JP5346273B2 - 配管表示体 - Google Patents
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更に、外管が外面の平坦な直状管である場合には、諸事項が印刷された表示シールが直接直状管の外面に貼着されることもある。
この種の配管表示体に関する技術は、例えば、特許文献1に掲載されている。
即ち、まず、配管表示体が、図16に示した、断面略C字状に形成されて鞘管の外面に弾性的に嵌着し係止突条72が鞘管の外面の凹部に嵌入して取着されるものである場合は、断熱発泡体からなる保護管の外面上をずれ易く、場合によっては保護管から外れることがある。これは、断熱発泡体からなる保護管の外面には係止突条が嵌入したり係止する部分が形成されていないことや、配管表示体の開口が弾性的に左右に拡開した後弾性復帰により嵌着されるだけで取着されているとともに、保護管自体も断熱発泡体で形成されているために伸縮性があり、両側方から押圧されたりすると偏平に変形し易いなど、配管表示体の保持状態が不安定で抜止力が小さいことなどに起因する。
そして、表示シールの場合は、断熱発泡体からなる保護管の外面は、表面の汚れを防止したり皺を目立たなくするためにシボ加工が施されて細かい凹凸面となっていることが多く、密着性、接着性の点で不十分であるため、保護管の外面には貼着できなかったり、貼着できても剥がれ易いという不具合がある。
そして、特に、取付け後は、突刺部が外管の周壁に突き刺されるので、配管表示体が外管の外面上を長手方向等にずれたり、更には外管から外れたりするのを確実に防止することができる。
まず、本発明の第一実施形態の配管表示体を図1乃至図7に基づいて説明する。ここで、図1は配管表示体が外管に取着された状態を示す斜視図であり、図2はその分解斜視図である。
継手11は、水栓、給湯器等の各種設備、機器や複数の通水管等が分岐するヘッダーなどの配管接続部に螺着される、雄ねじで形成された螺着部12と、中間部に形成された六角ナット状の鍔部13と、前記螺着部12とは反対側にあって二重管が接続される受口14側に形成された内側筒部15及び外側筒部16とで構成されている。内側筒部15及び外側筒部16はそれぞれ円筒状に形成され、間隔をおいて同心状に配設されており、内側筒部15と外側筒部16との間に形成された隙間に内管21が挿入できるようになっている。継手11は金属材からなり、切削加工等によって形成することができる。
次に、上記のように構成された配管表示体1Aの外管31への取付けについて説明する。
まず、配管表示体1Aの取付けに先立ち、継手11に二重管を接続する。その際、内管21は継手11の受口14側から内側筒部15と外側筒部16との隙間に挿入することにより内側筒部15に接続することができる。その後、外管31を外側筒部16に外挿し接続する。なお、内管21の接続後は、その内面に内側筒部15のパッキング15dが密接して内部の流体が洩出するのが防がれるとともに、内側筒部15のロックリング15eの爪が内面に掛止して内管21が継手11から抜け外れるのが防止される。図5は継手11に二重管を接続した状態を示す。
次に、第一実施形態の配管表示体1Aの作用を説明する。
配管表示体1Aは、突刺部3を外管31の外周33から断熱発泡材からなる周壁32に突き刺すだけでピン体4が周壁32内に埋設され周壁32に掛止するので、ワンタッチ操作で簡単かつ楽にそして強固に外管31に抜止め状態に取着することができる。
加えて、配管表示体1Aの突刺部3は、一対のピン体4,4からなり、両側において周壁32に突刺されるから、配管表示体1Aは外管31に安定した状態で取着される。
次に、本発明の第二実施形態の配管表示体を図8乃至図11に基づいて説明する。
第二実施形態の配管表示体は、表示部が平板状に形成されており、また、突刺部が外管の周壁を貫通して内部の継手の被係止部に直接係止することにより外管が継手から抜け外れるのを防止する機能も有する。
配管表示体1Bは、突刺部3を外管31の外面33から継手11の外側筒部16の凹部17aに向けて突き刺し、一対のピン体4,4を外管31の周壁32の内部空間まで貫通させるが、このとき、継手11の外側筒部16には外管31が継手11の鍔部13の下面13cに先端面が当接する位置まで外挿されていて、突刺部3の係止箇所である外側筒部16の凹部17aの位置を外管31の外側から目視で確認できないから、突刺部3の突き刺しの前に、外管31の外面33に配管表示体1Bのピン体4の突き刺す位置を設定する位置合わせを行なう必要がある。
そして、同時に、突刺部3が外管31の周壁32を貫通して内部の継手11の凹部17aに直接係止するので、外管31が継手11から抜け外れるのも確実に防止される。
また、一対のピン体4,4を突き刺す前に、別の穿設部材或いは穿設工具を使用して予め外管31の周壁32に小孔を形成してから、一対のピン体4,4を突き刺してもよい。
次に、本発明の第三実施形態の配管表示体を図12及び図13に基づいて説明する。
第三実施形態の配管表示体は、断熱発泡体からなる外管、及び別の外管である、外面に凹部と凸部とが交互に形成された鞘管に保持される保持部を更に備え、突刺部が、この鞘管の凹部に嵌入するものである。
このように形成された配管表示体1Cは、フランジ45を継手11の外面に設けられた係合凹部13gに係合させつつヒンジ46を軸に一対の半割体41,41を回動して閉じ、一方の半割体41の掛止爪48を他方の半割体41の係止孔49aに挿通して係止させることにより、継手11に保持される。そして、これに伴い、配管表示体1Cは、自ずと多数のピン体47が外管31の周壁32に突き刺さって外管31の外面33に取着される。このとき、ピン体47は突き刺す際の押付け圧が外管31の周壁32を介して継手11の外側筒部16の外面16dによって受け止められるので、周壁32の奥部まで確実に突き刺すことができる。ピン体47の突き刺しにより、配管表示体1Cが外管31の外面33に取着されるとともに、外管31の外面33上を長手方向等にずれたり更には外管31から外れるのが確実に防止される。
この第三実施形態の配管表示体1Cは、特に、断熱発泡体からなる外管31の他に、図13に示す、保護管であって外面52に凸部53と凹部54とが交互に形成された鞘管51からなる外管にも取着することが可能であり、取着後には、鞘管51に対して位置ずれしたり鞘管51から外れたりするのを防止することができる。
次に、本発明の第四実施形態の配管表示体を図14に基づいて説明する。
第四実施形態の配管表示体は、第三実施形態の配管表示体1Cと同様に、突刺部が鞘管51の凹部54に嵌入するが、断熱発泡体からなる外管31及び鞘管51に保持される部分の形態等が第三実施形態の配管表示体1Cと異なる。
ところで、上記第一実施形態では、配管表示体1Aの表示部2は、所定曲率の円弧板状に形成され、第二実施形態では、配管表示体1Bの表示部2は、矩形平板状に形成されているが、互いにその逆に、配管表示体1Aの表示部2は矩形平板状に、配管表示体1Bの表示部2は所定曲率の円弧板状に形成してもよい。
そして、上記第一及び第二実施形態のピン体4は、外管31からの抜け止めのため、それぞれの側面に、外方に鈎状に突出する1個の掛止爪5が設けられているが、側面を、多数の鈎状歯を備えた鋸歯の形状などに形成することもできる。
加えて、上記第三実施形態の突刺部43たるピン体47は、各半割体41に所定の配置で多数突設されているが、例えば、各半割体41に1個ずつ設けてもよく、その数は特に問わない。
更に、上記第一及び第二実施形態の表示部2は、正面視矩形状に形成されているが、他の六角形状、楕円形状等任意の形状とすることができる。
また、本発明は、配管表示体が継手11に接続される外管31の端部に取着されるものを示しているが、他の接続具に接続される外管31の任意の箇所に取着する場合にも同様に適用し得る。
2,42,62 表示部
3,43,63 突刺部
4,47,68 ピン体(突刺部)
5 掛止爪(抜止部)
21 内管
31 外管
32 周壁
33 外面
44 保持部
51 鞘管
53 凸部
54 凹部
Claims (7)
- 断熱発泡体からなる外管の内部に可撓性を有する内管が挿通された二重管の該外管の外面に取付けられる配管表示体であって、
諸事項が表示される表示部と、
前記外管の外面に外側から強制的に差し込まれる突刺部と
を備えたことを特徴とする配管表示体。 - 前記突刺部は、前記外管の外面に差し込まれた後、該外管の周壁に掛止し抜け止めされて前記表示部を該外管の外面に取付け可能とする抜止部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の配管表示体。
- 前記突刺部は、一対のピン体で形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の配管表示体。
- 前記表示部は、外径の異なる複数の前記外管に対応する曲率の円弧面に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の配管表示体。
- 前記表示部は、前記外管の外面に沿う円弧形状に自在に変形可能に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の配管表示体。
- 前記表示部を外管の外面に配置すべく、該外管の外面を保持する保持部を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の配管表示体。
- 前記保持部は、別の外管である、外面に凸部と凹部とが交互に形成された鞘管の該外面をも保持可能であるとともに、前記突刺部は、前記保持状態において前記鞘管の凹部に嵌入することを特徴とする請求項6に記載の配管表示体。
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