JP5248275B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫 Download PDF

Info

Publication number
JP5248275B2
JP5248275B2 JP2008294373A JP2008294373A JP5248275B2 JP 5248275 B2 JP5248275 B2 JP 5248275B2 JP 2008294373 A JP2008294373 A JP 2008294373A JP 2008294373 A JP2008294373 A JP 2008294373A JP 5248275 B2 JP5248275 B2 JP 5248275B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ozone
refrigerator
cold air
ozone generator
specific space
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008294373A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010121821A (ja
Inventor
英司 品川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Lifestyle Products and Services Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Consumer Electronics Holdings Corp
Toshiba Home Appliances Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Consumer Electronics Holdings Corp, Toshiba Home Appliances Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2008294373A priority Critical patent/JP5248275B2/ja
Publication of JP2010121821A publication Critical patent/JP2010121821A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5248275B2 publication Critical patent/JP5248275B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Description

本発明は、冷蔵庫に関し、特にオゾン発生装置で生成したオゾンにより貯蔵室を消臭および除菌する冷蔵庫に関する。
従来、冷蔵庫の貯蔵室に貯蔵された食品の長期保存を目的として、種々の細菌に対する除菌が要求されている。近年では、高い酸化作用を有し、幅広い細菌に対して除菌および不活性作用を有するオゾンが除菌剤として注目されている。そこで、冷蔵庫の貯蔵室には、高電圧放電によってオゾンを発生するオゾン発生装置が設けられている(特許文献1、2参照)。一方、オゾン発生装置から発生するオゾンは、濃度が高くなると人体に影響を及ぼすおそれがある。そのため、オゾン発生装置は、オゾン発生部とともにオゾン分解フィルタを有し、貯蔵室内のオゾンをオゾン分解フィルタで分解することにより、貯蔵室へのオゾンの堆積を回避している。
特許第3754601号明細書 特開2008−36168号公報
しかしながら、貯蔵室の除菌のためにオゾン発生装置から生成したオゾンを貯蔵室に放出し、オゾンの濃度を一定の期間維持した後、迅速に分解させることは困難である。そのため、従来の構成のままでは、オゾンを利用したより強力な除菌は困難であるという問題がある。
そこで、本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、オゾン発生装置から高濃度のオゾンを生成しつつ、迅速に分解させることにより、除菌能力を高めつつ安全性が確保される冷蔵庫を提供することにある。
上記の課題を解決するために本発明の冷蔵庫は、貯蔵室を形成する本体と、送風ファンおよび熱交換器を有し、前記送風ファンを駆動することにより前記貯蔵室に冷気の循環経路を形成する冷気循環手段と、前記冷気循環手段が形成する前記循環経路の途中に設けられ、オゾンを発生するオゾン発生部および前記循環経路における前記冷気の循環方向において前記オゾン発生部の下流側に位置するオゾン分解フィルタを有し、前記オゾン発生部で発生したオゾンにより前記貯蔵室を脱臭および除菌するオゾン発生装置と、を備える冷蔵庫において、前記送風ファンを制御することにより、前記オゾン発生部から前記貯蔵室の一部である特定空間へオゾンを供給するとき前記送風ファンによる送風を停止または低速で行なうことにより前記オゾン発生部で発生したオゾンの前記特定空間への対流による拡散を促すとともに、前記特定空間から前記オゾン分解フィルタへオゾンを回収するときオゾンを供給するときと比較して前記送風ファンによる送風を強め前記特定空間におけるオゾンを含む空気の流れを強めるように、前記オゾン発生部と前記特定空間との間のオゾンの流れが制御されることを特徴とする。

上記の構成により、本発明の冷蔵庫は、送風ファンの制御によって、オゾン発生部から貯蔵室の特定空間へのオゾンの流れが制御される。例えば特定空間へオゾンを供給するとき、送風ファンによる送風を停止または低速で行うことにより、オゾン発生装置から発生したオゾンは自然対流によって特定空間に拡散する。一方、特定空間に供給されたオゾンを分解させるとき、送風ファンを高速で送風することにより、オゾンと本体の壁面などと接触しやすくなり、オゾンの分解が促進される。したがって、オゾン発生装置から高濃度のオゾンを生成しつつ、迅速にオゾンを分解することができ、除菌能力の向上と安全性の確保とを両立することができる。
以下、本発明による冷蔵庫の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、複数の実施形態において実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態による冷蔵庫を図1に示す。冷蔵庫10は、本体11、冷気循環部12、オゾン発生装置13および制御装置14を主に備えている。本体11は、前方が開口した箱状であり、内部に冷蔵室15、切替室16および冷凍室17などを形成している。冷蔵庫10は、図1における左方が前方であり、右方が後方である。第1実施形態の場合、冷蔵室15は、特許請求の範囲の貯蔵室に相当する。冷蔵庫10は、本体11が形成する冷蔵室15、切替室16および冷凍室17を形成する前面を開閉する扉を有している。具体的には、冷蔵庫10は、冷蔵室15を開閉する冷蔵扉21、切替室16を開閉する切替扉22および冷凍室17を開閉する冷凍扉23を備えている。冷蔵扉21は、図示しないヒンジ部を回転中心として冷蔵室15の前方を開閉する。切替室16および冷凍室17には、それぞれ切替容器24および冷凍容器25が収容されている。切替容器24は、切替室16を開閉する切替扉22とともに冷蔵庫10の前後へ移動する。同様に、冷凍容器25は、冷凍室17を開閉する冷凍扉23とともに冷蔵庫10の前後へ移動する。
冷蔵庫10は、冷蔵室15の内部を仕切る複数の仕切板31〜35を有している。仕切板31〜35は、冷蔵室15を複数の空間に仕切っている。また、冷蔵扉21の冷蔵室15側には、冷蔵扉21とともに移動する複数のドアポケット36〜38が設けられている。ドアポケット36〜38は、冷蔵扉21の内側に上下に複数設けられている。仕切板34と仕切板35との間には、卵容器39が設けられている。さらに、仕切板35の下方には、野菜容器41が設けられている。卵容器39および野菜容器41は、冷蔵庫10の前後へ移動可能である。野菜容器41は、特許請求の範囲の特定空間に相当する野菜室42を形成している。
冷気循環部12は、送風ファン51および熱交換ユニット52を有している。送風ファン51は、制御装置14からの通電により回転し、冷蔵室15内に冷気の流れを形成する。熱交換ユニット52は、コンプレッサ53および熱交換器としてのエバポレータ54を有している。送風ファン51は、冷蔵室15の上方に設けられており、エバポレータ54および冷蔵室15の各仕切板31〜35の間を経由する冷気の流れを形成する。エバポレータ54は、冷蔵室15の背面側に設けられている背面カバー55と本体11との間に形成される背面通路56に配置されている。この背面カバー55と本体11との間に形成される背面通路56、および冷蔵室15の各仕切板31〜35の間に形成される空間は、図1の矢印で示すように冷気が循環する循環経路を形成している。冷気は、送風ファン51による送風および温度差による自然対流によって循環経路を循環する。
冷気循環部12は、野菜容器41の背面側に設けられている冷却板57を有している。冷却板57は、コンプレッサ53から吐出された冷媒の一部が供給される。これにより、冷却板57は、野菜容器41を直接冷却する。コンプレッサ53は、本体11の下方背面側に配置されている。制御装置14は、本体11の背面側に収容されている。制御装置14は、例えばCPU、ROMおよびRAMを有するマイクロコンピュータで構成され、冷蔵庫10の各部を制御する。冷蔵庫10は、図1および図2に示すように開扉検出手段としての開扉スイッチ58を有している。開扉スイッチ58は、冷蔵室15の前方に設けられている冷蔵扉21の開扉を検出する。開扉スイッチ58は、冷蔵扉21が開放されると、制御装置14へ電気信号を出力する。
オゾン発生装置13は、図3に示すようにオゾン発生部61およびオゾン分解フィルタ62を有している。オゾン発生装置13は、発生したオゾンにより冷蔵室15の脱臭および除菌を行う。オゾン発生部61は、図示しない紫外線発生部および光触媒モジュールから構成されている。紫外線発生部は、例えば放電電極と対極とを対向させて配置した空間放電構造を有しており、放電電極と対極との間にパルス状の高電圧を印加して高電圧放電を発生させることにより、紫外線を発生する。光触媒モジュールは、放電電極と対極との間に配置され、アルミナやシリカなどのセラミック製の多孔体からなる担体の表面に酸化チタンなどの光触媒粒子が担持されている。これにより、オゾン発生部61では、空気中の酸素が酸化されてオゾンが生成する。オゾン分解フィルタ62は、二酸化マンガンなどを主成分とする触媒が担持されたハニカム状のフィルタとして形成されている。具体的には、オゾン分解フィルタ62は、酸化マンガンを主成分とするセラミック製の担体や金属担体に、二酸化マンガンを主成分とする触媒が担持されている。
オゾン発生装置13を構成するオゾン発生部61およびオゾン分解フィルタ62は、仕切板34と仕切板35との間に形成される空間63に配置されている。また、オゾン発生装置13は、空間63において卵容器39の後方に配置されている。仕切板35は、オゾン発生装置13の前方に板厚方向に貫く窓部64を有している。これにより、仕切板34と仕切板35との間に形成される空間63と野菜容器41が形成する野菜室42とは、窓部64を経由して連通している。
野菜容器41は、内側にオゾン発生装置13で発生したオゾンが供給される野菜室42を形成している。すなわち、オゾン発生装置13で発生したオゾンは、窓部64を経由して野菜室42を形成する野菜容器41の内側へ供給される。このように、オゾン発生装置13は、野菜室42を形成する野菜容器41よりも重力方向において上方に設けられている。また、オゾン発生装置13は、循環経路を形成する空間63で前方から後方へ向かう冷気の循環方向において、野菜室42に連通する窓部64よりも下流側すなわち風下に位置している。オゾンは、空気よりも質量が大きい。そのため、送風ファン51を停止したとき、オゾン発生装置13で発生したオゾンは、自然対流によって窓部64を経由して野菜室42へ供給される。その結果、オゾン発生装置13で発生したオゾンは、強制的な送風と異なり、野菜容器41の壁面や本体11の壁面などへの接触、およびこれらの接触にともなう酸素への分解が低減される。また、送風ファン51を停止することにより、オゾン発生装置13のオゾン発生部61で発生したオゾンは、主に野菜室42側へ供給され、オゾン分解フィルタ62側には流入しにくくなる。そのため、オゾン発生部61で発生したオゾンは、オゾン分解フィルタ62による分解が低減される。
一方、オゾンを分解させるとき、送風ファン51は駆動される。これにより、空間63を含む冷蔵室15内には冷気の流れが形成される。そのため、冷蔵室15内のオゾンを含む冷気は、空間63を経由することにより、オゾン発生装置13のオゾン分解フィルタ62を通過する。その結果、冷蔵室15内のオゾンは、オゾン分解フィルタ62によって迅速に分解される。また、空間63に冷気の流れが形成されることにより、野菜室42に供給されたオゾンの一部は空間63に発生する吸引圧によって吸入される。また、送風ファン51を作動することにより、野菜室42を含む冷蔵室15における冷気の流れが促進され、冷蔵室15内に放出されたオゾンは仕切板31〜35や本体11の壁面などに衝突しやすくなり、分解が促進される。これらにより、送風ファン51を駆動することにより、冷蔵室15内に放出されたオゾンは迅速に回収されて、酸素に分解される。
第1実施形態による冷蔵庫10は、野菜室42へオゾンを供給するとき送風ファン51は停止し、野菜室42へ供給されたオゾンを分解させるとき送風ファン51は作動する。野菜室42へオゾンを供給するとき、送風ファン51を停止することにより、オゾン発生装置13のオゾン発生部61から発生したオゾンはオゾン分解フィルタ62側へ流れることなく野菜室42へ自然対流によって拡散する。一方、野菜室42をはじめとする冷蔵室15に供給されたオゾンを分解させるとき、送風ファン51は作動する。これにより、野菜室42をはじめとする冷蔵室15に供給されたオゾンは、空間63を経由してオゾン発生装置13のオゾン分解フィルタ62側へ回収されて分解される。また、野菜室42へオゾンを供給するとき、送風ファン51を停止することにより、オゾンと壁面との接触などによるオゾンの分解が低減される。一方、オゾンを分解させるとき送風ファン51を作動させることにより、オゾン分解フィルタ62側へのオゾンの回収能力が高まるとともに、オゾンと壁面との接触などによるオゾンの分解も促進される。したがって、オゾン発生装置13から高濃度のオゾンを野菜室42へ供給することができるとともに、供給したオゾンを迅速に無害化させることができ、除菌能力の向上と安全性の確保とを両立することができる。
第1実施形態による冷蔵庫10は、野菜室42を形成する野菜容器41の上方であって、空間63における循環経路の冷気の流れ方向において窓部64の下流側にオゾン発生装置13のオゾン発生部61が配置されている。そのため、オゾン発生部61で発生したオゾンは、空気より重いため、自然対流によって窓部64を経由して野菜室42へ流入する。したがって、簡単な構造で高濃度のオゾンを野菜室42へ供給することができ、除菌能力の向上を図ることができる。
第1実施形態による冷蔵庫10は、オゾン発生装置13で発生したオゾンを野菜室42へ供給するとき、送風ファン51による送風が停止される。そのため、冷蔵室15における冷気の流れが停滞し、オゾン発生部61からオゾン分解フィルタ62側への冷気の流れが形成されにくくなる。これにより、オゾン発生部61で発生したオゾンは、オゾン分解フィルタ62側への流れよりも、窓部64を経由して野菜室42への流れが優勢になる。したがって、簡単な構造で高濃度のオゾンを野菜室42へ供給することができ、除菌能力の向上を図ることができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態による冷蔵庫を図4に、冷蔵庫の電気的構成を図5に示す。
図5に示すように、第2実施形態による冷蔵庫10は、開扉制限手段としてのドアロック71、除菌スイッチ72、および除菌解除スイッチ73を備えている。ドアロック71は、本体11と冷蔵扉21との間に設けられ、冷蔵扉21の開閉を制限する。すなわち、ドアロック71が作動しているとき、冷蔵扉21は開閉不能となる。除菌スイッチ72および除菌解除スイッチ73は、例えば冷蔵扉21の前面に設けられている。除菌スイッチ72が押されると、オゾン発生装置13からオゾンの生成が開始され、冷蔵室15の除菌が開始される。除菌解除スイッチ73が押されると、オゾン発生装置13におけるオゾンの生成が停止され、冷蔵室15の除菌が停止される。また、制御装置14は、オゾン発生装置13に通電されてからの経過時間を計測するタイマ74を有している。
第2実施形態では、図4および図6に示すように冷蔵庫10は、専用ファン75およびダンパ76を備えている。専用ファン75は、循環経路を形成する空間63における前方から後方へ向かう冷気の循環方向においてオゾン発生装置13の下流側に設けられている。専用ファン75は、制御装置14からの指示により、空間63における冷気の循環方向と同一の正方向、または冷気の循環方向と反対の逆方向へ送風する。第2実施形態の場合、専用ファン75は、オゾン発生装置13から野菜室42側へ向かう逆方向の供給送風を0.01m/s以下の低速で実施する。これに対し、専用ファン75は、野菜室42側からオゾン発生装置13側へ向かう正方向の回収送風を0.1m/s以上の高速で実施する。
ダンパ76は、空間63における冷気の循環方向においてオゾン発生装置13よりも上流側に設けられている。ダンパ76は、図示しないアクチュエータを有している。ダンパ76は、制御装置14からの指示により、窓部64を開閉するとともに、窓部64よりも前方すなわち冷気の循環方向において窓部64よりも上流側において空間63を開閉する。具体的には、ダンパ76は、図6の実線で示すように立ち上がっているとき、窓部64を開放して、オゾン発生装置13から窓部64を経由して野菜室42へ至るオゾンを含む冷気の流れを許容するとともに、空間63における循環経路に沿った冷気の流れを遮断する。一方、ダンパ76は、図6の二点鎖線で示すように仕切板35と平行に寝ているとき、窓部64を閉鎖して、オゾン発生装置13から窓部64を経由して野菜室42へ至る冷気の流れを遮断するとともに、空間63における循環経路に沿った冷気の流れを許容する。
次に、上記の第2実施形態による冷蔵庫10の作動について図7に基づいて説明する。
制御装置14は、除菌スイッチ72が押されたか否かを判断する(S101)。制御装置14は、除菌スイッチ72が押されたと判断すると(S101:Yes)、ドアロック71を作動させる(S102)。除菌スイッチ72が押されると、オゾン発生装置13で発生したオゾンを利用して冷蔵室15の除菌が開始される。オゾンは、除菌に有用であると同時に、人体に対しても影響を及ぼす。そのため、ユーザによって除菌開始が除菌スイッチ72から入力されると、制御装置14はドアロック71を作動させ、不用意な冷蔵扉21の開閉によってユーザがオゾンに曝露されるのを防止する。
制御装置14は、ドアロック71を作動させると、ダンパ76を図6の実線で示す方向へ立ち上げる(S103)。これにより、オゾン発生部61と野菜室42との間は窓部64を経由して連通する。制御装置14は、ダンパ76を立ち上げると、専用ファン75に通電し、専用ファン75を逆方向へ駆動する(S104)。これにより、専用ファン75は、オゾン発生部61と野菜室42との間に冷気の流れを形成する。このとき、専用ファン75は、オゾン発生装置13と野菜室42との間に、0.01m/s以下の緩やかな冷気の流れを形成する。そして、制御装置14は、オゾン発生装置13のオゾン発生部61への通電をオンする(S105)。これにより、オゾン発生部61で発生したオゾンは、専用ファン75による逆方向の供給送風に沿って緩やかに野菜室42へ供給される。その結果、野菜室42におけるオゾンの濃度は、図8に示すように時間とともに上昇する。また、制御装置14は、オゾン発生部61への通電をオンすると、タイマ74によりオゾン発生部61へ通電された時間をカウントする。
制御装置14は、オゾン発生部61に通電した後、冷蔵扉21が開扉されたか否かを判断する(S106)。制御装置14は、開扉スイッチ58からの電気信号に基づいて冷蔵扉21が開扉されたか否かを判断する。制御装置14は、冷蔵扉21が開扉されていないとき(S106:No)、除菌解除スイッチ73が押されたか否かを判断する(S107)。制御装置14は、除菌解除スイッチ73が押されていないと判断したとき(S107:No)、オゾン発生部61に通電してから所定時間が経過したか否かを判断する(S108)。制御装置14は、オゾン発生部61への通電と同時にタイマ74によるカウントを開始し、このカウントが予め設定されたカウントに達したか否かを判断する。なお、ドアロック71が作動しているため、S106においてユーザが冷蔵扉21を開扉しようとしても、わずかな力では冷蔵扉21は開扉されない。しかし、冷蔵扉21を操作する力加減などによって万が一冷蔵扉21が開扉される場合もあり、S106の処理により安全性のさらなる確保を図っている。
制御装置14は、冷蔵扉21が開扉されたと判断したとき(S106:Yes)、除菌解除スイッチ73が押されたとき(S107:Yes)、またはオゾン発生部61へ通電されてから所定時間が経過したとき(S108:Yes)、専用ファン75を正方向へ駆動する(S109)。上述のように、オゾンは、除菌に有用であると同時に人体に影響を及ぼすおそれがある。そのため、オゾン発生部61に通電されオゾンが発生している間に、冷蔵扉21が開扉しようとされたとき、または除菌解除スイッチ73が押されたとき、制御装置14はオゾンを回収するための動作を実施する。また、オゾン発生部61に通電されてから所定の時間が経過すると、野菜室42を含む冷蔵室15には十分なオゾンが供給されたと考えられる。そのため、制御装置14は、オゾン発生部61に通電されてから所定の時間が経過した後も、オゾンを回収する動作を実施する。
専用ファン75が正方向へ駆動されることにより、野菜室42の冷気は窓部64およびオゾン発生装置13を経由して背面通路56側へ流出する。すなわち、オゾンを含む野菜室42の冷気は、オゾン発生装置13側へ回収される。野菜室42から回収された冷気に含まれるオゾンは、オゾン発生装置13のオゾン分解フィルタ62を通過することにより、酸素に分解される。また、専用ファン75が正方向へ回転して野菜室42から冷気を回収する回収送風の場合、専用ファン75は0.1m/s以上の比較的高速で送風する。そのため、野菜室42から回収された冷気に含まれるオゾンは、仕切板31〜35や本体11の壁面との接触が促進され、オゾン分解フィルタ62を通過しなくても酸素への分解が促進される。
制御装置14は、専用ファン75による正方向の回収送風を開始すると、タイマ74によるカウントを開始する。そして、制御装置14は、専用ファン75による回収送風を開始してから所定の時間が経過したか否かを判断する(S110)。すなわち、制御装置14は、専用ファン75による回収送風の時間がオゾンの分解に十分な程度に継続したか否かを判断する。制御装置14は、回収送風を開始してから所定の時間が経過したと判断すると(S110:Yes)、専用ファン75をオフする(S111)。そして、制御装置14は、ダンパ76を図6の二点鎖線で示す方向すなわち倒す方向へ駆動し(S112)、ドアロック71を解除するとともに(S113)、オゾン発生装置13を通常モードへ移行する(S114)。図8に示すように、回収送風を開始してから所定の時間t1が経過すると、野菜室42を含む冷蔵室15のオゾンの濃度は人体に影響を与えない程度まで低下するため、ドアロック71は解除される。窓部64を閉鎖する方向へダンパ76を駆動し、オゾン発生装置13を通常モードに移行させることにより、オゾン発生装置13からは脱臭に有効な低濃度のオゾンが発生する。
ここで、野菜室42の除菌を実施する場合のオゾンの濃度および除菌時間について説明する。オゾンの濃度が高くなるほど除菌効果は高まるものの、人体へ与える影響およびオゾン発生装置13の能力を考慮すると、可能な限り低濃度で効果を得ることが望ましい。また、オゾンに曝される時間が長くなるほど除菌効果は高まるものの、除菌中は冷蔵庫10の利用が制限されるなど利便性の低下を招く。そこで、第2実施形態では、野菜室42におけるオゾンの濃度を2ppm、除菌時間を2分間に設定している。一方、図4に示すように一般的な女性(床から鼻まで距離が1400mm)ユーザ100から冷蔵庫10の前面までの距離d1を400mm、野菜室42からユーザ100の鼻101までの距離d2を750mmと仮定したとき、冷蔵室15におけるオゾンの濃度が2ppmであれば、冷蔵扉21が開かれた際にユーザ100の鼻101付近では0.02ppm程度と、人体への安全性が確保される0.05ppm以下となる。そのため、専用ファン75の回収送風を実施しなくても安全性は確保されるものの、野菜室42を含む冷蔵室15においてオゾン濃度を0.05ppmとしてより高い安全性を達成するために第2実施形態では100min〜150min程度の回収送風を実施している。100min〜150min程度の回収送風を実施することにより、冷蔵室15は全体としてオゾン濃度が0.05ppm以下となり、安全性の向上が図られている。
第2実施形態では、専用ファン75を備えている。そのため、送風ファン51の運転の有無に関わらず、オゾン発生装置13で発生したオゾンが野菜室42へ供給されるとともに、野菜室42に供給されたオゾンが迅速に回収される。したがって、高濃度のオゾンを野菜室42へ集中的に供給することができるとともに、オゾンを迅速に回収することができ、ユーザのオゾンへの曝露を防止して、安全性を高めることができる。
特に、オゾン発生装置13から野菜室42へ0.01m/s以下の流速でオゾンを含む冷気を供給することにより、オゾン発生装置13で発生したオゾンは緩やかに野菜室42へ流入し、仕切板31〜35、本体11の壁面および野菜容器41への接触が低減される。一方、野菜室42からオゾン発生装置13へ0.1m/s以上の流速でオゾンを含む冷気を回収することにより、オゾンを含む冷気は迅速に回収されるとともに、流速の増大によって仕切板31〜35、本体11の壁面および野菜容器41への接触が促進される。したがって、高濃度のオゾンを野菜室42へ安定して供給することができるとともに、オゾンを迅速に回収することができ、ユーザのオゾンへの曝露を防止して、安全性を高めることができる。
また、第2実施形態では、ダンパ76を設けることにより、オゾンを含む冷気の流れは野菜室42側または循環経路側へ切り替えられる。したがって、野菜室42へ高濃度のオゾンを供給することができるとともに、安全性を高めることができる。
さらに、第2実施形態では、オゾン発生装置13がオンされてから一定の時間が経過すると、オゾンの供給は停止される。また、第2実施形態では、冷蔵扉21の開扉を開扉スイッチ58で検出するとともに、ドアロック71で冷蔵扉21の開閉を制限している。さらに、第2実施形態では、オゾン発生装置13からのオゾンの発生を断続する除菌スイッチ72および除菌解除スイッチ73を備えている。これらにより、ユーザとオゾンとが接触する機会を制限している。したがって、安全性を高めることができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態による冷蔵庫について説明する。
第3実施形態による冷蔵庫10は、図9に示すようにダンパが設けられていない点を除き第2実施形態と同一である。
以下、第3実施形態による冷蔵庫の作動について図10に基づいて説明する。なお、第2実施形態と重複する説明については省略する。
制御装置14は、除菌スイッチ72が押されたか否かを判断する(S201)。制御装置14は、除菌スイッチ72が押されたと判断すると(S201:Yes)、ドアロック71を作動させる(S202)。制御装置14は、ドアロック71を作動させると、送風ファン51をオフにする(S203)。送風ファン51をオフにすることにより、冷蔵室15では循環経路における冷気の循環が停止する。制御装置14は、送風ファン51をオフにすると、専用ファン75に通電し、専用ファン75を逆方向へ駆動する(S204)。これにより、専用ファン75は、オゾン発生装置13と野菜室42との間に0.01m/s以下の緩やかな冷気の流れを形成する。そして、制御装置14は、オゾン発生装置13のオゾン発生部61への通電をオンする(S205)。また、制御装置14は、タイマ74によりオゾン発生部61へ通電された時間をカウントする。
制御装置14は、オゾン発生部61に通電した後、冷蔵扉21が開扉されたか否か(S206)、除菌解除スイッチ73が押されたか(S207)、およびオゾン発生部61に通電してから所定時間が経過したか否かを判断する(S208)。制御装置14は、冷蔵扉21が開扉されたと判断したとき(S206:Yes)、除菌解除スイッチ73が押されたとき(S207:Yes)、またはオゾン発生部61へ通電されてから所定時間が経過したとき(S208:Yes)、専用ファン75を正方向へ駆動する(S209)。これにより、専用ファン75は、0.1m/s以上の比較的高速で送風する。
制御装置14は、専用ファン75による正方向の回収送風を開始すると、タイマ74によるカウントを開始する。そして、制御装置14は、専用ファン75による回収送風を開始してから所定の時間が経過したか否かを判断する(S210)。制御装置14は、回収送風を開始してから所定の時間が経過したと判断すると(S210:Yes)、専用ファン75をオフする(S211)。そして、制御装置14は、ドアロック71を解除し(S212)、送風ファン51をオンして送風を再開するとともに(S213)、オゾン発生装置13を通常モードへ移行する(S214)。
第3実施形態では、ダンパ76に代えて送風ファン51による送風を利用している。送風ファン51による送風を停止しているとき、冷蔵室15は冷気の循環が停止するため、オゾン発生装置13で発生したオゾンは、専用ファン75による逆方向の送風によって緩やかに野菜室42へ供給される。オゾンは、空気よりも重いため、専用ファン75による緩やかな送風によって窓部64を経由して野菜室42へ供給される。一方、野菜室42からオゾンを回収するとき、専用ファン75を正方向へ回転させることによって空間63には冷気の流れが形成される。そのため、空間63には冷気の流れにともなう吸引力が発生し、野菜室42のオゾンを含む空気は窓部64を経由してオゾン発生装置13側へ流れる。そして、送風ファン51を再び駆動することにより、冷蔵室15には循環経路に沿った冷気の流れが形成される。これらの結果、ダンパ76に代えて送風ファン51による送風を利用する場合でも、第2実施形態と同様に野菜室42への高濃度のオゾンの供給と、オゾンの迅速な回収による安全性の向上を両立することができる。
(第4実施形態)
第4実施形態による冷蔵庫を図11に示す。
第4実施形態による冷蔵庫10は、図11に示すように時刻設定手段としての時計部81を備えている。時計部81による時刻が所定の設定時刻になると、制御装置14はオゾン発生装置13へ通電する。上述のようにオゾン発生装置13で発生したオゾンによる除菌は、オゾンの生成をともなうため、冷蔵庫10の利用が少ない夜間に実施することによってさらに安全性が向上する。そこで、第4実施形態では、時計部81において例えば深夜などの所定の設定時刻になると、制御装置14はオゾン発生装置13へ通電しオゾンの生成を開始する。
第4実施形態では、図7に示す第2実施形態のS101または図10に示す第3実施形態のS201における除菌スイッチ72の操作に代えて、制御装置14は図12に示すように除菌モードの設定時刻になったか否かを判断する(S301)。制御装置14は、設定時刻になったと判断すると、S302〜S314の処理を実施する。なお、S302〜S314の処理は、第3実施形態におけるS202〜S214の処理と同様であるので、説明を省略する。
第4実施形態では、第3実施形態で説明した効果に加え、夜間など冷蔵庫10の使用頻度の低い時間帯にオゾン発生装置13で発生したオゾンを用いた除菌が実施される。したがって、安全性をさらに高めることができる。
(第5実施形態)
本発明の第5実施形態による冷蔵庫について説明する。
第5実施形態は、冷蔵庫10の構成は第2実施形態と同一であるが、制御の流れが第2実施形態と異なる。以下、第5実施形態による冷蔵庫10の制御の流れを図13に基づいて説明する。なお、第2実施形態の流れの重複する説明については省略する。
制御装置14は、除菌スイッチ72が押されたか否かを判断する(S401)。制御装置14は、除菌スイッチ72が押されたと判断すると(S401:Yes)、冷蔵室15が冷却中であるか否かを判断する(S402)。制御装置14は、冷蔵室15が設定された温度を超えると、エバポレータ54に冷媒を供給し、送風ファン51を駆動する。これにより、冷蔵室15には冷気の流れを形成され、冷蔵室15の温度は設定温度まで低下する。このように冷蔵室15が冷却されているとき、送風ファン51を停止すると、冷蔵室15の温度が設定温度を超えるおそれがある。そのため、制御装置は、S402において冷蔵室15が冷却中であるか否かを判断する。
制御装置14は、冷蔵室15が冷却中であるとき(S402:Yes)、除菌解除スイッチ73が押されたか否かを判断する(S403)。制御装置14は、除菌解除スイッチ73が押された場合(S403:Yes)、S401へリターンして処理を繰り返す。一方、制御装置14は、除菌解除スイッチ73が押されていない場合(S403:No)、S402へリターンして冷蔵室15の冷却が終了するまで待機する。
制御装置14は、冷蔵室15が冷却中でないと判断したとき(S402:No)、ドアロックを作動させ(S404)、ダンパ76を立ち上げる(S405)。そして、制御装置14は、専用ファン75に通電して逆方向へ駆動するとともに(S406)、オゾン発生装置13のオゾン発生部61への通電をオンし(S407)、タイマ74によりオゾン発生部61へ通電された時間をカウントする。
制御装置14は、オゾン発生部61に通電した後、冷蔵扉21が開扉されたか否か(S408)、除菌解除スイッチ73が押されたか(S409)、およびオゾン発生部61に通電してから所定時間が経過したか否かを判断する(S410)。制御装置14は、冷蔵扉21が開扉されたと判断したとき(S408:Yes)、除菌解除スイッチ73が押されたとき(S409:Yes)、またはオゾン発生部61へ通電されてから所定時間が経過したとき(S410:Yes)、冷蔵室15の冷却が必要であるか否かを判断する(S411)。上述のように冷蔵室15は、設定温度(例えば、3℃)を超えたり、エバサイクルの際に冷凍室17の冷却時間が所定時間(例えば60分)を超えると、冷却する必要がある。除菌のためにオゾン発生部61へ通電する場合、送風ファン51は停止しているため、冷蔵室15の温度は徐々に上昇する。そのため、除菌中に冷蔵室15の温度が設定温度を超えるおそれがある場合、除菌を終了し、冷蔵室15の冷却を再開する必要がある。そこで、制御装置14は、例えば冷蔵室15の庫内温度が設定温度(3℃)以上を検知したり、冷凍室17を所定時間(60分)以上冷却したりすると、冷蔵室15の冷却が必要であると判断する。
制御装置14は、冷蔵室15の冷却が必要であると判断したとき(S411:Yes)、専用ファン75を正方向へ駆動する(S412)。一方、制御装置14は、冷蔵室15の冷却が必要でないと判断したとき(S411:No)、S408へリターンして処理を継続する。
制御装置14は、専用ファン75による正方向の回収送風を開始すると、タイマ74によるカウントを開始する。そして、制御装置14は、専用ファン75による回収送風を開始してから所定の時間が経過したか否かを判断する(S413)。制御装置14は、回収送風を開始してから所定の時間が経過したと判断すると(S413:Yes)、専用ファン75をオフする(S414)。そして、制御装置14は、ダンパ76を倒す方向へ駆動するとともに(S415)、ドアロック71を解除する(S413)。さらに、制御装置14は、送風ファン51による回転を通常モードすなわち作動を再開させ(S417)、オゾン発生装置13を通常モードへ移行する(S418)。これにより、冷蔵室15には、再び冷気の流れが形成され、冷蔵室15の冷却が再開される。
制御装置14は、除菌が予め設定された所定時間実施されたか、すなわちS410でカウントしているオゾン発生部61への通電時間が予め設定された所定時間に達したか否か、または除菌解除スイッチ73が押されたか否かを判断する(S419)。上述のように、第4実施形態の場合、オゾン発生部61への通電による除菌の実施中に、冷蔵室15の冷却が必要になった場合、S417およびS418で説明したように除菌を中断し、冷蔵室15の冷却を実施する。一方、冷蔵室15の冷却が再開され、冷蔵室15の温度が設定温度以下になると、中断した除菌を再開することが望ましい。そこで、制御装置14は、S419において除菌が所定時間実施されていないと判断し、除菌解除スイッチ73が押されていないと判断したとき、S402へリターンして処理を継続する。一方、制御装置14は、所定時間が経過した、または除菌解除スイッチ73が押されたとき、処理を終了し、S401から処理を実施する。
第5実施形態では、オゾン発生装置13の作動による除菌中に、冷蔵室15の冷却が必要であるか否かを判断している。これにより、除菌中に冷蔵室15の温度が設定温度を超えるおそれがあるとき、除菌を中断して送風ファン51を駆動することにより、冷蔵室15の温度を設定温度に回復させている。したがって、送風ファン51の停止をともなう除菌中に冷蔵室15の温度が冷却温度を超えることが防止され、安全性を高めることができる。
(その他の実施形態)
上述の第2実施形態において、図14に示すように冷蔵庫10は、専用ファン75を設けなくてもよい。専用ファン75を設けない場合、ダンパ76による窓部64の開閉および空間63の開閉と、送風ファン51の作動とを組み合わせてオゾンの流れが制御される。オゾン発生装置13から野菜室42へオゾンを供給するとき、送風ファン51は停止される。また、このとき、ダンパ76は、窓部64を開放し、空間63を遮断する。これにより、空気より重いオゾンは、自然対流によってオゾン発生装置13から窓部64を経由して野菜室42へ流入する。一方、野菜室42からオゾンを回収するとき、送風ファン51は駆動される。また、このとき、ダンパ76は、窓部64を開放し、空間63を遮断した状態を維持する。これにより、冷気は、野菜室42、窓部64およびオゾン発生装置13を経由する循環経路を形成する。その結果、野菜室42のオゾンは、オゾン発生装置13側へ回収される。さらに、冷蔵室15内を冷却する場合、ダンパ76は窓部64を遮断し、空間63を開放する。このとき、送風ファン51を駆動することにより、空間63を経由する冷気の循環経路が形成される。
このように、オゾン発生装置13と野菜室42との間のオゾンを含む冷気の流れは、送風ファン51、専用ファン75およびダンパ76を組み合わせることにより制御することができる。
本発明の第1実施形態による冷蔵庫の内部を示す模式的な断面図 本発明の第1実施形態による冷蔵庫の電気的な構成を示すブロック図 本発明の第1実施形態による冷蔵庫の要部を示す模式図 本発明の第2実施形態による冷蔵庫の図1に相当する図 本発明の第2実施形態による冷蔵庫の図2に相当する図 本発明の第2実施形態による冷蔵庫の図3に相当する図 本発明の第2実施形態による冷蔵庫におけるオゾン除菌の流れを示す概略図 本発明の第2実施形態による冷蔵庫において、野菜室におけるオゾンの濃度の時間的な変化を示す概略図 本発明の第3実施形態による冷蔵庫の図3に相当する図 本発明の第3実施形態による冷蔵庫におけるオゾン除菌の流れを示す概略図 本発明の第4実施形態による冷蔵庫の図2に相当する図 本発明の第4実施形態による冷蔵庫におけるオゾン除菌の流れを示す概略図 本発明の第5実施形態による冷蔵庫におけるオゾン除菌の流れを示す概略図 本発明のその他の実施形態による冷蔵庫の図3に相当する図
符号の説明
図面中、10は冷蔵庫、11は本体、13はオゾン発生装置、15は冷蔵室(貯蔵室)、21は冷蔵扉、42は野菜室(特定空間)、51は送風ファン(冷気循環手段)、54はエバポレータ(熱交換器)、58は開扉スイッチ(開扉検出手段)、61はオゾン発生部、62はオゾン分解フィルタ、63は空間(循環経路)、71はドアロック(開扉制限手段)、72は除菌スイッチ(入力手段)、75は専用ファン、76はダンパ、81は時計部(時刻設定手段)を示す。

Claims (11)

  1. 貯蔵室を形成する本体と、
    送風ファンおよび熱交換器を有し、前記送風ファンを駆動することにより前記貯蔵室に冷気の循環経路を形成する冷気循環手段と、
    前記冷気循環手段が形成する前記循環経路の途中に設けられ、オゾンを発生するオゾン発生部および前記循環経路における前記冷気の循環方向において前記オゾン発生部の下流側に位置するオゾン分解フィルタを有し、前記オゾン発生部で発生したオゾンにより前記貯蔵室を脱臭および除菌するオゾン発生装置と、を備える冷蔵庫において、
    前記送風ファンを制御することにより、前記オゾン発生部から前記貯蔵室の一部である特定空間へオゾンを供給するとき前記送風ファンによる送風を停止または低速で行なうことにより前記オゾン発生部で発生したオゾンの前記特定空間への対流による拡散を促すとともに、前記特定空間から前記オゾン分解フィルタへオゾンを回収するときオゾンを供給するときと比較して前記送風ファンによる送風を強め前記特定空間におけるオゾンを含む空気の流れを強めるように、前記オゾン発生部と前記特定空間との間のオゾンの流れが制御されることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記オゾン発生装置は、前記特定空間の上方に設けられていることを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 前記オゾン発生部から前記特定空間へオゾンを供給するとき、前記送風ファンは停止されることを特徴とする請求項1または2記載の冷蔵庫。
  4. 前記循環経路における冷気の循環方向において前記オゾン発生装置の下流側に設けられ、前記冷気循環手段による冷気の循環方向と同一の正方向または冷気の循環方向に対し反対の逆方向へ送風する専用ファンをさらに備えることを特徴とする請求項1、2または3記載の冷蔵庫。
  5. 前記専用ファンは、前記特定空間へオゾンを供給するとき0.01m/s以下の流速で前記逆方向へ送風し、前記特定空間からオゾンを回収するとき0.1m/s以上の流速で前記正方向へ送風することを特徴とする請求項4記載の冷蔵庫。
  6. 前記貯蔵室の前端部を開閉する扉と、
    前記扉の開扉を検出する開扉検出手段と、を備え、
    前記開扉検出手段で前記扉の開扉を検出すると、前記専用ファンを前記正方向へ運転することを特徴とする請求項4または5記載の冷蔵庫。
  7. 前記貯蔵室の前端部を開閉する扉と、
    前記扉の開扉を制限する開扉制限手段を備え、
    前記オゾン発生装置によりオゾンを生成するとき、前記開扉を制限することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項記載の冷蔵庫。
  8. 前記オゾン発生装置によるオゾンの生成の開始を入力する入力手段をさらに備えることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項記載の冷蔵庫。
  9. 前記オゾン発生装置によりオゾンの生成を開始する時刻を設定する時刻設定手段をさらに備えることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項記載の冷蔵庫。
  10. 前記オゾン発生装置の上流側に設けられ、前記特定空間への冷気の流動を許容しつつ前記循環経路の冷気の流動を遮断、または前記特定空間への冷気の流動を遮断しつつ前記循環経路の冷気の流動を許容するダンパをさらに備えることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項記載の冷蔵庫。
  11. 前記オゾン発生装置からオゾンの発生が所定の期間継続すると、前記オゾン発生装置を停止して前記循環経路の冷気の循環を実施することを特徴とする請求項1から10のいずれか一項記載の冷蔵庫。
JP2008294373A 2008-11-18 2008-11-18 冷蔵庫 Active JP5248275B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008294373A JP5248275B2 (ja) 2008-11-18 2008-11-18 冷蔵庫

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008294373A JP5248275B2 (ja) 2008-11-18 2008-11-18 冷蔵庫

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010121821A JP2010121821A (ja) 2010-06-03
JP5248275B2 true JP5248275B2 (ja) 2013-07-31

Family

ID=42323315

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008294373A Active JP5248275B2 (ja) 2008-11-18 2008-11-18 冷蔵庫

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5248275B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10591198B2 (en) 2017-06-14 2020-03-17 Haier Us Appliance Solutions, Inc. Refrigerator appliance and methods of operation

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014134328A (ja) * 2013-01-09 2014-07-24 Toshiba Corp 冷蔵庫
KR20160032108A (ko) * 2013-07-15 2016-03-23 아멧 무타르 키네이만 냉각기용 전자 위생 시스템
JP6400381B2 (ja) * 2014-08-12 2018-10-03 東芝ライフスタイル株式会社 貯蔵庫
JP2024043118A (ja) * 2022-09-16 2024-03-29 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 冷蔵庫

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0125268Y2 (ja) * 1984-12-14 1989-07-28
JP2604798B2 (ja) * 1988-05-23 1997-04-30 松下冷機株式会社 冷蔵庫
JPH0759291B2 (ja) * 1989-11-02 1995-06-28 株式会社豊田自動織機製作所 オゾナイザを備えた保管庫の残存オゾン処理装置
JPH04309357A (ja) * 1991-04-09 1992-10-30 Ebara Jitsugyo Kk 殺菌保管庫
JPH08233300A (ja) * 1995-03-01 1996-09-10 Toda Constr Co Ltd 空調機と空調室内との殺菌方法及び空調機
JP2946290B2 (ja) * 1995-06-30 1999-09-06 オリオン機械株式会社 食材保存庫の殺菌装置
JPH09262141A (ja) * 1996-03-28 1997-10-07 Okamura Corp 脱臭装置付きロッカー
JP3676158B2 (ja) * 1999-12-17 2005-07-27 株式会社東芝 冷蔵庫
JP2001336871A (ja) * 2000-03-22 2001-12-07 Toshiba Corp 脱臭装置及び冷蔵庫
JP3759856B2 (ja) * 2000-03-22 2006-03-29 株式会社東芝 冷蔵庫
JP3754601B2 (ja) * 2000-06-16 2006-03-15 株式会社東芝 冷蔵庫
JP2002115877A (ja) * 2000-10-06 2002-04-19 Toto Ltd 空気清浄機
JP3688990B2 (ja) * 2000-11-17 2005-08-31 株式会社東芝 冷蔵庫
JP2005201542A (ja) * 2004-01-15 2005-07-28 Toshiba Corp 冷蔵庫
JP2007098014A (ja) * 2005-10-07 2007-04-19 Koichi Arai オゾン消臭殺菌装置
JP4607844B2 (ja) * 2006-10-11 2011-01-05 株式会社東芝 冷蔵庫

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10591198B2 (en) 2017-06-14 2020-03-17 Haier Us Appliance Solutions, Inc. Refrigerator appliance and methods of operation

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010121821A (ja) 2010-06-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5248275B2 (ja) 冷蔵庫
JP3754601B2 (ja) 冷蔵庫
JP2637693B2 (ja) 冷蔵庫の多機能付加装置
US7056476B2 (en) Refrigerator and deodorizer producing ozone by high-voltage discharge
JP4718317B2 (ja) 高機能エアシャワー装置
JP6841631B2 (ja) 紫外線照射装置
JP5292908B2 (ja) 冷蔵庫
JP2002333265A (ja) 貯蔵庫及び冷蔵庫
JP5335624B2 (ja) サウナ装置
JP2014173744A (ja) 冷蔵庫
JP3993067B2 (ja) 冷蔵庫
JP2005331199A (ja) 冷蔵庫
JP5069183B2 (ja) サウナ装置
JP2011064454A (ja) 冷蔵庫
JP2004211959A (ja) 浴室空調装置
JP2002153552A (ja) 脱臭装置
JP2005201542A (ja) 冷蔵庫
JP2009030924A (ja) 冷蔵庫
JP2004044988A (ja) 冷蔵庫
CN110411107B (zh) 冰箱
JP2009063280A (ja) 冷蔵庫
JP2006258332A (ja) 冷蔵庫
JP2005207639A (ja) 冷蔵庫
JP2013019652A (ja) 空気清浄脱臭装置
JP2010017442A (ja) サウナ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110310

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120918

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121002

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121127

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130319

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130410

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5248275

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160419

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350