JPH03121074A - 芳香供給装置 - Google Patents

芳香供給装置

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JPH03121074A
JPH03121074A JP1257030A JP25703089A JPH03121074A JP H03121074 A JPH03121074 A JP H03121074A JP 1257030 A JP1257030 A JP 1257030A JP 25703089 A JP25703089 A JP 25703089A JP H03121074 A JPH03121074 A JP H03121074A
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Ryuichi Nakayama
隆一 中山
Akiyoshi Saito
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、居住空間に対して、複数種類の芳香の中から
所望の芳香を選択して供給することのできる芳香供給装
置に関するものである。
[従来の技術] 従来から、ホテル、集会場、ギヤラリ−或いは家庭内な
どの居住空間において、利用者の気分を和らげたり、催
し物の雰囲気を向−1ニさせるために、居住空間内の空
気にその場に適した芳香を与えることは知られている。
特に、最近では、居住空間内に常時一定の芳香を供給す
るのではなく、時間帯やその空間で行われる各種の作業
に応じて、それぞれ異なった芳香を供給することが提案
されている。
例えば、特開平1−127828号公報や特開昭63−
143436号公報に記載の発明はその一例であって、
それぞれ異なった種類の芳香剤を収納したボンベを用意
しておき、一定の時間ごとにボンベを切換えて居住空間
或いは居住空間に連なるダクトに異なった芳香剤を噴霧
していた。この場合、前に噴霧した芳香剤の芳香が残っ
ていると、新しい芳香剤と混じり合って異臭を発生する
ことになるので、一定時間外気を導入して前の芳香剤を
消散させたり、間に中和剤や消臭剤を散布して前の芳香
剤の芳香を消してから新しい芳香剤を噴霧するようにし
ていた。
[発明が解決しようとする課題] ところで、上記の様に構成された従来の芳香供給装置に
おいては、ボンベに充填されている液状の芳香剤をノズ
ル或いは超音波により噴霧するものであるため、現実の
使用に当っては、次のような問題点があった。
■噴霧等の強制気化式は、自然気化式に比較し、気中香
気濃度及び臭気強度が大きい物質濃度が発生するため、
空間への芳香発生点の付近の濃度が極端に高くなる。こ
の様な高濃度物質は、空間に均一に拡散し難く、芳香を
拡散する空間に対してその発生点の配置バランスが不都
合の場合には、部分的に芳香の澱みが発生する。
■強制気化式は、自然気化式に比較し、単位時間当りの
芳香剤の気化量が多く、長時間に亘って広い範囲に軽い
芳香を均等に拡散させることが難しい。
■強制気化式によって発生させた芳香は、他に気化でき
ない異質物粒子や塵埃が発生し易く、消臭用の高価な活
性炭フィルターの処理負荷を大きくし、フィルターの交
換時期を翳めたり、目詰まり発生頻度を高めることにな
るので、メンテナンスが面倒になる。
■強制気化式のうち、噴霧方式では、ノズルから空間に
噴出させた液体とノズル内表面との接触摩擦により、微
滴の帯電現象が起き、芳香剤粒子が室内の壁面やダクト
内面に付着し、何時までも芳香が残留して、次の新しい
芳香剤と反応して異臭を発生する恐れがある。
■超音波式では、石油系芳香剤の液面で気泡分裂させる
と強い空間電荷雲が形成され、気泡が液面に多数少じる
と火花放電発生の原因となり危険である。
■高濃度の芳香剤粒子が配管系の内面に付着し易いので
、他の芳香剤をその配管系に使用することができない。
芳香剤を変更する場合には、管内を洗浄するなどの手間
が掛かる。そのため、経時的或いは季節的変化に応じて
、同一の配管系を使用して異なった芳香剤を使用するこ
とが面倒である。
また、配管系が芳香剤の種類や演出・モードごとに必要
であるため、モードの要求事項及び供給範囲が広いほど
、複雑かつ膨大な配管量となる。
以上述べたように、従来の強制気化式による芳香発生装
置は、芳香剤粒子が大きく、それが配管内に残留して他
の芳香剤と混合されて異臭を発生するなどの不都合があ
り、改善が望まれていた。
本発明の目的は、上記のような従来技術の問題点を解決
し、複数種類の芳香剤を交互に居住空間内に供給しても
異臭の発生などの不都合がなく、しかも各種の芳香剤の
交換が容易で、供給用の配管構造も簡単な芳香供給装置
を搗供することにある。
[課題を解決するための手段とその作用]*請求項1の
発明* 本発明の芳香供給装置は、 居住空間内に各種の芳香を供給するための芳香供給ダク
トと、この芳香供給ダクト内の空気を居住空間内に送込
むファンと、空気吸込口と芳香吹出口を有する筐体の内
部に異なった種類の自然気化式の芳香剤を収納してなる
複数個の芳香ユニットとを備え、 これらの芳香ユニットの芳香吹出口を前記芳香供給ダク
トに開口させると共に、芳香ユニットの空気吸込口を空
気中に開放し、各芳香ユニットとこれを接続した芳香供
給ダクトとの間には、芳香ユニットから芳香供給ダクト
への空気流量を調節する芳香ダンパーを設け、 前記芳香供給ダクトには、芳香供給ダクト内に消臭剤を
供給する消臭ユニットと、この消臭ユニットから芳香供
給ダクトに対する空気流量を調節する消臭ダンパーを設
けたことを特徴とするものである。
本発明は、この様な構成により、空気吸込口が空気中に
開放された開放型芳香ユニットを使用し、居住空間に供
給する芳香剤の収納された芳香ユニットの芳香ダンパー
のみを開くことにより、ファンによって送られる芳香供
給ダクト内部の空気流で、芳香ユニット内部で自然気化
した芳香成分を芳香供給ダクト内部に誘引し、居住空間
に供給するものである。
また、本発明は、所定の種類の芳香を所定の時間居住空
間に供給した後は、その芳香ユニットに付設された芳香
ダンパーを閉じ、代わりに消臭ダンパーを開いて消臭ユ
ニットから消臭剤を芳香供給ダクト及び居住空間内に供
給して、今まで供給されていた芳香を消臭する。その後
、消臭ダンパーを閉じて、新しい芳香ユニットの芳香ダ
ンパーを開けることにより、再び芳香供給ダクト内の空
気流の誘引を利用して、新しい芳香ユニットから自然気
化した芳香成分を芳香供給ダクト内に誘引し、居住空間
に供給する。
*請求項2の発明* 本発明の芳香供給装置は、 居住空間内に各種の芳香を供給するための芳香供給ダク
トと、この芳香供給ダクト内の空気を居住空間内に送込
むファンと、前記芳香供給ダクトの途中に供給する芳香
の種類に対応して設けられた複数本の分岐ダクト部と、
空気吸込口と芳香吹出口を有する筐体の内部に異なった
種類の自然気化式の芳香剤を収納してなる複数個の芳香
ユニットとを備え、  ゛ 前記芳香供給ダクトに形成した各分岐ダクト部の途中に
は、各分岐ダクト部に対応する各芳香ユニットの空気吸
込口と芳香吹出口を接続すると共に、各分岐ダクト部に
はその内部を流れる空気流量を調節する芳香ダンパーを
設け、 前記芳香供給ダクトには、芳香供給ダクト内に消臭剤を
供給する消臭ユニットと、この消臭ユニットから芳香供
給ダクトに対する空気流量を調節する消臭ダンパーを設
けたことを特徴とするものである。
この様な構成を有する本発明の芳香供給装置は、芳香供
給ダクトの各分岐ダクト部に配置された密閉型芳香ユニ
ットを使用し、各芳香ユニットを配置した各分岐ダクト
部の芳香ダンパーを開閉することにより、芳香供給ダク
トを流れる空気を所望の芳香剤を収納した芳香ユニット
を配置した分岐ダクト部に送込んで、その芳香ユニット
に通過接触させ、芳香成分を取込んで居住空間に供給す
るものである。
なお、その後の芳香供給ダク1〜及び居住空間に対する
消臭剤の供給及び新しい芳香成分の供給は、請求項1の
発明と同様に、消臭ダンパー及び各芳香ダンパーを交互
に開閉させることにより行う。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体的に説明す
る。なお、第1図乃至第4図に示す実施例は、本発明の
請求項1に記載した開放型の芳香ユニットを使用した例
であり、第5図乃至第8図に示す実施例は、本発明の請
求項2に記載した密閉型の芳香ユニットを使用した実施
例である。
■第1実施例・・・第1図 本実施例において、居住空間1には、活性炭を使用した
脱臭フィルターユニット2及び空調機3を備えた空調系
Aが設けられている。この空調系Aは、居住空間1内の
空気を本発明の芳香供給装置Bとは別系統で循環させ、
調和空気とするものである。この空調系Aには、−例と
して、脱臭フィルターユニット2を経由することなく居
住空間の空気を空調機3へ送込むバイパス4が設けられ
ており、脱臭フィルターユニット2側とバイパス4側と
の経路の切換えのために、それぞれのダクト上に制御盤
による自動制御が可能なモータダンパーMDが設けられ
ている。
一方、芳香供給装置Bは、居住空間に対して開口した芳
香供給口5と外気その他の空間に開口した空気導入口6
とを備えた芳香供給ダクト7−にに設けられてる。この
芳香供給ダクト7には、ダクト内部の空気を居住空間に
送込むファン8が設けられている。また、この芳香供給
ダクト7には、−例として3種類の芳香ユニットU1〜
U3が、芳香ダンパーMDI〜MD3及び手動開閉ダン
パーDI〜D3を介して接続されている。
この芳香ユニットU1〜U3は、第9図及び第10図に
示す通り、芳香剤交換用の扉11を存する筐体10の内
部に、パンチングメタル等の通気性を有する棚15が設
けられ、この棚15−1−に揮発性の芳香剤パック12
が着脱自在に収納されている。筐体10の」二部には芳
香供給ダクト7側に接続される芳香吹出口13が、筐体
10の下部には外気その他の空間に開放された空気吸込
口14が設けられ、さらに筐体10における芳香剤パッ
ク12の収納部と芳香吹出口13との間にはチャンバー
16が設けられている。
前記芳香ユニットに収納される芳香剤パック12は、揮
発性の芳香剤を半透過膜などの外被内に収納したもので
、この外被を透過して芳香成分が芳香剤パック12から
筐体10内に自然に放出される。この場合、芳香成分の
自然気化量は、前記半透過膜芳香成分透過量を調整する
ことにより自由に設定できるので、芳香剤の種類が異な
っても、所望の芳香濃度を得ることができる。また、芳
香剤としては、固形の揮発性芳香剤または揮発性の液体
芳香剤を多孔質セラミック粒子に含浸させたものが使用
される。なお、芳香剤を気化するには、加熱法を用いる
こともできる。
一方、芳香ユニッ)Ul〜U3と芳香供給ダクト7との
間に設けられる芳香ダンパーMDI〜MD3はモータに
よって開閉角度が制御できるもので、前記空調装置のモ
ータダンパーMDと同様に制御盤による集中制御が可能
なものである。
芳香供給ダクト7における各芳香ユニットU1〜U3の
前段、即ち空気導入口6側には、芳香ダンパーMD4及
び手動ダンパーD4を介して、消臭ユニッl−Uが設け
られている。この消臭ユニットUは、前記芳香ユニット
U1〜U3と同様に空気吸込口と芳香吹出口を有する開
放型のもので、筐体内部に芳香剤の代わりに消臭中和作
用を持つフィトンチッドなどの消臭剤を収納したもので
ある。
この様な構成を有する本実施例の芳香供給装置において
は、以下に述べる様にして、所望の芳香を供給すること
ができる。
即ち、一般に、芳香には、レモン系の様に精神を活発化
して覚醒させ循環機能の活発化等の効果を有するもの、
フローラル系の様に、精神を鎮静化させてストレス解消
、不安解消等の効果を有するもの等があり、これらの芳
香の持つ効果を有効に利用することが生活環境の向上に
役立つと考えられる。そこで、第1表に示した様に、人
間の一日のサイクルに合わせて、適当な時刻に発生させ
る芳香の種類を変化させて、−日の生活リズムにアクセ
ントをつけることが望ましい。本実施例では、各芳香ユ
ニットU1〜U3に収納する芳香剤として、ウツデイ系
、フローラル系、シトラス系の3種類を選択し、消臭ユ
ニットに収納する消臭・中和剤としてフィトンチッドを
使用する。
(以下余白) 第1表 −に記第1表のようにして居住空間1に各種の芳香を順
次供給するには、次のようにする。
まず、各手動ダンパーD1〜D4は、各芳香ユニットU
1〜U3或いは各芳香ダンパーMDI〜MD3の保守点
検時などに使用するもので、芳香供給装置の通常の運転
時には常時開放状態にある。
そこで、図示しない制御盤からの指令により、ウツデイ
系の芳香剤を収納した芳香ユニットU1の芳香ダンパー
MDIを開放すると共に、他の芳香ユニットU2.U3
及び消臭ユニッ)−Uの芳香ダンパーMD2〜MD4を
閉じた状態で、ファン8を駆動して芳香供給ダクト7内
の空気を居住空間1に送り込む。すると、この芳香供給
ダクト7内の空気流に誘引されて、芳香ユニットU1−
の空気吸込口14から吸い込まれた空気が、筐体10内
の芳香剤パック12に接触して自然気化した芳香を取り
込んだ後、芳香吹出口13を通って芳香供給ダクト7に
流れ込む。その結果、芳香供給ダクト7の芳香供給口5
から、芳香ユニットU1のウツデイ系の芳香が居住空間
1内に送込まれる。
この場合、居住空間1内に送込む芳香の濃度は、芳香ダ
ンパーMDIの開閉度を制御盤によって調整することに
より、芳香供給ダクト7内の誘引空気量と、芳香ユニッ
トU1からの被誘引空気量との割合を調整することによ
り行う。
一定時間ウツデイ系の芳香を送込んだ後は、芳香ユニッ
トU1の芳香ダンパーMDIを閉じ、代すl:消臭ユニ
ッl−UのダンパーMD4を開放する。
すると、前記芳香ユニットU1の場合と同様に、芳香供
給ダクト7内の空気流の誘引力により消臭ユニッ)U内
の消臭・中和剤が芳香供給ダクト7内に誘引され、芳香
供給口5から居住空間1内に送込まれ、その結果、居住
空間1内に残留していたウツデイ系の芳香成分が消臭・
中和され、次の芳香を送込む準備がなされる。
以下、同様にして次の芳香ユニットU2、消臭ユニッl
’U、芳香ユニットU3、消臭ユニツl−Uというよう
に、芳香ユニットU1〜U3と消臭ユニットUの芳香ダ
ンパーを交互に開閉制御することにより、前記表1のよ
うに居住空間1内に所望の芳香を供給することができる
。この場合、各芳香ダンパーの制御は、制御盤に予め設
定しておいたプログラムに従って自動的に行うのが一般
的であるが、手動で各芳香ダンパーを遠隔制御すること
も可能である。
以上述べた通り、本実施例によれば、自然気化式の芳香
剤を収納した芳香剤パック12に、芳香供給ダクト7か
らの誘引力を利用して芳香ユニ・ソトU1〜U3を通過
する空気を接触させるようにしたので、芳香供給ダクト
7から居住空間1に対する送風量を変化させることなく
、各芳香ダンパーMD1〜MD4の開閉度を調整するだ
けで、居住空間1に所望の濃度の芳香を供給することが
できる。特に、誘引自然気化式の芳香ユニッl−U 1
〜U3を使用した結果、従来の強制気化式の装置に比較
して、非常に希釈された芳香成分を居住空間1内に均一
に送込むことができるので、人が不快と感じないような
軽い芳香を供給することができる。また、芳香剤粒子が
強制気化式に比較し格段に小さいので、ダクト内面や居
住空間壁面への粒子の付着もなく、消臭・中和効果が優
れている。
また、本実施例では、1本の芳香供給ダクト7に対して
枝状に複数の芳香ユニッl−U 1〜U3と消臭ユニッ
トUを接続するだけで良いので、装置を構成するダクト
の全長が短くて済み、設備が簡単である。さらに、芳香
ユニットU]〜U3の種類を増やす場合でも、芳香供給
ダクト7に必要とする芳香ユニットを適宜接続するだけ
で良い。
■第2実施例・・・第2図 本実施例は、芳香供給ダクト7の途中に芳香剤の種類に
応じた数の分岐ダクト部7a〜7cを設け、各開放型の
芳香ユニットU1〜U3をこれら分岐ダクト部7a〜7
cにそれぞれ接続したものである。この実施例において
も、各芳香ユニッI・U1〜U3と各分岐ダクト部7a
〜7cとの間には、それぞれ芳香ダンパーMDI〜MD
3が設けられている。同時に、各分岐ダクト部7a〜7
cには、芳香ダンパーMDI〜MD3と同期して制御さ
れ、各分岐ダクト部7a〜7Cを開閉するエアダンパー
20a〜20cが設けられている。また、開放型の消臭
ユニットUが、芳香供給ダクト7における各分岐ダクト
部7a〜7cの前段、即ち空気導入口6側に接続されて
いる。
この様な構成を有する本実施例の装置において、所望の
芳香(例えば芳香ユニットU1の芳香)を居住空間1に
供給するには、芳香ユニットU1が接続されている分岐
ダクト部7aのエアダンパー20aを開き、他の分岐ダ
クト部7b、7cのエアダンパー20b、20cを閉じ
ておく。同時に、供給する芳香ユニットU1の芳香ダン
パーMDIを開くと共に、他の芳香ユニットU2.U3
の芳香ダンパーMD2.MD3を閉じておく。この様に
すると、芳香供給ダクト7のファン8を駆動すると、空
気導入口6からの空気は、芳香ユニットU1が設けられ
ている分岐ダクト部7aのみを流れるので、芳香ユニッ
トU1内の空気が芳香と共に芳香供給ダクト7に誘引さ
れ、居住空間1内に送込まれる。その後、他の芳香に切
換えるために消臭・中和剤を供給するには、空気が流れ
ている分岐ダクト部7aのエアダンパー20aを開いた
まま芳香ユニットU1を閉じ、芳香ダンパーMD4を開
いて消臭ユニットUから消臭・中和剤を芳香供給ダクト
7及びその分岐ダクト部りa内に誘引し、ダクト内及び
居住空間1内の消臭を行う。
この様に本実施例においても、前記実施例と同様に芳香
供給ダクト7の空気流による誘引力を利用して、各芳香
ユニッ)Ul〜U3の芳香成分を選択して居住空間1に
供給することができる。特に、本実施例では、各分岐ダ
クト部7a〜7cのエアダンパー20a〜20Cと芳香
ユニッhU1〜U3の芳香ダンパーMDI〜MD3とを
逆比例制御することにより、芳香供給ダクト7内を流れ
る空気量と各芳香ユニットU1〜U3から誘引される芳
香成分の量を調整できるので、前記第1実施例よりもき
めの細かい濃度設定が可能となる。
■第3実施例・・・第3図 本実施例は、前記第2実施例における各分岐ダクト部7
a〜7cの後段にエアチャンバー30を設けたものであ
る。本実施例においては、前記第2実施例と同様にして
各芳香ユニットU1〜U3及び消臭ユニットUの切換え
を行うものであるが、芳香供給ダクト7に誘引された芳
香剤や消臭・中和剤がエアチャンバー30内で均一に分
散されるので、芳香供給ダクト7内に単に芳香成分を誘
引した前記第1、第2実施例に比較して、より安定した
芳香剤、消臭・中和剤濃度を得ることができる。
■第4実施例・・・第4図 本実施例は前記第1実施例の変形例で、第1実施例の芳
香供給ダクト7の途中にエアチャンバー30を設け、各
芳香ユニットU1〜U3はこのエアチャンバー30に接
続したものである。
本実施例においては、前記第3実施例と同様にエアチャ
ンバー30による安定した芳香、消臭濃度が確保できる
と共に、第1実施例の特徴であるダクト設備の単純化を
図ることができる。
■第5実施例・・・第5図 本実施例は、密閉型の芳香ユニットU1〜U3を使用し
たものである。即ち、前記第1実施例乃至第4実施例に
記載の開放型の芳香ユニットU1〜U3は、空気中に開
放されている筐体10の空気吸込口14部分から芳香成
分が漏出する恐れがある。特に、芳香供給ダクト7によ
り誘引されている芳香ユニットについては漏出の可能性
が少ないが、他の芳香ユニットでは芳香剤パック12か
ら自然気化した芳香成分が筐体10外部に漏出すること
が考えられる。その場合、芳香ユニットU1〜U3の空
気吸込口14側に、芳香ダンパーMD1〜MD3と同期
して開閉されるモータダンパーを設けたり、逆止ダンパ
ーを設けることも考えられるが、第5図以下の実施例の
ように、芳香ユニットU1〜U3の空気吸込口14を芳
香供給ダクト7に接続して密閉することで、漏出を完全
に防止できる。
即ち、第11図はこの様な密閉型の芳香ユニットU1の
一例を示すものであるが、この密閉型の芳香ユニットは
、その下部に設けられた空気吸込口14に直接ダクトが
接続され、前記開放型芳香ユニットのように空気中に開
放された空気吸込口が設けられていない。
さて、L記のような密閉型の芳香ユニットを使用した第
5実施例において、芳香供給ダクト7は、芳香ユニット
U1〜U3側と消臭ユニットU側とに分岐され、さらに
芳香ユニッ1〜U1〜U3側が3本の分岐ダクト部7a
〜7cに分岐されている。
消臭ユニット側のダクトには、芳香ダンパーMD4、手
動ダンパーD4及び消臭ユニッ)Uが設けられているが
、この消臭ユニットUの空気吸込口14がダクトの空気
導入口6側に、芳香吹出口13が居住空間1側に接続さ
れている。一方、芳香ユニット側のダクトにはエアダン
パー20が設けられ、さらに各分岐ダクト部7a〜7C
に逆止ダンパー31a〜31cを介して各芳香ユニット
U1〜U3、その手動ダンパーD1〜D3及び芳香ダン
パーMDI〜MDBが設けられている。この場合、各芳
香ユニットU1〜U3は、前記消臭ユニッl−Uと同様
に、その空気吸込口14と芳香吹出口13が分岐ダクト
部7a〜7cに接続され密閉状態となっている。
この様な構成を有する第5実施例の装置において、芳香
ユニッ)Ulの芳香成分を居住空間1に供給するには、
芳香ユニット側のエアダンパー20及び芳香ユニッ)U
lの芳香ダンパーMDIを開くと共に、他の芳香ユニッ
トU2.U3及び消臭ユニットUの芳香ダンパーMD2
〜MD4を閉じておき、ファン8を駆動する。すると、
空気導入口6から芳香供給ダクト7に吸込まれた空気は
、芳香ユニットU1の空気吸込口14、芳香剤パック1
2及び芳香吹出口13を通って、芳香供給口5から居住
空間1内に供給される。この場合、他の芳香ユニットU
2.U3の空気吸込口14側には、逆止ダンパー31b
、31cが設けられているので、他の芳香ユニッ)U2
.U3の芳香成分がその空気吸込口14側から芳香ユニ
ットU1に入込むことがない。一方、供給された芳香成
分の消臭・中和を行うには、芳香ユニットU1〜U3側
のエアダンパー20と各芳香ダンパーMDI〜MD3を
閉じ、消臭ユニットU側の芳香ダンパーMD4を開く。
すると、消臭ユニッl−Uの空気吸込口14から吸込ま
れた空気が、自然気化した消臭・中和剤と接触し、これ
を芳香供給ダクト7を介して居住空間1内に送込む。
この様な本実施例においては、自然気化式という前記各
実施例と同様な利点を有しながら、各芳香ユニッ)Ul
〜U3の空気吸込口14から芳香成分が外部に漏出する
ことが完全に防止されるので、空気吸込口14が大きな
開放空間に臨んでいない場合や、芳香成分の漏出が近隣
公害などを弓起こす恐れのある場合に有効である。
なお、本実施例において、芳香成分等の濃度調整は、各
芳香ダンパーMDI〜MDの開閉度調整と、ファン8の
送風量の調整によって行うが、各芳香ユニッ)Ul〜U
3の芳香剤パック12で使用する透過膜の芳香剤透過率
を適宜選択しても良い。
■第6実施例・・・第6図 本実施例は、前記第5実施例の分岐ダクト部7a〜7c
の後段にエアチャンバー30を設けたものである。本実
施例においても、第5実施例と同様の効果が得られるが
、さらにエアチャンバー30により、芳香成分や消臭・
中和剤成分の均一化が可能となる。
■第7実施例・・・第7図 本実施例は、前記第6実施例における消臭ユニットUに
ついて、これを開放型とし、エアチャンバー30に接続
したものである。前記のように、芳香剤の漏出について
特に問題としない場合には、開放型の消臭ユニッ)Uや
芳香ユニットU1〜U3がダクトの配設上は有利である
ので、本実施例では漏出が生じても特に問題となり難い
消臭・中和剤を収納した消臭ユニットUを開放型とした
ものである。もちろん、消臭ユニットUに限らず、他の
芳香ユニットU1〜U3についても本実施例のように開
放型と密閉型のユニットを適宜組合わせることもできる
。また、エアチャンバー30を使用しない装置でも、両
方の型のユニットを組合わせることができる。
■第8実施例・・・第8図 本実施例は、前記第5実施例において、芳香供給ダクト
7に導入する空気を、居住空間1から取込んだものであ
る。もちろん、前記各実施例においても、芳香供給ダク
ト7に導入する空気は外気その他自由に選択できるもの
であるが、本実施例のようにすれば導入空気が不要とな
り、外部の空気導入口6が居住空間1から離れている場
合に有利である。
■他の実施例 前記各実施例は、いずれも空調系Aと芳香供給装置Bと
を別系統としたものであり、空調の不要な季節でも独自
に芳香の供給を行うことができる、芳香の供給箇所が調
和空気の芳香吹出口の位置に制限されることがない等の
利点を有する。しかし、本発明は、図示の実施例に限定
されるものではなく、必要によっては空調系のダクト内
に芳香供給ダクト7の芳香供給口5を開口させることも
できる。さらに、芳香供給ダクト7を空調系のダクトの
一部と共用することも可能である。
[発明の効果] 以上述べた様に、本発明においては、制御盤に記憶され
たプログラム或いは手動で操作盤を制御することにより
、自然気化式芳香ユニットより一定の時間、所望の芳香
を供給することができ、また、別の芳香に変える前に、
それ以前に供給されていた芳香を完全に消すことができ
るので、別種の芳香が混合された結果生ずる嫌な匂いを
防止することができる。また、室内に供給される芳香は
、自然気化式の芳香ユニットによって自然な状態で気化
された気体状の微粒子であり、従来のような噴霧された
霧状の粒子ではないので、ダクト内に長時間残留するこ
ともなく、中和消臭ユニットによる消臭効果も増強され
る。さらに、微粒子であるため、その芳香も強すぎず、
より自然な芳香が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の芳香供給装置の第1実施例を示すブロ
ック図、第2図乃至第8図はそれぞれ本発明の第2実施
例乃至第8実施例を示すブロック図、第9図は本発明に
おける芳香ユニットの一例を示す一部切欠き斜視図、第
10図は同じく断面図、第11図は密閉型芳香ユニット
の一例を示す一部切欠き斜視図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)居住空間内に各種の芳香を供給するための芳香供
    給ダクトと、この芳香供給ダクト内の空気を居住空間内
    に送込むファンと、空気吸込口と芳香吹出口を有する筐
    体の内部に異なった種類の自然気化式の芳香剤を収納し
    てなる複数個の芳香ユニットとを備え、 これらの芳香ユニットの芳香吹出口を前記芳香供給ダク
    トに開口させると共に、芳香ユニットの空気吸込口を空
    気中に開放し、各芳香ユニットとこれを接続した芳香供
    給ダクトとの間には、芳香ユニットから芳香供給ダクト
    への空気流量を調節する芳香ダンパーを設け、 前記芳香供給ダクトには、芳香供給ダクト内に消臭剤を
    供給する消臭ユニットと、この消臭ユニットから芳香供
    給ダクトに対する空気流量を調節する消臭ダンパーを設
    けたことを特徴とする芳香供給装置。
  2. (2)居住空間内に各種の芳香を供給するための芳香供
    給ダクトと、この芳香供給ダクト内の空気を居住空間内
    に送込むファンと、前記芳香供給ダクトの途中に供給す
    る芳香の種類に対応して設けられた複数本の分岐ダクト
    部と、空気吸込口と芳香吹出口を有する筐体の内部に異
    なった種類の自然気化式の芳香剤を収納してなる複数個
    の芳香ユニットとを備え、 前記芳香供給ダクトに形成した各分岐ダクト部の途中に
    は、各分岐ダクト部に対応する各芳香ユニットの空気吸
    込口と芳香吹出口を接続すると共に、各分岐ダクト部に
    はその内部を流れる空気流量を調節する芳香ダンパーを
    設け、 前記芳香供給ダクトには、芳香供給ダクト内に消臭剤を
    供給する消臭ユニットと、この消臭ユニットから芳香供
    給ダクトに対する空気流量を調節する消臭ダンパーを設
    けたことを特徴とする芳香供給装置。
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