JPH0759291B2 - オゾナイザを備えた保管庫の残存オゾン処理装置 - Google Patents

オゾナイザを備えた保管庫の残存オゾン処理装置

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JPH0759291B2
JPH0759291B2 JP1286628A JP28662889A JPH0759291B2 JP H0759291 B2 JPH0759291 B2 JP H0759291B2 JP 1286628 A JP1286628 A JP 1286628A JP 28662889 A JP28662889 A JP 28662889A JP H0759291 B2 JPH0759291 B2 JP H0759291B2
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ozone
ozonizer
concentration
ozone concentration
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JP1286628A
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Inventor
淳 長谷川
隆 兵庫
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株式会社豊田自動織機製作所
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  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)
  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は食品の保存等の使用されるオゾナイザを備えた
保管庫の残存オゾン処理装置に関するものである。
[従来の技術] 食品、特に生鮮食品の保管庫においては保管庫内に積載
された食品から発生する臭いが保管庫内に漂って臭い移
りが生じるものを防止するためのと、保管庫内の腐敗菌
の殺菌とを目的としてオゾナイザが設置され、保存中に
保管庫内のオゾン濃度を一定とする方法が取られつつあ
る。
[発明が解決しようとする課題] 前期のように保管庫内のオゾン濃度を一定に保持して脱
臭、腐敗防止を行う場合、そのオゾン濃度は人体に対し
て悪影響を与える濃度であった。そのため保管庫内への
食品の積み込みあるいは保管庫内からの食品の積み下し
作業を行うと、作業者が高濃度のオゾンに曝露されると
いう問題があった。オゾンは次式に従って分解するた
め、保管庫の扉を開放して暫くすれば保管庫内のオゾン
濃度は人体に悪影響を与えない濃度に下がるが、待ち時
間が長くなり、作業能率が低下するという問題がる。O3
→O2+O 本発明は前記の問題点に鑑みてなされたものであって、
その目的は保管庫内の脱臭、腐敗菌の殺菌効果に支障を
与えることなく、しかも保管庫開扉時に作業者が直ちに
保管庫内に入って作業を安全に行うことができるオゾナ
イザを備えた保管庫の残存オゾン処理装置を提供するこ
とにある。
[課題を解決するための手段] 前記の目的を達成するため本発明においては、オゾナイ
ザが装備された保管庫内に、オゾン濃度を測定するオゾ
ン濃度センサと、オゾン処理装置とを設け、設定手段に
より設定されたオゾン処理作動開始時刻にオゾン処理装
置の駆動制御を開始して設定時間の経過後の開扉予定時
刻にオゾン濃度が設定値以下になるように駆動制御を持
続する制御装置を設け、かつ保管庫内のオゾン濃度が作
業者に有害な濃度の場合に保管庫の扉を閉状態に保持す
るか作業者の注意を喚起する警報装置を作動させる安全
装置を設けた。
[作用] 本発明の装置では保管庫の開扉予定時刻の少し前にオゾ
ン処理装置の稼動が自動的に開始されるとともにオゾナ
イザの作動は停止される。そして、保管庫内のオゾンが
順次オゾン処理装置により処理され、設定時間が経過し
て保管庫開扉時には保管庫内のオゾン濃度は人体に無害
な低濃度となり、作業者は直ちに保管庫内で積み込み、
積み下ろし作業を行なっても支障がない。又、保管庫内
オゾン濃度は常にオゾン濃度センサにより測定され、オ
ゾン濃度が人体に有害な濃度の場合には安全装置が作動
して保管庫の扉が閉状態に保持されるかあるいは作業者
の注意を喚起する警報装置が作動される。従って、万一
保管庫開扉時に保管庫内の残存オゾンの処理が完了せず
に保管庫内のオゾン濃度が人体の有害な濃度となってい
る場合も、作業者はそのことを知り、保管庫内のオゾン
濃度が高濃度であることを知らずに保管庫内で作業を行
うことが確実に回避される。
[実施例] 以下、本発明を保管庫を備えた輸送車に具体化した一実
施例を第1〜4図に従って説明する。オゾナイザ1が装
備された輸送車の保管庫2内には残存オゾン処理装置を
構成するオゾン処理装置3と、保管庫2内のオゾン濃度
を測定するオゾン濃度センサ4とが配設されている。オ
ゾナイザ1は生成されるオゾンの量を変更可能に構成さ
れている。オゾナイザ1及びオゾン処理装置3を駆動制
御する制御装置5は保管庫2の外に設けられ、制御装置
5は入力装置6により設定された保管庫2内のオゾン濃
度、目的地到着時刻等のデータに基づき、オゾナイザ1
及びオゾン処理装置3を制御するようになっている。
又、保管庫2の扉2aを閉状態に保持するソレノイド7及
び警報装置としての警告灯8を点灯させる安全装置9も
制御装置5の指令により作動されるようになっている。
オゾン処理装置3は第2図(a),(b)に示すように
入口10a及び出口10bにシャッター11がそれぞれ設けられ
たケーシング10と、ケーシング10内の入口側に設けられ
たファン12と、ファン12と出口10bとの間に設けられハ
ニカム状に形成された活性炭13とから構成されている。
シャッター11はファン12の停止状態においては閉じてお
り、フアン12の作動時に風圧により自動的に開くように
なっている。
次に前記のように構成された装置の作用を説明する。輸
送車の運転者は保管庫2内に食品等を積み込み、扉2aを
閉じた後、入力装置6によりオゾン濃度、目的地到着時
刻等のデターを制御装置5に入力する。制御装置5は設
定されたオゾン濃度及び目的地到着時刻等からオゾン処
理装置3の能力を考慮して目的地到着時刻に保管庫2内
のオゾン濃度が作業者に無害となる濃度とするためのオ
ゾン処理装置稼動開始時刻を演算する。そして、制御装
置5はオゾン濃度センサ4からの検出信号に基づきオゾ
ン濃度が所定の設定濃度となるようにオゾナイザ1を駆
動制御する。制御装置5はオゾン濃度センサ4からの出
力信号に基づきオゾナイザ1から生成されるオゾンの量
を制御して、保管庫2内のオゾン濃度が設定された値と
なるようにオゾナイザ1を制御する。
又、オゾナイザ1の作動とともに安全装置9も作動が開
始され、保管庫2内のオゾンの濃度が作業者に有害な濃
度に達した状態で警告灯8が点灯されるとともにソレノ
イド7の作用により扉2aが閉鎖状態に保持される。そし
て、目的地到着時刻の数分前のオゾン処理装置3の稼動
開始時刻になると、オゾナイザ1が停止されるとともに
オゾン処理装置3が稼動される。すなわち、オゾン処理
装置3のファン12が作動され、ケーシング10の入口10a
及び出口10bに設けられたシャッター11が風圧により自
動的に開いて保管庫2内のオゾン含有空気が入口10aか
らケーシング10内に導入され、ハニカム状の活性炭13へ
と導びかれる。そして、オゾン含有空気が活性炭13を通
過する際にオゾンが活性炭に吸着され、出口10bからは
オゾンが除去された空気が保管庫2外に排出される。オ
ゾン処理装置3の稼動開始時刻は目的地到着時に保管庫
2内のオゾン濃度が作業者に無害の値まで低下する状態
となるように設定されているため、目的地到着時に保管
庫2内のオゾン濃度が作業者にとって安全な濃度まで低
下する。保管庫2内のオゾン濃度が人体に安全な濃度に
なった時点で安全装置9の作動が解除され、警告灯8が
消灯されるとともに保管庫2の扉2aのロック状態が解除
されて扉2aが開閉可能な状態となる。従って、輸送車が
目的地に到着した時点で直ちに荷物の積み込み、積み下
しが可能となる。又、万一目的他到着時に保管庫2内の
オゾン濃度が作業者にとって有害な濃度であれば安全装
置9が作動状態に保持され、警告灯8が点灯されるとと
もに扉2aがロック状態に保持されているため、作業者が
知らずに保管庫2内に入って有害な濃度のオゾンに晒さ
れることが無くなる。
なお、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、
例えば、オゾン処理装置3として第5図に示すようにオ
ゾンを吸着する活性炭13に代えて低濃度のアルカリ水溶
液が含浸された複数枚のフィルタ14を設け、そのフィル
タ14にファン12によりオゾン含有空気を吹き付ける構成
を採用してもよい。又、オゾンは高温で分解し易いの
で、オゾン処理装置としてヒータにオゾン含有空気を導
く構成のものを採用してもよい。又、前記実施例ではオ
ゾナイザ1としてオゾン生成量の変更可能なものを使用
し、輸送車が目的地に到着する少し前までオゾナイザを
連続作動させ、オゾン濃度の調整はオゾナイザ1からの
オゾン生成量を制御することにより行ったが、オゾナイ
ザ1として高濃度のオゾンを発生するものを使用すると
ともに、断続運転により保管庫2内のオゾン濃度をほぼ
一定の値に保持するようにしてもよい。又、安全装置10
として警告灯8及び扉2aをロック状態に保持するソレノ
イド7の両者を使用したが、一方のみを設けた構成とし
てもよい。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明によれば、保管庫内のオゾン
濃度が脱臭、殺菌作用に支障を与えずに、保管庫を開扉
する時点で作業者に無害な濃度に処理されるため、予定
の保管庫開扉時に直に保管庫内で荷物の積み込み、積み
下し作業を行うことができ、作業能率が向上する。又、
万一保管庫内のオゾン濃度が人体に有害な高濃度の場合
には、安全装置が作動して作業者が知らずに有害濃度の
状態にある保管庫内入って作業をすることを回避するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図は本発明の具体化した一実施例を示すもので
あって、第1図は概略図、第2図(a)は停止状態のオ
ゾン処理装置を示す断面図、第2図(b)は作動時のオ
ゾン処理装置を示す断面図、第3図はフローチャート、
第4図はオゾナイザ、オゾン処理装置、安全装置の作動
状態及び保管庫2内のオゾン濃度の時間変化を示すタイ
ムチャート、第5図は変更例のオゾン処理装置を示す断
面図である。 オゾナイザ1、保管庫2、オゾン処理装置3、オゾン濃
度センサ4、制御装置5、設定手段としての入力装置
6、警報装置としての警告灯8、安全装置9、ケーシン
グ10、ファン12、活性炭13。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01D 53/34 ZAB 53/66 C01B 13/10 D

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オゾナイザが装備された保管庫内に、オゾ
    ン濃度を測定するオゾン濃度センサと、オゾン処理装置
    とを設け、設定手段により設定されたオゾン処理作動開
    始時刻にオゾン処理装置の駆動制御を開始して設定時間
    の経過後に開扉予定時刻にオゾン濃度が設定値以下にな
    るように駆動制御を持続する制御装置を設け、かつ保管
    庫内のオゾン濃度が作業者に有害な濃度の場合に保管庫
    の扉を閉状態に保持するか作業者の注意を喚起する警報
    装置を作動させる安全装置を設けたオゾナイザを備えた
    保管庫の残存オゾン処理装置。
JP1286628A 1989-11-02 1989-11-02 オゾナイザを備えた保管庫の残存オゾン処理装置 Expired - Lifetime JPH0759291B2 (ja)

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