JP2000315420A - 空気清浄機能付照明装置 - Google Patents

空気清浄機能付照明装置

Info

Publication number
JP2000315420A
JP2000315420A JP11123979A JP12397999A JP2000315420A JP 2000315420 A JP2000315420 A JP 2000315420A JP 11123979 A JP11123979 A JP 11123979A JP 12397999 A JP12397999 A JP 12397999A JP 2000315420 A JP2000315420 A JP 2000315420A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photocatalyst
air
air purifying
fan
purifying function
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11123979A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3543673B2 (ja
Inventor
Osamu Tawara
修 田原
Kenji Asai
謙次 浅井
Koji Omatsu
宏治 尾松
Jiro Ishihara
二郎 石原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP12397999A priority Critical patent/JP3543673B2/ja
Publication of JP2000315420A publication Critical patent/JP2000315420A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3543673B2 publication Critical patent/JP3543673B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 十分な空気清浄能力を備えた空気清浄機能付
照明装置を提供する。 【解決手段】 蛍光灯2からの一部の照明光が照射され
る位置にハニカム構造体で構成した光触媒担持体4を配
置し、光触媒を、その光触媒担持体4に担持させるとと
もに、ファン5によって光触媒担持体4に担持させた光
触媒に空気を送り込む。これにより、蛍光灯2からの照
明光によって光触媒が活性化されて浄化作用が得られ、
さらに、ファン5によって浄化対象の物質を含む空気を
積極的に光触媒に送り込むことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、室内やビニール
ハウス内、その他所定の領域を照明する照明装置に係
り、特には、空気清浄機能を付加した空気清浄機能付照
明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、シックハウス症候群や化学物質過
敏症、インフルエンザの集団発生などの流行に対して、
各種の健康問題に関心が高まっており、快適な生活空間
の創造が望まれている。そのため、一般家庭にも空気清
浄機が普及しつつある。
【0003】しかしながら、空気清浄機は、室内などの
空気を浄化する機能だけを備えた装置であり、狭い住宅
環境では、目的に対して場所をとり過ぎるという欠点が
ある。
【0004】そこで、最近では、エアコンや暖房装置、
除湿機などに空気清浄機能が付加された家電製品も市販
されるようになっている。
【0005】しかしながら、上述した空気清浄機能付の
家電製品は、通常、所定の季節だけ使用される季節商品
であるので、年間を通して空気清浄機能を活用すること
ができないという問題がある。
【0006】そのため、最近では、年間を通して使用さ
れる照明装置に空気清浄機能を付加した製品が市販され
ている。この従来の空気清浄機能付照明装置は、照明灯
自体に光触媒をコーティングしたり、カサやセードに光
触媒をコーティングしたものである。光触媒は、所定の
波長の光が照射されると光触媒表面に電子やホールが形
成されて酸化還元反応が生じ、汚染物質が酸化分解され
て、脱臭や抗菌、抗ウイルスなどを効果を発揮する。従
って、従来の空気清浄機能付照明装置は、照明光を光触
媒に照射する光としても用いて、空気浄化作用を得るよ
うに構成したものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成を有する従来例の場合には、次のような問題が
ある。すなわち、従来の空気清浄機能付照明装置は、照
明灯自体や、カサ、セードなどに光触媒をコーティング
しただけのものであるので、浄化対象の物質が光触媒を
コーティングした部位に到来した時だけに浄化作用が得
られるに過ぎない、受動的なものである。また、光触媒
と空気との接触面積は限られたものである。
【0008】そのため、十分な空気清浄能力が得られ
ず、例えば、煙草の消臭を短時間で行うような目的など
には適していないなどの問題がある。
【0009】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであって、十分な空気清浄能力を備えた空気清
浄機能付照明装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、このような
目的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、請求項1に記載の発明は、照明装置に空気清浄機能
を付加した空気清浄機能付照明装置であって、照明灯
と、前記照明灯からの照明光が照射されるように配設さ
れた光触媒と、前記光触媒に空気を送り込む送風手段と
を備えたことを特徴とするものである。
【0011】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載の空気清浄機能付照明装置において、前記光触媒
は、前記照明灯からの一部の照明光が照射される位置に
配置されたハニカム構造体の表面に担持させたことを特
徴とするものである。
【0012】請求項3に記載の発明は、上記請求項1ま
たは2に記載の空気清浄機能付照明装置において、前記
照明灯と前記光触媒との間に透明な空気遮断部材を配設
したことを特徴とするものである。
【0013】〔作用〕請求項1に記載の発明の作用は次
のとおりである。照明装置に備えられた照明灯からの照
明光が照射されるように光触媒が配設され、送風手段
は、その光触媒に空気を送り込む。これにより、照明灯
からの照明光によって光触媒が活性化されて浄化作用が
得られ、さらに、送風手段によって浄化対象の物質を含
む空気を積極的に光触媒に送り込むことができる。
【0014】請求項2に記載の発明によれば、照明灯か
らの一部の照明光が照射される位置にハニカム構造体を
配置し、光触媒を、そのハニカム構造体の表面に担持さ
せたことにより、送り込まれる空気と光触媒との接触面
積を大きくすることができる。
【0015】なお、ハニカム構造体は、照明装置の本来
の目的である照明機能を妨げないように、照明灯からの
一部の照明光が照射される位置に配置する。特に、照明
する方向が決まっている場合には、照明する方向に照射
される照明光を妨げない位置にハニカム構造体を配置す
る。
【0016】請求項3に記載の発明によれば、照明灯と
光触媒(請求項2に記載の発明ではハニカム構造体)と
の間に透明な空気遮断部材を配設する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態を説明する。図1はこの発明の一実施例に係
る空気清浄機能付照明装置の構成を示す縦断面図であ
る。
【0018】この実施例装置は、天井10から懸垂支持
された室内照明用の照明装置であり、カサ1や、照明灯
に相当する環状の蛍光灯2、電気回路部3、光触媒担持
体4、送風手段に相当するファン5、透明な空気遮断部
材に相当する透明板6などを備えている。
【0019】電気回路部3は、コード11などよって天
井10から懸垂支持され、また、コード11を介して、
天井10の上に配設された図示しない配線と接続され、
電力が供給されるようになっている。
【0020】電気回路部3には、蛍光灯支持枠12が設
けられ、この蛍光灯支持枠12に蛍光灯2が嵌め付け支
持されている。電気回路部3と蛍光灯2とは図示を省略
したコードを介して電気的に接続されている。
【0021】蛍光灯2の点灯/消灯は、スイッチ操作で
切り替えられるようになっている。このスイッチ操作
は、例えば、室内の壁面などに固定設置されたスイッチ
で行う構成でもよいし、リモートコントロールスイッチ
で行う構成でもよい。また、ドアや窓などに設けられた
センサと連動して、ドアや窓などの開/閉をセンサで検
知して、それに応じて蛍光灯2が点灯/消灯されるよう
な構成であってもよい。
【0022】なお、後述する光触媒による浄化作用は、
現在用いられている光触媒では、波長が400nm以下の
光が照射されたとき得られる。蛍光灯2からの照明光に
は、可視光以外にも、光触媒に浄化作用を起こさせる波
長の光を含んでいるので、照明機能に加えて、光触媒に
よる浄化作用を起こさせることも可能である。
【0023】カサ1は、電気回路部3に設けられた支持
部材13に支持されている。また、電気回路部3には、
カサ1の中で、蛍光灯2の上方に位置するように、空気
清浄機構支持枠14が取り付けられている。
【0024】空気清浄機構支持枠14には、上から順番
に、ファン5、光触媒担持体4、透明板6が支持されて
いる。すなわち、蛍光灯2と、蛍光灯2の上方に配設さ
れた光触媒担持体4との間に透明板6が配設され、光触
媒担持体4は、蛍光灯2から上方に照射される照明光が
透明板6を介して照射されるようになっている。一方、
室内照明は、蛍光灯2から下部方向に照射される照明光
で行われる。従って、光触媒担持体4やファン5が室内
照明の妨げにならないようになっている。
【0025】光触媒担持体4は、例えば、断面が略6角
形状をした筒状空間6aが連続的に形成されたハニカム
構造体で構成される。この実施例では、電気回路部3と
干渉しないように、蛍光灯2の形状に合わせて、平板状
のハニカム構造体を円筒状に巻回して、相互に突き合わ
された側面同士を接着させて、円筒状のハニカム構造体
に形成している。
【0026】このようなハニカム構造体は、例えば、ポ
リエステルおよびポリエチレンの複合繊維によって、長
方形状に構成された多数枚の繊維片に対して、隣接する
繊維片によって、断面が略6角形状をした筒状空間6a
が得られるように、ノードラインで、隣接する繊維片同
士を接着して、単体ハニカム構造体を製造し、複数の単
体ハニカム構造体を相互に接着することで、平板状のハ
ニカム構造体を形成することができる。
【0027】光触媒担持体4には、光触媒が担持され
る。光触媒としては、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化タン
グステン、酸化鉄、チタン酸ストロンチウムなどの金属
化合物半導体を用いることができる。光触媒担持体4に
は、1種類の光触媒を担持させてもよいし、2種類以上
の光触媒を組み合わせて担持させてもよい。光触媒担持
体4に2種類以上の光触媒を組み合わせて担持させる場
合には、1つの光触媒担持体4に、2種類以上の光触媒
を担持させてもよいし、2つ以上の光触媒担持体4に、
2種類以上の光触媒を個別に担持させ、各光触媒担持体
4を空気清浄機構支持枠14に装着してもよい。なお、
用いる光触媒としては、高い光触媒機能を有し、化学的
にも安定であり、入手が容易な酸化チタンが好ましく、
特には、二酸化チタンが好ましい。
【0028】例えば、ハニカム構造体で構成された光触
媒担持体4に、二酸化チタン(光触媒)を担持させる場
合には、二酸化チタン5〜10重量%、メタロール45
〜60%、水25〜35重量%、二酸化ケイ素1〜5重
量%、2−プロパノール5〜20重量%、硝酸0.1〜
1重量%を混合したコーティング液内に、光触媒担持体
(ハニカム構造体)4を数秒間浸漬させた後引き上げ
て、室温で24時間乾燥させればよい。、また、光触媒
には、第2成分として、V(バナジウム)、Fe
(鉄)、Co(コバルト)、Ni(ニッケル)、Cu
(銅)、Zn(亜鉛)、Ru(ルテニウム)、Rh(ロ
ジウム)、Pd(パラジウム)、Ag(銀)、Pt(白
金)、Au(金)から選択した1種類以上の金属(金属
化合物)を含有させれば、さらに高い光触媒機能を得る
ことができる。
【0029】光触媒担持体4を、ハニカム構造体で構成
し、その表面、すなわち、断面が略6角形状をした多数
の筒状空間6aの各内壁表面に光触媒を担持させると、
ファン5により送り込まれた空気がこれら筒状空間6a
を通過していくので、光触媒と空気の接触面積を大きく
することが可能になる。
【0030】なお、光触媒担持体4は、ハニカム構造体
以外にも不織布状のもので構成してもよい。
【0031】ファン5は、例えば、軸流ファンなどで構
成される。このファン5は、1つだけ備えた構成であっ
てもよいし、この実施例のように複数備えた構成、例え
ば、図2の平面図に示すように、4つのファン5を、光
触媒担持体4の上方に等間隔で配置するような構成など
であってもよい。各ファン5は、図示を省略したコード
類で電気回路部3と電気的に接続されている。これらフ
ァン5の駆動/停止は、蛍光灯2の点灯/消灯と連動し
て行うように構成してもよいし、スイッチ操作によっ
て、蛍光灯2の点灯/消灯と独立して行えるように構成
してもよい。前者の構成によれば、蛍光灯2の点灯によ
って自動的に空気清浄機構を駆動させることができ、後
者の構成によれば、所望のときに空気清浄機構を駆動さ
せることができる。なお、図1中の符号AYは、ファン
5を駆動したことにより形成される空気の流れの一例を
示す。
【0032】ファン5を駆動させたときの送風量(光触
媒担持体4への空気の送り込み量)は、特に限定しない
が、全てのファン5を駆動させたときの送風量を、例え
ば、6〜10畳程度の室内で、0.01〜5m3/minの範
囲、より好ましくは、0.1〜2m3/minの範囲とすれ
ば、単体の空気清浄機と同等の空気清浄能力を得ること
が期待できる。
【0033】また、ファン5の送風量に比例して、空気
清浄機能を向上させることができる。従って、スイッチ
操作などによって、複数のファン5のうち、任意のファ
ン5だけを駆動できるように構成すれば、空気清浄能力
を調節することができる。また、ファン5の回転数を変
更可能に構成すれば、ファン5の回転数の変更によって
送風量が変更でき、空気清浄能力を調節することができ
る。
【0034】透明板6は、例えば、PET(ポリエチレ
ンテレフタレート)やポリエチレン、ポリプロピレン、
アクリルなどで形成される。この透明板6も、蛍光灯2
や光触媒担持体4の形状に合わせて、リング状に構成さ
れている。
【0035】以上の構成を有する実施例装置によれば、
蛍光灯2を点灯させれば、光触媒担持体4に担持された
光触媒に、蛍光灯2からの照明光が照射され、光触媒に
よる浄化作用が得られる。そして、さらに、ファン5を
駆動すれば、例えば、図1の矢印AYに示すように、光
触媒担持体4(ハニカム構造体の各筒状空間6a内)に
室内の空気(浄化対象の物質を含む空気)を積極的に送
り込むことができ、浄化対象の物質を含む空気が到来す
るのを受動的に待つ従来装置よりも高い空気清浄能力を
得ることができる。従って、室内の汚れた空気を順次光
触媒で浄化しながら室内で循環させることができ、室内
の空気浄化を短時間で行うことができる。
【0036】また、蛍光灯2からの一部の照明光が照射
される位置に配置された光触媒担持体4をハニカム構造
体で構成し、そのハニカム構造体の表面(多数の筒状空
間6aの内壁表面)に光触媒を担持させたことで、送り
込まれる空気と光触媒との接触面積を大きくすることが
でき、空気清浄能力をより一層向上させることができ
る。
【0037】さらに、蛍光灯2と光触媒担持体4(光触
媒)との間に透明板6を配設したので、光触媒担持体4
(光触媒)への照明光の照射が妨げられず、光触媒の浄
化作用を損なうことがない。一方で、ファン5によって
送風される汚れた空気が蛍光灯2に吹き付けられること
が防止でき、汚れた空気で蛍光灯2を汚すことが抑制で
き、照明機能の低下を防止することができる。
【0038】なお、煙草の煙は、床から天井に向かって
流れるので、ファン5により形成される空気の流れを、
図1の矢印AYに示すように、光触媒担持体4の下方か
ら空気を送り込み、ファン5の上方から排出するように
すれば、下から立ち登ってくる煙草の煙を光触媒担持体
4に取り込んで浄化して上方から室内に戻すことがで
き、喫煙による汚れた空気の浄化を効率良く行えること
が期待できる。
【0039】なお、ファン5による送風方向は、図1に
示す矢印AYの方向に限らない。例えば、ファン5の回
転方向を逆転させて、図3の矢印AYに示すように、フ
ァン5の上方から空気を取り込み、光触媒担持体4の上
方から空気を送り込み下方から排出するような構成であ
ってもよい。
【0040】また、上記実施例では、透明板6は蛍光灯
2の上方だけを覆うようにしているが、透明板6を、蛍
光灯2の上方および外周側方を覆うように構成してもよ
い。なお、透明板6は必要に応じて設ければよく必ずし
も設ける必要はない。
【0041】さらに、ファン5により形成される空気の
流れの途中、例えば、図4に示すように、ファン5の上
方位置や、ファン5と光触媒担持体4の間の位置など
に、空気中の粉塵を除去するフィルター7を配設しても
よい。このように構成すれば、空気中の粉塵も除去でき
て、空気の浄化をより高精度に行うことができる。な
お、上記フィルター7は、定期的に取り替えたり、洗濯
したりする必要があるので、取り付け/取り外し作業が
行い易い場所に配設することが好ましく、その点を考慮
すると、図4(a)に示すように、ファン5の上方位置
に配設するように構成することが好ましい。
【0042】また、ファン5により形成される空気の流
れの途中に、活性炭やゼオライトなどの吸着体を配設し
てもよい。吸着体の配設の仕方としては、吸着体を光触
媒担持体4に光触媒とともに担持させてもよいし、吸着
体を担持させた吸着体担持体を、光触媒担持体4に並設
してもよい。このように構成すれば、空気中の汚染物質
を吸着体で吸着できて、空気の浄化をより高精度に行う
ことができる。
【0043】なお、上記実施例では、光触媒担持体4に
光触媒を担持させるように構成したが、例えば、蛍光灯
2自体や、カサ1の内壁など、蛍光灯2からの照明光が
照射されるところに光触媒をコーティングし、その光触
媒をコーティングした部位に向けて送風手段で空気を吹
き付けて送り込むように構成してもよい。
【0044】また、上記実施例は、室内照明用の照明装
置にこの発明を適用したものであるが、その他の照明装
置にもこの発明は適用することができる。
【0045】例えば、スタンドライトや、ベッドラン
プ、植物育成用の照明装置、熱帯魚などの水槽照明装
置、補虫用の照明装置、殺菌用の照明装置などにもこの
発明を適用することができる。その他、上述した光触媒
に浄化作用を起こさせる波長の光を含む照明灯が用いら
れる照明装置にこの発明を適用することができる。
【0046】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載の発明によれば、照明灯からの照明光が照射さ
れるように光触媒を配設し、送風手段によりその光触媒
に空気を送り込むように構成したので、照明灯からの照
明光によって光触媒が活性化されて浄化作用が得られる
とともに、送風手段によって浄化対象の物質を含む空気
を積極的に光触媒に送り込むことができ、十分な空気清
浄能力を備えた空気清浄機能付照明装置を実現すること
ができる。また、照明装置に空気清浄機能を付加したの
で、無駄な設置場所をとらず、空間利用効率を高めるこ
とができる。さらに、年間と通して空気清浄機能を活用
することができる。
【0047】請求項2に記載の発明によれば、照明灯か
らの一部の照明光が照射される位置に配置されたハニカ
ム構造体の表面に光触媒を担持させたので、送り込まれ
る空気と光触媒との接触面積を大きくすることができ、
空気清浄能力をより一層向上させることができる。
【0048】請求項3に記載の発明によれば、照明灯と
光触媒との間に透明な空気遮断部材を配設したので、光
触媒の浄化作用を損なわずに、照明灯の汚れを防止する
ことができ、空気清浄機能を活用しつつ、照明機能の低
下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る空気清浄機能付照明
装置の構成を示す縦断面図である。
【図2】ファンの配置の一例を示す平面図である。
【図3】ファンによって形成される空気の流れ方向の変
形例を示す概略縦断面図である。
【図4】フィルターを設けた変形例の概略縦断面図であ
る。
【符号の説明】
2:蛍光灯 4:光触媒担持体 5:ファン 6:透明板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾松 宏治 京都市中京区西ノ京桑原町1番地 株式会 社島津製作所内 (72)発明者 石原 二郎 京都市中京区西ノ京桑原町1番地 株式会 社島津製作所内 Fターム(参考) 3K014 AA03 RB03 RB06 4C080 AA07 BB02 CC12 HH05 JJ03 KK08 MM02 QQ11 QQ17 QQ20

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照明装置に空気清浄機能を付加した空気
    清浄機能付照明装置であって、照明灯と、前記照明灯か
    らの照明光が照射されるように配設された光触媒と、前
    記光触媒に空気を送り込む送風手段とを備えたことを特
    徴とする空気清浄機能付照明装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の空気清浄機能付照明装
    置において、前記光触媒は、前記照明灯からの一部の照
    明光が照射される位置に配置されたハニカム構造体の表
    面に担持させたことを特徴とする空気清浄機能付照明装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の空気清浄機能
    付照明装置において、前記照明灯と前記光触媒との間に
    透明な空気遮断部材を配設したことを特徴とする空気清
    浄機能付照明装置。
JP12397999A 1999-04-30 1999-04-30 空気清浄機能付照明装置 Expired - Fee Related JP3543673B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12397999A JP3543673B2 (ja) 1999-04-30 1999-04-30 空気清浄機能付照明装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12397999A JP3543673B2 (ja) 1999-04-30 1999-04-30 空気清浄機能付照明装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000315420A true JP2000315420A (ja) 2000-11-14
JP3543673B2 JP3543673B2 (ja) 2004-07-14

Family

ID=14874053

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12397999A Expired - Fee Related JP3543673B2 (ja) 1999-04-30 1999-04-30 空気清浄機能付照明装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3543673B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003088572A (ja) * 2001-05-29 2003-03-25 Fujita Corp 脱臭材料および脱臭方法
EP1527809A1 (en) * 2003-10-31 2005-05-04 Kabushiki Kaisha Toshiba Device for photocatalytically cleaning air
JP2005149888A (ja) * 2003-11-14 2005-06-09 Shukuhan Cho ハニカム状光触媒構造体を用いた空気清浄機能付照明器具
JP2010145999A (ja) * 2008-12-17 2010-07-01 Samsung Corning Precision Glass Co Ltd 室内空気汚染物質を除去するディスプレイフィルタ及びディスプレイ装置
KR101222143B1 (ko) * 2012-05-30 2013-01-21 주식회사 크린세븐 공기정화용 반사갓을 갖는 형광등기구
CN103423824A (zh) * 2013-08-15 2013-12-04 宁波中鹰电子实业有限公司 双重升降式空气净化设备
CN105351828A (zh) * 2015-11-24 2016-02-24 济南大学 一种具有空气净化功能的吊灯

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103244902A (zh) * 2013-05-22 2013-08-14 苏州富通高新材料科技股份有限公司 室内天花板顶灯的pvc灯罩

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS635301A (ja) * 1986-06-25 1988-01-11 Matsushita Electric Works Ltd 反射鏡
JPH01189322A (ja) * 1988-01-22 1989-07-28 Hitachi Ltd 脱臭装置
JPH08141063A (ja) * 1994-11-25 1996-06-04 I Aqua Tec:Kk 脱臭機能付照明装置及び脱臭装置
JPH09190712A (ja) * 1995-11-10 1997-07-22 Daiko Denki Kk 脱臭機能付照明装置
JPH10241455A (ja) * 1997-02-25 1998-09-11 Matsushita Electric Works Ltd 空気清浄機能付き照明装置
JPH10281488A (ja) * 1997-03-31 1998-10-23 Daikin Ind Ltd 空気清浄装置
JP3061755U (ja) * 1999-02-26 1999-09-24 良知 原澤 光触媒を備えた照明器具
JP2000228112A (ja) * 1999-02-05 2000-08-15 Nec Home Electronics Ltd 照明装置
JP2000311510A (ja) * 1999-02-26 2000-11-07 Yoshitomo Harasawa 光触媒を備えた照明器具

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS635301A (ja) * 1986-06-25 1988-01-11 Matsushita Electric Works Ltd 反射鏡
JPH01189322A (ja) * 1988-01-22 1989-07-28 Hitachi Ltd 脱臭装置
JPH08141063A (ja) * 1994-11-25 1996-06-04 I Aqua Tec:Kk 脱臭機能付照明装置及び脱臭装置
JPH09190712A (ja) * 1995-11-10 1997-07-22 Daiko Denki Kk 脱臭機能付照明装置
JPH10241455A (ja) * 1997-02-25 1998-09-11 Matsushita Electric Works Ltd 空気清浄機能付き照明装置
JPH10281488A (ja) * 1997-03-31 1998-10-23 Daikin Ind Ltd 空気清浄装置
JP2000228112A (ja) * 1999-02-05 2000-08-15 Nec Home Electronics Ltd 照明装置
JP3061755U (ja) * 1999-02-26 1999-09-24 良知 原澤 光触媒を備えた照明器具
JP2000311510A (ja) * 1999-02-26 2000-11-07 Yoshitomo Harasawa 光触媒を備えた照明器具

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003088572A (ja) * 2001-05-29 2003-03-25 Fujita Corp 脱臭材料および脱臭方法
EP1527809A1 (en) * 2003-10-31 2005-05-04 Kabushiki Kaisha Toshiba Device for photocatalytically cleaning air
US7507383B2 (en) 2003-10-31 2009-03-24 Kabushiki Kaisha Toshiba Photocatalytic reaction device
JP2005149888A (ja) * 2003-11-14 2005-06-09 Shukuhan Cho ハニカム状光触媒構造体を用いた空気清浄機能付照明器具
JP2010145999A (ja) * 2008-12-17 2010-07-01 Samsung Corning Precision Glass Co Ltd 室内空気汚染物質を除去するディスプレイフィルタ及びディスプレイ装置
KR101222143B1 (ko) * 2012-05-30 2013-01-21 주식회사 크린세븐 공기정화용 반사갓을 갖는 형광등기구
CN103423824A (zh) * 2013-08-15 2013-12-04 宁波中鹰电子实业有限公司 双重升降式空气净化设备
CN105351828A (zh) * 2015-11-24 2016-02-24 济南大学 一种具有空气净化功能的吊灯

Also Published As

Publication number Publication date
JP3543673B2 (ja) 2004-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3460021B2 (ja) イオン発生装置及びこれを搭載した空調機器
JP5102034B2 (ja) 酸化タングステン系光触媒及びその製造方法並びに消臭・防汚機能を有する繊維布帛
RU2767873C2 (ru) Устройство для обработки текучей среды
KR102228831B1 (ko) 환경위생 정화용 램프
CN110916329B (zh) 干燥器支座及其控制方法
JP3543673B2 (ja) 空気清浄機能付照明装置
JP6202539B2 (ja) 二酸化炭素発生システムおよびそれに搭載する液体カートリッジ
JP2010022754A (ja) 消臭装置
CN2565456Y (zh) 高效光触媒空气净化装置
KR101680887B1 (ko) 공기 청정기
JP2006026239A (ja) 空気清浄機及びこれを用いた収納装置
CN200939259Y (zh) 装饰用室内空气净化装置
JP2011257093A (ja) 加湿装置及び空気調和機
KR20060111025A (ko) 공기청정기의 탈취필터 구조
JPH08309122A (ja) 濾材、フィルタユニット及び濾過方法
JP2000093836A (ja) 空気清浄化装置及び空気清浄化方法
JP2000228112A (ja) 照明装置
JP2002085534A (ja) 脱臭浄化用エレメントおよびこれを用いた脱臭浄化ユニット並びに同ユニットを用いた脱臭浄化システム
JP2003227638A (ja) イオン発生装置及びこれを搭載した空調機器
KR102356271B1 (ko) 환경위생 정화용 백색 조명 램프
CN207422458U (zh) 一种附带超声驱蚊虫灯饰的空气净化器
JP2003322370A (ja) 光触媒空気清浄装置
JPWO2002051454A1 (ja) 汚染空気の処理装置及びその処理方法
JP2005149888A (ja) ハニカム状光触媒構造体を用いた空気清浄機能付照明器具
JP2000107271A (ja) 空気清浄機

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040316

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040329

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees