JP2001213157A - カーエアコン用フィルター - Google Patents
カーエアコン用フィルターInfo
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- JP2001213157A JP2001213157A JP2000028588A JP2000028588A JP2001213157A JP 2001213157 A JP2001213157 A JP 2001213157A JP 2000028588 A JP2000028588 A JP 2000028588A JP 2000028588 A JP2000028588 A JP 2000028588A JP 2001213157 A JP2001213157 A JP 2001213157A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 車室内の環境を一層向上し得るカーエアコン
用フィルターを提供する。 【解決手段】 自動車の空調装置に組み付けられるカー
エアコン用フィルターであって、塵や埃を除去するフィ
ルター本体２１と、芳香機能、消臭機能、脱臭機能、殺
菌機能、マイナスイオン発生機能の少なくとも１つの機
能を付与した機能材２２と、フィルター本体２１及び機
能材２２を収容する枠体２３とを備えた。
用フィルターを提供する。 【解決手段】 自動車の空調装置に組み付けられるカー
エアコン用フィルターであって、塵や埃を除去するフィ
ルター本体２１と、芳香機能、消臭機能、脱臭機能、殺
菌機能、マイナスイオン発生機能の少なくとも１つの機
能を付与した機能材２２と、フィルター本体２１及び機
能材２２を収容する枠体２３とを備えた。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、カーエアコン用フ
ィルターに関する。
ィルターに関する。
【０００２】
【従来の技術】自動車の空調装置はインストルメントパ
ネル内にビルトインされている関係上、フィルターの交
換が煩雑になることから、フィルターを設けないものが
主流であったが、車室内の環境に対するユーザーの要求
が厳しくなり、最近では車室に漂う塵や埃を除去するた
めフィルターを備えたものも普及しつつある。一方、家
庭用の空調装置のフィルターとして、活性炭、ゼオライ
ト又はシリカゲル等の吸着媒体を一体的に設け、フィル
ターに対して消臭機能や脱臭機能を付与したものが提案
され実用化されている。
ネル内にビルトインされている関係上、フィルターの交
換が煩雑になることから、フィルターを設けないものが
主流であったが、車室内の環境に対するユーザーの要求
が厳しくなり、最近では車室に漂う塵や埃を除去するた
めフィルターを備えたものも普及しつつある。一方、家
庭用の空調装置のフィルターとして、活性炭、ゼオライ
ト又はシリカゲル等の吸着媒体を一体的に設け、フィル
ターに対して消臭機能や脱臭機能を付与したものが提案
され実用化されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、自動車
の空調装置としてフィルターを設けたものが最近になっ
て普及しつつあるが、現在提案されているフィルター
は、塵や埃を除去することを主目的とした除塵フィルタ
ーであり、芳香機能、消臭機能、脱臭機能、殺菌機能、
マイナスイオン発生機能を付与したものは実用化されて
いないのが実状であり、車室内の環境を十分に改善でき
るまでには至っていないものであった。
の空調装置としてフィルターを設けたものが最近になっ
て普及しつつあるが、現在提案されているフィルター
は、塵や埃を除去することを主目的とした除塵フィルタ
ーであり、芳香機能、消臭機能、脱臭機能、殺菌機能、
マイナスイオン発生機能を付与したものは実用化されて
いないのが実状であり、車室内の環境を十分に改善でき
るまでには至っていないものであった。
【０００４】本発明は、車室内の環境を一層向上し得る
カーエアコン用フィルターを提供することである。
カーエアコン用フィルターを提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段及びその作用】請求項１に
係るカーエアコン用フィルターは、自動車の空調装置に
組み付けられるカーエアコン用フィルターであって、塵
や埃を除去するフィルター本体と、芳香機能、消臭機
能、脱臭機能、殺菌機能、マイナスイオン発生機能の少
なくとも１つの機能を付与した機能材と、前記フィルタ
ー本体及び機能材を収容する枠体とを備えたものであ
る。
係るカーエアコン用フィルターは、自動車の空調装置に
組み付けられるカーエアコン用フィルターであって、塵
や埃を除去するフィルター本体と、芳香機能、消臭機
能、脱臭機能、殺菌機能、マイナスイオン発生機能の少
なくとも１つの機能を付与した機能材と、前記フィルタ
ー本体及び機能材を収容する枠体とを備えたものであ
る。
【０００６】このフィルターにおいては、芳香機能、消
臭機能、脱臭機能、殺菌機能、マイナスイオン発生機能
の少なくとも１つの機能を付与した機能材を備えている
のでフィルターを通過する空気に対して芳香を付与した
り、フィルターを通過する空気から異臭や悪臭等を除去
することが可能となる。また、フィルターに機能材を設
けているので、例えば６ヶ月毎に行う車両点検時にフィ
ルター本体とともに機能材を交換することが可能とな
り、ユーザーの手を煩わすことなく機能材を交換でき
る。但し、枠体を含むフィルター全体を交換することも
可能である。
臭機能、脱臭機能、殺菌機能、マイナスイオン発生機能
の少なくとも１つの機能を付与した機能材を備えている
のでフィルターを通過する空気に対して芳香を付与した
り、フィルターを通過する空気から異臭や悪臭等を除去
することが可能となる。また、フィルターに機能材を設
けているので、例えば６ヶ月毎に行う車両点検時にフィ
ルター本体とともに機能材を交換することが可能とな
り、ユーザーの手を煩わすことなく機能材を交換でき
る。但し、枠体を含むフィルター全体を交換することも
可能である。
【０００７】請求項２記載のフィルターは、前記機能材
がシート状、スティック状又はひも状であるものであ
る。機能材の形状は、フィルターの取り付け位置やフィ
ルターの構成に応じて任意に設定可能であるが、シート
状やスティック状やひも状の機能材は、フィルターへの
組付性がよいので好ましい形態である。
がシート状、スティック状又はひも状であるものであ
る。機能材の形状は、フィルターの取り付け位置やフィ
ルターの構成に応じて任意に設定可能であるが、シート
状やスティック状やひも状の機能材は、フィルターへの
組付性がよいので好ましい形態である。
【０００８】請求項３記載のフィルターは、前記フィル
ターの上流側に脱臭機能、消臭機能、マイナスイオン発
生機能の少なくとも１つの機能を付与した機能材を配置
し、下流側に芳香機能を付与した機能材を配置したもの
である。このように構成すると、空調装置に導入された
空気中のいやな臭いの成分を除去した後に、芳しい臭い
が添加されるので、臭いが混ざることによる車室内環境
の低下を防止できる。
ターの上流側に脱臭機能、消臭機能、マイナスイオン発
生機能の少なくとも１つの機能を付与した機能材を配置
し、下流側に芳香機能を付与した機能材を配置したもの
である。このように構成すると、空調装置に導入された
空気中のいやな臭いの成分を除去した後に、芳しい臭い
が添加されるので、臭いが混ざることによる車室内環境
の低下を防止できる。
【０００９】請求項４に係るカーエアコン用フィルター
は、自動車の空調装置に組み付けられるカーエアコン用
フィルターであって、塵や埃を除去するとともに芳香機
能、消臭機能、脱臭機能、殺菌機能、マイナスイオン発
生機能の少なくとも１つの機能を付与したフィルター本
体と、前記フィルター本体を収容する枠体とを備えたも
のである。
は、自動車の空調装置に組み付けられるカーエアコン用
フィルターであって、塵や埃を除去するとともに芳香機
能、消臭機能、脱臭機能、殺菌機能、マイナスイオン発
生機能の少なくとも１つの機能を付与したフィルター本
体と、前記フィルター本体を収容する枠体とを備えたも
のである。
【００１０】このフィルターにおいては、フィルター本
体に芳香機能、消臭機能、脱臭機能、殺菌機能、マイナ
スイオン発生機能の少なくとも１つの機能を付与してい
るので、フィルターを通過する空気に対して芳香を付与
したり、フィルターを通過する空気から異臭や悪臭等を
除去することが可能となる。また、フィルター本体にこ
れらの機能を付与しているので、フィルターを構成する
部品点数を増やすことなく、車室内の環境を格段に向上
できるとともに、例えば６ヶ月毎に行う車両点検時に、
フィルター本体或いは枠体を含むフィルター全体を交換
することで、ユーザーの手を煩わすことなく、機能の維
持や変更が可能となる。
体に芳香機能、消臭機能、脱臭機能、殺菌機能、マイナ
スイオン発生機能の少なくとも１つの機能を付与してい
るので、フィルターを通過する空気に対して芳香を付与
したり、フィルターを通過する空気から異臭や悪臭等を
除去することが可能となる。また、フィルター本体にこ
れらの機能を付与しているので、フィルターを構成する
部品点数を増やすことなく、車室内の環境を格段に向上
できるとともに、例えば６ヶ月毎に行う車両点検時に、
フィルター本体或いは枠体を含むフィルター全体を交換
することで、ユーザーの手を煩わすことなく、機能の維
持や変更が可能となる。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。図１に示すように、
空調装置１は、自動車のインストルメントパネル内に組
み込まれ、空調装置１のダクト２の一端部には、車室外
に開口する外気導入口３と車室内に開口する内気導入口
４とが形成され、他端部には、乗員の足下に開口するヒ
ート吹出口５と、乗員の上体へ向けて開口するベント吹
出口６と、フロントガラスに向けて開口するデフロスタ
吹出口７とが形成されている。ダクト２の上流部には送
風機８が配置され、送風機８よりも下流側にはヒータコ
ア９と冷却装置の蒸発器１０とが配置されている。ダク
ト２の途中部にはダクト２内における空気の流れを切替
えるための複数の切替ダンパ１１が設けられ、外気導入
又は内気循環の切り替えや、暖房又は冷房の切り替え
や、空調エアの吹出口５，６，７の切り替えができるよ
うに構成され、送風機８により外気導入口３又は内気導
入口４からダクト２内に導入した空気は、ヒータコア９
又は蒸発器１０を通過して温度及び湿度を調整した後、
所望の吹出口５，６，７から車室内へ供給されるように
構成されている。但し、空調装置１としては上述した構
成以外のものを採用することが可能である。
て、図面を参照しながら説明する。図１に示すように、
空調装置１は、自動車のインストルメントパネル内に組
み込まれ、空調装置１のダクト２の一端部には、車室外
に開口する外気導入口３と車室内に開口する内気導入口
４とが形成され、他端部には、乗員の足下に開口するヒ
ート吹出口５と、乗員の上体へ向けて開口するベント吹
出口６と、フロントガラスに向けて開口するデフロスタ
吹出口７とが形成されている。ダクト２の上流部には送
風機８が配置され、送風機８よりも下流側にはヒータコ
ア９と冷却装置の蒸発器１０とが配置されている。ダク
ト２の途中部にはダクト２内における空気の流れを切替
えるための複数の切替ダンパ１１が設けられ、外気導入
又は内気循環の切り替えや、暖房又は冷房の切り替え
や、空調エアの吹出口５，６，７の切り替えができるよ
うに構成され、送風機８により外気導入口３又は内気導
入口４からダクト２内に導入した空気は、ヒータコア９
又は蒸発器１０を通過して温度及び湿度を調整した後、
所望の吹出口５，６，７から車室内へ供給されるように
構成されている。但し、空調装置１としては上述した構
成以外のものを採用することが可能である。
【００１２】本発明の特徴とする構成は、吹出口５，
６，７から車室内に供給される空調エアに含まれる塵や
埃を除去するフィルター２０を設け、このフィルター２
０に対して、芳香機能、消臭機能、脱臭機能、殺菌機
能、マイナスイオン発生機能の少なくとも１つの機能を
付与した点にある。
６，７から車室内に供給される空調エアに含まれる塵や
埃を除去するフィルター２０を設け、このフィルター２
０に対して、芳香機能、消臭機能、脱臭機能、殺菌機
能、マイナスイオン発生機能の少なくとも１つの機能を
付与した点にある。
【００１３】フィルター２０は、図１に示すように、送
風機８と両導入口３，４間のダクト２内に着脱自在に介
装されている。本実施例では、図示していないが、送風
機８が助手席の前側のインストルメントパネル内に配置
され、フィルター２０は送風機８の上側に略水平にして
組み付けられている。但し、ダクト２の途中部或いは各
吹出口５，６，７付近に着脱自在に配置することも可能
である。
風機８と両導入口３，４間のダクト２内に着脱自在に介
装されている。本実施例では、図示していないが、送風
機８が助手席の前側のインストルメントパネル内に配置
され、フィルター２０は送風機８の上側に略水平にして
組み付けられている。但し、ダクト２の途中部或いは各
吹出口５，６，７付近に着脱自在に配置することも可能
である。
【００１４】フィルター２０は、図２，図３に示すよう
に、塵や埃を除去するフィルター本体２１と、芳香機
能、消臭機能、脱臭機能、殺菌機能、マイナスイオン発
生機能の少なくとも１つの機能を付与した機能材２２
と、フィルター本体２１と機能材２２とを収容する枠体
２３とから構成されている。
に、塵や埃を除去するフィルター本体２１と、芳香機
能、消臭機能、脱臭機能、殺菌機能、マイナスイオン発
生機能の少なくとも１つの機能を付与した機能材２２
と、フィルター本体２１と機能材２２とを収容する枠体
２３とから構成されている。
【００１５】枠体２３は、方形枠状の枠部２４と、枠部
２４の下面側に横断状に配置した桟部２５とを備えてお
り、枠部２４の途中部には内側へ延びる爪部２６と受部
２７とが一定間隔おきに上下に形成され、フィルター本
体２１は、その外周部を受部２７に載置して爪部２６に
より脱落不能に係止されている。但し、枠体２３として
は、空調装置１に適合した任意の構成のものを採用でき
る。
２４の下面側に横断状に配置した桟部２５とを備えてお
り、枠部２４の途中部には内側へ延びる爪部２６と受部
２７とが一定間隔おきに上下に形成され、フィルター本
体２１は、その外周部を受部２７に載置して爪部２６に
より脱落不能に係止されている。但し、枠体２３として
は、空調装置１に適合した任意の構成のものを採用でき
る。
【００１６】フィルター本体２１は、通気性を有するフ
ィルター材２８と、その外周部に設けた補強枠２９とを
備えている。フィルター材２８の素材としては、天然又
は合成樹脂製或いはこれらの混紡品よりなる繊維材や不
織布や紙等を採用することが可能である。また、フィル
ター材２８は略平坦に構成することも可能であるが、空
気の通過面積を極力大きく設定するため、図２，図３に
示すように波形断面に構成することが好ましい。但し、
補強枠２９は省略することも可能である。
ィルター材２８と、その外周部に設けた補強枠２９とを
備えている。フィルター材２８の素材としては、天然又
は合成樹脂製或いはこれらの混紡品よりなる繊維材や不
織布や紙等を採用することが可能である。また、フィル
ター材２８は略平坦に構成することも可能であるが、空
気の通過面積を極力大きく設定するため、図２，図３に
示すように波形断面に構成することが好ましい。但し、
補強枠２９は省略することも可能である。
【００１７】機能材２２は、フィルター材２８と同様の
通気性を有するシート状の基材に、芳香機能、消臭機
能、脱臭機能、殺菌機能、マイナスイオン発生機能など
の機能を有する物質を付着或いは含浸等させて担持させ
たものであり、この機能材２２は、フィルター部材２８
の上面全体或いは上面の一部を覆うように配置され、フ
ィルター材２８上に載置或いは接着剤やテープ等により
固定されている。但し、機能材２２は、フィルター材２
８の下側に配置してもよいし、図４に示すように、フィ
ルター材２８の上下両側に機能材２２，３０を配置して
もよい。上下両側に配置する場合には、空気の流れの上
流側の機能材２２として、消臭機能、脱臭機能、マイナ
スイオン発生機能のいずれかを付与したものを使用し、
下側の機能材３０として芳香機能を有するものを使用す
ることが好ましい。また、機能の異なる機能材２２を複
数積層状に一体化させた機能材を使用することも可能で
ある。
通気性を有するシート状の基材に、芳香機能、消臭機
能、脱臭機能、殺菌機能、マイナスイオン発生機能など
の機能を有する物質を付着或いは含浸等させて担持させ
たものであり、この機能材２２は、フィルター部材２８
の上面全体或いは上面の一部を覆うように配置され、フ
ィルター材２８上に載置或いは接着剤やテープ等により
固定されている。但し、機能材２２は、フィルター材２
８の下側に配置してもよいし、図４に示すように、フィ
ルター材２８の上下両側に機能材２２，３０を配置して
もよい。上下両側に配置する場合には、空気の流れの上
流側の機能材２２として、消臭機能、脱臭機能、マイナ
スイオン発生機能のいずれかを付与したものを使用し、
下側の機能材３０として芳香機能を有するものを使用す
ることが好ましい。また、機能の異なる機能材２２を複
数積層状に一体化させた機能材を使用することも可能で
ある。
【００１８】芳香機能を有する素材としては、動物系、
植物系、鉱物系の天然香料や、合成香料を使用すること
が可能である。また、６ヶ月点検等で交換する場合に
は、その期間内においては芳香性が保証されるように構
成することが好ましい。液状の芳香剤を使用してもよい
が、芳香時間を長く設定することが困難なので、固形状
やゲル状の芳香剤を使用することが好ましい。
植物系、鉱物系の天然香料や、合成香料を使用すること
が可能である。また、６ヶ月点検等で交換する場合に
は、その期間内においては芳香性が保証されるように構
成することが好ましい。液状の芳香剤を使用してもよい
が、芳香時間を長く設定することが困難なので、固形状
やゲル状の芳香剤を使用することが好ましい。
【００１９】消臭機能、脱臭機能を有する素材として
は、活性炭、ゼオライト、シリカゲル、硫酸鉄、亜鉛化
合物、珪酸塩鉱物、アルミニウム塩、珪酸塩類などの無
機塩、クエン酸、アスコルビン酸鉄、各種植物抽出物な
どの周知の素材を利用できる。
は、活性炭、ゼオライト、シリカゲル、硫酸鉄、亜鉛化
合物、珪酸塩鉱物、アルミニウム塩、珪酸塩類などの無
機塩、クエン酸、アスコルビン酸鉄、各種植物抽出物な
どの周知の素材を利用できる。
【００２０】マイナスイオン発生機能を有する素材とし
ては、トルマリン鉱石が好適に利用できる。このトルマ
リン鉱石は、水と接触することにより、水素とヒドロキ
シルイオン（マイナスイオン）とを生成し、このヒドロ
キシルイオンが空気中に浮遊することで、空気を清浄化
したり、異臭や悪臭を消臭、脱臭するものである。ま
た、前述のようにトルマリン鉱石は、水と接触すること
により、浄化作用を発現するので、トルマリン鉱石に接
触するようにシート体内に吸水性ポリマーを配置させ、
水分との接触を促進させてもよい。但し、マイナスイオ
ンを発生できるものであれば、トルマリン鉱石以外の素
材を用いることも可能である。
ては、トルマリン鉱石が好適に利用できる。このトルマ
リン鉱石は、水と接触することにより、水素とヒドロキ
シルイオン（マイナスイオン）とを生成し、このヒドロ
キシルイオンが空気中に浮遊することで、空気を清浄化
したり、異臭や悪臭を消臭、脱臭するものである。ま
た、前述のようにトルマリン鉱石は、水と接触すること
により、浄化作用を発現するので、トルマリン鉱石に接
触するようにシート体内に吸水性ポリマーを配置させ、
水分との接触を促進させてもよい。但し、マイナスイオ
ンを発生できるものであれば、トルマリン鉱石以外の素
材を用いることも可能である。
【００２１】尚、図５、図６に示すフィルター２０Ａの
ように、スティック状の機能材２２Ａを用いることも可
能である。この場合には、フィルター本体２１の波の谷
部に機能材２２Ａを配置させることで、フィルター本体
２１に対して移動しないように機能材２２Ａを固定でき
るので好ましい。また、機能材２２としてはひも状や筒
状、ビーズ状又はチップ状のものを採用してもよい。ま
た、機能材２２を省略し、フィルター２０に対して芳香
機能、消臭機能、脱臭機能、殺菌機能、マイナスイオン
発生機能の少なくとも１つの機能を付与することも可能
である。
ように、スティック状の機能材２２Ａを用いることも可
能である。この場合には、フィルター本体２１の波の谷
部に機能材２２Ａを配置させることで、フィルター本体
２１に対して移動しないように機能材２２Ａを固定でき
るので好ましい。また、機能材２２としてはひも状や筒
状、ビーズ状又はチップ状のものを採用してもよい。ま
た、機能材２２を省略し、フィルター２０に対して芳香
機能、消臭機能、脱臭機能、殺菌機能、マイナスイオン
発生機能の少なくとも１つの機能を付与することも可能
である。
【００２２】
【発明の効果】請求項１に係るカーエアコン用フィルタ
ーによれば、空調装置の吹出口から吹き出す空気に芳香
を添加したり、該空気から異臭や悪臭を除去できるの
で、車室内の環境を格段に向上できる。また、フィルタ
ーに機能材を備えさせているので、例えば６ヶ月毎に行
う車両点検時にフィルター本体とともに機能材を交換す
ることが可能となり、ユーザーの手を煩わすことなく、
機能材を交換することも可能となる。
ーによれば、空調装置の吹出口から吹き出す空気に芳香
を添加したり、該空気から異臭や悪臭を除去できるの
で、車室内の環境を格段に向上できる。また、フィルタ
ーに機能材を備えさせているので、例えば６ヶ月毎に行
う車両点検時にフィルター本体とともに機能材を交換す
ることが可能となり、ユーザーの手を煩わすことなく、
機能材を交換することも可能となる。
【００２３】請求項２記載のように、機能材がシート
状、スティック状又はひも状である場合には、フィルタ
ーに対する機能材の組付性を向上できる。請求項３記載
のように、フィルターの下流側に芳香機能を付与した機
能材を配置し、上流側に脱臭機能、消臭機能、マイナス
イオン発生機能の少なくとも１つの機能を付与した機能
材を配置すると、臭いが混ざることによる車室内環境の
低下を防止できる。
状、スティック状又はひも状である場合には、フィルタ
ーに対する機能材の組付性を向上できる。請求項３記載
のように、フィルターの下流側に芳香機能を付与した機
能材を配置し、上流側に脱臭機能、消臭機能、マイナス
イオン発生機能の少なくとも１つの機能を付与した機能
材を配置すると、臭いが混ざることによる車室内環境の
低下を防止できる。
【００２４】請求項４に係るカーエアコン用フィルター
によれば、フィルター本体に芳香機能、消臭機能、脱臭
機能、殺菌機能、マイナスイオン発生機能の少なくとも
１つの機能を付与しているので、フィルターを構成する
部品点数を増やすことなく、請求項１と同様に、車室内
の環境を格段に向上できるとともに、例えば６ヶ月毎に
行う車両点検時に、フィルター本体或いは枠体を含むフ
ィルター全体を交換することで、ユーザーの手を煩わす
ことなく、機能の維持や変更が可能となる。
によれば、フィルター本体に芳香機能、消臭機能、脱臭
機能、殺菌機能、マイナスイオン発生機能の少なくとも
１つの機能を付与しているので、フィルターを構成する
部品点数を増やすことなく、請求項１と同様に、車室内
の環境を格段に向上できるとともに、例えば６ヶ月毎に
行う車両点検時に、フィルター本体或いは枠体を含むフ
ィルター全体を交換することで、ユーザーの手を煩わす
ことなく、機能の維持や変更が可能となる。
【図１】 自動車の空調装置の全体構成図
【図２】 フィルターの分解斜視図
【図３】 フィルターの要部断面図
【図４】 他の構成のフィルターの要部断面図
【図５】 他の構成のフィルターの分解斜視図
【図６】 同フィルターの要部断面図
１ 空調装置 ２ ダクト ３ 外気導入口 ４ 内気導入口 ５ ヒート吹出口 ６ ベント吹出口 ７ デフロスタ吹出口 ８ 送風機 ９ ヒータコア １０ 蒸発器 １１ 切替ダンパ ２０ フィルター ２１ フィルター本体 ２２ 機能材 ２３ 枠体 ２４ 枠部 ２５ 桟部 ２６ 爪部 ２７ 受部 ２８ フィルター材 ２９ 補強枠 ３０ 機能材 ２０Ａ フィルター ２２Ａ 機能材
Claims (4)
- 【請求項１】 自動車の空調装置に組み付けられるカー
エアコン用フィルターであって、 塵や埃を除去するフィルター本体と、 芳香機能、消臭機能、脱臭機能、殺菌機能、マイナスイ
オン発生機能の少なくとも１つの機能を付与した機能材
と、 前記フィルター本体及び機能材を収容する枠体と、 を備えたことを特徴とするカーエアコン用フィルター。 - 【請求項２】 前記機能材がシート状、スティック状又
はひも状である請求項１記載のカーエアコン用フィルタ
ー。 - 【請求項３】 前記フィルター本体の上流側に脱臭機
能、消臭機能、マイナスイオン発生機能の少なくとも１
つの機能を付与した機能材を配置し、下流側に芳香機能
を付与した機能材を配置した請求項１又は２記載のカー
エアコン用フィルター。 - 【請求項４】 自動車の空調装置に組み付けられるカー
エアコン用フィルターであって、 塵や埃を除去するとともに芳香機能、消臭機能、脱臭機
能、殺菌機能、マイナスイオン発生機能の少なくとも１
つの機能を付与したフィルター本体と、 前記フィルター本体を収容する枠体と、 を備えたことを特徴とするカーエアコン用フィルター。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000028588A JP2001213157A (ja) | 2000-02-07 | 2000-02-07 | カーエアコン用フィルター |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000028588A JP2001213157A (ja) | 2000-02-07 | 2000-02-07 | カーエアコン用フィルター |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001213157A true JP2001213157A (ja) | 2001-08-07 |
Family
ID=18553972
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000028588A Pending JP2001213157A (ja) | 2000-02-07 | 2000-02-07 | カーエアコン用フィルター |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001213157A (ja) |
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