JPS5867512A - 自動車用空調消臭装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は空ｔｓｉａの吸入口から吹出口に至る通風系路
内部に、撮発性の消臭芳香剤の揮発成分を施与するため
の自動車用空調消臭装置に関する。

自動車の車室は非常に狭い密閉空間を形成しているため
、臭いに関し快適な環境にすることが大切である口 従来、自動＋に装備された空調機は使用日数を重ねるに
つれて、その吹出口から吐出される空気が搭乗者に対し
て非常に不快感を与える程の悪臭を含んでいることがし
ばしばあった。これは吸入口よ）吸引される空気に含ま
れている様々の悪臭、持に内気の循環使用の場合、車室
内の悪臭すなわち体臭、タバコ臭、カビ臭、樹脂関保奥
等の臭いが空調機内部のエバポレーターその他の部所に
付着、濃縮され、それが吹出口から出てくるためである
。このため−空調機のスイッチを入れた後空気の温度、
湿度が充分調節されるまで、Ｌばらくの閲１人の嗅覚が
最も敏感になる温度及び湿度の条件になる時点があり、
空調機はどうしてもこの時点を通過せざるを得ない。こ
のため、その時点では悪臭を感じる度合が倍加する。こ
れらの現象のため、空調機を装備した自動車に搭乗した
時、空調機Ｏ作ＴｏＫ伴い悪臭を感じるという苦情が生
じるのである。

このような問題を解決するために、従来、比較的小さな
室内あるいは、閉じた空間中の消臭方法としては活性度
による吸着法が広く用いられているが、これは活性度“
の表層面に処理空気が充分接触しなければ効果が期待で
きず、また有効に接触させることが難しい。また、ダク
トを流れる空気の場合は、エアーフィルターを利用する
ことが多いが、この構造ではエアーフィルターによる通
風抵抗の増加が生じるので、送風ファンの能力に充分な
余裕がなければならず、自動車空調装電のごとく比較的
小さな能力ではフィルターを装着すると、送風ファンに
負担がかかりすぎ、実用上使用が難しいという欠点があ
る。

本発明は上記点に鑑みてなされたもので、送風ファンに
ほとんど負担をかけず、しかも通過する空調装置に良好
に消臭揮発成分を混合することができ、さらに消臭剤の
交換を極めて簡単に行うことができる装置を提供するこ
とを目的とする。

以下本発明の一実施例を図に基づいて説明する。

第１図において１は送風機モータ、２は送風ファン、３
は内外気切換ダンパで、外気吸入口８ａからの車外空気
イもしくは内気吸入口８ｂからの車室内空気口のいずれ
かを選択導入するものである。

この導入空気は送風ファン２により、クーツユニットの
蒸発器４側へ送風するようになっている。送風空気はこ
の蒸発器４を通過する時に冷媒の気化熱を奪われて冷却
される。この冷却により蒸発器１表面に発生したドレン
水は図示しない排水口より車外に排出される。

ｂはヒータユニットのヒータコアで、自動車エンジンの
冷却水を熱源として空気を加熱するものであり、このヒ
ータコア５の側方Ｋｕ上ヒータアｂを通過させないで空
気を流すバイパス通路５＆が形成されている。６は温度
制御用エアミックスダンパで、バイパス通路５ａを通過
する空９ＩＣ（冷風）の流量とヒータコア５を通過する
空気（温風）の流量を調整して吹出空気温度を調整する
ものである。

７はヒータコア下流の混合室で、冷風と温風を混合する
ようになっている。

８＃ｉ冷風を乗員の頭胸部へ向けて吹き出す上方吹出口
、９は温風を乗員の足元に向けて吹き出す下方吹出口で
ある。Ｎｏはこの両吹出口８．９を切り換え開閉する吹
出口切換ダンパである。

なお、内外気切換ダンパ８．エアミックスダンパ６及び
吹出口切換ダンパ１０は、車室内の空調制御バネ〃に設
けられた操作レバー（図示せず）によってリンク機構等
を介して遠隔操作されるようになっており、また送風機
モータ１の回転数も車室内の空調制御パネルに設けられ
たスイッチにより制御される。

１１は揮発性の消臭芳香剤を内蔵する消臭装置で、本例
では蒸発器６のすぐ下流側のダクト２５外部に設けられ
ており、車室内のインス）Ａ／メントバネ〜の下部等に
位置している。この消臭装置１１は第２図に明瞭に示し
たように、吸入用パイプ１４．吐出用パイプ１５の２本
のパイプをもつ樹脂製の上ケース１２とやはり樹脂製の
下ケース１３とによってケースが構成されている。消臭
装置の上下のケース１２．１８は、第２図において上か
らみれば円形をしており、それぞれの開口端にネジ１６
が切ってあり、このネジ１６に従って下ケース１８を回
すことにより、ケース１２．１３を一体に結合すること
もできるし、取りはずすことも可能である。消臭装置ｆ
１１の内部について説明すると、まず上ケース１２には
支柱１７が立っておシ、その支柱１７の先端径大部１７
＆に、揮発性消臭芳香剤を含浸させたパッド１８が、取
りはずし可能な杖態ではめ込まれている。このパッド１
８は吸収性のよいフェルト材等よりなり、通電性を有す
る低圧ポリエチレンフィルムでできた袋１８　ａ内に入
っており、このパッド１８に含まれている消臭成分は、
蒸発拡散し、消臭袋Ｍ１１のケース内に一定の濃度で充
満している。消臭装置１１は第２図に示すように、ダク
ト２５の一部に開けられた２ケ所の穴２！５ａ、２５ｂ
にそれぞれパイプ１４，１５が差し込まれ、粘着テープ
。

又はマジックテープ１９によってダクト２の外壁面に消
臭装置１１１１が脱着可能に取付けられるようになって
いる。パイプ１４．１５の先端形状は空気の流入、排出
をスムーズに行うように斜めに形成しである。

消臭装置１１は矢印人で示す空気の流れに対して第２図
のように取付けられ、空調装置の蒸発器６を通過した空
気の一部は、吸入用パイプ１４からケース１２．１３内
へ入り、消臭成分を伴なって吐出用パイプ１５から出て
蒸発器６の下流を流れる空気に混入し消臭作用を及ぼす
。消臭剤が消費されたときけ、下ケース１８を回してね
じ１６から下ケース１８を外し、消臭成分を含むバッド
１８を支柱１７から外し、新規の消臭成分を含んだバン
ド１８と交換し、下ケース１８を再びねじ１６に沿って
回し上ケース１２に固定する。

第３図および第４図は他の実施例を示す図で。

消臭装置１１を空調装置のダクト２に直接固定すること
ができない場合に、助手席足もとのアンダートレイ２０
等に下ケース１３をねじ２１で固定し。

かつパイプ１４，１５をチューブ２２及び２８を介して
空調装置と接続するように構成しても同様の効果を得る
ことができる。２４は、下ケース１８にねじ２１を取付
けるためのねじ穴である。

また、消臭装置１１の吸入用パイプ１４．吐出用パイプ
１５の取付位置を蒸発器６の上流側又は空気混合室７又
は分岐ダクト部に設けるように構成しても同様の効果が
得られる。

また、上下のケース１２．１８はねじ１６の他に樹脂の
弾力を利用した爪による嵌合構造で脱着可能に結合して
もよい。

以上説明したように本発明によれば、空調装置のダクト
２５内の空気の流れを利用して空調装置のファン能力に
負担を与えることなく、確実な消臭作用を果すことがで
きる。また、空調装置の非作動時にも消臭剤は一定量の
発散を続けているので、ダクト２５内にその揮発成分が
充満しており、空調装置の始動時にはそれが直ちに吹き
出されるので、始動初期の悪臭を消すのに大きい役割を
果すことができ、更に消臭剤の着脱及び交換が、空調装
置の外側から極めて容易に行なうことができる等種々の
優れた効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の消臭装置を含む空調装置の一例の概略
断面図であり、第２図は第１図の装置の要部の拡大断面
図である。第３図は本発明の他の実施例の概略図で、第
４図は第３図の装置の一部の拡大断面図である。 １°°゛モータ、２・・・送風ファン、４・・・Ｍ発ｆ
１．１１°°°消臭装置、１２．１３・・・ケース、１
４・・・吸入用パイプ、１５・・・吐出用パイプ、１７
・・・支柱、ｘｇ・・・パッド。 第　　１　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 空調装電通風系路から空気を吸入する吸入用パイプおよ
   び前記通風系路へ空気を吐出する吐出用パイプを有する
   一方のケースと、このケースに脱着可能に結合された他
   方のケースと、この両ケースによって形成される室内に
   収納され揮発性消臭芳香剤を含浸させたパッドとを有し
   、前記両ケースおよびパッドを有する消臭装置が空調装
   置の通風系路外側に取付けられている自動車用空調消臭
   装置。