JP5026691B2 - 管継手及び管継手の表示切り替え方法並びに管継手内へのパイプの挿入確認方法 - Google Patents

管継手及び管継手の表示切り替え方法並びに管継手内へのパイプの挿入確認方法 Download PDF

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本発明は、例えばパイプ同士を接続する管継手及び管継手の表示切り替え方法並びに管継手内へのパイプの挿入確認方法に関する。
例えば家庭において料理や洗濯、入浴等を可能とするために、家屋には水回りの配管が方々に張り巡らされており、これらの配管同士を接続するのに管継手が多数用いられている。これらの配管同士及び管継手は家屋の床下や壁体内、天井裏に配設されているので、管継手の配管接続部から万が一水漏れが生じると大変な事態になる。そのため、管継手には一般に二重シールが備わっている。
一方、配管の配設時に管継手に対する配管の接続が不十分であると、このような二重シールを備えているにもかかわらず水漏れの問題が生じる。そのため、そのような防止策として管継手への配管の挿入に伴いマーキングラインやシールの位置が徐々に揃っていくのを目視しながら管継手に配管を完全に差し込んだことを確認する方法が知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)また、管継手に配管を挿入すると配管の挿入度合いに応じて互いのマーキングが接近し、管継手に配管が完全に挿入された状態に達するとこのマーキングが一致することで配管の完全挿入を確認する方法も知られている。
また、配管を管継手に対して所定位置まで挿入した際に、管継手の外部に突起が飛び出たり外部が一部陥没したりすることで管継手への配管の挿入確認を行う方法も知られている(例えば、特許文献3参照)。
そして、これとは別に、管継手に配管を完全に差し込んだ瞬間にのみ確認音を発するようにすることで配管の完全な接続状態をその瞬間に確認する方法も知られている(例えば、特許文献4及び特許文献5参照)。
特開2005−163974号公報 特開2002−147662号公報 特開2004−332880号公報 特開2004−232746号公報 特開2005−291418号公報
しかしながら、管継手への配管の挿入に伴いマーキングラインやシールの位置が徐々に揃っていくのを目視しながら確認する接続確認方法では、例えばマーキング同士を互いに徐々に接近させながら管継手への配管の接続状態を外部から目視をする場合、常に双方のマーキングを目視可能な状態で接続作業を行うため管継手への配管の接続状態が不十分であっても作業者が配管の接続状態が完全であると誤って判断して、管継手の配管の接続を中途半端に終えてしまう恐れもある。
更には、配管の挿入時に管継手に突起が飛び出したり一部陥没したりする方法では、家屋の床下や天井裏など薄暗い場所でこれを確認しづらい問題がある。
また、確認音を利用した管継手への配管の接続確認方法では、周囲の施工に伴う騒音で確認音を聞きとりにくいことがある。また、配管が管継手に一旦接続されるとこの完全接続状態をその後に音で確認することができない。そのため、家屋に配管を配設しこれらの配管同士を管継手で接続した後にこれらの配管と管継手の接続確認状態を再度総点検する際に確認することができない。
本発明の目的は、配管接続時のみでなく配管接続後にも、管継手に配管を完全に挿入接続したことを確実に確認できる管継手及び管継手の表示切り替え方法並びに管継手への配管の挿入確認方法を提供することにある。
上述の課題を解決するために、本発明にかかる管継手は、
管継手本体と、前記管継手本体に収容されパイプ軸方向周りに回転可能となった回転体と、前記回転体を前記管継手本体内において前記パイプ軸方向周り第1の回転位置と第2の回転位置に選択的に保持する弾性体を備えた管継手であって、
前記弾性体をパイプ軸方向第1の位置にとどめることで前記回転体を第1の回転方向位置にとどめるとともに、前記パイプを前記管継手内に挿入することによって前記弾性体をパイプ軸方向第2の位置に移動させることで前記弾性体に付与した弾性復元力により前記回転体を第2の回転方向位置に回転させるようになっており、
前記回転体が外側円筒体と、当該外側円筒体の内周面に外周面が周方向に回転可能に摺接した内側円筒体とからなり、前記弾性体のパイプ軸方向位置に応じて前記内側円筒体又は外側円筒体の何れか一方が前記管継手本体に対して前記パイプ軸方向周りに回転可能となっており、
前記内側円筒体又は外側円筒体の何れか一方が第2の回転位置に達したことを前記管継手外部から確認可能とすることで、管継手内へのパイプの挿入確認を可能にしたことを特徴としている。
弾性体の弾性復元力を利用して内側円筒体又は外側円筒体の何れか一方の円筒体をパイプ軸方向に回転可能とすることによって、内側円筒体又は外側円筒体の何れか一方を第1の回転位置から第2の回転位置に確実に移動させ、この回転体が第2の回転位置に移動したことを管継手外部から確認可能とすることで、管継手内のパイプの挿入確認を可能とする。
回転体が内側円筒体と外側円筒体とからなり、何れか一方の円筒体をパイプ軸方向に回転可能とすることによって、請求項2に記載された作用を十分発揮することができる。
また、本発明の請求項に記載の管継手は、請求項に記載の管継手において、
前記内側円筒体が管継手本体に対してパイプ軸方向周りに回転可能となっており、
前記内側円筒体が第2の回転方向位置に到達したことを確認可能とする透明部材で前記外側円筒体の少なくとも一部ができており、
前記弾性体がバネでできており、
前記内側円筒体を第1の回転位置に保持するために、前記外側円筒体の一方の端部には前記弾性体の一方の端部と他方の端部を当該弾性体がバネ力付勢状態となるように保持する第1切欠き部及び第2切欠き部が備わるとともに、前記内側円筒体の一方の端部には前記弾性体の他方の端部を保持する切欠き部が形成され、
かつ前記内側円筒体を第2の回転位置に保持するために、前記外側円筒体には、第2切欠き部に隣接して前記弾性体がバネ力開放状態となる際に当該弾性体の他方の端部を保持する段部が形成され、かつ前記内側円筒体には前記外側円筒体の第1切欠き部に隣接して前記内側円筒体が第2の周方向回転位置に達する際に前記弾性体の一方の端部との干渉を防止する切欠き部及び当該一方の端部と係合する段部が形成されていることを特徴としている。
このような具体的構成を管継手が備えることで、管継手内のパイプの挿入確認を確実に行うことができるようになる。
また、本発明の請求項に記載の管継手は、請求項2に記載の管継手において、
前記管継手本体にはパイプ内に入り込む管部が形成され、前記管部の外周部にはパイプとの液密を保つ少なくとも1つのシール部材が備わり、前記管部と前記内側円筒体との間には前記管継手へのパイプ挿入に伴う当該パイプ先端によるシールの捲れを防止するシール捲れ防止用テーパ部が内周面に形成されたシール捲れ防止リングが備わっていることを特徴としている。
このようなシール捲れ防止リングを管継手が備えることで、管継手にパイプを挿入する際にシールの捲れを防止してシール性を確保できる。
また、本発明の請求項に記載の管継手の表示切り替え方法は、
管継手本体と、前記管継手本体に収容されパイプ軸方向周りに回転可能となった回転体と、前記回転体を前記管継手本体内において前記パイプ軸方向周り第1の回転位置と第2の回転位置に選択的に保持する弾性体を備えた管継手を用意し、
前記弾性体をパイプ軸方向第1の位置にとどめることで回転体を第1の回転方向位置にとどめるとともにこの状態にあることを表示し、
その後、前記パイプを前記管継手内に挿入することによって前記弾性体をパイプ軸方向第2の位置に移動させることで当該弾性体に付与した弾性復元力により前記回転体を第2の回転位置に回転させ、
前記回転体を第2の回転位置に回転させることで回転体が第2の回転方向位置に到達した表示に切り替えることを特徴としている。
弾性体の弾性復元力を利用して回転体を第1の回転方向位置から第2の回転方向位置に確実に移動させ、これによって回転体が第2の回転方向位置に到達した表示に切り替えることができる。
また、本発明の請求項に記載の管継手内へのパイプの挿入確認方法は、
請求項の管継手の表示切り替え方法を用いることで管継手内へのパイプの挿入確認を行うようにしたことを特徴としている。
弾性体の弾性復元力を利用して移動体(回転体)を第1の移動位置(回転方向位置)から第2の移動位置(回転方向位置)に確実に移動させ、これによって移動体(回転体)が第2の移動位置(回転方向位置)に移動したことを管継手外部から確認可能とすることで、管継手内のパイプの挿入確認を行うことができるようになる。
弾性体の弾性復元力を利用して回転体を第1の回転方向位置から第2の回転方向位置に確実に移動させ、これによって回転体が第2の回転位置に移動したことを管継手外部から確認可能とすることで、管継手内のパイプの挿入確認を行うことができる。
本発明によると、配管接続時のみでなく配管接続後にも、管継手に配管を完全に挿入接続したことを確実に確認できる管継手及び管継手の表示切り替え方法並びに管継手への配管の挿入確認方法を提供できる。
以下、本発明の一実施形態にかかる管継手について図面に基づいて説明する。本発明の一実施形態にかかる管継手1は、図1に示すように、管体10と外キャップ20からなる継手本体と、継手本体に収容された透明円筒体30及び表示用円筒体40と、透明円筒体30と外キャップ20とで保持された抜け止めリング50及びスペーサ60と、透明円筒体30及び表示用円筒体40によって保持された捩りバネ70と、表示用円筒体40と管体10との間に介装されたシール捲れ防止リング80を備えている。
管体10は、例えばNPb処理の施されたホウ金でできており、ここでは図示しないパイプに螺合接続される大径部11と、大径部11に隣接したフランジ部12と、フランジ部12に隣接して他方のパイプP内に入り込む小径部15とからなる。そして、フランジ部12と小径部15との間には透明円筒体30をネジ止め固定するためのネジ部13が形成されている。また、ネジ部13と小径部15との間に形成された段部14には表示用円筒体40が当接するようになっている。小径部15の先端側には周方向に二条の溝部16,17が形成され、この溝部16,17にO−リング90が嵌合されて二重シール部をなしている。
外キャップ20は例えば真鍮でできており、図2に示すように円筒形状を有し、周方向に対向する二箇所に確認窓21が形成されている。なお、この確認窓21は、パイプPが管継手1に完全に挿入したか否かの確認を行うためのものである。また、外キャップ20の一方の端部内周には管体10との接続用雌ネジ部22が形成されており、他方の端部には管継手1に挿入されるパイプPの外径とほぼ等しい内径を有する内向きフランジ部23(図1参照)が形成されている。
透明円筒体30は、例えば透明のアクリル樹脂でできており、図3に示すように一方の端部に捩りバネ70の一方の端部71と他方の端部72(図6参照)をバネ力付勢状態となるように保持する第1切欠き部31及び第2切欠き部32が備わっている。また、透明円筒体30の一方の端部には、第2切欠き部32に隣接して捩りバネ70がバネ力開放状態となった際に捩りバネ70の他方の端部72を保持する段部33が形成されている。また、透明円筒体30の他方の端部にはその内周部に表示用円筒体40の他方の端部を当接させてこれを保持する座部34が形成されている。
表示用円筒体40は、例えば摺動性に優れたPOM(ポリアセタール)でできており、図1に示すようにその両端部が外キャップ20の段部14と透明円筒体30の座部34との間で僅かな隙間を介して挟まれて透明円筒体内で周方向に回動自在となっている。表示用円筒体40の一方の端部には、図4に示すように、捩りバネ70の他方の端部72を保持する切欠き部42が形成されるとともに、透明円筒体30の第1切欠き部31に隣接した位置に、表示用円筒体40が第2の回転位置に達する際に捩りバネ70の一方の端部71との干渉を防止する幅広の切欠き部43及び一方の端部71と係合する段部43aが形成されている。なお、これら切欠き部42,43の切欠き深さは透明円筒体30の第1切欠き部31の切欠き深さとほぼ同じとなっている。
表示用円筒体40の外周部の周方向対向する位置には、図5(a)及び図5(b)に示すように、パイプPが管継手1に完全挿入されていないことを示すNGマーク45が周方向適当な角度A°をなしてマーキングされているとともに、このNGマーク45に周方向に隣接してパイプPが管継手1に完全挿入されたことを示すOKマーク46がマーキングされている。なお、このNGマーク45は、表示用円筒体40が透明円筒体30に対して図7に示す第1の回転位置にある場合に外キャップ20の確認窓21から目視可能となっている。また、OKマーク46は、表示用円筒体40が透明円筒体30に対して図8に示す第2の回転位置にある場合に外キャップ20の確認窓21から目視可能となっている。なお、図10は、管継手1から外キャップ20のみを外した半組付け状態を示す斜視図である。
本実施形態の場合、管体10と外キャップ20と透明円筒体30が一体化して組み付けられ、これらが管継手本体を構成するとともに、表示用円筒体40が移動体を構成している。
捩りバネ70は、例えばSUS304やSUS316などの耐食性に優れた材質でできており、コイル状に数回巻回されて両端部がバネ力付勢状態では図6(a)に示すように両端部が或る角度をなし、バネ力開放状態では、図6(b)に示すように、図6(a)に示した角度よりも大きな角度をなして外キャップ方向に向かって突出するようになっている。そして、捩りバネ70は、パイプ挿入前にはその一方の端部71が透明円筒体30の第1切欠き部31に係合し他方の端部72が透明円筒体30の第2切欠き部32に係合するとともに、他方の端部72が表示用円筒体40の切欠き部42に係合することで表示用円筒体40を図7に示す第1の回転位置に保持するようになっている。
捻りバネ70は、上記の図6(a),図6(b)に示した構造に用いることができれば、薄板状バネ等その他のバネであっても良い。
また、捩りバネ70は、管継手1へのパイプ挿入に伴ってパイプPが捩りバネ70をパイプ先端の挿入方向に押し込むことで捩りバネ70の他方の端部72を透明円筒体30の第2切欠き部32から押し出し、この他方の端部72が捩りバネの弾性復元力によって透明円筒体30の段部33まで瞬時に移動するようになっている。この際、表示用円筒体40はその切欠き部43に捩りバネ70の他方の端部72が係合したままとなっているので、透明円筒体30の第2切欠き部32からの捩りバネ70の係合解除に伴う弾性復元力によって透明円筒体内を周方向に回転し、捩りバネ70の他方の端部72が透明円筒体30の段部33に当接することで表示用円筒体40の回転が図8に示す第2の回転位置で停止するようになっている。なお、透明円筒体30の第1切欠き部31に対応する表示用円筒体40の切欠き部43はバネの復元力による回転角よりも幅広に形成されているので、表示用円筒体40の回転中に捩りバネ70との一方の端部71と干渉しないようになっている。
抜け止めリング50は、例えばSUS301バネ材、SUS304バネ材等でできており、図9に示すように、スペーサ60と摺動可能に接触するリング部51と、リング部51の内周縁部から内方に一定の角度をなして周方向全周に亘って突出する突出部52を有している。なお、突出部52には周方向所定間隔でスリット53が多数形成されており、突出部52のパイプ挿入に応じて押し拡げられてその内径が拡径し、パイプ挿入の支障とならないようにするとともに、一旦管継手1に挿入されたパイプPの抜け止めの役目を果たしている。なお、抜け止めリング50は、図1に示すように、そのリング部51がスペーサ60を介して外キャップ20の内向きフランジ部23と透明円筒体30の他方の端部とで挟まれて管継手内に保持されている。
スペーサ60は、例えば摺動性に優れたPOM(ポリアセタール)でできており、リング状をなし、パイプPが周方向に回転しながら管継手1に挿入された場合であっても、抜け止めリング50をこれに追従して周方向に回転させる役目を果たしている。
シール捲れ防止リング80は、例えば摺動性に優れたPOM(ポリアセタール)でできており、管継手へのパイプの挿入に伴って当該パイプ先端によるシールの捲れを防止するシール捲れ防止用テーパ部81(図13参照)がその内周面に形成されている。なお、シール捲れ防止リング80は、管継手にパイプを挿入する前には、管体10の端部側のO−リング90がシール捲れ防止用テーパ部81に接触することでパイプ先端の挿入方向の移動を規制し、抜け止めリング50の突出部52がシール捲れ防止リング80の端部に接触することでパイプ先端の挿入方向と逆方向の移動を規制している。
続いて、以上の構成を有する管継手1にパイプPを挿入する挿入手順及び管継手1にパイプPが完全に挿入したことを確認する挿入確認方法について説明する。
まず、上述した管継手1とこの管継手1に挿入するパイプPを準備する。なお、管継手1の大径部周囲の雄ネジ部には予め配管の雌ねじ部(図示せず)に螺合されて完全に接続されているものとする。
パイプPを管継手1の他方の端部(図1中右側端部)から挿入すると最初にパイプPの端部が抜け止めリング50の突出部52を押し拡げてシール捲れ防止リング80の端部に接触する。この際、抜け止めリング50の突出部52には周方向に多数のスリット53が形成されているので、パイプPは抜け止めリング50の突出部52を容易に押し拡げることができる。
パイプPの端部がシール捲れ防止リング80の端部に接触した後、更にパイプPを挿入すると、シール捲れ防止リング80のシール捲れ防止用テーパ部81がO−リング90を管体10の溝部16,17から捲ることなくO−リング90を圧縮してこれをパイプPの内周面に接するように導く。
更にパイプPを挿入すると、パイプPはシール捲れ防止リング80とともに表示用円筒体40の内周部に沿って管体10の段部14に向かって移動し、やがてはシール捲れ防止リング80の先端が捩りバネ70に達する。
捩りバネ70は、この段階では表示用円筒体40が透明円筒体30に対して第1の回転位置(図7参照)になるように表示用円筒体40及び透明円筒体30と係合している。具体的には、捩りバネ70は、その一方の端部が透明円筒体30の第1切欠き部31に係合し他方の端部72が透明円筒体30の第2切欠き部32に係合するとともに、他方の端部72が表示用円筒体40の切欠き部42に係合することで表示用円筒体40を透明円筒体30に対して第1の回転位置(図7参照)に保持している。
更にパイプPを挿入すると、シール捲れ防止リング80の端部が捩りバネ70をパイプ先端の挿入方向に押し込み、捩りバネ70が管体10の段部14に達する。この際、捩りバネ70は、管継手1へのパイプ挿入に伴ってパイプPが捩りバネ70をパイプ先端の挿入方向に押し込むことで捩りバネ70の他方の端部72が透明円筒体30の第2切欠き部32から外れる。これによって捩りバネ70の他方の端部72はその弾性復元力によって透明円筒体30の段部33に瞬時に移動する。この際、表示用円筒体40はその切欠き部43に捩りバネ70の他方の端部72が係合したままとなっているので、捩りバネ70の弾性復元力によって透明円筒体30を周方向に回転させる。そして、捩りバネ70の他方の端部72が透明円筒体30の段部33に当接することで表示用円筒体40の回転を透明円筒体30に対して第2の回転位置(図8参照)で停止させる。なお、透明円筒体30の第1切欠き部31に対応する表示用円筒体40の端部には表示用円筒体40の回転中に捩りバネ70との干渉を防止する切欠き部43が形成されているので、捩りバネ70の一方の端部71が表示用円筒体40の回転を妨げることなく、捩りバネ70の一方の端部71は表示用円筒体40の段部43aに当接する。
このようにして表示用円筒体40が透明円筒体30に対して回転方向第2の回転位置(図8参照)まで達して止まることで、外キャップ20の確認窓21を介して表示用円筒体40にマーキングされたOKマーク46が外部から目視可能となる。すなわち、表示用円筒体40が第1の回転位置(図7参照)にある際の捩りバネ70の付勢状態が、第2の回転位置(図8参照)に至るまで一気に解除することにより表示用円筒体40のマーキングが外キャップ20の確認窓21を介してNGマーク45からOKマーク46に一瞬に変わる。このように挿入完了のマーキングに一瞬にして切り替わることで、パイプPが管継手1に完全に挿入できたことを作業者に強く印象づける。これによって、従来例のマーキング同士が接近していくような方法のようなパイプと管継手との中途半端な接続作業で終わらすおそれがない。
これに加えて、表示用円筒体40が第2の回転位置に至る際に捩りバネ70の他方の端部72が透明円筒体30の段部33に勢い良く当たることで発する確認音を作業者は聞くことができるので、パイプPが管継手1に完全に挿入した瞬間を作業者は目視だけでなく耳でも確認できる。
これに加えて、家屋に配設した各パイプの各管継手への接続作業を全て終了した後に各パイプPの管継手1へのパイプ挿入状態を最終的に確認する際、外キャップ20の確認窓21からOKマーク46を目視するだけで確認できるので、パイプと管継手とが薄暗い天井裏や床下に配設されていても従来に比べて確認作業が格段にやり易くなる。この場合、蛍光塗料や反射材を使用してマーキングすると更に効果を増すことができる。
このようにしてパイプPの管継手1への挿入作業と挿入確認作業を完了する。なお、パイプPの管継手1への挿入に伴い、抜け止めリング50の突出部52がパイプPの外周にくい込んでいることによって、パイプPは管継手1から簡単に抜けることがない。
図15はこのような管継手を複数(図15では2個)設けたヘッダー100の斜視図である。この場合、耐食性金属でできた細長のヘッダー本体110の両端に水道水の配管(図示せず)を接続し、ヘッダー本体110の2カ所の管継手取付け部111,112にそれぞれ管継手1をネジ止め固定する。そして、上述したような手順によって管継手1にパイプPを挿入し、管継手1にパイプPが完全に挿入された状態を表示用円筒体40が回転してOKマークが出ることで確認できるようになっている。このようにして、1つの水道水の配管から複数の管継手を介して各パイプに水道水を分配供給することが可能となる。
なお、上述の実施形態では透明円筒体30が外キャップ20及び管体10に固定され、透明円筒体30の内側にある表示用円筒体40が透明円筒体30に対して周方向に回転するようになっていた。しかしながら、必ずしもこの構成に限定されず、内側にある表示用円筒体を外キャップ及び継手本体に対して固定して固定円筒体とし、外側にある透明円筒体に固定円筒体の逃げ部を介して捩りバネの端部が係合するようにしても良い。この場合、外側の透明円筒体が表示円筒体としての役目を果たすようになり、この捩りバネの付勢力開放時を介して外側の透明円筒体を固定円筒体に対して回転させるようになる。この場合、外側の透明円筒体の周方向適所にOKマークとNGマークを付して、パイプ挿入度合いに応じて外キャップ20の確認窓21にOKマーク又はNGマークが選択的に表示されるようにする。
なお、内側の円筒体を固定円筒体とすることで、パイプ挿入時にパイプ挿入角度が若干ずれても、外側の透明円筒体の回転を阻害せず滑らかに回転させることができるようになる。
また、必ずしも本実施形態のように、表示用円筒体と透明円筒体の二重構造にする必要はなく、周方向にNGマークとOKマークが異なる角度位置で形成された単体の円筒体が外キャップ及び継手本体に対してパイプ先端のパイプ軸方向周りに回転可能とし、パイプの挿入度合いに応じてこのNGマークとOKマークが外キャップの確認窓に選択的に表示されるようにしても良い。
また、表示用円筒体に表示されたNGマークやOKマークは表示用円筒体自身にマーキングされる代わりに表示用円筒体にこのようなマークを記載したシールを張ったものであってもかまわない。
また、本発明の作用を発揮するものであれば、上述した表示用円筒体の代わりに様々な形状の移動体を管継手内に収容してパイプ挿入完了のみを管継手外部に知らせることが可能であるので、上述した確認マーキングの付されたものは必ずしも円筒体に限るものではない。
また、上述の実施形態で記載した材質はあくまで例示的に示したもので、本発明の作用を発揮する材質であればどのようなものを使用しても構わない。
本発明の一実施形態にかかる管継手をこれに挿入するパイプとともに長手方向に沿って切断して示す断面図である。 図1に示した管継手の外キャップを示す斜視図である。 図1に示した管継手の透明円筒体を示す斜視図である。 図1に示した管継手の表示用円筒体を示す斜視図である。 図4に示した表示用円筒体のマーキングを示す端面図(図5(a))及び側面図(図5(b))である。 図1に示した管継手の捩りバネがバネ力付勢状態(図6中上側)からバネ力開放状態(図6中下側)に変化するまでを示した斜視図である。 図1に示した管継手の表示用円筒体が第1の回転位置にある状態を透明円筒体及び捩りバネとともに示す斜視図である。 図1に示した管継手の表示用円筒体が第2の回転位置にある状態を透明円筒体及び捩りバネとともに示す斜視図である。 図1に示した管継手の抜け止めリングを示す斜視図である。 図1に示した管継手の外キャップを取り外した状態で示す斜視図である。 図1に示した管継手にパイプを挿入する直前の状態を示した斜視図である。 図1に示した管継手にパイプを若干挿入した状態を長手方向に沿って切断して示す断面図である。 図12に続いてパイプを管継手に完全に挿入した状態を長手方向に沿って切断して示す断面図である。 図13に対応した状態を示す斜視図である。 本発明の管継手を複数設けたヘッダーの斜視図
符号の説明
1 管継手
10 管体
11 大径部
12 フランジ部
13 ネジ部
14 段部
15 小径部
16,17 溝部
20 外キャップ
21 確認窓
22 雌ネジ部
23 フランジ部
30 透明円筒体
31 第1切欠き部
32 第2切欠き部
33 段部
34 座部
40 表示用円筒体
42,43 切欠き部
43a 段部
45 NGマーク
46 OKマーク
50 抜け止めリング
51 リング部
52 突出部
53 スリット
60 スペーサ
70 捩りバネ
71 一方の端部
72 他方の端部
80 シール捲れ防止リング
81 シール捲れ防止用テーパ部
90 O−リング
100 ヘッダー
110 ヘッダー本体
111,112 管継手取付け部
P パイプ

Claims (5)

  1. 管継手本体と、前記管継手本体に収容されパイプ軸方向周りに回転可能となった回転体と、前記回転体を前記管継手本体内において前記パイプ軸方向周り第1の回転位置と第2の回転位置に選択的に保持する弾性体を備えた管継手であって、
    前記弾性体をパイプ軸方向第1の位置にとどめることで前記回転体を第1の回転方向位置にとどめるとともに、前記パイプを前記管継手内に挿入することによって前記弾性体をパイプ軸方向第2の位置に移動させることで前記弾性体に付与した弾性復元力により前記回転体を第2の回転方向位置に回転させるようになっており、
    前記回転体が外側円筒体と、当該外側円筒体の内周面に外周面が周方向に回転可能に摺接した内側円筒体とからなり、前記弾性体のパイプ軸方向位置に応じて前記内側円筒体又は外側円筒体の何れか一方が前記管継手本体に対して前記パイプ軸方向周りに回転可能となっており、
    前記内側円筒体又は外側円筒体の何れか一方が第2の回転位置に達したことを前記管継手外部から確認可能とすることで、管継手内へのパイプの挿入確認を可能にしたことを特徴とする管継手。
  2. 前記内側円筒体が管継手本体に対してパイプ軸方向周りに回転可能となっており、
    前記内側円筒体が第2の回転方向位置に到達したことを確認可能とする透明部材で前記外側円筒体の少なくとも一部ができており、
    前記弾性体がバネでできており、
    前記内側円筒体を第1の回転位置に保持するために、前記外側円筒体の一方の端部には前記弾性体の一方の端部と他方の端部を当該弾性体がバネ力付勢状態となるように保持する第1切欠き部及び第2切欠き部が備わるとともに、前記内側円筒体の一方の端部には前記弾性体の他方の端部を保持する切欠き部が形成され、
    かつ前記内側円筒体を第2の回転位置に保持するために、前記外側円筒体には、第2切欠き部に隣接して前記弾性体がバネ力開放状態となる際に当該弾性体の他方の端部を保持する段部が形成され、かつ前記内側円筒体には前記外側円筒体の第1切欠き部に隣接して前記内側円筒体が第2の周方向回転位置に達する際に前記弾性体の一方の端部との干渉を防止する切欠き部及び当該一方の端部と係合する段部が形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の管継手。
  3. 前記管継手本体にはパイプ内に入り込む管部が形成され、前記管部の外周部にはパイプとの液密を保つ少なくとも1つのシール部材が備わり、前記管部と前記内側円筒体との間には前記管継手へのパイプ挿入に伴う当該パイプ先端によるシールの捲れを防止するシール捲れ防止用テーパ部が内周面に形成されたシール捲れ防止リングが備わっていることを特徴とする、請求項2に記載の管継手。
  4. 管継手本体と、前記管継手本体に収容されパイプ軸方向周りに回転可能となった回転体と、前記回転体を前記管継手本体内において前記パイプ軸方向周り第1の回転位置と第2の回転位置に選択的に保持する弾性体を備えた管継手を用意し、
    前記弾性体をパイプ軸方向第1の位置にとどめることで前記回転体を第1の回転方向位置にとどめるとともにこの状態にあることを表示し、
    その後、前記パイプを前記管継手内に挿入することによって前記弾性体をパイプ軸方向第2の位置に移動させることで当該弾性体に付与した弾性復元力により前記回転体を第2の回転位置に回転させ、
    前記回転体を第2の回転位置に回転させることで回転体が第2の回転方向位置に到達した表示に切り替えることを特徴とする管継手の表示切り替え方法。
  5. 請求項4の管継手の表示切り替え方法を用いることで管継手内へのパイプの挿入確認を行うようにしたことを特徴とする管継手内へのパイプの挿入確認方法。
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