JPH08258562A - 車両用空調装置のオゾン脱臭方法 - Google Patents
車両用空調装置のオゾン脱臭方法Info
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- JPH08258562A JPH08258562A JP8590395A JP8590395A JPH08258562A JP H08258562 A JPH08258562 A JP H08258562A JP 8590395 A JP8590395 A JP 8590395A JP 8590395 A JP8590395 A JP 8590395A JP H08258562 A JPH08258562 A JP H08258562A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 触媒フィルタや車体の構造変更を不要とする
こと。 【構成】 車両用空調装置は、空気を車室内に導入し、
その後外部へ排出する外気導入モードと、車室内の空気
を循環する内気循環モードとを実行可能であり、ブロワ
ファンとエバポレータとを連通するダクト内にオゾンを
供給可能である。空調装置をオゾンによって脱臭する方
法は、車両が駐車していて乗員が車室内にいないことを
確認し(102)、ダクト内にオゾンを供給し(10
5)、内気循環モードでブロワファンを第1の所定時間
作動し(107)、第1の所定時間の経過後ダクト内へ
のオゾンの供給を停止し(109)、外気導入モードに
切り替えてブロワファンをさらに第2の所定時間作動す
る(111)ことを含む。
こと。 【構成】 車両用空調装置は、空気を車室内に導入し、
その後外部へ排出する外気導入モードと、車室内の空気
を循環する内気循環モードとを実行可能であり、ブロワ
ファンとエバポレータとを連通するダクト内にオゾンを
供給可能である。空調装置をオゾンによって脱臭する方
法は、車両が駐車していて乗員が車室内にいないことを
確認し(102)、ダクト内にオゾンを供給し(10
5)、内気循環モードでブロワファンを第1の所定時間
作動し(107)、第1の所定時間の経過後ダクト内へ
のオゾンの供給を停止し(109)、外気導入モードに
切り替えてブロワファンをさらに第2の所定時間作動す
る(111)ことを含む。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用空調装置のオゾ
ン脱臭方法に関し、特に、車両用空調装置が、空気を車
室の外部から車室内に導入し、その後車室の外部へ排出
する外気導入モードと、車室内の空気を循環する内気循
環モードとを実行可能である、前記車両用空調装置をオ
ゾンによって脱臭する方法に関する。
ン脱臭方法に関し、特に、車両用空調装置が、空気を車
室の外部から車室内に導入し、その後車室の外部へ排出
する外気導入モードと、車室内の空気を循環する内気循
環モードとを実行可能である、前記車両用空調装置をオ
ゾンによって脱臭する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用空調装置の始動時に、エバポレー
タに付着した塵やカビに起因すると考えられている異臭
が生ずることがある。この異臭を除き、エバポレータそ
の他の箇所を殺菌する目的でオゾンが使用されている
(たとえば、実開平4-90413 号公報、実開平3-104414号
公報)。
タに付着した塵やカビに起因すると考えられている異臭
が生ずることがある。この異臭を除き、エバポレータそ
の他の箇所を殺菌する目的でオゾンが使用されている
(たとえば、実開平4-90413 号公報、実開平3-104414号
公報)。
【0003】実開平4-90413 号公報に記載された空調装
置は、ブロワファンとエバポレータとを連通するバイパ
ス通路を主通路に併設し、バイパス通路と主通路とによ
って循環通路を形成すると共に、オゾン発生装置で発生
するオゾンを前記循環通路内に導くようにし、触媒フィ
ルタを循環通路内に配置している。この空調装置では、
乗員が駆動スイッチをONにすると、オゾン発生装置で発
生したオゾンが循環通路に導かれる。
置は、ブロワファンとエバポレータとを連通するバイパ
ス通路を主通路に併設し、バイパス通路と主通路とによ
って循環通路を形成すると共に、オゾン発生装置で発生
するオゾンを前記循環通路内に導くようにし、触媒フィ
ルタを循環通路内に配置している。この空調装置では、
乗員が駆動スイッチをONにすると、オゾン発生装置で発
生したオゾンが循環通路に導かれる。
【0004】一方、実開平3-104414号公報に記載された
空調装置は、エバポレータの上流側にオゾン発生装置
を、下流側に触媒フィルタをそれぞれ配置すると共に、
オゾン濃度を検出するセンサを触媒フィルタの下流側に
配置し、さらに、ヒータユニットのケーシングに外部と
連通する専用の排気口を設けている。この空調装置で
は、車両の走行時には、センサで検出したオゾン濃度が
所定の範囲内に入るように制御し、駐車時には、オゾン
がエバポレータを通過した後、排気口から外部へ排出さ
れ、車室内に入らないように制御する。
空調装置は、エバポレータの上流側にオゾン発生装置
を、下流側に触媒フィルタをそれぞれ配置すると共に、
オゾン濃度を検出するセンサを触媒フィルタの下流側に
配置し、さらに、ヒータユニットのケーシングに外部と
連通する専用の排気口を設けている。この空調装置で
は、車両の走行時には、センサで検出したオゾン濃度が
所定の範囲内に入るように制御し、駐車時には、オゾン
がエバポレータを通過した後、排気口から外部へ排出さ
れ、車室内に入らないように制御する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記いずれの空調装置
も触媒フィルタを使用しており、触媒フィルタのメンテ
ナンスが必要である。加えて、別途バイパス通路を設け
るものでは、スペース的に制約の大きな車室の計器パネ
ルの下方にバイパス通路を設ける結果、空調装置の通路
の断面積が小さくなり、性能を低下させるおそれがあ
る。また、ケーシングに専用の排気口を設けるもので
は、車体の構造変更による剛性低下や遮音性能の低下が
懸念される。
も触媒フィルタを使用しており、触媒フィルタのメンテ
ナンスが必要である。加えて、別途バイパス通路を設け
るものでは、スペース的に制約の大きな車室の計器パネ
ルの下方にバイパス通路を設ける結果、空調装置の通路
の断面積が小さくなり、性能を低下させるおそれがあ
る。また、ケーシングに専用の排気口を設けるもので
は、車体の構造変更による剛性低下や遮音性能の低下が
懸念される。
【0006】本発明の目的は、触媒フィルタを不要と
し、さらに、バイパス通路を設けたり、車体の構造変更
をしたりする必要のない、車両用空調装置のオゾン脱臭
方法を提供することにある。
し、さらに、バイパス通路を設けたり、車体の構造変更
をしたりする必要のない、車両用空調装置のオゾン脱臭
方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、車両用空調装
置が、空気を車室の外部から車室内に導入し、その後車
室の外部へ排出する外気導入モードと、車室内の空気を
循環する内気循環モードとを実行可能であり、かつ、ブ
ロワファンとエバポレータとを連通するダクト内にオゾ
ンを供給可能である、前記車両用空調装置をオゾンによ
って脱臭する方法である。この脱臭方法は、車両が駐車
していて乗員が車室内にいないことを確認すること、乗
員が車室内にいないことを確認した後、前記ダクト内に
オゾンを供給しつつ内気循環モードで前記ブロワファン
を第1の所定時間作動すること、該第1の所定時間が経
過した後、前記ダクト内へのオゾンの供給を停止し、外
気導入モードに切り替えて前記ブロワファンをさらに第
2の所定時間作動することを含む。
置が、空気を車室の外部から車室内に導入し、その後車
室の外部へ排出する外気導入モードと、車室内の空気を
循環する内気循環モードとを実行可能であり、かつ、ブ
ロワファンとエバポレータとを連通するダクト内にオゾ
ンを供給可能である、前記車両用空調装置をオゾンによ
って脱臭する方法である。この脱臭方法は、車両が駐車
していて乗員が車室内にいないことを確認すること、乗
員が車室内にいないことを確認した後、前記ダクト内に
オゾンを供給しつつ内気循環モードで前記ブロワファン
を第1の所定時間作動すること、該第1の所定時間が経
過した後、前記ダクト内へのオゾンの供給を停止し、外
気導入モードに切り替えて前記ブロワファンをさらに第
2の所定時間作動することを含む。
【0008】本発明はまた、車両用空調装置が、空気を
車室の外部から車室内に導入し、その後車室の外部へ排
出する外気導入モードと、車室内の空気を循環する内気
循環モードとを実行可能であり、かつ、ブロワファンと
エバポレータとを連通するダクト内にオゾンを供給可能
であり、空気を循環する経路内のオゾン濃度を測定する
センサを有する、前記車両用空調装置をオゾンによって
脱臭する方法である。この脱臭方法は、車両が駐車して
いて乗員が車室内にいないことを確認すること、乗員が
車室内にいないことを確認した後、前記ダクト内にオゾ
ンを供給しつつ内気循環モードで前記ブロワファンを所
定時間作動すること、該所定時間が経過した後、前記ダ
クト内へのオゾンの供給を停止し、外気導入モードに切
り替えて前記ブロワファンをさらに作動すること、外気
導入モードでの作動中、前記経路内のオゾン濃度が所定
値以下になったとき、前記ブロワファンの作動を停止す
ることを含む。
車室の外部から車室内に導入し、その後車室の外部へ排
出する外気導入モードと、車室内の空気を循環する内気
循環モードとを実行可能であり、かつ、ブロワファンと
エバポレータとを連通するダクト内にオゾンを供給可能
であり、空気を循環する経路内のオゾン濃度を測定する
センサを有する、前記車両用空調装置をオゾンによって
脱臭する方法である。この脱臭方法は、車両が駐車して
いて乗員が車室内にいないことを確認すること、乗員が
車室内にいないことを確認した後、前記ダクト内にオゾ
ンを供給しつつ内気循環モードで前記ブロワファンを所
定時間作動すること、該所定時間が経過した後、前記ダ
クト内へのオゾンの供給を停止し、外気導入モードに切
り替えて前記ブロワファンをさらに作動すること、外気
導入モードでの作動中、前記経路内のオゾン濃度が所定
値以下になったとき、前記ブロワファンの作動を停止す
ることを含む。
【0009】前記脱臭方法は、設定された時刻、たとえ
ば夜間に行うことが好ましい。
ば夜間に行うことが好ましい。
【0010】
【作用および効果】請求項1に記載の発明では、車両が
駐車していて乗員が車室内にいないことを確認した後、
ダクト内にオゾンを供給しつつ、内気循環モードで第1
の所定時間ブロワファンを作動し、オゾンをエバポレー
タを経て循環させる。同時に、車室の実質的に全体にオ
ゾンを拡散させる。その後、外気導入モードで第2の所
定時間ブロワファンを作動し、残存するオゾンを外部へ
排出する。
駐車していて乗員が車室内にいないことを確認した後、
ダクト内にオゾンを供給しつつ、内気循環モードで第1
の所定時間ブロワファンを作動し、オゾンをエバポレー
タを経て循環させる。同時に、車室の実質的に全体にオ
ゾンを拡散させる。その後、外気導入モードで第2の所
定時間ブロワファンを作動し、残存するオゾンを外部へ
排出する。
【0011】車両が駐車していて乗員が車室内にいない
とき、オゾンを内気循環モードで循環させて脱臭と殺菌
とを行い、その後、オゾンを外気導入モードで車室の外
部へ排出するため、空調装置に触媒フィルタを取り付け
ることの必要性がない。換言すると、触媒フィルタを取
り付けることなく、乗員をオゾンから有効に保護できる
結果、触媒フィルタのためのメンテナンスが不要とな
る。また、バイパス通路とか、特別の排気口とかを設け
ることなく実施できるため、既存の空調装置の構造およ
び性能を維持できる。したがって、計器パネルの下方の
スペースの利用性や、遮音特性、剛性のような、いわば
車両の特性に変更を加えることなく、オゾンによる脱臭
を行うことができる。また、オゾンを内気循環モードで
車室の実質的に全体に拡散するため、広い範囲にわたっ
て効率的に脱臭および殺菌効果を得ることができる。
とき、オゾンを内気循環モードで循環させて脱臭と殺菌
とを行い、その後、オゾンを外気導入モードで車室の外
部へ排出するため、空調装置に触媒フィルタを取り付け
ることの必要性がない。換言すると、触媒フィルタを取
り付けることなく、乗員をオゾンから有効に保護できる
結果、触媒フィルタのためのメンテナンスが不要とな
る。また、バイパス通路とか、特別の排気口とかを設け
ることなく実施できるため、既存の空調装置の構造およ
び性能を維持できる。したがって、計器パネルの下方の
スペースの利用性や、遮音特性、剛性のような、いわば
車両の特性に変更を加えることなく、オゾンによる脱臭
を行うことができる。また、オゾンを内気循環モードで
車室の実質的に全体に拡散するため、広い範囲にわたっ
て効率的に脱臭および殺菌効果を得ることができる。
【0012】請求項2に記載の発明では、車両が駐車し
ていて乗員が車室内にいないことを確認した後、ダクト
内にオゾンを供給しつつ、内気循環モードで所定時間ブ
ロワファンを作動し、オゾンをエバポレータを経て循環
させる。同時に、車室の実質的に全体にオゾンを拡散さ
せる。その後、外気導入モードで作動し、残存するオゾ
ンを外部へ排出する間にオゾン濃度が所定値以下になっ
たとき、ブロワファンの作動を停止する。
ていて乗員が車室内にいないことを確認した後、ダクト
内にオゾンを供給しつつ、内気循環モードで所定時間ブ
ロワファンを作動し、オゾンをエバポレータを経て循環
させる。同時に、車室の実質的に全体にオゾンを拡散さ
せる。その後、外気導入モードで作動し、残存するオゾ
ンを外部へ排出する間にオゾン濃度が所定値以下になっ
たとき、ブロワファンの作動を停止する。
【0013】請求項1に記載の発明と同様な効果が得ら
れることに加え、オゾン濃度が所定値以下になるとブロ
ワファンの作動を停止するため、車両のバッテリの消費
量を必要最小限に抑えることができる。
れることに加え、オゾン濃度が所定値以下になるとブロ
ワファンの作動を停止するため、車両のバッテリの消費
量を必要最小限に抑えることができる。
【0014】脱臭方法を設定された時刻、たとえば夜間
に実施することにより、脱臭に使用したオゾンを大気中
のオゾン濃度が低い夜間に大気に排出できる。
に実施することにより、脱臭に使用したオゾンを大気中
のオゾン濃度が低い夜間に大気に排出できる。
【0015】
【実施例】本発明に係る脱臭方法は、たとえば図4に示
す車両用空調装置によって実施する。空調装置は、それ
自体公知のもので、ブロワファン20と、エバポレータ
22と、ヒータコア24とを備える。エバポレータ22
とヒータコア24とは、ブロワファン20から下流へ伸
びるダクト26内にこの順で配置され、2つのエアミッ
クスダンパ28は、一方が上流側の端部を枢軸に結合し
て下流側の端部を揺動可能に、他方が下流側の端部を枢
軸に結合して上流側の端部を揺動可能に、ヒータコア2
4の両側に配置されている。
す車両用空調装置によって実施する。空調装置は、それ
自体公知のもので、ブロワファン20と、エバポレータ
22と、ヒータコア24とを備える。エバポレータ22
とヒータコア24とは、ブロワファン20から下流へ伸
びるダクト26内にこの順で配置され、2つのエアミッ
クスダンパ28は、一方が上流側の端部を枢軸に結合し
て下流側の端部を揺動可能に、他方が下流側の端部を枢
軸に結合して上流側の端部を揺動可能に、ヒータコア2
4の両側に配置されている。
【0016】ダクト26は、モード切替えダンパ30、
32、34および風量調整ダンパ36、38を介してモ
ード送風ダクト40、42、44に分岐している。ブロ
ワファン20の上流側のダクト46には、内外気の切替
えダンパ48、50、52があり、内気Aを吸い込む
か、外気Bを吸い込むかをこれら切替えダンパの切替え
位置で調整する。
32、34および風量調整ダンパ36、38を介してモ
ード送風ダクト40、42、44に分岐している。ブロ
ワファン20の上流側のダクト46には、内外気の切替
えダンパ48、50、52があり、内気Aを吸い込む
か、外気Bを吸い込むかをこれら切替えダンパの切替え
位置で調整する。
【0017】空調装置は、内外気切替えダンパ48、5
0、52を切り替えることによって、空気を車室の外部
から車室内に導入し、その後車室の外部へ排出する外気
導入モードと、車室内の空気を循環する内気循環モード
とを実行可能である。車両後部の概略図である図5の矢
印で示すように、外気導入モードでは、車室54内に入
った空気は、バックウインドゥ56とリィインフォース
メント58とパッケージトレイ60との間のすきまを通
って、パッケージトレイ60とアッパバックパネル62
との間のスペース64に入り、車体の側方にあるそれ自
体公知のクォータベントダクト(図示せず)から外部へ
排出される。
0、52を切り替えることによって、空気を車室の外部
から車室内に導入し、その後車室の外部へ排出する外気
導入モードと、車室内の空気を循環する内気循環モード
とを実行可能である。車両後部の概略図である図5の矢
印で示すように、外気導入モードでは、車室54内に入
った空気は、バックウインドゥ56とリィインフォース
メント58とパッケージトレイ60との間のすきまを通
って、パッケージトレイ60とアッパバックパネル62
との間のスペース64に入り、車体の側方にあるそれ自
体公知のクォータベントダクト(図示せず)から外部へ
排出される。
【0018】空調装置は、さらに、ブロワファン20と
エバポレータ22とを連通するダクト26内にオゾンを
供給可能である。図4に示す実施例では、それ自体公知
のオゾン発生器66がダクトの外部にあり、オゾン発生
器66から伸びている拡散パイプ68がブロワファン2
0とエバポレータ22との間に配置され、オゾンを供給
可能に形成されている。オゾン拡散パイプ68は、オゾ
ン発生器66から導かれるオゾンが拡散しやすくするた
めに、図4に示すように、ダクト26の通風路が拡大す
る部分の上流側の経路中に配置することが好ましい。
エバポレータ22とを連通するダクト26内にオゾンを
供給可能である。図4に示す実施例では、それ自体公知
のオゾン発生器66がダクトの外部にあり、オゾン発生
器66から伸びている拡散パイプ68がブロワファン2
0とエバポレータ22との間に配置され、オゾンを供給
可能に形成されている。オゾン拡散パイプ68は、オゾ
ン発生器66から導かれるオゾンが拡散しやすくするた
めに、図4に示すように、ダクト26の通風路が拡大す
る部分の上流側の経路中に配置することが好ましい。
【0019】図示の実施例では、後述するように、脱臭
を定期的に、かつ、自動的に行うことを意図している。
しかし、本発明の脱臭方法は、たとえば、車両の定期点
検時に、車両の外部から導いたオゾンを拡散パイプ68
に供給することによっても実施できる。このようにすれ
ば、拡散パイプ68だけをダクト26内に備えるだけで
よく、オゾン発生器を省略することができる。
を定期的に、かつ、自動的に行うことを意図している。
しかし、本発明の脱臭方法は、たとえば、車両の定期点
検時に、車両の外部から導いたオゾンを拡散パイプ68
に供給することによっても実施できる。このようにすれ
ば、拡散パイプ68だけをダクト26内に備えるだけで
よく、オゾン発生器を省略することができる。
【0020】前記空調装置を使用する本発明の脱臭方法
は、図2にブロック的に示す制御装置70によって自動
的に実施することができる。制御装置70は、図示の実
施例では、中央演算装置、いわゆるCPU72と、パル
スカウンタ74と、フリップフロップ(FF)76と、
2つの独立したタイマーを内蔵したタイマー手段78と
を備える。CPU72には、車速センサ80、エンジン
始動用キースイッチ82、ドアスイッチ84およびシー
トスイッチ86から信号が入力している。
は、図2にブロック的に示す制御装置70によって自動
的に実施することができる。制御装置70は、図示の実
施例では、中央演算装置、いわゆるCPU72と、パル
スカウンタ74と、フリップフロップ(FF)76と、
2つの独立したタイマーを内蔵したタイマー手段78と
を備える。CPU72には、車速センサ80、エンジン
始動用キースイッチ82、ドアスイッチ84およびシー
トスイッチ86から信号が入力している。
【0021】車速センサ80からの信号は、車速を距離
に換算した、たとえば1kmに1個のパルスとしてパルス
カウンタ74に入力する。パルスカウンタ74は、設定
機能と比較機能とを有するもので、たとえば5000に設定
したとき、5000個のパルスを計数するとFF76に信号
を出力する。FF76は、パルスカウンタ74からの信
号が入力すると、CPU72にセット信号を出力する。
CPU72は、FF76からのセット信号の入力によっ
て脱臭方法の実施の待機状態となる。なお、パルスカウ
ンタ74およびFF76のリセットは、制御装置70が
脱臭方法を実施した後、CPU72によって行う。
に換算した、たとえば1kmに1個のパルスとしてパルス
カウンタ74に入力する。パルスカウンタ74は、設定
機能と比較機能とを有するもので、たとえば5000に設定
したとき、5000個のパルスを計数するとFF76に信号
を出力する。FF76は、パルスカウンタ74からの信
号が入力すると、CPU72にセット信号を出力する。
CPU72は、FF76からのセット信号の入力によっ
て脱臭方法の実施の待機状態となる。なお、パルスカウ
ンタ74およびFF76のリセットは、制御装置70が
脱臭方法を実施した後、CPU72によって行う。
【0022】この実施例によれば、脱臭を定期的に、か
つ、自動的に実施することができる。そして、その定期
の基準として、車速センサおよびパルスカウンタによる
所定の走行距離を採用している。何事かを定期的に実施
する一般的な手法によれば、時間または日が基準として
採用され、本発明においても前記した定期点検時のよう
な時間または日を採用できる。しかしながら、所定の走
行距離を定期の基準とする場合、現実に車両が使用して
いる機器をそのまま、またはわずかな変更を加えるだけ
で本発明を実施できることから、所定の走行距離を定期
の基準とすることが好ましい。
つ、自動的に実施することができる。そして、その定期
の基準として、車速センサおよびパルスカウンタによる
所定の走行距離を採用している。何事かを定期的に実施
する一般的な手法によれば、時間または日が基準として
採用され、本発明においても前記した定期点検時のよう
な時間または日を採用できる。しかしながら、所定の走
行距離を定期の基準とする場合、現実に車両が使用して
いる機器をそのまま、またはわずかな変更を加えるだけ
で本発明を実施できることから、所定の走行距離を定期
の基準とすることが好ましい。
【0023】タイムチャートを示す図3を参照するに、
キースイッチ(キーSW)82は、エンジンキーをキー
溝に差し込んだとき高レベルの信号を出力し、ドアスイ
ッチ84は、全てのドアのうちの少なくとも1つが開い
ているとき高レベルの信号を出力する。シートスイッチ
86は、荷重や静電容量等で乗員の着席を検出するスイ
ッチであることが好ましいが、シートベルトのロック信
号を使用することもできる。全てのシートスイッチ86
のうちの少なくとも1つのシートスイッチがON状態のと
き高レベルの信号を出力する。したがって、前記条件を
満たさないスイッチから低レベルの信号が出力する。
キースイッチ(キーSW)82は、エンジンキーをキー
溝に差し込んだとき高レベルの信号を出力し、ドアスイ
ッチ84は、全てのドアのうちの少なくとも1つが開い
ているとき高レベルの信号を出力する。シートスイッチ
86は、荷重や静電容量等で乗員の着席を検出するスイ
ッチであることが好ましいが、シートベルトのロック信
号を使用することもできる。全てのシートスイッチ86
のうちの少なくとも1つのシートスイッチがON状態のと
き高レベルの信号を出力する。したがって、前記条件を
満たさないスイッチから低レベルの信号が出力する。
【0024】制御装置70のCPU72は、図1のよう
な判断と制御とをする。始動(100)後、FFがセッ
ト信号を出力しているか否かを判断する(101)。こ
れは、前述のように、脱臭方法を定期的に実施する趣旨
に基づく。FFからのセット信号が入力しているとき、
キースイッチ、ドアスイッチおよびシートスイッチから
の信号が全て低レベルであるか否かを判断する(10
2)。この実施例では、これら全てのスイッチからの信
号が低レベルであるとき、車両が駐車していて乗員が車
室内にいないことの確認としている。
な判断と制御とをする。始動(100)後、FFがセッ
ト信号を出力しているか否かを判断する(101)。こ
れは、前述のように、脱臭方法を定期的に実施する趣旨
に基づく。FFからのセット信号が入力しているとき、
キースイッチ、ドアスイッチおよびシートスイッチから
の信号が全て低レベルであるか否かを判断する(10
2)。この実施例では、これら全てのスイッチからの信
号が低レベルであるとき、車両が駐車していて乗員が車
室内にいないことの確認としている。
【0025】FFからのセット信号が存在しないか、ま
たはキースイッチ、シートスイッチおよびドアスイッチ
からの全ての信号が低レベルでないとき、制御を終了す
る(103)。
たはキースイッチ、シートスイッチおよびドアスイッチ
からの全ての信号が低レベルでないとき、制御を終了す
る(103)。
【0026】車両が駐車していて乗員が車室内にいない
とき、すなわちキースイッチ、シートスイッチおよびド
アスイッチからの全ての信号が低レベルのとき、タイマ
ー手段78のタイマー1をONにし(104)、オゾン発
生器66を作動し(105)、ブロワファン20(図
4)を内気循環モードで作動する(106)。タイマー
1は、設定時間中、ON信号を出力する。その結果、ダク
ト26(図4)内でオゾンを供給された空気は、内気循
環モードで循環経路を循環する。
とき、すなわちキースイッチ、シートスイッチおよびド
アスイッチからの全ての信号が低レベルのとき、タイマ
ー手段78のタイマー1をONにし(104)、オゾン発
生器66を作動し(105)、ブロワファン20(図
4)を内気循環モードで作動する(106)。タイマー
1は、設定時間中、ON信号を出力する。その結果、ダク
ト26(図4)内でオゾンを供給された空気は、内気循
環モードで循環経路を循環する。
【0027】空気が前記循環経路を循環している間、タ
イマー1がOFF であるか否かを判断する(107)。そ
して、タイマー1がONである間、内気循環モードでの循
環を継続し(106)、空調装置のエバポレータだけで
なく、車室内を十分に脱臭する。タイマー1の設定時間
は、オゾンの濃度によっても異なるが、10〜20分の範囲
でよい。
イマー1がOFF であるか否かを判断する(107)。そ
して、タイマー1がONである間、内気循環モードでの循
環を継続し(106)、空調装置のエバポレータだけで
なく、車室内を十分に脱臭する。タイマー1の設定時間
は、オゾンの濃度によっても異なるが、10〜20分の範囲
でよい。
【0028】タイマー1がOFF になったとき、タイマー
2をONにし(108)、内気循環モードでの作動を停止
し、さらにオゾン発生器の作動を停止し(109)、ブ
ロワファンを外気導入モードで作動する(110)。タ
イマー2は、設定時間中、ON信号を出力する。
2をONにし(108)、内気循環モードでの作動を停止
し、さらにオゾン発生器の作動を停止し(109)、ブ
ロワファンを外気導入モードで作動する(110)。タ
イマー2は、設定時間中、ON信号を出力する。
【0029】外気導入モードで作動する間、タイマー2
がOFF であるか否かを判断する(111)。そして、タ
イマー2がONである間、外気導入モードでの作動を継続
し(110)、残留オゾン濃度を十分に減らす。タイマ
ー2の設定時間は10分程度でよい。たとえば、オゾンの
濃度は、労働環境基準によって0.1ppm以下であることが
推奨されていることから、この前記基準を満たすには何
分掛るかを前もって調べておき、タイマー2の設定時間
をその時間に合せることが好ましい。
がOFF であるか否かを判断する(111)。そして、タ
イマー2がONである間、外気導入モードでの作動を継続
し(110)、残留オゾン濃度を十分に減らす。タイマ
ー2の設定時間は10分程度でよい。たとえば、オゾンの
濃度は、労働環境基準によって0.1ppm以下であることが
推奨されていることから、この前記基準を満たすには何
分掛るかを前もって調べておき、タイマー2の設定時間
をその時間に合せることが好ましい。
【0030】タイマー2がOFF になったとき、ブロワフ
ァンの作動を停止し(112)、パルスカウンタとFF
とをリセットし(113)、制御は終了する(11
4)。
ァンの作動を停止し(112)、パルスカウンタとFF
とをリセットし(113)、制御は終了する(11
4)。
【0031】図2の実施例では、警告ブザー90がCP
U72に接続されている。この警告ブザー90は、脱臭
を実施しているとき、人が車室内に入ろうとすることに
警告する。すなわち、図6のフローチャートおよび図7
のタイムチャートを参照すると、ドアスイッチがONであ
るか否かを判断し(115)、ONであるとき、タイマー
1がONであるか否かを判断し(116)、どららもONで
あると、警報を発する(117)。また、タイマー1が
ONでないとき、タイマー2がONであるか否かを判断し
(118)、ONであるとき、警報を発する(117)。
これは、サブルーチンとして図1のルーチンに組み込む
ことができる。
U72に接続されている。この警告ブザー90は、脱臭
を実施しているとき、人が車室内に入ろうとすることに
警告する。すなわち、図6のフローチャートおよび図7
のタイムチャートを参照すると、ドアスイッチがONであ
るか否かを判断し(115)、ONであるとき、タイマー
1がONであるか否かを判断し(116)、どららもONで
あると、警報を発する(117)。また、タイマー1が
ONでないとき、タイマー2がONであるか否かを判断し
(118)、ONであるとき、警報を発する(117)。
これは、サブルーチンとして図1のルーチンに組み込む
ことができる。
【0032】図8に示す本発明の脱臭方法は、図1に示
した脱臭方法に使用した2つのタイマーに代えて、1つ
のタイマーとオゾンセンサとを使用する。すなわち、オ
ゾンセンサ92をエバポレータ22の下流、たとえば図
5に示す車室の後部のアッパバックパネル62に取り付
けてスペース64内に配置し、これを図2に示すよう
に、CPU72に接続する。オゾンセンサ92を前記位
置に取り付けることによって、車室内のオゾン濃度を適
切に測定することができる。一方、タイマー手段78の
2つのタイマーのうちタイマー1だけを使用する。
した脱臭方法に使用した2つのタイマーに代えて、1つ
のタイマーとオゾンセンサとを使用する。すなわち、オ
ゾンセンサ92をエバポレータ22の下流、たとえば図
5に示す車室の後部のアッパバックパネル62に取り付
けてスペース64内に配置し、これを図2に示すよう
に、CPU72に接続する。オゾンセンサ92を前記位
置に取り付けることによって、車室内のオゾン濃度を適
切に測定することができる。一方、タイマー手段78の
2つのタイマーのうちタイマー1だけを使用する。
【0033】オゾンセンサ92は、それ自体公知のもの
(『センサ技術』1993年11月号44頁以降)で、金属酸化
物を活性化させて測定精度を確保するためにヒータを有
する。そこで、脱臭方法に先だって前記ヒータを予熱す
ることが好ましい。市販のオゾンセンサは、オゾン濃度
に比例する電圧を出力するが、本発明の脱臭方法による
場合、所定値より高いオゾン濃度のとき高レベルの電圧
を、また所定値以下のオゾン濃度のとき低レベルの電圧
を出力するように変更しておくことが好ましい。
(『センサ技術』1993年11月号44頁以降)で、金属酸化
物を活性化させて測定精度を確保するためにヒータを有
する。そこで、脱臭方法に先だって前記ヒータを予熱す
ることが好ましい。市販のオゾンセンサは、オゾン濃度
に比例する電圧を出力するが、本発明の脱臭方法による
場合、所定値より高いオゾン濃度のとき高レベルの電圧
を、また所定値以下のオゾン濃度のとき低レベルの電圧
を出力するように変更しておくことが好ましい。
【0034】図8の脱臭方法は、図1の脱臭方法とほと
んどのステップを共通にする。したがって、異なるステ
ップを中心として説明し、同じステップについては同じ
符号で示して重複説明を省略する。内気循環モードで循
環し(106)、タイマー1がOFF であるか否かを判断
し(107)、タイマー1がOFF になったとき、オゾン
発生器の作動を停止して(109)、ダクト内へのオゾ
ンの供給を停止し、外気導入モードに切り替えてブロワ
ファンをさらに作動する(110)。外気導入モードで
の作動中、前記循環経路内のオゾン濃度を測定して所定
値と比べる(120)。この場合の所定値は、たとえば
0.1ppmとする。オゾン濃度が所定値より高いとき、外気
導入モードでの作動を継続する(110)が、オゾン濃
度が所定値以下になったとき、ブロワファンの作動を停
止し(112)、パルスカウンタとFFとをリセットし
(113)、制御を終了する(114)。
んどのステップを共通にする。したがって、異なるステ
ップを中心として説明し、同じステップについては同じ
符号で示して重複説明を省略する。内気循環モードで循
環し(106)、タイマー1がOFF であるか否かを判断
し(107)、タイマー1がOFF になったとき、オゾン
発生器の作動を停止して(109)、ダクト内へのオゾ
ンの供給を停止し、外気導入モードに切り替えてブロワ
ファンをさらに作動する(110)。外気導入モードで
の作動中、前記循環経路内のオゾン濃度を測定して所定
値と比べる(120)。この場合の所定値は、たとえば
0.1ppmとする。オゾン濃度が所定値より高いとき、外気
導入モードでの作動を継続する(110)が、オゾン濃
度が所定値以下になったとき、ブロワファンの作動を停
止し(112)、パルスカウンタとFFとをリセットし
(113)、制御を終了する(114)。
【0035】図8の脱臭方法においても、図6の警報シ
ステムを採用することができる。この場合、図6のステ
ップ118に代えて、オゾンセンサの出力が高レベルで
あるか否かを判断するステップを組み入れる。そして、
オゾンセンサの出力が高レベルであるとき、警報を発す
る(117)ようにする。
ステムを採用することができる。この場合、図6のステ
ップ118に代えて、オゾンセンサの出力が高レベルで
あるか否かを判断するステップを組み入れる。そして、
オゾンセンサの出力が高レベルであるとき、警報を発す
る(117)ようにする。
【0036】図9に示す本発明の脱臭方法は、図1の脱
臭方法に、その開始を規制するステップを組み入れたも
のである。すなわち、キースイッチ、シートスイッチお
よびドアスイッチが全て低レベルであるとき、24時間タ
イマーがONであるか否かを判断する(130)。24時間
タイマーは設定時刻になったとき、その後所定の時間
中、ON信号を出力するが、所定の時間の経過後OFF とな
る。この操作をFFからの設定信号が入力する毎に自動
的に繰り返す。これによって、脱臭方法をたとえば夜間
に行うように設定することができ、夏季等の大気中のオ
ゾン濃度が高い昼間にオゾンを車室の外部に排出するこ
とを避けることができる。
臭方法に、その開始を規制するステップを組み入れたも
のである。すなわち、キースイッチ、シートスイッチお
よびドアスイッチが全て低レベルであるとき、24時間タ
イマーがONであるか否かを判断する(130)。24時間
タイマーは設定時刻になったとき、その後所定の時間
中、ON信号を出力するが、所定の時間の経過後OFF とな
る。この操作をFFからの設定信号が入力する毎に自動
的に繰り返す。これによって、脱臭方法をたとえば夜間
に行うように設定することができ、夏季等の大気中のオ
ゾン濃度が高い昼間にオゾンを車室の外部に排出するこ
とを避けることができる。
【0037】24時間タイマーがONであるとき、タイマー
1をONにし、その後は、図1と同じルーチンを実行す
る。図9の脱臭方法では、タイマー1とタイマー2との
2つのタイマーを使用しているが、これに代えて、図8
に示した1つのタイマーとオゾンセンサとを使用する脱
臭方法においても、24時間タイマーを組み入れて脱臭の
開始時間を規制することができる。
1をONにし、その後は、図1と同じルーチンを実行す
る。図9の脱臭方法では、タイマー1とタイマー2との
2つのタイマーを使用しているが、これに代えて、図8
に示した1つのタイマーとオゾンセンサとを使用する脱
臭方法においても、24時間タイマーを組み入れて脱臭の
開始時間を規制することができる。
【図1】本発明に係る車両用空調装置のオゾン脱臭方法
の実施例のフローチャートである。
の実施例のフローチャートである。
【図2】図1に示したオゾン脱臭方法のブロック図であ
る。
る。
【図3】図1に示したオゾン脱臭方法のタイムチャート
である。
である。
【図4】本発明に係るオゾン脱臭方法を実施できる車両
用空調装置の概略を示す模式図である。
用空調装置の概略を示す模式図である。
【図5】車両の後部を示す断面図である。
【図6】図1に示したオゾン脱臭方法に組み入れること
ができる警報システムのフローチャートである。
ができる警報システムのフローチャートである。
【図7】図6の警報システムのタイムチャートである。
【図8】本発明に係る車両用空調装置のオゾン脱臭方法
の別の実施例のフローチャートである。
の別の実施例のフローチャートである。
【図9】本発明に係る車両用空調装置のオゾン脱臭方法
のさらに別の実施例のフローチャートである。
のさらに別の実施例のフローチャートである。
20 ブロワファン 22 エバポレータ 26 ダクト 54 車室 62 アッパバックパネル 66 オゾン発生器 68 拡散パイプ 92 オゾンセンサ
Claims (3)
- 【請求項1】 車両用空調装置が、空気を車室の外部か
ら車室内に導入し、その後車室の外部へ排出する外気導
入モードと、車室内の空気を循環する内気循環モードと
を実行可能であり、かつ、ブロワファンとエバポレータ
とを連通するダクト内にオゾンを供給可能である、前記
車両用空調装置をオゾンによって脱臭する方法であっ
て、 車両が駐車していて乗員が車室内にいないことを確認す
ること、 乗員が車室内にいないことを確認した後、前記ダクト内
にオゾンを供給しつつ内気循環モードで前記ブロワファ
ンを第1の所定時間作動すること、 該第1の作動時間が経過した後、前記ダクト内へのオゾ
ンの供給を停止し、外気導入モードに切り替えて前記ブ
ロワファンをさらに第2の所定時間作動することを含
む、車両用空調装置のオゾン脱臭方法。 - 【請求項2】 車両用空調装置が、空気を車室の外部か
ら車室内に導入し、その後車室の外部へ排出する外気導
入モードと、車室内の空気を循環する内気循環モードと
を実行可能であり、かつ、ブロワファンとエバポレータ
とを連通するダクト内にオゾンを供給可能であり、空気
を循環する経路内のオゾン濃度を測定するセンサを有す
る、前記車両用空調装置をオゾンによって脱臭する方法
であって、 車両が駐車していて乗員が車室内にいないことを確認す
ること、 乗員が車室内にいないことを確認した後、前記ダクト内
にオゾンを供給しつつ内気循環モードで前記ブロワファ
ンを所定時間作動すること、 該所定時間が経過した後、前記ダクト内へのオゾンの供
給を停止し、外気導入モードに切り替えて前記ブロワフ
ァンをさらに作動すること、 外気導入モードでの作動中、前記経路内のオゾン濃度が
所定値以下になったとき、前記ブロワファンの作動を停
止することを含む、車両用空調装置のオゾン脱臭方法。 - 【請求項3】 前記脱臭方法を設定された時刻に行う、
請求項1または2に記載の車両用空調装置のオゾン脱臭
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8590395A JPH08258562A (ja) | 1995-03-20 | 1995-03-20 | 車両用空調装置のオゾン脱臭方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8590395A JPH08258562A (ja) | 1995-03-20 | 1995-03-20 | 車両用空調装置のオゾン脱臭方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08258562A true JPH08258562A (ja) | 1996-10-08 |
Family
ID=13871816
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8590395A Pending JPH08258562A (ja) | 1995-03-20 | 1995-03-20 | 車両用空調装置のオゾン脱臭方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08258562A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002103959A (ja) * | 2000-10-03 | 2002-04-09 | Isuzu Motors Ltd | 自動車用エアコンの除菌装置 |
JP2008500219A (ja) * | 2004-05-25 | 2008-01-10 | バイエリッシェ モートーレン ウエルケ アクチエンゲゼルシャフト | 自動車両空気調節装置を消毒するための装置 |
JP2008500218A (ja) * | 2004-05-25 | 2008-01-10 | バイエリッシェ モートーレン ウエルケ アクチエンゲゼルシャフト | 自動車両内の空気調節装置の構成品、特に蒸発器を消毒するための装置 |
JP2010116161A (ja) * | 2010-02-22 | 2010-05-27 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 車両用静電霧化装置 |
JP2010223553A (ja) * | 2009-03-25 | 2010-10-07 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 静電霧化装置を備えた空調装置 |
US20120264361A1 (en) * | 2011-04-14 | 2012-10-18 | Ford Global Technologies, Llc | Process and apparatus for improving the quality of the air in a vehicle interior |
KR101330667B1 (ko) * | 2011-09-28 | 2013-11-18 | 주식회사 노아테크 | 자동차 공조기 내에 설치되는 자외선 살균램프의 제어방법 |
FR3070923A1 (fr) * | 2017-09-14 | 2019-03-15 | Gruau Laval | Vehicule comportant un compartiment refrigere et desinfecte par un generateur d'ozone, et procede de desinfection associe |
CN109927517A (zh) * | 2019-04-15 | 2019-06-25 | 郑永宏 | 一种汽车空气净化系统及方法 |
-
1995
- 1995-03-20 JP JP8590395A patent/JPH08258562A/ja active Pending
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002103959A (ja) * | 2000-10-03 | 2002-04-09 | Isuzu Motors Ltd | 自動車用エアコンの除菌装置 |
DE102004030998B4 (de) * | 2004-05-25 | 2015-03-05 | Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | Verfahren zur Desinfektion der Bauteile einer Klimaanlage in Kraftfahrzeugen |
JP2008500218A (ja) * | 2004-05-25 | 2008-01-10 | バイエリッシェ モートーレン ウエルケ アクチエンゲゼルシャフト | 自動車両内の空気調節装置の構成品、特に蒸発器を消毒するための装置 |
US7406832B2 (en) | 2004-05-25 | 2008-08-05 | Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | Apparatus and methods for disinfecting components of an air conditioning system in a motor vehicle |
EP1748908B2 (de) † | 2004-05-25 | 2014-03-05 | Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | Vorrichtung zur desinfektion einer kraftfahrzeugklimaanlage |
JP2008500219A (ja) * | 2004-05-25 | 2008-01-10 | バイエリッシェ モートーレン ウエルケ アクチエンゲゼルシャフト | 自動車両空気調節装置を消毒するための装置 |
JP2010223553A (ja) * | 2009-03-25 | 2010-10-07 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 静電霧化装置を備えた空調装置 |
JP2010116161A (ja) * | 2010-02-22 | 2010-05-27 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 車両用静電霧化装置 |
US20120264361A1 (en) * | 2011-04-14 | 2012-10-18 | Ford Global Technologies, Llc | Process and apparatus for improving the quality of the air in a vehicle interior |
KR101330667B1 (ko) * | 2011-09-28 | 2013-11-18 | 주식회사 노아테크 | 자동차 공조기 내에 설치되는 자외선 살균램프의 제어방법 |
FR3070923A1 (fr) * | 2017-09-14 | 2019-03-15 | Gruau Laval | Vehicule comportant un compartiment refrigere et desinfecte par un generateur d'ozone, et procede de desinfection associe |
EP3456564A1 (fr) * | 2017-09-14 | 2019-03-20 | Gruau Laval | Véhicule comportant un compartiment réfrigéré et désinfecté par un générateur d'ozone, et procédé de désinfection associé |
CN109927517A (zh) * | 2019-04-15 | 2019-06-25 | 郑永宏 | 一种汽车空气净化系统及方法 |
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