JPH0872535A - 空気清浄器と連動する自動車用空調装置 - Google Patents

空気清浄器と連動する自動車用空調装置

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JPH0872535A
JPH0872535A JP21357394A JP21357394A JPH0872535A JP H0872535 A JPH0872535 A JP H0872535A JP 21357394 A JP21357394 A JP 21357394A JP 21357394 A JP21357394 A JP 21357394A JP H0872535 A JPH0872535 A JP H0872535A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車室内の空気調和、及び空気浄化を、効
率良く行なう。 【構成】 空調装置は、外気導入モードと内気循環モー
ドとを選択する。空気清浄器は、清浄モードと換気モー
ドとを選択する。排ガスセンサ及び煙草センサと、これ
ら各センサの検出値に応じて上記各空調装置と空気清浄
器とを制御する制御器とを設ける。制御器は、各センサ
からの信号に基づき、内気、外気が清浄であれば、外気
導入モード且つ換気モードとする。外気が清浄で内気が
汚れていれば外気導入モード且つ換気モードとし、更
に、空調装置と空気清浄器との各送風機を駆動する。内
気が清浄で外気が汚れている場合、内気循環モード且つ
清浄モードとする。更に、内気、外気が共に汚れている
場合も同様の各モードを取る。但し、この場合は空気清
浄器の送風機を駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明の空気清浄器と連動する自
動車用空調装置は、自動車室内外の空気がそれぞれ汚れ
ているか否かに応じて空調装置及び空気清浄器を互いに
連動する状態で制御する事により、自動車室内の空気調
和(冷暖房、並びに除湿)及び空気浄化を効率良く行な
う。
【0002】
【従来の技術】自動車室内の空気調和を行なう為の自動
車用空調装置として、従来から各種構造のものが知られ
ている。例えば、実開昭59−169213号公報に
は、図6に示す様な構造の自動車用空調装置が記載され
ている。この図6に示した自動車用空調装置は、インテ
ークユニット1とクーリングユニット2とヒータユニッ
ト3とを互いに直列に接続する事で構成されている。こ
の様な自動車用空調装置を構成するケーシング4は、四
周を囲まれた内側流路5を有し、この内側流路5に空気
調和用の空気を流通自在としている。このケーシング4
の上流側(図6の左側)で上記インテークユニット1を
構成する部分には、外気吸入口6と内気吸入口7とを、
それぞれ設けている。又、上記上流端部内にはインテー
クドア8を設けている。このインテークドア8は、図6
の実線又は破線の位置まで回動し、上記両吸入口6、7
の一方を開放すると同時に他方を閉鎖する。この様な吸
入口6、7を有するインテークユニット1を成すケーシ
ング4内には第一の送風機9を設け、上記各吸入口6、
7から吸引した空気を、上記ケーシング4の下流側(図
6の右側)に送れる様にしている。上記送風機9は電動
機により駆動する。この電動機は、その回転数を複数段
階(例えば4段階)に切り換え自在としている。
【0003】上記ケーシング4の中間部はクーリングユ
ニット2を構成している。即ち、ケーシング4の中間部
内側にはエバポレータ10を、上記内側流路5全体を塞
ぐ状態で設けている。このエバポレータ10は、図示し
ないコンプレッサ、コンデンサ、リキッドタンク、膨張
弁等と共に蒸気圧縮式冷凍機を構成し、膨張弁を通過し
た冷媒を内部で蒸発させる事により温度低下する。そし
て、上記内側流路5に沿ってコア部を、図6の左から右
に通過する空気を冷却すると同時に、この空気中に含ま
れる水分を除去(水蒸気を凝縮し捕集)する。尚、上記
エバポレータ10内には、エアコンスイッチがONされ
て、コンプレッサが駆動されている場合にのみ、冷媒が
送り込まれる。
【0004】実際の場合には、上記エアコンスイッチが
ONされると、上記コンプレッサの駆動軸に固定された
プーリの電磁クラッチが励磁(ON)されて、エンジン
の駆動力が上記コンプレッサに伝達され、このコンプレ
ッサが駆動されて、上記エバポレータ10に冷媒を送り
込む。又、上記エアコンスイッチがOFFされると、上
記電磁クラッチが消磁(OFF)されて、上記エンジン
の駆動力がコンプレッサに伝達されなくなる。そして、
このコンプレッサが冷媒の吐出を行なわなくなり、上記
エバポレータ10への冷媒の送り込みを停止する。従っ
て、冬期等、空気の冷却が不要とされる際には、上記エ
アコンスイッチにより電磁クラッチがOFFされて、エ
バポレータ10内には冷媒が流通せず、このエバポレー
タ10を通過する空気が冷却される事もない。
【0005】又、上記ケーシング4の中間部から下流側
は、ヒータユニット3としている。即ち、ケーシング4
の中間部から下流側部分の内側には、ヒータコア11を
設けている。このヒータコア11はケーシング4の内側
に、前記内側流路5の一部を塞ぐ状態で設けられてい
る。従って、このヒータコア11の側方(図6の上方)
には、このヒータコア11を通過しない空気を通過させ
るバイパス通路12が設けられる。そして、このバイパ
ス通路12並びに上記ヒータコア11の上流側に、エア
ミックスドア13を設けている。このエアミックスドア
13は、その回動位置を調節する事により、上記バイパ
ス通路12を通過する空気とヒータコア11を通過する
空気との割合を調節する。これにより、自動車室内に送
り出す空気を温度調節する。即ち、このエアミックスド
ア13は温度調整手段を構成する。尚、上記ヒータコア
11内には、空気の加温が必要とされて、図示しない温
水コックが開いている場合にのみ、温水が送り込まれ
る。従って、夏期等、空気の加温が不要とされる際に
は、ヒータコア11には温水が流通せず、このヒータコ
ア11を通過する空気が加温される事もない。これらエ
アミックスドア13の位置、並びに温水コックの開閉
は、運転席に設けた制御パネルのスイッチ等の操作位置
や設定温度等に対応し、必要に応じて外気温度等との関
連で行なわれる。
【0006】更に、上記ケーシング4の下流端には、ベ
ンチレーション開口14と足下開口15とデフロスト開
口16とを、互いに並列に設けている。これら各開口1
4、15、16が送出口である。このうちのデフロスト
開口16は、フロントガラス内面に向けて開口したデフ
ロスタ吹き出し口に通じる。又、足下開口15は、ダッ
シュボードの下側等、車室内の下部に開口した足下吹き
出し口に通じる。更に、ベンチレーション開口14は、
ダッシュボード部分等、車室内の上部に向けて開口す
る。そして、これら各開口14〜16に、それぞれ第一
〜第三のモードドア17〜19を設けて、これら各開口
14〜16からの空気の吹き出し及び停止を制御自在と
している。尚、前記内側流路5の下流端部分で、これら
各開口14〜16と上記ヒータコア11及びバイパス通
路12との間部分は、ミックスチャンバ20としてい
る。
【0007】上述の様に構成される空気調和装置の使用
時には、前記送風機9を運転し、インテークドア8の位
置に応じて車外或は車内、又は車外及び車内から取り入
れた空気を、前記内側流路5の下流側に送る。この空気
は、前記エバポレータ10を通過して温度降下した(エ
バポレータ10に冷媒が流れている場合)後、前記エア
ミックスドア13の位置に応じて、前記ヒータコア11
とバイパス通路12との一方又は双方を通過する。上記
ヒータコア11に温水が流れており、エアミックスドア
13が中間位置に存在する場合には、上記ヒータコア1
1を通過して温度上昇した空気と上記バイパス通路12
を通過した冷たいままの空気とは、ミックスチャンバ2
0部分で混ざり合う。そして、前記第一〜第三のモード
ドア17〜19の開閉状態に応じて、所望の吹き出し口
14〜16から車室内に吹き出す。尚、上記各ドア8、
13、17〜19の開閉は、図示しないアクチュエータ
により行なう。このアクチュエータは、やはり図示しな
い制御器からの指令信号によりそれぞれ所望の状態を取
る。或は、ボーデンワイヤにより各ドア8、13、17
〜19を開閉させる場合もある。
【0008】一方、自動車室内後部には空気清浄器が設
けられる場合がある。この空気清浄器は、図7に示す様
に構成されている。中空筒状のケーシング23の一端に
は空気取り入れ口21が、他端には空気送り出し口22
が、それぞれ開口している。ケーシング23の内側は空
気が流通自在な空気流路25としている。更に、このケ
ーシング23の内側で上記空気取り入れ口21の奥部に
は、第二の送風機24を設け、上記空気取り入れ口21
から自動車室内の空気を取り入れ、この空気を下流の空
気送り出し口22から送り出し自在としている。上記第
二の送風機24は、前記第一の送風機9と同様、その回
転数を複数段階に切り換え自在な電動機により駆動され
る。
【0009】ケーシング23の中間部で上記空気送り出
し口22の上流側には、上記空気流路25を塞ぐ状態
で、フィルタ装置26を配設している。このフィルタ装
置26は、除塵及び脱臭を行なうもので、従来知られて
いる種々のフィルタを、単独で或は異なる種類のものを
複数組み合わせて使用する。例えば、このフィルタ装置
26を、メッシュ等により空気中の比較的大きな粉塵を
捕集する第一のフィルタと、空気中の微細な粉塵を帯電
させて吸着捕集する静電フィルタと、活性炭等により空
気中の悪臭を除去する脱臭フィルタとを組み合わせる事
で構成する。
【0010】上記空気清浄器を使用する場合、前述した
自動車用空調装置と同様、運転席等の制御パネルに設け
たスイッチを操作する事により、上記送風機24を駆動
する。送風機24の駆動に伴い、自動車室内の空気が上
記空気取り入れ口21から吸入される。そして、この空
気は下流に送られ、上記フィルタ装置26を経て空気送
り出し口22から自動車室内に送り出される。上記空気
はフィルタ装置26を通過する事で、塵や悪臭を除去さ
れる。従って、このフィルタ装置26を通過し、上記空
気送り出し口22から送り出された空気は清浄なものと
なる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の様に
構成され作用する従来の自動車用空調装置、並びに空気
清浄器に於いては、次の様な解決すべき点がある。即
ち、これら自動車用空調装置と空気清浄器とは互いに独
立して作動する為、これら自動車用空調装置と空気清浄
器とを使用する場合、周囲の状態によっては自動車室内
の空気浄化に時間がかかったり、或は一時的にではある
が却って室内空気(内気)の汚染度が進む場合が考えら
れる。例えば、自動車の直前や側方をディーゼル車やバ
イク等が走行している場合、当該自動車の周囲の空気
(外気)は清浄とは言いがたい。この様な場合に、乗員
の喫煙等により内気が汚れたとして、上記自動車用空調
装置を外気を導入する外気導入モードにすると、自動車
室内には、上記ディーゼル車等が排出する排気を多く含
んだ汚れた空気が送り込まれる。この様な場合、空気清
浄器が運転状態であれ、停止状態であれ、自動車室内の
空気の汚れが進んでしまう。
【0012】又、自動車室内の空気が汚れた場合、自動
車室外の空気が清浄であれば、上記自動車用空調装置を
外気導入モードとすれば、車室内の空気を早期に浄化で
きる。これに対して、内気は汚れているが外気は清浄で
ある場合に、上記自動車用空調装置を内気循環モードと
して上記空気清浄器を作動させると、上記自動車用空調
装置を外気導入モードにする場合に比べて、空気浄化に
要する時間が長くなる。この様に、自動車用空調装置と
空気清浄器とが互いに独立して作動する従来構造の場
合、必ずしも効率的な空気浄化及び空調を行なえるとは
限らず、自動車用空調装置及び空気清浄器の駆動或は非
駆動状態や、モードの選択如何によっては自動車室内の
空気を清浄且つ適温にする為に時間を浪費する場合があ
る。
【0013】自動車室内の空気を効率良く浄化する為、
特開昭59−118524号公報には、以下に述べる様
な、空気浄化装置と組み合わされた自動車用空気調和装
置が記載されている。この空気浄化装置と組み合わされ
た自動車用空気調和装置は、電動送風機を有する空気浄
化装置(空気清浄器)と、送風量調節装置により送風量
を調節自在な空気調和装置と、上記電動送風機の運転時
に、上記空気調和装置を、デフロスタ吹き出し口から空
気を送り出す状態とする制御手段とを備えている。この
装置によれば、乗員の喫煙に伴い自動車室内の空気が汚
れた場合、この室内空気を浄化すべく空気清浄器を運転
すると、この空気清浄器の作動に伴って制御器が上記空
調装置を作動させ、デフロスタ吹き出し口から空気を送
り出す。従って、上記汚れた室内空気は、このデフロス
タ吹き出し口から吹き出された空気流によって、当該空
気清浄器が配置された自動車室内後方に送られる。この
際、上記デフロスタ吹き出し空気流は、自動車の天井に
沿って空気清浄器の配置された位置へ移動する為、煙草
の煙を含んだ室内空気を乗員の頭越しに空気清浄器に送
る。この結果、乗員が喫煙した場合でも、速やかに自動
車室内の空気を浄化できる。
【0014】しかしながら、この公報に記載された装置
は、乗員が喫煙した場合に自動車室内の空気を速やかに
浄化する事を目的としたものである。自動車室内外の空
気が汚れているか否かに応じて、自動車用空調装置と空
気清浄器とを効率良く作動させ、自動車室内を快適なも
のにする事はできない。
【0015】又、実開昭58−32008号公報には、
空調装置と空気清浄器との関連制御装置が記載されてい
る。この関連制御装置は、車室内空気(内気)汚染セン
サと、車室外空気(外気)汚染センサと、これら各セン
サの検出信号に基づき上記空調装置及び空気清浄器を制
御する制御器とを備えている。そして、これら各センサ
により検出される外気、及び内気の汚染度が、それぞれ
所定値を上回っている場合に、上記制御器は上記空調装
置を内気循環モードとすると共に上記空気清浄器を作動
させる。又、これら各センサにより検出される外気、及
び内気の汚染度が、外気の汚染度が所定値を下回り、内
気の汚染度が所定値を上回っている場合には、上記制御
器が上記空調装置を外気導入モードとする。
【0016】上述の様に構成される、上記公報に記載さ
れた装置に於いては、内気、外気共に所定の汚染度を上
回っている(内気、外気共に汚れている)場合、空気清
浄器を作動させた状態で、外気を導入する事なく内気を
循環させる。又、外気の汚染度が所定値以下であり、内
気の汚染度が所定値を上回っている(外気は清浄である
が、内気は汚れている)場合、外気を導入する。即ち、
内気が汚れている場合に、外気が汚染されているか否か
により、外気を導入するか、或は空気清浄器を作動させ
て内気循環とするかを選択実行する。
【0017】しかしながら、例えば外気が清浄で内気が
汚れている場合、単に外気導入モードとするのみなら
ず、外気導入モードとすると共に内気を排出する事が、
最も効率良く自動車室内を快適にできる。上記公報に記
載された装置では、空調装置と空気清浄器とが独立して
作動する場合に比べて改善されてはいるが、内気を清浄
にし室内を快適なものとする為の作動が、効率性の点で
未だ改良の余地がある。本発明の空気清浄器と連動する
自動車用空気清浄装置は、上述の様な事情に鑑み、内
気、及び外気が汚れているか否かによって、自動車室内
を効率良く浄化し、この室内を迅速に快適なものとすべ
く発明したものである。
【0018】尚、特開昭58−133911号公報にも
自動車用空調装置と空気清浄器とを連動させる技術が記
載されている。しかしながら、この公報に記載された技
術は、空気清浄器を作動させた場合に、この空気清浄器
から送り出される空気によって乗員が寒さを感じるのを
防止するものである。従って、内気、外気が汚染されて
いるか否かによって、空調装置と空気清浄器とを連動さ
せ、最適なモードを選択実行して自動車室内を効率良く
快適な環境とする事はできない。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の空気清浄器と連
動する自動車用空調装置は、自動車用空調装置と、空気
清浄器と、自動車室外の空気の汚染度を検出する第一の
検出器と、自動車室内の空気の汚染度を検出する第二の
検出器と、これら第一、第二の検出器の検出値に基づ
き、上記自動車用空調装置と空気清浄器とを制御する制
御器とを備えている。このうち、上記自動車用空調装置
は、自動車室外の空気を取り入れ自在な外気吸入口と、
自動車室内の空気を取り入れ自在な内気吸入口と、これ
ら外気吸入口と内気吸入口とを、何れか一方の吸入口を
開放し他方の吸入口を閉鎖する状態に切り換え自在なイ
ンテークドアと、これら各吸入口より空気を吸入する第
一の送風機と、これら各吸入口から取り入れた空気を冷
却するクーリングユニットと、上記各吸入口から取り入
れた空気を加温するヒータユニットと、これらクーリン
グユニット及びヒータユニットを通過して所望温度とさ
れた空気を自動車室内に送り出す送出口とを有する。
【0020】又、上記空気清浄器は、自動車室内の空気
を取り入れ自在な空気取り入れ口と、この空気取り入れ
口より上記自動車室内の空気を吸入する第二の送風機
と、上記空気取り入れ口から取り入れた空気を通過させ
る事により、この空気を浄化するフィルタ装置と、この
フィルタ装置を通過する事により浄化された空気を自動
車室内に送り出す空気送り出し口と、上記空気取り入れ
口から取り入れた空気が流通する流路の途中で上記フィ
ルタ装置の上流側に設けられ、上記空気取り入れ口から
取り入れた空気を自動車室外に排出する排気口と、この
排気口と上記流路の途中で上記フィルタ装置の上流側と
を、何れか一方が開放し、他方が閉鎖する状態に切り換
え自在な切り換えドアとを有する。
【0021】そして、上記制御器は、上記第一の検出器
の検出値に基づき自動車室外の空気が汚れていないと判
断された場合で、上記第二の検出器の検出値に基づき自
動車室内の空気が汚れていないと判断された場合に、上
記第一、第二の送風機を共に駆動、或は非駆動状態と
し、上記自動車用空調装置を、インテークドアを回動さ
せる事により外気吸入口を開放し内気吸入口を閉鎖する
外気導入モードとすると共に、上記空気清浄器を、上記
切り換えドアを回動させる事により上記流路の途中で上
記フィルタ装置の上流側を閉鎖する換気モードとする。
又、上記第一の検出器の検出値に基づき自動車室外の空
気が汚れていないと判断された場合で、上記第二の検出
器の検出値に基づき自動車室内の空気が汚れていると判
断された場合に、上記第一、第二の送風機を共に駆動状
態として、上記自動車用空調装置を、インテークドアを
回動させる事により外気吸入口を開放し内気吸入口を閉
鎖する外気導入モードとすると共に、上記空気清浄器
を、上記切り換えドアを回動させる事により上記流路の
途中で上記フィルタ装置の上流側を閉鎖する換気モード
とする。
【0022】一方、上記第一の検出器の検出値に基づき
自動車室外の空気が汚れていると判断された場合で、上
記第二の検出器の検出値に基づき自動車室内の空気が汚
れていないと判断された場合には、上記自動車用空調装
置を、インテークドアを回動させる事により内気吸入口
を開放し外気吸入口を閉鎖する内気循環モードとすると
共に、上記空気清浄器を、上記切り換えドアを回動させ
る事により上記流路の途中で上記フィルタ装置の上流側
を開放する清浄モードとする。又、上記第一の検出器の
検出値に基づき自動車室外の空気が汚れていると判断さ
れた場合で、上記第二の検出器の検出値に基づき自動車
室内の空気も汚れていると判断された場合に、上記第一
の送風機の駆動、非駆動に拘らず上記第二の送風機を駆
動状態として、上記自動車用空調装置を、インテークド
アを回動させる事により内気吸入口を開放し外気吸入口
を閉鎖する内気循環モードとすると共に、上記空気清浄
器を、上記切り換えドアを回動させる事により上記流路
の途中で上記フィルタ装置の上流側を開放する清浄モー
ドとする。
【0023】
【作用】本発明の空気清浄器と連動する自動車用空調装
置は上述の様に構成される為、自動車室外の空気(外
気)と自動車室内の空気(内気)とが共に清浄である場
合には、空調装置を外気導入モードとし、空気清浄器を
換気モードとして、自動車室内の空気を常に清浄な状態
に維持する。この場合に於いて、例えば自動車室内の冷
暖房(除湿を含む)を要する際には、第一、第二の送風
機を共に運転し、室内の空調を迅速に行なえる様にす
る。空調を要しない場合等には、第一、第二の空調装置
は共に停止しても良い。又、外気は清浄であるが内気が
汚れている場合、空調装置を外気導入モードとし、空気
清浄器を換気モードとする。この際、第一、第二の送風
機を共に駆動し、室内の空気の入れ換えを迅速に行なわ
せる。
【0024】一方、外気が汚れているが内気は清浄であ
る場合、空調装置を内気循環モードとし、空気清浄器を
清浄モードとする。この際、内気は清浄である為、第二
の送風機は停止させ、積極的に内気浄化作業は行なわな
い。これにより、上記第二の送風機を駆動する為のエネ
ルギの消費を抑える。更に、内気、外気が共に汚れてい
る場合には、上記の場合と同様、空調装置を内気循環モ
ードとし、空気清浄器を清浄モードとする。但し、この
際には第二の送風機を駆動させ、内気を積極的に浄化す
る。これにより、内気の浄化を行なえる。本発明の空気
清浄器と連動する自動車用空調装置は、上述の様に作用
する為、自動車室内の空気の清浄化及び空調を効率良く
行なえる。
【0025】
【実施例】図1〜5は本発明の実施例を示している。
尚、本発明は、空調装置と空気清浄器とを、自動車室内
外の空気(内気及び外気)がそれぞれ汚れているか否か
に応じて最適な制御を行ない、内気の清浄化及び空調を
迅速に効率良く行なわせるものである。上記空調装置の
本体部分の構成並びに作用に就いては、前述した従来例
と同様である。従って、空調装置に就いての詳しい説明
は省略、或は簡略化する。又、空気清浄器に就いても従
来装置と同等部分に関しては詳しい説明を省略、或は簡
略化し、以下、本発明の特徴部分を中心に説明する。
【0026】本発明を構成する空気清浄器は、図2〜4
に示す様に構成している。即ち、前述した従来の空気清
浄器と同様、中空筒状のケーシング23aの一端に空気
取り入れ口21を、他端に空気送り出し口22を、それ
ぞれ開口している。ケーシング23aの内側は空気が流
通自在な流路である空気流路25としている。更に、こ
のケーシング23aの内側で、上記空気取り入れ口21
の奥部には第二の送風機24を設け、上記空気取り入れ
口21から自動車室内の空気を取り入れ、この空気を下
流側の空気送り出し口22に送り出し自在としている。
【0027】更に、上記空気清浄器は、上記ケーシング
23aの中間部で、第二の送風機24と空気送り出し口
22との間部分に、排気口27を形成している。この排
気口27は、自動車のトランクルームの側壁部に設けた
通気口を介して、車外に連通する。又、上記ケーシング
23aの上流端部で上記空気取り入れ口21の側部に
は、上記トランクルームに連続するトランク側空気取り
入れ口28を設けている。一方、ケーシング23aの下
流端部で上記空気送り出し口22の側部には、やはり上
記トランクルームに連続する、トランク側空気送り出し
口29を設けている。そして、上記空気取り入れ口21
とトランク側空気取り入れ口28とは、上記ケーシング
23aに一端を枢支した第一の切り換えドア30の回動
により、一方の取り入れ口21(28)を閉じた(開い
た)場合に、他方の取り入れ口28(21)を開く(閉
じる)様にしている。又、上記空気送り出し口22とト
ランク側空気送り出し口29とに就いても、上記ケーシ
ング23aに一端を枢支した第二の切り換えドア31の
回動により、一方の取り入れ口22(29)を閉じた
(開いた)場合に、他方の取り入れ口29(22)を開
く(閉じる)様にしている。更に、上記排気口27形成
部分には、やはりケーシング23aに一端を枢支した第
三の切り換えドア32を設け、この排気口27を開閉自
在としている。この第三の切り換えドア32を回動し、
上記排気口27を完全に開放した場合、この第三の切り
換えドア32は上記内側流路25を塞ぐ。そして、この
内側流路25内に取り込まれた空気が、次述するフィル
タ装置26に送られる事なく、この排気口27から排出
される様にしている。
【0028】上記ケーシング23aの中間部で、上記排
気口27と上記空気送り出し口22との間部分には、前
述した従来装置と同様のフィルタ装置26を設けてい
る。即ち、このフィルタ装置26は除塵並びに脱臭を行
なうもので、従来知られている種々のフィルタを、単独
で或は異なる種類のものを複数組み合わせて使用する。
例えば、このフィルタ装置26を、前述の様に、メッシ
ュ等の第一のフィルタと静電フィルタと脱臭フィルタと
を組み合わせる事で構成する。
【0029】例えば自動車の一部で外気が導入される部
分(例えば、ボンネット基部とフロントガラス下端部と
の間部分等、上記自動車用空調装置の外気吸入口6の近
傍)等、自動車の前部には、第一の検出器である排ガス
センサ33(図5)を設けている。この排ガスセンサ3
3は排気臭濃度や排気ガスの濃度を検出するセンサ等、
従来知られたセンサを使用する。又、自動車室内(例え
ば、天井面)には、第二のセンサである煙草センサ34
(図4)を設けている。この煙草センサ34も、従来か
ら知られているものを使用する。
【0030】上記各センサ33、34の検出値は、制御
器35に送られる。この制御器35としては、各種制御
を行なうべく従来から自動車に備わっているマイクロコ
ンピュータ(CPU、MPU)と同様のものを利用でき
る。特に、図示の実施例に於いては、自動車から離れた
場所から当該自動車のエンジンを始動させる、エンジン
の遠隔始動装置を構成する制御器35に、これら排ガス
センサ33と煙草センサ34との検出値を入力してい
る。そして、例えば自動車のインスツルメントパネル
(制御パネル)に設けたスイッチの操作による他、上記
エンジンの遠隔始動装置を構成する送信器36(図5)
に設けた操作ボタンを操作する事で、上記自動車用空調
装置と空気清浄器との運転状態を制御自在としている。
【0031】上記エンジンの遠隔始動装置は、例えば特
願平4−309793号に記載されている。即ち、図5
に示す様に、エンジンの始動を指示する為の無線信号を
発する送信器36と、この送信器36からの無線信号を
受信する受信器37と、この受信器37が無線信号を受
け、且つ安全等の条件が満たされた場合にのみ、始動指
令信号を出す制御器35とを備えている。上記制御器3
5は、ユーザー毎に定まるIDコードの整合性を判断す
るID判断回路38と、遠隔操作による始動後の運転時
間を規制する為のタイマ39とを有する。又、上記制御
器35は、イグニッションスイッチ(IGN)をONす
る為のIGN端子40と、スタータモータをONさせる
為のST端子41とを有する。更に、この制御器35に
は、上記受信器37からの信号の他、バッテリー電源4
2の電圧を示す信号と、パーキングブレーキ43が作動
しているか否かを示す信号と、変速機のレバーがパーキ
ング位置(Pポジション)又はニュートラル位置(Nポ
ジション)にあるか否かを検知するポジションリレー4
4の信号(自動変速機の場合のみ)と、ボンネットの開
閉状態を検知する為のボンネットスイッチ45からの信
号と、ドアの開閉状態を検知するドアスイッチ46から
の信号と、オルタネータが発電する電圧を測定自在なL
端子47からの信号とを入力している。
【0032】そして上記制御器35は、受信器37が送
信器36からの無線信号を受けてIDコードが一致し、
且つバッテリ電源42の電圧が十分で、しかもパーキン
グブレーキ43が引かれ、変速機のレバーがPポジショ
ン又はNポジションにあり、ボンネット及びドアが閉じ
られている場合にのみ、タイマー39が定める一定時間
だけ、上記IGN端子40及びST端子41に通電す
る。
【0033】本実施例に於いては、上記制御器35に上
記空調装置及び空気清浄器を制御する機能を持たせる。
即ち、上記送信器36に設けた、上記空調装置及び空気
清浄器作動用の操作ボタンを操作する事により、この制
御器35は、上記インテークドア8、エアミックスドア
13、第一〜第三の各モードドア17〜19、切り換え
ドア30、31、32の回動、第一、第二の送風機9、
24の駆動及び駆動停止を行なわせる。
【0034】上記空調装置及び空気清浄器で実現可能な
モードは、それぞれ以下の通りである。先ず、上記空調
装置に於いては、外気を自動車室内に導入する場合、前
記図6に示す様にインテークドア8を図の実線位置に回
動させる。この状態が外気導入モードである。又、内気
を自動車室内で循環させる場合、インテークドア8を同
図の鎖線位置にまで回動させる。この状態が内気循環モ
ードである。尚、これら各モードの何れを選択した場合
でも、送出口を構成するデフロスト開口14、足下開口
15、上部開口16を開閉する第一〜第三のモードドア
17、18、19の開閉は乗員の意志により任意に設定
する。又、エアミックスドア13の回動量は所望とする
自動車室内の温度に応じて乗員の意志により任意に設定
する。
【0035】次に、空気清浄器に於いては、図2〜4に
示す様な各モードを実現できる。このうち、図2に示す
様に第一〜第三の各切り換えドア30、31、32を回
動させた場合、空気取り入れ口21から自動車室内の空
気が取り入れられ、排気口27を介して自動車の外に排
出される。この状態が換気モードである。又、図3に示
す様に各ドア30、31、32を回動させた場合、空気
取り入れ口21から自動車室内の空気が取り入れられ、
フィルタ装置26を介して空気送り出し口22から自動
車室内に送り出される。この場合に自動車室内に送り出
される空気は、上記フィルタ装置26を通過する事で空
気中の塵及び悪臭を除去された清浄なものとなる。この
状態が清浄モードである。更に、図4に示す様に各ドア
30、31、32を回動させた場合、トランク側空気取
り入れ口28から自動車のトランクルーム内の空気が取
り入れられ、フィルタ装置26を介してトランク側空気
送り出し口29から上記トランクルーム内に送り出され
る。この状態がトランク内脱臭モードである。このトラ
ンク内脱臭モードは、例えば、鮮魚等、臭いのあるもの
をトランクルームに収納した場合に、このトランクルー
ム内に上記臭いが付着するのを防止する。
【0036】次に、本発明の空気清浄器と連動する自動
車用空気調和装置の作用に就いて説明する。本実施例に
於ける作用は図1のフローチャートに示す通りである
が、このフローチャートを説明するのに先立ち、先ず本
発明の特徴的な作用に就いて説明しておく。制御器35
は各センサ33、34の検出値に基づき、上記空調装置
及び空気清浄器にそれぞれどのモードを実現させるかを
判断する。即ち、上記空調装置に於いては外気導入モー
ドを実現するか、内気循環モードを実現するかを判断す
る。図8は、排ガスセンサ33の検出値を表す抵抗値の
経時変化と空調装置のモード選択との関係を示してい
る。領域イに於いて空調装置は外気導入モードを実現し
ている。この場合に外気汚染濃度の上昇に伴って排ガス
センサ33の抵抗値が上昇すると、点ロに於いて排ガス
センサ33の信号に基づいて制御器35は、外気が汚れ
ていると判断し、上記空調装置を内気循環モードに切り
換える。この結果、領域ハでは内気循環モードのままと
なる。例えばディーゼルエンジン車が遠ざかる等によ
り、排ガスセンサ33の抵抗値が減少すると(点ニ)、
制御器35は外気が清浄である旨の判断を下し、領域ホ
で空調装置を再び外気導入モードに切り換える。
【0037】又、空気清浄器に於いては清浄モードを実
現するか、或は換気モードを実現するかを判断する。図
9は、煙草センサ34の検出する抵抗値の経時変化と空
気清浄器のモード選択との関係を示している。領域ヘに
於いて空気清浄器は、清浄モードで且つ第二の送風機2
4を駆動していない状態にある。この状態で内気汚染濃
度が上昇すると、煙草センサ34の抵抗値は上昇する。
そして、点トに於いて送風機24を起動し、内気の浄化
を開始する(領域チ)。更に内気汚染濃度が上昇する
と、点リに於いて送風機24を高速にし、より一層の内
気浄化を図る(領域ヌ)。この状態に於いても内気汚染
濃度が更に上昇する場合、制御器35は点ルで空気清浄
器を換気モードとし、以下領域ヲで内気の入れ換えを行
なわせる。
【0038】尚、トランク内の脱臭は乗員の意志により
行なうものである為、このトランク脱臭モードは、上記
各センサ33、34の検出値によって各装置が自動的に
選択するモードに含まない。従って、これら各装置が自
動的に選択し得るモードの組み合わせとしては、一応、
以下の4通りが考えられる。 空調装置を外気導入モードとし、空気清浄器を換気モ
ードとする場合 空調装置を外気導入モードとし、空気清浄器を清浄モ
ードとする場合 空調装置を内気循環モードとし、空気清浄器を換気モ
ードとする場合 空調装置を内気循環モードとし、空気清浄器を清浄モ
ードとする場合
【0039】このうち、上記は、制御器35が内気、
外気共には汚れてはいないと判断した場合に実現する。
この場合に於いて第一、第二の送風機9、24は共に非
駆動状態とするか、或は共に駆動状態とする。駆動状態
とした場合には、これら送風機9、24はその回転速度
を連動させる。即ち、第一の送風機9が低速(低速或は
やや低速)である場合は第二の送風機24も低速とし、
第一の送風機9が高速(高速或はやや高速)である場合
は第二の送風機24も高速とする。又、上記の場合、
制御器35は内気が汚れており、外気が清浄であると判
断している。従って、上記制御器35は上記空気清浄器
を清浄モードとはせず、空気清浄器を室内の汚れた空気
を車外に送り出す換気モードとする。これと共に空調装
置を清浄な外気を導入する外気導入モードとする。更
に、この場合は第一、第二の送風機9、24を共に駆動
し、内気の入れ換えを迅速に行なう。即ち、本発明で
は、上記は実現しない。
【0040】又、上記の場合、制御器35は内気は汚
れてはいないが、外気は汚れていると判断している。従
って、この場合に上記制御器35は、空調装置を内気循
環モードとすると共に空気清浄器を清浄モードとする。
但し、内気は清浄である為、上記制御器35は、エネル
ギ消費を抑えるべく、第二の送風機24を停止させる。
即ち、上記は実現しない。更に、上記は、上記制御
器35は内気、外気共に汚れていると判断した場合に実
現する。従って、この場合も、上記制御器35は空調装
置を内気循環モードとすると共に空気清浄器を清浄モー
ドとし、且つ、第二の送風機24を駆動して室内の空気
を清浄にする。尚、自動車室内を最大限冷却したい場合
(乗員がMAX COOL位置に操作スイッチを設定した場
合)、上記制御器35は各センサ33、34をOFF状
態とするか或はこれら各センサ33、34の検出値に拘
わらず、上記空調装置を内気循環モードとすると共に空
気清浄器を非駆動状態若しくは清浄モードとする。
【0041】更に、本実施例の場合、前述した様に上記
自動車用エンジンの遠隔始動装置を構成する送信器36
から上記空気清浄器と連動する空調装置を作動自在とし
ている。従って、自動車に乗り込む以前に、内気の浄化
(換気モードによる換気及び清浄モードによる浄化)或
はトランクルーム内の脱臭を行なう事ができる。この様
に、自動車に乗り込む以前に自動車室内等を清浄にして
おく場合、送信器36の所定の操作ボタンを操作する事
により、清浄モード、換気モード、トランク内脱臭モー
ドの何れかを選択する。そして、上記エンジンを始動さ
せる。これにより、上記空調装置、並びに空気清浄器が
所望のモードで作動し、乗員が自動車に乗り込むのに先
立って自動車室内の環境を整える。上記エンジンは、所
定時間以内にイグニションスイッチをONしないと停止
する。従って、上記所定時間以内に乗員(運転者)が自
動車に乗り込んだ場合は、上記空調装置及び空気清浄器
のON、OFFを、この乗員の判断に委ねる。上記所定
時間以内に乗員が乗り込まず、イグニションスイッチが
ONされない場合、上記エンジンは前記タイマにより設
定された所定時間後にその作動を停止し、これに伴って
上記空調装置並びに空気清浄器が停止する。この場合に
於いて、自動車室内或はトランクルーム内は上記所定時
間の間、清浄にされている為、乗員が乗り込む際には快
適な環境となる。
【0042】上述の様な特徴を有する本実施例の作用
を、図1のフローチャートにより説明する。上記インス
ツルメントパネル上のスイッチを操作する事により、上
記排ガスセンサ33及び煙草センサ34が、それぞれ外
気或は内気の汚染度を検出可能になる。上記制御器35
は先ず、上記排ガスセンサ33の検出値を入力する(ス
テップ1)。そして、この検出値により上記制御器35
が、外気が汚染されていると判断した場合(ステップ2
でONの場合)、この制御器35は空調装置のインテー
クドア8を、図6の破線に示す様に回動させ、内気循環
モードとする(ステップ3)。次いで、上記第一の送風
機9が非駆動状態である場合(ステップ4でOFFの場
合)には煙草センサ34の検出値を入力するステップ9
に進む。上記送風機9が駆動状態である場合には、送風
機9の回転速度を調節する。この送風機9は、例えば低
速(ステップ5)、やや低速(ステップ6)、やや高速
(ステップ7)、高速(ステップ8)の4段階に調節自
在であり、これらのうちから適当なものを図示しないス
イッチ、或は設定温度と実際の自動車室内温度との差等
により選択する。
【0043】次いで、上記制御器35は煙草センサ34
の検出値を入力し、乗員の喫煙に伴って内気が汚染され
ているか否かを判断する(ステップ9)。そして、制御
器35が、内気が汚染されていると判断した場合(ステ
ップ9でONの場合)、第二の送風機24を駆動させる
(ステップ10)。この第二の送風機24も、上記送風
機9と同様、例えば低速、高速の2段階に調節自在と
し、これらのうちから適当なものを図示しないスイッチ
等により選択する(ステップ11)。これと同時に空気
清浄器を構成する各ドア30、31、32を図3に示す
様に切り換え、内気を上記フィルタ装置26を介して再
び自動車室内に送り込む清浄モードとする(ステップ1
2)。これにより、自動車室内には、汚れた外気が入り
込まず、内気を上記空気清浄器により清浄にしつつ循環
させる。この様に、内、外気共に汚れている場合、上記
空調装置を内気循環モードにし、空気清浄器を清浄モー
ドにする事で、効率良く室内空気の浄化を行なう。
【0044】上記ステップ9で制御器35が、(乗員が
喫煙しておらず)内気が清浄であると判断した場合(ス
テップ9でOFFの場合)、第二の送風機24が作動中
であれば停止し(ステップ13)、非作動状態であれば
そのままの停止状態を保持する。そして、空気清浄器を
構成する各ドア30、31、32を図2に示す様に切り
換え、空気取り入れ口28から取り入れた内気を排気口
27から排出する換気モードとすべき判定をする(ステ
ップ14)。但し、この場合の様に、上記制御器が空調
装置を内気循環モードとすべき判断を下している場合
は、図1のフローチャートとは別に、煙草センサ34の
検出値が上記空気清浄器を換気モードにすべき事を示唆
していても、この空気清浄器を清浄モードとして、換気
に伴って汚れた外気が入り込むのを防止する。尚、内気
は清浄である為、前述した様に第二の送風機24は停止
状態として、積極的に空気浄化しなくても良い。第二の
送風機24を停止させておけば、省エネルギ(バッテリ
ーの消耗防止)を図れる。但し、清浄モードで第二の送
風機24を運転するのは自由である。
【0045】又、上記ステップ2で上記制御器35が、
排ガスセンサ33が検出する外気が清浄であると判断し
た場合(ステップ2でOFFの場合)、この制御器35
は空調装置のインテークドア8を、図6の実線に示す様
に回動させて外気導入モードとする(ステップ15)。
更に、この制御器35は煙草センサ34の検出値を入力
し、内気が清浄であるか汚染されているかを判断する
(ステップ16)。そして、制御器35が、内気が清浄
であると判断した場合(ステップ16でOFFの場
合)、送風機9、24の制御に移る。即ち、第一の送風
機9が作動していない場合(ステップ17でOFFの場
合)、第二の送風機24も停止させ(ステップ18)、
空気清浄器を図2に示す換気モードとする。この状態で
は、ラム圧による換気が行なわれる。又、第一の送風機
9が駆動状態にある場合(ステップ17でONの場
合)、この送風機9の回転速度を所望の段階に設定し、
更に、この設定に応じて第二の送風機24を駆動させ
る。即ち、第一の送風機9の回転速度が、速い、或はや
や速い状態の場合(ステップ19で3、4速の場合)、
上記第二の送風機24を高速回転で駆動する(ステップ
21)。第一の送風機9が、低速、或はやや低速で駆動
している場合(ステップ19で1、2速の場合)、上記
第二の送風機24も低速回転させる(ステップ20)。
そして、空気清浄器を換気モードとする(ステップ2
2)。上記第一、第二の送風機9、24を上述の様に制
御するのは、空調装置と空気清浄器との作動を調和させ
(取り込む空気の量と送り出す空気の量とをバランスさ
せ)、室内温度の調整や換気を円滑に行なわせる為であ
る。
【0046】一方、外気が清浄であるが、上記煙草セン
サ34の検出する室内空気が汚れていると判断された場
合(ステップ16でONの場合)、上記第一の送風機9
を駆動させ(ステップ23)、外気を導入する。更に、
第二の送風機24を駆動する(ステップ24)。この
際、この空気清浄器はやはり、図2に示す様に換気モー
ドとし(ステップ22)、迅速に室内空気の入れ換えを
行なう。
【0047】上述した様な各モードを選択実施した後
は、直ちに最初のステップに帰り、室内環境を良好なも
のに維持すべく、排ガスセンサ33、煙草センサ34の
検出値を入力し、これら各センサ33、34の検出値に
基づいて各装置のモードを所望通りに切り換える。
【0048】次に、上記送信器36から各種指令信号が
送られた場合に就いて説明する。尚、以下の動作が行な
われるのは、エンジンが運転されている事が前提であ
る。先ず、空気清浄器に清浄モードを選択させる旨の指
令があった場合(ステップ25でONの場合)、制御器
35は、空調装置を内気循環モードとした後、第二の送
風機24を起動させ(ステップ27)、更にこの空気清
浄器を清浄モードとする(ステップ12)。上記指令を
停止する旨の信号が入力された場合(ステップ25でO
FFの場合)、上記送風機24は駆動を停止(ステップ
26)、或は停止状態を維持した状態で、空気清浄器を
換気モードに切り換えておく(ステップ14)。次に、
送信器36により換気モードを取らせる旨の指令があっ
た場合(ステップ28でONの場合)、制御器35は空
調装置を外気導入モードとすると共に第一の送風機9を
駆動させる(ステップ23)。更に第二の送風機24を
駆動させる(ステップ24)と共に空気清浄器を換気モ
ードとする(ステップ22)。この指令モードを停止す
べき旨の指令があった場合(ステップ28でOFFの場
合)、第二の送風機24を停止状態とし(ステップ1
8)、空気清浄器を換気モードにしておく(ステップ2
2)。
【0049】更に、上記送信器36を介してトランクル
ームを脱臭する旨の指令が送り込まれた場合(ステップ
29でONの場合)、空調装置を内気循環モードとする
と共に第二の送風機24を駆動し(ステップ30)、空
気清浄器を図5に示すトランク脱臭モードとして(ステ
ップ31)、トランク内の脱臭を行なう。又、トランク
脱臭モードを停止する旨の指令があった場合(ステップ
29でOFFの場合)、第二の送風機24を停止状態と
して(ステップ13)上記空気清浄器を換気モードに切
り換えておく(ステップ14)。
【0050】尚、上述した本実施例に於いては排気セン
サ33、煙草センサ34として、それぞれ空気中の排気
濃度や煙草の煙の濃度、或は排気臭濃度や内気臭濃度に
応じてその抵抗値を変化させるものを使用している。そ
して制御器35は、、これらの濃度が予め記憶している
基準値と比較する事で、空気の汚れ具合を判断する。
尚、より細かな制御を行なうべく、第一、第二の検出器
として異なる種類のセンサを複数ずつ使用しても良い。
更に、第一、第二の送風機9、24をこれらセンサ3
3、34の検出値に基づいて、その回転数を変えられる
様に構成する事もできる。
【0051】尚、上述の構成とは異なり、空気清浄器の
第三の切り換えドア32を設けない構造としても、本発
明に近い作用を得られる。即ち、排気センサ33、煙草
センサ34の検出値に応じて空調装置を外気導入モード
及び内気循環モードとすると共に、空気清浄器の第二の
送風機24をON、OFFする構造とする事が考えられ
る。しかしながら、この構造の場合、選択するモードの
如何によらず外気が自動車室内に入り込み易い。この
為、より細かな制御を行なえない。従って、上述した本
発明の構造を取る事が好ましい。
【0052】
【発明の効果】本発明の空気清浄器と連動した自動車用
空気調和装置は、以上に述べた通り構成され作用する
為、自動車室内の空調、及び室内空気の清浄化を効率良
く行なえ、自動車室内を快適な環境に保持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の作用を示すフローチャート。
【図2】本発明を構成する空気清浄器を換気モードの状
態で示す略横断平面図。
【図3】同じく清浄モードの状態で示す図2と同様の
図。
【図4】同じくトランク脱臭モードの状態で示す図2と
同様の図。
【図5】制御器の構成を示すブロック図。
【図6】空調装置を示す略縦断側面図。
【図7】従来の空気清浄器を示す略横断平面図。
【図8】空調装置の作動状況を示す線図。
【図9】空気調和装置の作動状況を示す線図。
【符号の説明】
1 インテークユニット 2 クーリングユニット 3 ヒータユニット 4 ケーシング 5 内側流路 6 外気吸入口 7 内気吸入口 8 インテークドア 9 第一の送風機 10 エバポレータ 11 ヒータコア 12 バイパス通路 13 エアミックスドア 14 ベンチレーション開口 15 足下開口 16 デフロスト開口 17 第一のモードドア 18 第二のモードドア 19 第三のモードドア 20 ミックスチャンバ 21 空気取り入れ口 22 空気送り出し口 23 ケーシング 24 第二の送風機 25 内側流路 26 フィルタ装置 27 排気口 28 トランク側送り込み口 29 トランク側送り出し口 30 第一の切り換えドア 31 第二の切り換えドア 32 第三の切り換えドア 33 排ガスセンサ 34 煙草センサ 35 制御器 36 送信器 37 受信器 38 ID判断回路 39 タイマ 40 IGN端子 41 ST端子 42 バッテリ電源 43 パーキングブレーキ 44 ポジションリレー 45 ボンネットスイッチ 46 ドアスイッチ 47 オルタネータL端子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車室外の空気を取り入れ自在な外気
    吸入口と、自動車室内の空気を取り入れ自在な内気吸入
    口と、これら外気吸入口と内気吸入口とを、何れか一方
    の吸入口を開放し他方の吸入口を閉鎖する状態に切り換
    え自在なインテークドアと、これら各吸入口より空気を
    吸入する第一の送風機と、これら各吸入口から取り入れ
    た空気を冷却するクーリングユニットと、上記各吸入口
    から取り入れた空気を加温するヒータユニットと、これ
    らクーリングユニット及びヒータユニットを通過して所
    望温度とされた空気を自動車室内に送り出す送出口とを
    有する自動車用空調装置と、 自動車室内の空気を取り入れ自在な空気取り入れ口と、
    この空気取り入れ口より上記自動車室内の空気を吸入す
    る第二の送風機と、上記空気取り入れ口から取り入れた
    空気を通過させる事により、この空気を浄化するフィル
    タ装置と、このフィルタ装置を通過する事により浄化さ
    れた空気を自動車室内に送り出す空気送り出し口と、上
    記空気取り入れ口から取り入れた空気が流通する流路の
    途中で上記フィルタ装置の上流側に設けられ、上記空気
    取り入れ口から取り入れた空気を自動車室外に排出する
    排気口と、上記流路の途中で上記フィルタ装置の上流側
    を閉鎖自在な切り換えドアとを有する空気清浄器と、 自動車室外の空気の汚染度を検出する第一の検出器と、 自動車室内の空気の汚染度を検出する第二の検出器と、 これら第一、第二の検出器の検出値に基づき、上記自動
    車用空調装置と空気清浄器とを制御する制御器とを備
    え、 この制御器は、上記第一の検出器の検出値に基づき自動
    車室外の空気が汚れていないと判断された場合で、上記
    第二の検出器の検出値に基づき自動車室内の空気が汚れ
    ていないと判断された場合に、上記第一、第二の送風機
    を共に駆動、或は共に非駆動状態とし、上記自動車用空
    調装置を、インテークドアを回動させる事により外気吸
    入口を開放し内気吸入口を閉鎖する外気導入モードとす
    ると共に、上記空気清浄器を、上記切り換えドアを回動
    させる事により上記流路の途中で上記フィルタ装置の上
    流側を閉鎖する換気モードとし、 上記第一の検出器の検出値に基づき自動車室外の空気が
    汚れていないと判断された場合で、上記第二の検出器の
    検出値に基づき自動車室内の空気が汚れていると判断さ
    れた場合に、上記第一、第二の送風機を共に駆動状態と
    して、上記自動車用空調装置を、インテークドアを回動
    させる事により外気吸入口を開放し内気吸入口を閉鎖す
    る外気導入モードとすると共に、上記空気清浄器を、上
    記切り換えドアを回動させる事により上記流路の途中で
    上記フィルタ装置の上流側を閉鎖する換気モードとし、 上記第一の検出器の検出値に基づき自動車室外の空気が
    汚れていると判断された場合で、上記第二の検出器の検
    出値に基づき自動車室内の空気が汚れていないと判断さ
    れた場合に、上記自動車用空調装置を、インテークドア
    を回動させる事により内気吸入口を開放し外気吸入口を
    閉鎖する内気循環モードとすると共に、上記空気清浄器
    を、上記切り換えドアを回動させる事により上記流路の
    途中で上記フィルタ装置の上流側を開放する清浄モード
    とし、 上記第一の検出器の検出値に基づき自動車室外の空気が
    汚れていると判断された場合で、上記第二の検出器の検
    出値に基づき自動車室内の空気も汚れていると判断され
    た場合に、上記第一の送風機の駆動、非駆動に拘らず上
    記第二の送風機を駆動状態として、上記自動車用空調装
    置を、インテークドアを回動させる事により内気吸入口
    を開放し外気吸入口を閉鎖する内気循環モードとすると
    共に、上記空気清浄器を、上記切り換えドアを回動させ
    る事により上記流路の途中で上記フィルタ装置の上流側
    を開放する清浄モードとする、 空気清浄器と連動する自動車用空調装置。
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