔21bと圧力室Sを連通する連通路31と、圧力室S内においてハウジング20に螺合する螺合部とを備える。スピンドル30は、連通路31を介して圧力室S内に流入した水の圧力によって第1開口孔21bに対向する方向に加圧される被加圧部を有する。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
Claims (5)
- 軸方向の端部に流体の流入口を備え、前記流入口から流入した流体が内部を流通して流出口から流出する筒状のハウジングと、
前記ハウジング内に回転可能に配置されたスピンドルと、
前記スピンドルの回転に伴い前記ハウジングの内部を軸方向に往復動することによって前記流入口の開閉を行う弁体とを備える弁構造であって、
前記ハウジングと前記スピンドルの間に圧力室が設けられており、
前記スピンドルは、前記流入口と前記圧力室を連通する連通路と、前記圧力室内において前記ハウジング及び前記弁体のいずれか一方に螺合する螺合部とを備え、
前記スピンドル及び前記弁体のいずれか一方は、前記連通路を介して前記圧力室内に流入した流体の圧力によって、前記流入口に対向する方向に加圧される被加圧部を有することを特徴とする弁装置。 - 前記被加圧部は、前記スピンドルにおける径方向外側に突出した鍔部の上面で構成され、前記鍔部は、前記圧力室内における前記流入口側の端部に位置する請求項1に記載の弁装置。
- 前記スピンドルの前記鍔部の上面の面積は、前記流入口の開口面積と同等である請求項2に記載の弁装置。
- 前記鍔部の外周と前記ハウジングの内周との間に、シール部が形成されている請求項2又は3に記載の弁装置。
- 前記流出口は、前記ハウジングの周面に形成されている請求項1〜4のいずれか一項に記載の弁装置。
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JP2018058619A JP7091105B2 (ja) | 2018-03-26 | 2018-03-26 | 弁装置 |
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JP7091105B2 JP7091105B2 (ja) | 2022-06-27 |
Family
ID=68108049
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2018058619A Active JP7091105B2 (ja) | 2018-03-26 | 2018-03-26 | 弁装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP7091105B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US1736253A (en) * | 1928-07-18 | 1929-11-19 | Collar Valve Corp | Valve and valve-stem construction for self-grinding valves |
US5386965A (en) * | 1993-06-04 | 1995-02-07 | Ber-Lo Manufacturing Company, Inc. | High pressure flow valve with pressure assist valve seal |
US6382592B1 (en) * | 2000-09-05 | 2002-05-07 | Jong Wok Kim | Valve |
JP2011058570A (ja) * | 2009-09-10 | 2011-03-24 | Nobuyuki Sugimura | バルブ |
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2018
- 2018-03-26 JP JP2018058619A patent/JP7091105B2/ja active Active
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JP2011058570A (ja) * | 2009-09-10 | 2011-03-24 | Nobuyuki Sugimura | バルブ |
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