JP2001253235A - 空気清浄装置 - Google Patents

空気清浄装置

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JP2001253235A
JP2001253235A JP2000069095A JP2000069095A JP2001253235A JP 2001253235 A JP2001253235 A JP 2001253235A JP 2000069095 A JP2000069095 A JP 2000069095A JP 2000069095 A JP2000069095 A JP 2000069095A JP 2001253235 A JP2001253235 A JP 2001253235A
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filter
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Motomi Mizuno
元美 水野
Katsumi Nishikawa
克巳 西川
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Denso Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H3/00Other air-treating devices
    • B60H3/0007Adding substances other than water to the air, e.g. perfume, oxygen
    • B60H3/0014Adding substances other than water to the air, e.g. perfume, oxygen characterised by the location of the substance adding device
    • B60H3/0021Adding substances other than water to the air, e.g. perfume, oxygen characterised by the location of the substance adding device in the air-conditioning housing

Abstract

(57)【要約】 【課題】 良質な香りの空気を供給すると共に、安価で
小型な香り発生機能を併せ持つ空気清浄装置を提供す
る。 【解決手段】 空気清浄器1に脱臭機能付きフィルタ1
30をバイパスするバイパス流路211を設ける。この
バイパス流路211内に容器220を設け、その中に香
りを付加したセラミックボール231を収容する。更
に、容器220の空気流入口221に電磁弁241、香
り放出口222には弾性部材の弁242を設け、電磁弁
241を香り発生器ECU250により、空気清浄器1
が作動している時に開閉制御する。これにより、空気清
浄器1内を流れる空気はフィルタ130の抵抗により一
部バイパス流路211を流れ、香りを放出し、清浄され
た空気に香りを付加し、快適な空間を提供できる。ま
た、空気は、フィルタ130で脱臭されるので、消臭剤
は不要となり安価で小型な空気清浄装置が実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車室内の空
気に快適な香りを付加する香り発生機能を併せ持つ空気
清浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来技術の車両用香り発生装置として、
特開平6ー227248号公報にて開示されたものがあ
る。即ち、図3に示すように、車両用空気調和装置3に
香り発生装置20を付加し、快適な車室内空間を形成す
るものである。
【0003】空気調和装置3は、選択された内気あるい
は外気を送風機310でダクト320内に送風し、エバ
ポレータ330で冷却された冷風とヒータコア340で
加熱された温風とを混合し、各吹出し口351a、35
1b、351c、352、353から空調風として車室
内に吹出す。
【0004】香り発生装置20は、複数の容器223、
224、225に上流側パイプ260および下流側パイ
プ270を連通させ、各容器223、224、225の
上流側および下流側に電磁弁242、243、244、
245を設け、上流側パイプ260および下流側パイプ
270を空気調和装置3のダクト320に連通させてい
る。容器223、224内には芳香剤、容器225内に
は消臭剤が収容されており、検出装置280から発生す
る車両のドアの開放信号と選択スイッチ290からの信
号により、香り発生制御装置251が送風機310を作
動させ、各電磁弁242、243、244、245を開
閉する。送風機310が作動すると、ダクト320内の
エバポレータ330やヒータコア340の圧力損失によ
り上流側パイプ260と下流側パイプ270との間に圧
力差が生じ、電磁弁242、243、244、245の
中で開かれた容器223、224、225内の芳香剤ま
たは消臭剤がダクト320内に供給される。
【0005】これにより、乗員が車両に乗り込んだ時
に、ドアの開放信号により送風機310が作動し、芳香
剤あるいは消臭剤がダクト320内に供給され、空調風
に香りが付加され、または消臭され、快適な車室内空間
を形成できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記装
置では、ダクト320内を流れる空気自身に臭いがある
と、芳香剤で香りを付加しても逆に悪臭となり、乗員に
不快感を与えることになる。
【0007】そして、それを防止するために、消臭剤を
必要としており、消臭剤の容器225、消臭剤の供給を
制御する電磁弁245を設けているが、装置が高価とな
りその分のスペースも要している。
【0008】本発明の目的は、上記問題に鑑み、良質な
香りの空気を供給すると共に、安価で小型な香り発生機
能を併せ持つ空気清浄装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、以下の技術的手段を採用する。
【0010】請求項1に記載の発明では、少なくとも送
風空気の流路を成すダクト(110)、このダクト(1
10)内に設けられて空気を送風する送風機(12
0)、前記ダクト(110)内の空気を清浄するフィル
タ(130)を備えた空気清浄装置において、前記フィ
ルタ(130)の上流側および下流側で前記ダクト(1
10)と連通するバイパス流路(211)と、このバイ
パス流路(211)内に収容され空気に香りを付加する
芳香剤とを設け、前記フィルタ(130)に少なくとも
脱臭機能を持たせたことを特徴としている。
【0011】これによれば、脱臭機能を有する前記フィ
ルタ(130)で清浄、脱臭された空気に前記芳香剤を
付加するので、良質な香りの空気が得られ、快適な空間
を提供することができる。また、前記フィルタ(13
0)で空気を脱臭するので、従来用いていた消臭剤およ
び消臭剤用の容器等が不要となり安価で小型にできる。
【0012】請求項2に記載の発明では、前記ダクト
(110)内への前記芳香剤の供給を断続する供給断続
手段(241、242)と、この供給断続手段(24
1、242)を制御する制御手段(250)とを設けた
ことを特徴としている。
【0013】これによれば、必要な場合のみに前記芳香
剤の香りを供給させることができ、前記芳香剤の消費量
を抑制できる。また、人に対する香りの慢性化を抑制で
きる。
【0014】請求項3に記載の発明では、前記フィルタ
(130)は空気中の臭いを吸着する脱臭フィルタ(1
32)であり、前記バイパス流路(211)の上流側連
通部よりも更に上流側の前記ダクト(110)内に、空
気中の塵、埃を除去する徐塵フィルタ(133)を設け
たことを特徴としている。
【0015】これによれば、前記徐塵フィルタ(13
3)で清浄された空気が前記バイパス流路(211)に
流れるので、前記芳香剤の特性を劣化させることなく、
更に良質な香りの空気を供給できる。
【0016】請求項4に記載の発明では、前記芳香剤
は、多孔質部材(231)に任意の香りを付加したもの
であることを特徴としている。
【0017】これによれば、揮発性の芳香剤の場合で
は、液洩れ防止、蒸発による内圧上昇保持のために、従
来では密閉度や強度の高い芳香剤容器を必要としていた
ものに対して、簡易的な容器等で対応でき安価な構成で
対応できる。
【0018】尚、上記各手段の括弧内の符号は、後述す
る実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すもので
ある。
【0019】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)本発明の第1実
施形態を図1に示し、その構成について以下説明する。
空気清浄装置は、空気清浄器1と香り発生器2とから構
成されている。
【0020】空気清浄器1は、一端に空気を取り入れる
吸込み口111と他端側に空気を排出する吹出し口11
2を有するダクト110内に、センサ150、ECU1
60、送風機120、フィルタ130を設けたものであ
る。
【0021】センサ150は、光学式センサを用いてお
り、塵、埃、煙草の煙等の空気中の汚れを乱反射する光
の量で検出し、汚れがあると判定するとECU160に
検出信号を発生する。
【0022】ECU160は、センサ150からの検出
信号に基づき、ダクト110内の空気を送風する送風機
120を作動させるための作動信号を発生し、空気中の
汚れが検出された場合は送風機120を強風運転させ、
汚れが検出されない場合は弱風運転させるように制御す
る。また、同時に、後述する香り発生器ECU250に
も作動信号を発生するようにしている。
【0023】フィルタ130は、活性炭入りフィルタで
あり空気中の塵、埃等を除去する徐塵機能に加えて、空
気中の臭いを吸着する脱臭機能も有している。
【0024】ダクト110の外部にはスイッチ140が
設けられており、スイッチ140を投入するとECU1
60は作動する。
【0025】次に、本発明の要部となる香り発生器2の
構成について詳細を説明する。香り発生器2はU字ダク
ト210、容器220、電磁弁(供給断続手段)24
1、弁(供給断続手段)242、香り発生器ECU25
0(制御手段)、香り発生器スイッチ252から成る。
【0026】U字ダクト210は一端に空気取入れ口2
12、他端側に空気吹出し口213を有し、U字型のバ
イパス流路211を形成している。
【0027】バイパス流路211のほぼ中央部に設けら
れた容器220は、下側部に開口する空気流入口221
と対角線上の上側部に開口する香り放出口222を有し
ている。そしてその内部には芳香剤として、香りを付加
した多孔質部材のセラミックボール231が多数収容さ
れている。
【0028】電磁弁241は、空気流入口221に設け
られており、後述する香り発生器ECU250により空
気流入口221を開閉するように作動する。
【0029】また、弁242は、香り放出口222に設
けられており、弾性を有するゴム材から成り、通常は自
身の弾性力により香り放出口222を閉塞している。し
かし後述するようにバイパス流路211内に空気流れが
生じた場合には、その風圧で香り放出口222を開口す
るようにしている。
【0030】香り発生器ECU250は、空気清浄器1
のスイッチ140が投入されていない場合は電磁弁24
1を閉塞して芳香剤の供給を停止するように制御する一
方、スイッチ140が投入されている場合には、ECU
160からの作動信号と香り発生器スイッチ252のO
N、OFF信号に応じて電磁弁241を開閉し、芳香剤
の供給を断続するように制御する。
【0031】そして、香り発生器2は、空気清浄器1内
のフィルタ130の上流側で空気取入れ口212が、ま
た、フィルタ130の下流側で空気吹出し口213がダ
クト110とそれぞれ連通するように接続されている。
このようにバイパス流路構造とすることにより、空気清
浄器1の清浄性能をほとんど損なうことなく、香りを効
率よく供給できるようにしている。
【0032】以上の構成による空気清浄装置の作動につ
いて、以下説明する。空気清浄器1のスイッチ140を
投入するとセンサ150の検出信号に基ずき、ECU1
60は送風機120を作動させ、吸込み口111から流
入した空気をフィルタ130で徐塵、脱臭する。そして
香り発生器2の香り発生器スイッチ252を投入する
と、香り発生器スイッチ252のON信号と、ECU1
60の作動信号を受けて、香り発生器ECU250は電
磁弁241を作動させ、空気流入口221を開口させ
る。ダクト110内を流れる空気はフィルタ130によ
り抵抗を受け、圧力損失によりフィルタ130の上流側
と下流側とでは圧力差が生ずることにより、空気流れの
一部はバイパス流路211内を流れる。そしてこのバイ
パス流路211内の空気流れの風圧により弁242は開
口し、空気流れの一部は空気取入れ口212から空気流
入口221、香り放出口222を通り空気吹出し口21
3から再びダクト110内に流入する。この時、空気は
容器220内の香りを付加したセラミックボール231
の中を対角線上に通り抜け、効率よく香りを放出させ、
その香りをダクト110の中へ供給する。そして、徐
塵、脱臭された空気に香りが付加され吹出し口112か
ら排出される。
【0033】また、香り発生器スイッチ252を遮断す
れば、OFF信号により香り発生器ECU250は空気
流入口221を閉塞させるように電磁弁241を作動さ
せ、バイパス流路211内の空気流れを遮断し、香りの
放出を停止させる。合わせて、空気流れによる風圧もな
くなるため、弁242は自身の弾性力により香り放出口
222を閉塞する。
【0034】これにより、脱臭機能を有する前記フィル
タ130で徐塵、脱臭された空気にセラミックボール2
31に付加した芳香剤の香りを供給するので、良質な香
りの空気が得られ、快適な空間を提供することができ
る。
【0035】また、フィルタ130で空気を脱臭するの
で、消臭剤および消臭剤用の容器等が不要となり安価で
小型にできる。
【0036】そして、電磁弁241を開閉制御し、バイ
パス流路211内の空気流れが生ずる場合に弁242が
開口するようにしているので、必要な場合のみに芳香剤
の香りを供給させることができ、芳香剤の消費量を抑制
できる。合わせて、人に対する香りの慢性化を抑制でき
る。
【0037】更に、揮発性の芳香剤の場合では、液洩れ
防止、蒸発による内圧上昇保持のために、密閉度や強度
の高い芳香剤容器を必要としていたものに対して、セラ
ミックボール231に付加した芳香剤を用いているの
で、簡易的な容器等で対応でき安価な構成で対応でき
る。
【0038】尚、既存の空気清浄器を用いて、この空気
清浄器内のフィルタの上流部および下流部に、空気取入
れ口212と空気吹出し口213が連通する、つまりフ
ィルタをバイパスするように本発明の香り発生器2を設
けることで、容易に既存の空気清浄器に本発明の効果を
有する香り発生機能を付加することができる。
【0039】(第2実施形態)本発明の第2実施形態を
図2に示す。第2実施形態は、上記第1実施形態に対し
てダクト110内の上流側に更にフィルタを追加したも
のである。
【0040】具体的には、空気取入れ口212の更に上
流側に空気中の塵、埃を除去する徐塵フィルタ133を
設け、バイパス流路211部には空気中の臭いを除去す
る脱臭フィルタ132を設けている。
【0041】これにより、上記第1実施形態での作用効
果に加えて、徐塵フィルタ133で清浄された空気がバ
イパス流路211内に流れるので、セラミックボール2
31に付加した芳香剤の特性を劣化させることなく、更
に良質な香りの空気を供給できる。
【0042】(その他の実施形態)上記電磁弁241
は、先端部に弁を有するステッピングモータに置き換え
て、その回転駆動により空気流入口221の開口面積を
調整して制御するようにしてもよい。ステッピングモー
タにより回転駆動する位置精度を高め、空気流入口22
1の開口面積を微調整できるので、空気に付加する香り
の強弱が付けられる。そして人に対する香りの慢性化を
効果的に抑制できる。
【0043】また、同様に香りの慢性化を効果的に抑制
するために、香り発生器ECU250は断続的に電磁弁
241を開閉するようにするとよい。例えば、ランダム
信号発生回路や特開平4ー170964号公報記載の1
/fゆらぎ制御回路等を香り発生器ECU250に設け
てやることにより、適度な唐突感と緩慢さを有して心地
良い香りを与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す全体構成図であ
る。
【図2】本発明の第2実施形態を示す全体構成図であ
る。
【図3】従来技術を示す全体構成図である。
【符号の説明】
1 空気清浄器 110 ダクト 111 吸込み口 112 吹出し口 120 送風機 130 フィルタ 140 スイッチ 150 センサ 160 ECU 2 香り発生器 210 U字ダクト 211 バイパス流路 212 空気取入れ口 213 空気吹出し口 220 容器 221 空気流入口 222 香り放出口 231 セラミックボール(多孔質部材) 241 電磁弁(供給断続手段) 242 弁(供給断続手段) 250 香り発生器ECU(制御手段) 252 香り発生器スイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも送風空気の流路を成すダクト
    (110)、このダクト(110)内に設けられて空気
    を送風する送風機(120)、前記ダクト(110)内
    の空気を清浄するフィルタ(130)を備えた空気清浄
    装置において、 前記フィルタ(130)の上流側および下流側で前記ダ
    クト(110)と連通するバイパス流路(211)と、 このバイパス流路(211)内に収容され空気に香りを
    付加する芳香剤とを設け、 前記フィルタ(130)に少なくとも脱臭機能を持たせ
    たことを特徴とする空気清浄装置。
  2. 【請求項2】 前記ダクト(110)内への前記芳香剤
    の供給を断続する供給断続手段(241、242)と、 この供給断続手段(241、242)を制御する制御手
    段(250)とを設けたことを特徴とする請求項1に記
    載の空気清浄装置。
  3. 【請求項3】 前記フィルタ(130)は空気中の臭い
    を吸着する脱臭フィルタ(132)であり、 前記バイパス流路(211)の上流側連通部よりも更に
    上流側の前記ダクト(110)内に、空気中の塵、埃を
    除去する徐塵フィルタ(133)を設けたことを特徴と
    する請求項1または請求項2に記載の空気清浄装置。
  4. 【請求項4】 前記芳香剤は、多孔質部材(231)に
    任意の香りを付加したものであることを特徴とする請求
    項1〜3のいずれかに記載の空気清浄装置。
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