JPH0425560Y2 - - Google Patents

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JPH0425560Y2
JPH0425560Y2 JP1986099769U JP9976986U JPH0425560Y2 JP H0425560 Y2 JPH0425560 Y2 JP H0425560Y2 JP 1986099769 U JP1986099769 U JP 1986099769U JP 9976986 U JP9976986 U JP 9976986U JP H0425560 Y2 JPH0425560 Y2 JP H0425560Y2
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stem
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hollow stem
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、シリンダーステム型弁のシール装置
に関するものである。
〔従来の技術とその課題〕
従来より、水道水を、シリンダーの開口部より
中空ステムの開口部を通してステム内に流入させ
ると共に、この中空ステムより流出させるように
構成し、この中空ステムを上下または回動させて
開閉栓を行うシリンダーステム型コツクまたは湯
水混合栓が知られている。かかる弁において、シ
リンダーと中空ステムとの間であつて、それぞれ
の開口部周辺をとり囲んだ位置にOリングやグロ
メツトパツキン等のシール部材を介在させ、シリ
ンダーと中空ステムとの間のシールを行つてい
る。
ところで、かかるシール装置が示されている特
公昭52−26326号公報の特に第11図では、かか
るOリングに流体の圧力が加わることを利用し
て、つまり、Oリングに張りをもたせて、このO
リングを中空ステム外周面に押し付け、より良好
なシールを行うことを提唱している。
ところが、かかるシール部材は、その一部が常
に中空ステムの外周面に接していることから、シ
ール部材は損傷され易い。これを詳しくいえば、
第16図に示すように、シリンダー1の第1開口
部2と中空ステム3の第2開口部4とを相対移動
させて開閉栓する弁において、シリンダー1の第
1開口部2にOリング5を内嵌し、このOリング
5でシリンダー1と中空ステム3との間の摺動面
をシールする場合、Oリング5に矢印aのように
流体圧がかかり、Oリング5の一部が展延されて
リツプ部6を形成し、このリツプ部6がシリンダ
ー1と中空ステム3との間隙にめり込み、両者の
摺動摩擦力が大となり、Oリング5は損傷すると
いう、問題があつた。
また、シール部材にOリング5またはUリング
の簡素で、かつ、安価な材料を使用すれば、流体
圧や、中空ステム3内に流れ込む流体の速度によ
つて、第2開口部4内にシール部材が流れ込む、
という問題があつた。
〔課題を解決するための手段〕
そこで本考案は、従来の技術のかかる問題点を
解消するために案出されたもので、その要旨とす
るところは、左右1対の第1開口部2,2をもつ
シリンダー1内に、これらの第1開口部2,2と
一致する位置に第2開口部4,4をもち、かつ、
ハンドルで操作される中空ステム3を摺動自在に
嵌挿し、該中空ステム3が嵌挿されたシリンダー
1を、第1開口部2,2と一致する位置に第5開
口部11,11をもつ本体8内に密着嵌挿し、前
記第1開口部2を、第2開口部4および第5開口
部11の開口径より大に形成して、該第1開口部
2に、リング内径側に流体圧が作用するOリング
5を内嵌してシリンダー1と中空ステム3との摺
動面をシールし、該Oリング5を、第1開口部2
の内面、中空ステム3の周外面、および、本体8
の内周面で保持したシリンダーステム型弁におい
て、前記第2開口部4と一致する位置に第3開口
部15をもち、かつ、シリンダー4と中空ステム
3との間に介在した、内面に滑面をもつ円筒状ス
テムシール材12をシリンダー1側に固定し、該
第3開口部15を前記第1開口部2の開口径より
小に形成すると共に、該円筒状ステムシール材1
2に軸方向に貫通したスリツト13を設けて円筒
径方向弾性変形可能としたことを特徴とするシリ
ンダーステム型弁のシール装置にある。
〔作用〕
開栓しようとすれば、中空ステムを上下または
回動させることにより、第1開口部と第2開口
部、および第3開口部とを連通して加圧流体を中
空ステム内に流入させ、中空ステムより適宜の所
(例えば蛇口)に流出させる。かかる開栓の際、
中空ステムは円筒状ステムシール材の内周面を摺
動するので、Oリングに加圧流体の加圧が作用し
ても、Oリングは静止している円筒状ステムシー
ル材を押圧することから、シリンダーと中空ステ
ムとの間にはめり込まず、円筒状ステムシール材
を弾性変形により縮径させる。そして、円筒状ス
テムシール材の内周面と中空ステムの外周面との
間は縮径されたステムシール材によりシールされ
る。
〔実施例〕
本考案の構成を添付図面に示す第1、第2、第
3、第4および第5の実施例により詳細に説明す
る。
第1図は本考案の第1の実施例の縦断面図、第
2図は第1図のA〜A断面図、第3図は第2図の
要部分解斜視図を示す。
これらの図において、一対の第1開口部2を備
えたシリンダー1内に、三方向に開口した第2開
口部4を備え、かつ、図示しないハンドルで操作
される、混合室とする中空室7を形成した中空ス
テム3を、回動自在に嵌挿する。したがつて、こ
れらの第1および第2開口部2,4をたがいに開
閉して開閉栓するシリンダーステム型湯水混合栓
が構成される。これらの1,3を逆コツプ状の本
体8内に挿入して、この本体8の底部を形成する
コツプ開口部に、第4開口部9を備えたキヤツプ
10を螺着して覆うと共に、この本体8の両側に
は一対の第5開口部11,11を設ける。
第1開口部2に、シリンダー1の肉厚と略同一
太さのゴム製Oリング5を内嵌して本体8、シリ
ンダー1およびステムシール材12との接合面を
シールする。このステムシール材12は円筒状に
形成され、テフロン(デユポン社商標)、セラミ
ツクス材、または金属にセラミツクスをコーテイ
ングした材料で構成して内面を滑面とし、その円
筒内径を中空ステム3の外径より若干小に形成
し、軸方向に貫通したスリツト13を切り、この
スリツト13に対面する側に突起14を形成し、
これらの13,14に直交する側に一対の、第1
開口部2より若干小径の第3開口部15を備えて
いる。この円筒状ステムシール材12を、シリン
ダー1の内面に形成した拡径段部16に内嵌する
と共に、その突起14を、シリンダー1に形成し
た切欠部17に嵌入し、円筒縮径の動きは自由に
して、シリンダー1に固定している。なお、18
はシール用の他のOリングを示す。
次に、第1の実施例の作用を説明する。本体8
に設けた一対の第5開口部11より水道水および
湯を矢印のように導入すれば、水および湯は第3
開口部15の所迄導入される。そこで、中空ステ
ム3を回動操作すれば、第1、第3および第2開
口部2,15,4が連通し、水および湯は中空室
7で混合され、第4開口部9より所定の所(例え
ば蛇口)に流出される。ここにおいて、Oリング
5は水圧により略リング径方向変形して円筒状ス
テムシール材12を押圧し、ステムシール材12
を円筒径方向弾性変形、つまり縮径して、ステム
シール材が中空ステム3を第3図矢印bのように
包み込む。したがつて、Oリング5は直接中空ス
テム3の外周面に接触せず、中空ステム3はステ
ムシール材12の内周面を摺動面として摺動する
と共に、ステムシール材12の包み込みによつ
て、中空ステム3とステムシール材12の間はシ
ールされる。
次に、第2の実施例は、第4図および第5図に
示す。第4図は第1の実施例の第2図に相当する
図示で、第5図は第4図の要部分解斜視図を示し
ている。
第1の実施例と相違する点は、シリンダー1に
ステムシール材12を装着するのに上下2本の固
定ピン19で固定している点である。
第3の実施例は第6図より第8図に示す。第3
の実施例のステムシール材12を比較的肉厚の円
筒体を二つ割にした半円筒体12′,12′で構成
し、この半円筒体12′の第3の開口部15の外
周に形成したリング溝20でOリング5を抱持し
ている。この半円筒体12′はシリンダー1の切
欠面とピン結合21している。
第4の実施例では第9図および第10図に示
す。第4の実施例では第3の実施例のステムシー
ル材12の半円筒体12′の代わりに一側が連接
22して、前記ピン結合21を省略している。な
お、シリンダー1の足23,23を、第11図お
よび第12図に示すように、厚肉の円筒体のステ
ムシール材12の溝24に挿入して一体化しても
よい。
第5の実施例では第13図より第15図に示
す。第5の実施例のステムシール材12を厚肉の
半円筒体25と、その内面に嵌合される薄肉の半
円筒体26または27で構成する。
これらの第3、第4および第5の実施例には、
UまたはCリングを用いてもよいので、本明細書
ではOリングの表現には、これらが含まれるもの
とする。
〔考案の効果〕
本考案によれば、 本体8、シリンダー1および中空ステム3か
ら構成し、しかも、シリンダー1の第1開口部
2にOリング5を内嵌して、このOリング5を
本体8の内周面と、第1開口部2の内面と、中
空ステム3の外周面とで保持した弁に構成し、
このOリング5に流体の圧力を作用してシリン
ダー1と中空ステム3との間をシールさせる
際、シリンダー1と中空ステム3との間に、円
筒径方向に弾性変形させるスリツト13を切つ
た円筒状ステムシール材12を介在させたの
で、Oリング5に流体の圧力で張りを持たせて
も、Oリング5はこのステムシール材12で支
えられ、このステムシール材12が弾性変形す
ることから、Oリング5は、シリンダー1と中
空ステム3との間にめり込まず、損傷を防ぐ。
しかも、Oリング5がシリンダー1と中空ステ
ム3との間にめり込まないので、中空ステム3
の操作が軽快にできるばかりでなく、円筒状ス
テムシール材12の滑面で中空ステム3の操作
が更に円滑にできる。
その上、Oリング5に流体の圧力による張り
をもたせても、ステムシール材12で支えられ
ているので、中空ステム3内に流れ込むことは
ない。
更に、ステムシール材と中空ステム3との間
は、ステムシール材の弾性縮径によりシールで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例の縦断面図、第
2図は第1図のA〜A断面図、第3図は第2図の
要部分解斜視図、第4図〜第5図は本考案の第2
の実施例で、第4図は第2図に相当し、第5図は
第4図の斜視図、第6図および第8図は本考案の
第3の実施例で、第6図は第2図に相当し、第7
図は第6図のA〜A断面図、第8図は第6図の要
部分解斜視図、第9図より第12は本考案の第4
の実施例で、第9図は第2図に相当し、第10図
は要部斜視図、第11図は第9図に相当し、第1
2図は要部分解斜視図、第13図より第15図は
本考案の第5の実施例で、第13図およびその変
形例である第14図は第2図に相当し、第15図
は要部分解斜視図、第16図は従来例の要部拡大
図である。 1……シリンダー、2……第1開口部、3……
中空ステム、4……第2開口部、5……Oリン
グ、12……ステムシール材、15……第3開口
部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 左右1対の第1開口部2,2をもつシリンダー
    1内に、これらの第1開口部2,2と一致する位
    置に第2開口部4,4をもち、かつ、ハンドルで
    操作される中空ステム3を摺動自在に嵌挿し、該
    中空ステム3が嵌挿されたシリンダー1を、第1
    開口部2,2と一致する位置に第5開口部11,
    11をもつ本体8内に密着嵌挿し、前記第1開口
    部2を、第2開口部4および第5開口部11の開
    口径より大に形成して、該第1開口部2に、リン
    グ内径側に流体圧が作用するOリング5を内嵌し
    てシリンダー1と中空ステム3の摺動面をシール
    し、該Oリング5を、第1開口部2の内面、中空
    システム3の周外面、および、本体8の内周面で
    保持したシリンダーステム型弁において、 前記第2開口部4と一致する位置に第3開口部
    15をもち、かつ、シリンダー4と中空ステム3
    との間に介在した、内周に滑面をもつ円筒状ステ
    ムシール材12をシリンダー1側に固定し、該第
    3開口部15を前記第1開口部2の開口径より小
    に形成すると共に、該円筒状ステムシール材12
    に軸方向に貫通したスリツト13を設けて円筒径
    方向弾性変形可能としたことを特徴とするシリン
    ダーステム型弁のシール装置。
JP1986099769U 1986-06-27 1986-06-27 Expired JPH0425560Y2 (ja)

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JP4975462B2 (ja) * 2007-01-30 2012-07-11 株式会社Lixil シリンダ式バルブにおけるパッキンの組付構造
JP5677775B2 (ja) * 2010-07-15 2015-02-25 株式会社不二工機 バタフライバルブ

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