JP2003088572A - 脱臭材料および脱臭方法 - Google Patents

脱臭材料および脱臭方法

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JP2003088572A JP2002148526A JP2002148526A JP2003088572A JP 2003088572 A JP2003088572 A JP 2003088572A JP 2002148526 A JP2002148526 A JP 2002148526A JP 2002148526 A JP2002148526 A JP 2002148526A JP 2003088572 A JP2003088572 A JP 2003088572A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 病院医療施設、老人福祉施設等から発生する
臭気を脱臭する方法としては、(1)換気する、(2)
香料入りの消臭材料を散布する、(3)水拭きする、
(4)活性炭を使用する、(5)空気清浄器等を使用す
る、(6)臭気を吸着するカーテン等を使用する方法等
があるが、(1)は近隣に迷惑をかけることが多く、
(2)は使用する香料の臭気が強く、(3)は脱臭に即
効性がなく、(4)は、脱臭の持続時間が短く、(5)
は、使用時にモーター等の騒音が生じ、(6)は、室内
全体の臭気を除去できないという問題がある。 【解決手段】 珪藻土からなる吸着材料と光触媒とを混
合し、建築材料あるいは塗料とし、建築物の内部に前記
建築材料または塗料を施工し、たばこ臭、動物臭、糞尿
臭のような臭気を、効率的に短時間でしかも経済的かつ
半永久的に脱臭する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、脱臭材料および脱
臭方法に関するものであり、さらに詳しくは被脱臭物を
効率的に短時間でしかも経済的かつ半永久的に脱臭する
ことができ、脱臭時に近隣に迷惑をかけることがなく、
人体に悪影響を及ぼすことがなく、衛生上の問題も生ず
ることのない脱臭材料および脱臭方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、病院医療施設、老人福祉施設、学
校、畜舎、事務所、住宅、ペットショップ等から発生す
る臭気を建築物内から除去する方法としては、一般的に
次の手段が採られている。 (1)換気により臭気物質を室外に放出する自然換気の
方法。 (2)香料を配合した消臭材料を散布し、特有の臭気を
消す方法。 (3)水拭き、洗浄等により特有の臭気を消す方法。 (4)活性炭等を使用し臭気を消す方法。 (5)空気清浄器等により臭気を除去する方法。 (6)臭気を吸着する材料を含んだカーテンやシーツで
臭気を吸着・除去する方法。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記
(1)の自然換気の方法は、臭気が強いため近隣に迷惑
をかけることが多く、また悪天候の場合は長時間の換気
ができなくなる。また、前記(2)の方法は、使用する
香料の臭気が強く、これも換気時に近隣に迷惑をかける
ことが多い。さらに前記(3)の方法は、脱臭に即効性
がなく、その脱臭効果も低い。また、水分が充分に存在
する必要があり、衛生上問題がある。また、前記(4)
の方法は、脱臭効果が短時間で終了し、脱臭の持続時間
が短く、吸着物質の再放出を起こすという問題がある。
さらに前記(5)の方法は、使用時にモーター等の音が
生じ、病院医療施設や老人福祉施設では使用できない場
合がある。また前記(6)の方法は、臭気除去効果が狭
い面積に限られ、室内全体の臭気を除去するには不十分
である。このように、従来の脱臭方法は効果が低く、建
築物内の作業者等の健康を害する恐れがある。また、従
来の脱臭方法では、建築材料等から発生する揮発性の化
学物質を除去することはできず、建築物の内部の人間
は、化学物質を吸引することにより健康的な被害がもた
らされる場合がある。したがって本発明の目的は、被脱
臭物を効率的に短時間でしかも経済的かつ半永久的に脱
臭することができ、脱臭時に近隣に迷惑をかけることが
なく、人体に悪影響を及ぼすことがなく、衛生上の問題
も生ずることのない脱臭材料および脱臭方法を提供する
ことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、被脱
臭物から発生する臭気を吸着する吸着材料と光触媒とを
含有してなる脱臭材料である。請求項2の発明は、光触
媒が、可視光線により活性化する光触媒である請求項1
に記載の脱臭材料である。請求項3の発明は、吸着材料
が珪藻土である請求項1または2に記載の脱臭材料であ
る。請求項4の発明は、脱臭材料が、さらに蓄光剤を含
む請求項1ないし3のいずれか1項に記載の脱臭材料で
ある。請求項5の発明は、脱臭材料が、さらにポリマー
を含むことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1
項に記載の脱臭材料である。請求項6の発明は、脱臭材
料が、さらに抗菌剤を含むことを特徴とする請求項1な
いし5のいずれか1項に記載の脱臭材料である。請求項
7の発明は、脱臭材料が、流動性を有する形態である請
求項1ないし6のいずれか1項に記載の脱臭材料であ
る。請求項8の発明は、被脱臭物を収容する建築物の内
部の少なくとも一部に、被脱臭物から発生する臭気を吸
着する吸着材料と光触媒とを含有してなる脱臭材料を取
り付け、前記被脱臭物と前記脱臭材料とを接触させるよ
うにしたことを特徴とする脱臭方法である。請求項9の
発明は、建築物の内部の壁部または天井部に空気循環手
段を設置し、前記空気循環手段を稼動させることによ
り、前記建築物の内部に空気の対流を生じさせ、脱臭効
率をさらに高めた請求項8に記載の脱臭方法である。請
求項10の発明は、建築物の内部にマイナスイオン発生
器またはオゾンガス発生器を設置し、前記発生器を稼動
させることにより、前記建築物の内部に空気の対流およ
びマイナスイオンまたはオゾンを生じさせ、脱臭効率を
さらに高めた請求項8または9に記載の脱臭方法であ
る。請求項11の発明は、建築物の内部に紫外線を発生
する照明装置を設置し、前記照明装置を点灯することに
より、脱臭効率をさらに高めた請求項8ないし10のい
ずれか1項に記載の脱臭方法である。請求項12の発明
は、建築物の内部に光触媒でコーティングした照明装置
を設置し、前記照明装置を点灯することにより、脱臭効
率をさらに高めた請求項8ないし10のいずれか1項に
記載の脱臭方法である。請求項13の発明は、建築物か
ら容易に取り外せるように脱臭材料が取り付けられてい
ることを特徴とする請求項8ないし12のいずれか1項
に記載の脱臭方法である。請求項14の発明は、取り外
せられる脱臭材料が、乾式パネル、壁紙、天井吸音材、
床材、パーティション、ドア、たたみ、巾木、見切り、
ルーバ等の設備カバー、またはふすまである請求項13
に記載の脱臭方法である。請求項15の発明は、被脱臭
物を収容する建築物の内部の少なくとも一部に、珪藻土
または珪藻土を主成分とする吸着材料を取り付け、前記
被脱臭物と前記吸着材料とを接触させるようにしたこと
を特徴とする脱臭方法である。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明をさらに詳細に説明
する。本発明の脱臭材料は、被脱臭物から発生する臭気
を吸着する吸着材料と光触媒とを含有してなることを特
徴としている。吸着材料としては、例えば多孔性無機質
板、漆喰、珪藻土、備長炭、活性炭、ゼオライト等が挙
げられるが、珪藻土または珪藻土を主成分とする材料を
採用するのが好ましい。また、光触媒としては、とくに
制限されず、例えば二酸化チタン等を挙げることができ
るが、中でも可視光線により活性化する光触媒を使用す
ると、建築物の内部、例えば室内の蛍光燈下のような弱
い光しか存在しない場所でも臭気を分解することができ
好ましい。このような室内光用光触媒は、さらに具体的
には、電子スピン共鳴の測定で求められる1グラム当た
りのスピン数が3×1017〜1.5×1018の範囲内に
ある酸化チタンや、非晶質であるオキシ硫酸チタン等が
挙げられる。光触媒の配合量もとくに制限されず、脱臭
材料を建築材料や塗料としたときの各種物性に悪影響を
及ぼさない範囲で、適宜決定すればよいが、例えば脱臭
材料中、0.1〜30重量%であるのが好ましい。
【0006】本発明の吸着材料は、前述のように吸着材
料が珪藻土または珪藻土を主成分とする材料であるのが
好適である。臭気成分の代表的なものとしては、例え
ば、アルデヒド類、アンモニア、トリメチルアミン、イ
ソ吉草酸、硫化水素、その他の揮発性有機物質等が挙げ
られるが、珪藻土はこれらの臭気成分を短時間で効果的
に吸着することができる。珪藻土は当業者により知られ
ているものであり詳しい説明は省略するが、単細胞ソウ
類であるケイソウの遺骸からなるケイ質の堆積物であ
り、粘土、火山灰、有機物等が混合されている場合もあ
る。そしてその主体は、含水非晶質二酸化ケイ素であ
る。また、本発明でいう珪藻土を主成分とする材料と
は、珪藻土の他に所望の添加剤を混合したものを意味し
ている。以下、吸着材料が珪藻土である場合について、
具体的に説明する。
【0007】珪藻土または珪藻土を主成分とする吸着材
料および光触媒を含む本発明の脱臭材料は、それ自身を
固めたもの、あるいは、石膏、セメント、樹脂等のバイ
ンダーにより、所望の形状(例えば板材)に成形したも
の等の建築材料であることができる。この態様におい
て、建築材料に含まれる珪藻土の含量は、建築物の構造
や被脱臭物の量等を勘案し、さらに被脱臭物と珪藻土と
の接触が良好になるように適宜決定すればよいが、例え
ば建築材料中、乾燥した珪藻土を2〜70重量%程度含
有させることができる。
【0008】また、本発明の脱臭材料を建築材料として
使用する場合、その形態としてはとくに制限されず、建
築物の構成要素、例えば、柱、壁、天井、床等の一部ま
たは全部であることができる。このとき、建築材料(例
えば板材)を、ビス止め等により建築物から容易に取り
外せるようにしておけば、長時間の使用により脱臭効果
の低くなった建築材料を新しいものに容易に交換するこ
とができ好ましい。このような建築材料としては、乾式
パネル、壁紙、天井吸音材、床材、パーティション、ド
ア、たたみ、巾木、見切り、ルーバ等の設備カバー、ま
たはふすま等が挙げられる。また、建築材料として、下
地モルタルおよびセルフレベリング材に前記脱臭材料を
含んでいるものを施工し、その上に通気性のある仕上材
を施工したものを用いるのも好ましい形態である。通気
性のある仕上材としては、織物クロス、和紙、じゅうた
ん、ニードルパンチカーペット等が挙げられる。織物ク
ロスとしては、旭化成社製ラフィットクロス等を利用す
ることができる。また建築材料の施工場所は、被脱臭物
と建築材料中の珪藻土が効果的に接触できる場所である
のがよい。
【0009】またこれとは別に、本発明の脱臭材料は、
左官材、漆喰、塗料、仕上げ材等の流動性を有する形態
であってもよい。中でも左官材、塗料の形態が好まし
い。このような流動性を有する脱臭材料の配合は、建築
物の構造や被脱臭物の量等を勘案して公知の配合から適
宜選択すればよい。例えば珪藻土の粒子サイズが5μm
〜30μmである、水系または非水系のエマルジョン塗
料であることができる。このような塗料中の珪藻土の含
量は、被脱臭物と珪藻土との接触が良好になるように調
節すればよいが、例えば乾燥した珪藻土を1〜50重量
%程度含有させることができる。また、本発明の脱臭材
料を塗料として用いる場合、該塗料を塗布する場所は、
被脱臭物と塗料中の珪藻土が効果的に接触できる場所で
あるのがよい。例えば塗料を建築物の構成要素、例え
ば、柱、壁、天井、床等の一部または全部に塗布するこ
とができる。このとき、塗料を塗布した建築材料(例え
ば板材)を、ビス止め等により建築物から容易に取り外
せるようにしておけば、長時間の使用により脱臭効果の
低くなった塗料を容易に交換することができ好ましい。
塗料は、例えば吹き付け材や防水材として塗布すること
もできる。塗料の塗布厚はとくに制限されないが、例え
ば2〜6mmである。本発明の脱臭材料を塗料または左
官材として用いた場合は、既存の設備を取り壊したりす
る必要がなく、上塗りするだけでよいため、簡単に脱臭
効果が得られる。
【0010】さらに本発明の脱臭材料は、蓄光剤を含む
のが好適である。蓄光剤を配合すれば、光触媒の効果を
長時間持続することができ、可視光線、紫外線の少ない
場所や、夜間での脱臭効果を高めることができ好まし
い。また光を蓄えられるため、夜間停電等の対応に役立
てられる。蓄光剤としては、SrAl24等が例示され
るが、市販されているものを利用することができる。蓄
光剤の配合割合も、脱臭材料を建築材料や塗料としたと
きの各種物性に悪影響を及ぼさない範囲で、適宜決定す
ればよい。このような脱臭材料は、脱臭以外にも、調
湿、吸音、断熱効果があり好ましい。
【0011】さらに本発明の脱臭材料にポリマーを配合
すれば、手垢等の汚れに対しメンテナンスがしやすく好
ましい。さらにまた、本発明の脱臭材料には、抗菌剤を
配合することもできる。抗菌剤としては、例えば無機金
属系、ゼオライト系、有機系等が挙げられる。中でも無
機金属系、ゼオライト系が好ましい。ポリマーの配合割
合は、例えば脱臭材料中、0.5〜10重量%であり、
抗菌剤の配合割合は、例えば脱臭材料中、0.1〜20
重量%である。
【0012】本発明の脱臭方法は、被脱臭物を収容する
建築物の内部の少なくとも一部に、前記脱臭材料を取り
付け、被脱臭物と脱臭材料とを接触させるようにしたこ
とを特徴としているが、その際、建築物の内部の壁部ま
たは天井部に、ファンのような空気循環手段を設置し、
これを稼動させれば、建築物の内部に空気の対流が生
じ、被脱臭物と脱臭材料との接触が促進され、脱臭効率
がさらに高まることになり好適である。また、建築物の
内部にマイナスイオン発生器またはオゾンガス発生器を
設置し、該発生器を稼動させることにより、建築物の内
部に空気の対流およびマイナスイオンまたはオゾンを生
じさせれば、脱臭効率がさらに高まることになる。また
夜間でも脱臭効果を持続させることができる。マイナス
イオン発生器から発生するマイナスイオンは、脱臭材料
のもつ脱臭効果とともに、通常プラスに帯電している被
脱臭物から発生する臭気を電気的に中和し、臭気を低減
させる効果がある。またオゾンガスは、オゾンの有する
活性酸素原子が、臭気の原因となる有機物質を分解し、
臭気を低減させる効果がある。マイナスイオン発生器
は、マイナスイオン空調機として市販されており、例え
ばイオス社製、商品名マイナスイオン空気浄化装置TS
−4が挙げられる。また、マイナスイオンの発生量は、
被脱臭物から発生する臭気の量、建築物の内部の容積等
により適宜決定すればよいが、例えばマイナスイオンの
発生量は1万個/m3〜100万個/m3がよい。また、
オゾンガス発生器は、市販されているものを使用するこ
とができ、例えばアマノ株式会社製、商品名クリンリー
−AD−4、AD−3200、株式会社カルモア製、商
品名ゼロゾーンMRS−300等が挙げられる。オゾン
ガス発生器から発生するオゾンの発生量は、被脱臭物か
ら発生する臭気の量、建築物の内部の容積等により適宜
決定すればよいが、例えばオゾンガスの発生量は50m
3/hr〜200m3/hrがよい。
【0013】また本発明の脱臭方法によれば、建築物の
内部に紫外線を発生する照明装置を設置し、前記照明装
置を点灯することにより、脱臭効率をさらに高めること
もできる。このような紫外線を発生する照明装置は広く
知られており、公知のUVランプ、ブラックライト等を
利用することができる。さらに本発明の脱臭方法によれ
ば、建築物の内部に光触媒でコーティングした照明装置
を設置し、前記照明装置を点灯することにより、脱臭効
率をさらに高めることもできる。光触媒でコーティング
した照明装置は市販されているものを利用することがで
き、例えば東芝社製、商品名メロウ5N、メロウ5D等
が挙げられる。これらの照明装置を用いる態様によれ
ば、比較的高濃度の揮発性有機物質が臭気の原因物質で
ある場合に、迅速な脱臭が達成される。
【0014】なお前記では、本発明の脱臭方法として、
珪藻土のような吸着材料と光触媒とを含有してなる脱臭
材料を用いた場合について説明したが、吸着材料として
珪藻土または珪藻土を主成分とする材料を用いた場合
は、効果は多少減じるものの、光触媒の配合を省略する
こともできる。
【0015】このように、本発明の脱臭材料およびこれ
を用いた脱臭方法によれば、とくに病院医療施設、老人
福祉施設、ホテル、学校、畜舎、事務所、住宅、ペット
ショップ等から発生する、溶剤臭、たばこ臭、動物臭、
糞尿臭のような臭気を、効率的に短時間でしかも経済的
かつ半永久的に脱臭することができる。また、脱臭時に
近隣に迷惑をかけることがない。また吸着材料として珪
藻土を用いた場合、珪藻土は天然物であるため、揮発性
化学物質による人体への悪影響も生じることがなく、ま
た衛生上の問題も生ずることがない。
【0016】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明する。 (実施例1)床面積20m2、天井高さ約2.5mのワン
ルームタイプのホテル(喫煙タイプ)の同様の5つの室
内(部屋番号401〜405、307)に、下記表1に
示すような材料を施工し、施工6ヶ月後、1年後、2年
後の臭気を測定した。結果を表2〜4に示す。なお、測
定は空調を止めた後に30分間窓あけ換気後、室内を5
時間閉鎖した状態で行った。
【0017】
【表1】
【0018】表1において、可視光光触媒とは二酸化チ
タンである。また可視光光触媒+珪藻土とあるのは、市
販の珪藻土に可視光光触媒を1重量%添加し、通常の配
合により左官材として厚さ2mmに施工したものであ
る。また、可視光光触媒+珪藻土+蓄光剤とあるのは、
市販の珪藻土に可視光光触媒を1重量%、SrAl24
を0.5重量%添加し、通常の配合により左官材として
厚さ2mmに施工したものである。またマイナスイオン
空調とあるのは、マイナスイオン空調機としてイオス社
製、商品名マイナスイオン空気浄化装置を用い、マイナ
スイオンの発生量を2万個/m3としたことを意味す
る。また、光触媒蛍光燈とあるのは、東芝社製、商品名
メロウ5Nである。
【0019】
【表2】
【0020】
【表3】
【0021】
【表4】
【0022】表2〜4において、ホルムアルデヒドおよ
びアセトアルデヒドは、DNPH(2.4−ジフェニル
ヒドラジン含浸シリカゲル)吸収管に約10リットルの
空気を吸引し、液体クロマトグラフにより定量分析した
ものである。その他の分析された成分は、TENAX
(TA1非多孔性耐熱樹脂)吸収管により約2リットル
の空気を吸引し、GC−MSにより定量分析したもので
ある。
【0023】表2〜4の結果から、本発明によれば、タ
バコ臭の主成分であるアセトアルデヒドをはじめ、その
他の揮発性有機物質を顕著に低減できることが分かる。
【0024】(実施例2)床面積20m2、天井高さ約
2.5mの畜舎の壁、天井および床の面積のおよそ80
%に、本発明の脱臭材料からなる建築材料を取りつけ、
取り付け1時間後のアンモニア、トリメチルアミン、イ
ソ吉草酸および硫化水素濃度を測定した。なお、前記建
築材料は、乾燥した珪藻土を70重量%含み、バインダ
ーとしてアクリルポリマーを用いた厚さ50mmの板状
物であり、既存の壁、天井および床にビス止めした。取
り付け1時間後のアンモニア、トリメチルアミン、イソ
吉草酸および硫化水素濃度は、取り付け前に比べて、い
ずれも約1/10に低下した。また、畜舎内での脱臭で
あるため、近隣に悪臭は生じなかった。また、市販塗料
に乾燥した珪藻土を40重量%含有させた材料を、前記
建築材料の取りつけ場所に塗布した場合も、同様の効果
を得た。
【0025】(実施例3)病院医療施設、老人福祉施設
等の建築物の壁、天井、床に貼られた従来のクロス材料
の上から、実施例2の塗料を鏝塗で塗布したところ、1
時間でアンモニア、トリメチルアミン、イソ吉草酸およ
び硫化水素濃度がいずれも約1/10に低下した。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、被脱臭物を効率的に短
時間でしかも経済的かつ半永久的に脱臭することがで
き、脱臭時に近隣に迷惑をかけることがなく、人体に悪
影響を及ぼすことがなく、衛生上の問題も生ずることの
ない脱臭材料および脱臭方法が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61L 9/20 A61L 9/20 4G069 9/22 9/22 B01D 53/86 B01J 20/14 B01J 20/14 35/02 J 35/02 B03C 3/02 A B03C 3/02 3/40 C 3/40 E04B 1/64 D E04B 1/64 B01D 53/36 J H (72)発明者 唐木 卓哉 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目25番2号 株 式会社フジタ内 Fターム(参考) 2E001 DH21 FA07 FA11 FA14 FA26 FA33 GA81 GA86 HA00 HC05 JA01 JA02 JA06 JD02 4C080 AA05 AA07 AA09 AA10 BB02 BB04 BB05 CC02 CC04 CC08 CC09 CC12 HH04 HH05 HH09 JJ03 JJ06 KK08 LL03 LL10 MM02 MM04 MM06 MM07 MM08 MM11 NN01 NN02 QQ01 QQ03 QQ17 4D048 AA22 AB03 BA07X BA09X EA01 EA04 4D054 AA11 BA19 4G066 AA23B AA70B AA70C CA02 CA29 CA33 CA51 CA52 DA03 4G069 AA03 BA04B BA09A BA09B BA48A CA10 CA17

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被脱臭物から発生する臭気を吸着する吸
    着材料と光触媒とを含有してなる脱臭材料。
  2. 【請求項2】 光触媒が、可視光線により活性化する光
    触媒である請求項1に記載の脱臭材料。
  3. 【請求項3】 吸着材料が珪藻土である請求項1または
    2に記載の脱臭材料。
  4. 【請求項4】 脱臭材料が、さらに蓄光剤を含む請求項
    1ないし3のいずれか1項に記載の脱臭材料。
  5. 【請求項5】 脱臭材料が、さらにポリマーを含むこと
    を特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の
    脱臭材料。
  6. 【請求項6】 脱臭材料が、さらに抗菌剤を含むことを
    特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の脱
    臭材料。
  7. 【請求項7】 脱臭材料が、流動性を有する形態である
    請求項1ないし6のいずれか1項に記載の脱臭材料。
  8. 【請求項8】 被脱臭物を収容する建築物の内部の少な
    くとも一部に、被脱臭物から発生する臭気を吸着する吸
    着材料と光触媒とを含有してなる脱臭材料を取り付け、
    前記被脱臭物と前記脱臭材料とを接触させるようにした
    ことを特徴とする脱臭方法。
  9. 【請求項9】 建築物の内部の壁部または天井部に空気
    循環手段を設置し、前記空気循環手段を稼動させること
    により、前記建築物の内部に空気の対流を生じさせ、脱
    臭効率をさらに高めた請求項8に記載の脱臭方法。
  10. 【請求項10】 建築物の内部にマイナスイオン発生器
    またはオゾンガス発生器を設置し、前記発生器を稼動さ
    せることにより、前記建築物の内部に空気の対流および
    マイナスイオンまたはオゾンを生じさせ、脱臭効率をさ
    らに高めた請求項8または9に記載の脱臭方法。
  11. 【請求項11】 建築物の内部に紫外線を発生する照明
    装置を設置し、前記照明装置を点灯することにより、脱
    臭効率をさらに高めた請求項8ないし10のいずれか1
    項に記載の脱臭方法。
  12. 【請求項12】 建築物の内部に光触媒でコーティング
    した照明装置を設置し、前記照明装置を点灯することに
    より、脱臭効率をさらに高めた請求項8ないし10のい
    ずれか1項に記載の脱臭方法。
  13. 【請求項13】 建築物から容易に取り外せるように脱
    臭材料が取り付けられていることを特徴とする請求項8
    ないし12のいずれか1項に記載の脱臭方法。
  14. 【請求項14】 取り外せられる脱臭材料が、乾式パネ
    ル、壁紙、天井吸音材、床材、パーティション、ドア、
    たたみ、巾木、見切り、ルーバ等の設備カバー、または
    ふすまである請求項13に記載の脱臭方法。
  15. 【請求項15】 被脱臭物を収容する建築物の内部の少
    なくとも一部に、珪藻土または珪藻土を主成分とする吸
    着材料を取り付け、前記被脱臭物と前記吸着材料とを接
    触させるようにしたことを特徴とする脱臭方法。
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