JP7174901B2 - 換気空調システム - Google Patents

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Description

本発明は、住宅などに用いられる換気空調システムにおいて、フィルタを用いて高い集塵効率で空気浄化を行う技術に関するものである。
従来、この種の換気空調システムにおいて用いられる送風装置は、フィルタの収納部における周囲を遮断し、隙間流路からの漏れを抑制するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、その送風装置について図4を参照しながら説明する。
図4に示すように、収納部101は、フィルタ102の底面から複数の谷折部のうち空気吸込孔103よりも外側に位置する外側谷折部まで、かつ外側谷折り部のほぼ全長にわたって接触することで底面と外側谷折部との間の隙間流路を遮断する遮断手段104を備えている。
このように、従来から、フィルタとその収納部との隙間をなくし、フィルタの周囲から漏れ出る空気を抑制する試みがなされている。
一方、近年では、高気密高断熱住宅の普及が進み、それに伴い、第一種換気、すなわち、機械的に排気するとともに、機械的に新鮮空気を導入する方法が推奨されている。このような第一種換気を行うにあたっては、建屋全体、あるいは、複数の部屋分の換気をまとめて行う方式が効率的である。図5に示すように、特許文献2に示すような換気空調システムは、空気調和機201と、空気調和機201に接続された還気ダクト202、給気ダクト203と、還気ダクト202に接続された排気ファン204と、外気ダクト205を有している。
空気調和機201は、内部にフィルタ206、熱交換器207を備え、空気調和機201に吸い込まれた空気を浄化および温度調節して給気ダクト203に吹き出すものである。還気ダクト202は、空調領域となる室内の空気を還気空気として集め、一部を排気ファン204によって外部へ排出する。残りの還気空気は空気調和機201によって冷却、あるいは、加温されて給気ダクト203を経由して再び空調領域に供給される。外気ダクト205は、空気調和機201の吸込口側に接続される。外気ダクト205から導入される外気空気は、還気空気と合流して空気調和機201によって処理されて空調領域となる室内へ供給される。
特開2019-196872号公報 特開平4-257650号公報
この特許文献2に示すような従来の換気空調システムでは、外気ダクト205が長い場合などにおいて、所望の外気導入量が得られず、居室等の隙間から外気が侵入することがある。すなわち、フィルタ206を通過せずに居室内に外気が導入されるので、粉塵等が室内に流入することになる。
そこで本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、外気導入量を確保するとともに、外気から流入する粉塵、室内起因の粉塵を除去して清浄な室内空間を提供することを目的とする。
そして、この目的を達成するために、本発明に係る換気空調システムは、外気導入用ファンと排気用ファンと外気風路と排気風路を備えた換気装置と、換気装置の外気風路より吹き出す導入外気を空調対象となる複数の部屋に送り出す空調装置を備え、空調装置は、吸込口と吐出口を設けた本体と、吸込口側に設けた集塵フィルタと、集塵フィルタの下流側に設けた送風用ファンを備え、換気装置の外気風路の吐出側と空調装置の吸込口とを外気ダクトで接続し、空調装置は、温度調節機能を備えることなく、送風用ファンで送り出す風量が、外気導入用ファンで送り出す風量よりも常に大きくなるよう送風用ファンを制御することで外気ダクトを負圧化し、送風用ファンで送り出す風量と外気導入用ファンで送り出す風量との差分を還気空気として循環させ、還気空気の風量を換気装置の外気導入量よりも多くすることで、複数の部屋に必要な換気量よりも多くの空気を複数の部屋に循環させ、複数の部屋のうち、少なくとも一部の部屋からの還気空気を空調装置に吸い込んで、導入外気と混合して集塵フィルタを通過させて複数の部屋に供給するものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
本発明によれば、外気の導入用のファンを設け、第一種換気を実現するとともに、室内への送風を行う送風ファンの風量を外気導入ファンの風量より大きくしたことにより、導入外気を確実にフィルタを通過させることになり、高い集塵効率が得られ、清浄な空間を実現するという効果を得ることができる。また、複数の部屋のうち、少なくとも一部の部屋からの還気空気を空調装置に吸い込んだ後、集塵フィルタを通過させて複数の部屋に供給するので、屋外への換気による排気量を抑制しながら室内空気の浄化を行うことができる。
本発明の実施の形態1の換気空調システムの概略図 本発明の実施の形態1の変形例としての換気空調システムの概略図 本発明の実施の形態2の換気空調システムの概略図 従来の換気装置におけるフィルタ取付図 従来の換気空調システムの概略図
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1に示すように、本実施の形態の換気空調システム1は、1つの戸建て住宅、あるいは、マンション等集合住宅における1つの住宅に対する換気および空調を行う全館空調システムの一部として用いられる。そして、本実施の形態の換気空調システム1は、空調装置としての空気調和機2と換気装置としての熱交換気装置3とを備えている。なお、全館空調システムは、1つの住宅内に複数のシステムを有していてもよい。
空気調和機2は、吸込口と吐出口(図示せず)を備えた本体2aの内部に集塵フィルタ2bと送風用ファン2cを有している。空気調和機2の吸込口は、廊下11に設けられた吸気口11aと還気ダクト12で接続されている。なお、空気調和機2を廊下11の天井など壁面に設置し、吸気口11aと本体2aの吸込口とを還気ダクト12を介さず直結させてもよい。空気調和機2の本体2a内では、集塵フィルタ2bは、送風用ファン2cの上流側に配置されている。
空気調和機2の吐出口には、給気ダクト15が接続されている。給気ダクト15は途中の分岐を経て空調対象領域となる居室13(リビング13a、個室13b)に接続されている。
熱交換気装置3は、内部に外気導入用ファンを備えた外気風路と排気用ファンを備えた排気風路と、外気風路を通過する外気と排気風路を通過する排気との間で熱交換を行う熱交換素子を有している。外気風路は、吸込み側は、屋外吸込口と接続され、吐出側は外気ダクト16と接続されている。外気ダクト16の他端側は、空気調和機2の吸込口に接続されている。空気調和機2は、室内からの還気空気RAと屋外からの外気OAとを集塵フィルタ2bに通過させて清浄化した空気(SA)を居室13に供給する。なお、図示しないが熱交換気装置3の外気風路では、熱交換素子の下流側に外気導入ファンが設けられている。
熱交換気装置3の排気風路は、吸込み側は居室における排気口17aと排気ダクト17で接続し、他端側は、屋外への排出口とダクトで接続されている。本実施の形態では、排気口17aはトイレなどのサニタリ14に設けられている。サニタリ14から汚染された空気を熱交換気装置3の排気用ファンによって屋外へ排出することによって、居室13内の空気はサニタリ14側に流れる。一方で、外気ダクト16を経由して外気OAが居室13内に供給され、居室13内の換気が行われる。なお、熱交換気装置3の排気風路内では、熱交換素子の下流側に排気ファンが設けられている。
空気調和機2は、本体2aに備えた吸込口に外気ダクト16と還気ダクト12を接続している。本体2aの吸込口は、外気ダクト16用と還気ダクト12用それぞれ設け、空気調和機2内で合流してもよい。あるいは、本体2aには、吸込口を1つだけ設け、吸込口に至る前に外気ダクト16と還気ダクト12が合流していてもよい。
以上の構成による換気空調システム1の動作について説明する。
空気調和機2の送風用ファン2cを運転すると、本体2aの吸込口から、還気ダクト12から還気空気RAおよび外気ダクト16から外気OAが吸い込まれる。本体2a内で、外気OAおよび還気空気RAは集塵フィルタ2bで粉塵などが除去される。清浄化された空気は、給気ダクト15を通って居室13に供給される。還気ダクト12への吸気口11aは、廊下11に設けられているが、この廊下11の吸気口11aから還気空気RAとして空気を吸い込むと、居室13の汚染された空気は廊下11側に流れ出る。一方、居室13には、給気ダクト15から清浄空気が供給されて居室13内は清浄に維持されることになる。
熱交換気装置3では、外気導入ファンの運転によって、屋外の新鮮な外気が吸い込まれ、熱交換気装置3内の外気風路、および外気ダクト16を経由して空気調和機2へと送られる。一方、熱交換気装置3の排気ファンの運転によって、サニタリ14から排気空気EAが吸い込まれ、排気ダクト17、熱交換気装置3内の排気風路を経由して屋外へと排出される。この時、外気OAと排気空気EAは熱交換素子によって熱交換が行われる。すなわち、居室13内が冷房時(夏期)には、外気OAは熱交換気装置3内で冷やされ、排気空気EAは熱交換気装置3内で温められる。逆に、居室13内が暖房時(冬期)には、外気OAは熱交換気装置3内で温められ、排気空気EAは熱交換気装置3内で冷やされる。
ここで、本実施の形態において最も特徴的な部分について説明する。
上述のとおり、外気ダクト16および空気調和機2、すなわち、外気の通過する風路において、外気導入ファンの下流側に集塵フィルタ2bが配置され、集塵フィルタ2bの下流側に送風用ファン2cが配置されている。そして、空気調和機2の送風用ファン2cの風量は、熱交換気装置3の外気導入ファンの風量よりも大きくなるよう制御を行っている。このように最も下流側の送風用ファン2cによって大きな風量で引き込むと、上流側で小さな風量で送りこまれる外気OAはモレ少なく集塵フィルタ2bを通過することになる。すなわち、集塵フィルタ2bの上流側で押し込む風量が下流側で引き込む風量よりも小さいので、集塵フィルタ2bの上流側が負圧になり、集塵フィルタ2bを迂回して下流側に流れ出るような、「漏れ」が起きにくくなる。従って、粉塵を含んだ外気OAは、集塵フィルタ2bを通過し、含まれる粉塵は集塵フィルタ2bに効率よく捕集することができ、清浄な空気を室内に供給することができる。
また、本実施の形態の換気空調システム1は、熱交換気装置3による換気とともに、空気調和機2では、居室13の空気を廊下11を経由して循環して空気清浄を行っている。
空調対象となる居室13は、複数の部屋(本実施の形態の場合、リビング13a、個室13b)で構成されている。本実施の形態の換気空調システム1は、複数の居室13を対象として、空気調和機2による空気清浄を行っているが、居室13のうちのどこかひとつで汚染が発生したとき、速やかに汚染度合を低減することができる。
本実施の形態の換気空調システム1において、空気調和機2の処理対象の空気は、空気調和機2の上流側で、外気ダクト16と還気ダクト12とを合流させた後、空気調和機2に吸い込まれる。すなわち、送風用ファン2cと外気導入ファンの風量の差分が、還気空気RAとして循環することになる。一方では、熱交換気装置3の排気ファンにより、導入される外気量に相当する空気がサニタリ14から吸い込まれて排気空気EAとして屋外に排出される。排気空気EAは、サニタリ14に隣接する空間(廊下11、あるいは居室13)からサニタリ14経由で排気される空気である。
還気空気RAは、図1に示すように廊下11に設けられた吸気口11aから吸い込まれる。そして、居室13(リビング13a、個室13b)の空気は、還気空気RAが吸い込まれることにより、廊下11との境界に設けられたガラリ、隙間などから廊下11側へ流れ出る。このように、空気調和機2は、居室13のどの部屋からも還気空気RAを吸い込むことになる。そして、吸い込まれた還気空気RAは、外気導入ファンで吸い込まれた外気OAとともに集塵フィルタ2bで濾過された後、給気空気SAとして再び居室13内に供給される。
居室13内における所定の換気量を確保するため、熱交換気装置3は、所定の外気量を導入し、所定の風量で屋外へ排気する。また、居室13内における所定の換気量を確保するため、空気調和機2は、所定の風量で送風用ファン2cを運転し、居室13内の空気を還気空気RAおよび給気空気SAとして入れ替えるとともに、熱交換気装置3が取り入れた外気を居室13内に送風している。
ここで、リビング13aの空気が汚れた場合(リビング13a内部に汚染源があり、リビング13aで埃が発生した場合)を考える。上述のとおり、リビング13aからは所定の風量が廊下11に流出し、一部は還気空気RAとして空気調和機2に吸い込まれ、一部はサニタリ14を経由して熱交換気装置3に吸い込まれて排気空気EAとして排気される。一方、個室13bからも同様に、所定の風量が廊下11に流出し、一部は還気空気RAとして空気調和機2に吸い込まれ、一部はサニタリ14を経由して熱交換気装置3に吸い込まれて排気される。
このように、空気調和機2の運転によってリビング13aから還気空気RAとして汚れた空気が排出され、空気調和機2で浄化された後、清浄化された空気がリビング13aに給気されるので、リビング13a内の空気がきれいになる。また、還気空気RAは、熱交換気装置3の外気導入量よりも多い。すなわち、空気調和機2は、居室13に必要な換気量よりも多くの空気を循環して清浄化を行っている。そのため、換気による空気の入れ替えよりも速く、清浄化された空気による空気の入れ替えが行われ、リビング13a内の空気がきれいになる。
以上、室内の汚れとして、集塵フィルタ2bで浄化可能な埃の場合で説明したが、集塵フィルタ2bでは浄化できないCO濃度の低減についても効果がある。
ここで、リビング13aに人が集まり、内部のCO濃度が高くなった場合で説明する。空気調和機2に吸い込まれる還気空気RAは、リビング13a、個室13bから廊下11を経由して集まったものである。すなわち、リビング13aからの高いCO濃度の空気と、個室13bからの低いCO濃度の空気が合流し、空気調和機2に吸い込まれる時
点で、CO濃度は低くなっている。また、空気調和機2には、居室13からの還気空気RAと熱交換気装置3からの外気OAが合流するので、さらにCO濃度が低くなる。
このように、高いCO濃度の空気と低いCO濃度の空気を混合して居室13に供給するので、高いCO濃度の部屋では、CO濃度が低減することになる。
また、CO濃度以外にも、集塵フィルタ2bでは除去しにくい臭気の低減についても効果がある。
なお、集塵フィルタ2bに加え、脱臭フィルタを用いることにより、臭気の低減について、より大きな効果がある。
また、集塵フィルタ2bとしては、集塵効率の高いHEPAフィルタを用いるとよい。
また、空気調和機2には、熱交換器を含む温度調節機能を備えてもよい。この場合、空気調和機2は、給気空気を所望の温度に調整して居室13に供給し、居室13内の冷房または暖房を行うことができる。また、空気調和機2には、さらに、加湿機能、あるいは、除菌機能を備えていてもよい。
(変形例)
また、図2に示すように、空気調和機2に温度調節機能を備えない場合であっても、居室13のどこかに温度調節機能を備えた空気調和装置21を備えてもよい。図2では、リビング13aに空気調和装置21を備えている。空気調和装置21としては、ルームエアコンなどが用いられる。この場合、リビング13aと空気調和機2とをブースターファン22とダクト23で直接接続する。このような構成によれば、温度調整された空気と、還気空気RAとが合流し、温度調整されて給気空気SAになる。そのため、温度調節機能のない個室13bにおいても温度調節された空気が供給されることになる。
(実施の形態2)
以下、図3を用いて、本発明第2の実施の形態について説明する。第1の実施の形態と同じ構成の部分については、同一番号を付し、詳細な説明を省略する。
第1の実施の形態と異なる点は、図3に示すように、リビング13aに室内の汚染度を検出する検出器としての汚れセンサ31を設け、リビング13aに供給される給気空気の吹出口に給気風量調節器としてのダンパー32を設けた点である。また、空気調和機2が有する制御部(図示せず)は、汚れセンサ31の出力を入力し、ダンパー32および送風用ファン2cの制御を行っている。
以上の構成により、制御部の動作について説明する。
汚れセンサ31が所定のレベル以上の汚れを検知すると、制御部は、ダンパー32の開度を「開方向」へ動かす。ダンパー32へ指示する開度は、汚れセンサ31の検出値に応じて開度を変えてもよいし、予め決められた所定の開度を指示してもよい。そして、制御部は、ダンパー32の開度に応じた風量を送るように送風用ファン2cの制御を行う。
このような制御を行った場合の作用について説明する。リビング13aに備えた汚れセンサ31が室内空気の汚れを検出すると、ダンパー32の開度が大きくなり、リビング13aへの給気量が多くなる。また、送風用ファン2cの運転風量も大きくなる。リビング13aへの給気風量が大きくなるので、リビング13aからの還気空気RAの量も大きくなる。すなわち、リビング13aからは大量の汚れた空気(還気空気)が排出され、大量
の清浄な空気(給気空気)が供給される。このように、リビング13aでは汚れた空気を排出し、きれいな空気が供給されて入れ替わることにより、室内空気の上かが速やかに行われる。
なお、汚れセンサ31は、粉塵など浮遊粒子を検出する粉塵センサ、臭気物質を検出するガスセンサ、CO濃度を検出するCOセンサなど、空気質を検出するデバイスを用いることができる。
また、ダンパー32は、リビング13aへの供給ダクト(給気ダクト15)の経路内であれば、吹出口に設けなくてもよい。
本実施の形態では、複数の居室13のうち、1つだけに汚れセンサ31、ダンパー32を設けたが、他の部屋にも同様の構成を設けてもよい。
本発明に係る換気空調システムは、レスポンス良く室内空気の清浄化を可能とするものであるので、全館空調に用いられる空調システムのひとつとして用いられる。
1 換気空調システム
2 空気調和機
2a 本体
2b 集塵フィルタ
2c 送風用ファン
3 熱交換気装置
11 廊下
11a 吸気口
12 還気ダクト
13 居室
13a リビング
13b 個室
14 サニタリ
15 給気ダクト
16 外気ダクト
17 排気ダクト
17a 排気口
21 空気調和装置
22 ブースターファン
23 ダクト
31 センサ
32 ダンパー
EA 排気空気
OA 外気
RA 還気空気
SA 給気空気
101 収納部
102 フィルタ
103 空気吸込孔
104 遮断手段
201 空気調和機
202 還気ダクト
203 給気ダクト
204 排気ファン
205 外気ダクト
206 フィルタ
207 熱交換器

Claims (7)

  1. 外気導入用ファンと排気用ファンと外気風路と排気風路を備えた換気装置と、
    前記換気装置の前記外気風路より吹き出す導入外気を空調対象となる複数の部屋に送り出す空調装置を備え、
    前記空調装置は、吸込口と吐出口を設けた本体と、前記吸込口側に設けた集塵フィルタと、前記集塵フィルタの下流側に設けた送風用ファンを備え、
    前記換気装置の前記外気風路の吐出側と前記空調装置の前記吸込口とを外気ダクトで接続し、
    前記空調装置は、
    温度調節機能を備えることなく、
    前記送風用ファンで送り出す風量が、前記外気導入用ファンで送り出す風量よりも常に大きくなるよう前記送風用ファンを制御することで前記外気ダクトを負圧化し、
    前記送風用ファンで送り出す風量と前記外気導入用ファンで送り出す風量との差分を還気空気として循環させ、
    前記還気空気の風量を前記換気装置の外気導入量よりも多くすることで、複数の前記部屋に必要な換気量よりも多くの空気を複数の前記部屋に循環させ、
    複数の前記部屋のうち、少なくとも一部の前記部屋からの前記還気空気を前記空調装置に吸い込んで、前記導入外気と混合して前記集塵フィルタを通過させて複数の前記部屋に供給する、換気空調システム。
  2. 前記一部の部屋の空気の汚染度を検出する検出器と、
    前記一部の部屋からの還気空気の風量を制御する風量制御器と、
    前記検出器の出力を入力し、前記風量制御器を制御する制御部を備え、
    前記制御部は、前記検出器の出力に応じて、前記一部の部屋からの還気空気の風量を制御するよう前記風量制御器に指示し、
    複数の前記部屋のうち、少なくとも前記一部の部屋からの還気空気を前記空調装置に吸い込んで、前記導入外気と混合して前記集塵フィルタを通過させて複数の前記部屋に供給する請求項1記載の換気空調システム。
  3. 前記外気導入用ファン、前記排気用ファンは、複数の前記部屋全体に対する所定の換気量
    で運転する請求項2記載の換気空調システム。
  4. 前記検出器として、CO2センサを用いた請求項2または3に記載の換気空調システム。
  5. 前記検出器として、埃等を検出する粉塵センサを用いた請求項2または3に記載の換気空調システム。
  6. 前記検出器として、臭気物質の濃度を検出するガスセンサを用いた請求項2または3に記載の換気空調システム。
  7. 前記集塵フィルタとして、HEPAフィルタを用いた請求項1または2に記載の換気空調システム。
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