JPH10151941A - 車両の換気・脱臭装置 - Google Patents

車両の換気・脱臭装置

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JPH10151941A
JPH10151941A JP8326158A JP32615896A JPH10151941A JP H10151941 A JPH10151941 A JP H10151941A JP 8326158 A JP8326158 A JP 8326158A JP 32615896 A JP32615896 A JP 32615896A JP H10151941 A JPH10151941 A JP H10151941A
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ozone
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ventilation
fan
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幹夫 宮尾
Toshimichi Kogure
敏道 木暮
Kenji Furuse
健二 古瀬
Hiroto Matsukuma
寛人 松隈
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オゾンを用いて車内の脱臭を行なう車両の脱
臭装置において、人体に悪影響のない基準値以下の範囲
のオゾン濃度では、車内にしみついた異臭の脱臭がなか
なか困難であるという課題がある。 【解決手段】 ダクト部6にファン2とオゾン発生器3
と切換ダンパ4とを組付けた換気・脱臭ユニット1を車
両の荷物室のリヤクォータ部に設け、換気モードとオゾ
ン常用モードとオゾン燻蒸モードとの3モードの切換え
選択を行なうモード切換スイッチ11を設け、コントロ
ールユニット10が、イグニッションスイッチがオフ
で、モード切換スイッチ11でオゾン燻蒸モードの選択
がなされており、且つ乗員が全て降車したことを検知し
てオン信号を発するセキュリティコントロールユニット
12がオン信号を発したとき、基準値を越える高濃度の
オゾンで強力脱臭作動を所定時間行なう、という制御を
行なうようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両において、車
室内の換気及び脱臭を行う装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両においては、通常換気装置が装備さ
れており、この換気装置によって車室内に新鮮な外気を
流通させるようになっている。ところが、例えば煙草の
臭いのような異臭は上記換気装置による換気だけではな
かなか取り去ることができず、このような臭いは、活性
炭を利用した脱臭具を用いて脱臭したり、或は芳香剤を
散布して異臭を緩和するといった手段が一般に用いられ
ているが、あまり効果的とはいえない。
【0003】そこで、オゾンの高い脱臭能力を利用し
て、車内にしみ込んだ異臭を取り除く車両用脱臭装置が
種々開発され、例えば実開平3−104414号公報に
て公開されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】オゾン発生装置を用い
て車内の脱臭を行なう場合、オゾン濃度が高いほど脱臭
効果が高いが、基準濃度以上のオゾンは人体に有害とな
る虞れがある。そこで上記のようにオゾンを用いて車内
の脱臭をはかる従来の装置は、車内空気のオゾン濃度を
検出するオゾンセンサを設け、このオゾンセンサの検出
信号にて車内のオゾン濃度が基準値以上にならないよう
にオゾン発生装置のオゾン発生量を制御する制御装置を
設け、これにより車内のオゾン濃度を人体にとって安全
な範囲内に保持する、という方策を採っている。
【0005】ところが、ワゴン車のように荷物室と車室
とが連通している車両において、例えば、釣りに関係す
る荷物(釣り道具,えさ或は釣りあげた魚等)や猟犬,
ペット,その他ねぎ,たくあん等の食品類等、強い臭い
を発生するものを荷物室に載せた場合、その強烈な臭気
が車室内にしみつき、長期にわたって乗員に不快感を与
えるが、このような強烈な臭気が車室内にしみついた場
合は、上記のように基準値を越えない低いオゾン濃度で
は、そのしみついた臭いをとることはなかなか困難であ
る、という課題を有している。
【0006】本発明は上記のような従来の課題を解決す
ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ファンのオ
ン,オフと、オゾン発生器のオン,オフと、切換ダンパ
の制御とによって、少なくとも、車内空気を車外に排出
させる換気モードと、車内のオゾン濃度を人体に安全な
基準値以下の低濃度に保ちつつオゾンで車内空気を脱臭
するオゾン常用モードと、上記基準値を越える高濃度の
オゾンにて車内空気の強力脱臭を行なうオゾン燻蒸モー
ドとの3モードを切換え選択し得る脱臭ユニットを車体
に設け、モード切換スイッチのモード選択信号に基づ
き、上記脱臭ユニットの3モードを選択的に制御するコ
ントロールユニットを設けたことを特徴とするものであ
り、上記オゾン燻蒸モードの選択にて、車内にしみつい
た強烈な異臭を効果的に脱臭することができる。
【0008】又、上記コントロールユニットが、イグニ
ッションスイッチがオフであって、モード切換スイッチ
がオゾン燻蒸モードのモード選択信号を発しており、且
つ乗員が全て降車したことを検知したときに、オゾン燻
蒸モードの作動を開始し、第1の設定時間を経過した後
にオゾン発生器をオフとし、その後ファンが回転を続け
て車内のオゾン濃度を減衰させ、第2の設定時間を経過
した後にファンを停止させて、オゾン燻蒸モードの作動
を終了する、という制御を行なうことにより、乗員が基
準値を越える高濃度のオゾンにさらされる危険性を防止
し、且つ高濃度のオゾンによる脱臭作動終了後の車内の
残留オゾンの減衰が効率的に行なわれ、車内のオゾン濃
度が比較的短時間の間に基準値以下の範囲まで低下し、
乗員の安全性の向上がはかれるものである。
【0009】更に、上記オゾン燻蒸モードの作動が始ま
ってから最後にファンが停止するまでの間、車外からの
ドアロック装置の解錠を不能とするか、或は車外からド
アロック装置を解錠しようとしたとき警報器を作動させ
て警告する、というセキュリティシステムを設けたこと
により、乗員の安全性を更に一層向上させることができ
るものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0011】図1は本発明の第1の実施例を示すもの
で、図1(A)において、1は脱臭ユニットであり、例
えばワゴン車のように荷物室と車室とが連通している車
両の場合、該脱臭ユニット1は荷物室内の左右のリヤク
ォータ部の何れか一方又は双方に設けられる。該脱臭ユ
ニット1は、上部に車内空気を吸入する吸入口7を有し
下部に車内へ空気を吐出する吐出口8と車外へ空気を排
出する換気口9を備えたダクト部6と、該ダクト部6の
吸入口7部に設けられたファン(例えばシロッコファ
ン)2と、ダクト部6内に配設されたオゾン発生器3
と、上記吐出口8と換気口9の開閉を切換える切換ダン
パ4とからなる。
【0012】そして、コントロールユニット10にて上
記ファン2,オゾン発生器3及び切換ダンパ4が制御さ
れることによって、換気モード,オゾン常用モード及び
オゾン燻蒸モードの3モードの切換えが行われるように
なっている。
【0013】図1(B)に示すように、コントロールユ
ニット10は、モード切換スイッチ11のモード選択信
号とエンジン(イグニッションスイッチ)のオン,オフ
信号と後述するセキュリティコントロールユニット12
のセキュリティ・オン,オフ信号の入力に基づき、脱臭
ユニット1の制御を行う。
【0014】上記モード切換スイッチ11は、例えばイ
ンストルメントパネルの運転席前方位置等ドライバが操
作し易い位置に取付けられ、手動操作にて、換気モード
とオゾン常用モードとオゾン燻蒸モードとの3モード及
びオフの選択ができるようになっており、このモード選
択信号はコントロールユニット10に入力される。
【0015】上記セキュリティコントロールユニット1
2は、乗員が全て降車し車内に誰も残っていないことを
検出してセキュリティ・オンの信号を発し、それ以外の
ときはセキュリティ・オフの信号を発するものであり、
具体的には、例えばドア(通常運転席側ドア)ラッチ装
置の車外からの施錠を検知する施錠検知手段を用い、該
施錠検知手段が車外からの施錠を検知したとき全ての乗
員が降車したと判断してセキュリティ・オンの信号を発
するものが使用されるが、上記施錠検知手段に加え、乗
員が着座する全てのシートに離席センサを設け、これら
全ての離席センサの離席検出信号と上記施錠検知手段の
車外からの施錠検知信号とで、乗員がすべて降車し車内
に誰も残っていないと判断してセキュリティ・オン信号
を発する構成としても良く、その他乗員が全て降車した
ことを検出し得る任意の構成を採用できる。
【0016】以下、コントロールユニット10の脱臭ユ
ニット1の制御に付き、図2のフローチャートを参照し
て説明する。
【0017】即ち、先ずステップS1でイグニッション
スイッチがオンか否かを判断し、オンであればステップ
S2に進みモード切換スイッチ11で換気モード,オゾ
ン常用モード,オフのうちのどれを選択しているかを判
断する。イグニッションスイッチがオフであればステッ
プS6に進む。
【0018】ステップS2で、換気モードを選択してい
ると判断すると、ステップS3に進み、切換ダンパ4を
吐出口8を閉,換気口9を開とするa位置とし、ファン
2をオンとし、オゾン発生器3はオフとし、車内空気を
吸入口7からダクト部6内に吸入して換気口9から車外
に排出する換気状態とする。
【0019】ステップS2でオゾン常用モードを選択し
ていると判断すると、ステップS4に進み、切換ダンパ
4を吐出口8を開,換気口9を閉とするb位置とし、フ
ァン2をオンとし、オゾン発生器3を弱で作動させ、フ
ァン2の駆動によって室内空気を吸入口7よりダクト部
6内に吸入しオゾン発生器3にて発生したオゾンで脱臭
して吐出口8から車内へ吐出する、という常用脱臭状態
とする。
【0020】そして、モード切換スイッチ11をオフと
すればステップS5に進み、ファン2及びオゾン発生器
3をオフとして上記の換気モード,オゾン常用モードの
作動を停止すると共に、切換ダンパ4をa位置とする。
【0021】エンジンがオンの状態では、モード切換ス
イッチ11でオゾン燻蒸モードを選択しても、コントロ
ールユニット10はオゾン燻蒸モードへの切換えを行な
わない。
【0022】ステップS1でイグニッションスイッチが
オフであった場合は、ステップS6に進み、モード切換
スイッチ11でオゾン燻蒸モードを選択しているか否か
を判断し、オゾン燻蒸モードを選択していると、ステッ
プS7でセキュリティコントロールユニット12がセキ
ュリティ・オン信号を発しているか否かを判断する。セ
キュリティ・オン信号を発していると、ステップS8で
セキュリティ・コントロールユニット12の監視フラグ
をセットした後、ステップS9に進み、切換ダンパ4を
b位置とし、ファン2をオンとし、オゾン発生器3を強
で作動させ、ファン2の駆動にて吸入口7よりダクト部
6内に吸入した車内空気を高濃度のオゾンにて脱臭して
吐出口8から車内に吐出する、というオゾン燻蒸による
強力脱臭状態とすると共に、ステップS10にてタイマ
ーのカウントを開始する。 ステップS6又はS7に
て、オゾン燻蒸モードを選択していないか、又はセキュ
リティ・オンでなかった場合は、脱臭ユニット1の制御
は行なわない。
【0023】ステップS10にてカウントした経過時間
tを、ステップS11にて第1の設定時間T1 と比較
し、t=T1 になるとステップS12に進み、オゾン発
生器3をオフとしてオゾンの発生を停止させ、駆動し続
けるファン2にて吸入口7からダクト部6内に吸入した
車内空気を吐出口8から車内に吐出する、という車内空
気の循環状態とする。
【0024】次に、ステップS13にて第1の設定時間
1 に第2の設定時間T2 を加算した時間T1 +T2
前記経過時間tとを比較し、t=T1 +T2 となると、
ステップS14に進み、ファン2をオフにすると共に、
ステップS15にてセキュリティコントロールユニット
12の監視フラグをリセットし、オゾン燻蒸モードの作
動を終了する。
【0025】尚、セキュリティコントロールユニット1
2では所定時間毎に図3に示すフローチャートが実行さ
れており、監視フラグがセットされている状態で解錠動
作が行なわれたとき警告を発するように構成されてい
る。
【0026】上記において、オゾン発生器3の強,弱の
制御は、コントロールユニット10によるオゾン発生器
3への供給電力のオン,オフのデユーティ比制御によっ
て行なわれ、弱の場合は基準値以下の範囲(人体にとっ
て安全な範囲)の低濃度のオゾン発生量とし、強の場合
は充分な強力脱臭を行なうことができるよう車内オゾン
濃度を上記基準値を越えた高濃度のオゾン発生量とす
る。
【0027】車内のオゾン濃度を基準値を越えた高濃度
とするオゾン燻蒸モードを、エンジンがオフであって、
セキュリティコントロールユニット12が車外からの施
錠を検知してセキュリティ・オン信号を発しており、且
つモード選択スイッチ11にてオゾン燻蒸モードを選択
したときのみ作動するようにしたことにより、乗員が高
濃度のオゾンにさらされるような危険性は防止され、更
にオゾン発生を停止させた後に第2の所定時間T2
間、ファン2が駆動を続けて車内空気を強制循環させる
ことにより、車内の残存オゾン濃度の減衰が効率的に行
なわれ、車内のオゾン濃度が基準値以下の範囲まで減衰
するのに要する時間を短縮することができる。
【0028】図4は、本発明の第2の実施例を示すもの
で、図4(A)に示すように、脱臭ユニット1は、第1
実施例の場合と同様に、例えばワゴン車の荷物室の左右
のリヤクォータ部の何れか一方又は双方に設けられ、上
部に吸入口7を有しその下部に第1吐出口81を有し且
つ下端部に第2吐出口82と換気口9とを備えたダクト
部6と、ダクト部6の吸入口7部近傍に設けられたファ
ン2と、吸入口7と第1吐出口81との間に設けられた
オゾン発生器3と、第1吐出口81と第2吐出口82と
の間に配設された触媒5と、第1吐出口81を開閉する
第1切換ダンパ41と、第2吐出口82と換気口9との
開閉を切換える第2切換ダンパ42とから構成される。
【0029】上記触媒5は、オゾンを分解しオゾン濃度
を人体に悪影響を及ぼさない基準値以下の範囲に低減さ
せると共に、オゾンだけでは取りきれない悪臭成分を除
去する機能をもつもので、例えば家庭用消臭器等で一般
に用いられ従来より公知のものである。
【0030】そして、コントロールユニット10にて、
上記ファン2,オゾン発生器3,第1切換ダンパ41及
び第2切換ダンパ42がそれぞれ制御される。
【0031】上記コントロールユニット10は、図4
(B)に示すように、モード切換スイッチ11のモード
選択信号と、セキュリティコントロールユニット12の
セキュリティ・オン,オフ信号と、エンジン(イグニッ
ションスイッチ)のオン,オフ信号との入力に基づき、
図5のフローチャートに示すような制御を行なう。
【0032】即ち、図5において、先ずステップS1で
イグニッションスイッチがオンか否かを判断し、オンで
あればステップS2に進みモード切換スイッチ11で換
気モード,オゾン常用モード,オフのうちのどれを選択
しているかを判断し、イグニッションスイッチがオフで
あればステップS6に進むことは第1実施例の場合と同
じである。
【0033】ステップS2で、換気モードを選択してい
ると判断すると、ステップS3に進み、第1切換ダンパ
41を第1吐出口81を閉とするa位置とし、第2切換
ダンパ42を第2吐出口81を閉,換気口9を開とする
a位置とし、ファン2をオンとし、オゾン発生器3はオ
フとし、ファン2の駆動にて車内空気を吸入口7からダ
クト部6内に吸入して換気口9から車外に排出する換気
状態とする。
【0034】ステップS2でオゾン常用モードを選択し
ていると判断するとステップS4に進み、第1切換ダン
パ41をa位置とし、第2切換ダンパ42を第2吐出口
82を開,換気口9を閉とするb位置とし、ファン2を
オンとし、オゾン発生器3をオンとし、ファン2の駆動
にて吸入口7よりダクト部6内に吸入した車内空気をオ
ゾン発生器3により発生したオゾンにて脱臭し、触媒5
を通過する間にオゾン濃度を人体に安全な基準値以下の
範囲に低減させた後、第2吐出口82より車内に吐出す
る常用脱臭状態とする。
【0035】このオゾン常用モードにおいては、車内の
空気をオゾンで脱臭した後、オゾン濃度を基準値以下に
低減して車内に戻すので、乗員の安全を確保しながら車
内空気の脱臭を連続して行うことができる。
【0036】モード切換スイッチ11がオフであればス
テップS5に進み、ファン2及びオゾン発生器3をオフ
とし、換気モード,オゾン常用モードの作動を停止する
と共に、第1切換ダンパ41,第2切換ダンパ42を共
にa位置とする。
【0037】ステップS1にて、イグニッションスイッ
チがオフであった場合は、ステップS6に進んでモード
切換スイッチ11でオゾン燻蒸モードを選択しているか
否かを判断し、オゾン燻蒸モードであればステップS7
に進んでセキュリティ・オンであるか否かを判断し、セ
キュリティ・オンであればステップS8にて監視フラグ
をセットした後、ステップS9に進む。ステップS6で
オゾン燻蒸モードでない場合、又はステップS7でセキ
ュリティ・オンでない場合は、脱臭ユニット1の制御を
行なわない。
【0038】ステップS9では、第1切換ダンパ41を
第1吐出口81を開とし触媒5方向への通路を閉とする
b位置とし、第2切換ダンパ42をb位置とし、ファン
2をオンとし、オゾン発生器3をオンとし、ファン2の
駆動にて吸入口7よりダクト部6内に吸入した車内空気
をオゾン発生器3が発生したオゾンにて脱臭して第1吐
出口81から車内に吐出する、というオゾン燻蒸による
強力脱臭状態とすると共に、ステップS10にてタイマ
ーのカウントを開始する。
【0039】ステップS10にてカウントした経過時間
tを、ステップS11にて第1の設定時間T1 と比較
し、t=T1 になるとステップS12に進み、オゾン発
生器3をオフとしてオゾンの発生を停止させ、駆動し続
けるファン2にて吸入口7からダクト部6内に吸入した
車内空気を第1吐出口81から車内に吐出する、という
車内空気の循環状態とする。次に、ステップS13にて
第1の設定時間T1 に第2の設定時間T2 を加算した時
間T1 +T2 と前記経過時間tとを比較し、t=T1
2 となると、ステップS14に進み、ファン2をオフ
にすると共に、ステップS15にてセキュリティコント
ロールユニット12の監視フラグをリセットし、オゾン
燻蒸モードの作動を終了する。
【0040】この第2実施例においても、第1実施例と
同様に、セキュリティコントロールユニット12では所
定時間毎に図3に示すフローチャートが実行されてお
り、監視フラグがセットされている状態で解錠動作が行
なわれたとき警告を発するように構成されている。
【0041】図6は本発明の第3実施例を示すもので、
脱臭ユニット1としては図4(A)に示す第2実施例と
同じものを用い、モード切換スイッチ11で換気モード
とオゾン常用モードとオゾン燻蒸モードとの3モードの
選択が可能であることも上記第2実施例と同じである
が、この第3実施例では、車内の臭気濃度を検知する臭
いセンサ13を設け、上記オゾン常用モードに、自動
(Auto)と手動(Manu)の選択手段を設け、モ
ード切換スイッチ11でオゾン常用モードの手動を選択
すると、上記第2実施例のオゾン常用モードの場合と同
じ作動を行なうが、自動を選択すると、上記臭いセンサ
13の信号によって車内の臭気濃度が所定値以上のとき
はオゾン常用モードの作動が行なわれ車内の臭気濃度が
所定値より低くなったときは自動的にオゾン常用モード
の作動を停止させる、という自動制御をコントロールユ
ニット10が行なうものである。上記オゾン常用モード
以外の換気モード及びオゾン燻蒸モードの制御について
は、第2実施例の場合と全く同じであり、図6において
図4と同一の符号は図4と同じ部分を表している。
【0042】上記のように、モード切換スイッチ11に
オゾン常用モードの自動と手動との選択手段を設け、オ
ゾン常用モードの自動を選択したとき、臭いセンサ13
の信号によってオゾン常用モードの自動制御を行なう構
成は、図1及び図2の第1実施例にも適用可能である。
【0043】上記第1乃至第3の実施例において、脱臭
ユニット1を車両荷物室の左右のリヤクォータ部にそれ
ぞれ取付けたものにおいては、左右の脱臭ユニット1,
1の双方が同時に同じ作動をする場合と、左右何れか一
方の脱臭ユニットだけを作動させる場合との選択を行な
うことができるようにしても良い。
【0044】図7は本発明の第4の実施例を示すもの
で、この例では左右のリヤクォータ部の一方に脱臭ユニ
ット1を組込み、他方に換気ユニット101を組込み、
モード切換スイッチ11のモード選択信号と、エンジン
(イグニッションスイッチ)のオン,オフ信号と、セキ
ュリティコントロールユニット12のセキュリティ・オ
ン,オフ信号等に基づき、コントロールユニット10が
上記脱臭ユニット1と換気ユニット101とを関連づけ
て制御するようにしたものである。
【0045】即ち、図7(A)において、脱臭ユニット
1は、上部に吸入口7を備え下部に吐出口8を備えたダ
クト部6と、ファン2と、オゾン発生器3とからなり、
ファン2の駆動にて車内空気を吸入口7からダクト部6
内に吸い込みオゾン発生器3の発生オゾンで脱臭して吐
出口8から車内に吐出するようになっている。換気ユニ
ット101は、換気ファン102と吸入口107と換気
口109とからなり、換気ファン102の駆動にて車内
空気を吸入口107から吸入して換気口109より車外
に排出するようになっている。
【0046】そして、図7(B)に示すように、コント
ロールユニット10は、モード切換スイッチ11のモー
ド選択信号とエンジン(イグニッションスイッチ)のオ
ン,オフ信号とセキュリティコントロールユニット12
のセキュリティ・オン,オフ信号との入力に基づき、以
下に述べるような制御を行なう。尚、この例では、モー
ド切換スイッチ11にて選択できるモードを、換気モー
ドと、オゾン常用モードと、オゾン常用・換気モード
と、オゾン燻蒸モードとの4モードとした例を示してい
る。
【0047】即ち、先ずイグニッションスイッチのオ
ン,オフを判断し、オンであればモード切換スイッチ1
1で選択されているモードは何かを判断する。
【0048】換気モードが選択されていると、ファン2
と換気ファン102とをオンとし、オゾン発生器3はオ
フとする。すると、ファン2の駆動にて車内空気を吸入
口7よりダクト部6内に吸入して吐出口8から吐出し、
換気ファン102の駆動にて車内空気を吸入口107か
ら吸入して換気口109より車外へ排出する。この場
合、脱臭ユニット1の吐出口8と換気ユニット101の
吸入口107とは互いに向き合った位置にあるので、換
気ファン102は、吸入口107周辺部の空気を吸入す
るだけでなく、脱臭ユニット1の吐出口8から吐出され
た空気を効率よく吸い込んでは換気口109から車外に
排出するので、荷物室内はほぼまんべんなく効果的に換
気される。
【0049】オゾン常用モードが選択されていると、フ
ァン2をオンとし、オゾン発生器3を弱で作動させ、換
気ユニット101の換気ファン102はオフとし、ファ
ン2の駆動にて吸入口7よりダクト部6内に吸入した車
内空気を発生オゾンにて脱臭した後、吐出口8から車内
に吐出する、という常用脱臭状態とする。
【0050】オゾン常用・換気モードが選択されている
と、ファン2をオンとし、オゾン発生器3を弱で作動さ
せ、換気ユニット101の換気ファン102をオンとす
る。すると、ファン2の駆動にて吸入口7からダクト部
6内に吸入された車内空気を発生オゾンで脱臭し、吐出
口8から車内に吐出すると共に、この吐出された空気は
荷物室を横断して他側の吸入口107から吸入され、該
吸入口107の周辺部分の空気と一緒に換気口109か
ら車外に排出される、という常用脱臭・換気状態とな
る。
【0051】モード切換スイッチ11がオフであると、
ファン2,切換ファン102及びオゾン発生器3を全て
オフとする。
【0052】イグニッションスイッチがオフであると、
モード切換スイッチ11でオゾン燻蒸モードが選択され
ているか否かを判断し、オゾン燻蒸モードが選択されて
いると、セキュリティコントロールユニット12がセキ
ュリティ・オンであるか否かを判断し、セキュリティ・
オンであれば、セキュリティコントロールユニットの監
視フラグをセットし、ファン2をオンとし、オゾン発生
器3を強で作動させ、換気ファン102をオフとし、オ
ゾン燻蒸の強力脱臭状態とすると共に、タイマーのカウ
ントを開始する。
【0053】そして、上記タイマーカウントにて得られ
るオゾン燻蒸モードの作動経過時間tが第1の設定時間
1 に達すると、オゾン発生器3をオフとしてオゾンの
発生を停止すると共に、換気ファン102をオンとし、
駆動を続けるファン2と該換気ファン102の駆動とで
換気状態とし、上記経過時間tが第1の設定時間T1
第2の設定時間T2 との加算時間T1 +T2 に達したと
き、ファン2と換気ファン102とをオフとし、セキュ
リティコントロールユニット12の監視フラグをリセッ
トしてオゾン燻蒸モードの作動を終了する。
【0054】上記において、オゾン発生器3の強,弱の
制御は、前記第1実施例の場合と同様に、コントロール
ユニット10によるオゾン発生器3への供給電力のオ
ン,オフのデユーティ比制御によって行なわれ、弱の場
合は基準値以下の範囲(人体にとって安全な範囲)の低
濃度のオゾン発生量とし、強の場合は充分な強力脱臭を
行なうことができるよう車内オゾン濃度を上記基準値を
越えた高濃度のオゾン発生量とする。
【0055】図8は、本発明の第5の実施例を示すもの
で、左右のリヤクォータ部の片側に脱臭ユニット1を組
込み、他側に換気ユニット101を組込んだ基本的な構
成においては、図7に示す第4実施例と同じであるが、
脱臭ユニット1の具体的構成において第4実施例とは異
なるものである。
【0056】即ち、図8(A)に示すように、脱臭ユニ
ット1は、上部に吸入口7を有しその下部に第1吐出口
81を有し且つ下端部に第2吐出口82を備えたダクト
部6と、該ダクト部6の吸入口7部近傍に設けたファン
2と、吸入口7と第1吐出口81との間に配置したオゾ
ン発生器3と、第1吐出口81と第2吐出口82との間
に配設した触媒5と、切換ダンパ4とで構成され、該切
換ダンパ4は、第1吐出口81を閉じ触媒5方向への通
路及び第2吐出口82を開とするa位置と、第1吐出口
81を開とし触媒5方向の通路及び第2吐出口82を閉
とするb位置とに制御されるようになっている。換気ユ
ニット101は、第4実施例と同様に、換気ファン10
2と吸入口107と換気口109とで構成される。
【0057】そして、図8(B)に示すように、コント
ロールユニット10が、モード切換スイッチ11のモー
ド選択信号と、セキュリティコントロールユニット12
のセキュリティ・オン,オフ信号と、エンジン(イグニ
ッションスイッチ)のオン,オフ信号等の入力に基づ
き、上記脱臭ユニット1と換気ユニット101の制御を
行なうことは、上記第4実施例の場合と同じである。
【0058】具体的な制御態様については、換気モード
とオゾン常用モードとオゾン常用・換気モードのとき
に、切換ダンパ4をa位置とする制御が加わり、オゾン
燻蒸モードのときに切換ダンパ4をb位置にする制御が
加わる点と、オゾン発生器3の弱と強の制御が不要とな
る点が、上記第4実施例と異なるだけで、その他の制御
は第4実施例の場合と同じである。
【0059】尚、上記第4実施例及び第5実施例におい
て、車内の臭気濃度を検出する臭いセンサを設け、モー
ド切換スイッチ11のオゾン常用モードに自動と手動の
選択手段を設定し、オゾン常用モードの自動を選択した
とき、前記第3実施例の場合と同様に、上記臭いセンサ
が検出した臭気濃度に基づき、オゾン常用モードの作動
が自動的に制御されるようにしても良い。又、第4実施
例及び第5実施例において、換気ユニット101の換気
口109を、車内空気の排出は可能であるが車外から車
内方向への流れは阻止するワンウエイシャッタ機能をも
った構成としても良い。
【0060】上記第1乃至第5実施例において、オゾン
燻蒸モードはイグニッションスイッチがオフの状態で行
なわれるので、バッテリ過放電防止を考慮して、T1
2時間だけ作動を行なうように設定している。第2の
設定時間T2 はファンの回転によって車内のオゾン濃度
が人体に安全な基準値(例えば0.05ppm )以下の範
囲まで減衰するのに要する時間を考慮して設定される。
【0061】又、このオゾン燻蒸モードの作動が始まっ
てから車内のオゾン濃度が基準値を下回る値に減衰する
までのT1 +T2 の間は、外部からのドアの解錠操作を
不能とするか、或は例えば外部からドアのキーシリンダ
にキーを挿し込んだとき警報器が作動して警告を与え
る、といったセキュリティシステムを装備することによ
り、残留オゾンによる人体への悪影響の虞れをなくし、
安全性のより一層の向上をはかることができるものであ
る。
【0062】更に、本発明の換気・脱臭装置は、ワゴン
車だけでなくすべての車両に適用でき、設置場所も荷物
室に限らず車体の任意の場所を選択し得る。
【0063】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、オゾンに
より車内の脱臭を行なう脱臭装置に車内の換気を強制的
に行なう換気機能をもたせ、車内の強制換気を行なう換
気モードと、人体に安全な基準値以下のオゾン濃度で車
内の脱臭を行なうオゾン常用モードと、上記基準値を越
えた高濃度のオゾンで車内の強力脱臭を行なうオゾン燻
蒸モードとの選択を自由に行なうことができるようにす
ると共に、該オゾン燻蒸モードを選択したとき、エンジ
ンがオフで、且つ乗員が全て降車したことを検知したと
きだけ、オゾン燻蒸モードの作動が行なわれる構成とし
たことにより、乗員が車内に存在しない状態にて最強脱
臭作動が行なわれ、車内にしみついた強烈な異臭を乗員
に悪影響を及ぼすことなく効果的に脱臭することができ
る。
【0064】又、このオゾン燻蒸モードでは、ファン及
びオゾン発生器の作動による脱臭作動が開始してから設
定時間後にオゾン発生器だけがオフとなり、それ以後は
ファンだけが回り続けて車内のオゾン濃度を減衰させ、
車内オゾン濃度が基準値以下となってファンが停止す
る、という制御が行なわれるものであり、これにより強
力脱臭作動後の残留オゾン濃度の減衰が短時間に効率的
に行なわれ、安全性の向上がはかれる。
【0065】更に、上記オゾン燻蒸モードの脱臭作動が
開始してから車内オゾン濃度が基準値以下となってファ
ンが停止するまでの間、ドアロック装置を車外から解錠
できないようにするか、或は車外から解錠しようとする
と警報器が作動して警告を与える、というセキュリティ
システムを設けることにより、より一層の安全性向上を
はかることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す図で、(A)は脱臭
ユニットの断面図、(B)は脱臭ユニットの制御ブロッ
ク図である。
【図2】図1に示す装置の制御態様例を示すフローチャ
ートである。
【図3】セキュリティコントロールユニットによる制御
態様例を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第2実施例を示す図で、(A)は脱臭
ユニットの断面図、(B)は脱臭ユニットの制御ブロッ
ク図である。
【図5】図4に示す装置の制御態様例を示すフローチャ
ートである。
【図6】本発明の第3実施例を示す図で、(A)は打臭
ユニットの断面図、(B)は脱臭ユニットの制御ブロッ
ク図である。
【図7】本発明の第4実施例を示す図で、(A)は脱臭
ユニットと換気ユニットとを組付けた車両荷物室の断面
図、(B)は(A)に示す脱臭ユニットと換気ユニット
の制御ブロック図である。
【図8】本発明の第5実施例を示す図で、(A)は脱臭
ユニットと換気ユニットとを組付けた車両荷物室の断面
図、(B)は(A)に示す脱臭ユニットと換気ユニット
の制御ブロック図である。
【符号の説明】
1 脱臭ユニット 2 ファン 3 オゾン発生器 4 切換ダンパ 5 触媒 6 ダクト部 7 吸入口 8 吐出口 9 換気口 10 コントロールユニット 11 モード切換スイッチ 12 セキュリティコントロールユニット 13 臭いセンサ 41 第1切換ダンパ 42 第2切換ダンパ 81 第1吐出口 82 第2吐出口 101 換気ユニット 102 換気ファン 107 吸入口 109 換気口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松隈 寛人 東京都新宿区西新宿一丁目7番2号 富士 重工業株式 会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端部に吸入口を有し他端部に吐出口と
    換気口とを有するダクト部と、上記吸入口と吐出口及び
    換気口との間のダクト部内に配置されたファンと、上記
    ダクト部内に上記ファンと直列に配置されたオゾン発生
    器と、上記吐出口と換気口との開閉を切換える切換ダン
    パとからなる脱臭ユニットを車体に設け、モード切換ス
    イッチのモード選択信号に基づき、上記ファンの駆動に
    てダクト部内に吸入した車内空気を換気口から車外に排
    出する換気モードと、ファンの駆動にてダクト部内に吸
    入した車内空気をオゾン発生器が発生する低濃度のオゾ
    ンで脱臭処理して吐出口から車内に吐出するオゾン常用
    モードと、ファンの駆動にてダクト部内に吸入した車内
    空気をオゾン発生器が発生する高濃度のオゾンで脱臭処
    理して吐出口から車内に吐出するオゾン燻蒸モードとの
    3モードを選択的に制御するコントロールユニットを設
    けたことを特徴とする車両の換気・脱臭装置。
  2. 【請求項2】 一端部に吸入口を有し中間部に第1吐出
    口を有し他端部に第2吐出口と換気口とを有するダクト
    部と、上記吸入口と第1吐出口との間のダクト部内に配
    置されたファンと、該ファンと直列に上記吸入口と第1
    吐出口との間のダクト部内に配置されたオゾン発生器
    と、上記第1吐出口と第2吐出口との間のダクト部内に
    配設された触媒と、上記第1吐出口と上記触媒方向への
    通路との開閉を切換える第1切換ダンパと、上記第2吐
    出口と換気口との開閉を切換える第2切換ダンパとから
    なる脱臭ユニットを車体に設け、モード切換スイッチの
    モード選択信号に基づき、上記ファンの駆動にてダクト
    部内に吸入した車内空気を換気口から車外に排出する換
    気モードと、ファンの駆動にてダクト部内に吸入した車
    内空気をオゾン発生器が発生するオゾンで脱臭処理し触
    媒でオゾン濃度を低減してから第2吐出口から車内に吐
    出するオゾン常用モードと、ファンの駆動にてダクト部
    内に吸入した車内空気をオゾン発生器が発生するオゾン
    で脱臭処理して第1吐出口より車内に吐出するオゾン燻
    蒸モードとの3モードを選択的に制御するコントロール
    ユニットを設けたことを特徴とする車両の換気・脱臭装
    置。
  3. 【請求項3】 一端部に吸入口を有し他端部に吐出口を
    有するダクト部と、該ダクト部内に配置されたファン
    と、該ファンと直列に上記ダクト部内に配置されたオゾ
    ン発生器とからなる脱臭ユニットを車体の左右何れか一
    方の側壁部に設け、他方の側壁部に吸入口と換気口と換
    気ファンとからなる換気ユニットを設け、モード切換ス
    イッチのモード選択信号に基づき、上記ファンの駆動に
    てダクト部内に吸入した車内空気を吐出口から車内に吐
    出すると共に換気ファンの駆動にて車内空気を吸入して
    換気口から車外に排出する換気モードと、ファンの駆動
    にてダクト部内に吸入した車内空気をオゾン発生器が発
    生する低濃度のオゾンで脱臭処理して吐出口から車内に
    吐出するオゾン常用モードと、ファンの駆動にてダクト
    部内に吸入した車内空気をオゾン発生器が発生する低濃
    度のオゾンで脱臭処理して吐出口から車内に吐出すると
    共に換気ファンの駆動にて車内空気を換気口から車外へ
    排出するオゾン常用・換気モードと、ファンの駆動にて
    ダクト部内に吸入した車内空気をオゾン発生器が発生す
    る高濃度のオゾンで脱臭処理して吐出口から車内に吐出
    するオゾン燻蒸モードとの4モードを選択的に制御する
    コントロールユニットを設けたことを特徴とする車両の
    換気・脱臭装置。
  4. 【請求項4】 一端部に吸入口を有し中間部に第1吐出
    口を有し他端部に第2吐出口を有するダクト部と、上記
    吸入口と第1吐出口との間のダクト部内に配置されたフ
    ァンと、該ファンと直列に上記吸入口と第1吐出口との
    間のダクト部内に配置されたオゾン発生器と、上記第1
    吐出口と第2吐出口との間のダクト部内に配設された触
    媒と、上記第1吐出口と上記触媒方向への通路との開閉
    を切換える切換ダンパとからなる脱臭ユニットを車体の
    左右何れか一方の側壁部に設け、他方の側壁部に吸入口
    と換気口と換気ファンとからなる換気ユニットを設け、
    モード切換スイッチのモード選択信号に基づき、上記フ
    ァンの駆動にてダクト部内に吸入した車内空気を第2吐
    出口から車内に吐出すると共に換気ファンの駆動にて車
    内空気を換気口から車外に排出する換気モードと、ファ
    ンの駆動にてダクト部内に吸入した車内空気をオゾン発
    生器が発生するオゾンで脱臭処理し触媒でオゾン濃度を
    低減してから第2吐出口から車内に吐出するオゾン常用
    モードと、ファンの駆動にてダクト部内に吸入した車内
    空気をオゾン発生器が発生するオゾンで脱臭処理し触媒
    でオゾン濃度を低減してから第2吐出口より車内に吐出
    すると共に換気ファンの駆動にて車内空気を換気口より
    車外へ排出するオゾン常用・換気モードと、ファンの駆
    動にてダクト部内に吸入した車内空気をオゾン発生器が
    発生するオゾンで脱臭処理して第1吐出口より車内に吐
    出するオゾン燻蒸モードとの4モードを選択的に制御す
    るコントロールユニットを設けたことを特徴とする車両
    の換気・脱臭装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4の何れかに記載の車両の
    換気・脱臭装置において、車内の臭気濃度を検出する臭
    いセンサを設け、モード切換スイッチにはオゾン常用モ
    ードの自動と手動との選択手段が設けられ、オゾン常用
    モードの自動を選択したときは、コントロールユニット
    が、上記臭いセンサの検出信号に基づき、車内の臭気濃
    度が所定値を越えたときオゾン常用モードの作動を行な
    い、車内の臭気濃度が所定値以下となったとき該作動を
    停止させる、という自動制御を行ない、オゾン常用モー
    ドの手動を選択したときは、コントロールユニットが、
    そのモード選択信号にてオゾン常用モードの作動を行な
    い、モード切換スイッチをオフとすることによって該作
    動を停止する、という制御を行なうことを特徴とする車
    両の換気・脱臭装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5の何れかに記載の車両の
    換気・脱臭装置において、コントロールユニットは、乗
    員の乗降を検知する手段を有し、エンジンがオフであっ
    て、モード切換スイッチがオゾン燻蒸モードのモード選
    択信号を発しており、且つ乗員が全て降車したことを検
    知したとき、オゾン燻蒸モードの作動を開始し、第1の
    設定時間経過後にオゾン発生器を停止させ、その後はフ
    ァンだけが駆動を続けて第2の設定時間経過後にファン
    を停止させる、という制御を行なうことを特徴とする車
    両の換気・脱臭装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の車両の換気・脱臭装置
    において、オゾン燻蒸モードの作動開始から第1の設定
    時間及び第2の設定時間が経過してファンが停止するま
    での間、車外からのドアロック装置の解錠を不能とする
    か又は車外からドアロック装置を解錠しようとしたとき
    警報器を作動させて警告を与える手段を設けたことを特
    徴とする車両の換気・脱臭装置。
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