JP2645408B2 - 香り供給装置 - Google Patents

香り供給装置

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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、建築物の内部空間および船舶、航空機、
車両等の内部空間のように人の活動する空間に香りを供
給して快適な環境を作り出すための香り供給装置に関す
るものである。
「従来の技術」 近来、生活環境を向上させる手段として香りに対する
関心が高まってきており、室内用芳香剤等によりたばこ
などの悪臭をマスキングするだけでなく、香りが人間に
及ぼす生理学・心理学的に優れた効果についても考慮さ
れるようになってきている。
従来、香りの人間に及ぼす生理・心理的効果は、“ア
ロマテラピー”などとして経験的に知られていたが、最
近になって、人間の脳波の随伴性陰性変動(CNV)等の
研究などから、ある種の香りが人間に覚醒・鎮静効果、
生理活性効果を持つことが証明された。また、会議室お
よびキーパンチャー室においてレモンなどの香りを空調
空気に混ぜて供給した場合に、会議の能率向上、キーパ
ンチャーのパンチミス率低下などの効果があることも実
験により確認されている。
このように、香りには、レモン系のように精神を活発
化させて覚醒(眠気覚まし)、循環機能の活発化などの
効果を有するもの、ラベンダ系のように精神を鎮静化さ
せてストレス解消、不安解消、抗うつなどの効果を有す
るもの、ローズマリー系のように食欲増進、リラックス
などの効果を有するもの、あるいはフィトンチッドのよ
うに人体に有害な細菌、ビールスを殺菌して肉体的に健
康を回復する効果を有するものなどがあり、これらの香
りの持つ効果を有効に利用することが生活環境の向上に
役立つと考えられている。
ところで、香料は一般に液体であることが多いが、そ
の香料の香りというものは、普通、数種類から数百種類
にも及ぶ香気成分から構成されており、各香気成分はそ
の揮発性がそれぞれ異なる。このため、各香気成分を含
んだ香料を自然に気化させた場合には、揮発し易い香気
成分が先に気化していってしまい、目的とする香りを発
生させることが難しい上、発生した香りの成分・組成が
経時変化して匂いの質が変化してしまう。
そこで、最近では、香料を強制的に気化させることに
よって発生する香りに含まれる各香気成分の割合を常に
一定に保つと共に、その香りを空調空気と混合して室内
に供給することによって室内全体に一様に分布させるよ
うに構成された香り供給装置が考案されている。
このような香り供給装置は、第6図に示すように、空
調装置1に連結されている空調ダクト2内に香料を供給
することによってその香料の香りを空調空気と共に室内
へ供給する香り供給装置であって、香料貯槽3と香料供
給ポンプ4と空気供給ブロワ5と香料気化室6およびイ
ンパクター6aとから構成されているものである。
上記香料気化室6には、この香料気化室6内に上記香
料貯槽3内の香料を供給する香料供給管7および空気を
供給する空気供給管8と上記空調ダクト2に連結されて
気化した香料を空調ダクト2に供給する空調ダクト連結
管9が連結されており、上記香料供給管7には上記香料
供給ポンプ4および流量調整弁10が設けられ、上記空気
供給管8には上記空気供給ブロワ5および流量調整弁11
が設けられている。また、上記香料供給ポンプ4、流量
調整弁10、空気供給ブロワ5、流量調整弁11は、全て制
御装置12に連結されており、この制御装置によって、香
料供給ポンプ4および香料供給ブロワ5の作動および停
止が制御されると共に、流量調整弁10、11の開度を制御
することによって空調ダクト2への香料の供給量を調節
するようになっている。なお、これらの香料供給ポンプ
4、流量調整弁10、空気供給ブロワ5、流量調整弁11
は、空調装置1と連動して作動させることもできる。
また、上記香料気化室6内には、香料をミスト化する
ことにより強制的に気化させる機構が設けられている。
そして、このようなミスト化機構としては、霧吹きの原
理を利用した噴霧式のもの、あるいは超音波を利用して
ミスト化する超音波式のものなどがあった。
「発明が解決しようとする課題」 ところで、香りは空調の吹出口から部屋へ供給される
と、気流によって希釈拡散されて部屋に広がる。したが
って、吹出口から距離xだけ離れた位置での時刻tにお
ける香りの濃度Cは、x、tのほか、室温Tr、供給され
る空気の温度Ts、風量V、供給される香りの濃度Cs、お
よびCで表される複雑な関数、 C=f(Tr,Ts,V,Cs,x,t,C) で表される。
したがって、対象とする部屋の香りの濃度を調節する
ためには、関数fを求めることにより部屋全体の香りの
状態を知ることが必要であると考えられるが、この関数
fを求めることは極めて困難であるため、その代わり
に、対象とする部屋にセンサを設置し、そのセンサから
の情報に基づいて部屋全体の香りの状態を近似的に求め
ることが有効と考えられる。
しかしながら、上記のような香り供給装置では、対象
とする一つまたは複数の空間内に一様に香りを付加する
ことを目的としているため、個々の空間ごと、または同
一空間内の各領域ごとに意図的に香りの濃度差を作り出
すことができないという問題があった。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、個々
の空間ごと、または同一空間内の各領域ごとに意図的に
香りの濃度差を作り出すことの可能な香り供給装置を提
供することを目的としている。
「課題を解決するための手段」 この発明の香り供給装置は、香料を空調空気と混合し
て所定の空間へ供給するように構成された香り供給装置
において、複数の空間または同一空間内の複数の領域へ
空調空気を放出する各吹出口にそれぞれ設けられている
香り発生部と、前記空間内に設置されて空間内の香りの
状態を検知するセンサと、これら複数の香り発生部とは
別体に設けられて前記センサで検知した情報に基づいて
各香り発生部からの香り発生量を個別に制御する香り発
生制御部と、前記各香り発生部と前記香り発生制御部と
の間で制御信号を伝達するための制御信号伝達手段とか
ら構成され、前記香り発生制御部には前記香り発生部か
ら連続的に香りを発生させる一回の持続時間及びインタ
ーバルタイムが記憶されており、これに基づいて前記香
り発生部を制御する構成とされているものである。
ここで言う香りとは、良い香りで気分的に改善させる
のみならず、生理学・心理学的に作用して疲労回復、精
神の沈静化、活発化などの効果を発揮する各種の香料に
よるもの、あるいは植物が発散するフィトンチッドのよ
うな殺菌作用、生理活性作用などを有する芳香性物質等
を含む。
「作用」 この発明の香り供給装置では、複数の空間または同一
空間内の複数の領域へ空調空気を放出する各吹出口にそ
れぞれ設けられている香り発生部と、前記空間内に設置
されて空間内の香りの状態を検知するセンサと、これら
複数の香り発生部とは別体に設けられて前記センサで検
知した情報に基づいて各香り発生部からの香り発生量を
個別に制御する香り発生制御部と、前記各香り発生部と
前記香り発生制御部との間で制御信号を伝達するための
制御信号伝達手段とから構成され、前記香り発生制御部
には前記香り発生部から連続的に香りを発生させる一回
の持続時間及びインターバルタイムが記憶されており、
これに基づいて前記香り発生部を制御する構成となって
いるため、各香り発生部毎に発生させる香り発生量を、
空間内の香りの状態に基づいて変えることができ、それ
によって、個々の空間ごと、または同一空間内の各領域
ごとに意図的に香りの濃度差を作り出すことができる。
「実施例」 以下、この発明の香り供給装置を第1図ないし第5図
を参照して説明する。
この実施例の香り供給装置は、第1図に示すように、
香りを供給すべき部屋25の異なる複数の位置に設けられ
ている空調空気の各吹出口40にそれぞれ香り発生部23が
設けられていると共に、これら各香り発生部23の香り発
生量をそれぞれ個別に制御する香り発生制御部41がその
部屋25の壁際の下部の収納部42に設けられているもので
ある。
上記各吹出口40は、上記部屋25の天井裏などに敷設さ
れた空調ダクト30に連結されており、また、この空調ダ
クト30は、図示しない機械室などに設けられている空調
機22に連結されている。そして、上記香り発生制御部41
は、上記空調機22本体に連結されてその空調機22本体の
運転信号を上記各香り発生部23への制御情報として取り
出すようになっているか、あるいは上記空調機22の空調
制御装置(図示せず)に連結されてその空調制御装置の
制御信号を上記各香り発生部23への制御情報として取り
出すようになっている。
また、上記部屋25の壁43および机44の上などの各所に
はそれぞれセンサ26が設置されており、これら各センサ
26が検知した情報が上記香り発生制御部41に伝達され、
その情報に基づいて該香り発生制御部41が各香り発生部
23からの香り発生量を計算するようになっている。これ
らの各センサ26としては、香りの濃度自体を感知する香
りセンサが最も適しているが、香りは空調空気と共に移
動し、その拡散状態が温度の関数でもあるため、温度セ
ンサで代用することも可能である。但し、その場合、上
記部屋25の内部には、照明、OA機器、および人などの熱
源が存在し、それらの熱源によって近似の精度が低下す
るため、二種類のセンサを併用することによって精度を
上げることが望ましく、かつセンサの数を増やすことに
よってさらに精度を上げることが望ましい。そして、香
りを供給すべき部屋25における香りの状態は常に変化し
ているため、その変化の状態を精度良く知るには、その
部屋25へ供給する空調空気の温度および香りの濃度に変
化を与え、該空調空気および香りの発生源(空調機22お
よび香り発生部23)と、部屋25に設置したセンサ26から
の情報とのパターンの差を利用することが非常に有効な
手段である。
なお、このようにして上記部屋25に香りを供給した場
合、その部屋25の湿度が高くなると臭いを感じやすくな
り、しかも香りの種類によっては、温度が高くなると不
快感を及ぼすこともある。そこで、この香り供給装置を
使用する際には、香りを供給すべき部屋25の所要個所に
温度感知センサのほかに湿度感知センサを設置してお
き、これらのセンサにより室内の温度と湿度を感知する
ことによって、その温度および湿度に適合した最適の香
りを選択し、かつその香りを最適な濃度で供給するよう
に制御することが望ましい。
また、香りを供給すべき部屋25には、上述の温度感知
センサ、湿度感知センサのほか、気流、輻射熱、人の数
およびその活動状態等を検知するセンサを設けても良
く、その場合には、これら各センサによって上記部屋25
の総合的な状態を把握し、それに基づいて各香り発生部
23からの香り発生量を制御することができる。
このような香り供給装置では、各センサ26と香り発生
制御部41との距離が近い場合には、制御信号伝達手段と
して、各センサ26と香り発生制御部41とを直接連結する
ことも可能であるが、各センサ26と香り発生制御部41と
が離れている場合には、各センサ26と香り発生制御部41
とを直に連結しようとすると、各センサ26からの生の情
報を伝達する導線を長く引くことになるため、S/N比の
低下を招いて好ましくない。そこで、このような場合に
は、各センサ26からの検出信号を制御信号に変換処理し
た後に香り発生制御部41へ送ることによってS/N比低下
等の問題を解消することが望ましい。そして、その場合
には、制御信号伝達手段として、各センサ26の検出信号
を変換処理する信号変換機を各々のセンサ26に内蔵させ
ておき、その信号変換機と香り発生制御部41とをデジタ
ルまたはアナログの通信回線で直接連結するか、または
その間に制御信号を伝送信号に変換して送信する送信機
およびその伝送信号を制御信号に変換する受信機を設け
る必要がある。なお、上記通信回線としては、有線によ
るものを用いても、無線によるものを用いても良いが、
具体的には、有線による通信回線として、有電圧信号
線、無電圧信号線、電話回線、テレビ回線、コンピュー
タ回線、構内デジタル回線、専用デジタル回線があるほ
か、電源ラインにFM方式で信号を流すようにすることも
可能であり、また、無線による通信回線としても、FM方
式、AM方式などの各種方式がある。
第2図は、この香り供給装置の香り発生制御部の一例
を示す図である。
この香り発生制御部41は、第2図に示すように、各香
り発生部23から連続的に香りを発生させる一回の持続時
間(ONタイム)およびインターバルタイムを設定して記
憶させることにより各香り発生部23を設定通りに制御す
るシステムロジック50と、このシステムロジック50から
の制御信号を各香り発生部23へ無線で送信するリモート
コントロール発信機51と、各香り発生部23の作動時間を
各曜日ごとに行なうウィークリータイマー52と、コント
ロール電源53および超音波用電源システム54とからなる
ものであって、上記リモートコントロール発信機51には
アンテナ56が連結されている。また、この香り発生制御
部41は、第1図に示すように入力信号線57および出力信
号線58により、上記空調機22本体または空調制御装置に
連結されており、上記入力信号線57が空調機22(または
空調制御装置)からの運転信号または制御信号を香り発
生制御部41へ伝達するようになっていると共に、上記出
力信号線58が香り発生制御部41からの制御信号を空調機
22(または空調制御装置)へ伝達して空調空気の供給量
を制御するようになっている。
なお、この香り発生制御部41では、センサ26により送
られてきた信号等に基づいて、個々の香り発生部23から
発生すべき香り発生量を計算し、その計算結果に基づい
た制御信号を、リモートコントロール発信機51およびア
ンテナ56を通して香り発生部23へ送信するようにしても
良い。
また、この香り発生制御部41を備えた香り供給装置で
は、上記システムロジック50からの制御信号をリモート
コントロール発信機51およびアンテナ56を通して無線で
香り発生部23へ送信するようにしているが、無線に限ら
ず、信号用の配線を設けて有線で送信しても良く、ま
た、第2図に示すように、香り発生制御部41の超音波用
電源システム54に設けられた有線コントロールシステム
出力55と各香り発生部23とを電源ラインにより連結し、
その電源ラインにFM方式で制御信号を乗せて流すように
しても差し支えない。
さらに、この香り供給装置では、第1図に示すよう
に、空調ダクト30内に空調検知センサ61を設け、この空
調検知センサ61によって空調機22の運転状況を上記香り
発生制御部41に把握させるようにしても良く、その場合
には、上述のような香り発生制御部41のシステムロジッ
ク50と空調機22(または空調制御装置)とを連結する入
力信号線57を設けなくても良い。
第3図は、この香り供給装置の香り発生部23の一例を
示す図である。
この香り発生部23は、第3図および第4図に示すよう
に、液体香料が貯留された香料ボトル13と、この香料ボ
トル13の上部に設けられ、該香料ボトル13内の液体香料
を超音波発振面まで供給する香料供給部14と、この香料
供給部14に近接させて配置された超音波発振子15と、こ
の超音波発振子15に連結された超音波発振機16と、この
超音波発振機16に連結されたコントロール受信機17およ
び電源18(3本の単一乾電池)とを具備してなるもので
あって、第5図に示すように、上記香料供給部14および
超音波発振子15により香料を気化させて発生させた香り
を放出する香り放出部19が空調ダクト30内に臨んだ状態
で設置されているものである。そして、上記コントロー
ル受信機17には、上記香り発生制御部41からの無線によ
る制御信号を受信するアンテナ20が連結されている。
なお、この発明では、香り発生部23として上記のよう
に超音波のエネルギーを利用して液状の香料を微細なミ
ストにして気化するものを用いても良いが、このほか、
霧吹きの原理で液状の香料を気化するもの、多孔性
物質(セラミックス、ポリマービーズ等)に香料を含浸
させたものを容器に詰めた状態で該多孔性物質の気流に
触れる面積を変化させるようにしたもの、上記多孔性
物質に含浸させた液状香料を半導体ヒータ等の低温発熱
体で加熱して気化するさせるようにしたもの、等を用い
ても差し支えない。
なおまた、この実施例では、第1図に示すように、香
りを供給すべき部屋25の天井等に設けられている複数の
吹出口40にそれぞれ香り発生部23を設けるようにしてい
るが、各香り発生部23をシステム天井に組み込むように
しても良く、床下空調に組み込むようにしても良い。
また、この実施例では、機械室等に設けた空調機22か
らの空調空気を空調ダクト30を通して上記部屋25の各吹
出口40から供給するようになっているため、それらの吹
出口40に香り発生部23を設けるようにしているが、香り
を供給すべき部屋25の空調方式が、ファンコイルユニッ
ト等の個別空調方式になっている場合には、その吹出部
に香り発生部23を設置すれば良い。
さらに、この実施例では、上記香り発生制御装置41の
本体を部屋25の外に設置し、その香り発生制御装置41の
リモートコントロール発信機51に連結されているアンテ
ナ56だけを部屋25の内部に設置することもでき、また、
香り発生制御部41と各香り発生部23とを有線で結ぶ場合
にも、当然のことながら、該香り発生制御部41を部屋25
の外に設置することができる。
さらにまた、この実施例では、一つの部屋25における
異なる複数の領域間での香りの濃度に濃度差を作り出す
ようにしているが、この発明では、複数の部屋において
各部屋ごとの香りの濃度に濃度差を作り出すようにする
こともできる。
「発明の効果」 この発明の香り供給装置によれば、香料を空調空気と
混合して所定の空間へ供給するように構成された香り供
給装置において、複数の空間または同一空間内の複数の
領域へ空調空気を放出する各吹出口にそれぞれ設けられ
ている香り発生部と、前記空間内に設置されて空間内の
香りの状態を検知するセンサと、これら複数の香り発生
部とは別体に設けられて前記センサで検知した情報に基
づいて各香り発生部からの香り発生量を個別に制御する
香り発生制御部と、前記各香り発生部と前記香り発生制
御部との間で制御信号を伝達するための制御信号伝達手
段とから構成され、前記香り発生制御部には前記香り発
生部から連続的に香りを発生させる一回の持続時間及び
インターバルタイムが記憶されており、これに基づいて
前記香り発生部を制御する構成とした。
これにより、各香り発生部毎に発生させる香り発生量
を空間内の香りの状態に基づいて個別に自動的に変える
ことができ、それによって、個々の空間ごとまたは同一
空間内の各領域ごとに意図的に香りの濃度差を作り出す
ことができる。
また、制御信号伝達手段で各香り発生部と香り発生制
御部との間で制御信号を伝達することによって、香り発
生部を複数設けながらも、所定の箇所に設けた香り発生
制御部でこれら香り発生部を集中制御することができ
る。
しかも、香り発生制御部に記憶された、香りの発生持
続時間及びインターバルタイムに基づいて香り発生部を
制御することによって、センサで検出した室内の香りの
状態だけでなく、例えば曜日ごとなど他の条件にあわせ
て、香りの発生量を意図的にかつ任意に変化させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は、この発明の一実施例を示す図で
あって、第1図は香り供給装置の概略構成図、第2図は
香り発生制御部の概略構成図、第3図は香り発生部の概
略構成図、第4図は香り発生部の平断面図、第5図は香
り発生部の取付状態の一例を示す概略図である。第6図
は、従来の香り供給装置の概略構成図である。 22…空調機、23…香り発生部、25…香りを供給すべき部
屋、26…センサ、30…空調ダクト、31…香り供給管、40
…吹出口、41…香り発生制御部、42…収納部、43…壁、
44…机、56…アンテナ、61…空調検知センサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−118268(JP,U) 実開 昭58−182743(JP,U) 実開 昭59−2337(JP,U) 実開 昭56−1644(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】香料を空調空気と混合して所定の空間へ供
    給するように構成された香り供給装置において、複数の
    空間または同一空間内の複数の領域へ空調空気を放出す
    る各吹出口にそれぞれ設けられている香り発生部と、前
    記空間内に設置されて空間内の香りの状態を検知するセ
    ンサと、これら複数の香り発生部とは別体に設けられて
    前記センサで検知した情報に基づいて各香り発生部から
    の香り発生量を個別に制御する香り発生制御部と、前記
    各香り発生部と前記香り発生制御部との間で制御信号を
    伝達するための制御信号伝達手段とから構成され、前記
    香り発生制御部には前記香り発生部から連続的に香りを
    発生させる一回の持続時間及びインターバルタイムが記
    憶されており、これに基づいて前記香り発生部を制御す
    る構成とされていることを特徴とする香り供給装置。
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