JP7084042B2 - パッキン及びロータリバルブ - Google Patents
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Description
上記の構成によれば、受圧面の面積が取り得る最大となり、流体の圧力が受圧面を通じてパッキンに対し効率よく作用する。
図1及び図3に示すように、ロータリバルブ10は、図示しないポンプ等の流体供給源から供給される水等の流体の流路の途中に設けられて、流量を調整するためのバルブである。ロータリバルブ10は、ハウジング11及び弁体40を備えている。次に、各部材について説明する。
図3及び図4に示すように、ハウジング11は、カバー12及びボディ15を備えている。カバー12は板状をなしており、中心部分に軸受孔13を有している。本実施形態では、カバー12として略四角板状をなすものが用いられているが、それ以外の形状をなすものが用いられてもよい。カバー12のボディ15側の面であって、軸受孔13の周囲には円環状の突部14が形成されている。
図3及び図4に示すように、弁体40は、軸部41及び弁本体部42を備えている。軸部41は、軸受孔13よりも僅かに小径の円柱状をなしている。弁本体部42は軸部41よりも大径の略円柱状をなしており、同軸部41の一方の端部に繋がっている。
・第2シール部54の周長は、第1シール部53の周長よりも短い。第3シール部55の周長は、第1シール部53の周長よりも長い。第1シール部53~第3シール部55は、いずれも円環状をなしているため、上記周長は円周になる。
図5及び図6に示すように、ロータリバルブ10では、4つのパッキン50が弁本体部42の周りに環状をなすように配置されて、ハウジング11に組付けられている。このロータリバルブ10では、各第1シール部53が筒状部16の対応する側壁部17に接触し、第2シール部54及び第3シール部55のそれぞれが弁本体部42の外周面に接触した状態で、各パッキン50が、弁本体部42と側壁部17との間で圧縮されている。この圧縮に伴い、各パッキン50における第2シール部54及び第3シール部55のそれぞれには、弁本体部42を押し返す圧縮反力が生じている。第2シール部54の圧縮反力により、同第2シール部54が弁本体部42の外周面に圧接され、第3シール部55の圧縮反力により、同第3シール部55が弁本体部42の外周面に圧接されている。
しかし、第2シール部54が第3シール部55よりも軸線L1に近い箇所に位置する。第3シール部55よりも内周側には、第2シール部54が位置する。しかも、軸線L1から第2シール部54までの距離が、軸線L1から第1シール部53までの距離よりも短い。第2シール部54が第1シール部53よりも小径であって、径D2が径D1よりも小さい。このことから、上記圧縮に伴い、第2シール部54が、軸線L1から遠ざかる側であるパッキン本体部51の径方向における外方へ弾性変形しにくく、圧縮反力が逃げにくい。第2シール部54と弁本体部42との間のシール性が高められている。
・閉塞部22は、筒状部16の長さ方向における一部に設けられればよく、例えば、上部に設けられてもよい。また、閉塞部22は、長さ方向の中間部分に設けられてもよい。
・弁本体部42における可動流路44は、上記実施形態とは逆に、第2流路33から収容部26に流入した流体を第1流路31に流路に導くものであってもよい。
・第1シール部53~第3シール部55のそれぞれは、円環状とは異なる環状に形成されてもよい。例えば、第1シール部53~第3シール部55のそれぞれは、楕円環状に形成されてもよいし、三角環状、四角環状、五角環状等の多角環状に形成されてもよい。ただし、上記いずれの形状に変更された場合にも、貫通孔52の軸線L1から第2シール部54までの距離が、軸線L1から第1シール部53までの距離よりも短く、かつ軸線L1から第3シール部55までの距離が、軸線L1から第1シール部53までの距離よりも長く設定される。
・図5において、第2流路33を有する接続管部19の数が上記実施形態とは異なる数に変更されてもよい。その場合、接続管部19の数の変更に応じてパッキン50の数も増減される。接続管部19及びパッキン50のそれぞれの最小数は「1」である。
・図6における第2シール部54及び第3シール部55のそれぞれにおいて、少なくとも弁本体部42に接する箇所が、パッキン50よりも摩擦係数の低い材料、例えばフッ素樹脂等によってコーティングされてもよい。このようにすると、パッキン50と弁本体部42との間の摩擦が小さくなり、弁体40を回転させるために必要な荷重を小さくすることができる。
Claims (5)
- 収容部が設けられた筒状部を有し、かつ流体の流路の途中に配置されるハウジングと、前記流路の流路断面積を調整する可動流路が形成された弁本体部を有し、かつ前記弁本体部が前記収容部に回転可能に配置された弁体とを備えるロータリバルブに適用されるパッキンであって、
前記パッキンは一体に形成されており、
前記弁本体部の径方向に延びる貫通孔を有し、かつ前記貫通孔を前記流路に連通させた状態で前記弁本体部及び前記筒状部の間に配置されるパッキン本体部と、
前記パッキン本体部における前記貫通孔の周囲から突出して、前記筒状部に接触する第1シール部と、
前記パッキン本体部における前記貫通孔の周囲から突出して、前記弁本体部にそれぞれ接触する第2シール部及び第3シール部と
を備え、前記第1~第3シール部はそれぞれ環状をなし、前記貫通孔の軸線から前記第2シール部までの距離が、前記軸線から前記第1シール部までの距離よりも短く、かつ前記軸線から前記第3シール部までの距離が、前記軸線から前記第1シール部までの距離よりも長く設定されており、
前記第1シール部が前記筒状部に接触し、前記第2シール部及び前記第3シール部のそれぞれが前記弁本体部に接触した状態で、前記弁本体部と前記筒状部との間で圧縮されるパッキン。 - 前記第1~第3シール部はそれぞれ円環状をなし、前記第2シール部は前記第1シール部よりも小径に形成され、前記第3シール部は前記第1シール部よりも大径に形成されている請求項1に記載のパッキン。
- 前記パッキン本体部において前記第1シール部が突出する側の面であって、前記弁本体部の周方向における前記第1シール部の両側部分には、前記流体の圧力を受ける受圧面が形成されている請求項1又は2に記載のパッキン。
- 前記受圧面は、前記両側部分の全面にわたって形成されている請求項3に記載のパッキン。
- 収容部が設けられた筒状部を有し、かつ流体の流路の途中に配置されるハウジングと、前記流路の流路断面積を調整する可動流路が形成された弁本体部を有し、かつ前記弁本体部が前記収容部に回転可能に配置された弁体と、前記弁本体部の径方向に延びる貫通孔を有するパッキン本体部により骨格部分が構成され、かつ前記パッキン本体部が、前記貫通孔を前記流路に連通させた状態で前記弁本体部及び前記筒状部の間に配置されるパッキンとを備えるロータリバルブであって、
前記パッキンは一体に形成されており、前記パッキン本体部における前記貫通孔の周囲からは、前記筒状部に接触する第1シール部が突出し、前記パッキン本体部における前記貫通孔の周囲からは、前記弁本体部にそれぞれ接触する第2シール部及び第3シール部が突出しており、前記第1~第3シール部はそれぞれ環状をなし、前記貫通孔の軸線から前記第2シール部までの距離が、前記軸線から前記第1シール部までの距離よりも短く、かつ前記軸線から前記第3シール部までの距離が、前記軸線から前記第1シール部までの距離よりも長く設定されており、前記第1シール部が前記筒状部に接触し、前記第2シール部及び前記第3シール部のそれぞれが前記弁本体部に接触した状態で、前記弁本体部と前記筒状部との間で圧縮されるロータリバルブ。
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