JP2002045654A - 光触媒組成物を有する屋内駐車場 - Google Patents
光触媒組成物を有する屋内駐車場Info
- Publication number
- JP2002045654A JP2002045654A JP2000238266A JP2000238266A JP2002045654A JP 2002045654 A JP2002045654 A JP 2002045654A JP 2000238266 A JP2000238266 A JP 2000238266A JP 2000238266 A JP2000238266 A JP 2000238266A JP 2002045654 A JP2002045654 A JP 2002045654A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- parking lot
- photocatalyst composition
- indoor parking
- photocatalyst
- composition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000000203 mixture Substances 0.000 title claims abstract description 45
- 239000011941 photocatalyst Substances 0.000 title claims abstract description 40
- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 claims abstract description 5
- 238000011109 contamination Methods 0.000 abstract description 4
- 238000009281 ultraviolet germicidal irradiation Methods 0.000 abstract description 2
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N Silicium dioxide Chemical compound O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 7
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 7
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 7
- GWEVSGVZZGPLCZ-UHFFFAOYSA-N Titan oxide Chemical compound O=[Ti]=O GWEVSGVZZGPLCZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 5
- 238000000746 purification Methods 0.000 description 5
- 239000004576 sand Substances 0.000 description 5
- 239000004567 concrete Substances 0.000 description 4
- -1 polytetrafluoroethylene Polymers 0.000 description 3
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 3
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 3
- 239000011398 Portland cement Substances 0.000 description 2
- 239000004568 cement Substances 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000002349 favourable effect Effects 0.000 description 2
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000005507 spraying Methods 0.000 description 2
- 239000004408 titanium dioxide Substances 0.000 description 2
- OGIDPMRJRNCKJF-UHFFFAOYSA-N titanium oxide Inorganic materials [Ti]=O OGIDPMRJRNCKJF-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 239000011230 binding agent Substances 0.000 description 1
- 239000004566 building material Substances 0.000 description 1
- 238000005266 casting Methods 0.000 description 1
- 239000011247 coating layer Substances 0.000 description 1
- 229920001577 copolymer Polymers 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000003344 environmental pollutant Substances 0.000 description 1
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 231100000719 pollutant Toxicity 0.000 description 1
- 229920001343 polytetrafluoroethylene Polymers 0.000 description 1
- 239000004810 polytetrafluoroethylene Substances 0.000 description 1
- 229920002620 polyvinyl fluoride Polymers 0.000 description 1
- 239000000377 silicon dioxide Substances 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
- Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
- Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】屋内駐車場の汚れがなく、また該駐車場内に鬱
積しているＮＯｘが効率的に除去され、良好な環境が得
ること 【解決手段】図１において、本発明の屋内駐車場は、該
駐車場内の露出表面７、１２に光触媒組成物８を有し、
かつ該組成物に照射する少なくとも蛍光灯又は近紫外線
乃至紫外線照射灯５が設置されていることを特徴とし、
また該発明において、屋内駐車場の所要個所にファン６
が設置されている。
積しているＮＯｘが効率的に除去され、良好な環境が得
ること 【解決手段】図１において、本発明の屋内駐車場は、該
駐車場内の露出表面７、１２に光触媒組成物８を有し、
かつ該組成物に照射する少なくとも蛍光灯又は近紫外線
乃至紫外線照射灯５が設置されていることを特徴とし、
また該発明において、屋内駐車場の所要個所にファン６
が設置されている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、光触媒組成物を有
する屋内駐車場に関し、更に詳しくは屋内駐車場内に鬱
積しているＮＯｘが効率的に除去され、かつその露出表
面の汚染が防止されて良好な環境が得られる光触媒組成
物を有する屋内駐車場に関するものである。
する屋内駐車場に関し、更に詳しくは屋内駐車場内に鬱
積しているＮＯｘが効率的に除去され、かつその露出表
面の汚染が防止されて良好な環境が得られる光触媒組成
物を有する屋内駐車場に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、屋内駐車場、例えばオフィスビル
等の建築物の建物内や地下並びに公園等の地下に設けら
れている駐車場等は、車の出入りにより排出される排気
ガスが停留する。この排気ガスにはＮＯｘガスが含まれ
ており、このＮＯｘガスが人体に悪影響を及ぼすことは
言うまでもなく、このような排気ガス対策として、駐車
場内の空気の換気や浄化装置が利用されている。また屋
内駐車場では、排気ガスやその他の汚染物により壁、
柱、天井等が黒ずんた汚れが発生するので、駐車場管理
の一環として、時々これらの汚れを落とすことが行わ
れ、出来るだけ快適な環境下で利用されている。一方、
車の通行量の多い市街地の道路や交差点付近の排気ガス
対策としては、建築物の壁面にＮＯｘ浄化用組成物を表
面に有するコンクリート壁用建材（特開平６−２７８２
４１号公報参照）や路面にＮＯｘ浄化用組成物を表面に
有するコンクリートブロック（特開平１０−２１９９２
０号参照）を設置することが知られている。
等の建築物の建物内や地下並びに公園等の地下に設けら
れている駐車場等は、車の出入りにより排出される排気
ガスが停留する。この排気ガスにはＮＯｘガスが含まれ
ており、このＮＯｘガスが人体に悪影響を及ぼすことは
言うまでもなく、このような排気ガス対策として、駐車
場内の空気の換気や浄化装置が利用されている。また屋
内駐車場では、排気ガスやその他の汚染物により壁、
柱、天井等が黒ずんた汚れが発生するので、駐車場管理
の一環として、時々これらの汚れを落とすことが行わ
れ、出来るだけ快適な環境下で利用されている。一方、
車の通行量の多い市街地の道路や交差点付近の排気ガス
対策としては、建築物の壁面にＮＯｘ浄化用組成物を表
面に有するコンクリート壁用建材（特開平６−２７８２
４１号公報参照）や路面にＮＯｘ浄化用組成物を表面に
有するコンクリートブロック（特開平１０−２１９９２
０号参照）を設置することが知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ごとき場内の空気の換気により空気の浄化を行う場合に
は、大規模な換気装置を使用する必要があり、コスト面
や設置場所等の問題があり、また浄化装置を設置する場
合には、高価格な上、メンテナンス費用がかかり、経済
的ではないという問題があった。そこで、本発明者等
は、これらの問題点につき種々検討したところ、ＮＯｘ
浄化用等の光触媒組成物は、屋外での使用は、紫外線が
弱く十分の効果が発揮できないという問題があるばかで
なく、光触媒組成物が水に弱く濡れていると光反応しな
いという問題がある。これに対して、屋内では、十分な
強度の紫外線照射装置を設置でき、また常に乾燥状態に
ある点にかんがみ、屋内駐車場の露出表面に前述のごと
き光触媒組成物を適用することにより、ＮＯｘの除去が
できるばかりでなく、屋内駐車場の柱、壁、天井等の汚
れを浄化して汚れの目立たないきれいな環境に維持でき
ることを見出し、ここに本発明をなすに至った。
ごとき場内の空気の換気により空気の浄化を行う場合に
は、大規模な換気装置を使用する必要があり、コスト面
や設置場所等の問題があり、また浄化装置を設置する場
合には、高価格な上、メンテナンス費用がかかり、経済
的ではないという問題があった。そこで、本発明者等
は、これらの問題点につき種々検討したところ、ＮＯｘ
浄化用等の光触媒組成物は、屋外での使用は、紫外線が
弱く十分の効果が発揮できないという問題があるばかで
なく、光触媒組成物が水に弱く濡れていると光反応しな
いという問題がある。これに対して、屋内では、十分な
強度の紫外線照射装置を設置でき、また常に乾燥状態に
ある点にかんがみ、屋内駐車場の露出表面に前述のごと
き光触媒組成物を適用することにより、ＮＯｘの除去が
できるばかりでなく、屋内駐車場の柱、壁、天井等の汚
れを浄化して汚れの目立たないきれいな環境に維持でき
ることを見出し、ここに本発明をなすに至った。
【０００４】したがって、本発明が解決しようとする課
題は、屋内駐車場の汚れがなく、また該駐車場内に鬱積
しているＮＯｘが効率的に除去され、良好な環境が得ら
れる光触媒組成物を有する屋内駐車場を提供することに
ある。
題は、屋内駐車場の汚れがなく、また該駐車場内に鬱積
しているＮＯｘが効率的に除去され、良好な環境が得ら
れる光触媒組成物を有する屋内駐車場を提供することに
ある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は、屋
内駐車場内の露出表面に光触媒組成物を有し、かつ該組
成物に照射する少なくとも蛍光灯又は近紫外線乃至紫外
線照射灯が設置されていることを特徴とする光触媒組成
物を有する屋内駐車場により達成される。また該発明に
おいて、屋内駐車場の所要個所にファンが設置されてい
ることを特徴とするものである。
内駐車場内の露出表面に光触媒組成物を有し、かつ該組
成物に照射する少なくとも蛍光灯又は近紫外線乃至紫外
線照射灯が設置されていることを特徴とする光触媒組成
物を有する屋内駐車場により達成される。また該発明に
おいて、屋内駐車場の所要個所にファンが設置されてい
ることを特徴とするものである。
【０００６】
【発明の実施の形態】本発明の光触媒組成物を有する屋
内駐車場は、屋内駐車場内の露出表面に光触媒組成物を
有し、かつ該組成物に照射する少なくとも蛍光灯又は近
紫外線乃至紫外線照射灯が設置されていることを特徴と
するもので、屋内駐車場内は、柱、壁、仕切り壁や区画
等が多く存在することにより、光触媒組成物の被覆総面
積が増大すると共に照明の一部に紫外線照射灯を併用し
て、所要量の紫外線の照射ができるので、該駐車場内に
鬱積しているＮＯｘが効率的に除去されるばかりでな
く、柱、壁、天井等の汚れが防止されて良好な環境が得
られる。また上記の発明において、屋内駐車場の所要個
所にファンが設置されていることにより屋内の空気が適
度に循環して攪拌され排ガス中のＮＯｘガスが光触媒組
成物に接触する機会を増大させることができるので、Ｎ
Ｏｘガスを効率的に処理することができる。
内駐車場は、屋内駐車場内の露出表面に光触媒組成物を
有し、かつ該組成物に照射する少なくとも蛍光灯又は近
紫外線乃至紫外線照射灯が設置されていることを特徴と
するもので、屋内駐車場内は、柱、壁、仕切り壁や区画
等が多く存在することにより、光触媒組成物の被覆総面
積が増大すると共に照明の一部に紫外線照射灯を併用し
て、所要量の紫外線の照射ができるので、該駐車場内に
鬱積しているＮＯｘが効率的に除去されるばかりでな
く、柱、壁、天井等の汚れが防止されて良好な環境が得
られる。また上記の発明において、屋内駐車場の所要個
所にファンが設置されていることにより屋内の空気が適
度に循環して攪拌され排ガス中のＮＯｘガスが光触媒組
成物に接触する機会を増大させることができるので、Ｎ
Ｏｘガスを効率的に処理することができる。
【０００７】本発明に用いられる光触媒組成物は、周知
であり、特に限定されるものではないが、光触媒、特に
酸化チタン光触媒を用いることが好ましい。この酸化チ
タン光触媒は、この技術分野において通常知られている
ものであり、好ましくは二酸化チタンがよい。本発明で
は、二酸化チタンの如く光触媒をバイダーとして、セメ
ントや樹脂に分散して組成物とし、被覆する。セメント
は、特に限定されるものではないが、好ましくはポルト
ランドセメント、白色ポルトランドセメントがよい。ま
た樹脂としては、耐光性樹脂が好ましく、例えば、ポリ
フッ化ビニル、ポリ四フッ化エチレン、エチレン−ポリ
フッ化エチレン共重合体等が挙げられる。更に本発明で
は、これらの組成物に骨材を含有させることができ、こ
の骨材としては、山砂、川砂、砕砂、鋳物、砂、珪砂、
ガラス片等が挙げられる。
であり、特に限定されるものではないが、光触媒、特に
酸化チタン光触媒を用いることが好ましい。この酸化チ
タン光触媒は、この技術分野において通常知られている
ものであり、好ましくは二酸化チタンがよい。本発明で
は、二酸化チタンの如く光触媒をバイダーとして、セメ
ントや樹脂に分散して組成物とし、被覆する。セメント
は、特に限定されるものではないが、好ましくはポルト
ランドセメント、白色ポルトランドセメントがよい。ま
た樹脂としては、耐光性樹脂が好ましく、例えば、ポリ
フッ化ビニル、ポリ四フッ化エチレン、エチレン−ポリ
フッ化エチレン共重合体等が挙げられる。更に本発明で
は、これらの組成物に骨材を含有させることができ、こ
の骨材としては、山砂、川砂、砕砂、鋳物、砂、珪砂、
ガラス片等が挙げられる。
【０００８】本発明において、光触媒組成物は、屋内駐
車場の内部のあらゆる露出表面に被覆することができ、
例えば、天井、支柱、壁、仕切り壁、床等に設けられ
る。本発明では、光触媒組成物の被覆は、ローラー塗布
等でも塗布することができるが、好ましくは吹き付け法
がよい。この吹き付け法自体は、塗布技術分野において
周知の技術である。また被覆に際し、被覆表面に接着性
を向上させるため粗面を形成することができる。また該
皮膜層の表面に凹凸を形成することにより光触媒組成物
の処理効率を向上させることができる。本発明に用いら
れる光触媒組成物は、この他、屋内駐車場へ通じる通路
の側壁や天井にも効果的に適用することができる。
車場の内部のあらゆる露出表面に被覆することができ、
例えば、天井、支柱、壁、仕切り壁、床等に設けられ
る。本発明では、光触媒組成物の被覆は、ローラー塗布
等でも塗布することができるが、好ましくは吹き付け法
がよい。この吹き付け法自体は、塗布技術分野において
周知の技術である。また被覆に際し、被覆表面に接着性
を向上させるため粗面を形成することができる。また該
皮膜層の表面に凹凸を形成することにより光触媒組成物
の処理効率を向上させることができる。本発明に用いら
れる光触媒組成物は、この他、屋内駐車場へ通じる通路
の側壁や天井にも効果的に適用することができる。
【０００９】また本発明では、内部を仕切り壁とする場
合には、該仕切り壁を光触媒組成物層を有するコンクリ
ートブロック（特開平８−２０６７６４号公報）で形成
してもよい。また床には、コンクリートブロックを敷き
詰めてもよい。更に仕切り壁以外の天井、支柱、床面等
は、光触媒組成物の被膜を有するシートを接着剤等で張
りつけることができる。本発明では、光触媒組成物を紫
外線照射灯で照射して効率的に汚染の防止（有機質、例
えば油分、黴等による汚染）やＮＯｘ除去を行うが、こ
の紫外線照射灯としては、４００〜２００ｎｍの紫外線
乃至近紫外線照射灯を用いることもでき、通常の蛍光灯
を用いることができるが、好ましくはブラックライトが
使用される。これらはそれぞれ複数設置することが好ま
しく、また蛍光灯とブラックライトを併用することもで
きる。これらの紫外線照射灯の設置場所は任意であり、
効果的に光触媒組成物層を照射する位置を選択するのが
好ましい。
合には、該仕切り壁を光触媒組成物層を有するコンクリ
ートブロック（特開平８−２０６７６４号公報）で形成
してもよい。また床には、コンクリートブロックを敷き
詰めてもよい。更に仕切り壁以外の天井、支柱、床面等
は、光触媒組成物の被膜を有するシートを接着剤等で張
りつけることができる。本発明では、光触媒組成物を紫
外線照射灯で照射して効率的に汚染の防止（有機質、例
えば油分、黴等による汚染）やＮＯｘ除去を行うが、こ
の紫外線照射灯としては、４００〜２００ｎｍの紫外線
乃至近紫外線照射灯を用いることもでき、通常の蛍光灯
を用いることができるが、好ましくはブラックライトが
使用される。これらはそれぞれ複数設置することが好ま
しく、また蛍光灯とブラックライトを併用することもで
きる。これらの紫外線照射灯の設置場所は任意であり、
効果的に光触媒組成物層を照射する位置を選択するのが
好ましい。
【００１０】更に本発明を図面を用いて詳しく説明する
が、本発明は、これに限定されるものではない。図１
は、本発明の屋内駐車場の一種である地下駐車場を示す
部分断面図である。図１において、建築物１の地下に駐
車場２が設けられており、該駐車場２の側壁７及び天井
１２には光触媒組成物被覆８が設けられており、この設
置手段としては、吹き付け手段で吹き付けた。これに代
えて光触媒組成物を有するシートを張りつけてもよい。
天井１２には、ブラックランプ５が複数もうけられてい
る。このブラックランプ５は、できるだけ壁の光触媒組
成物に向けてもうけられており、またブラックライト５
ａのように天井に向けて設けてもよい。更に天井には、
ファン６を有し、向きを回転しながら空気を下方向へ送
っており、これにより室内に空気を循環させて光触媒組
成物被覆に空気が一様に接触するようにしている。この
外、この室内には、照明用の蛍光灯も設置されており、
ここから出る紫外線も光触媒組成物の光反応に寄与して
いる。
が、本発明は、これに限定されるものではない。図１
は、本発明の屋内駐車場の一種である地下駐車場を示す
部分断面図である。図１において、建築物１の地下に駐
車場２が設けられており、該駐車場２の側壁７及び天井
１２には光触媒組成物被覆８が設けられており、この設
置手段としては、吹き付け手段で吹き付けた。これに代
えて光触媒組成物を有するシートを張りつけてもよい。
天井１２には、ブラックランプ５が複数もうけられてい
る。このブラックランプ５は、できるだけ壁の光触媒組
成物に向けてもうけられており、またブラックライト５
ａのように天井に向けて設けてもよい。更に天井には、
ファン６を有し、向きを回転しながら空気を下方向へ送
っており、これにより室内に空気を循環させて光触媒組
成物被覆に空気が一様に接触するようにしている。この
外、この室内には、照明用の蛍光灯も設置されており、
ここから出る紫外線も光触媒組成物の光反応に寄与して
いる。
【００１１】
【発明の効果】本発明の光触媒組成物を有する屋内駐車
場は、屋内駐車場内の露出表面に光触媒組成物を有し、
かつ該組成物に照射する少なくとも蛍光灯又は近紫外線
乃至紫外線照射灯が設置されていることにより、該駐車
場内に鬱積しているＮＯｘが効率的に除去されるばかり
でなく、柱、壁、天井等の汚れが防止されて良好な環境
が得られる。また上記の発明において、屋内駐車場の所
要個所にファンが設置されていることにより屋内の空気
が適度に循環して攪拌され排ガス中のＮＯｘガスが光触
媒組成物に接触する機会を増大させることができるの
で、ＮＯｘガスを効率的に処理することができる。
場は、屋内駐車場内の露出表面に光触媒組成物を有し、
かつ該組成物に照射する少なくとも蛍光灯又は近紫外線
乃至紫外線照射灯が設置されていることにより、該駐車
場内に鬱積しているＮＯｘが効率的に除去されるばかり
でなく、柱、壁、天井等の汚れが防止されて良好な環境
が得られる。また上記の発明において、屋内駐車場の所
要個所にファンが設置されていることにより屋内の空気
が適度に循環して攪拌され排ガス中のＮＯｘガスが光触
媒組成物に接触する機会を増大させることができるの
で、ＮＯｘガスを効率的に処理することができる。
【図１】本発明の屋内駐車場の一種である地下駐車場を
示す部分断面図である。
示す部分断面図である。
１ 建築物 ２ 地下駐車場 ３ 地上 ４ 地中又は地下 ５、５ａ ブラックランプ ６ ファン ７ 柱又は側壁 ８ 光触媒組成物 ９ 照射光 １０ 空気の対流 １１ 車
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｅ０４Ｈ 6/42
Claims (2)
- 【請求項１】屋内駐車場内の露出表面に光触媒組成物を
有し、かつ該組成物に照射する少なくとも蛍光灯又は近
紫外線乃至紫外線照射灯が設置されていることを特徴と
する光触媒組成物を有する屋内駐車場。 - 【請求項２】屋内駐車場の所要個所にファンが設置され
ていることを特徴とする請求項１に記載の光触媒組成物
を有する屋内駐車場。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000238266A JP2002045654A (ja) | 2000-08-07 | 2000-08-07 | 光触媒組成物を有する屋内駐車場 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000238266A JP2002045654A (ja) | 2000-08-07 | 2000-08-07 | 光触媒組成物を有する屋内駐車場 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002045654A true JP2002045654A (ja) | 2002-02-12 |
Family
ID=18729993
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000238266A Pending JP2002045654A (ja) | 2000-08-07 | 2000-08-07 | 光触媒組成物を有する屋内駐車場 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002045654A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003088572A (ja) * | 2001-05-29 | 2003-03-25 | Fujita Corp | 脱臭材料および脱臭方法 |
| JP2006232527A (ja) * | 2005-02-28 | 2006-09-07 | Central Res Inst Of Electric Power Ind | 物品保管庫 |
| CN106592484A (zh) * | 2016-12-23 | 2017-04-26 | 潘学勇 | 一种电动汽车立体车库专用清扫除杂装置 |
| CN108204161A (zh) * | 2017-12-23 | 2018-06-26 | 安徽乐库智能停车设备有限公司 | 一种双层升降横移式停车设备用环保清洗装置 |
| CN110056007A (zh) * | 2019-05-24 | 2019-07-26 | 浙江优尼帕智能科技有限公司 | 一种地下室智能电脉冲防渗除湿健康系统 |
| KR20200022165A (ko) * | 2018-08-22 | 2020-03-03 | 주식회사 비앤디네트웍스 | 시동주차 차량 배기가스 처리장치 |
| WO2022037364A1 (zh) * | 2020-08-18 | 2022-02-24 | 中铁二院工程集团有限责任公司 | 一种生态综合管廊 |
-
2000
- 2000-08-07 JP JP2000238266A patent/JP2002045654A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003088572A (ja) * | 2001-05-29 | 2003-03-25 | Fujita Corp | 脱臭材料および脱臭方法 |
| JP2006232527A (ja) * | 2005-02-28 | 2006-09-07 | Central Res Inst Of Electric Power Ind | 物品保管庫 |
| CN106592484A (zh) * | 2016-12-23 | 2017-04-26 | 潘学勇 | 一种电动汽车立体车库专用清扫除杂装置 |
| CN106592484B (zh) * | 2016-12-23 | 2018-08-31 | 倪立秧 | 一种电动汽车立体车库专用清扫除杂装置 |
| CN108204161A (zh) * | 2017-12-23 | 2018-06-26 | 安徽乐库智能停车设备有限公司 | 一种双层升降横移式停车设备用环保清洗装置 |
| KR20200022165A (ko) * | 2018-08-22 | 2020-03-03 | 주식회사 비앤디네트웍스 | 시동주차 차량 배기가스 처리장치 |
| KR102137312B1 (ko) * | 2018-08-22 | 2020-07-31 | 주식회사 비앤디네트웍스 | 시동주차 차량 배기가스 처리장치 |
| CN110056007A (zh) * | 2019-05-24 | 2019-07-26 | 浙江优尼帕智能科技有限公司 | 一种地下室智能电脉冲防渗除湿健康系统 |
| WO2022037364A1 (zh) * | 2020-08-18 | 2022-02-24 | 中铁二院工程集团有限责任公司 | 一种生态综合管廊 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH06315614A (ja) | 汚染物質の除去方法及び浄化材 | |
| KR102177170B1 (ko) | 보차도블록의 제조방법 | |
| JP2002045654A (ja) | 光触媒組成物を有する屋内駐車場 | |
| EP3833827A1 (en) | Air purification panel, system and method | |
| Chew et al. | Green maintainability design criteria for nanostructured titanium dioxide (TiO2) façade coatings | |
| RU2425293C1 (ru) | Уличный кондиционер | |
| KR102189075B1 (ko) | 미세먼지 저감시스템을 갖는 공간분리형 버스정류장 | |
| KR102137580B1 (ko) | 미세먼지 제거장치 | |
| De Marco et al. | Use of photocatalytic products for sustainable construction development | |
| JP2002061314A (ja) | 二重外壁構造の建物を用いる大気浄化方法及びそれに用いる外壁構造体 | |
| CN104833008A (zh) | 一种多功能空气净化装置 | |
| CN107083814A (zh) | 可净化空气的保温墙体结构及保温方法 | |
| KR101240456B1 (ko) | 지하 구조물 실내공기의 환기와 정화를 위한 장치 및 그 장치의 구동방법 | |
| JPH09271678A (ja) | 環境浄化用構造物 | |
| Beeldens et al. | Applications of TiO2 photocatalysis for air purification | |
| Vaughn | Lessons learned from ASHRAE HQ renovation | |
| CN2658291Y (zh) | 厨房废气排放达标的高层住宅楼排风道系统 | |
| JP7282559B2 (ja) | 空気循環システム、建物、及び、光触媒担持方法 | |
| EP1584368A1 (en) | An apparatus and process for activating photocatalytic reactions in constructions subject to limited lighting | |
| KR20190092731A (ko) | 광촉매작용 포장도로에서의 uv 조사 차량 통행 및 물청소 차량 통행에 의한 대기정화 촉진 시스템 및 대기정화 촉진 방법 | |
| KR102512569B1 (ko) | 공기정화 기능을 가지는 방음터널 | |
| JP2006291663A (ja) | 建物 | |
| JP3740598B2 (ja) | 道路上での汚染空気の浄化方法 | |
| CN108385912A (zh) | 基于纳米二氧化钛的新型建筑材料及其制作工艺 | |
| KR20030086971A (ko) | 광촉매가 코팅된 도로시설물 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060331 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20081009 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081014 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090225 |