JP5820793B2 - 回転軸のシール構造及びそれを有する弁装置 - Google Patents

回転軸のシール構造及びそれを有する弁装置 Download PDF

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Description

本発明は、回転軸のシール構造及びそれを有する弁装置に関する。
従来、回転軸のシール構造を有する弁装置として、例えば、特許文献1に開示されたものがある。特許文献1に記載された弁装置としての流量調整弁801は、図8に示すように、ケースとしての弁本体810と、弁本体810の弁室814に回動可能に設けられた円筒状の弁体820と、弁体820の天井部823に突設された回転軸825と、を有している。
回転軸825は、弁本体810の天井部835を貫通して、弁本体810に設けられた軸受穴836に回転可能に支持されている。また、回転軸825に設けられた装着溝に、シール部材としてのOリング829、829が嵌め込まれている。
この流量調整弁801によれば、Oリング829、829によって弁本体810と回転軸825との間を封止して、弁室814から弁本体810外側への流体の漏れを抑制していた。
特開2009−228764号公報
しかしながら、Oリング829は、例えば、ニトリルゴムなどの比較的軟質の弾性材料で構成され、弁本体810と回転軸825とによって半径方向に挟まれることで弾性変形し、これによりOリング829の外表面が所定の面圧で弁本体810及び回転軸825に押しつけられてそれらの間を封止するものであるところ、例えば、低温や経時によるOリング829の硬化、収縮又はクリープ現象による変形などによって弾性力が維持できなくなることがあり、そのため、Oリング829の面圧が低下して、封止効果が低下してしまうという問題があった。
そこで、本発明は、上記課題を解決することを目的とする。即ち、本発明は、シール部材の面圧の低下を抑制できる回転軸のシール構造及びそれを有する弁装置を提供することを目的としている。
請求項に記載された発明は、上記目的を達成するために、ケースと、前記ケースを貫通し、軸心回りに回転可能でかつ前記軸心方向に移動可能に設けられた円柱状又は円筒状の回転軸と、前記回転軸が内側に嵌挿され、前記ケースと前記回転軸とによって半径方向に挟まれるように配置された円環状の第1シール部材と、前記回転軸に設けられたフランジ状の第1シール部材受け部と、前記回転軸が内側に嵌挿され、前記ケースと前記回転軸とによって半径方向に挟まれかつ前記第1シール部材受け部を挟んで前記第1シール部材と前記軸心方向に並べて配置された円環状の第2シール部材と、前記第2シール部材の前記軸心に平行な一方向への移動を規制しかつ前記第1シール部材受け部との間に前記第2シール部材を挟むように、前記第1シール部材受け部と前記軸心方向に対向して前記ケースに設けられた第2シール部材受け部と、前記第1シール部材を前記一方向に向けて前記第1シール部材受け部に押しつける押圧部材と、を有し、前記ケースには、前記回転軸との間に前記第1シール部材を挟む第1内周面と、前記第1内周面の前記第2シール部材受け部から離れた側に連なる第2内周面と、が設けられ、前記第1内周面が、前記軸心方向にわたって均一な内径となるように形成され、前記第2内周面が、前記第1内周面より大きい内径となるように形成され、前記回転軸が液封状態において前記一方向と反対の他方向に移動したときに前記第1シール部材が前記第1内周面から離れかつ前記第2内周面と間隔をあけて対向するように、前記第1内周面及び前記第2内周面が設けられていることを特徴とする回転軸のシール構造である。
請求項に記載された発明は、請求項に記載された発明において、前記第2内周面が、前記他方向に向かうにしたがって徐々に内径が大きくなるように形成されていることを特徴とするものである。
請求項に記載された発明は、上記目的を達成するために、弁室が設けられた弁本体と、前記弁室に回転可能に収容された弁体と、前記弁体に取り付けられ、前記弁本体を貫通して軸心回りに回転可能に設けられた円柱状又は円筒状の回転軸と、を有する弁装置において、前記回転軸のシール構造として、請求項1又は2に記載の回転軸のシール構造を有することを特徴とする弁装置である。
請求項に記載された発明によれば、ケースと、ケースを貫通し、軸心回りに回転可能でかつ軸心方向に移動可能に設けられた円柱状又は円筒状の回転軸と、ケースと回転軸とによって半径方向に挟まれるように配置された円環状の第1シール部材と、回転軸に設けられたフランジ状の第1シール部材受け部と、ケースと回転軸とによって半径方向に挟まれかつ第1シール部材受け部を挟んで第1シール部材と回転軸の軸心方向に並べて配置された円環状の第2シール部材と、第2シール部材の回転軸の軸心に平行な一方向への移動を規制しかつ第1シール部材受け部との間に第2シール部材を挟むように、第1シール部材受け部と回転軸の軸心方向に対向してケースに設けられた第2シール部材受け部と、第1シール部材を一方向に向けて第1シール部材受け部に押しつける押圧部材と、を有している。そのため、押圧部材が、第1シール部材を前記一方向に向けて第1シール部材受け部に押しつけると、第1シール部材が第1シール部材受け部を押して第1シール部材受け部が回転軸とともに前記一方向に向けて移動する。この移動により第1シール部材受け部が第2シール部材を前記一方向に向けて第2シール部材受け部に押しつけて、第1シール部材及び第2シール部材が、前記一方向即ち回転軸の軸心方向に圧縮されて半径方向に膨張する力が強まる。これにより、低温や経時によるシール部材の硬化、収縮又はクリープ現象による変形などが生じた場合でも、第1シール部材及び第2シール部材のケース及び回転軸に対する面圧の低下を抑制することができる。
また、上述した流量調整弁801では、Oリング829が、回転軸825に設けられた装着溝に嵌め込まれているところ、Oリング829と弁本体810及び回転軸825との間の微少な隙間空間に液体が浸入した液封状態において、温度変化により当該隙間空間に浸入した液体が膨張すると、弁本体810や回転軸825に高圧が加わって、それらに大きな負荷がかかり破壊してしまうという懸念があったが、請求項に記載された発明によれば、回転軸が軸心方向に移動可能に設けられているため回転軸に設けられた第1シール部材受け部も軸心方向に移動可能であるので、第2シール部材とこれを囲うように配置された第1シール部材受け部、第2シール部材受け部、ケース及び回転軸との間の微少な隙間空間に液体が浸入した液封状態において、温度変化により当該隙間空間に浸入した液体が膨張した場合でも、第1シール部材受け部が軸心方向に移動して圧力を当該隙間空間から外部に開放できる。そのため、第2シール部材やケース、回転軸等に与える負荷を軽減することができる。
請求項に記載された発明によれば、ケースには、回転軸との間に第1シール部材を挟む第1内周面と、第1内周面の第2シール部材受け部から離れた側に連なる第2内周面と、が設けられ、第1内周面が、回転軸の軸心方向にわたって均一な内径となるように形成され、第2内周面が、前記一方向と反対の他方向に向かうにしたがって徐々に内径が大きくなるように形成され、回転軸が液封状態において前記他方向に移動したときに第1シール部材が第1内周面から離れかつ第2内周面と間隔をあけて対向するように、第1内周面及び第2内周面が設けられている。そのため、例えば、第1シール部材と第2シール部材との間で液封状態が生じた場合などに、温度変化により当該隙間空間に浸入した液体が膨張した場合でも、回転軸が上記他方向に移動し、この回転軸の移動に伴い第1シール部材が第1内周面から離れかつ第2内周面と間隔をあけて対向する位置まで移動して、第1シール部材と第2内周面との間隔(隙間)から圧力を確実に開放できる。そのため、第2シール部材やケース、回転軸等に与える負荷をさらに軽減することができる。
請求項に記載された発明によれば、請求項1又は2に記載の回転軸のシール構造を有しているので、低温や経時によるシール部材の硬化、収縮又はクリープ現象による変形などが生じた場合でも、シール部材のケース及び回転軸に対する面圧の低下を抑制することができる。
本発明の第1の実施形態の流量調整弁の縦断面図である。 本発明の第2の実施形態の流量調整弁の縦断面図である。 (a)は、図2の流量調整弁の通常状態を示す拡大断面図であり、(b)は、図2の流量調整弁の液封時における圧力上昇により回転軸が移動した状態を示す拡大断面図である。 図2の流量調整弁の第1の変形例の構成を示す拡大断面図である。 図2の流量調整弁の第2の変形例の構成を示す拡大断面図である。 図2の流量調整弁の第3の変形例の構成を示す拡大断面図であって、(a)は、通常状態を示す拡大断面図であり、(b)は、液封時における圧力上昇により回転軸が移動した状態を示す拡大断面図である。 図2の流量調整弁の第4の変形例の構成を示す拡大断面図であって、(a)は、通常状態を示す拡大断面図であり、(b)は、液封時における圧力上昇により回転軸が移動した状態を示す拡大断面図である。 従来の流量調整弁の縦断面図である。
(第1の実施形態)
以下に、本発明の第1の実施形態の流量調整弁を、図1を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態の弁装置としての流量調整弁の縦断面図である。なお、以下の説明における「上下」の概念は、図1における上下に対応しており、各部材の相対的な位置関係を示すものであって、絶対的な位置関係を示すものではない。
図1に示すように、本実施形態の流量調整弁(図中、符号1で示す)は、ケースとしての弁本体10と、弁体20と、回転軸30と、シール部材40と、押圧部材50と、を有している。
弁本体10は、第1本体部分11と第2本体部分12とが図示しないボルトで結合されており、その内側に弁室13が設けられている。
弁室13は、互いに連通された弁体収容部分13aと、回転軸収容部分13bと、を有している。弁体収容部分13aは、後述する略球体形状の弁体20が収容される略立方体状の空間である。回転軸収容部分13bは、弁体収容部分13aから図中上方に向けて延びる略円柱状の空間である。図1の上下方向に延びる線Pは、回転軸収容部分13bの軸心と重なる直線である。
弁本体10における回転軸収容部分13bは、第1内周面13c、第2内周面13d及び第3内周面13eによって区画されている。
第1内周面13cは、回転収容部分13bの図中上部分を区画している。第1内周面13cは、その内径が後述する回転軸30の回転軸本体31の外径より大きくかつ回転軸30の軸心方向(線P方向)にわたって均一に形成されている。第2内周面13dは、第1内周面13cの図中下側に連なり、回転軸収容部分13bの図中中央部分を区画している。第2内周面13dは、その内径が図中下方に向かうにしたがって徐々に大きくなるように形成されている。第3内周面13eは、第2内周面13dの図中下側に連なり、回転軸収容部分13bの図中下部分を区画している。第3内周面13eは、その内径が回転軸30の軸心方向にわたって均一に形成されている。
また、弁本体10の回転軸収容部分13bの図中上方の上壁部10aには、後述する回転軸30の回転軸本体31の外径と略同一の径に形成された貫通孔14が設けられている。貫通孔14は、その中心を線Pが通るように配置されている。貫通孔14の周面と回転軸30の外周面との間には若干のクリアランスが設けられており、この上壁部10aは、後述する回転軸30の軸受部として機能する。また、この上壁部10aは、後述するシール部材40が当接されて、シール部材40の上方向への移動を規制するシール部材受け部としても機能する。
また、弁本体10は、第1本体部分11側に弁室13の弁体収容部分13aと連通する一次側開口15が設けられ、第2本体部分12側に弁室13の弁体収容部分13aと連通する二次側開口16が設けられている。一次側開口15と二次側開口16とは、弁室13の弁体収容部分13aを挟んで互いに対向配置されている。弁室13の弁体収容部分13aには、弁体20を回動可能に支持する弁シートリング17、17が収容されている。
弁体20は、略球体形状に形成されており、その中央を貫通する流過孔21が設けられている。弁体20は、弁室13の弁体収容部分13aに収容されており、弁シートリング17、17によって、その中心を通り図中上下方向に延びる線Pの周りを回転可能に支持されている。
回転軸30は、円柱状又は円筒状に形成された回転軸本体31を有している。この回転軸本体31は、弁本体10の上壁部10aに設けられた貫通孔14に挿通されている。これにより、回転軸本体31は、弁本体10を貫通し、軸心周りに回転可能に支持されている。回転軸本体31は、その軸心が線Pに重なるように配置されている。
回転軸本体31の図中下方の一端部は、弁体20の嵌合穴22に嵌合固着されている。回転軸本体31の図中上方の他端部は、弁本体10外側に位置しており図示しない遊星歯車機構等の減速機を備えた電動アクチュエータに取り付けられている。この電動アクチュエータによって回転軸本体31が線P(即ち軸心)周りに回転されると、それに伴って弁体20が線P周りに回転される。流量調整弁1は、弁体20の回転位置によって、一次側開口15と二次側開口16との間が弁体20の流過孔21によって連通された弁開状態、一次側開口15と二次側開口16との間が弁体20によって遮断された弁閉状態、又は、弁開状態と弁閉状態の間の状態である弁半開状態となる。
シール部材40は、例えば、ニトリルゴムやシリコーンゴムなどの比較的軟質の弾性材料で構成されている。シール部材40は、外部から力を加えられていない状態(弾性変形していない状態)で円環状(リング状)になるように形成されており、その内径が回転軸30の回転軸本体31の外径より若干小さく、かつ、その外径が弁室13の回転軸収容部分13bの弁本体10の上壁部10a付近、即ち、シール部材40が位置づけられる箇所(第1内周面13c)の内径より若干大きくされている。
シール部材40は、回転軸30(具体的には、回転軸本体31)が内側に嵌挿され、弁室13の回転軸収容部分13bに配置されることにより、弁本体10の弁室13の回転軸収容部分13bを区画する第1内周面13cと回転軸30の外周面とによってその半径方向に挟まれて、弁本体10と回転軸30との間を封止する。
押圧部材50は、カラー51と、圧縮コイルばね52と、を有している。
カラー51は、例えば、比較的硬質の合成樹脂などを材料として円環状に形成されており、その内径が回転軸30の回転軸本体31の外径より若干大きく、かつ、その外径が弁室13の回転軸収容部分13bの弁本体10の上壁部10a付近の内径より若干小さくされている。カラー51は、回転軸30(具体的には、回転軸本体31)が内側に挿通され、シール部材40の弁体20側に隣接して配置されている。
圧縮コイルばね52は、その内径が回転軸30の回転軸本体31の外径より大きくされ、かつ、その外径が弁室13の回転軸収容部分13bの内径より小さくされている。圧縮コイルばね52は、回転軸30(具体的には、回転軸本体31)が内側に挿通され、軸心が線Pに重ねて配置されている。また、圧縮コイルばね52は、一端がカラー51に当接されかつ他端が弁体20に当接されて、カラー51と弁体20との間に線P方向に圧縮された状態で配置されている。
次に、本実施形態の流量調整弁1の作用について説明する。
流量調整弁1は、弁本体10と回転軸30との間にシール部材40が設けられている。このシール部材40は、弁本体10と回転軸30とによって半径方向に挟まれており、これにより、シール部材40が弁本体10と回転軸30により半径方向に圧縮されるように弾性変形して、シール部材40の外表面が弁本体10の弁室13の回転軸収容部分13bを区画する第1内周面13c及び回転軸30の外周面に押しつけられて、弁本体10と回転軸30との間を封止する。
また、シール部材40は、上壁部10aによって上方向への移動が規制されており、押圧部材50のカラー51及び圧縮コイルばね52によって、上方向に向けて上壁部10aに押しつけられている。これにより、シール部材40は、線P方向に圧縮されて半径方向に膨張する力が強まる。
以上、説明したように、本実施形態の流量調整弁1は、弁本体10と、弁本体10を貫通し、軸心回りに回転可能に設けられた円柱状又は円筒状の回転軸30と、回転軸30が内側に嵌挿され、弁本体10と回転軸30とによって半径方向に挟まれるように配置された円環状のシール部材40と、シール部材40の上方向への移動を規制するように弁本体10に設けられた上壁部10aと、シール部材40を上方向に向けて上壁部10aに押しつける押圧部材50と、を有している。
本実施形態によれば、弁本体10と回転軸30とによって半径方向に挟まれるように配置された円環状のシール部材40と、シール部材40の上方向への移動を規制するように弁本体10に設けられた上壁部10aと、シール部材40を上方向に向けて上壁部10aに押しつける押圧部材50と、を有している。そのため、押圧部材50が、シール部材40を上方向に向けて上壁部10aに押しつけることによって、シール部材40が、上方向即ち回転軸30の軸心方向に圧縮されて半径方向に膨張する力が強まる。これにより、低温や経時によるシール部材40の硬化、収縮又はクリープ現象による変形などが生じた場合でも、シール部材40の弁本体10及び回転軸30に対する面圧の低下を抑制することができる。
(第2の実施形態)
以下に、本発明の第2の実施形態の弁装置としての流量調整弁を、図2、図3を参照して説明する。
図2は、本発明の第2の実施形態の流量調整弁の縦断面図である。図3(a)は、図2の流量調整弁の通常状態を示す拡大断面図であり、(b)は、図2の流量調整弁の液封時における圧力上昇により回転軸が移動した状態を示す拡大断面図である。なお、以下の説明における「上下」の概念は、図2、図3における上下に対応しており、各部材の相対的な位置関係を示すものであって、絶対的な位置関係を示すものではない。
図2に示すように、本実施形態の流量調整弁(図中、符号1Aで示す)は、ケースとしての弁本体10と、弁体20と、回転軸30Aと、第1シール部材41と、第2シール部材42と、押圧部材50と、を有している。本実施形態において、上述した第1の実施形態と同一の構成部材には、同一の符号を付して説明を省略する。
回転軸30Aは、円柱状又は円筒状に形成された回転軸本体31と、その軸心方向の途中箇所に設けられ、外径が弁室13の回転軸収容部分13bの第1内周面13cの内径と略同一のフランジ部32と、を一体に有している。この回転軸本体31は、弁本体10の上壁部10aに設けられた貫通孔14に挿通されている。これにより、回転軸本体31は、弁本体10を貫通し、軸心周りに回転可能に支持されている。回転軸本体31は、その軸心が線Pに重なるように配置されている。この状態において、フランジ部32は、弁本体10の上壁部10aと線P方向に対向配置される。
回転軸本体31の図中下方の一端部は、弁体20に設けられた嵌合穴22に、線P方向に若干の遊びを設けて嵌合されている。例えば、回転軸本体31の図中下方の一端部は、その外周面の一部に半径方向に突出して形成された突部(図示なし)を有するキー形状(鍵形状)に形成され、嵌合穴22は、平面視形状がこのキー形状に合致するキー溝形状(鍵穴形状)に形成されている。これにより、弁体20と回転軸30Aとは、互いに上下方向には摺動可能で、かつ、線P周りの回転方向には互いに一体的に回転可能となっている。つまり、回転軸30Aは、線P方向に移動可能に設けられている。本実施形態においては、回転軸30Aが線P方向に移動した場合でも、当該回転軸30Aと共に移動する第1シール部材41が弁本体10と回転軸30とによって半径方向に挟まれた状態を維持(即ち、封止機能を発揮)するように、回転軸30Aの線P方向の移動可能量や、弁本体10の第1内周面13c及び第2内周面13dの形状などが設定されている。回転軸本体31の図中上方の他端部は、弁本体10外側に位置しており図示しない遊星歯車機構等の減速機を備えた電動アクチュエータに取り付けられている。この電動アクチュエータによって回転軸本体31が線P周りに回転されると、それに伴って弁体20が線P周りに回転される。流量調整弁1Aは、弁体20の回転位置によって、一次側開口15と二次側開口16との間が弁体20の流過孔21によって連通された弁開状態、一次側開口15と二次側開口16との間が弁体20によって遮断された弁閉状態、又は、弁開状態と弁閉状態の間の状態である弁半開状態となる。
第1シール部材41は、例えば、ニトリルゴムやシリコーンゴムなどの比較的軟質の弾性材料で構成されている。第1シール部材41は、外部から力を加えられていない状態(弾性変形していない状態)で円環状(リング状)になるように形成されており、その内径が回転軸30Aの回転軸本体31の外径より若干小さく、かつ、その外径が弁室13の回転軸収容部分13bの弁本体10の上下方向中央付近、即ち、第1シール部材41が位置づけられる箇所(第1内周面13c)の内径より若干大きくされている。
第1シール部材41は、回転軸30A(具体的には、回転軸本体31)が内側に嵌挿され、弁室13の回転軸収容部分13bに配置されることにより、弁本体10の弁室13の回転軸収容部分13bを区画する第1内周面13cと回転軸30Aの外周面とによってその半径方向に挟まれて弁本体10と回転軸30Aとの間を封止する。
第2シール部材42は、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)などのフッ素樹脂等の比較的硬質の合成樹脂で構成されている。第2シール部材42は、円環状(リング状)に形成されており、その内径が回転軸30Aの回転軸本体31の外径と略同一、かつ、その外径が弁室13の回転軸収容部分13bの弁本体10の上壁部10a付近、即ち、第2シール部材42が位置づけられる箇所(第1内周面13c)の内径と略同一にされている。第2シール部材42は、第1シール部材41と同様に、比較的軟質の弾性材料で構成されていてもよく、その場合、その内径が回転軸30Aの回転軸本体31の外径より若干小さく、かつ、その外径が弁室13の第1内周面13cより若干大きくされていることが好ましい。
第2シール部材42は、回転軸30A(具体的には、回転軸本体31)が内側に嵌挿され、弁室13の回転軸収容部分13bに配置されることにより、弁本体10の第1内周面13cと回転軸30Aの外周面とによってその半径方向に挟まれて弁本体10と回転軸30Aとの間を封止する。
第1シール部材41は、回転軸30Aのフランジ部32の弁体20側に配置されている。第2シール部材42は、回転軸30Aのフランジ部32の上壁部10a側に配置されている。つまり、第1シール部材41と第2シール部材42とはフランジ部32を挟んで線P方向に並べて配置されている。
押圧部材50のカラー51は、回転軸30A(具体的には、回転軸本体31)が内側に挿通され、第1シール部材41の弁体20側に隣接して配置されている。押圧部材50の圧縮コイルばね52は、一端がカラー51に当接されかつ他端が弁体20に当接されて、カラー51と弁体20との間に線P方向に圧縮された状態で配置されている。
次に、本実施形態の流量調整弁1Aの作用について説明する。
流量調整弁1Aは、弁本体10と回転軸30Aとの間に第1シール部材41が設けられている。この第1シール部材41は、弁本体10と回転軸30Aとによって半径方向に挟まれており、これにより、第1シール部材41が弁本体10と回転軸30Aにより半径方向に圧縮されるように弾性変形して、第1シール部材41の外表面が弁本体10の弁室13の回転軸収容部分13bを区画する第1内周面13c及び回転軸30Aの外周面に押しつけられて、弁本体10と回転軸30Aとの間を封止する。また、第2シール部材42も、弁本体10と回転軸30Aとによって半径方向に挟まれて、弁本体10と回転軸30Aとの間を封止する。
また、流量調整弁1Aは、弁体20側から上方向に向けて順に押圧部材50、第1シール部材41、回転軸30Aのフランジ部32、第2シール部材42及び弁本体10の上壁部10aが並べて配置されている。回転軸30Aは上下方向に移動可能である。そのため、押圧部材50によって第1シール部材41が上方向に向けて押されて回転軸30Aのフランジ部32に押しつけられ、この回転軸30Aのフランジ部32によって第2シール部材42が上方向に向けて押されて上壁部10aに押しつけられる。これにより、第1シール部材41は、回転軸30Aのフランジ部32によって上方向への移動が規制され、線P方向に圧縮されて半径方向に膨張する力が強まる。また、本実施形態において、第2シール部材42は比較的硬質の合成樹脂であるが、第2シール部材42が比較的軟質の弾性材料で構成されている場合、上壁部10aによって上方向への移動が規制され、線P方向に圧縮されて半径方向に膨張する力が生じる。
また、流量調整弁1Aでは、第2シール部材42が、回転軸30Aのフランジ部32、弁本体10の上壁部10a、弁本体10の弁室13の回転軸収容部分13bを区画する部分、及び、回転軸30Aの回転軸本体31、で囲われた空間に収容されている。そのため、図3(a)に示す通常状態において、第2シール部材42とそれを囲う部材との間の微少な隙間空間Sに液体が浸入した液封状態となる場合がある。そして、この隙間空間Sに浸入した液体が温度変化などにより膨張して当該液体の圧力が上昇すると、その圧力が回転軸30Aのフランジ部32及び第1シール部材41を介して押圧部材50に伝わり押圧部材50が圧縮されて、図3(b)に示すように、第1シール部材41、フランジ部32及び第2シール部材42が図中下方に移動して、上壁部10aと第2シール部材42との間に隙間空間S’が生じ、そのため、隙間空間S’内の液体が、上壁部10aと回転軸30Aとの隙間(貫通孔14の周面と回転軸30Aの外周面とのクリアランス)から流量調整弁1Aの外部に開放される。即ち、液封状態において、液体の膨張により生じた圧力が外部に開放される。
以上、説明したように、本実施形態の流量調整弁1Aは、弁本体10と、弁本体10を貫通し、軸心回りに回転可能に設けられた円柱状又は円筒状の回転軸30Aと、回転軸30Aが内側に嵌挿され、弁本体10と回転軸30Aとによって半径方向に挟まれるように配置された円環状の第1シール部材41と、回転軸30Aに設けられたフランジ部32と、回転軸30Aが内側に嵌挿され、弁本体10と回転軸30Aとによって半径方向に挟まれかつ回転軸30Aのフランジ部32を挟んで第1シール部材41と回転軸の軸心方向に並べて配置された円環状の第2シール部材42と、第2シール部材42の上方向への移動を規制しかつ回転軸30Aのフランジ部32との間に第2シール部材42を挟むように、フランジ部32と回転軸30Aの軸心方向に対向して弁本体10に設けられた上壁部10aと、第1シール部材41を上方向に向けて回転軸30Aのフランジ部32に押しつける押圧部材50と、を有している。
本実施形態によれば、弁本体10と回転軸30Aとによって半径方向に挟まれるように配置された円環状の第1シール部材41と、回転軸30Aに設けられたフランジ部32と、弁本体10と回転軸30Aとによって半径方向に挟まれかつ回転軸30Aのフランジ部32を挟んで第1シール部材41と回転軸30Aの軸心方向に並べて配置された円環状の第2シール部材42と、第2シール部材42の上方向への移動を規制しかつ回転軸30Aのフランジ部32との間に第2シール部材42を挟むように、回転軸30Aのフランジ部32と回転軸30Aの軸心方向に対向して弁本体10に設けられた上壁部10aと、第1シール部材41を上方向に向けて回転軸30Aのフランジ部32に押しつける押圧部材50と、を有している。そのため、押圧部材50が、第1シール部材41を上方向に向けて回転軸30Aのフランジ部32に押しつけると、第1シール部材41が回転軸30Aのフランジ部32を押してこのフランジ部32が回転軸とともに上方向に向けて移動する。この移動により回転軸30Aのフランジ部32が第2シール部材42を上方向に向けて弁本体10の上壁部10aに押しつけて、第1シール部材41及び第2シール部材42が、上方向即ち回転軸の軸心方向に圧縮されて半径方向に膨張する力が生じる。これにより、低温や経時によるシール部材の硬化、収縮又はクリープ現象による変形などが生じた場合でも、シール部材の弁本体10及び回転軸30Aに対する面圧の低下を抑制することができる。
また、回転軸30Aが軸心方向に移動可能に設けられているため回転軸30Aに設けられたフランジ部32も軸心方向に移動可能であるので、第2シール部材42と、これを囲うように配置された回転軸30Aのフランジ部32、弁本体10の上壁部10a、弁本体10の弁室13の回転軸収容部分13bを区画する部分、及び、回転軸30Aの回転軸本体31、との間の微少な隙間空間Sに液体が浸入した液封状態において、温度変化により当該隙間空間に浸入した液体が膨張した場合でも、回転軸30のフランジ部32が軸心方向に移動して、液体の膨張により生じた圧力を上壁部10aと回転軸30Aとの隙間(クリアランス)から外部に開放することができる。そのため、第2シール部材42や弁本体10、回転軸30A等に与える負荷を軽減することができる。
上述した第2の実施形態では、押圧部材50が圧縮コイルばね52を備えた構成であったが、これに限定されるものではない。この圧縮コイルばね52に代えて、例えば、図4に示すように、円環状に形成された複数の板ばねを重ねてなる圧縮ばね53を備えた押圧部材50Aを用いた構成の流量調整弁1Bとしてもよく、本発明の目的に反しない限り、押圧部材50の構成は任意である。また、上述した第1の実施形態でも同様である。
また、上述した第2の実施形態では、第2シール部材42が、円環状に形成された1つの部材で構成されているものであったが、これに限定されるものではない。このような第2シール部材42に代えて、例えば、図5に示すように、上記第1シール部材41と同一構成の部分シール部材42aと、上記第2シール部材42と同一構成の部分シール部材42bとを組み合わせてなる第2シール部材42Aを用いた構成の流量制御弁1Cとしてもよく、本発明の目的に反しない限り、第2シール部材の構成は任意である。第1シール部材41についても同様である。また、上述した第1の実施形態のシール部材40も同様である。
また、上述した第2の実施形態では、回転軸30Aが線P方向に移動した場合でも、当該回転軸30Aと共に移動する第1シール部材41が弁本体10と回転軸30とによって半径方向に挟まれた状態を維持(即ち、封止機能を発揮)するように、回転軸30Aの線P方向の移動可能量や、弁本体10の第1内周面13c及び第2内周面13dの形状が設定されており、これにより、液封状態において液体の膨張により生じた圧力を上壁部10aと回転軸30Aとの隙間(クリアランス)のみから外部に開放する構成であったが、これに限定されるものではない。
例えば、図6(a)、(b)に示すように、上述した流量調整弁1Aの構成において、回転軸30Aが液封状態において図中下方(即ち、請求項中の他方向)に移動したときに第1シール部材41が第1内周面13cから離れかつ第2内周面13dと間隔をあけて対向するように第1内周面13c及び第2内周面13dを設けた構成(具体的には、流量調整弁1Aの構成において、弁本体10の第1内周面13cと第2内周面13dとの境界Kを図中上方に移動した構成)とした流量制御弁1Dとしてもよい。図6は、図2の流量調整弁の第3の変形例の構成を示す拡大断面図であって、(a)は、通常状態を示す拡大断面図であり、(b)は、液封時における圧力上昇により回転軸が移動した状態を示す拡大断面図である。
同様に、例えば、図7(a)、(b)に示すように、上述した流量調整弁1Aの変形例の流量調整弁1Cの構成において、回転軸30Aが液封状態において図中下方(即ち、請求項中の他方向)に移動したときに第1シール部材41が第1内周面13cから離れかつ第2内周面13dと間隔をあけて対向するように第1内周面13c及び第2内周面13dを設けた構成(具体的には、流量調整弁1Cの構成において、弁本体10の第1内周面13cと第2内周面13dとの境界Kを図中上方に移動した構成)とした流量制御弁1Eとしてもよい。図7は、図2の流量調整弁の第4の変形例の構成を示す拡大断面図であって、(a)は、通常状態を示す拡大断面図であり、(b)は、液封時における圧力上昇により回転軸が移動した状態を示す拡大断面図である。
換言すると、流量調整弁1D(又は流量調整弁1E)において、回転軸30Aの図中下方への移動に伴って第1シール部材41が第1内周面13cから離れかつ第2内周面13dと間隔をあけて対向する位置まで移動されるように、回転軸30Aが移動可能に設けられている構成としてもよい。
このような構成とすることで、例えば、図6(a)、(b)の流量調整弁1Dにおいて第1シール部材41と第2シール部材42との間で液封状態が生じた場合などに、温度変化により隙間空間Sに浸入した液体が膨張したときでも、回転軸30Aが図中下方に移動し、上述した実施形態と同様に、圧力を上壁部10aと回転軸30Aとの隙間から外部に開放でき、さらに、この回転軸30Aの移動に伴い第1シール部材41が第1内周面13cから離れかつ第2内周面13dと間隔をあけて対向する位置まで移動して、第1シール部材41と第2内周面13dとの間隔(隙間)から液体(即ち、圧力)を確実に開放できる。
また、特に、図7(a)、(b)に示した流量調整弁1Eの構成では、第1シール部材41と第2シール部材42の部分シール部材42aとに挟まれた隙間空間S’’に液封が生じることがあり、この隙間空間S’’内の液体は、上壁部10aと部分シール部材42aとの間に隙間空間S’が生じても上壁部10aと回転軸30Aとの間の隙間(クリアランス)から開放されない。しかしながら、流量調整弁1Eでは、液体の膨張により回転軸30Aが図中下方に移動すると、この回転軸30Aの移動に伴い第1シール部材41が第1内周面13cから離れかつ第2内周面13dと間隔をあけて対向する位置まで移動して、第1シール部材41と第2内周面13dとの間隔(隙間)から隙間空間S’’の液体(即ち、圧力)を確実に開放できる。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1、1A 流量調整弁(弁装置)
10 弁本体(ケース)
10a 上壁部(シール部材受け部、第2シール部材受け部)
13 弁室
13a 弁体収容部分
13b 回転軸収容部分
20 弁体
30、30A 回転軸
31 回転軸本体
32 フランジ部(第1シール部材受け部)
40 シール部材
41 第1シール部材
42 第2シール部材
50 押圧部材
51 カラー
52 圧縮コイルばね

Claims (3)

  1. ケースと、
    前記ケースを貫通し、軸心回りに回転可能でかつ前記軸心方向に移動可能に設けられた円柱状又は円筒状の回転軸と、
    前記回転軸が内側に嵌挿され、前記ケースと前記回転軸とによって半径方向に挟まれるように配置された円環状の第1シール部材と、
    前記回転軸に設けられたフランジ状の第1シール部材受け部と、
    前記回転軸が内側に嵌挿され、前記ケースと前記回転軸とによって半径方向に挟まれかつ前記第1シール部材受け部を挟んで前記第1シール部材と前記軸心方向に並べて配置された円環状の第2シール部材と、
    前記第2シール部材の前記軸心に平行な一方向への移動を規制しかつ前記第1シール部材受け部との間に前記第2シール部材を挟むように、前記第1シール部材受け部と前記軸心方向に対向して前記ケースに設けられた第2シール部材受け部と、
    前記第1シール部材を前記一方向に向けて前記第1シール部材受け部に押しつける押圧部材と、を有し、
    前記ケースには、前記回転軸との間に前記第1シール部材を挟む第1内周面と、前記第1内周面の前記第2シール部材受け部から離れた側に連なる第2内周面と、が設けられ、
    前記第1内周面が、前記軸心方向にわたって均一な内径となるように形成され、
    前記第2内周面が、前記第1内周面より大きい内径となるように形成され、
    前記回転軸が液封状態において前記一方向と反対の他方向に移動したときに前記第1シール部材が前記第1内周面から離れかつ前記第2内周面と間隔をあけて対向するように、前記第1内周面及び前記第2内周面が設けられている
    ことを特徴とする回転軸のシール構造。
  2. 前記第2内周面が、前記他方向に向かうにしたがって徐々に内径が大きくなるように形成されていることを特徴とする請求項に記載の回転軸のシール構造。
  3. 弁室が設けられた弁本体と、前記弁室に回転可能に収容された弁体と、前記弁体に取り付けられ、前記弁本体を貫通して軸心回りに回転可能に設けられた円柱状又は円筒状の回転軸と、を有する弁装置において、
    前記回転軸のシール構造として、請求項1又は2に記載の回転軸のシール構造を有することを特徴とする弁装置。
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