JP2006044389A - 車室内快適化システム - Google Patents

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Shinichi Hara
慎一 原
Akihiko Yoshida
昭彦 吉田
Hideki Nagano
秀樹 長野
Kunihiko Nishishita
邦彦 西下
Yusuke Takahashi
祐介 高橋
Norie Aoki
令恵 青木
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Abstract

【課題】従来の空気清浄器は、自動車の乗員に快適な車室内を提供するためには、常に空気清浄器を運転させておかなければならなかった。そこで、駐車時間を利用し、自動車の乗員に、簡便かつ短時間で快適な車室内を提供することを課題とする。
【解決手段】駐車中に、殺菌手段11、抗菌化手段12もしくは脱臭手段13のうち少なくとも1の手段の作動後に換気手段14を作動させることを特徴とする車室内快適化システムを提供する。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動車に搭載される車室内を快適化するシステムに関するものである。より詳しくは、自動車の乗員が乗車する前に予め車室内を快適化することができるようにした車室内快適化システムに関するものである。
自動車の快適性を向上させるため、従来から冷暖房等の空調に加えて、空気清浄器や芳香発生などが行われている。また、さらに快適性を高めるため、これらの機器を連動させて相乗効果を図る場合もある(例えば、特許文献1を参照。)。さらに、自動車の駐車中においても空気清浄器を作動させ、車室内の除塵脱臭を行う方法もある(例えば、特許文献2を参照。)。
特開平2−48217号広報 特開2004−1695号広報
しかし、従来の除塵脱臭の方法は、車室内の空気を空気清浄器に循環させ、異臭、悪臭の除去をそのフィルタのみに依存しており、空気清浄器の運転が停止すれば、車室内は再び異臭、悪臭に包まれてしまう。従って、自動車の乗員に常に快適な車室内とするために、常に空気清浄器を運転させておかなければならなかった。
本発明は、上記従来技術の問題を解決することを課題とする。より特定すれば、駐車時間を利用し、簡便かつ短時間で、自動車に乗り込む乗員に快適な車室内を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る車室内快適化システムは、自動車の車室内を殺菌するための殺菌手段、前記車室内を抗菌化するための抗菌化手段もしくは前記車室内を脱臭するための脱臭手段のうち少なくとも1つと、前記車室内を換気するための換気手段と、前記各手段の作動を制御する制御手段とを備え、駐車中に前記車室内の快適性の改善を行う車室内快適化システムであって、前記制御手段は駐車中に前記殺菌手段、前記抗菌化手段もしくは前記脱臭手段のうち少なくとも1の手段の作動後に前記換気手段を作動させることを特徴とする。本車室内快適化システムは、自動車の車室内の異臭、悪臭を除去するシステムである。制御手段は、まず、殺菌手段、抗菌化手段もしくは脱臭手段のうち少なくとも1つを作動させる。これにより、車室内に存在する物品の取り外しや大がかりな設備を必要とせず、車室内の異臭、悪臭の除去ができる。その後、制御手段は、換気手段を作動させ、外気を導入し、車室内に供給した前記各手段の成分を強制的に車室外に排出させ、車室内の空気の入れ替えを行う。これにより、本車室内快適化システムは、簡便かつ短時間で異臭、悪臭及び車室内に供給した各手段の成分の匂いがなく、アレルギー症状の原因となる花粉、ダニ等のアレルゲンを低減した車室内を自動車に乗り込む乗員に提供ができる。
本発明に係る車室内快適化システムでは、快適性を高める物質を供給する快適性物質供給手段をさらに設け、前記制御手段は前記換気手段の作動後に前記快適性物質供給手段を作動させることが望ましい。本車室内快適化システムによる前記換気手段作動後には、車室内の異臭、悪臭は除去されている。ここで、前記制御手段は前記快適性物質供給手段を作動させ、車室内に快適性を高める物質を供給する。これにより、前記換気手段作動後の車室内に比べ、よりよい快適な車室内を提供することができる。
上記発明において、前記殺菌手段は、殺菌剤の殺菌成分を前記車室内に供給するための殺菌成分供給機又は正イオンと負イオンを同時に発生させ前記車室内に供給するための正負イオン発生機の少なくとも一方を有する手段が含まれる。
殺菌成分供給機は、車室内に隈なく殺菌成分を行き渡らせることができ、車室内に存在する物品の取り外しや大がかりな殺菌設備を不要とし、簡便に車室内のシート、ハンドル、コンソール等の物品に付着した細菌の殺菌することができる。
正負イオン発生機は、空気中の細菌の殺菌に効果のある正イオンと負イオンを同時に車室内に隈なく行き渡らせることができ、大がかりな殺菌設備を不要とし、簡便に車室内の浮遊菌の殺菌及びアレルゲンの働きの抑制をすることができる。
上記発明において、前記抗菌化手段は、抗菌剤の抗菌化成分を前記車室内に供給するための抗菌化成分供給機を有する手段が含まれる。これにより、車室内に隈なく抗菌化成分を行き渡らせることができ、車室内に存在する物品の取り外しや大がかりな設備を不要とし、簡便に車室内のシート、ハンドル、コンソール等の物品を抗菌化できる。
上記発明において、前記脱臭手段は、脱臭剤の脱臭成分もしくは消臭剤の消臭成分の少なくとも一方を前記車室内に供給するための脱臭成分供給機を有する手段が含まれる。これにより、車室内に隈なく脱臭成分を行き渡らせることができ、車室内に存在するシート、ハンドル、コンソール等の物品の取り外しや大がかりな設備を不要とし、簡便に車室内の脱臭ができる。
上記発明において、前記換気手段は、ファンによる強制換気によって、前記車室内を換気する手段が含まれる。これにより、前記各供給手段により車室内に供給された成分の排出を強制的に行い、自然換気に比べ換気時間の短縮が図れ、車室内の快適化の時間を短縮することができる。
上記発明において、前記快適性物質供給手段は、負イオンを発生させ前記車室内に供給するための負イオン発生機、酸素濃度を高めた空気を前記車室内に供給するための酸素富化空気供給機、芳香剤の芳香成分を前記車室内に供給するための芳香剤源又は前記車室内の湿度を快適に保つための水蒸気発生機のうち少なくとも1つを有する手段が含まれる。自動車の乗員は、負イオンもしくは芳香成分の供給でリラックスでき、酸素濃度を高めた空気の供給でリフレッシュできる。また、水蒸気の供給で自動車の乗員の呼吸器の保護が図れる。
また、本発明に係る車室内快適化システムでは、前記殺菌成分供給機、前記抗菌化成分供給機、前記正負イオン発生機、前記脱臭成分供給機、前記負イオン発生機、前記酸素富化空気供給機、前記芳香剤源又は前記水蒸気発生機の少なくとも1つを、自動車に車載した車両用空調機内のエバポレータの気流の下流側の空気流路に配置し、前記車両用空調機内のブロワ、外気吸気口、内気循環用吸気口及び吹出口を前記殺菌手段、前記抗菌化手段、前記脱臭手段又は前記快適性物質供給手段のブロワ、外気吸気口、内気循環用吸気口及び吹出口として共用することが好ましい。該車両用空調機内のブロア、外気吸気口、内気循環用吸気口及び吹出口を殺菌手段、抗菌化手段、脱臭手段又は快適性物質供給手段のブロア、外気吸気口、内気循環用吸気口及び吹出口として共用することで、各手段のブロア、吸気口及び吹出口を新たに設ける必要がなくなり、車室内快適化システムの省スペース化、低コスト化及び省電力化が図れる。また、前記各手段を、自動車に車載した車両用空調機内のエバポレータの気流の下流側の空気流路に配置することで、各手段から供給される各成分は該車両用空調機内のエバポレータ、ブロア、フィルタ等の構成部材に吸着されずに車室内に直接供給することができる。
本発明に係る車室内快適化システムでは、車室内の気温、湿度、臭気、酸素濃度、気中塵埃量又は気中浮遊菌数の少なくとも1の項目を測定する空気質検出手段をさらに設け、前記制御手段は、前記空気質検出手段の検出結果を基に駐車中に前記殺菌手段、前記抗菌化手段もしくは前記脱臭手段のうち少なくとも1の手段及び前記換気手段を作動させることが望ましい。
本車室内快適化システムは、前記空気質検出手段の検出結果により、車室内の快適化に必要な前記各手段の作動時間を設定するため、車室内快適化の時間が短縮化され、かつ、省電力化が図れる。また、各手段の薬剤の必要以上の消耗を抑えることもできる。
上記発明において、前記制御手段は、自動車の乗員が指定した時刻までに前記車室内の快適化を完了させることが望ましい。前記制御手段は前記指定時刻から前記各手段の動作時間を逆算した時刻に前記各手段の作動をさせる。これにより、車室内快適化システムは自動車の乗員が指定した時刻までに車室内の快適化を完了しておくことができる。従って、自動車に乗員が乗車したときに、異臭、悪臭のない快適な車室内を提供できる。
上記発明において、前記殺菌手段、前記抗菌化手段、前記脱臭手段、前記換気手段又は前記快適性物質供給手段のうち少なくとも1つの手段の作動結果に関する情報を記憶する記憶手段と、自動車の乗員に前記情報を表示する表示手段とを備えることが望ましい。自動車の乗員は、前記表示手段に表示される前記情報により、車室内快適化システムが駐車中に行った車室内快適化の効果を視覚的に認知できる。
本発明によれば、駐車時間を利用し、自動車に乗り込む乗員に、簡便かつ短時間で快適な車室内を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を示して詳細に説明するが、本発明はこれらの記載に限定して解釈されない。
図1(I)は本実施形態に係る車室内快適化システムの一形態を示す概略図である。車室内快適化システムは、殺菌手段11、抗菌化手段12又は脱臭手段13の少なくとも1つ(以下、殺菌手段11、抗菌化手段12又は脱臭手段13の少なくとも1つの手段を「X手段17」とする。)、換気手段14及び制御手段15とを備える。さらに、車室内快適化システムは図1に示すように快適性物質供給手段19を備えてもよい。
X手段17、換気手段14及び快適性物質供給手段19は各手段の作動を制御する制御手段15に接続される。
X手段17に備えられる手段の組み合わせを図1(II)に示す。図1(II)の(a)はX手段17が殺菌手段11のみを備えた図である。殺菌手段11はその手段の作動を制御する制御手段15に接続される。図1(II)の(b)はX手段17が抗菌化手段12のみを備えた図である。抗菌化手段12はその手段の作動を制御する制御手段15に接続される。図1(II)の(c)はX手段17が脱臭手段13のみを備えた図である。脱臭手段13はその手段の作動を制御する制御手段15に接続される。図1(II)の(d)はX手段17が殺菌手段11と抗菌化手段12を備えた図である。殺菌手段11と抗菌化手段12は各手段の作動を制御する制御手段15に接続される。図1(II)の(e)はX手段17が抗菌化手段12と脱臭手段13を備えた図である。抗菌化手段12と脱臭手段13は各手段の作動を制御する制御手段15に接続される。図1(II)の(f)はX手段17が殺菌手段11と脱臭手段13を備えた図である。殺菌手段11と脱臭手段13は各手段の作動を制御する制御手段15に接続される。図1(II)の(g)はX手段17が殺菌手段11と抗菌化手段12と脱臭手段13とを備えた図である。殺菌手段11と抗菌化手段12と脱臭手段13は各手段の作動を制御する制御手段15に接続される。
前記各手段は図1(a)のようにそれぞれ離隔して設けてもよいが、HVACに搭載すればコンパクトにまとまる。図2はHVACに車室内快適化システムを搭載した車両用空調機の一形態を示す概略図である。
車両用空調機100は、空気流路を形成するケース26に、外気と内気を切替えるインテークドア21、外気吸気口21a、内気循環用吸気口21b、ブロア29、フィルタ24、エバポレータ25、ヒータコア28、空気吹出口23、エバポレータ25の空気流れ22の下流側の空気流路に配置された殺菌手段11の殺菌成分供給機11aと正負イオン発生機11b、抗菌化手段12の抗菌化成分供給機12a、脱臭手段13の脱臭成分供給機13a及び快適性物質供給手段19の快適性物質供給機19aを備える。さらに、車両用空調機100は該各手段の作動を制御する制御手段15を備える。
インテークドア21は、車外から外気を取り入れるために車外に設置された外気吸気口21aと車室内の空気を循環させるために車室内に設置された内気循環用吸気口21bを切替えるドアであり、これにより、内気若しくは外気若しくは内外気混合空気が空気流れ22としてブロア29に送られる。
ブロア29は空気流路に空気流れ22を発生させる手段である。ブロア回転数により空気流れ22の風量を調整できる。
フィルタ24は空気流れ22を浄化するためのものである。フィルタの位置によって本発明は限定されない。
エバポレータ25は空気流れ22の空気を冷却除湿ための吸熱器である。
ヒータコア28はエバポレータ25を通過し除湿された冷却空気を加熱する加熱器である。
エアミックスドア27は空気流れ22をヒータコア28に導入するか否かを切替えるドアである。
空気吹出口23は空調された空気流れ22を車室内に放出するためのものである。
殺菌手段11は、例えば、車室内に異臭、悪臭の原因である細菌を死滅させる殺菌剤の殺菌成分を車室内に供給するための殺菌成分供給機11a又は空気中の細菌の殺菌及びアレルゲンの働きの抑制に効果のある正イオンと負イオンを同時に発生させ車室内に供給するための正負イオン発生機11bの少なくとも一方を有する手段である(以下、殺菌成分又は正イオンと負イオンを「殺菌成分等」とする。)。殺菌剤として、アルコールを含むものや市販される殺菌剤を使用することができる。殺菌成分供給機11aは、殺菌剤を気中に噴霧する噴霧器、殺菌剤を熱し気中に蒸散させる蒸散器、殺菌剤を昇華させ気中に供給する昇華器等の供給機である。
抗菌化手段12は、例えば、車室内に存在するシート、ハンドル、コンソール等の物品上の細菌、カビの繁殖防止、ウイルスの活動の抑制又はアレルゲンの働きの抑制のうち少なくとも1つの効果がある抗菌剤の抗菌化成分を車室内に供給するための抗菌化成分供給機12aを有する手段である。抗菌剤として、ワサビ、プロポリス、緑茶カテキン等の抗菌化成分を含むものを使用することができる。抗菌化成分供給機12aは、抗菌剤を気中に噴霧する噴霧器、抗菌剤を熱し気中に蒸散させる蒸散器、抗菌剤を昇華させ気中に供給する昇華器等の供給機である。
脱臭手段13は、例えば、車室内に存在するにおい成分を除去する脱臭成分もしくは消臭成分(以下、脱臭成分もしくは消臭成分を「脱臭成分等」とする)の少なくとも一方を車室内に供給するための脱臭成分供給機13aを有する手段である。脱臭成分等として、人工酵素又は消臭機能を有する化学物質を含むものを使用することができる。脱臭成分供給機13aは、脱臭剤を気中に噴霧する噴霧器、脱臭剤を熱し気中に蒸散させる蒸散器、脱臭剤を昇華させ気中に供給する昇華器等の供給機である。
換気手段14は、インテークドア21及びブロア29を用いて、外気吸気口21aから外気を取り入れ、車室内の空気を効率的に排出し、車室内の空気の入れ替えを行う手段である。
制御手段15は、殺菌手段11、抗菌化手段12、脱臭手段13、換気手段14又は快適性物質供給手段19の作動を制御する手段である。
快適性物質供給手段19は、例えば、自動車の乗員を快適にする成分(以下、自動車の乗員を快適にする成分を「快適性成分」とする。)を供給するための快適性物質供給機19aを有する手段である。快適性成分は、負イオン、酸素濃度を高めた空気、芳香成分又は水蒸気のうち少なくとも1つである。快適性物質供給機19aは、マイナスイオンを供給する負イオン発生機、酸素濃度を高める酸素富化空気供給機、芳香成分を供給する芳香剤源又は湿度を一定に保つ水蒸気発生機の少なくとも1つである。芳香剤源は、例えば、芳香剤を気中に噴霧する噴霧器、芳香剤を熱し気中に蒸散させる蒸散器又は芳香剤の昇華をシャッターの開閉によりオンオフ制御可能な昇華器である。水蒸気発生機は、例えば、水を気中に噴霧する噴霧器又は水を熱し気中に蒸散させる蒸散器である。
その他、快適性物質供給手段19は、視力向上、眠気防止、ダイエット効果、美容効果のある機能性物質を供給してもよい。
前記各手段をHVACに搭載することで、殺菌手段11、抗菌化手段12、脱臭手段13及び快適性物質供給手段19の吸気口は車両用空調機100の内気循環用吸気口21bと共用となる。さらに、殺菌手段11、抗菌化手段12、脱臭手段13及び快適性物質供給手段19の吹出口は車両用空調機100の吹出口23と共用となる。一方、換気手段14の吸気口は車両用空調機100の外気吸気口21aと共用なり、換気手段14の吹出口は車両用空調機100の吹出口23と共用となる。すなわち、殺菌手段11は車両用空調機100の内気循環用吸気口21bから車室内の空気を取り入れ、殺菌成分供給機11a又は正負イオン発生機11bから殺菌成分等を供給し、車両用空調機100の吹出口23から車室内に取り込んだ空気とともに車室内へ放出する。抗菌化手段12は車両用空調機100の内気循環用吸気口21bから車室内の空気を取り入れ、抗菌化成分供給機12aから抗菌化成分を供給し、車両用空調機100の吹出口23から車室内に取り込んだ空気とともに車室内へ放出する。脱臭手段13は車両用空調機100の内気循環用吸気口21bから車室内の空気を取り入れ、脱臭成分供給機13aから脱臭成分等を供給し、車両用空調機100の吹出口23から車室内に取り込んだ空気とともに車室内へ放出する。換気手段14は車両用空調機100の外気吸気口21aから車室内の空気を取り入れ、車両用空調機100の吹出口23から車室内へ放出する。
図2の車両用空調機100では、図1(II)の(g)に相当する場合を図示したが、図1(II)の(a)から(f)に相当する場合としてもよい。
車室内快適化システムを搭載した車両用空調機100は図2に示すように空気質検出手段31を備えてもよい。
図3は車室内快適化システムが空気質検出手段31を備えた図である。空気質検出手段31は空気質の検出結果を制御手段15へ転送するため制御手段15に接続される。そして、制御手段15は空気質の検出結果から車室内快適化に必要な手段へ作動の信号を発せられるように殺菌手段11、抗菌化手段12、脱臭手段13、換気手段14及び快適性物質供給手段19に接続される。
空気質検出手段31は車室内の空気の気温、湿度、臭気、酸素濃度、気中塵埃量又は気中浮遊菌数の少なくとも1の項目を測定する手段である。空気質検出手段31は温度計、湿度計、匂いセンサー、酸素濃度計、気中塵埃センサー、気中粒子濃度センサー又は気中浮遊菌数測定機のうち測定に必要なセンサーを有する。空気質検出手段31は車室内に設置されることが好ましい。
図3には、図1(II)の(g)に相当する車室内快適化システムの場合を図示したが、図1(II)の(a)から(f)に相当する場合としてもよい。
さらに、車室内快適化システムを搭載した車両用空調機100は表示手段41を備えてもよい。
図4は車室内快適化システムが表示手段41を備えた図である。制御手段15に接続された殺菌手段11、抗菌化手段12、脱臭手段13、換気手段14及び快適性物質供給手段19の作動結果を表示するため、表示手段41は制御手段15に接続される。
さらに、制御手段15は空気質検出手段31からの情報を表示してもよい。
図4には、図1(II)の(g)に相当する車室内快適化システムの場合を図示したが、図1(II)の(a)から(f)に相当する場合としてもよい。
車両用空調機100は以下のように動作する。
殺菌手段11、抗菌化手段12又は脱臭手段13を作動させる場合、制御手段15は、インテークドア21を内気循環用吸気口21bに切替えるとともに、ブロア29を作動させることで空気流路に空気流れ22を形成させる。すなわち、車室内空気が空気通路内に取り込まれ、その空気流れ22がブロア29に吸気される。続いてフィルタ24及びエバポレータ25に向けて空気流れ22がブロア29によって吐出され、浄化され熱交換された空気流れ22がミックスドア27の切替えによって、空気流れ22a又は空気流れ22bとなる。空気流れ22aは冷房運転時の空気流れである。一方、空気流れ22bは、ヒータコア28によって加熱される。空気流れ22aと空気流れ22bはダクト内で混合された後、吹出口23から車室内へ供給され、車室内の空気はエアコンユニットと車室内を循環する。
換気手段14を作動させる場合、制御手段15は、インテークドア21を外気吸気口21aに切替えるとともに、ブロア29を作動させることで空気流路に空気流れ22を形成させる。すなわち、車外の空気が空気通路内に取り込まれ、その空気流れ22がブロア29に吸気される。続いてフィルタ24及びエバポレータ25に向けて空気流れ22がブロア29によって吐出され、浄化され熱交換された空気流れ22がミックスドア27の切替えによって、空気流れ22a又は空気流れ22bとなる。空気流れ22aは冷房運転時の空気流れである。一方、空気流れ22bは、ヒータコア28によって加熱される。空気流れ22aと空気流れ22bはダクト内で混合された後、吹出口23から車室内へ供給され、車室内の換気を行う。
次に車室内快適化システムを搭載した車両用空調機100の動作について説明する。
図5は車室内快適化システムを搭載した車両用空調機100のX手段17と換気手段14の作動手順を示した図である。
X手段17は前述のように殺菌手段11、抗菌化手段12又は脱臭手段13の少なくとも1つであるため、車室内快適化システムを搭載した車両用空調機100の作動手順は図5(a)から図5(g)までの7通りとなる。
車室内快適化システムを搭載した車両用空調機100は駐車中に車室内を快適化するため、自動車のイグニッションキーがオフ状態であっても、殺菌手段11、抗菌化手段12、脱臭手段13、換気手段14及び制御手段15への電力を供給させておき、前記各手段の作動を可能とする。電力の供給は自動車に車載されたバッテリ(不図示)あるいはサブバッテリ(不図示)でもよく、自動車の外部、例えば家庭用電源(不図示)としてもよい。
車室内快適化システムを搭載した車両用空調機100の動作について図5(a)の場合を図2を参照して説明する。
車室内快適化システムを搭載した車両用空調機100において、制御手段15は、まず、インテークドア21を内気循環用吸気口21b(RECモード)に切替え、ブロア29を作動させ、空気流れ22を形成する。それとともに、制御手段15はX手段17である殺菌手段11を作動させ、殺菌手段11の殺菌成分供給機11aより殺菌成分又は正負イオン発生機11bより正イオンと負イオンを放出させる。これら殺菌成分等は、空気流れ22とともに吹出口23から車室内に供給されるため、フィルタ24に吸着されずに車室内へ供給することができる。その後、制御手段15はブロア29及び殺菌手段11の作動を停止させる。そして、制御手段15は、車室内の異臭、悪臭の原因である細菌を死滅させるため、この状態を一定時間保つ(以下、一定時間を「処理時間」とする。)。
これにより、車室内に存在する物品の取り外しや大がかりな設備を必要とせず、簡便に車室内の殺菌することができる。
処理時間経過後、制御手段15はインテークドア21を外気吸気口21a(FRESHモード)に切替え、ブロア29を作動させ、空気流れ22を形成する。この外気導入により、車室内に充満する殺菌成分等を強制的に車室外へ排出させることができる。従って、換気手段14は自然換気より短時間で車室内の空気の入れ替えを行うことができる。また、夏場には車室内の気温を下げることもできる。
これにより、車室内快適化システムを搭載した車両用空調機100は、自動車に乗り込む乗員に、簡便な方法でかつ短時間に、異臭、悪臭及び殺菌成分等の匂いのない殺菌済みの車室内を提供できる。
図5(b)の抗菌化手段12がX手段17である場合も、図5(c)の脱臭手段13がX手段17である場合も、車室内快適化システムを搭載した車両用空調機100は同様の作動をする。
また、X手段17が2以上の手段からなる図5(d)から(g)の場合、X手段17を構成するいずれの手段を同時に作動させても、逐次作動させてもよい。
図6に、X手段17が殺菌手段11と抗菌化手段12と脱臭手段13である場合の車室内快適化システムを搭載した車両用空調機100の各手段の作動タイムチャートを示す。
図6(a)は殺菌手段11と抗菌化手段12と脱臭手段13とが同時に作動する場合のタイムチャートである。
制御手段15は、まず、殺菌手段11と抗菌化手段12と脱臭手段13とを同時に作動させる。殺菌手段11の殺菌成分供給機11a又は正負イオン発生機11bより殺菌成分等が、抗菌化手段12の抗菌化成分供給機12aより抗菌化成分が、脱臭手段13の脱臭成分供給機13aより脱臭成分等が、車室内に供給され、車室内は殺菌成分等、抗菌化成分、脱臭成分等で満たされる。その後、制御手段15は殺菌手段11と抗菌化手段12と脱臭手段13の作動を停止させる。なお、図6(a)では、殺菌手段11と抗菌化手段12と脱臭手段13の作動時間は同じであるが、必要に応じて殺菌手段11、抗菌化手段12及び脱臭手段13の作動時間を調節してもよい。そして、制御手段15は、車室内に存在する物品に殺菌と抗菌化と脱臭とをするため、処理時間の間、この状態を保つ。
これにより、車室内に存在する物品の取り外しや大がかりな設備を必要とせず、簡便に車室内の殺菌、抗菌化及び脱臭をすることができる。
処理時間経過後、制御手段15は換気手段14を作動させる。換気手段14は車室内に充満する殺菌成分等と抗菌化成分と脱臭成分等とを強制的に車室外へ排出させ、外気を取り入れる。従って、換気手段14は自然換気より短時間に車室内の空気の入れ替えを行うことができる。
これにより、車室内快適化システムを搭載した車両用空調機100は、自動車に乗り込む乗員に、簡便な方法でかつ短時間に、異臭、悪臭、殺菌成分等の匂い、抗菌化成分の匂い及び脱臭成分等の匂いが残らない車室内を提供できる。
制御手段15は、図6(b)のように殺菌手段11、抗菌化手段12及び脱臭手段13を逐次作動させてもよい。また、制御手段15は、図6(c)のように殺菌手段11、抗菌化手段12及び脱臭手段13のうちいずれか1の手段の作動時刻を、他の2の手段の作動時刻と別にしてもよい。
図7は、快適性物質供給手段19を備えた車室内快適化システムを搭載した車両用空調機100のX手段17と換気手段14と快適性物質供給手段19の作動手順を示した図である。
駐車中に車室内を快適化するため、自動車のイグニッションキーがオフ状態であっても、快適性物質供給手段19にも電力を供給させておき、作動を可能とする。電力の供給は自動車に車載されたバッテリ(不図示)あるいはサブバッテリ(不図示)でもよく、自動車の外部、例えば家庭用電源(不図示)としてもよい。
図7の車両用空調機100の作動について図2を参照しながら説明する。車両用空調機100は、X手段17を作動させ、換気手段14を作動させた後に、快適性物質供給手段19を作動させる。
すなわち、制御手段15は、インテークドア21を内気循環用吸気口21b(RECモード)に切替え、ブロア29を作動させ、空気流れ22を形成する。それとともに、制御手段15はX手段17である前記各手段を作動させ、殺菌成分等、抗菌化成分又は脱臭成分等の少なくとも一つを放出させる。これらの成分等は、空気流れ22とともに吹出口23から車室内に供給されるため、フィルタ24に吸着されずに車室内へ供給することができる。その後、制御手段15はブロア29及びX手段17の作動を停止させ、処理時間の間、この状態を保つ。
処理時間経過後、制御手段15はインテークドア21を外気吸気口21a(FRESHモード)に切替え、ブロア29を作動させ、空気流れ22を形成する。この外気導入により、車室内に充満する前記各手段の成分を強制的に車室外へ排出させることができる。
これにより、車室内は、異臭、悪臭及び前記各手段の成分の匂いがない状態となる。
換気手段14の終了後、制御手段15は、インテークドア21を内気循環用吸気口21b(RECモード)に切替え、ブロア29を作動させ、空気流れ22を形成する。それとともに、制御手段15は快適化物質供給手段19を作動させ、快適性物質供給機19aより快適性成分を放出させる。快適性成分は、空気流れ22とともに吹出口23から車室内に供給されるため、フィルタ24に吸着されずに車室内へ供給することができる。その後、制御手段15はブロア29及び快適性物質供給手段19の作動を停止させる。
これにより、車室内を快適性成分で満たすことができ、自動車に乗り込む乗員に快適性を高めた車室内を提供することができる。
なお、快適性物質供給手段19は快適な車室内を維持するため、自動車を運転中にも作動させてもよい。
図8は、快適性物質供給手段19を備えた車室内快適化システムを搭載した車両用空調機100の殺菌手段11と抗菌化手段12と脱臭手段13とが同時に作動する場合のタイムチャートである。図8に従い車室内快適化システムを搭載した車両用空調機100の作動手順を説明する。
制御手段15は、まず、殺菌手段11と抗菌化手段12と脱臭手段13とを同時に作動させる。殺菌手段11から殺菌成分等が、抗菌化手段12から抗菌化成分が、脱臭手段13から脱臭成分等が、車室内に供給され、車室内は殺菌成分等、抗菌化成分、脱臭成分等で満たされる。その後、制御手段15は殺菌手段11と抗菌化手段12と脱臭手段13の作動を停止させる。なお、図8では、殺菌手段11と抗菌化手段12と脱臭手段13の作動時間は同じであるが、必要に応じて殺菌手段11、抗菌化手段12及び脱臭手段13の作動時間を調節してもよい。そして、制御手段15は、車室内を殺菌と抗菌化と脱臭とをするため、処理時間の間、この状態を保つ。処理時間経過後、制御手段15は換気手段14を作動させる。制御手段15は、車室内に充満する殺菌成分等と抗菌化成分と脱臭成分等とを強制的に車室外へ排出させ、外気を取り入れた後、換気手段14の作動を停止させる。その後、制御手段15は快適性物質供給手段19を一定時間作動させ、車室内に快適性物質を供給させる。
これにより、車室内快適化システムを搭載した車両用空調機100は、自動車に乗り込む乗員に、殺菌、抗菌化又は脱臭された車室内より快適性を高めた車室内を提供できる。
車室内快適化システムを搭載した車両用空調機100は図9のフローチャートに示す如くに作動するようになっている。
まず、自動車の乗員は次回乗車する時刻を予め車室内快適化システムを搭載した車両用空調機100に入力しておく。入力方法は車室内快適化システムを搭載した車両用空調機100に直接入力する他、携帯電話など外部の信号によっても入力できるようにしてもよい(ステップS1)。その後、車室内快適化システムを搭載した車両用空調機100は空気質検出手段31により空気質を測定し、制御手段15へ報告する(ステップS2)。その報告を受けた制御手段15は、X手段17の車室内の快適化に必要な処理時間を決定し、車室内快適化終了までに必要な時間を計算する(ステップS3)。
これにより、作動手段の処理時間を最適化し、車室内快適化の時間が短縮されると共に、省電力と各手段の必要以上の薬剤消耗を抑えることができる。
入力された時刻と車室内快適化に必要な時間とから車室内快適化開始時刻Tを計算する(ステップS4)。車室内快適化開始時刻Tを過ぎれば、すなわち、現時刻tと車室内快適化開始時刻Tを比較し、t>Tとなれば、制御手段15はX手段17へ作動指示を出す(ステップS6)。制御手段15は、X手段17を作動させた後、X手段17に対し作動終了指示を出す(ステップS7)。X手段17の処理時間経過後、制御手段15は換気手段14を作動させ(ステップS8)、車室内の空気の入れ替えを行い、換気手段14の作動を停止させる(ステップS9)。制御手段15は快適性物質供給手段19を作動させるか、車室内快適化システムを終了させるか判断する(ステップS10)。なお、快適性物質を供給するか否かはステップS1の終了時刻の入力時に自動車の乗員が選択してもよい。快適性物質供給手段19を作動させる場合、制御手段15は快適性物質供給手段19を作動させ(ステップS11)、快適性物質を車室内に供給し、その後、快適性物質供給手段19の作動を停止させる(ステップS12)。
図10はX手段17が殺菌手段11であり、快適性物質供給手段19を備える車室内快適化システムを搭載した車両用空調機100の表示手段41の表示画面の一形態である。殺菌手段11、換気手段14及び快適性物質供給手段19は制御手段15に接続されており、その作動結果を制御手段15に報告する。制御手段15はその報告を内部に有するメモリに保存する。自動車の乗員が乗車し、イグニッションキーをオンにした後、制御手段15は、表示手段41に駐車中にメモリに保存された車室内快適化システムを搭載した車両用空調機100の各手段の作動結果を表示させる。
図10における表示手段14の表示画面では、棒グラフが採用されており、棒の高さは前記各手段の作動能力を示している。
図10の表示では車室内快適化システムを搭載した車両用空調機100は以下のような作動をしたことを表示している。殺菌手段11は10:00から最大能力で作動し、殺菌成分等が車室内に供給開始され、10:15に作動能力を下げ、10:20に停止、10:40まで殺菌処理をしている。次に、換気手段14が10:40から11:00まで最大能力で作動し、車室内の殺菌成分等の排出をしている。その後、11:05より快適性物質供給手段19が作動し、芳香成分と負イオンが車室内に供給され、11:30に快適性物質供給手段19が停止し、車室内快適化を終了している。芳香成分は供給開始時には多く供給したが、徐々に供給量を下げている。一方、負イオンは11:15に最大供給をしたが、それ以外の時間はほぼ半分の能力で供給していたことを示している。
これにより、自動車の乗員は、駐車中における車室内快適化システムを搭載した車両用空調機100の効果を、各手段の作動の経時結果を視覚的に理解することができる。
本発明は、密閉された空間の快適化にも適用可能である。
本発明の車室内快適化システム構成を示した図であり、(I)は車室内快適化システム構成の一形態を示した図であり、(II)はX手段の組み合わせパターンを示した図である。 車両用空調機に搭載した本発明の車室内快適化システムの一形態を示す概略図である。 空気質検出手段を備えた本発明の車室内快適化システムの作動手順を示した概念図である。 表示手段を備えた本発明の車室内快適化システムの概念図である。 車室内快適化システムの作動手順を示した概念図である。 車室内快適化システムの各手段の作動タイミングチャートを示した図である。 快適化物質供給手段を備えた車室内快適化システムの作動手順を示した概念図である。 快適化物質供給手段を備えた車室内快適化システムの作動タイミングチャートを示した図である。 車室内快適化システムの作動フローチャートを示した図である。 車室内快適化システムに備えられた表示手段の表示画面の一形態を示した図である。
符号の説明
100 車両用空調機
11 殺菌手段
11a 殺菌成分供給機
11b 正負イオン発生機
12 抗菌化手段
12a 抗菌化成分供給機
13 脱臭手段
13a 脱臭成分供給機
14 換気手段
15 制御手段
17 X手段
19 快適性物質供給手段
19a 快適性物質供給機
21 インテークドア
21a 外気吸気口
21b 内気吸気口
22 空気流れ
22a 冷房空気流れ
22b 暖房空気流れ
23 吹出口
24 フィルタ
25 エバポレータ
26 ケース
27 エアミックスドア
28 ヒータコア
29 ブロア
31 空気質検出手段
41 表示手段
T 快適化システム作動時刻
t 現時刻



Claims (11)

  1. 自動車の車室内を殺菌するための殺菌手段、前記車室内を抗菌化するための抗菌化手段もしくは前記車室内を脱臭するための脱臭手段のうち少なくとも1つと、
    前記車室内を換気するための換気手段と、
    該各手段の作動を制御する制御手段とを備え、
    駐車中に前記車室内の快適性の改善を行う車室内快適化システムであって、
    前記制御手段は駐車中に前記殺菌手段、前記抗菌化手段もしくは前記脱臭手段のうち少なくとも1の手段の作動後に前記換気手段を作動させることを特徴とする車室内快適化システム。
  2. 快適性を高める物質を供給する快適性物質供給手段をさらに設け、前記制御手段は前記換気手段の作動後に前記快適性物質供給手段を作動させることを特徴とする請求項1に記載の車室内快適化システム。
  3. 前記殺菌手段は、殺菌剤の殺菌成分を前記車室内に供給するための殺菌成分供給機又は正イオンと負イオンを同時に発生させ前記車室内に供給するための正負イオン発生機の少なくとも一方を有する手段であることを特徴とする請求項1又は2に記載の車室内快適化システム。
  4. 前記抗菌化手段は、抗菌剤の抗菌化成分を前記車室内に供給するための抗菌化成分供給機を有する手段であることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の車室内快適化システム。
  5. 前記脱臭手段は、脱臭剤の脱臭成分もしくは消臭剤の消臭成分の少なくとも一方を前記車室内に供給するための脱臭成分供給機を有する手段であることを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の車室内快適化システム。
  6. 前記換気手段は、ファンによる強制換気によって、前記車室内を換気する手段であることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5に記載の車室内快適化システム。
  7. 前記快適性物質供給手段は、負イオンを発生させ前記車室内に供給するための負イオン発生機、酸素濃度を高めた空気を前記車室内に供給するための酸素富化空気供給機、芳香剤の芳香成分を前記車室内に供給するための芳香剤源又は前記車室内の湿度を快適に保つための水蒸気発生機のうち少なくとも1つを有する手段であることを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6に記載の車室内快適化システム。
  8. 前記殺菌成分供給機、前記抗菌化成分供給機、前記正負イオン発生機、前記脱臭成分供給機、前記負イオン発生機、前記酸素富化空気供給機、前記芳香剤源又は前記水蒸気発生機の少なくとも1つを、自動車に車載した車両用空調機内のエバポレータの気流の下流側の空気流路に配置し、前記車両用空調機内のブロワ、外気吸気口、内気循環用吸気口及び吹出口を前記殺菌手段、前記抗菌化手段、前記脱臭手段又は前記快適性物質供給手段のブロワ、外気吸気口、内気循環用吸気口及び吹出口として共用することを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6又は7に記載の車室内快適化システム。
  9. 車室内の気温、湿度、臭気、酸素濃度又は気中浮遊菌数の少なくとも1の項目を測定する空気質検出手段をさらに設け、前記制御手段は、前記空気質検出手段の検出結果を基に駐車中に前記殺菌手段、前記抗菌化手段もしくは前記脱臭手段のうち少なくとも1の手段及び前記換気手段を作動させることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7又は8に記載の車室内快適化システム。
  10. 前記制御手段は、自動車の乗員が指定した時刻までに前記車室内の快適化を完了させることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は9に記載の車室内快適化システム。
  11. 前記殺菌手段、前記抗菌化手段、前記脱臭手段、前記換気手段又は前記快適性物質供給手段のうち少なくとも1つの手段の作動結果に関する情報を記憶する記憶手段と、自動車の乗員に前記情報を表示する表示手段とを備えることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9又は10に記載の車室内快適化システム。
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