JP2001286542A - 加湿脱臭装置 - Google Patents
加湿脱臭装置Info
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Landscapes
- Air Conditioning Control Device (AREA)
- Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
- Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)
- Air Humidification (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 小型で確実に脱臭・加湿でき省エネ効果の大
きい加湿脱臭装置を提供する。 【解決手段】 加湿脱臭装置は、本体2内に加湿器4と
オゾン発生装置とを備え、湿度センサ6と臭いセンサ7
と制御装置8とによって構成される制御部分を有する。 【効果】 加湿空気でオゾンガスを水蒸気と混合して送
出し、室1内における脱臭効果を高めて確実に脱臭する
と共に、室1内の湿度を一定範囲に維持し、要介護者等
の居住条件を好適にすることができる。又、確実な脱臭
効果によって換気量を減らし、加湿や空調電力を少なく
し、省エネを図ることができる。
きい加湿脱臭装置を提供する。 【解決手段】 加湿脱臭装置は、本体2内に加湿器4と
オゾン発生装置とを備え、湿度センサ6と臭いセンサ7
と制御装置8とによって構成される制御部分を有する。 【効果】 加湿空気でオゾンガスを水蒸気と混合して送
出し、室1内における脱臭効果を高めて確実に脱臭する
と共に、室1内の湿度を一定範囲に維持し、要介護者等
の居住条件を好適にすることができる。又、確実な脱臭
効果によって換気量を減らし、加湿や空調電力を少なく
し、省エネを図ることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加湿及び脱臭され
るべき区画にオゾンガスと水蒸気とを供給可能な加湿脱
臭装置に関し、特に、病院や老人ホーム、老人保健施設
のような介護現場等、排便臭や体臭のような悪臭を脱臭
したりインフルエンザ等の原因となる冬場の乾燥を防止
する必要のある居住空間に好都合に利用される。
るべき区画にオゾンガスと水蒸気とを供給可能な加湿脱
臭装置に関し、特に、病院や老人ホーム、老人保健施設
のような介護現場等、排便臭や体臭のような悪臭を脱臭
したりインフルエンザ等の原因となる冬場の乾燥を防止
する必要のある居住空間に好都合に利用される。
【0002】
【従来の技術】要介護者の居住する室や介護施設内の広
域空間等の介護現場においては、要介護者の体臭や便臭
が拡散したり長期間室内に充満し、要介護者及び介護者
の双方にとって苦痛なものとなっていることが多い。
又、要介護者は一般に体力が乏しく風邪やインフルエン
ザに罹りやすいため、これらのウイルスへの感染を防止
するためには、要介護者の居住区画の湿度条件を良好に
する必要がある。そのため、従来から室内に加湿装置や
脱臭装置が設けられることが多かった。
域空間等の介護現場においては、要介護者の体臭や便臭
が拡散したり長期間室内に充満し、要介護者及び介護者
の双方にとって苦痛なものとなっていることが多い。
又、要介護者は一般に体力が乏しく風邪やインフルエン
ザに罹りやすいため、これらのウイルスへの感染を防止
するためには、要介護者の居住区画の湿度条件を良好に
する必要がある。そのため、従来から室内に加湿装置や
脱臭装置が設けられることが多かった。
【0003】しかしながら、従来の加湿装置及び脱臭装
置は、構造面及び機能面の何れにおいてもそれぞれ別個
独立になっているのが現状である。その場合には、装置
の専有スペースが大きくなり、特に介護現場では、要介
護者の歩行障害になったり、視覚的ストレスを発生させ
る原因にもなっていた。又、これらの装置は、単にタイ
マー運転や自動サイクル運転されていたため、特に脱臭
効果が不十分になり、頻繁に又は常時換気を行わなけれ
ばならず、加湿器及び空調機が必要以上の出力で長時間
運転され、電力消費が多くなるという問題があった。そ
して、このようなエネルギーロスは、介護施設全体とし
ては相当なものであった。
置は、構造面及び機能面の何れにおいてもそれぞれ別個
独立になっているのが現状である。その場合には、装置
の専有スペースが大きくなり、特に介護現場では、要介
護者の歩行障害になったり、視覚的ストレスを発生させ
る原因にもなっていた。又、これらの装置は、単にタイ
マー運転や自動サイクル運転されていたため、特に脱臭
効果が不十分になり、頻繁に又は常時換気を行わなけれ
ばならず、加湿器及び空調機が必要以上の出力で長時間
運転され、電力消費が多くなるという問題があった。そ
して、このようなエネルギーロスは、介護施設全体とし
ては相当なものであった。
【0004】ところで、加湿と脱臭とを組み合わせた装
置としては、従来から種々のものが提案されている。そ
の中で、脱臭成分としてのオゾンガスを加湿して送り出
し、それによって空気中の悪臭成分を除去するようにし
た装置としては、オゾンを水中にバブリングさせて排出
するようにしたもの(特開平5−272787号)、オ
ゾン発生装置で発生させたオゾンをファンで吸引して超
音波加湿器で発生させた水蒸気と共に排出するようにし
たもの(特開昭63−158190号)、超音波加湿器
で発生させた水蒸気とイオン交換膜式オゾン発生装置で
発生させたオゾンとをファンで吸引して室内に排出する
ようにしたもの(実開平3−34024号公報参照)、
等がある。
置としては、従来から種々のものが提案されている。そ
の中で、脱臭成分としてのオゾンガスを加湿して送り出
し、それによって空気中の悪臭成分を除去するようにし
た装置としては、オゾンを水中にバブリングさせて排出
するようにしたもの(特開平5−272787号)、オ
ゾン発生装置で発生させたオゾンをファンで吸引して超
音波加湿器で発生させた水蒸気と共に排出するようにし
たもの(特開昭63−158190号)、超音波加湿器
で発生させた水蒸気とイオン交換膜式オゾン発生装置で
発生させたオゾンとをファンで吸引して室内に排出する
ようにしたもの(実開平3−34024号公報参照)、
等がある。
【0005】しかしながら、これら装置は、加湿器とオ
ゾン発生装置とを単に合体させ、オゾンガスを加湿して
送出するだけの機能を持つものであるため、その運転は
人の判断で行われたり、通常の単なるタイマー運転や自
動サイクル運転によることになる。そのため、このよう
な装置では、適当な湿度環境を確保したり、対象区画の
臭気を効果的に低レベルに維持することはできない。そ
の結果、脱臭不足によって快適環境を維持できなかった
り、そのために過度の換気を行ったり、装置を不必要に
常時運転することにもなり、良好な環境条件の維持及び
装置の省エネ化を図れないという問題がある。従って、
このような装置は、要介護者の居室や介護施設の公共的
場所等には不適当である。
ゾン発生装置とを単に合体させ、オゾンガスを加湿して
送出するだけの機能を持つものであるため、その運転は
人の判断で行われたり、通常の単なるタイマー運転や自
動サイクル運転によることになる。そのため、このよう
な装置では、適当な湿度環境を確保したり、対象区画の
臭気を効果的に低レベルに維持することはできない。そ
の結果、脱臭不足によって快適環境を維持できなかった
り、そのために過度の換気を行ったり、装置を不必要に
常時運転することにもなり、良好な環境条件の維持及び
装置の省エネ化を図れないという問題がある。従って、
このような装置は、要介護者の居室や介護施設の公共的
場所等には不適当である。
【0006】なお、禽類排泄物や食餌残渣等を処理する
処理舎の排気設備として、オゾン発生装置で発生させた
オゾンを舎屋の天井空間部に放出させると共に、オゾン
配管とは別個に加湿装置から壁面上部まで配管し、そこ
からミストをスプレーして舎内上部の湿度を高くし、天
井空間部の悪臭空気を吸気ダクトを介して排気ファンで
吸引し、悪臭空気を天井空間部及びダクト内で脱臭し、
悪臭を低減させた空気として排気ダクトから外部に放出
するようにした脱臭システムが提案されている(特開平
11−239714号)。
処理舎の排気設備として、オゾン発生装置で発生させた
オゾンを舎屋の天井空間部に放出させると共に、オゾン
配管とは別個に加湿装置から壁面上部まで配管し、そこ
からミストをスプレーして舎内上部の湿度を高くし、天
井空間部の悪臭空気を吸気ダクトを介して排気ファンで
吸引し、悪臭空気を天井空間部及びダクト内で脱臭し、
悪臭を低減させた空気として排気ダクトから外部に放出
するようにした脱臭システムが提案されている(特開平
11−239714号)。
【0007】このシステムでは、処理舎内に温湿度セン
サ及び有臭ガスのガスセンサを設けて、これらの検出値
によってオゾン発生装置、加湿装置及び排気ファンを制
御している。しかしながら、このシステムは、単に処理
舎の排気脱臭を行うためのものであり、処理舎には別の
新鮮な外気が導入されるため、空気循環式の脱臭システ
ムには適用できない。
サ及び有臭ガスのガスセンサを設けて、これらの検出値
によってオゾン発生装置、加湿装置及び排気ファンを制
御している。しかしながら、このシステムは、単に処理
舎の排気脱臭を行うためのものであり、処理舎には別の
新鮮な外気が導入されるため、空気循環式の脱臭システ
ムには適用できない。
【0008】又、加湿オゾンを放出して放出場所で脱臭
するのではなく、臭気ガスを吸引し、加湿オゾンを用い
て装置内で脱臭して排出するようにした加湿脱臭装置も
多数提案されている(例えば特開平6−323571
号、特公昭59−22571号、実開昭61−2127
7号)。しかし、何れの装置も、対象区画の湿度及び臭
気レベルを制御できると共に省エネ運転のできるように
なっていない。
するのではなく、臭気ガスを吸引し、加湿オゾンを用い
て装置内で脱臭して排出するようにした加湿脱臭装置も
多数提案されている(例えば特開平6−323571
号、特公昭59−22571号、実開昭61−2127
7号)。しかし、何れの装置も、対象区画の湿度及び臭
気レベルを制御できると共に省エネ運転のできるように
なっていない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来技術に於
ける上記問題を解決し、対象とする区画内の脱臭効果を
確保して湿度を目的とする値に維持でき、省エネ運転が
可能で設置スペースも小さい加湿脱臭装置を提供するこ
とを課題とする。
ける上記問題を解決し、対象とする区画内の脱臭効果を
確保して湿度を目的とする値に維持でき、省エネ運転が
可能で設置スペースも小さい加湿脱臭装置を提供するこ
とを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、請求項1の発明は、加湿及び脱臭されるべ
き区画にオゾンガスと水蒸気とを供給可能な加湿脱臭装
置において、空気吸入口と空気排出口と空気通路とを備
えた本体部と、前記区画から前記空気吸入口を介して空
気を吸入して前記空気通路を経由して前記空気排出口か
ら前記空気を前記区画に排出可能な送風機と、前記本体
部に設けられ前記空気通路に前記水蒸気を供給可能な加
湿器と、前記本体部に設けられ前記空気通路に前記オゾ
ンガスを供給可能なオゾン発生装置と、前記区画の湿度
を検出可能な湿度センサと、前記区画の臭いの程度を検
出可能な臭いセンサと、前記湿度センサの検出湿度を取
り入れて該検出湿度が目的とする湿度になるように加湿
制御信号を発信して前記加湿器の出力を制御する湿度制
御部と、前記臭いセンサの検出した前記臭いの程度を取
り入れて該臭いの程度が目的とする臭い程度以下になる
ように臭い制御信号を発信して前記オゾン発生装置の出
力を制御する臭い制御部と、を有することを特徴とす
る。
するために、請求項1の発明は、加湿及び脱臭されるべ
き区画にオゾンガスと水蒸気とを供給可能な加湿脱臭装
置において、空気吸入口と空気排出口と空気通路とを備
えた本体部と、前記区画から前記空気吸入口を介して空
気を吸入して前記空気通路を経由して前記空気排出口か
ら前記空気を前記区画に排出可能な送風機と、前記本体
部に設けられ前記空気通路に前記水蒸気を供給可能な加
湿器と、前記本体部に設けられ前記空気通路に前記オゾ
ンガスを供給可能なオゾン発生装置と、前記区画の湿度
を検出可能な湿度センサと、前記区画の臭いの程度を検
出可能な臭いセンサと、前記湿度センサの検出湿度を取
り入れて該検出湿度が目的とする湿度になるように加湿
制御信号を発信して前記加湿器の出力を制御する湿度制
御部と、前記臭いセンサの検出した前記臭いの程度を取
り入れて該臭いの程度が目的とする臭い程度以下になる
ように臭い制御信号を発信して前記オゾン発生装置の出
力を制御する臭い制御部と、を有することを特徴とす
る。
【0011】請求項2の発明は、上記に加えて、前記目
的とする湿度を越えない範囲で前記加湿制御信号以上の
高加湿制御信号によって前記加湿器の前記出力を制御す
る第2湿度制御部を有することを特徴とする。
的とする湿度を越えない範囲で前記加湿制御信号以上の
高加湿制御信号によって前記加湿器の前記出力を制御す
る第2湿度制御部を有することを特徴とする。
【0012】請求項3の発明は、請求項1の発明の特徴
に加えて、前記オゾン発生装置は無声放電式の装置であ
り、前記送風機は第1風量とこれより少ない第2風量と
の何れかの風量に切換可能になっていて、前記送風機制
御部は前記臭い制御信号が一定値以上のときには前記送
風機の前記風量を前記第2風量にするように制御する風
量制御部分を有することを特徴とする。
に加えて、前記オゾン発生装置は無声放電式の装置であ
り、前記送風機は第1風量とこれより少ない第2風量と
の何れかの風量に切換可能になっていて、前記送風機制
御部は前記臭い制御信号が一定値以上のときには前記送
風機の前記風量を前記第2風量にするように制御する風
量制御部分を有することを特徴とする。
【0013】請求項4の発明は、請求項1の発明の特徴
に加えて、前記臭いセンサは前記区画で発生する臭いに
対応して複数の臭いの程度を検出可能になっていて、前
記臭い制御部は前記臭いセンサが検出した前記複数の臭
いの程度のうちの何れかの臭いの程度が前記目的とする
臭いの程度になると前記臭い制御信号を発生させること
を特徴とする。
に加えて、前記臭いセンサは前記区画で発生する臭いに
対応して複数の臭いの程度を検出可能になっていて、前
記臭い制御部は前記臭いセンサが検出した前記複数の臭
いの程度のうちの何れかの臭いの程度が前記目的とする
臭いの程度になると前記臭い制御信号を発生させること
を特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明を適用した加湿脱臭
装置の全体構成の一例を示し、図2はその制御装置部分
の構成例を示す。加湿脱臭装置は、加湿及び脱臭される
べき区画としての室1にオゾンガスと水蒸気とを供給可
能な装置であり、空気吸入口21と空気排出口22と空
気通路23とを備えた本体部である本体2、室1から空
気吸入口21を介して空気を吸入して空気通路23を経
由して空気排出口22から空気を室1に排出可能な送風
機としての循環ファン3、本体2に設けられ空気通路2
3に水蒸気を供給可能な加湿器4、前記本体2に設けら
れ空気通路23にオゾンガスを供給可能なオゾン発生装
置5、室1の湿度を検出可能な湿度センサ6、室1の臭
いの程度を検出可能な臭いセンサ7、制御装置8の一部
分として設けられた湿度制御部81、臭い制御部82、
送風機制御部83、等によって構成されている。
装置の全体構成の一例を示し、図2はその制御装置部分
の構成例を示す。加湿脱臭装置は、加湿及び脱臭される
べき区画としての室1にオゾンガスと水蒸気とを供給可
能な装置であり、空気吸入口21と空気排出口22と空
気通路23とを備えた本体部である本体2、室1から空
気吸入口21を介して空気を吸入して空気通路23を経
由して空気排出口22から空気を室1に排出可能な送風
機としての循環ファン3、本体2に設けられ空気通路2
3に水蒸気を供給可能な加湿器4、前記本体2に設けら
れ空気通路23にオゾンガスを供給可能なオゾン発生装
置5、室1の湿度を検出可能な湿度センサ6、室1の臭
いの程度を検出可能な臭いセンサ7、制御装置8の一部
分として設けられた湿度制御部81、臭い制御部82、
送風機制御部83、等によって構成されている。
【0015】室1は、例えば要介護者が寝起きしている
個人の家や介護施設の部屋であり、この中には通常要介
護者のベッド9が設置されている。本体2は、直接吸排
気できるように通常室1内に配置される。但し、ダクト
によって吸排気するように別の場所に配置されていても
よい。又、本例では自立型になっているが、図3及び図
4に示すように壁掛け型や天井配置型等であってもよ
い。
個人の家や介護施設の部屋であり、この中には通常要介
護者のベッド9が設置されている。本体2は、直接吸排
気できるように通常室1内に配置される。但し、ダクト
によって吸排気するように別の場所に配置されていても
よい。又、本例では自立型になっているが、図3及び図
4に示すように壁掛け型や天井配置型等であってもよ
い。
【0016】循環ファン3としては、軸流式、遠心式、
シロッコ式等の適当な形式のものが選択される。本例で
は、循環ファン3を空気排出口22側に設けているが、
空気通路23の他の位置に設けるようにしてもよい。加
湿器4は、ボイラ式や超音波式等の適当な形式のもので
ある。又、加湿器の本体部分とは別に多数のノズル穴の
明けられた蒸気発散部のみが空気通路23に設けられる
ような構造であってもよい。加湿器4には、図示しない
ヒータが装備されていて、図2にも示すように電源装置
10から電力が供給されている。
シロッコ式等の適当な形式のものが選択される。本例で
は、循環ファン3を空気排出口22側に設けているが、
空気通路23の他の位置に設けるようにしてもよい。加
湿器4は、ボイラ式や超音波式等の適当な形式のもので
ある。又、加湿器の本体部分とは別に多数のノズル穴の
明けられた蒸気発散部のみが空気通路23に設けられる
ような構造であってもよい。加湿器4には、図示しない
ヒータが装備されていて、図2にも示すように電源装置
10から電力が供給されている。
【0017】オゾン発生装置5としては、無声放電式や
電解式やその他の形式の装置が使用可能であるが、本例
の装置は無声放電式のものであり、詳細図示を省略して
いるが、圧縮機で空気を吸入し、酸素富化器や冷却除湿
器を介して酸素濃度の高い空気を対向して配置された電
極間の隙間部分に送り、電極に交流電圧を印加して無声
放電させることによってオゾンを発生させる通常の構造
のものである。この装置のオゾンの発生量は、印加され
る電圧に対応して定まる。このオゾン発生装置5にも、
同じ電源装置10から電力が供給される。
電解式やその他の形式の装置が使用可能であるが、本例
の装置は無声放電式のものであり、詳細図示を省略して
いるが、圧縮機で空気を吸入し、酸素富化器や冷却除湿
器を介して酸素濃度の高い空気を対向して配置された電
極間の隙間部分に送り、電極に交流電圧を印加して無声
放電させることによってオゾンを発生させる通常の構造
のものである。この装置のオゾンの発生量は、印加され
る電圧に対応して定まる。このオゾン発生装置5にも、
同じ電源装置10から電力が供給される。
【0018】このような無声放電式のオゾン発生装置
は、小型、軽量で構造が簡単で安価であり、容易且つ迅
速に起動、停止でき、電解式装置のように純水供給又は
純水器を必要としない。一方、人の居住する区画にオゾ
ンを放出する場合には、その濃度が低い値に規制されて
いるので、電解式装置のように高濃度オゾンガスを発生
できる装置でなくてもよい。従って、介護施設等に装備
される簡易な加湿脱臭装置に好都合に適用される。
は、小型、軽量で構造が簡単で安価であり、容易且つ迅
速に起動、停止でき、電解式装置のように純水供給又は
純水器を必要としない。一方、人の居住する区画にオゾ
ンを放出する場合には、その濃度が低い値に規制されて
いるので、電解式装置のように高濃度オゾンガスを発生
できる装置でなくてもよい。従って、介護施設等に装備
される簡易な加湿脱臭装置に好都合に適用される。
【0019】湿度センサ6は通常のものある。臭いセン
サ7は、少なくとも、室1において恒常的に発生する臭
いなど、要介護者や介護者が苦痛に感じる臭いの程度を
検出する。例えば要介護者が室1内で尿や便を排泄した
り失禁したりするような場合には、これらの排泄物の臭
いの程度を検出する。この排泄臭に対しては、既存の硫
化水素臭用臭いセンサやアンモニア臭用臭いセンサを使
用することができる。臭いの程度は、通常、悪臭を発生
させる臭気成分ガスの濃度又は濃度に相当する値であ
る。悪臭防止法で採用している臭気指数であってもよ
い。又、臭いセンサ7は、必ずしも臭いの程度を連続し
て検出できるものでなくてもよく、例えば数段階に数値
設定された臭いの程度に反応するようなセンサであって
もよい。
サ7は、少なくとも、室1において恒常的に発生する臭
いなど、要介護者や介護者が苦痛に感じる臭いの程度を
検出する。例えば要介護者が室1内で尿や便を排泄した
り失禁したりするような場合には、これらの排泄物の臭
いの程度を検出する。この排泄臭に対しては、既存の硫
化水素臭用臭いセンサやアンモニア臭用臭いセンサを使
用することができる。臭いの程度は、通常、悪臭を発生
させる臭気成分ガスの濃度又は濃度に相当する値であ
る。悪臭防止法で採用している臭気指数であってもよ
い。又、臭いセンサ7は、必ずしも臭いの程度を連続し
て検出できるものでなくてもよく、例えば数段階に数値
設定された臭いの程度に反応するようなセンサであって
もよい。
【0020】既存の臭いセンサとしては、アンモニア用
の他、硫化水素用や、揮発性有機化合物用等種々のもの
があるが、実際の室1内で発生する臭いに対応して、こ
れらのうちの最もよく反応するもの又はそれらの組み合
わせが適用される。又、臭いセンサ7としては、室1で
発生する複数種類の臭いを検出できるように、複数個の
独立もしくは組み合わせられたものを使用することが望
ましい。なお、湿度センサ6及び臭いセンサ7は、図1
では要介護者の寝ている場所の近くに設けられている。
このようにすれば、要介護者に最適の湿度及び臭気条件
を与えることができる。但し、センサ6、7を、通風路
23におけるオゾン発生装置5の上流側やその他本体2
の適当な場所に設けて、配置や配線等を容易化するよう
にしてもよい。
の他、硫化水素用や、揮発性有機化合物用等種々のもの
があるが、実際の室1内で発生する臭いに対応して、こ
れらのうちの最もよく反応するもの又はそれらの組み合
わせが適用される。又、臭いセンサ7としては、室1で
発生する複数種類の臭いを検出できるように、複数個の
独立もしくは組み合わせられたものを使用することが望
ましい。なお、湿度センサ6及び臭いセンサ7は、図1
では要介護者の寝ている場所の近くに設けられている。
このようにすれば、要介護者に最適の湿度及び臭気条件
を与えることができる。但し、センサ6、7を、通風路
23におけるオゾン発生装置5の上流側やその他本体2
の適当な場所に設けて、配置や配線等を容易化するよう
にしてもよい。
【0021】制御装置8の湿度制御部81は、湿度セン
サ6の検出湿度ψを取り入れて検出湿度が目的とする湿
度ψ0 になるように加湿制御信号Shを発信して加湿器
4の出力を制御する。信号Shは、SSR等から成る加
湿器駆動器81aを介して加湿器に与えられる。
サ6の検出湿度ψを取り入れて検出湿度が目的とする湿
度ψ0 になるように加湿制御信号Shを発信して加湿器
4の出力を制御する。信号Shは、SSR等から成る加
湿器駆動器81aを介して加湿器に与えられる。
【0022】目的とする湿度ψ0 は、本例では人に快適
で健康維持にも好都合な相対湿度とされている50〜6
0%の範囲の値である。そして、実際の制御としては、
例えば、図2(b)にも示す如く、ψが30%〜50%
の間ではShを100%〜20%の間で比例制御し、ψ
が30%以下ではShを100%の一定値とし、ψが5
0%〜60%の間ではShを20%の一定値とし、湿度
上昇時には60%で加湿器をオフにし、湿度下降時には
50%で加湿器をオンにするような制御をする。
で健康維持にも好都合な相対湿度とされている50〜6
0%の範囲の値である。そして、実際の制御としては、
例えば、図2(b)にも示す如く、ψが30%〜50%
の間ではShを100%〜20%の間で比例制御し、ψ
が30%以下ではShを100%の一定値とし、ψが5
0%〜60%の間ではShを20%の一定値とし、湿度
上昇時には60%で加湿器をオフにし、湿度下降時には
50%で加湿器をオンにするような制御をする。
【0023】制御装置8の臭い制御部82は、臭いセン
サ7の検出した臭いの程度Nを取り入れ、その値が目的
とする値N0 以下になるように臭い制御信号Snを発信
し、オゾン発生装置5の出力であるオゾン発生量を制御
する。目的とする値N0 は、例えばその室で常時介護を
受けている要介護者がその臭いを意識しない程度の値で
ある。制御信号Snは、測定値Nと目的値N0 との差に
対応した値である。これにより、例えば室内で要介護者
が排便をしたようなときには、Nが大きくなるので、N
とN0 との差が大きくなり、それに対応してオゾン発生
量を大きくし、早く臭気を下げることができる。
サ7の検出した臭いの程度Nを取り入れ、その値が目的
とする値N0 以下になるように臭い制御信号Snを発信
し、オゾン発生装置5の出力であるオゾン発生量を制御
する。目的とする値N0 は、例えばその室で常時介護を
受けている要介護者がその臭いを意識しない程度の値で
ある。制御信号Snは、測定値Nと目的値N0 との差に
対応した値である。これにより、例えば室内で要介護者
が排便をしたようなときには、Nが大きくなるので、N
とN0 との差が大きくなり、それに対応してオゾン発生
量を大きくし、早く臭気を下げることができる。
【0024】Nが大きい値から下がってきてN0 になる
と、それから例えば20%程度の少ないオゾン発生量で
オゾン発生装置を一定時間運転し、その後装置を停止さ
せ、装置の発停の繰り返しを防止する制御も行う。一定
時間はタイマー等で設定する。なお、臭いセンサ7が区
画1で発生する臭いに対応して複数の臭いの程度を検出
可能になっているときには、臭い制御部82は、臭いセ
ンサ7が検出した複数の臭いの程度のうちの何れかの臭
いの程度Niが前記目的とする臭いの程度N0になると
臭い制御信号Snを発生させるようにする。この場合に
は、より確実に悪臭を防止することができる。
と、それから例えば20%程度の少ないオゾン発生量で
オゾン発生装置を一定時間運転し、その後装置を停止さ
せ、装置の発停の繰り返しを防止する制御も行う。一定
時間はタイマー等で設定する。なお、臭いセンサ7が区
画1で発生する臭いに対応して複数の臭いの程度を検出
可能になっているときには、臭い制御部82は、臭いセ
ンサ7が検出した複数の臭いの程度のうちの何れかの臭
いの程度Niが前記目的とする臭いの程度N0になると
臭い制御信号Snを発生させるようにする。この場合に
は、より確実に悪臭を防止することができる。
【0025】又、図5に示す如く、本例の区画1のよう
に要介護者等の人を対象とする区画では、人の安全のた
めにオゾン濃度を0.1ppm 以下にする必要がある。そ
のような場合には、循環ファン3の出口位置又は区画1
の適当な位置にオゾン濃度センサ71を設け、オゾン発
生装置5のオゾン発生量を、臭いセンサ7で制御すると
共に、オゾン濃度センサ71のオゾン濃度制御信号Sd
により、オゾン濃度が例えば0.05ppm 以下になるよ
うに制御する。この場合、上限値に加えて、例えばオゾ
ン濃度0.02ppm という下限値を制御に加えてもよ
い。そのようにすれば、区画1内を常時オゾンの存在す
る好環境にすることができる。
に要介護者等の人を対象とする区画では、人の安全のた
めにオゾン濃度を0.1ppm 以下にする必要がある。そ
のような場合には、循環ファン3の出口位置又は区画1
の適当な位置にオゾン濃度センサ71を設け、オゾン発
生装置5のオゾン発生量を、臭いセンサ7で制御すると
共に、オゾン濃度センサ71のオゾン濃度制御信号Sd
により、オゾン濃度が例えば0.05ppm 以下になるよ
うに制御する。この場合、上限値に加えて、例えばオゾ
ン濃度0.02ppm という下限値を制御に加えてもよ
い。そのようにすれば、区画1内を常時オゾンの存在す
る好環境にすることができる。
【0026】本例では、制御装置8に送風機制御部83
を設けている。この制御部では、湿度制御部81の制御
状態と臭い制御部82の制御状態とに対応して循環ファ
ン3を発停させるように制御する。その場合、制御状態
を制御信号Sh及びSnによって判断することも可能で
あるが、本例では、加湿器4及びオゾン発生装置5の運
転信号Rh及びRnを入力し、これらの何れか又は双方
が運転されているときには循環ファンを運転し、両方が
停止しているときには循環ファンも停止させる。循環フ
ァン3停止は、循環ファン発停器83aを介して行われ
る。なお、後述するように循環ファン3を速度制御し、
低速時に電力消費が十分少なくなり、騒音も殆どないよ
うであれば、運転の連続性から循環ファンを連続運転さ
せるようにしてもよい。
を設けている。この制御部では、湿度制御部81の制御
状態と臭い制御部82の制御状態とに対応して循環ファ
ン3を発停させるように制御する。その場合、制御状態
を制御信号Sh及びSnによって判断することも可能で
あるが、本例では、加湿器4及びオゾン発生装置5の運
転信号Rh及びRnを入力し、これらの何れか又は双方
が運転されているときには循環ファンを運転し、両方が
停止しているときには循環ファンも停止させる。循環フ
ァン3停止は、循環ファン発停器83aを介して行われ
る。なお、後述するように循環ファン3を速度制御し、
低速時に電力消費が十分少なくなり、騒音も殆どないよ
うであれば、運転の連続性から循環ファンを連続運転さ
せるようにしてもよい。
【0027】以上のような加湿脱臭装置によれば、これ
を運転することにより、湿度に関しては、加湿器4が相
対湿度ψを50〜60%の範囲に維持するように自動運
転されるので、室内を好適な湿度条件にすると共に、過
度の加湿をなくし、電力消費の無駄を防止することがで
きる。なお、外気の相対湿度が60%以上のときには、
当然加湿器によっては湿度制御できないことになるが、
通常エアコンによって湿度調整される。
を運転することにより、湿度に関しては、加湿器4が相
対湿度ψを50〜60%の範囲に維持するように自動運
転されるので、室内を好適な湿度条件にすると共に、過
度の加湿をなくし、電力消費の無駄を防止することがで
きる。なお、外気の相対湿度が60%以上のときには、
当然加湿器によっては湿度制御できないことになるが、
通常エアコンによって湿度調整される。
【0028】臭気に関しては、臭気強度等で表示される
検出した臭い程度Nを目的とする値N0 以下にするよう
にオゾン発生装置5が自動運転されるので、室1内に悪
臭がなくなり、要介護者及び介護者が不快感を覚えるこ
とがなくなる。その結果、療養や介護に好適環境を提供
することができる。
検出した臭い程度Nを目的とする値N0 以下にするよう
にオゾン発生装置5が自動運転されるので、室1内に悪
臭がなくなり、要介護者及び介護者が不快感を覚えるこ
とがなくなる。その結果、療養や介護に好適環境を提供
することができる。
【0029】この場合、加湿空気とオゾンとの合体によ
って次のような効果が生ずる。即ち、オゾン発生装置で
発生させたオゾンガスは非常に不安定な気体であり、触
媒となる物質の存在によって容易に酸素分子に分解され
る。そして、臭い成分は、オゾンの分解過程で発生する
活性酸素の強い酸化分解能力によって分解されるので、
オゾンを加湿器4で発生させた水蒸気に随伴させた状態
で送風機5で室1内に送出することにより、水蒸気含有
空気を活性酸素キャリアとし、水蒸気によって活性酸素
を室1の壁面等に付着し易くし、壁面に付着した悪臭発
生成分を壁面から効果的に除去することができる。そし
て、このような効果が生ずることにより、人の在室時の
安全基準であるオゾン濃度0.1ppm 以下という条件を
満たして、壁面から汚れ成分を除去する効果を得ること
ができる。
って次のような効果が生ずる。即ち、オゾン発生装置で
発生させたオゾンガスは非常に不安定な気体であり、触
媒となる物質の存在によって容易に酸素分子に分解され
る。そして、臭い成分は、オゾンの分解過程で発生する
活性酸素の強い酸化分解能力によって分解されるので、
オゾンを加湿器4で発生させた水蒸気に随伴させた状態
で送風機5で室1内に送出することにより、水蒸気含有
空気を活性酸素キャリアとし、水蒸気によって活性酸素
を室1の壁面等に付着し易くし、壁面に付着した悪臭発
生成分を壁面から効果的に除去することができる。そし
て、このような効果が生ずることにより、人の在室時の
安全基準であるオゾン濃度0.1ppm 以下という条件を
満たして、壁面から汚れ成分を除去する効果を得ること
ができる。
【0030】このような脱臭効果により、頻繁に又は常
時室内を換気し、加湿器4を過度に且つ大きな負荷で運
転することがなくなる。その結果、無駄な電力消費を防
止することができる。又、換気の減少により、空調装置
の消費電力も低減させることができる。
時室内を換気し、加湿器4を過度に且つ大きな負荷で運
転することがなくなる。その結果、無駄な電力消費を防
止することができる。又、換気の減少により、空調装置
の消費電力も低減させることができる。
【0031】循環ファン3の発停制御によれば、加湿器
4及びオゾン発生装置5を運転しないときには循環ファ
ン3を停止させるので、その駆動電力を節約することが
できる。この場合、上記の如く加湿器4の運転時間を短
くすることができるので、それに対応して循環ファン3
の運転時間も短くなり、一層の省エネ化を図ることがで
きる。
4及びオゾン発生装置5を運転しないときには循環ファ
ン3を停止させるので、その駆動電力を節約することが
できる。この場合、上記の如く加湿器4の運転時間を短
くすることができるので、それに対応して循環ファン3
の運転時間も短くなり、一層の省エネ化を図ることがで
きる。
【0032】本発明を適用することによる省エネ効果の
具体例としては、延べ床面積が3456.9m2 で入所
者75人の老人保健施設において計算対象床面積を22
90m2 とし、従来の装置により1時間当たり10回換
気した場合と本発明の装置を用いて脱臭効果を上げて1
時間当たり5回換気した場合とで比較計算した結果、詳
細計算を省略するが、加湿と脱臭と空調とを行ったとき
の冬場の120日間のエネルギー消費は、原油換算で
(原油の発熱量を9250×4.186ジュール/kg
として)それぞれ、516.1キロリットルと216.
8キロリットルになり、本発明の装置によれば大きな省
エネ効果が生ずることが分かった。
具体例としては、延べ床面積が3456.9m2 で入所
者75人の老人保健施設において計算対象床面積を22
90m2 とし、従来の装置により1時間当たり10回換
気した場合と本発明の装置を用いて脱臭効果を上げて1
時間当たり5回換気した場合とで比較計算した結果、詳
細計算を省略するが、加湿と脱臭と空調とを行ったとき
の冬場の120日間のエネルギー消費は、原油換算で
(原油の発熱量を9250×4.186ジュール/kg
として)それぞれ、516.1キロリットルと216.
8キロリットルになり、本発明の装置によれば大きな省
エネ効果が生ずることが分かった。
【0033】図6は本発明を適用した加湿脱臭装置の制
御部分の構成の他の例を示す。本例の装置は、目的とす
る湿度として前記ψが60%を越えない範囲で加湿制御
信号Sh以上の高加湿制御信号Shmによって加湿器4
の出力を制御する第2湿度制御部を有する。この第2湿
度制御部は、本例では高加湿制御部84及び信号選択部
85で構成されていて、高加湿制御部84は、前記10
0%〜20%から成る臭い制御信号Sn及び湿度センサ
6の検出値ψを受け入れ、信号Snと、検出値ψが60
%になると加湿器3をオフにするオンオフ信号とを発信
するように構成されて、信号選択部85は、高加湿制御
部84からの信号Snと湿度制御部81からの信号Sh
とを比較して何れか大きい方の信号である高加湿制御信
号Shmを通過させるように構成されている。
御部分の構成の他の例を示す。本例の装置は、目的とす
る湿度として前記ψが60%を越えない範囲で加湿制御
信号Sh以上の高加湿制御信号Shmによって加湿器4
の出力を制御する第2湿度制御部を有する。この第2湿
度制御部は、本例では高加湿制御部84及び信号選択部
85で構成されていて、高加湿制御部84は、前記10
0%〜20%から成る臭い制御信号Sn及び湿度センサ
6の検出値ψを受け入れ、信号Snと、検出値ψが60
%になると加湿器3をオフにするオンオフ信号とを発信
するように構成されて、信号選択部85は、高加湿制御
部84からの信号Snと湿度制御部81からの信号Sh
とを比較して何れか大きい方の信号である高加湿制御信
号Shmを通過させるように構成されている。
【0034】このような制御によれば、何れか大きい方
の制御信号を選択することにより、ψが60%以下の状
態になっているときは、より早く60%に到達させるこ
とができる。その結果、早く高湿条件にしてオゾンによ
る脱臭効果を一層向上させることができる。なお、第2
湿度制御部としては、上記のように選択的に高加湿制御
信号を与える方法の他に、例えば、オゾン発生装置5が
運転されているときには加湿制御信号を100%にした
り、加湿器4を停止後に再起動させる時のψを50%か
ら55%に切り変える等、更に高湿度化を促進ような制
御方法を採用してもよい。
の制御信号を選択することにより、ψが60%以下の状
態になっているときは、より早く60%に到達させるこ
とができる。その結果、早く高湿条件にしてオゾンによ
る脱臭効果を一層向上させることができる。なお、第2
湿度制御部としては、上記のように選択的に高加湿制御
信号を与える方法の他に、例えば、オゾン発生装置5が
運転されているときには加湿制御信号を100%にした
り、加湿器4を停止後に再起動させる時のψを50%か
ら55%に切り変える等、更に高湿度化を促進ような制
御方法を採用してもよい。
【0035】図7は本発明を適用した加湿脱臭装置の制
御部分の更に他の構成例を示す。本例の装置では、循環
ファン3が第1風量として第1回転数である例えば18
00RPMのときの風量とこれより少ない風量として第
1回転数より遅い第2回転数である1200RPMのと
きの風量との何れかの風量にするように回転数が切換可
能になっている。そして送風機制御部83は、臭い制御
信号Snが一定値以上として本例ではオゾン発生装置5
を運転させる20%以上のときに、従ってその運転信号
Rnにより、循環ファン3の回転速度を1200RPM
にするように制御する速度制御部分83bを有する構成
になっている。発停及び速度切換は循環ファン発停・変
速器83cを介して行われる。
御部分の更に他の構成例を示す。本例の装置では、循環
ファン3が第1風量として第1回転数である例えば18
00RPMのときの風量とこれより少ない風量として第
1回転数より遅い第2回転数である1200RPMのと
きの風量との何れかの風量にするように回転数が切換可
能になっている。そして送風機制御部83は、臭い制御
信号Snが一定値以上として本例ではオゾン発生装置5
を運転させる20%以上のときに、従ってその運転信号
Rnにより、循環ファン3の回転速度を1200RPM
にするように制御する速度制御部分83bを有する構成
になっている。発停及び速度切換は循環ファン発停・変
速器83cを介して行われる。
【0036】無声放電式のオゾン発生装置では、前述の
如くオゾン発生用の酸素富化空気を製造するために圧縮
機で空気を送るので、この空気を循環空気として利用す
ることにより、循環ファン3の能力を下げることができ
る。その結果、空気循環のための電力を低減し、加湿脱
臭装置の一層の省エネ化を図ることができる。又、循環
ファン3を低速で運転すれば、その騒音を大幅に低下で
き、要介護者及び介護者に一層の好環境を提供すること
ができる。なお本例では、風量を変える方法としてポー
ルチェンジによって回転切換する例を示したが、インバ
ータ方式で速度制御したり、サクションダンパー付きの
送風機にするなど、他の風量変更方式を用いることも可
能である。
如くオゾン発生用の酸素富化空気を製造するために圧縮
機で空気を送るので、この空気を循環空気として利用す
ることにより、循環ファン3の能力を下げることができ
る。その結果、空気循環のための電力を低減し、加湿脱
臭装置の一層の省エネ化を図ることができる。又、循環
ファン3を低速で運転すれば、その騒音を大幅に低下で
き、要介護者及び介護者に一層の好環境を提供すること
ができる。なお本例では、風量を変える方法としてポー
ルチェンジによって回転切換する例を示したが、インバ
ータ方式で速度制御したり、サクションダンパー付きの
送風機にするなど、他の風量変更方式を用いることも可
能である。
【0037】
【発明の効果】以上の如く本発明によれば、請求項1の
発明においては、本体部が空気吸入口と空気排出口と空
気通路とを備えていると共に、加湿及び脱臭されるべき
区画から空気吸入口を介して空気を吸入して空気通路を
経由して空気排出口から空気を前記区画に排出可能な送
風機が設けられているので、例えば本体部を加湿・脱臭
されるべき区画に設置することにより、区画内の悪臭ガ
スを吸引して加湿及び脱臭成分を加えて排出し、空気循
環によって区画内を加湿・脱臭処理することが可能にな
る。
発明においては、本体部が空気吸入口と空気排出口と空
気通路とを備えていると共に、加湿及び脱臭されるべき
区画から空気吸入口を介して空気を吸入して空気通路を
経由して空気排出口から空気を前記区画に排出可能な送
風機が設けられているので、例えば本体部を加湿・脱臭
されるべき区画に設置することにより、区画内の悪臭ガ
スを吸引して加湿及び脱臭成分を加えて排出し、空気循
環によって区画内を加湿・脱臭処理することが可能にな
る。
【0038】又本体部には、前記空気通路に水蒸気を供
給可能な加湿器とオゾンガスを供給可能なオゾン発生装
置とを設けているので、循環空気によってオゾンガスと
水蒸気とを混合させて区画内に放出し、区画内を加湿す
ると共に脱臭することができる。この場合、加湿空気と
オゾンとの混合により、水蒸気含有空気をオゾンの分解
過程で発生する強い酸化分解能力を持つ活性酸素のキャ
リアとし、水蒸気によって活性酸素を区画の壁面等の臭
気成分の固着した面に付着し易くし、頑固に悪臭を発生
させる成分を壁面から効果的に除去することができる。
給可能な加湿器とオゾンガスを供給可能なオゾン発生装
置とを設けているので、循環空気によってオゾンガスと
水蒸気とを混合させて区画内に放出し、区画内を加湿す
ると共に脱臭することができる。この場合、加湿空気と
オゾンとの混合により、水蒸気含有空気をオゾンの分解
過程で発生する強い酸化分解能力を持つ活性酸素のキャ
リアとし、水蒸気によって活性酸素を区画の壁面等の臭
気成分の固着した面に付着し易くし、頑固に悪臭を発生
させる成分を壁面から効果的に除去することができる。
【0039】そして、前記区画に湿度センサと臭いセン
サとを設け、これらの検出値が目的とする湿度及び目的
とする臭いの程度以下になるようにそれぞれ加湿制御信
号及び臭い制御信号を与えて加湿器及びオゾン発生装置
の出力を制御する湿度制御部及び臭い制御部を設けてい
るので、加湿器では、これを自動運転し、区画内をイン
フルエンザ菌等の感染を防止でき且つ快適である相対湿
度50〜60%の範囲に維持することができると共に、
過度の加湿をなくし、電力消費の無駄を防止することが
できる。
サとを設け、これらの検出値が目的とする湿度及び目的
とする臭いの程度以下になるようにそれぞれ加湿制御信
号及び臭い制御信号を与えて加湿器及びオゾン発生装置
の出力を制御する湿度制御部及び臭い制御部を設けてい
るので、加湿器では、これを自動運転し、区画内をイン
フルエンザ菌等の感染を防止でき且つ快適である相対湿
度50〜60%の範囲に維持することができると共に、
過度の加湿をなくし、電力消費の無駄を防止することが
できる。
【0040】又オゾン発生装置では、これを自動運転
し、臭いの程度に対応した臭気成分ガスの濃度等で表示
される検出値を確実に目的とする値以下にして、区画内
の悪臭を排除し、要介護者及び介護者の悪臭による不快
感を解消することができる。そして、このような脱臭効
果により、区画内の換気量を減らし、加湿器の運転負荷
を軽減し、加湿器の消費電力と共に空調装置の消費電力
を低減させ、装置運転時の総合的省エネ化を図ることが
できる。
し、臭いの程度に対応した臭気成分ガスの濃度等で表示
される検出値を確実に目的とする値以下にして、区画内
の悪臭を排除し、要介護者及び介護者の悪臭による不快
感を解消することができる。そして、このような脱臭効
果により、区画内の換気量を減らし、加湿器の運転負荷
を軽減し、加湿器の消費電力と共に空調装置の消費電力
を低減させ、装置運転時の総合的省エネ化を図ることが
できる。
【0041】そして、加湿器及びオゾン発生装置を本体
内に一体構成しているので、装置の設置スペースを小さ
くし、要介護者の歩行を妨げたり、要介護者の視覚的ス
トレスを増加させることなく、以上の作用効果を得るこ
とができる。
内に一体構成しているので、装置の設置スペースを小さ
くし、要介護者の歩行を妨げたり、要介護者の視覚的ス
トレスを増加させることなく、以上の作用効果を得るこ
とができる。
【0042】なお、湿度制御部の制御状態と臭い制御部
の制御状態とに対応して送風機を発停させるように制御
する送風機制御部を設ければ、加湿器及びオゾン発生装
置の何れが停止されるような制御状態になっているとき
に送風機を停止させ、その駆動電力を節約することがで
きる。この場合、確実な脱臭制御によって加湿器の運転
時間が短くなっているので、それに伴って送風機の運転
時間も短くでき、一層の省エネ化を図ることができる。
の制御状態とに対応して送風機を発停させるように制御
する送風機制御部を設ければ、加湿器及びオゾン発生装
置の何れが停止されるような制御状態になっているとき
に送風機を停止させ、その駆動電力を節約することがで
きる。この場合、確実な脱臭制御によって加湿器の運転
時間が短くなっているので、それに伴って送風機の運転
時間も短くでき、一層の省エネ化を図ることができる。
【0043】請求項2の発明においては、目的とする湿
度を越えない範囲で加湿制御信号以上の高加湿制御信号
によって加湿器の出力を制御するための第2湿度制御部
を設けるので、高加湿制御信号によって目標湿度の範囲
内で湿度の高い状態を早く達成することができる。その
結果、オゾンを随伴する水蒸気量を多くし、オゾンによ
る脱臭効果を一層高めることができる。
度を越えない範囲で加湿制御信号以上の高加湿制御信号
によって加湿器の出力を制御するための第2湿度制御部
を設けるので、高加湿制御信号によって目標湿度の範囲
内で湿度の高い状態を早く達成することができる。その
結果、オゾンを随伴する水蒸気量を多くし、オゾンによ
る脱臭効果を一層高めることができる。
【0044】請求項3の発明においては、オゾン発生装
置を無声放電式の装置とし、送風機を第1風量とこれよ
り少ない第2風量との何れかの風量に切換可能な構成に
し、送風機制御部に、臭い制御信号が一定値以上のとき
には送風機の風量を第2風量にするように制御する風量
制御部分を設けるので、臭い制御信号が一定値以上にな
って無声放電式オゾン発生装置が運転されると、その発
生風量を循環空気の風量として利用し、全体としての循
環すべき風量を確保しつつ送風機の風量を減らし、その
出力を低減し、省エネ化を促進することができる。
置を無声放電式の装置とし、送風機を第1風量とこれよ
り少ない第2風量との何れかの風量に切換可能な構成に
し、送風機制御部に、臭い制御信号が一定値以上のとき
には送風機の風量を第2風量にするように制御する風量
制御部分を設けるので、臭い制御信号が一定値以上にな
って無声放電式オゾン発生装置が運転されると、その発
生風量を循環空気の風量として利用し、全体としての循
環すべき風量を確保しつつ送風機の風量を減らし、その
出力を低減し、省エネ化を促進することができる。
【0045】請求項4の発明においては、臭いセンサを
区画で発生する臭いに対応して複数の臭いの程度を検出
可能にし、臭い制御部は臭いセンサが検出した複数の臭
いの程度のうちの何れかのものが目的とする値になると
臭い制御信号を発生させるので、区画内の複数の悪臭の
うちの何れの悪臭が強くなっても、これを検出してオゾ
ン発生装置を運転し、区画内を確実に脱臭し、区画内の
臭気的環境条件を一層良好にすることができる。
区画で発生する臭いに対応して複数の臭いの程度を検出
可能にし、臭い制御部は臭いセンサが検出した複数の臭
いの程度のうちの何れかのものが目的とする値になると
臭い制御信号を発生させるので、区画内の複数の悪臭の
うちの何れの悪臭が強くなっても、これを検出してオゾ
ン発生装置を運転し、区画内を確実に脱臭し、区画内の
臭気的環境条件を一層良好にすることができる。
【図1】本発明を適用した加湿脱臭装置の全体構成の一
例を示す説明図である。
例を示す説明図である。
【図2】(a)は上記装置の制御部分のブロック図で、
(b)は湿度制御の制御状態を示す説明図である。
(b)は湿度制御の制御状態を示す説明図である。
【図3】上記装置を壁掛け型にした状態を示す斜視図で
ある。
ある。
【図4】上記装置を天井配置型にした状態を示す斜視図
である。
である。
【図5】上記装置の制御部分の他の例を示すブロック図
である。
である。
【図6】上記装置の湿度制御の他の構成例を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図7】上記装置の送風機制御部分の他の構成例を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
1 室(区画) 2 本体(本体部) 3 循環ファン(送風機) 4 加湿器 5 無声放電式オゾン発生装置(オゾン発
生装置) 6 湿度センサ 7 臭いセンサ 21 空気吸入口 22 空気排出口 23 空気通路 81 湿度制御部 82 臭い制御部 83 送風機制御部 83b 速度制御部分(風量制御部分) 84 高加湿制御部(第2湿度制御部) N 検出した臭いの程度 N0 目的とする臭いの程度 Sh 加湿制御信号 Shm 高加湿制御信号 Sn 臭い制御信号 ψ 検出湿度 ψ0 目的とする湿度
生装置) 6 湿度センサ 7 臭いセンサ 21 空気吸入口 22 空気排出口 23 空気通路 81 湿度制御部 82 臭い制御部 83 送風機制御部 83b 速度制御部分(風量制御部分) 84 高加湿制御部(第2湿度制御部) N 検出した臭いの程度 N0 目的とする臭いの程度 Sh 加湿制御信号 Shm 高加湿制御信号 Sn 臭い制御信号 ψ 検出湿度 ψ0 目的とする湿度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古田 裕一 大阪府大阪市北区天神橋3丁目5番6号タ バイエスペック株式会社内 (72)発明者 東 和広 大阪府大阪市北区天神橋3丁目5番6号タ バイエスペック株式会社内 (72)発明者 笠原 浩 大阪府大阪市淀川区三津屋中2丁目5番4 号新コスモス電機株式会社内 (72)発明者 布施 晴朗 東京都港区西麻布1丁目7番9号綿工連西 麻布ビル2階日本デイプラント株式会社内 Fターム(参考) 3L055 AA10 DA05 3L060 AA07 CC06 CC13 DD01 EE25 4C080 AA07 BB02 CC01 CC13 HH02 JJ01 KK02 LL03 MM08 NN01 QQ11 QQ16 QQ17 4G042 CA01 CB26 CB27 CE02
Claims (4)
- 【請求項1】 加湿及び脱臭されるべき区画にオゾンガ
スと水蒸気とを供給可能な加湿脱臭装置において、 空気吸入口と空気排出口と空気通路とを備えた本体部
と、前記区画から前記空気吸入口を介して空気を吸入し
て前記空気通路を経由して前記空気排出口から前記空気
を前記区画に排出可能な送風機と、前記本体部に設けら
れ前記空気通路に前記水蒸気を供給可能な加湿器と、前
記本体部に設けられ前記空気通路に前記オゾンガスを供
給可能なオゾン発生装置と、前記区画の湿度を検出可能
な湿度センサと、前記区画の臭いの程度を検出可能な臭
いセンサと、前記湿度センサの検出湿度を取り入れて該
検出湿度が目的とする湿度になるように加湿制御信号を
発信して前記加湿器の出力を制御する湿度制御部と、前
記臭いセンサの検出した前記臭いの程度を取り入れて該
臭いの程度が目的とする臭い程度以下になるように臭い
制御信号を発信して前記オゾン発生装置の出力を制御す
る臭い制御部と、を有することを特徴とする加湿脱臭装
置。 - 【請求項2】 前記目的とする湿度を越えない範囲で前
記加湿制御信号以上の高加湿制御信号によって前記加湿
器の前記出力を制御する第2湿度制御部を有することを
特徴とする請求項1に記載の加湿脱臭装置。 - 【請求項3】 前記オゾン発生装置は無声放電式の装置
であり、前記送風機は第1風量とこれより少ない第2風
量との何れかの風量に切換可能になっていて、前記送風
機制御部は前記臭い制御信号が一定値以上のときには前
記送風機の前記風量を前記第2風量にするように制御す
る風量制御部分を有することを特徴とする請求項1に記
載の加湿脱臭装置。 - 【請求項4】 前記臭いセンサは前記区画で発生する臭
いに対応して複数の臭いの程度を検出可能になってい
て、前記臭い制御部は前記臭いセンサが検出した前記複
数の臭いの程度のうちの何れかの臭いの程度が前記目的
とする臭いの程度になると前記臭い制御信号を発生させ
ることを特徴とする請求項1に記載の加湿脱臭装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000105504A JP2001286542A (ja) | 2000-04-06 | 2000-04-06 | 加湿脱臭装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000105504A JP2001286542A (ja) | 2000-04-06 | 2000-04-06 | 加湿脱臭装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001286542A true JP2001286542A (ja) | 2001-10-16 |
Family
ID=18618835
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000105504A Pending JP2001286542A (ja) | 2000-04-06 | 2000-04-06 | 加湿脱臭装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001286542A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2000
- 2000-04-06 JP JP2000105504A patent/JP2001286542A/ja active Pending
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