JP2017160971A - 非金属構成部品、シートリング、及びバタフライバルブ - Google Patents
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Abstract
Description
前記流路方向の一端に設けられるリング状の第1の金属構成部品と、前記流路方向の他端に設けられるリング状の第2の金属構成部品とに挟まれ、
樹脂又はゴムから成り、前記流路方向の一端及び他端における前記流路方向に対する垂直方向の長さよりも、前記流路方向の中間における前記流路方向に対する垂直方向の長さが長く構成されたことを特徴とする。
また、本発明の非金属構成部品は、前記非金属構成部品において、前記バタフライバルブは三重偏心型であることを特徴とする。
また、本発明の非金属構成部品は、前記非金属構成部品において、前記三重偏心は、前記弁棒の軸心が、前記シートリングにおける前記弁体との接触面である固定シール面の流路方向における中心から当該流路方向において第1の向きに離間された一次偏心と、前記弁棒の軸心が前記流路の中心線から離間された二次偏心と、前記弁体における前記固定シール面との接触面である可動シール面と前記固定シール面との形状を規定する円錐面の頂点が、前記弁棒に対し前記流路方向において前記第1の向きとは反対の第2の向きに離れたところに位置されると共に、前記円錐面の中心軸が、前記流路の前記中心線に対して傾けられた三次偏心と、の組合せからなることを特徴とする。
本発明の非金属構成部品は、前記非金属構成部品において、前記第1の金属構成部品又は前記第2の金属構成部品に対して前記流路方向に対する略垂直方向に移動して前記第1の金属構成部品又は前記第2の金属構成部品から離脱しないように、前記第1の金属構成部品又は前記第2の金属構成部品に係合される係合部を備えたことを特徴とする。
本発明の非金属構成部品は、前記非金属構成部品において、前記流路方向の一端及び他端における前記流路方向に対する垂直方向の長さが一定であることを特徴とする。
本発明のシートリングは、バタフライバルブに備えられ、管状の流路を有する弁本体と、前記弁本体に回転自在に設けられた弁棒により回動される弁体と、の間に設けられたシートリングであって、
前記流路方向の一端に設けられるリング状の第1の金属構成部品と、前記流路方向の他端に設けられるリング状の第2の金属構成部品と、前記第1の金属構成部品及び前記第2の金属構成部品に挟まれたリング状の非金属構成部品と、から構成され、
前記非金属構成部品は、樹脂又はゴムから成り、前記流路方向の一端及び他端における前記流路方向に対する垂直方向の長さよりも、前記流路方向の中間における前記流路方向に対する垂直方向の長さが長く構成されたことを特徴とする。
本発明のシートリングは、前記シートリングにおいて、前記バタフライバルブは三重偏心型であることを特徴とする。
本発明のシートリングは、前記シートリングにおいて、前記三重偏心は、前記弁棒の軸心が、前記シートリングにおける前記弁体との接触面である固定シール面の流路方向における中心から当該流路方向において第1の向きに離間された一次偏心と、前記弁棒の軸心が前記流路の中心線から離間された二次偏心と、前記弁体における前記固定シール面との接触面である可動シール面と前記固定シール面との形状を規定する円錐面の頂点が、前記弁棒に対し前記流路方向において前記第1の向きとは反対の第2の向きに離れたところに位置されると共に、前記円錐面の中心軸が、前記流路の前記中心線に対して傾けられた三次偏心と、との組合せからなることを特徴とする。
本発明のシートリングは、前記シートリングにおいて、前記非金属構成部品と、(1)前記第1の金属構成部品、(2)前記第2の金属構成部品、(3)前記第1の金属構成部品及び前記第2の金属構成部品、のうちのいずれかとの間に、隙間を設けたことを特徴とする。
本発明のシートリングは、前記シートリングにおいて、前記第1の金属構成部品及び前記第2の金属構成部品は、前記非金属構成部品を、流路方向に対して垂直方向に押さえ込む押圧面を、各々備えたことを特徴とする。
本発明のバタフライバルブは、管状の流路を有する弁本体と、前記弁本体に回転自在に設けられた弁棒と、前記弁棒により回動され、前記流路を開閉する弁体と、
前記弁本体と前記弁体との間に設けられたシートリングと、を備えたバタフライバルブであって、
前記シートリングが、前記流路方向の一端に設けられるリング状の第1の金属構成部品と、前記流路方向の他端に設けられるリング状の第2の金属構成部品と、前記第1の金属構成部品及び前記第2の金属構成部品に挟まれたリング状の非金属構成部品と、から構成され、
前記非金属構成部品は、樹脂又はゴムから成り、前記流路方向の一端及び他端における前記流路方向に対する垂直方向の長さよりも、前記流路方向の中間における前記流路方向に対する垂直方向の長さが長く構成されたことを特徴とする。
本発明のバタフライバルブは、前記バタフライバルブにおいて、前記バタフライバルブは三重偏心型であることを特長とする。
本発明のバタフライバルブは、前記バタフライバルブにおいて、前記三重偏心は、前記弁棒の軸心が、前記シートリングにおける前記弁体との接触面である固定シール面の流路方向における中心から当該流路方向において第1の向きに離間された一次偏心と、前記弁棒の軸心が前記流路の中心線から離間された二次偏心と、前記弁体における前記固定シール面との接触面である可動シール面と前記固定シール面との形状を規定する円錐面の頂点が、前記弁棒に対し前記流路方向において前記第1の向きとは反対の第2の向きに離れたところに位置されると共に、前記円錐面の中心軸が、前記流路の前記中心線に対して傾けられた三次偏心と、の組合せからなることを特徴とする。
本発明のバタフライバルブは、前記シートリングは、前記弁本体の内周に設けられ、前記弁体は、前記シートリングと協働して前記流路を開閉することを特徴とする。
弁本体14は、例えば、炭素鋼で形成されている。弁本体14は、略リング状(菅状)をなし、内径部の一端側には、円形状の流路12が形成され、他端側には、略円形状のシートリング18の取付部が形成されている。弁本体14の外径部には、弁本体14が変形しないように、フランジが複数条形成されている。弁本体14の底部には、図4及び図5に示すように、4本のボルト28(図4で、2本のみが表れ、図5で、1本のみが表れている)によって、底カバー30が取り付けられている。底カバー30と弁本体14との間には、リング状をしたガスケット31が挟み込まれており、これによって、流体が弁本体14の外部へ漏出するのが防止されている。
弁棒16は、例えば、ステンレス鋼で形成されている。図1に示すように、弁棒16は、第2弁体部24に開設された軸孔26に挿入されていて、弁棒16は、第2弁体部24において弁体20全体を軸支している。なお、第2弁体部24の軸孔26と弁棒16には、対応するキー溝(いずれも、不図示)が形成されており、両キー溝には、不図示のキーが嵌入されている。これにより、弁棒16のトルクが弁体20(第2弁体部24)に伝達されて、弁棒16により弁体20が回動されることとなる。
弁体20は、弁棒16に固定された第2弁体部24と、その第2弁体部24に重ね合わされるように固定された円盤状をした第1弁体部22とを含む。第1弁体部22と第2弁体部24は、同種の材料、例えば、ステンレス鋼で形成されている。
シートリング18は、弁本体14に回動自在に設けられた弁棒16により回動される弁体20と協働して流路12を開閉する。シートリング18は、図2及び図3に示すように、流路方向(X軸方向)の一端に設けられる第1の金属構成部品82と、流路方向の他端に設けられる第2の金属構成部品84と、第1の金属構成部品82及び第2の金属構成部品84に挟まれた非金属構成部品80と、から構成される。第1の金属構成部品82及び第2の金属構成部品84は、例えばステンレス鋼から構成される。非金属構成部品80は、樹脂又はゴムから構成される。例えば、EPDM(エチレンプロビレンジエンゴム)等から構成される。
バタフライバルブ10は、三重偏心構造を有する三重偏心型のバタフライバルブである。この三重偏心について、図8を参照しながら説明する。なお、便宜上、図8において切断面のハッチングは省略している。図8において、符号Cで指し示すのは、弁本体14が形成する流路12の中心線である。中心線Cは、弁本体14の中心線でもある。なお、バタフライバルブ10は、流路12において流体が、いずれの向きに流れるように用いても構わないが、全閉時における流体の流れの遮断性の観点からは、矢印Fの向きに流れるように用いるのが好ましい。
上述のような構成のバタフライバルブ10は、弾性変形可能な樹脂等から構成された非金属構成部品80が弁体20と接触するため、弁体20の回転、及び、弁体20とシートリング18とのシール性が確保される。バタフライバルブ10は、全閉時において、第1弁体部22の可動シール面22Aとシートリング18の固定シール面18Aとが面接触することにより流体の流路が遮断される。バタフライバルブ10は、図1、図2、図5、および図7に示す全閉状態から弁棒16を、図1に示す矢印Bの向きに90度回転させることによって、図4に示す全開状態となる。また、全開状態から、矢印Bとは反対向きに弁棒16を90度回転させることによって、全閉状態となる。弁棒16は、弁本体14の上端に取り付けられる不図示の動力ユニットによって、弁棒16上端部部分に形成された四角部16Aに回転動力が加えられて回転される。この動力ユニットは、レバー式、ギヤー式、シリンダ式、電動式などの公知のものが用いられる。
以下に、断面略T字形状の非金属構成部品80による効果を説明する。
12:流路
14:弁本体
16:弁棒
18:シートリング
20:弁体
22:第1弁体部
24:第2弁体部
80:非金属構成部品
82:第1の金属構成部品
84:第2の金属構成部品
86:係合部
88:被係合部
93:隙間
Claims (14)
- バタフライバルブに備えられ、
管状の流路を有する弁本体と、前記弁本体に回転自在に設けられた弁棒により回動される弁体と、の間に設けられたシートリングを構成するリング状の非金属構成部品であって、
前記流路方向の一端に設けられるリング状の第1の金属構成部品と、前記流路方向の他端に設けられるリング状の第2の金属構成部品とに挟まれ、
樹脂又はゴムから成り、前記流路方向の一端及び他端における前記流路方向に対する垂直方向の長さよりも、前記流路方向の中間における前記流路方向に対する垂直方向の長さが長く構成された非金属構成部品。 - 前記バタフライバルブは三重偏心型である請求項1に記載する非金属構成部品。
- 前記三重偏心は、前記弁棒の軸心が、前記シートリングにおける前記弁体との接触面である固定シール面の流路方向における中心から当該流路方向において第1の向きに離間された一次偏心と、前記弁棒の軸心が前記流路の中心線から離間された二次偏心と、前記弁体における前記固定シール面との接触面である可動シール面と前記固定シール面との形状を規定する円錐面の頂点が、前記弁棒に対し前記流路方向において前記第1の向きとは反対の第2の向きに離れたところに位置されると共に、前記円錐面の中心軸が、前記流路の前記中心線に対して傾けられた三次偏心と、の組合せからなることを特徴とする請求項2に記載する非金属構成部品。
- 前記第1の金属構成部品又は前記第2の金属構成部品に対して前記流路方向に対する略垂直方向に移動して前記第1の金属構成部品又は前記第2の金属構成部品から離脱しないように、前記第1の金属構成部品又は前記第2の金属構成部品に係合される係合部を備えた請求項1〜3のいずれかに記載する非金属構成部品。
- 前記流路方向の一端及び他端における前記流路方向に対する垂直方向の長さが一定である請求項1〜4のいずれかに記載する非金属構成部品。
- バタフライバルブに備えられ、
管状の流路を有する弁本体と、前記弁本体に回転自在に設けられた弁棒により回動される弁体と、の間に設けられたシートリングであって、
前記流路方向の一端に設けられるリング状の第1の金属構成部品と、前記流路方向の他端に設けられるリング状の第2の金属構成部品と、前記第1の金属構成部品及び前記第2の金属構成部品に挟まれたリング状の非金属構成部品と、から構成され、
前記非金属構成部品は、樹脂又はゴムから成り、前記流路方向の一端及び他端における前記流路方向に対する垂直方向の長さよりも、前記流路方向の中間における前記流路方向に対する垂直方向の長さが長く構成されたシートリング。 - 前記バタフライバルブは三重偏心型である請求項6に記載するシートリング。
- 前記三重偏心は、前記弁棒の軸心が、前記シートリングにおける前記弁体との接触面である固定シール面の流路方向における中心から当該流路方向において第1の向きに離間された一次偏心と、前記弁棒の軸心が前記流路の中心線から離間された二次偏心と、前記弁体における前記固定シール面との接触面である可動シール面と前記固定シール面との形状を規定する円錐面の頂点が、前記弁棒に対し前記流路方向において前記第1の向きとは反対の第2の向きに離れたところに位置されると共に、前記円錐面の中心軸が、前記流路の前記中心線に対して傾けられた三次偏心と、との組合せからなることを特徴とする請求項7に記載するシートリング。
- 前記非金属構成部品と、(1)前記第1の金属構成部品、(2)前記第2の金属構成部品、(3)前記第1の金属構成部品及び前記第2の金属構成部品、のうちのいずれかとの間に、隙間を設けたことを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載するシートリング。
- 前記第1の金属構成部品及び前記第2の金属構成部品は、前記非金属構成部品を、流路方向に対して垂直方向に押さえ込む押圧面を、各々備えた請求項6〜9のいずれかに記載するシートリング。
- 管状の流路を有する弁本体と、
前記弁本体に回転自在に設けられた弁棒と、
前記弁棒により回動され、前記流路を開閉する弁体と、
前記弁本体と前記弁体との間に設けられたシートリングと、
を備えたバタフライバルブであって、
前記シートリングが、前記流路方向の一端に設けられるリング状の第1の金属構成部品と、前記流路方向の他端に設けられるリング状の第2の金属構成部品と、前記第1の金属構成部品及び前記第2の金属構成部品に挟まれたリング状の非金属構成部品と、から構成され、
前記非金属構成部品は、樹脂又はゴムから成り、前記流路方向の一端及び他端における前記流路方向に対する垂直方向の長さよりも、前記流路方向の中間における前記流路方向に対する垂直方向の長さが長く構成されたバタフライバルブ。 - 前記バタフライバルブは三重偏心型である請求項11に記載するバタフライバルブ。
- 前記三重偏心は、前記弁棒の軸心が、前記シートリングにおける前記弁体との接触面である固定シール面の流路方向における中心から当該流路方向において第1の向きに離間された一次偏心と、前記弁棒の軸心が前記流路の中心線から離間された二次偏心と、前記弁体における前記固定シール面との接触面である可動シール面と前記固定シール面との形状を規定する円錐面の頂点が、前記弁棒に対し前記流路方向において前記第1の向きとは反対の第2の向きに離れたところに位置されると共に、前記円錐面の中心軸が、前記流路の前記中心線に対して傾けられた三次偏心と、の組合せからなることを特徴とする請求項12に記載するバタフライバルブ。
- 前記シートリングは、前記弁本体の内周に設けられ、前記弁体は、前記シートリングと協働して前記流路を開閉する請求項11〜13のいずれかに記載するバタフライバルブ。
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