JP2020051647A - 換気装置及び換気システム - Google Patents

換気装置及び換気システム Download PDF

Info

Publication number
JP2020051647A
JP2020051647A JP2018179009A JP2018179009A JP2020051647A JP 2020051647 A JP2020051647 A JP 2020051647A JP 2018179009 A JP2018179009 A JP 2018179009A JP 2018179009 A JP2018179009 A JP 2018179009A JP 2020051647 A JP2020051647 A JP 2020051647A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
amount
indoor
air
air supply
contamination
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018179009A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7187926B2 (ja
Inventor
草太 小前
Sota Komae
草太 小前
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2018179009A priority Critical patent/JP7187926B2/ja
Publication of JP2020051647A publication Critical patent/JP2020051647A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7187926B2 publication Critical patent/JP7187926B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Ventilation (AREA)

Abstract

【課題】換気による屋内の汚染除去と、屋内の空調に係るエネルギー効率低下の抑制との両立を図ることができる換気装置等を提供する。【解決手段】換気装置は、外気導入口30からの屋外空気を屋内の複数箇所に形成された各屋内給気口70に搬送するための分岐配管60と、送風ファン51と、複数の屋内給気口70のいずれかと対応した屋内の複数箇所に設置され屋内空気の汚染量を検出する屋内センサ80と、各屋内給気口70から屋内に供給する空気量を個別に変更可能な屋内給気量調節部71と、外気導入口30から取り込む屋外空気の総量を一定に保ったまま、各屋内給気口70から屋内に供給する空気量が、各屋内給気口70に対応付けられた屋内センサ80により検出された屋内空気の汚染量に応じたものになるように、送風ファン51及び屋内給気量調節部71を制御する給気制御部52と、を備える。【選択図】図1

Description

この発明は、換気装置及び換気システムに関するものである。
換気空調の制御の対象となる住居内の複数の部屋に、二酸化炭素センサ、たばこの煙、においを対象とした煙センサ、においセンサ等の室内環境検出手段から構成されるセンシングユニットが設置され、センシングユニットに付設された無線電波送受信ユニットにより無線電波を介してコントロールパネルに各センサの情報を送信するとともに、コントロールパネルでは、換気空調装置の運転状態や換気空調装置により得られる住宅内外の環境情報に加えて、センシングユニットの各センサの情報等から各部屋に対する換気空調装置の運転制御指令を決定し、無線電波を介して送信されるこの指令に基づいて換気空調装置の運転制御を行うものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−311590号公報
しかしながら、特許文献1に示されるような換気装置及び換気システムにおいては、換気の対象となる複数の部屋のうちの1つの部屋において二酸化炭素の濃度等の上昇が検出され、当該部屋の換気量を増加させようとした場合、構造上、他の部屋の換気量も増加して、住居全体での換気量が増加してしまう。そうすると、住居内で空調された空気、特に温度調節後の空気を屋外に捨てることになり、空調に係るエネルギー効率の低下を招くおそれがある。
この発明は、このような課題を解決するためになされたものである。その第1の目的は、換気による屋内の汚染の除去と、屋内の空調に係るエネルギー効率低下の抑制との両立を図ることができる換気装置及び換気システムを提供することにある。
この発明に係る換気装置は、外気導入口から取り込まれた屋外空気を屋内の複数箇所に形成された屋内給気口のそれぞれに搬送するための分岐配管と、前記分岐配管内に前記外気導入口から前記屋内給気口に向かう空気流を生成するファンと、複数の前記屋内給気口のいずれかと対応した屋内の複数箇所に設置され、設置箇所における屋内空気の汚染量を検出する屋内センサと、複数の前記屋内給気口のそれぞれから屋内に供給する空気量を個別に変更可能な給気量変更手段と、前記ファン及び前記給気量変更手段を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記外気導入口から取り込む屋外空気の総量を一定に保ったまま、複数の前記屋内給気口のそれぞれから屋内に供給する空気量が、それぞれの前記屋内給気口に対応付けられた前記屋内センサにより検出された屋内空気の汚染量に応じたものになるように、前記ファン及び前記給気量変更手段を制御する。
この発明に係る換気システムは、上記のように構成された換気装置と、前記屋内センサの検出結果を表示可能な表示手段を有する端末装置と、を備える。
この発明に係る換気装置及び換気システムによれば、換気による屋内の汚染の除去と、屋内の空調に係るエネルギー効率低下の抑制との両立を図ることができるという効果を奏する。
この発明の実施の形態1に係る換気システムが適用された家屋の構成を模式的に示す図である。 この発明の実施の形態1に係る換気システムの制御系統の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係る換気システムにおける各部屋の汚染量に応じた給気量の制御例を説明する図である。 この発明の実施の形態1に係る換気システムにおける各部屋の汚染量と給気量の時系列変化の例を説明する図である。 この発明の実施の形態1に係る換気システムの動作例を示すフロー図である。
この発明を実施するための形態について添付の図面を参照しながら説明する。各図において、同一又は相当する部分には同一の符号を付して、重複する説明は適宜に簡略化又は省略する。なお、本発明は以下の実施の形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。
実施の形態1.
図1から図5は、この発明の実施の形態1に係るものである。図1は換気システムが適用された家屋の構成を模式的に示す図である。図2は換気システムの制御系統の構成を示すブロック図である。図3は各部屋の汚染量に応じた給気量の制御例を説明する図である。図4は各部屋の汚染量と給気量の時系列変化の例を説明する図である。そして、図5は換気システムの動作例を示すフロー図である。
図1は、この実施の形態に係る換気装置を備えた換気システムが適用された家屋1の例を模式的に示したものである。同図に示すように、ここで説明する構成例では、家屋1は、1階10及び2階20を有する一戸建て住宅である。家屋1内には、複数の部屋が設けられている。
すなわち、1階10には、1階の部屋11が設けられている。そして、2階20には、2階の部屋21が設けられている。具体的に、この構成例では、1階の部屋11として、共用スペース、和室及びLDK(リビング・ダイニング・キッチン)が設けられている。また、2階の部屋21として、共用スペース、寝室及び2つの子供部屋が設けられている。なお、この例では、和室と寝室とが同等の広さである。また、LDKは和室(又は寝室)よりも広い。そして、2つの子供部屋は、それぞれがLDKの半分の広さであり、和室(又は寝室)よりも狭い。なお、ここでいう部屋の広さとは部屋の内容積のことである。
家屋1には、換気装置が設けられている。換気装置は、換気の対象となる1階の部屋11及び2階の部屋21のそれぞれの室内に、家屋1の外の空気(以下、「屋外空気」という)を導入するためのものである。換気装置は、換気装置本体50及び分岐配管60を備えている。換気装置本体50は、中空の箱状を呈する。換気装置本体50は、1階10の天井裏すなわち天井の上側に設置されている。
家屋1には、外気導入口30が形成されている。外気導入口30は、屋外空気を取り込むための開口である。1階の部屋11及び2階の部屋21には、屋内給気口70が形成されている。屋内給気口70は、外気導入口30で取り込んだ屋外空気を、家屋1の屋内に供給するための開口である。屋内給気口70は、それぞれの部屋の例えば天井に設けられる。
ここで示す構成例では、1階の部屋11である和室に1つの屋内給気口70が設けられ、LDKに2つの屋内給気口70が設けられている。また、2階の部屋21においては、寝室及び2つの子供部屋にそれぞれ1つずつの屋内給気口70が設けられている。このように、屋内の全ての部屋に屋内給気口70が形成されている必要はない。換言すれば、屋内給気口70が形成されていない部屋があってもよい。また、1つの部屋に2以上の屋内給気口70が形成されていてもよい。このようにして、家屋1の屋内には、複数箇所に屋内給気口70が形成されている。
換気装置本体50の一端側は、外気導入口30に通じている。換気装置本体50の他端側には、分岐配管60の一端が接続されている。分岐配管60は、中空筒状の管である。分岐配管60は、外気導入口30から取り込まれた屋外空気を屋内給気口70のそれぞれに搬送するための配管である。
分岐配管60の他端側は、分岐して複数の屋内給気口70のそれぞれに通じている。この構成例では具体的には、分岐配管60は、分岐部61において、1階10側と2階20側とに分岐している。そして、1階10側に分岐した分岐配管60は、1階の部屋11のそれぞれの屋内給気口70に通じている。また、2階20側に分岐した分岐配管60は、2階の部屋21のそれぞれの屋内給気口70に通じている。
分岐配管60におけるそれぞれの屋内給気口70に通じる部分には、屋内給気量調節部71が設けられている。屋内給気量調節部71は、屋内給気口70と同数設けられ、屋内給気口70と一対一で対応している。屋内給気量調節部71は、例えば、ダンパー、バルブ等を有し、屋内給気口70のそれぞれから屋内に供給する空気量を個別に変更可能である。すなわち、屋内給気量調節部71は、複数の屋内給気口70のそれぞれから屋内に供給する空気量を個別に変更可能な給気量変更手段である。
換気装置本体50は、送風ファン51及び空気浄化部53を備えている。送風ファン51は、分岐配管60内に外気導入口30から屋内給気口70に向かう空気流を生成する。
空気浄化部53は、外気導入口30から取り込んだ屋外空気を清浄化する。空気浄化部53は、例えば、フィルター、電気デバイス等を備える。フィルターは、例えば、集塵、脱臭、ガス除去、抗菌処理等の機能を備えたものが用いられる。電気デバイスは、紫外線を照射し、又は放電することにより、菌及びアレルゲンを不活化し、及び/又は、ガス成分を分解する機能を備えたものが用いられる。
ここで示す構成例では、空気浄化部53は換気装置本体50内の外気導入口30と送風ファン51との間に配置されている。しかし、空気浄化部53の設置箇所はこの例に限られない。他に例えば、送風ファンと各屋内給気口70の間に空気浄化部53を設置してもよい。また、空気浄化部53を、換気装置本体50に内蔵せず、単独の空気浄化装置として設置してもよい。ただし、全ての屋内給気口70から吹き出される屋外空気は、空気浄化部53を通過して浄化されている状態にできることが望ましい。
家屋1には、換気扇41及びレンジフード42が設けられている。ここで示す構成例では、換気扇41は、1階の部屋11の共用スペースと屋外との間の外壁部に設けられている。また、レンジフード42は、1階の部屋11のLDKの特にキッチンと屋外との間の外壁部に設けられている。換気扇41及びレンジフード42は、屋内空気を屋外に排出する排気手段である。このように、ここで示す構成例では、給気及び排気の両方を強制的に行う第一種換気を想定した形態になっている。ただし、排気手段は、強制的に排気を行うものである必要はなく、自然排気を行うものであってもよい。つまり、第二種換気を行う構成であってもよい。
家屋1の屋内の屋内の複数箇所には、屋内センサ80が設置されている。屋内センサ80のそれぞれ設置箇所は、複数の屋内給気口70のいずれかと対応している。具体的に図1の構成例では、1階の部屋11の和室及びLDK、並びに、2階の部屋21の寝室及び2つの子供部屋にそれぞれ、1つずつの屋内センサ80が設置されている。そして、それぞれの屋内センサ80は、当該屋内センサ80が設置される部屋の屋内給気口70に対応付けられている。
それぞれの屋内センサ80は、屋内空気の汚染量を検出する。具体的には、屋内センサ80は、屋内空気の汚染量として、粉塵濃度、二酸化炭素濃度、臭気濃度及びVOC濃度のうちの1以上を検出する。粉塵濃度としては、具体的に例えば、PM2.5、各種のアレルゲン、花粉、菌、カビ等の粒子の濃度を屋内センサ80は検出する。また、屋内センサ80は、温度、湿度、気圧等の環境物理量を検出可能であってもよい。
屋内センサ80は、屋内給気口70から吹き出される風の影響を受け難い箇所に設置することが望ましい。前述したように屋内給気口70からの空気は清浄化されており、清浄化された風によって部屋内の汚染が吹き飛ばされてしまうと、屋内センサ80の感度が低下し、汚染の発生を早期に検出できなくなるおそれがあるためである。また、屋内センサ80は、部屋から空気が排出される隙間に近い位置に設置すると、部屋内の汚染を検出しやすくなる。部屋から空気が排出される隙間とは、例えば、部屋の扉のアンダーカット又はオーバーカット等である。あるいは、人の生活空間である部屋の中央位置に設置される机上等、又は、人の鼻の高さとなり得る30cm〜150cmの高さ付近に屋内センサ80を設置すると、より人の生活に即したデータを得る事ができる。
家屋1には、屋外センサ91が設置されている。屋外センサ91は、屋外空気の汚染量を検出する。具体的には、屋外センサ91は、屋外空気の汚染量として、粉塵濃度、二酸化炭素濃度、臭気濃度及びVOC濃度のうちの1以上を検出する。この際、屋外センサ91が検出する屋外空気の汚染量の要素は、少なくとも前述した屋内センサ80が検出する屋内空気の汚染量の要素が含まれるようにする。なお、屋外センサ91は、外気導入口30から屋内へと取り込まれる屋外空気の汚染量を検出するものである。このため、屋外センサ91は、外気導入口30か、外気導入口30の近傍に設置されることが望ましい。
次に、以上のように構成された換気装置を備えた換気システムの構成について、図2を参照しながら説明する。換気装置本体50は、給気制御部52を備えている。給気制御部52には、換気装置の動作に必要な各種の制御を実施するための制御回路等が備えられている。給気制御部52は、例えばマイクロコンピュータを備えており、図示しないプロセッサ及びメモリを備えている。給気制御部52は、メモリに記憶されたプログラムをプロセッサが実行することにより、予め設定された処理を実行し、換気装置を制御する。
この実施の形態に係る換気システムは、外部情報取得部92を備えている。外部情報取得部92は、屋外空気の汚染量に関する情報を外部から取得する外部情報取得手段である。外部情報取得部92は、例えばインターネット等の外部通信ネットワークに接続されている。そして、外部情報取得部92は、インターネット等を介して外部の情報源から、屋外空気の汚染量に関する情報を取得する。屋外空気の汚染量に関する情報としては、具体的に例えば、PM2.5、花粉、光化学スモッグの発生状況の情報が挙げられる。屋外センサ91及び外部情報取得部92は、屋外空気の汚染量を取得する屋外汚染量取得手段を構成している。
なお、屋外汚染量取得手段は、屋外センサ91及び外部情報取得部92の両方を備えることが好ましいが、これら両方を備えていなくともよい。すなわち、屋外汚染量取得手段は、屋外センサ91及び外部情報取得部92の少なくとも一方を備えていればよい。
屋外汚染量取得手段が取得した屋外空気の汚染量、すなわち、屋外センサ91の検出結果及び外部情報取得部92が取得した屋外空気の汚染量に関する情報は、給気制御部52に入力される。また、給気制御部52には、屋内センサ80の検出結果である屋内空気の汚染量も入力される。給気制御部52は、こうして入力された屋内空気の汚染量及び屋外空気の汚染量を用いて、送風ファン51及び屋内給気量調節部71を制御する制御手段である。
さらに、この実施の形態に係る換気システムは、端末装置100を備えている。端末装置100は、例えば、使用者の家屋内に設置されるパソコン(パーソナル・コンピュータ)等である。他に例えば、端末装置100は、スマートフォン又はタブレット端末等の携帯端末でもよい。
端末装置100は、表示部101及び操作部102を備えている。表示部101は、各種情報を表示する液晶ディスプレイ等である。端末装置100がパソコンの場合、操作部102は当該パソコンのマウス(ポインティング・デバイス)及びキーボード等の入力装置である。また、端末装置100がスマートフォンの場合、端末装置100は、操作部102と表示部101を兼ねるタッチパネルを備えている。
端末装置100と給気制御部52とは、双方向に通信可能に接続されている。この際の通信方式は、有線、無線のいずれであってもよい。端末装置100は、給気制御部52から屋内センサ80の検出結果を受信して、表示部101に屋内センサ80の検出結果を表示可能である。
また、端末装置100の操作部102には、複数の屋内給気口70のそれぞれから屋内に供給する空気量を指定する操作を入力可能としてもよい。この場合、操作部102に入力された操作内容は、給気制御部52に送信される。そして、給気制御部52は、操作部102に入力された操作に応じて、送風ファン51及び屋内給気量調節部71を制御する。
このようにすることで、ユーザーが屋内空気の汚染状況を容易に把握できる。また、ユーザーが把握した屋内空気の汚染状況に応じて、屋内空気の汚染の除去、屋内空気の快適性、空調に係る省エネルギー性等のバランスを自分で調整できる。
次に、図3から図5を参照しながら、給気制御部52による送風ファン51及び屋内給気量調節部71の制御内容について、詳しく説明する。給気制御部52は、外気導入口30から取り込む屋外空気の総量を一定に保ったまま、複数の屋内給気口70のそれぞれから屋内に供給する空気量が、それぞれの屋内給気口70に対応付けられた屋内センサ80により検出された屋内空気の汚染量に応じたものになるように、送風ファン51及び屋内給気量調節部71を制御する。
ここで説明する構成例では、家屋1の複数の各部屋(共用スペースを除く)に屋内給気口70と屋内センサ80とが設けられている。したがって、屋内給気口70のそれぞれから各部屋内に供給する空気量が、当該部屋内に設置された屋内センサ80により検出された屋内空気の汚染量に応じて変更される。
図3に示す表は、屋内空気の汚染量に応じて屋内給気口70のそれぞれから各部屋内に供給する空気量の制御パターン例である。同図の表の「通し番号」の欄は、制御パターン例の番号である。「総給気量」の欄は、外気導入口30を通過して各部屋に供給される給気量の合計、すなわち、外気導入口30から取り込む屋外空気の総量である。「LDK」、「寝室」、「和室」及び「子供部屋」の欄は、それぞれの部屋の屋内センサ80により検出された屋内空気の汚染量と屋内給気口70からの給気量である。なお、「LDK」の給気量は、2つの屋内給気口70からの給気量の合計を表している。また、「子供部屋」の給気量は、2つの子供部屋の屋内給気口70からの給気量の合計を表している。
まず、制御パターン1は、全ての部屋の汚染量が「通常」の場合である。この場合、それぞれの部屋の広さに応じて、寝室及び和室への給気量をQとし、LDKへの給気量をQとし、2つの子供部屋への給気量の合計をQとする。したがって、総給気量は5Qである。
次に、制御パターン2は、和室の汚染量が「小」であり、他の部屋の汚染量が「通常」の場合である。この場合、汚染量が「小」の和室の給気量を通常時の半分の0.5Qとする。そして、総給気量を5Qに保ったまま、制御パターン1と比較して余剰となる給気量0.5Qを、残りの部屋の広さに応じて分配する。すなわち、LDKへの給気量は、2Q+0.25Q=2.25Qとなり、寝室への給気量は、Q+0.125Q=1.125Qとなり、2つの子供部屋への給気量の合計は、Q+0.125Q=1.125Qとなる。
制御パターン3は、LDKの汚染量が「大」であり、寝室の汚染量が「小」であり、残りの部屋の汚染量が「通常」の場合である。この場合、汚染量が「大」のLDKの給気量を通常時の1.5倍の3Qとする。また、汚染量が「小」の寝室の給気量を通常時の半分の0.5Qとする。そして、総給気量を5Qに保ったまま、制御パターン1と比較して差し引きで不足となる給気量0.5Qを、残りの部屋の広さに応じて分配する。すなわち、和室への給気量は、Q−0.25Q=0.75Qとなり、2つの子供部屋への給気量の合計は、Q−0.25Q=0.75Qとなる。
制御パターン4は、寝室の汚染量が「大」であり、他の部屋の汚染量が「通常」の場合である。この場合、汚染量が「大」の和室の給気量を通常時の1.5倍の1.5Qとする。そして、総給気量を5Qに保ったまま、制御パターン1と比較して不足となる給気量0.5Qを、残りの部屋の広さに応じて分配する。すなわち、LDKへの給気量は、2Q−0.25Q=1.75Qとなり、寝室への給気量は、Q−0.125Q=0.875Qとなり、2つの子供部屋への給気量の合計は、Q−0.125Q=0.875Qとなる。
そして、制御パターン5は、LDKの汚染量が「小」であり、和室の汚染量が「大」であり、残りの部屋の汚染量が「通常」の場合である。この場合、汚染量が「小」のLDKの給気量を通常時の半分のQとする。また、汚染量が「大」の和室の給気量を通常時の1.5倍の1.5Qとする。そして、総給気量を5Qに保ったまま、制御パターン1と比較して差し引きで余剰となる給気量0.5Qを、残りの部屋の広さに応じて分配する。すなわち、寝室への給気量は、Q+0.25Q=1.25Qとなり、2つの子供部屋への給気量の合計は、Q+0.25Q=1.25Qとなる。
以上の制御パターン1から制御パターン5に示す通り、給気制御部52は、外気導入口30から取り込む屋外空気の総量を一定に保ったまま、屋内給気口70の給気量が、屋内空気の汚染量に応じたものになるように、送風ファン51及び屋内給気量調節部71を制御する。このようにすることで、家屋1全体での換気量を増加させることなく、屋内において汚染量が多い箇所(部屋)の換気量を増加させることができる。このため、換気による屋内の汚染の除去と、屋内の空調に係るエネルギー効率低下の抑制との両立を図ることが可能である。
なお、多くの部屋で汚染量が多い状態が検出された場合、総給気量を通常時と同等に保ったままでは換気が不足し、屋内の汚染の除去が滞ってしまうことも考えられる。このため、このような場合には、屋内の汚染の除去を優先し、総給気量を一時的に増加させてもよい。次に、このような場合の例として、制御パターン6から制御パターン8を説明する。これらの制御パターンは、例えば、3部屋以上で汚染量が「大」となった場合に選択される。
まず、制御パターン6は、LDKの汚染量が「小」〜「通常」であり、残りの部屋の汚染量が「大」の場合である。この場合、汚染量が「大」である寝室、和室及び子供部屋の給気量を、それぞれ通常時の1.5倍の1.5Qとする。そして、残りのLDKの給気量は、汚染量が「通常」であっても、総給気量の増加を極力抑えるために制御パターン1の半分のQとする。したがって、このパターンでは、総給気量は5.5Qとなる。
次に、制御パターン7は、寝室の汚染量が「小」〜「通常」であり、残りの部屋の汚染量が「大」の場合である。この場合、汚染量が「大」であるLDKの給気量を、通常時の1.5倍の3Qとする。また、同じく汚染量が「大」である和室及び子供部屋の給気量も、それぞれ通常時の1.5倍の1.5Qとする。そして、残りの寝室の給気量は、汚染量が「通常」であっても、総給気量の増加を極力抑えるために制御パターン1の半分の0.5Qとする。したがって、このパターンでは、総給気量は6.5Qとなる。
そして、制御パターン8は、全ての部屋の汚染量が「大」の場合である。この場合、全ての部屋の給気量を、通常時の1.5倍とする。すなわち、LDKの給気量を3Qとする。そして、寝室、和室及び子供部屋の給気量を、それぞれ通常時の1.5倍の1.5Qとする。したがって、このパターンでは、総給気量は7.5Qとなる。
なお、以上の例では、汚染量が「小」、「通常」及び「大」の3段階に簡略化して説明したが、汚染量の段階を、さらに細分化するとよい。また、屋内の空調に係るエネルギー効率低下の抑制を優先して、3部屋以上で汚染量が「大」となっても総給気量を一定に保つようにしてもよい。
また、前述したように、給気制御部52は、屋内センサ80が検出した屋内空気の汚染量だけでなく屋外センサ91が検出した、あるいは、外部情報取得部92が取得した屋外空気の汚染量も用いて、送風ファン51及び屋内給気量調節部71を制御する。この際に、屋外空気の汚染量が予め設定した基準値よりも少なければ、給気制御部52は、総給気量を増加させるようにしてもよい。屋外空気の汚染量が少ない場合、空気浄化部53の劣化を抑えつつ、清浄な空気を屋内に導入できる。このため、総給気量を増加させることで、より効率的に屋内の汚染を除去できる場合がある。
次に、以上のように構成された換気装置及び換気システムにおける、汚染量と給気量の時系列変化の例について、図4を参照しながら説明する。なお、同図では、給気の制御対象となる部屋が2つである場合に簡略化したものを示している。
例えば、部屋Aで汚染が発生した場合、部屋Aでの汚染量が上昇し、ある時点で屋内センサ80が部屋Aでの汚染量が「大」であることを検出する。すると、給気制御部52は、屋内給気量調節部71を制御して、部屋Aの屋内給気口70からの給気量を増加させ、部屋Bの屋内給気口70からの給気量を低下させる。給気される空気は空気浄化部53で浄化されている。このため、部屋Aで発生した汚染は清浄な給気によって部屋外へと排気される。給気量が低下した部屋Bでは、空気の出入りが低下する為、汚染量は変化せず一定に保たれる。
この際、総給気量、すなわち、部屋Aの給気量と部屋Bの給気量の合計は等しく保たれている。特に夏季や冬季においては、部屋内の空気の温度を調節し、屋外よりも快適な空気環境を屋内で形成する。このため、屋外から屋内に取り込む総給気量を増加させると、エネルギーを消費して温度を調節した屋内空気を屋外空気と交換する量が増加するため、温度調節に費やしたエネルギーをロスしてしまう。総給気量を一定に保つことで、このようなエネルギーロスの増加を抑制しつつも、屋内空気の浄化を行うことができる。
次に、図5のフロー図を参照しながら、以上のように構成された換気装置の動作の流れについての一例を説明する。まず、ステップS1において、給気制御部52は、屋内センサ80、屋外センサ91及び外部情報取得部92から、屋内の各箇所における屋内空気の汚染量及び屋外空気の汚染量を取得する。
続くステップS2において、給気制御部52は、屋内に汚染があるか否かを確認する。具体的に例えば、屋内空気の汚染量が、前述した「大」となる基準値以上となる箇所があるか否かを確認する。屋内で汚染が検出されない場合、処理はステップS1へと戻る。一方、屋内で汚染が検出された場合、処理はステップS3へと進む。
ステップS3においては、給気制御部52は、外気導入口30から取り込む総給気量を一定に保ったまま、屋内の各箇所における屋内空気の汚染量に応じて、それぞれの屋内給気口70から屋内の各箇所に給気する量を変更する。ステップS3の後、処理はステップS4へと進む。
ステップS4においては、給気制御部52は、屋内の汚染が減少したか否かを確認する。より詳しくは、給気制御部52は、屋内センサ80により検出される屋内の各箇所における屋内空気の汚染量を取得する。そして、屋内の各箇所における屋内空気の汚染量が、屋内の汚染が減少しない場合、処理はステップS1へと戻る。一方、屋内の汚染が減少した場合、処理はステップS5へと進む。
ステップS5においては、給気制御部52は、外気導入口30から取り込む総給気量を一定に保ったまま、それぞれの屋内給気口70から屋内の各箇所に給気する量を元に戻す。ステップS5の処理が完了すると、一連の動作は終了となる。
なお、図2に示す構成例のように、給気制御部52は、家屋1の内部に設置された家電機器200と相互に通信可能としてもよい。例えば、家電機器200は、空気調和装置、除湿器、加湿器、テレビ等である。
家電機器200が、空気調和装置、除湿器、加湿器等の空気調和機能を有するものである場合、家電機器200が動作していない場合には、総給気量を増加させても空気調和に係るエネルギーロスはないと考えられる。したがって、給気制御部52は、家電機器200の動作状況を取得し、家電機器200が動作中であれば総給気量を一定に保つように送風ファン51及び屋内給気量調節部71を制御する。また、家電機器200が停止中であれば、屋内の汚染量に応じて総給気量を増加させるように送風ファン51及び屋内給気量調節部71を制御する。
また、家電機器200がテレビ等の場合、家電機器200が動作しているか否かにより、屋内に人がいるか、あるいは外出中であるかを推測できる。したがって、例えば、家電機器200が動作しており屋内に人がいると推測される場合には、給気制御部52は、総給気量を増加させるように送風ファン51及び屋内給気量調節部71を制御して、屋内の汚染除去を優先するようにしてもよい。
なお、以上のように構成された換気装置及び換気システムの適用対象は、屋内の複数箇所に給気口が設けられた建物であればよく、一戸建て住宅に限られない。一戸建て住宅の他に例えば、集合住宅、ビル、工場等にも適用できる。
1 家屋
10 1階
11 1階の部屋
20 2階
21 2階の部屋
30 外気導入口
41 換気扇
42 レンジフード
50 換気装置本体
51 送風ファン
52 給気制御部
53 空気浄化部
60 分岐配管
61 分岐部
70 屋内給気口
71 屋内給気量調節部
80 屋内センサ
91 屋外センサ
92 外部情報取得部
100 端末装置
101 表示部
102 操作部
200 家電機器

Claims (7)

  1. 外気導入口から取り込まれた屋外空気を屋内の複数箇所に形成された屋内給気口のそれぞれに搬送するための分岐配管と、
    前記分岐配管内に前記外気導入口から前記屋内給気口に向かう空気流を生成するファンと、
    複数の前記屋内給気口のいずれかと対応した屋内の複数箇所に設置され、設置箇所における屋内空気の汚染量を検出する屋内センサと、
    複数の前記屋内給気口のそれぞれから屋内に供給する空気量を個別に変更可能な給気量変更手段と、
    前記ファン及び前記給気量変更手段を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記外気導入口から取り込む屋外空気の総量を一定に保ったまま、複数の前記屋内給気口のそれぞれから屋内に供給する空気量が、それぞれの前記屋内給気口に対応付けられた前記屋内センサにより検出された屋内空気の汚染量に応じたものになるように、前記ファン及び前記給気量変更手段を制御する換気装置。
  2. 前記屋内センサは、前記屋内空気の汚染量として、粉塵濃度、二酸化炭素濃度、臭気濃度及びVOC濃度のうちの1以上を検出する請求項1に記載の換気装置。
  3. 前記屋外空気の汚染量を取得する屋外汚染量取得手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記屋内センサの検出結果及び前記屋外空気の汚染量を用いて、前記ファン及び前記給気量変更手段を制御する請求項1又は請求項2に記載の換気装置。
  4. 前記屋外汚染量取得手段は、前記屋外空気の汚染量として、粉塵濃度、二酸化炭素濃度、臭気濃度及びVOC濃度のうちの1以上を検出する屋外センサを備えた請求項3に記載の換気装置。
  5. 前記屋外汚染量取得手段は、前記屋外空気の汚染量に関する情報を外部から取得する外部情報取得手段を備えた請求項3又は請求項4に記載の換気装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の換気装置と、
    前記屋内センサの検出結果を表示可能な表示手段を有する端末装置と、を備えた換気システム。
  7. 前記端末装置は、複数の前記屋内給気口のそれぞれから屋内に供給する空気量を指定する操作を入力可能な操作手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記操作手段に入力された操作に応じて、前記ファン及び前記給気量変更手段を制御する請求項6に記載の換気システム。
JP2018179009A 2018-09-25 2018-09-25 換気装置及び換気システム Active JP7187926B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018179009A JP7187926B2 (ja) 2018-09-25 2018-09-25 換気装置及び換気システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018179009A JP7187926B2 (ja) 2018-09-25 2018-09-25 換気装置及び換気システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020051647A true JP2020051647A (ja) 2020-04-02
JP7187926B2 JP7187926B2 (ja) 2022-12-13

Family

ID=69996664

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018179009A Active JP7187926B2 (ja) 2018-09-25 2018-09-25 換気装置及び換気システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7187926B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111878956A (zh) * 2020-09-02 2020-11-03 上海赛捷能源科技有限公司 一种大型喷涂车间的负压voc处理系统及处理方法
JP2021177111A (ja) * 2020-05-08 2021-11-11 三菱電機株式会社 空調システム
JP2022086040A (ja) * 2020-11-30 2022-06-09 パナソニックIpマネジメント株式会社 換気空調システム
TWI796113B (zh) * 2022-01-24 2023-03-11 研能科技股份有限公司 防治空污抽風機

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001056146A (ja) * 1999-08-18 2001-02-27 Toyo Eng Works Ltd 空気調和装置
WO2018061147A1 (ja) * 2016-09-29 2018-04-05 三菱電機株式会社 換気システム

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001056146A (ja) * 1999-08-18 2001-02-27 Toyo Eng Works Ltd 空気調和装置
WO2018061147A1 (ja) * 2016-09-29 2018-04-05 三菱電機株式会社 換気システム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021177111A (ja) * 2020-05-08 2021-11-11 三菱電機株式会社 空調システム
CN111878956A (zh) * 2020-09-02 2020-11-03 上海赛捷能源科技有限公司 一种大型喷涂车间的负压voc处理系统及处理方法
JP2022086040A (ja) * 2020-11-30 2022-06-09 パナソニックIpマネジメント株式会社 換気空調システム
JP7174901B2 (ja) 2020-11-30 2022-11-18 パナソニックIpマネジメント株式会社 換気空調システム
TWI796113B (zh) * 2022-01-24 2023-03-11 研能科技股份有限公司 防治空污抽風機

Also Published As

Publication number Publication date
JP7187926B2 (ja) 2022-12-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ES2891363T3 (es) Sistema de ventilación
JP7187926B2 (ja) 換気装置及び換気システム
US20150140919A1 (en) Techniques for improving indoor air quality
JP6049261B2 (ja) 空気処理装置とその方法
US9593861B1 (en) Controlling and monitoring indoor air quality (IAQ) devices
JP6657232B2 (ja) ロボットの空気品質検出システムと検出方法
WO2020255875A1 (ja) 空気質制御システム、空気質制御方法、及び、プログラム
US20030177777A1 (en) Indoor air treatment system with hepa filtration
KR102486845B1 (ko) 공기 청정 시스템
US20200393152A1 (en) Adaptive, responsive, dynamic building ventilation control system
CN106338101B (zh) 用于净化室内空气的空气净化系统及其运行方法
JP7361247B2 (ja) 空調システム、空調室
JP2020051680A (ja) 換気空調システム
KR102327934B1 (ko) Uvc 플라즈마 공기 살균기
KR20210045738A (ko) 인공지능을 이용한 환기 시스템
JP7434874B2 (ja) 換気システム
JP7352780B2 (ja) 空調システム、空調システムコントローラ
JP2006105408A (ja) 空気清浄化システム
CN114383281B (zh) 空气智能管理方法及空气智能管理系统
JP7528823B2 (ja) クリーンルームの風量制御システム及び風量制御方法
JP2021177111A (ja) 空調システム
JP2022050846A (ja) 換気システム
CN205536161U (zh) 一种室内空气检测及净化系统
JP7417172B2 (ja) 空調連携システムおよび制御装置
JP7411869B2 (ja) 空調システム、空調システムコントローラ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210825

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220520

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220524

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221101

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221114

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7187926

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150