JP4316020B2 - セントラル換気装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、セントラル換気装置、さらに詳しくは、各室内の換気口に独立した機能を有する空気調和器を備えたセントラル換気装置に関する。
【0002】
【先行技術】
図5は、従来のセントラル換気装置の概略模式図を示すものである。
従来のセントラル換気装置100は、一階の天井部分に、強制的に空気の流れを形成する大型の換気ユニット本体110を一台設置して、建物の各室内の空気を換気するものであった。具体的には、一階の天井部分に位置して強制的に空気の流れを形成する1台の大型の換気ユニット本体110が一階の天井部分、すなわち二階の床部分に形成されている。そして、このセントラル換気装置100は、建物の外部の新鮮な空気を室内に取り入れるために建物の外部から換気ユニット本体110に連通する外部吸入配管120と、この外部吸入配管120から吸入された空気を換気ユニット本体110を介して建物の各室内に供給する室内供給配管130とを備えている。そして、この室内供給配管130の室内側の端部には、室内側に向かって開口する換気口140が形成されていた。この換気口140は、建物の各室内に一個ずつ天井に形成されていた。
【0003】
そして、このセントラル換気装置100は、室内の空気を換気ユニット本体110に吸入するために一階の室内天井から換気ユニット本体110に向かって通ずる室内排気配管160と、この室内排気配管160により室内から吸入された空気を室外に排出するために室外と換気ユニット本体110との間に通ずる外部排気配管170とを備えていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来のセントラル換気装置を配置した建物室内には、セントラル換気装置とは別個に空気調和器を形成していた。この空気調和器は、室内に向かって空気調和された空気を送風するためにモーター等の駆動源や、回転ファン等からなる送風機能を有する送風装置が内部に組み込まれていた。
一方、従来のセントラル換気装置にも同様の送風装置を必要とし、同じ室内に送風するために同様の機能を有する送風装置を二個使用しており、無駄であるという第一の問題点があった。
【0005】
そして、従来のセントラル換気装置は、冷暖房等の空気調和に関する機能は持たないため、室内の空気調和は、室内に別個に設けた空気調和器等により行われていた。かかる場合、室内容量に対して空気調和器の能力が勝っていれば、問題とならないが、空気調和器の能力が不足していると、室内を快適な状態に維持することができなかった。また、各室内の容量に見合った空気調和器が設置されている建物に後からセントラル換気装置を導入する場合、換気により新たな空気が入り込むこととなり、当初に計算されて設置されている空気調和器では、その能力が不足してしまうという第二の問題点があった。
【0006】
そこで、本発明(請求項1記載の発明)は、上記した従来の技術の有する第一および第二の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、送風装置を共通して使用することができて部材の共通化を図ることができる上に、各室内の容量が異なっても、各室内それぞれの居住状態を快適に維持することができるセントラル換気装置を提供しようとするものである。
【0007】
これに加え、本発明は、たとえば除湿機能を備えて構成されることにより、室内を除湿することができて、室内湿度を抑えることができ、室内の居住状態を快適に維持することができるセントラル換気装置を提供しようとするものである。
これに加え、本発明は、たとえば加湿機能を備えて構成されることにより、室内の湿度を上げて室内が乾燥することを抑えることができ、各室内の居住状態を快適に維持することができるセントラル換気装置を提供しようとするものである。
【0008】
これに加え、本発明は、たとえば空気清浄機能を備えて構成されることにより、室内の浮遊物粒子を捕獲することができて、室内空気を浄化することができ、各室内の居住状態を快適に維持することができるセントラル換気装置を提供しようとするものである。
これに加え、本発明は、たとえば暖房機能を備えて構成されることにより、室内の温度を上昇させて、室内を暖房することができ、各室内の居住状態を快適に維持することができるセントラル換気装置を提供しようとするものである。
【0009】
これに加え、本発明は、たとえば芳香機能を備えて構成されることにより、室内に良い香りを漂わせて、各室内の居住状態を快適に維持することができるセントラル換気装置を提供しようとするものである。
これに加え、本発明は、たとえば脱臭機能を備えて構成されることにより、室内の煙草等の不快な香りを除去することができ、各室内の居住状態を快適に維持することができるセントラル換気装置を提供しようとするものである。
【0010】
本発明は、建物内での各階フロアにおける複数の室内を換気可能なセントラル換気装置であって、このセントラル換気装置は、外部からの新鮮な空気を吸入するための外部吸入配管と室内空気を外部に排気するための外部排気配管を有するとともに、前記室内に開口して室内の空気を吸入し前記外部排気配管を介して建物外部に排出するための換気ユニット本体と、外部からの新鮮な空気を前記換気ユニット本体を介して強制的に供給するためにそれぞれの室内に向かって開口する複数の換気口と、前記換気ユニット本体に接続された分岐チャンバーと、この分岐チャンバーからそれぞれ独立して延び、それぞれ異なる1個の換気口に接続される互いに独立した複数の筒状の配管とを備え、前記換気口の内部であって配管からの空気の通路となる位置に、室内の居住状態を快適にするために、室内に供給される空気中の水分の一部を除去可能な除湿機能、室内に供給される空気に水分を添加可能な加湿機能、室内に供給される空気中の浮遊微粒子の一部を除去可能な空気清浄機能、室内に供給される空気に芳香を添加可能な芳香機能、室内に供給される空気を脱臭可能な脱臭機能のいずれか一つの空気調和機能を有する換気口用空気調和器を設けたことを特徴とする。
【0012】
本発明において、換気口(30)は、その内部であって配管(40)からの空気の通路となる位置に、室内(20)の居住状態を快適にするための換気口用空気調和器(60)を備えている。そして、この配管(40)の内部においては、換気ユニット本体(50)により強制的な空気の流れが形成されているため、換気口用空気調和器(60)は、空気調和後の空気を室内に送風するための回転ファンや、この回転ファンを駆動するための駆動源となる駆動モーター等からなる送風装置を別に形成することなく、換気ユニット本体(50)からの空気の流れに乗せて、空気調和後の空気を各室内に送り込むことができる。すなわち、同様の送風装置を、換気ユニット本体(50)と換気口用空気調和器(60)とで二個、形成する必要がなく、一個の送風装置で共通して使用することができ、部材の共通化を図ることができる。
【0013】
さらに、各室内(20)に予め別の空気調和器が形成されて、かかる空気調和器の能力が室内容量に対して不足しているような場合や、セントラル換気装置(10)を取り付けて換気を施すようになったことにより、当初の空気調和器の能力では不足するような場合においても、換気口(30)の内部の換気口用空気調和器(60)により、かかる不足した空気調和器の能力を補充することができ、各室内の居住状態を快適にすることができる。
【0014】
なお、ここで、「除湿機能」は、配管(40)から送られてきた空気中の水分の一部を除去することができるものであれば良いものである。例えば、通常の空気調和器に使用されているような冷媒を使用したものを含むものであり、また、和紙等が水分を吸着しやすい性質を利用した簡単な構造のものも含むものである。
【0015】
また、ここで、除去した水分は、ドレン管等を使用して室外に排出するようにしても良いし、室外において、多数のフィン等からなる表面積の広い部分の表面周囲に流して、自然に又は強制的に蒸発するようにしても良く、さらに、ポリタンク等に注入されるように形成して、定期的に捨てるように形成しても良いものである。
【0016】
このように換気口(30)の内部の換気口用空気調和器(60)が換気口(30)から室内(20)に供給される空気中の水分の一部を除去可能な除湿機能を備えている場合には、外部から吸入されて換気ユニット本体(50)を経て、配管(40)を介して換気口(30)に送風されてきた、水分を多量に含んだ空気から、その水分の一部を除去することができる。これにより、外部から取り入れた湿度の高い空気を、湿度の低い空気に変換して、室内(20)に送ることができ、梅雨時の室外の湿度が高いような場合においても、室内(20)の湿度を抑えることができて、室内(20)の雰囲気を爽やかなものに維持することができ、室内(20)の居住状態を快適なものにすることができる。
【0017】
さらに、ここで、「加湿機能」とは、予め大型のポリタンク等に貯留した水を加熱により蒸発させる加熱式のものや、あるいは、超音波による蒸気発生器によるもの等の強制的に多量の蒸気を発生可能なものを含むものである。さらに、水分を含浸した多数のフィン状のものを多数、配置し、それらの間に送風することにより水分の自然な蒸発を促進させるような簡単な機構のものを含むものである。
【0018】
このように換気口(30)の内部の換気口用空気調和器(60)が換気口(30)から室内(20)に供給される空気に水分を添加可能な加湿機能を備えている場合には、外部から吸入されて換気ユニット本体(50)を経て、配管(40)を介して換気口(30)に送風されてきた、水分を少量しか含んでいない乾燥した空気に、水分を添加することができる。具体的には、水蒸気として、一緒に混合するものである。これにより、外部から取り入れた乾燥した空気を適当な湿度の空気に変換して、室内(20)に送ることができ、室外の湿度が低く、乾燥しているような場合においても、室内(20)の湿度を人が居住するのに快適と感じられる適当な湿度に調整することができる。
【0019】
また、ここで、「空気清浄機能」とは、空気中に浮遊した状態で含まれる塵や、埃や、花粉等の浮遊微粒子や、細菌等を除去することができるような機能を有するものであれば良いものである。例えば、塵等を含んだ空気を微小な網目状や、繊維状のエアフィルターを通すことにより、かかる浮遊微粒子を捕獲して、除去することができるようなものを含むものである。また、酸化、還元、分解等の反応を利用したものや、吸着、電気集塵、洗浄等を施すことにより空気の浄化をするもの等を含むものである。
【0020】
このように換気口(30)の内部の換気口用空気調和器(60)が換気口(30)から室内(20)に供給される空気中に浮遊した状態で含まれる浮遊微粒子の一部を除去可能な空気清浄機能を備えている場合には、外部から吸入されて換気ユニット本体(50)を経て、分岐チャンバー(41)からそれぞれの独立した配管(40)を介してそれぞれの換気口(30)に送風されてきて、多数の微小な塵や埃や花粉等の浮遊微粒子を含む空気中から、かかる浮遊微粒子の一部を除去することができる。これにより、外部から取り入れた浮遊微粒子が浮遊する状態の空気から、かかる浮遊微粒子が少ない清浄な空気に変換して、室内(20)に送ることができ、室外の空気に塵や埃や花粉等の浮遊微粒子が多数、含まれているような場合においても、室内(20)の空気を、清浄に維持することができ、人が居住するのに快適なものにすることができる。
【0021】
さらに、ここで、「換気口(30)内部に埋め込まれたパイプ(31)を放熱させることにより、室内を暖めることが可能な暖房機能」とは、パイプ(31)から供給される熱により、室内(20)の空気の温度を高めることができるものであれば良いものである。ここで、「パイプ(31)」は、内部に温水を対流させて熱源とするものや、パイプ(31)の内部に電気抵抗により発熱可能な金属線を通すことにより、パイプ(31)を発熱体として使用するもの等を含むものである。さらに、かかる発熱体となるパイプ(31)を平板状の内部に埋設して、パネル状の発熱体として使用するようなものも含まれるものである。
【0022】
このように換気口用空気調和器(60)が換気口(30)内部に埋め込まれたパイプ(31)を放熱させることにより、室内(20)を暖めることが可能な暖房機能を備えている場合には、換気口(30)内部のパイプ(31)が放熱し、それらのパイプ(31)の間を配管(40)からの空気が通過することにより、パイプ(31)周囲の高温に加熱された空気を室内(20)に向かって送風させることができる。これにより、室内(20)に加熱されて温度が高い空気を送ることができ、室内(20)温度を上昇させることができ、冬季に外部の気温が低いような場合においても、室内(20)の空気は、適当な温度に保つことができ、人が居住するのに快適な雰囲気温度を維持することができる。
【0023】
また、本発明において、換気口(30)の内部の換気口用空気調和器(60)が換気口(30)から室内(20)に供給される空気に芳香を添加可能な芳香機能を備えている場合には、外部から吸入されて換気ユニット本体(50)を経て、分岐チャンバー(41)からそれぞれの独立した配管(40)を介してそれぞれの換気口(30)に送風されてきた空気に人が不快感を感じるような臭いが含まれていても、芳香機能により芳香を添加することができて、室内(20)には良い香りを漂わせることができて、不快な臭いが気にならず、室内(20)に居住する人が悪臭により不快感を持つことを抑えることができ、室内(20)の居住状態を快適なものにすることができる。
【0024】
また、換気口用空気調和器(60)が芳香機能を有することで、外部から悪臭が入る場合のみならず、室内(20)の内部で発生した喫煙による煙草の臭いや、カビ臭等の不快な臭いに対しても同様の効果を得ることができる。
【0025】
さらに、本発明において、換気口(30)の内部の換気口用空気調和器(60)が換気口(30)から室内(20)に供給される空気を脱臭可能な脱臭機能を備えている場合には、外部から吸入されて換気ユニット本体(50)を経て、分岐チャンバー(41)からそれぞれの独立した配管(40)を介してそれぞれの換気口(30)に送風されてきた空気に人が不快感を感じるような臭いが含まれていても、脱臭機能によりかかる悪臭を除去することができて、室内(20)にはかかる悪臭を含まない無臭の空気を送風することができる。これにより、室内(20)に居住する人が悪臭により不快感を持つことを抑えることができ、室内(20)の居住状態を快適なものにすることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて、更に詳しく説明する。
図1乃至図2は、本発明の第一の実施の形態を示すものであり、図1はセントラル換気装置の概略模式図、図2は換気口の概略縦断面図を示すものである。まず、本実施の形態の構成について説明する。
【0027】
本実施の形態に係るセントラル換気装置10は、建物内の複数の室内20を換気可能なものである。このセントラル換気装置10は、外部からの新鮮な空気を供給するために各室内20に向かってそれぞれ開口する換気口30と、この換気口30と室外との間を連通する筒状の配管40と、この配管40の内部における強制的な空気の流れを形成する換気ユニット本体50とを備えている。
そして、配管40は、具体的には、換気ユニット本体50から建物外壁に向かって延びる外部排気配管80を備えている。また、換気ユニット本体50と換気口30との間の配管40は、その途中に配管40を複数に分岐することができる分岐チャンバー41が形成されている。すなわち、換気ユニット本体50と分岐チャンバー41との間は一本の配管40により接続され、分岐チャンバー41と各室内20の換気口30との間には、この分岐チャンバー41から延びる複数のそれぞれ独立した配管40により接続されている。
【0028】
さらに、このセントラル換気装置10は、室内20の空気を排気するために、換気ユニット本体50の下面に開口して室内20の空気を換気ユニット本体50の内部に吸入する室内吸入口61と、この室内吸入口61から吸入した空気を建物外部に排出するために換気ユニット本体50から建物外壁に延びる外部排気配管80とを備えている。
【0029】
なお、このセントラル換気装置10は、建物の各フロア毎に独立したものに形成されている。各フロア毎に独立させたのは、上下フロア間の配管スペースを不要とし、配管40の総延長の短縮化、換気ユニット本体50の小型化を図ることができて、三階建て以上の住宅にも容易に対応することができるようにしたものである。
【0030】
前記換気口30は、建物の各室内20の天井21部分にそれぞれ一個ずつ四角箱状のものが形成されている。そして、換気口30は、その内部であって配管40からの空気の通路となる位置に、室内20の居住状態を快適にするための空気調和機能を有する換気口用空気調和器60を備えている。そして、換気口用空気調和器60の下方であって、天井21の略面一には、換気口30の内部を隠すことができる上に換気口30からの風向きを変更することができる複数の羽板32が平行に配列されてある。
【0031】
具体的には、換気口用空気調和器60は、図2に示すように、換気口30内部に埋め込まれたパイプ31を放熱させることにより、室内20を暖めることが可能な暖房機能を備えたことを特徴とするものである。なお、このパイプ31は、その内部に電気抵抗により発熱可能な金属線を通すことにより、パイプ31を発熱体として使用しているものである。もちろん、このパイプ31の発熱の方式は、これに限定されるものではなく、内部に温水を循環対流させることにより、パイプ31周囲の空気を暖めるようにしても良いものである。
【0032】
次に、上記した実施の形態の作用及び効果について説明する。
本実施の形態において、換気口30は、その内部であって配管40からの空気の通路となる位置に、室内20の居住状態を快適にするための換気口用空気調和器60を備えている。そして、この配管40の内部においては、換気ユニット本体50により分岐チャンバー41を介して強制的な空気の流れが形成されているため、換気口用空気調和器60は、空気調和後の空気を室内に送風するための回転ファンや、この回転ファンを駆動するための駆動源となる駆動モーター等からなる送風装置を別に形成することなく、換気ユニット本体50からの空気の流れに乗せて、パイプ31により暖めた空気調和後の空気を各室内に送り込むことができる。すなわち、同様の送風装置を、換気ユニット本体50と換気口用空気調和器60とで二個、形成する必要がなく、一個の送風装置で共通して使用することができ、送風装置という装置部材の共通化を図ることができる。
【0033】
さらに、各室内20に予め別の空気調和器が形成されて、かかる空気調和器の能力が室内容量に対して不足しているような場合や、セントラル換気装置10を取り付けて換気を施すようになったことにより、当初の空気調和器の能力では不足するような場合においても、換気口30の内部の換気口用空気調和器60により、かかる不足した空気調和器の能力を補充することができ、各室内の居住状態を快適にすることができる。
【0034】
そして、本実施の形態において、換気口用空気調和器60は、換気口30内部に埋め込まれたパイプ31を放熱させることにより、室内20を暖めることが可能な暖房機能を備えている。すなわち、換気口30内部のパイプ31が放熱することにより、それらのパイプ31の間を配管40からの空気が通過することにより、パイプ31周囲の高温に加熱された空気を室内20に向かって送風させることができる。これにより、室内20に加熱されて温度が高い空気を送ることができ、室内20温度を上昇させることができ、冬季に外部の気温が低いような場合においても、室内20の空気は、適当な温度に保つことができ、人が居住するのに快適な雰囲気温度を維持することができる。
【0035】
次に、第二の実施の形態について説明する。
図3は、本発明の第二の実施の形態であって、換気口の概略縦断面図を示すものである。
本実施の形態は、第一の実施の形態と略同様であって、換気口30の換気口用空気調和器60のパイプ31が、羽板32の内部に埋め込まれてあり、この羽板32自体が発熱体としての機能を有するように形成されているものである。その他の構成は、第一の実施の形態と略同様で同様の部分には、同一の部品番号を付与して説明を省略する。
【0036】
本実施の形態において、羽板32の内部のパイプ31が発熱することにより、羽板32全体が加熱され、羽板32の周囲の空気が加熱される。そして、換気ユニット本体50から送風されてきた外部の空気が、分岐チャンバー41からそれぞれの配管40を通って、それぞれの換気口30の内部に送り込まれる。そして、これらの羽板32の間を通って、室内20に送風されるが、その際、加熱された羽板32により、空気が加熱され、暖かい空気が室内20に送風されることとなる。
熱源となるパイプ31を第一の実施の形態よりも室内20側に近い位置に配置することができるため、室内20の暖房効果をより高めることができるものである。また、この羽板32を使用することにより、パイプ31のみを使用するときよりも、空気が発熱体に接触する表面積を増やすことができ、パイプ31からの熱を効率良く、空気に伝達することができる。
【0039】
次に、第四の実施の形態について説明する。
本実施の形態は、換気口用空気調和器60が、換気口30から室内20に供給される空気中の水分の一部を除去可能な除湿機能を備えたことを特徴とするものである。この除湿機能を備えた換気口用空気調和器60は、具体的には、通常の空気調和器に使用されているような、冷媒を利用して空気中の水分を除去可能なものである。なお、発生した水は、天井21裏を通したドレン管により建物外壁にまで延ばし、そこから建物周囲の樋の内部に入り込むように形成されている。もちろん、ドレン管を使用せずに、貯留タンクに貯留して定期的に捨てるように形成しても良いものである。その他の構成は、第一の実施の形態と略同様であって、説明を省略する。
【0040】
次に、上記した実施の形態の作用及び効果について説明する。
本実施の形態において、換気口30の内部の換気口用空気調和器60は、換気口30から室内20に供給される空気中の水分の一部を除去可能な除湿機能を備えている。このため、外部から吸入されて換気ユニット本体50を経て、分岐チャンバー(41)からそれぞれの配管40を介してそれぞれの換気口30に送風されてきた、水分を多量に含んだ空気から、その水分の一部を除去することができる。これにより、外部から取り入れた湿度の高い空気を、湿度の低い空気に変換して、室内20に送ることができ、梅雨時の室外の湿度が高いような場合においても、室内20の湿度を抑えることができて、室内20の雰囲気を爽やかなものに維持することができ、室内20の居住状態を快適なものにすることができる。
【0041】
次に、第五の実施の形態について説明する。
本実施の形態は、換気口用空気調和器60が、換気口30から室内20に供給される空気に水分を添加可能な加湿機能を備えたことを特徴とするものである。具体的には、特に図示しないが、換気口30の内部において、ポリタンクに貯留した水から伝わった水分を表面に含浸させた多数のフィン状のものを複数枚、並列状に配置し、それらの間に送風することにより水分の自然な蒸発を促進させるものである。もちろん、加湿機能の方式は、これに限定されることはなく、加熱式のものや、超音波による蒸気発生器を有するものでも良いものである。その他の構成は、第一の実施の形態と略同様であって、説明を省略する。
【0042】
次に、上記した実施の形態の作用及び効果について説明する。
本実施の形態において、換気口30の内部の換気口用空気調和器60は、換気口30から室内20に供給される空気に水分を添加可能な加湿機能を備えている。すなわち、水分を表面に含浸したフィンの間を換気ユニット本体50から送風されてくる空気が通過することにより、フィン表面からの水分の蒸発が促進されて、室内20に送風する空気に水蒸気を含ませることができる。このため、外部から吸入されて換気ユニット本体50を経て、配管40を介して換気口30に送風されてきた、水分を少量しか含んでいない乾燥した空気に、水分を添加することができる。これにより、外部から取り入れた乾燥した空気を適当な湿度の空気に変換して、室内20に送ることができ、室外の湿度が低く、乾燥しているような場合においても、室内20の湿度を人が居住するのに快適と感じられる適当な湿度に調整することができる。
【0043】
次に、第六の実施の形態について説明する。
本実施の形態は、換気口用空気調和器60が、換気口30から室内20に供給される空気中の浮遊微粒子の一部を除去可能な空気清浄機能を備えたことを特徴とするものである。この空気清浄機能は、具体的には、特に図示しないが、塵や、埃や、花粉等の浮遊微粒子を網目状や、繊維状のエアフィルターを通すことにより捕獲して、除去することができるものである。もちろん、空気清浄機能の方式は、特にこれに限定されるものではなく、他の酸化、還元、分解等の反応を利用したものや、吸着、電気集塵、洗浄等を施すことにより空気の浄化をするものでも良いものである。その他の構成は、第一の実施の形態と略同様であって、説明を省略する。
【0044】
次に、上記した実施の形態の作用及び効果について説明する。
本実施の形態において、換気口30の内部の換気口用空気調和器60は、換気口30から室内20に供給される空気中に浮遊した状態で含まれる浮遊微粒子の一部を除去可能なエアフィルターを用いた空気清浄機能を備えている。このため、外部から吸入されて換気ユニット本体50を経て、分岐チャンバー(41)からそれぞれの配管40を介してそれぞれの換気口30に送風されてきて、多数の微小な塵や埃や花粉等の浮遊微粒子を含む空気中から、かかる浮遊微粒子の一部を除去することができる。これにより、かかる浮遊微粒子が少ない清浄な空気に変換して、室内20に送ることができる。すなわち、室外の空気に塵や埃や花粉等の浮遊微粒子が多数、含まれているような場合においても、室内20の空気を、清浄に維持することができ、人が居住するのに快適なものにすることができる。
【0045】
次に、第七の実施の形態について説明する。
本実施の形態は、換気口用空気調和器60が、換気口30から室内20に供給される空気に芳香を添加可能な芳香機能を備えたことを特徴とするものである。具体的には、特に図示していないが、花等の植物から抽出した香りのエキスを固化したものを、換気口30の内部の空気の通路の途中に配置したものである。その他の構成は、第一の実施の形態と略同様であって、説明を省略する。
【0046】
次に、上記した実施の形態の作用及び効果について説明する。
本実施の形態において、換気口30の内部の換気口用空気調和器60は、換気口30から室内20に供給される空気に芳香を添加可能な芳香機能を備えている。このため、外部から吸入されて換気ユニット本体50を経て、分岐チャンバー(41)からそれぞれの配管40を介してそれぞれの換気口30に送風されてきた空気に人が不快感を感じるような臭いが含まれていても、芳香機能により芳香を添加することができて、室内20には良い香りを漂わせることができて、不快な臭いが気にならず、室内20に居住する人が悪臭により不快感を持つことを抑えることができ、室内20の居住状態を快適なものにすることができる。
【0047】
また、換気口用空気調和器60が芳香機能を有することで、外部から悪臭が入る場合のみならず、室内20の内部で発生した喫煙による煙草の臭いや、カビ臭等の不快な臭いに対しても同様の効果を得ることができる。
次に、第八の実施の形態について説明する。
本実施の形態は、換気口用空気調和器60が、換気口30から室内20に供給される空気を脱臭可能な脱臭機能を備えたことを特徴とするものである。この脱臭機能は、特に図示しないが、具体的には、換気口30の空気の通路の途中に多数の微小な吸着用の穴を有する活性炭の微小粒が含まれたエアフィルターを配置しているものである。その他の構成は、第一の実施の形態と略同様であって、説明を省略する。
【0048】
次に、上記した実施の形態の作用及び効果について説明する。
本実施の形態において、換気口30の内部の換気口用空気調和器60は、換気口30から室内20に供給される空気を脱臭可能な活性炭を利用した脱臭機能を備えている。このため、外部から吸入されて換気ユニット本体50を経て、配管40を介して換気口30に送風されてきた空気に人が不快感を感じるような臭いが含まれていても、脱臭機能によりかかる悪臭を除去することができて、室内20にはかかる悪臭を含まない無臭の空気を送風することができる。これにより、室内20に居住する人が悪臭により不快感を持つことを抑えることができ、室内20の居住状態を快適なものにすることができる。
【0049】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
本発明(請求項1記載の発明)によれば、送風装置を共通して使用することができて部材の共通化を図ることができる上に、各室内の容量が異なっても、各室内それぞれの居住状態を快適に維持することができるセントラル換気装置を提供することができる。
【0050】
たとえば空気調和器として除湿機能を備えたものを用いると、室内を除湿することができて、室内湿度を抑えることができ、室内の居住状態を快適に維持することができるセントラル換気装置を提供することができる。
また、空気調和器として加湿機能を備えたものを用いると、室内の湿度を上げて室内が乾燥することを抑えることができ、各室内の居住状態を快適に維持することができるセントラル換気装置を提供することができる。
【0051】
さらに、空気調和器として空気清浄機能を備えたものを用いると、室内の浮遊物粒子を捕獲することができて、室内空気を浄化することができ、各室内の居住状態を快適に維持することができるセントラル換気装置を提供することができる。
また、空気調和器として暖房機能を備えたものを用いると、室内の温度を上昇させて、室内を暖房することができ、各室内の居住状態を快適に維持することができるセントラル換気装置を提供することができる。
【0052】
さらに、空気調和器として芳香機能を備えたものを用いると、室内に良い香りを漂わせて、各室内の居住状態を快適に維持することができるセントラル換気装置を提供することができる。
また、空気調和器として脱臭機能を備えたものを用いると、室内の煙草等の不快な香りを除去することができ、各室内の居住状態を快適に維持することができるセントラル換気装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一の実施の形態であって、セントラル換気装置を示す概略模式図である。
【図2】 本発明の第一の実施の形態であって、換気口を示す概略縦断面図である。
【図3】 本発明の第二の実施の形態であって、換気口を示す概略縦断面図である。
【図4】 本発明の第三の実施の形態であって、換気口を示す概略縦断面図である。
【図5】 従来のセントラル換気装置を示す概略模式図である。
【符号の説明】
10…セントラル換気装置、20…室内、21…天井、30…換気口、31…パイプ、32…羽板、33…天井用空調換気グリル、40…配管、41…分岐チャンバー、50…換気ユニット本体、60…換気口用空気調和器、61…室内吸入口、70…外部吸入配管、80…外部排気配管、100…セントラル換気装置、110…換気ユニット本体、120…外部吸入配管、130…室内供給配管、140…換気口、160…室内排気配管、170…外部排気配管。

Claims (1)

  1. 建物内での各階フロアにおける複数の室内を換気可能なセントラル換気装置であって、このセントラル換気装置は、外部からの新鮮な空気を吸入するための外部吸入配管と室内空気を外部に排気するための外部排気配管を有するとともに、前記室内に開口して室内の空気を吸入し前記外部排気配管を介して建物外部に排出するための換気ユニット本体と、外部からの新鮮な空気を前記換気ユニット本体を介して強制的に供給するためにそれぞれの室内に向かって開口する複数の換気口と、前記換気ユニット本体に接続された分岐チャンバーと、この分岐チャンバーからそれぞれ独立して延び、それぞれ異なる1個の換気口に接続される互いに独立した複数の筒状の配管とを備え、前記換気口の内部であって配管からの空気の通路となる位置に、室内の居住状態を快適にするために、室内に供給される空気中の水分の一部を除去可能な除湿機能、室内に供給される空気に水分を添加可能な加湿機能、室内に供給される空気中の浮遊微粒子の一部を除去可能な空気清浄機能、室内に供給される空気に芳香を添加可能な芳香機能、室内に供給される空気を脱臭可能な脱臭機能のいずれか一つの空気調和機能を有する換気口用空気調和器を設けたことを特徴とするセントラル換気装置。
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