JP3060428U - 煙草煙の浄化能力が付与された衝立 - Google Patents

煙草煙の浄化能力が付与された衝立

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JP3060428U JP1998010223U JP1022398U JP3060428U JP 3060428 U JP3060428 U JP 3060428U JP 1998010223 U JP1998010223 U JP 1998010223U JP 1022398 U JP1022398 U JP 1022398U JP 3060428 U JP3060428 U JP 3060428U
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竹四郎 吉松
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課 題】 モ−タ−及びファンを用いることなくイ
オン気流を放出する放出する放電装置を備えてなる空気
の浄化と煙草煙の浄化能力が付与された衝立。 【解決手段】 筒状電極12と針状電極11との間に高
電圧を印加することによって衝立に装備された放電装置
から2〜10 m/secの放出された、マイナスイオンとオゾ
ン及び活性酸素の気流により煙草煙の消滅及び消臭能力
が付与され、かつ、放電装置が、常時作動するか、会議
室の扉に連動させるか又は在室人員数もしくは煙草煙量
に対応して間歇的に作動させて煙草煙を浄化する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、洋室や和室の間仕切りに使用する衝立に関するもので、特に主とし て煙草煙の浄化能力が付与された衝立に関する。
【0002】
【従来の技術】
古くから、和室の間仕切りや飾りのために衝立が重用されており、洋室におい てもオフィスの事務室や会議室などで、自立式の間仕切りや目隠しのために多用 されている。最近では、衝立の変形として、床や天井に固定式のOA化オフィス の間仕切りパネルやパ−ティションが汎用されている。これらの衝立や間仕切り パネルは、簡単に設置でき用途の変更などに応じて容易に移設できるなどの利点 があり、また、床から適度の高さまでしかなく風通しもよく隔離の圧迫感もない ので、便利なものである。衝立は、従来においては、単なる立設板体に過ぎず、 美術装飾が施される程度のものであったが、昨今の社会の多様化にともなう生活 様式の高度化やオフィス設備の高級化などを反映して、衝立にも間仕切りや目隠 し以外の他の機能を付設させるなどの改良がなされ始めている。例えば、最近の 健康志向や環境問題などの影響により、空気清浄化や抗菌機能を有す衝立、消臭 作用を持つ衝立などが注目されるものである。 本考案では、衝立とは自立式の、いわゆる衝立の外に固定式の間仕切りパネル やパ−ティションを意味する。
【0003】 これらの改良技術を開示する特許技術はそれ程多くはないが、それらの代表的 ものをみると、空気清浄化作用を付設するものが最も多く、特開平10−381 号公報の、集塵機と送風機を備えるもの、特開平6−54745号公報の、エア −カ−テンと負圧排風機を使用するものなどが代表例である。抗菌機能を有すも のとしては、特開平8−232374号公報の、表面に抗菌塗料を塗布するもの 、消臭機能を有するものでは、特開平9−291624号公報の、消臭性塗料を 塗布するもの、調湿機能を有するものとして、特開平10−8633号公報の、 炭を内蔵したパネルなどがある。意匠や装飾効果を奏するものでは、特開平8− 333960号公報の、建具としての障子や襖の意匠を衝立に組み合わせたもの 、実開平6−11566号公報の、透光性の刺繍を施した生地を使用するものが ある。その他のものとして、実開平7−35615号公報の、暖房用発熱体を内 装材とするもの、特開平7−100044号公報の、自動放香装置を設置するも の、実開平8−1287号公報や実開平6−215号公報などの、屈曲性パネル を使用し物置棚を併設するものなどがある。 また、間仕切りパネルやパ−ティションにかかる技術の代表的なものは、間仕切 りパネルの連結構造を改良するもので、特開平10−159217号公報の、パ ネルをT字状や十字状に連結する係止具、特開平9−250203号公報の、パ ネルの連結部の外観を向上するものなどがある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
衝立に関する技術改良は、最近の健康志向や環境問題などの影響により、空気 清浄作用や抗菌機能や消臭作用などを持つ衝立のニ−ズはあるが、各種の機能性 の付加や機能力の高さなどの面において未だ十分な改良はなされてはいないのが 現状であり、特に最近注目される有用技術である空気清浄作用や抗菌機能や消臭 作用などの機能性は未だ満足されるものはない。 一方、最近では、煙草煙の健康問題や嫌煙権などが重視されつつあるが、室内 の機器においてこれを根本的に解決する手段はなく、室内で禁煙とする原始的手 段を講ずるしかなかった。 本考案者は、かかる現状を問題点を解決するために、室内に設置する衝立に、 空気清浄作用や抗菌機能や消臭作用などの機能性を付与し、煙草煙の健康問題や 嫌煙権などに対応させることを本考案の課題とした。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述のように、本考案は上記の課題を解決し、各種の機能性が付加されその機 能力が高く、特に、煙草煙の浄化作用や抗菌機能や消臭作用などの高い機能性を 有する衝立を実現するものである。 このために、本考案は基本的に、マイナスイオン、オゾン及び活性酸素を放出 する放電装置を利用するものである。
【0006】 本考案の構成は次の〜に示されるものである。 筒状電極と針状電極との間に高電圧を印加することによって、マイナスイオ ン、オゾン及び活性酸素を同時に発生させて、モ−タ−駆動することなく2〜10 m/secのイオン気流によってそれらを放出する放電装置を備えて、マイナスイオ ン、オゾン及び活性酸素により煙草煙の消滅及び消臭能力が付与されている衝立 。 放電装置は、常時作動するか、会議室の扉に連動して作動するか又は在室人 員もしくは煙草煙量に連動して間歇的に作動させるかしてなる衝立。 さらに紫外線殺菌機能や調湿機能などの補助機能が付加された衝立。 さらに白板やスクリ−ンなどの補助機器が付加された衝立。
【0007】 以下において、本考案を詳述する。 本考案の衝立は、筒状電極と針状電極との間に高電圧を印加することによって 、マイナスイオン、オゾン及び活性酸素を放出する放電装置を基本構成とするも のであるが、以前は、オゾンや活性酸素などは一般になじみが薄くほとんどかえ りみられず、最近になって成層圏のオゾン破壊が社会環境問題になりオゾンの存 在が一般に知られるようになった。普通はオゾンの存在には気付かれないが、身 近なものでは電子ライタ−の着火の際に微かに臭う異臭が、極微量のオゾンの発 生によるものであり、同時に微かに活性酸素をも発生していることがわかってい る。従来、オゾンは特殊な物質とみられ、その高い化学活性のために日常生活に おいては実用的な利用はされていなかったが、最近においては、その酸化機能や 殺菌作用などが注目されるようになり、各種の分野において活発に利用されるよ うになりつつある。例えば、上水道の殺菌、プ−ル用水の消毒、医療分野におけ るオゾン治療、食品の保存処理、高機能飲料水の製造など多分野においてオゾン の有効性が発揮されている。本考案はかかるオゾンの新たな有効利用を図り、日 常用品である衝立における種々の改善をなすものである。
【0008】 本考案が、衝立に対して煙草煙の浄化能力を付与するために、基本構成として 利用するマイナスイオン、オゾン及び活性酸素をオゾンの作用機構について考察 すると、次式で示されるようにオゾン発生器の放電などにより電子eが発生し、 これが空気中の気体分子と合体してマイナスイオンとなり、イオン風となって気 流を生じ、同時に電子eが空気中の酸素をラジカル化し、このラジカルが発生期 の酸素(活性酸素)で、これが酸素とさらに反応してオゾンとなる。 〔式〕 O2 + e → O + O O + O2 → O3 発生したマイナスイオン、オゾン及び活性酸素が、室内の喫煙時の煙草煙によ り空気中に浮遊する煙草煙の有害微粒子をイオン化し、床に沈降させ、あるいは 、煙草煙中の有害微粒子を強力に分解し、無害化し、煙草煙の浄化能力が発揮さ れる。特にオゾンと発生期の酸素は、化学反応性と物理作用性が強力で、これに より殺菌作用や消臭作用などの各作用を及ぼす。 このように、本考案においては、衝立においてマイナスイオン、オゾン及び活 性酸素の協奏作用により画期的な煙草煙の浄化能力が付与されるものであり、上 記した従来技術の、集塵機と送風機を備えるものやエア−カ−テンと負圧排風機 を使用するものなどの、空気清浄化作用を付設した衝立に比べて、モ−タ−やフ ァンの設置の必要がなく、簡易で安価な装置により強力な煙草煙の浄化能力が発 揮されるものである。
【0009】 本考案の基本的な特徴は、小型で安価な簡易型の放電装置を使用し、マイナス イオン、オゾン及び活性酸素を一体的に利用するものである。本考案では、衝立 の内部に小型の放電装置を組み込むか、衝立の表面部に小型の放電装置を装着す ればよい。衝立の内部に組み込む場合は、衝立の表面部に通気孔を設ける必要が ある。 本考案の他の特徴は、従来の集塵機や送風機を使用しないので、モ−タ−駆動 がなく、騒音を発生しないことであり、また、煙草煙の消滅作用と同時に消臭能 力も発揮され、さらに、紫外線殺菌機能や調湿機能などの補助機能も付加され、 白板やスクリ−ンなどの他の器具も併用でき、さらには、放電装置による煙草煙 の浄化能力が間仕切りパネルにも付与され得ることである。煙草煙の浄化能力を 最近流行の衝立に付与できるこおとは、OA化万能の現代社会における社会的寄 与は大きい。
【0010】 本考案の衝立についてさらに具体的に説明すると、使用する放電装置は小型で 安価な簡易型のオゾン発生器などを使用し、これは、従来のものとは異なり、オ ゾンと活性酸素およびマイナスイオンを一体的に利用するもので、また、従来の 放電装置に比べて、放電効率が高く、放電電極などの構造が簡易なため制作が容 易で低コストで製造できる利点を有す。 本考案の衝立に組み込まれる放電装置は、コロナ放電を利用してモ−タ−やフ ァンを用いることなく2〜10m/sec のオゾン気流、マイナスイオン気流及び活性 酸素気流を発生させるもので、コロナ放電によりマイナスイオン気流、オゾン気 流及び活性酸素気流を発生させるには、筒状電極とこれに対向配置された針状電 極の間に直流の高電圧を印加することにより行なわれる。針状電極の向いている 方向、すなわち筒状電極の筒口の反対側からマイナスイオン気流、オゾン気流及 び活性酸素気流が発生する。放電装置にかける電庄は、3000〜9000Vを 印加すればよく、電圧の調整によりマイナスイオン気流、オゾン気流及び活性酸 素気流の割合の調整が可能である。気流の流速の差異による作用効果の相違はそ れ程ないが、コストパ−フォマンスからみてモ−タ−やファンを用いることなく 2〜10m/sec 程度のマイナスイオン気流及び活性酸素気流を含むオゾン気流を発 生するものが適当である。2m/sec より流速の小さい気流の場合は、若干殺菌効 果が低下し、10m/sec より流速の大きい気流の場合は経済性が悪い。また、上記 筒状電極と針状電極は、セラミック電極とタングステン電極でもよいが、好まし くは酸化チタンを用いる。本考案で用いる放電装置としては、電子ライターなど に使用されているものが好適である。 本考案では、筒状電極と針状電極との間に高電圧を印加することによって、放 電装置によってオゾン気流とマイナスイオン気流及び活性酸素を同時に発生させ て、2〜10 m/secのイオン気流によってそれらを放出させるものである。放出さ れたイオン気流がイオン風となって空気循環を起こし自然対流を生じるから、モ −タ−駆動の送風機などを必要としない。
【0011】 オゾン気流や活性酸素は、衝立が使用される室内を殺菌消毒する優れた機能も 有し、これは、オゾン気流や活性酸素が細菌などの微生物の細胞活動を阻害し殺 菌作用をなすためである。最近の社会の傾向として、清潔志向が強く抗菌商品が 氾濫しているが、本考案の衝立も優れた殺菌作用を有すので、この面からも有用 性が支持されよう。この殺菌作用に付随して、室内のカビの発生も抑え防黴機能 も奏する。オゾンの非常に強力な殺菌力は、塩素ガスの数十倍もあり、一方、毒 性は殆ど無く通常の使用においては人体に無害である。紫外線照射ランプのよう な紫外線殺菌機能を併用すると、殺菌効果が増大され完全なものとなる。 また、オゾン気流や活性酸素は、異臭のもとである化学分子を化学分解し、無 臭分子に化学変化させることによる消臭作用をもたらしうる。オゾン発生器から 生じたマイナスイオン気流も、悪臭の原因である化学分子に作用して化学分子を イオン化し悪臭の程度を減じ室内を消臭する。これらの作用により、最近の異臭 を嫌う要望に応えて、本考案は和洋室の消臭効果をももたらしうる。 さらにまた、本考案においては、マイナスイオンは空気中の埃をイオン化して 床に沈降させるので、空気清浄化作用も発揮する。 そして、マイナスイオンは、空気中の気体分子をイオン化し、衝立を使用する 室内に、最近の流行の”森林浴の雰囲気”をも醸しだすこともできる。
【0012】 本考案においては、他の種々の機能装備とも組み合わせることも好ましく、例 えば湿度調整などのシステムと一体化すれば、高機能性衝立として有用なものと なる。湿度調整システムは、シリカゲルなど水分の吸収と放出作用を有する成分 を配合したフィルタ−を衝立内部に設置するものであり、室内の空気中の水分( 湿度)が過多の場合はフィルタ−を空気が通過すると水分を吸収し、空気中の水 分が過少の場合は水分を放出する。このフィルタ−に代えて自動加湿除湿装置を 使用することもできる。 また、白板やスクリ−ンなどの他の器具をさらに付加することもでき、白板は フェルトペンの筆記が可能なボ−ドであり、スクリ−ンはオ−バ−ヘッドプロジ ェクタ−などを映写するものであり、衝立の機能性がさらに高まるものである。 プラスイオンは、マイナスイオンと異なり健康に良くない作用もあるので、通 常は使用を避けたほうが良い。 オゾン発生器は常時作動させておくのが好ましいが、オゾン濃度の制御により 間歇的に作動させてもよく、また、赤外線センサ−により人の出入りに連動させ て人の在室人員数あるいは煙草煙発生量に対応して間歇的に作動させるのが効率 的である。
【0013】
【考案の作用】
本考案では、衝立に装備された放電装置における高圧電圧発生装置から針状電 極と筒状電極の間に高電圧が印加され、マイナスイオン、オゾン及び活性酸素を 含む気流が風として発生される。発生したマイナスイオン、オゾン及び活性酸素 が、室内の喫煙により空気中に浮遊する煙草煙の有害微粒子をイオン化し、床に 沈降させ、あるいは煙草煙の有害微粒子を強力に分解し無害化し、煙草煙の浄化 能力が発揮される。 オゾン気流や活性酸素は、衝立が使用される室内を殺菌消毒する優れた機能も 有し、これは、オゾン気流や活性酸素が細菌などの微生物の細胞活動を阻害し殺 菌作用をなすためである。この殺菌作用に付随して、カビの発生も抑え防黴機能 も奏する。 また、オゾン気流や活性酸素は、異臭のもとである化学分子を化学分解し、無 臭分子に化学変化させることによる消臭作用をもたらし得る。放電装置から生じ たマイナスイオン気流も、悪臭の原因である化学分子に作用して化学分子をイオ ン化し悪臭の程度を減じ室内を消臭する。
【0014】 図面を参照しながら、本考案の実施の態様を具体的に説明する。 図1に、本考案で使用する放電装置が示されており、筒状電極と針状電極との 間に高電圧を印加することによって、これがマイナスイオン、オゾン及び活性酸 素の気流を発生させるものであり、針状電極11が筒状電極12の開口部外側の 略中心部に対向配置されている。高圧電圧発生装置13から針状電極と筒状電極 の間に高電圧が印加され、マイナスイオン、オゾン及び活性酸素を含む気流が風 として発生される。放電電極に、最近注目されている、紫外線が当たると有害物 質を分解する光触媒の技術を応用することもできる。針状電極において紫外線発 光させると、有効に放電現象が起こる。 電源からの電流をコンセント14を経てアダプタ−15で直流に変換し、高圧 電圧発生装置で9Kボルトの高電圧を生じさせ、針状電極(−極)から筒状電極 (+極)に放電16を起こさせると、筒状電極内でマイナスイオン、オゾン及び 活性酸素が生じそれにより空気が対流してマイナスイオン、オゾン及び活性酸素 を含んだ風が吹き出す。
【0015】 図2に、図1で示された放電装置を装着した本考案の実施例である衝立21が 、会議室22内に設置され、衝立よりマイナスイオン、オゾン及び活性酸素を含 んだ風23が吹き出して、室内の喫煙により空気中に浮遊するたばこの煙(煙草 煙)を浄化する様子が例示されている。 図3に、図1で示された放電装置31を内部に装着した、本考案の実施例であ る衝立32が断面斜視図として示されている。衝立表面のスリット33よりマイ ナスイオン、オゾン及び活性酸素を含んだ風が吹き出す。 図4に、図1で示された放電装置41を装着した、本考案の他の実施例である 衝立42が示され、この実施例は、屈曲性の衝立を使用し、衝立の表面部に放電 装置が装着されている。殺菌機能の補助手段としての紫外線照射ランプ43が併 用され、他の機能としての加湿器による調湿システム44が付加されている。装 飾品45などを飾る棚46も設置されている。
【0016】
【実施例1】 本考案の煙草煙の浄化能力について、図2に示された会議室(約15m2 )に 図3に示された衝立を設置し、5人のモニタ−により15分後及び1時間後の煙 の残存性を調査した。対照には放電装置を装着しない衝立を用いた。 実験条件及び評価基準は以下の通りである。 〔実験〕男女5人のモニタ−により、会議室内の喫煙による煙草の煙につい 視覚と嗅覚により評価した。喫煙はモニタ−以外の5人の男女が行 なった。 〔評価〕a:視覚による空気中の煙の濃厚さの評価 1−濃厚 2−やや濃厚 3−やや希薄 4−希薄 5−無し b:嗅覚による空気中の煙草の臭いの評価 1−強い 2−やや強い 3−やや弱い 5−弱い 5−無し 結果を表1に示す。
【0017】
【表1】
【本 考 案】 【対 照】
15分後 1時間後 15分後 1時間後 ───────────────────────────────── モニタ− a b a b a b a b ───────────────────────────────── 1 5 5 4 4 3 3 2 2 2 5 5 4 5 4 3 2 1 3 5 5 4 4 3 2 1 1 4 4 5 4 4 4 3 2 3 5 5 4 4 4 2 2 1 1 ─────────────────────────────────
【0018】
【実施例2】 同じく、実施例1の条件で喫煙後、15分後及び1時間後の煙草煙粒子の残存 数を調べた。 煙草煙粒子の測定には、 を使用した。 結果を表2に示す。
【0019】
【表2】 15分後 1時間後 ─────────────────────────────── 本考案装置 感知せず 感知せず 対 照 やや感知 粒子多数 ───────────────────────────────
【0020】
【考案の効果】
本考案の放電装置を装備した衝立は、煙草煙の浄化作用が非常に優れ、殺菌消 毒機能や脱臭機能も併せ持ち、本考案の放電装置を使用した衝立は、安価で効率 的で簡易な器具によって、オフィスの会議室の衝立やOA化オフィスのパ−チシ ョンとして、安価で効率的で簡易な器具によって、煙草公害のない快適な空間を 生み出すものである。また、本考案の衝立は、使用される室内を殺菌消毒する優 れた機能も有し、防黴機能も奏する。 さらに、本考案の衝立は、使用される室内に存し異臭のもとである化学分子を 、化学分解ないしイオン化することにより消臭作用をももたらす。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案で使用する、代表的な放電装置を示す構
造図。
【図2】本考案の実施例である衝立が設置された会議室
を示す概略図。
【図3】本考案の実施例である衝立を示す概略図。
【図4】本考案の他の実施例である衝立を示す概略図。
【符号の説明】
11−針状電極 12−筒状電極 13−高圧電圧発生装置 14−コンセント 15−アダプタ− 16−放電 21−本考案の衝立 22−会議室 23−マイナスイオン、オゾン及び活性酸素を含んだ風 31−放電装置 32−本考案の衝立 33−スリット 41−放電装置 42−本考案の衝立 43−紫外線照射ランプ 44−調湿システム 45−装飾品 46−棚
【手続補正書】
【提出日】平成11年2月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F24F 7/00 F24F 7/00 B

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状電極と針状電極との間に高電圧を印
    加することによって、マイナスイオン、オゾン及び活性
    酸素を同時に発生させて、モ−タ−駆動することなく2
    〜10 m/secのイオン気流によってそれらを放出する放電
    装置を備えて、マイナスイオンとオゾン及び活性酸素に
    より煙草煙の消滅及び消臭能力が付与されていることを
    特徴とする請求項1に記載の衝立。
  2. 【請求項2】 放電装置は、常時作動させておくか、会
    議室の扉に連動させるか又は在室人員数もしくは煙草煙
    量に対応して間歇的に作動させるかすることを特徴とす
    る請求項1記載の衝立。
  3. 【請求項3】 紫外線殺菌機能又は調湿機能から選ばれ
    た補助機能が付加されたことを特徴とする請求項1又は
    2に記載の衝立。
  4. 【請求項4】 さらに白板又はスクリ−ンから選ばれた
    補助機器が付加されたことを特徴とする請求項1乃至3
    のいずれかに記載の衝立。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011007367A (ja) * 2009-06-23 2011-01-13 Kyoritsu Denki Sangyo Kk 導煙板及び喫煙エリア

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