JP2004360713A - ガスコック - Google Patents
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Abstract
【解決手段】弁箱1内に弁体6が配置され、弁箱1の一部にガスを供給するフレキシブルチューブ用の継手部3が、他部にガスを導出するための管4の継手部5がそれぞれ設けられ、ガスを導出するための管4の継手部5が弁箱1本体に対して相互に軸芯回りに回転自在とされた弁において、フレキシブルチューブ用の継手部3外周が工具に対する引掛かり部の無い滑らかな円周外周面25とされてなる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガスコックに関する。
【0002】
【従来の技術】
ガス管路に設けられるガスコックとして、図4に示すようなガスコックが知られている。即ち、金属製の弁箱1の一端部にガスを供給するフレキシブル管2の継手部3が、また弁箱1の他端部にガスを導出する管4のためのねじ継手用の継手部5がそれぞれ設けられ、弁箱1内部に円錐コックなどの金属製の弁体(図示せず)が設けられ、この弁体から弁箱1を貫通して弁箱1の外部に弁棒7を突出し、外部から弁体を回転させることができるようにされている(例えば特許文献1)。
【0003】
なお、上記において円錐コックにかえてボール式の弁体としたものも使用されている。
ところで、このようなガスコック8では、弁箱1にガスを供給する側の継手部3はコルゲート管を用いたフレキシブル管が接続されるので継手部3の構造が特殊かつ複雑な構造とされ、ガスを導出する管の継手部5とは異なった構造とされている。
【0004】
一方、弁箱1からガスを導出する管4は家庭内などで利用されるガス器具側となるので、種々のガス管に容易に接続可能な継手部とされ、回転筒19を回転させることでねじによる接続ができるようにされたものが知られている。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−181207号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記ガスコックに接続したガス器具を取り外す場合、通常は回転筒19側を緩み側へ回転させるのであるが、従来のガスコックでは、フレキシブル管2を接続した側の筒状本体10外面にも六角ナット状の工具引っ掛かり面22が形成されていたため、錯誤によりこちら側の工具引っ掛かり面22に工具をかけて回転してしまう場合があり、無理なひねり力をフレキシブル管2の外面に加えることによりフレキシブル管2の接続シール性に悪影響を及ぼし、ガス漏れ事故を発生させる問題があった。
【0007】
また、従来ではこのような問題を解消するため接続する場合の工具を使用する側を注意表示したバンド23(注意表示の内容は図示省略)を取付けることによって、作業者に対し注意喚起していたが、ガスコックを製造する段階で、バンド23を用意しこれを取り付ける作業が必要となるなどコストがかかっていた問題があった。
【0008】
この発明は、上記問題を解消し、錯誤によりフレキシブル管側の止輪を回転操作してしまうのをバンド等を用いることなく、確実に防止することを課題としてなされたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため請求項1のガスコックは、弁箱内に弁体が配置され、弁箱の一部にガスを供給するためのフレキシブルチューブ用の継手部が、他部にガスを導出するための管の継手部がそれぞれ設けられ、前記ガスを導出するための管の継手部が前記弁箱本体に対して相互に軸芯回りに回転自在とされた弁において、前記フレキシブルチューブ用の継手部外周が工具に対する引掛かりの無い滑らかな円周外周面とされてなることを特徴とするものである。
【0010】
このような構成であると、弁箱にガスを供給するためのフレキシブル管の継手部側には工具の掛けようが無いので、フレキシブル管の継手部側を錯誤により回転させ、これに起因してガス漏洩を発生させてしまうといった事故は確実に防止できるのである。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の形態のガスコックの要部破断側面図、図2は図1の左側から見た正面図、図3は図1の右側から見た背面図を示す。
【0012】
弁箱1は、真鍮などの金属材料にて形成されており、円錐状の弁体6が弁箱1内に形成されたガス通路9に対し直交する姿勢で取り付けられている。
円錐状の弁体6には、ガス通路9と連通する貫通孔6aが穿設され、弁箱1外に突出された弁棒7により開閉方向に自在に回転させることが出来るように構成されている。なお、24は弁棒7に取付けられたハンドルを示す。
【0013】
この弁箱1の一部、即ちガス通路9の一端部にガスを供給するフレキシブル管2用の継手部3が設けられ、他部、即ちガス通路9の他端部に、ガスを導出する管4のためのねじ継手用の継手部5が設けられている。
【0014】
フレキシブル管2用の継手部3の構造は、従来と同様であるが、例えば、継手部3は、弁箱1に形成された筒状本体10に、環状の耐火パッキン11、環状のシール材12をこの順で挿入し、挿入されるフレキシブル管2(図4参照)の外周に嵌合して抜け出し防止を図るリテーナ13を挿入したあと、止輪14を嵌着し、断面T字状パッキン15のひれ部によりフレキシブル管の外皮との間をシールするようにし、先端部分にコルゲート管を露出させたフレキシブル管2(図4参照)を奥方へと挿入するだけで接続が出来るようにされている。
【0015】
他端側のガスを導出する管4のためのねじ継手用の継手部5も、従来と同様の構造とされ、例えば、弁箱1に設けた筒部16に耐火パッキン17、シールパッキン18を介挿して筒状の回転筒19を外嵌し、回転筒19内面に形成したフランジ部19aを筒部16の段部に当接させて位置決めし、さらに段部にはめ込んだCリング19bで筒部から抜け出ないようにしつつ、筒部16外周に沿って相対回転できるようにし、雌ねじ部21にガス器具側に設けた接続具をねじ嵌合するようにされている。
【0016】
上記構成において、ガス通路9の一端部にガスを供給するフレキシブル管2用の継手部3の外周が、スパナやレンチなどのねじ締め用の工具(図示せず)に対する引っ掛かりの無い滑らかな円周外周面25とされて構成されている。
【0017】
従って、ガスを供給するフレキシブル管2をこの発明のガスコックの一端部の継手部3に取り付け、さらにガスコックの他端のガス排出用管の継手部5にガス器具用のガス管を接続しあるいは取り外す場合、ガス供給管側の継手部3外周が滑らかな円周外周面25とされているので、経験者であれば円周外周面側を間違っても工具で回転させることはなく、また、仮に工具をあてがって回転させようとしても工具が滑って弁体に無理な回転力が作用することが防止される。
【0018】
従って、フレキシブル管を接続した側の継手部の無理な回転によるガス漏洩を防ぐことができる。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したようにこの発明のガスコックは、フレキシブル管用の継手部の外周が、スパナやレンチなどのねじ締め用の工具(図示せず)に対する引っ掛かりの無い滑らかな円周外周面とされているので、一見すれば回転させる部位で無いことが看取でき、錯誤によって工具を掛けてしまうことも無く、また仮に工具を掛け回転力を与えても、工具は滑らかな円周外周面に沿って滑り移動するだけであるので、フレキシブル管の接合継手部に無理な回転力が作用せず、漏洩も未然に防止できるのである。
【0020】
さらに、注意書きを表面に標記したバンドなどを用いて注意喚起する必要もないので、製造時のバンドの準備、取付け作業が一切不要となるのでコストダウンにもなる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のガスコックの要部断面図である。
【図2】図1の右側から見た正面図である。
【図3】図1の左側から見た背面図である。
【図4】従来のガスコックの一部破断側面図である。
【符号の説明】
1 弁箱
2 フレキシブル管
3 フレキシブル管用継手部
4 ガスを導出するための管
5 ガスを導出するための管の継手部
6 弁体
6a 貫通孔
7 弁棒
9 ガス通路
25 引っ掛かりの無い滑らかな円周外周面
Claims (1)
- 弁箱内に弁体が配置され、弁箱の一部にガスを供給するためのフレキシブルチューブ用の継手部が、他部にガスを導出するための管の継手部がそれぞれ設けられ、前記ガスを導出するための管の継手部が前記弁箱本体に対して相互に軸芯回りに回転自在とされた弁において、前記フレキシブルチューブ用の継手部外周が工具に対する引掛かりの無い滑らかな円周外周面とされてなることを特徴とするガスコック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003156085A JP2004360713A (ja) | 2003-06-02 | 2003-06-02 | ガスコック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003156085A JP2004360713A (ja) | 2003-06-02 | 2003-06-02 | ガスコック |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004360713A true JP2004360713A (ja) | 2004-12-24 |
Family
ID=34050270
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003156085A Pending JP2004360713A (ja) | 2003-06-02 | 2003-06-02 | ガスコック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004360713A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102913673A (zh) * | 2012-10-19 | 2013-02-06 | 普鲁卡姆电器(上海)有限公司 | 一种风门可调双气源燃气阀 |
US9739389B2 (en) | 2011-04-08 | 2017-08-22 | David Deng | Heating system |
US9752782B2 (en) | 2011-10-20 | 2017-09-05 | David Deng | Dual fuel heater with selector valve |
US10073071B2 (en) | 2010-06-07 | 2018-09-11 | David Deng | Heating system |
US10222057B2 (en) | 2011-04-08 | 2019-03-05 | David Deng | Dual fuel heater with selector valve |
-
2003
- 2003-06-02 JP JP2003156085A patent/JP2004360713A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US10073071B2 (en) | 2010-06-07 | 2018-09-11 | David Deng | Heating system |
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CN102913673A (zh) * | 2012-10-19 | 2013-02-06 | 普鲁卡姆电器(上海)有限公司 | 一种风门可调双气源燃气阀 |
CN102913673B (zh) * | 2012-10-19 | 2015-08-05 | 普鲁卡姆电器(上海)有限公司 | 一种风门可调双气源燃气阀 |
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