JP3051188B2 - 脱臭機能付き香り供給装置 - Google Patents
脱臭機能付き香り供給装置Info
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- JP3051188B2 JP3051188B2 JP3041559A JP4155991A JP3051188B2 JP 3051188 B2 JP3051188 B2 JP 3051188B2 JP 3041559 A JP3041559 A JP 3041559A JP 4155991 A JP4155991 A JP 4155991A JP 3051188 B2 JP3051188 B2 JP 3051188B2
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- Japan
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- scent
- supply device
- fragrance
- deodorizing
- air
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オフィスビル,一般住
宅等の建屋内,自動車,航空機等の乗物内部,レジャー
施設,病院等において香りを供給する場合に用いられる
脱臭機能付き香り供給装置に関するものである。
宅等の建屋内,自動車,航空機等の乗物内部,レジャー
施設,病院等において香りを供給する場合に用いられる
脱臭機能付き香り供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、生活環境の快適性向上の手段とし
て、香りに対する関心が高まっている中で、香りが有す
る人間に及ぼす生理学,心理学的にすぐれた効果につい
て考慮されるようになってきている。
て、香りに対する関心が高まっている中で、香りが有す
る人間に及ぼす生理学,心理学的にすぐれた効果につい
て考慮されるようになってきている。
【0003】特に最近になって、ある特定の種類の香り
が人間に覚醒・鎮静効果,生理活性効果を持つことが証
明されてきている。そこで、これらの香りの持つ効果を
有効に利用することが生活環境における快適性の向上に
役立つと考える。
が人間に覚醒・鎮静効果,生理活性効果を持つことが証
明されてきている。そこで、これらの香りの持つ効果を
有効に利用することが生活環境における快適性の向上に
役立つと考える。
【0004】以下図4により特公平1−123932号
公報等に示される従来の脱臭機能付き香り供給装置につ
いて説明する。従来の香り供給装置は、キャビネット1
の略中央付近で、開口付きの仕切板2により上下にて分
割されており、下部空間には香りセレクタ3を設けてい
る。
公報等に示される従来の脱臭機能付き香り供給装置につ
いて説明する。従来の香り供給装置は、キャビネット1
の略中央付近で、開口付きの仕切板2により上下にて分
割されており、下部空間には香りセレクタ3を設けてい
る。
【0005】キャビネット1上部前面の吸込口4に取り
付けられたプレフィルタ5の内側に脱臭用の活性炭6が
配置され、この活性炭6を通過した空気を加熱または冷
却する熱交換器7と、この空気を加湿する加湿器8と、
この加湿器8によって加湿された空気に香りを付加する
香りセレクタ3と、この空気を吹出口9から吹き出すシ
ロッコファン10とがキャビネット1の内部に収納され
ている。
付けられたプレフィルタ5の内側に脱臭用の活性炭6が
配置され、この活性炭6を通過した空気を加熱または冷
却する熱交換器7と、この空気を加湿する加湿器8と、
この加湿器8によって加湿された空気に香りを付加する
香りセレクタ3と、この空気を吹出口9から吹き出すシ
ロッコファン10とがキャビネット1の内部に収納され
ている。
【0006】以上のように構成された脱臭機能付き香り
供給装置について、以下その動作について説明する。
供給装置について、以下その動作について説明する。
【0007】吸込口4から吸込まれた空気はプレフィル
タ5と、活性炭6とからなる脱臭ユニットを通り、にお
いを除去され、熱交換器7で温調されたのち香りセレク
タ3により香りを添加され、吹出口19から温調され香
りのついた空気を室内に送風する。
タ5と、活性炭6とからなる脱臭ユニットを通り、にお
いを除去され、熱交換器7で温調されたのち香りセレク
タ3により香りを添加され、吹出口19から温調され香
りのついた空気を室内に送風する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな脱臭機能付き香り供給装置では、香料を供給しなが
ら同時に脱臭も行うものであった。
うな脱臭機能付き香り供給装置では、香料を供給しなが
ら同時に脱臭も行うものであった。
【0009】この香料発生の効果をあげるために活性炭
やオゾン脱臭ユニット等を設置しないか、機能を停止さ
せると、室内の香り以外の悪臭が除去できないし、人間
に嗅覚疲労がおこるため匂いに対して不感になり、香り
の心理的,生理的効果が大幅に減少してしまうという欠
点を有していた。
やオゾン脱臭ユニット等を設置しないか、機能を停止さ
せると、室内の香り以外の悪臭が除去できないし、人間
に嗅覚疲労がおこるため匂いに対して不感になり、香り
の心理的,生理的効果が大幅に減少してしまうという欠
点を有していた。
【0010】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、効率的に空間内に香りを付加したり、空間内の香り
を除去することが可能となり、嗅覚疲労による香り効果
の低下を防ぎ、生活空間を常に最適な状態に保つことが
できるとともに、香りの持つすぐれた効果を有効に利用
することができ、これにより心理的,生理的に良好な効
果をもたらす生活環境を形成できる脱臭機能付き香り供
給装置を提供することを目的とする。
で、効率的に空間内に香りを付加したり、空間内の香り
を除去することが可能となり、嗅覚疲労による香り効果
の低下を防ぎ、生活空間を常に最適な状態に保つことが
できるとともに、香りの持つすぐれた効果を有効に利用
することができ、これにより心理的,生理的に良好な効
果をもたらす生活環境を形成できる脱臭機能付き香り供
給装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の脱臭機能付き香り供給装置は、香料をミスト
状にして空気と混合する香料気化室と、この香料気化室
に香料を供給する香料供給装置と、前記香料気化室に空
気を供給する空気供給装置と、空気の通路内に取り付け
られた脱臭ユニットを備え、香り放出時には前記脱臭ユ
ニットの脱臭能力を低下させる低能力運転を行い、香り
発生停止時には脱臭能力を通常レベルで運転させる制御
装置を具備している。
に本発明の脱臭機能付き香り供給装置は、香料をミスト
状にして空気と混合する香料気化室と、この香料気化室
に香料を供給する香料供給装置と、前記香料気化室に空
気を供給する空気供給装置と、空気の通路内に取り付け
られた脱臭ユニットを備え、香り放出時には前記脱臭ユ
ニットの脱臭能力を低下させる低能力運転を行い、香り
発生停止時には脱臭能力を通常レベルで運転させる制御
装置を具備している。
【0012】
【作用】本発明は上記の構成によって、香りの供給と脱
臭ユニットを連動制御できるので、香りを供給している
ときには脱臭ユニットは最少限の脱臭能力に押さえられ
るので、供給した香りはほとんど吸着されることなく、
部屋内のアンモニア臭,タバコ臭等の悪臭のみが吸着す
る。
臭ユニットを連動制御できるので、香りを供給している
ときには脱臭ユニットは最少限の脱臭能力に押さえられ
るので、供給した香りはほとんど吸着されることなく、
部屋内のアンモニア臭,タバコ臭等の悪臭のみが吸着す
る。
【0013】一方香り供給を停止したときには脱臭ユニ
ットの脱臭能力は通常レベルで運転するので、室内の香
りを短時間で低下させることができる。
ットの脱臭能力は通常レベルで運転するので、室内の香
りを短時間で低下させることができる。
【0014】これにより香りの濃度変化を明確化し嗅覚
疲労を防止でき、常に発生する香りを認識できるように
するとともに室内で発生する悪臭に対しても常に対応す
るものである。
疲労を防止でき、常に発生する香りを認識できるように
するとともに室内で発生する悪臭に対しても常に対応す
るものである。
【0015】
【実施例】以下本発明の一実施例の脱臭機能付き香り供
給装置について図面を参照しながら説明する。
給装置について図面を参照しながら説明する。
【0016】本実施例の脱臭機能付き香り供給装置は、
図1に示すように、キャビネット11の前面に吸込口1
4と吹出口19を設け、吸込口14の内側にオゾン発生
により脱臭する脱臭ユニット15を取り付けている。
図1に示すように、キャビネット11の前面に吸込口1
4と吹出口19を設け、吸込口14の内側にオゾン発生
により脱臭する脱臭ユニット15を取り付けている。
【0017】そして、脱臭ユニット15の後方に通過し
た空気を加熱または冷却する熱交換器16と、この下方
に超音波を利用して香料をミスト状にし空気と混合する
香料気化室17と、この香料気化室17に香料を供給す
る香料供給装置18と、この空気を吹出口19から吹き
出すシロッコファンに代表される空気供給装置20とを
キャビネット11内に収納している。
た空気を加熱または冷却する熱交換器16と、この下方
に超音波を利用して香料をミスト状にし空気と混合する
香料気化室17と、この香料気化室17に香料を供給す
る香料供給装置18と、この空気を吹出口19から吹き
出すシロッコファンに代表される空気供給装置20とを
キャビネット11内に収納している。
【0018】脱臭ユニット15は図2に示すようにプレ
フィルタ21とその後方に配置したオゾン発生部22,
脱臭促進触媒23からなる。
フィルタ21とその後方に配置したオゾン発生部22,
脱臭促進触媒23からなる。
【0019】さらに、香料供給装置18のON−OFF
と連動してオゾン発生部22のオゾン発生量を制御する
制御装置24を備えている。
と連動してオゾン発生部22のオゾン発生量を制御する
制御装置24を備えている。
【0020】以上のような構成の脱臭機能付き香り供給
装置の動作について説明する。空気供給装置20によっ
て吸込口14から吸込まれた空気は脱臭ユニット15と
熱交換器16を通過し、香料気化室17を通過する際に
香料気化室17に香料を供給する香料供給装置18より
供給されたミスト状の香料と混合され吹出口19より空
間内に放出され、空間に香りを付加する。
装置の動作について説明する。空気供給装置20によっ
て吸込口14から吸込まれた空気は脱臭ユニット15と
熱交換器16を通過し、香料気化室17を通過する際に
香料気化室17に香料を供給する香料供給装置18より
供給されたミスト状の香料と混合され吹出口19より空
間内に放出され、空間に香りを付加する。
【0021】まず、室内に香りを付加する場合、香料供
給装置18が作動し、これと連動して制御装置がオゾン
発生部22からのオゾン発生量が少なくなるように制御
を行う。
給装置18が作動し、これと連動して制御装置がオゾン
発生部22からのオゾン発生量が少なくなるように制御
を行う。
【0022】従って吸込まれた悪臭と香りのまざった空
気が脱臭ユニットを通過する際、吸着しやすい悪臭は容
易に脱臭し、吸着しにくい香りはほとんど変化しないま
ま通過していく。
気が脱臭ユニットを通過する際、吸着しやすい悪臭は容
易に脱臭し、吸着しにくい香りはほとんど変化しないま
ま通過していく。
【0023】次に香料供給装置18が停止するとこれと
連動してオゾン発生部22からのオゾン発生量を増すよ
うに制御を行う。この結果、悪臭はもちろんのこと香り
もかなりの量が脱臭される。従って室内の香りの濃度は
急激に低下し、嗅覚の閾値(においを感ずる最低濃度)
を下回る。
連動してオゾン発生部22からのオゾン発生量を増すよ
うに制御を行う。この結果、悪臭はもちろんのこと香り
もかなりの量が脱臭される。従って室内の香りの濃度は
急激に低下し、嗅覚の閾値(においを感ずる最低濃度)
を下回る。
【0024】従って香りの付与にコントラストがつくた
め、従来おこりやすかった嗅覚疲労がおこらず、常に香
りを意識するとともに、香りの持つ心理的,生理的効果
を有効に引き出すものである。
め、従来おこりやすかった嗅覚疲労がおこらず、常に香
りを意識するとともに、香りの持つ心理的,生理的効果
を有効に引き出すものである。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明は、香料をミスト状
にして空気と混合する香料気化室と、この香料気化室に
香料を供給する香料供給装置と、前記香料気化室に空気
を供給する空気供給装置と、空気の通路内に取り付けた
脱臭ユニットを備え、香り放出時に脱臭ユニットを低能
力運転し、香り発生停止時には脱臭ユニットの脱臭能力
を大きくするように制御する制御装置を設けている。
にして空気と混合する香料気化室と、この香料気化室に
香料を供給する香料供給装置と、前記香料気化室に空気
を供給する空気供給装置と、空気の通路内に取り付けた
脱臭ユニットを備え、香り放出時に脱臭ユニットを低能
力運転し、香り発生停止時には脱臭ユニットの脱臭能力
を大きくするように制御する制御装置を設けている。
【0026】そのため、常に悪臭を除去しながら速やか
に空間内に香りを付加したり、空間内の香りを除去する
ことが可能となり、嗅覚疲労による香り効果の低下を防
ぎ、生活空間を常に最適な状態に保つことができる。こ
の結果、香りの持つすぐれた効果を有効に利用すること
ができ、これにより心理的,生理的に良好な効果をもた
らす生活環境を形成することができるものである。
に空間内に香りを付加したり、空間内の香りを除去する
ことが可能となり、嗅覚疲労による香り効果の低下を防
ぎ、生活空間を常に最適な状態に保つことができる。こ
の結果、香りの持つすぐれた効果を有効に利用すること
ができ、これにより心理的,生理的に良好な効果をもた
らす生活環境を形成することができるものである。
【図1】本発明の一実施例における脱臭機能付き香り供
給装置の断面斜視図
給装置の断面斜視図
【図2】同実施例の脱臭機能付き香り供給装置における
脱臭ユニットの概略断面図
脱臭ユニットの概略断面図
【図3】同実施例の脱臭機能付き香り供給装置のブロッ
ク図
ク図
【図4】従来の脱臭機能付き香り供給装置の断面斜視図
11 キャビネット 14 吸込口 15 脱臭ユニット 16 熱交換器 17 香料気化室 18 香料供給装置 19 吹出口 20 空気供給装置 21 プレフィルタ 22 オゾン発生部 23 脱臭促進触媒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 1/00 A61L 9/12 F24F 3/16 F24F 7/00
Claims (1)
- 【請求項1】 香料をミスト状にして空気と混合する香
料気化室と、この香料気化室に香料を供給する香料供給
装置と、前記香料気化室に空気を供給する空気供給装置
と、空気の通路内に取り付けた脱臭ユニットを備えか
つ、香り放出時には前記脱臭ユニットを低能力運転し、
香り未放出時に前記脱臭ユニットの通常運転を行わせる
制御装置を具備してなる脱臭機能付き香り供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3041559A JP3051188B2 (ja) | 1991-03-07 | 1991-03-07 | 脱臭機能付き香り供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3041559A JP3051188B2 (ja) | 1991-03-07 | 1991-03-07 | 脱臭機能付き香り供給装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04278129A JPH04278129A (ja) | 1992-10-02 |
JP3051188B2 true JP3051188B2 (ja) | 2000-06-12 |
Family
ID=12611792
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3041559A Expired - Fee Related JP3051188B2 (ja) | 1991-03-07 | 1991-03-07 | 脱臭機能付き香り供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3051188B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4829814B2 (ja) * | 2007-03-02 | 2011-12-07 | 富士重工業株式会社 | 芳香成分消臭装置 |
JP2010022641A (ja) * | 2008-07-22 | 2010-02-04 | Fuji Heavy Ind Ltd | 室内用芳香成分供給装置 |
-
1991
- 1991-03-07 JP JP3041559A patent/JP3051188B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04278129A (ja) | 1992-10-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |