JPH08175161A - 車両用空調装置および車両用空調方法 - Google Patents

車両用空調装置および車両用空調方法

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JPH08175161A
JPH08175161A JP32250794A JP32250794A JPH08175161A JP H08175161 A JPH08175161 A JP H08175161A JP 32250794 A JP32250794 A JP 32250794A JP 32250794 A JP32250794 A JP 32250794A JP H08175161 A JPH08175161 A JP H08175161A
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JP
Japan
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air
vehicle
filter
outside
port
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Application number
JP32250794A
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English (en)
Inventor
Toshio Yajima
敏雄 矢島
Akimitsu Takeshita
哲光 竹下
Toshio Suzuki
登志雄 鈴木
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Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内外気双方の効率的な清浄化を確保しつつ、
フィルタ寿命の向上を図ることができる「車両用空調装
置および車両用空調方法」を提供する。 【構成】 外気導入口2からフィルタ17までの空気通
路11に屈曲部を形成すると共に、フィルタ17をイン
テークドア3とファン5との間に配置し、フィルタ17
を介することなく外気導入口2とファン5の吸込口5a
とを連通させるためのバイパスドア24を開閉自在に設
けた。また、車両への乗車人員および車室外並びに車室
内の空気の汚染度に基づいて、インテークドア3および
バイパスドア24の開閉を制御するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用空調装置および
車両用空調方法に係り、特にフィルタを空気通路に設け
たものの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用空調装置は、様々な車両の
運転モードに合わせてより快適な運転を行えるように工
夫され、例えば図8に示すように、通過する空気を清浄
にするフィルタ4aを設けたものがある。
【0003】この車両用空調装置110は、車室内空気
を取り込む内気導入口1と、車室外空気を取り込む外気
導入口2と、これらの内気導入口1と前記外気導入口2
とを選択的に開閉するインテークドア3とを有してい
る。また、内気導入口1または外気導入口2から取り込
んだ空気を空気通路11の下流側に向けて送るファン5
が前記外気導入口2の下方に配置される。前記フィルタ
4aは、インテークドア3の上流側の外気導入口2に設
置されている。
【0004】また、車両用空調装置110は、ファン5
の下流側に空気通路11により接続され通過する空気か
ら熱を吸熱するためのエバポレータ6を有し、このエバ
ポレータ6の下流側に空気通路11により接続され空気
通路11内の空気を暖めるヒータコア8と、冷やされた
空気の一部をヒータコア8を通過させて暖め、残りをバ
イパスさせて混合させ温度調整するためのミックスドア
9とを有している。
【0005】このような装置110にあっては、ファン
5の回転速度の上昇に伴って内気導入口1または外気導
入口2から取り込まれる空気の風量が大きくなり、イン
テークドア3により内気導入口1または外気導入口2の
どちらかが開口され車室内もしくは車室外の空気が取り
込まれる。
【0006】塵埃等が多く含まれる外気導入口2から取
り込まれた空気は、フィルタ4aにより前記塵埃等が取
り除かれた後に、開口部7を通過して前記ファン5を通
り、冷房時などにはエバポレータ6によって空気の熱が
吸熱され、さらに暖房時にはヒータコア8により加熱さ
れることになる。ここで、例えば最大冷房時にはミック
スドア9を図5の2点鎖線の位置に移動することにより
ヒータコア8を空気が通過しないように設定され、一
方、最大暖房時にはミックスドア9を図8の実線の位置
に移動することによりヒータコア8を空気が通過するよ
うに設定される。このようにして、清浄にされ、温度調
整された空気は、所定の吹出口13〜15から車室内に
吹き出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
車両用空調装置110にあっては、フィルタ4aを外気
導入口2に設置するだけで、比較的塵埃量の多い車室外
空気を取り込む場合に効果的に集塵あるいは脱臭を行う
ことができるものであった。
【0008】しかしながら、この車両用空調装置110
では、車室内空気を空調装置内に取り込む場合の集塵・
脱臭ができないだけでなく、フィルタ4aが車室外空気
と一緒に入り込む雨水や雪等により劣化する度合いが高
いという問題があった。
【0009】これに対し、クーリングユニット内にフィ
ルタ4bを設置することが行われるが、この場合には、
エバポレータ6からの霜付きが起こることがあり、また
湿気が多いことからカビや細菌が発生しやすいという問
題がある。
【0010】また、エバポレータ6の下流側にフィルタ
4cを配置したり、各吹出口13〜15にフィルタ4d
〜4fを設けることも考えられる。ところが、フィルタ
の種類を数種設定する必要があり交換にも手間がかかる
ものであるばかりか、空気中の塵埃等がエバポレータ6
に溜まる傾向があるためにフィルタによる集塵効果が得
られない。
【0011】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、内外気双
方の効率的な清浄化を確保しつつ、フィルタ寿命の向上
を図ることができる車両用空調装置および車両用空調方
法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、それぞれの請求項毎に次のように構成され
ている。
【0013】請求項1に記載の発明の構成は、車室内空
気を取り込む内気導入口と、車室外空気を取り込む外気
導入口と、前記内気導入口および前記外気導入口からの
空気を選択するために開閉されるインテークドアと、こ
のインテークドアの下流側に設けられ、前記内気導入口
または前記外気導入口から取り込んだ空気を空気通路の
下流側に向けて送るファンと、空気通路に設けられ、通
過する空気を清浄にするフィルタとを有する車両用空調
装置において、前記外気導入口から前記フィルタまでの
空気通路に屈曲部を形成すると共に、前記フィルタを前
記インテークドアと前記ファンとの間に配置したことを
特徴とする。
【0014】請求項2に記載の発明の構成は、前記フィ
ルタを介することなく前記外気導入口と前記ファンの吸
込口とを連通させるバイパス口と、このバイパス口を開
閉する開閉手段とを設けたことを特徴とする。
【0015】請求項3に記載の発明の構成は、車室内空
気を取り込む内気導入口と、車室外空気を取り込む外気
導入口と、前記内気導入口および前記外気導入口からの
空気を選択するために開閉されるインテークドアと、こ
のインテークドアの下流側に設けられ、前記内気導入口
または前記外気導入口から取り込んだ空気を空気通路の
下流側に向けて送るファンと、空気通路に設けられ、通
過する空気を清浄にするフィルタとを有する車両用空調
装置を用いる車両用空調方法において、前記外気導入口
から前記フィルタまでの空気通路に屈曲部を形成し、前
記フィルタを前記インテークドアと前記ファンとの間に
配置し、前記フィルタを介することなく前記外気導入口
と前記ファンの吸込口とを連通させるバイパス口と、こ
のバイパス口を開閉する開閉手段を設け、車両への乗車
人員を検出し、乗車人員に応じた必要換気量を満足させ
るように前記インテークドアおよび開閉手段の動作を制
御することを特徴とする。
【0016】請求項4に記載の発明の構成は、車室内空
気を取り込む内気導入口と、車室外空気を取り込む外気
導入口と、前記内気導入口および前記外気導入口からの
空気を選択するために開閉されるインテークドアと、こ
のインテークドアの下流側に設けられ、前記内気導入口
または前記外気導入口から取り込んだ空気を空気通路の
下流側に向けて送るファンと、空気通路に設けられ、通
過する空気を清浄にするフィルタとを有する車両用空調
装置を用いる車両用空調方法において、前記外気導入口
から前記フィルタまでの空気通路に屈曲部を形成し、前
記フィルタを前記インテークドアと前記ファンとの間に
配置し、前記フィルタを介することなく前記外気導入口
と前記ファンの吸込口とを連通させるバイパス口と、こ
のバイパス口を開閉する開閉手段を設け、車室内空気お
よび車室外空気の汚れをそれぞれ検出し、車室内空気お
よび車室外空気の汚染度に基づいて、前記インテークド
アおよび開閉手段の動作を制御することを特徴とする。
【0017】請求項5に記載の発明の構成は、車室内空
気を取り込む内気導入口と、車室外空気を取り込む外気
導入口と、前記内気導入口および前記外気導入口からの
空気を選択するために開閉されるインテークドアと、こ
のインテークドアの下流側に設けられ、前記内気導入口
または前記外気導入口から取り込んだ空気を空気通路の
下流側に向けて送るファンと、空気通路に設けられ、通
過する空気を清浄にするフィルタとを有する車両用空調
装置を用いる車両用空調方法において、前記外気導入口
から前記フィルタまでの空気通路に屈曲部を形成し、前
記フィルタを前記インテークドアと前記ファンとの間に
配置し、前記フィルタを介することなく前記外気導入口
と前記ファンの吸込口とを連通させるバイパス口と、こ
のバイパス口を開閉する開閉手段を設け、車両への乗車
人員を検出すると共に、車室内空気および車室外空気の
汚れをそれぞれ検出し、車室内空気および車室外空気の
汚染度が所定値より小さい場合には、乗車人員に応じた
必要換気量を満足させるように前記インテークドアおよ
び開閉手段の動作を制御し、車室外空気の汚染度が所定
値以上の場合には、前記内気導入口を開放し、かつ前記
外気導入口を閉じるように前記インテークドアを動作さ
せると共に、前記開閉手段により前記バイパス口を閉
じ、車室内空気の汚染度が所定値以上の場合には、前記
外気導入口を開放し、かつ前記内気導入口を閉じるよう
に前記インテークドアを動作させると共に、前記開閉手
段により前記バイパス口を開放するように制御すること
を特徴とする。
【0018】
【作用】このように構成した本発明は、請求項1に記載
の発明にあっては、インテークドアが開閉制御されて外
気導入口あるいは内気導入口からの空気を取り込む。取
り込んだ空気は、インテークドアとファンとの間の空気
通路に配置されたフィルタを通過することにより内外気
双方の塵埃や臭気が除去され、ファンの送風動作により
清浄にされた空気が下流側に向けて送られる。ここで、
車室外空気は、外気導入口より取り込まれてから空気通
路の屈曲部を経てフィルタに流入されるので、風系経路
が曲げられ、侵入する車室外空気中の塵埃のうち粗い粒
子が慣性力により屈曲部の内壁に衝突して除去される。
これにより、フィルタの負荷が軽減され、雨水や雪等の
侵入も防止されるので、フィルタの劣化が防止される。
また、空気通路の屈曲部によりファンの騒音も軽減され
る。
【0019】請求項2に記載の発明にあっては、開閉手
段によりバイパス口が開放されると、フィルタを通過す
ることなく車室外空気が装置内に取り込まれ、一方、開
閉手段によりバイパス口が閉塞されると、取り込まれた
空気はフィルタを通過して装置内に送られる。したがっ
て、換気時にはバイパス口が開放され通気抵抗を減らし
て換気量が増大される。また、万一フィルタに目詰まり
が発生しても最低限の送風量を確保される。
【0020】請求項3に記載の発明にあっては、乗車人
員に応じた必要換気量を満足させるようにインテークド
アおよび開閉手段の動作が制御され、乗車人員に応じた
必要換気量を確保しつつ、車室内空気の循環量が増大さ
れる。こうして、比較的含まれる塵埃等が粗くかつ量の
多い車室外空気の導入が最小限に抑えられ、これによ
り、塵埃・臭気の除去率が向上すると共に、車室外空気
と共に侵入する塵埃・臭気が軽減され、フィルタにかか
る負荷が低減される。
【0021】請求項4に記載の発明にあっては、車室内
空気および車室外空気の汚染度に基づいて、インテーク
ドアおよび開閉手段の動作が制御され、汚れた空気を極
力排除した上で取り込まれた空気がフィルタを通過す
る。これにより、迅速に清浄にされた空気が送られると
共に、フィルタへの負荷も低減される。
【0022】請求項5に記載の発明にあっては、乗車人
員および車室外並びに車室内の空気の汚染度に基づいて
インテークドアおよび開閉手段の動作が制御され、効率
的かつ迅速な空気清浄が行われると共に、フィルタ寿命
が向上する。
【0023】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
する。図1は本発明の一実施例に係る車両用空調装置の
概略構成図、図2は図1に示されるインテークユニット
の上方から見た拡大断面図、図3は同じく正面から見た
拡大断面図である。
【0024】本実施例の車両用空調装置10は、図1に
示したように、車室内空気あるいは車室外空気を選択的
に取り込むインテークユニット41と、取り込んだ空気
を冷却するクーラユニット42と、空気を加熱して車室
内の所定位置に吹き出すヒータユニット43とを有し、
これらを連結して構成されている。
【0025】インテークユニット41には、車室内空気
を取り込む内気導入口1と、カウルとの接続口となって
おり車室外空気を取り込む外気導入口2とが形成され、
これら導入口1、2からの空気を選択的に取り込むため
に開閉されるインテークドア3が設けられている。ま
た、取り込んだ空気をクーラユニット42に送るための
ファン5が設置され、インテークドア3とファン5との
間の空気通路にフィルタ17が配置される。このフィル
タ17を空気が通過することにより、インテークユニッ
ト41内に取り込まれた空気の中の塵埃や臭気が除去さ
れる。
【0026】図2および図3に示したように、本実施例
のインテークユニット41では、外気導入口2の下方の
空気通路に外気導入室21が形成され、この外気導入室
22に隣接してフィルタ前室25が形成される。外気導
入室21の側面には、外気導入室21とフィルタ前室2
5とを連通させる外気口22が設けられている。一方、
外気導入室21の別の側面には、フィルタ17を介する
ことなく外気導入口2とファン5の吸込口5aとを連通
させるバイパス口23が設けられ、開閉手段としてのバ
イパスドア24がこのバイパス口23に対して開閉自在
に取り付けられている。
【0027】ここで、バイパスドア24が図2の破線で
示す位置に回動されると、フィルタ17を通過すること
なく図示C方向に車室外空気を装置内に取り込むことが
でき、一方、図2の実線で示す位置にバイパスドア24
が回動させられると、バイパス口23が閉塞されてフィ
ルタ17を通過しない空気の流入が遮断され、図示B方
向に空気を装置内に取り込む。これにより、換気時には
通気抵抗を減らして換気量を増大できると共に、万一フ
ィルタ17に目詰まりが発生しても最低限の送風量を確
保できる。
【0028】フィルタ前室25には、前述した車室内空
気を取り込む内気導入口1が設けられており、前記イン
テークドア3は、この内気導入口1と、外気導入室21
およびフィルタ前室25間に設けられた前記外気口22
とを選択的に開閉することにより、装置内に取り込む内
外気の切り替えを行っている。また、このフィルタ前室
25には、前記フィルタ17が下流側空気通路との隔壁
を成すようにして配置される。このように、インテーク
ドア3をフィルタ17の上流側に設置することで内外気
双方の集塵・脱臭を行うことができる。
【0029】また、車室外空気は、外気導入口2より一
旦外気導入室21に取り込まれてから外気口22を通過
してフィルタ17の配置されるフィルタ前室25に流入
されるように構成されているため、結果的に、外気導入
口2からファン5の吸込口5aまでの空気通路11に屈
曲部が形成される。これにより風系経路が曲げられ、侵
入する車室外空気中の塵埃のうち粗い粒子が慣性力によ
り屈曲部の内壁に衝突して除去されるためフィルタ17
の負荷が軽減され、雨水や雪等も外気導入室21の底壁
等にトラップされてその侵入が防止されるので、フィル
タ17の劣化を防止することができる。なお、外気口2
2に粗塵用のフィルタを別途取り付けてもよい。このよ
うにすれば、車室外空気に多く含まれる粗い塵埃尚を前
記フィルタで除去し、このフィルタを通過した空気ある
いは車室内空気に含まれる比較的細かい塵埃等をフィル
タ17で除去することが可能になる。
【0030】フィルタ17の下流側には、図3に示した
ように、ファンスクロール室26が設置されており、そ
の内部には、ファン5とこれを駆動するためのモータM
とが取り付けられている。このモータMは、ほぼ鉛直方
向の軸を中心として回転するようになっている。ファン
5の回転により空気が開口部7を通過してファンスクロ
ール室26内のファン5の吸込口5aに流入する。結果
として、ファンスクロール室26の開口部7の上流側に
空気通路に外気導入室21およびフィルタ前室25を設
けることで、ファン5が開口部7より放射する騒音を軽
減することができる。この場合に、各室の内面に吸音材
を貼ることがより効果的である。
【0031】ファン5の吸込口5aに流入した空気は、
ファン5により加圧されて渦巻形状の通路であるファン
スクロール室26に押し出され、これに沿って流通した
後に、接続口27を経てクーラユニット42(図1参
照)へ向けて図示A方向に送風されるようになってい
る。
【0032】クーラユニット42には、図1に示したよ
うに、冷媒が循環するエバポレータ6が内蔵され、冷媒
と空気との熱交換を行い、該空気を冷却するようになっ
ている。このエバポレータ6は、図示しないコンプレッ
サ、コンデンサ、膨張弁等と共に冷房サイクルを構成し
ている。
【0033】ヒータユニット43には、空気を加熱する
ヒータコア8が通路50を有するように設けられる。ヒ
ータコア8にはエンジン冷却水が循環しており、ヒータ
コア8の前面にはミックスドア9が開閉自在に設けられ
ている。このミックスドア9を図中実線で示すフルホッ
ト位置に回動すると最大暖房運転となり、図中破線で示
すフルクール位置に回動すると最大冷房運転となる。ま
た、ミックスドア9を中間位置に回動した場合には、ク
ーラユニット42からの空気はその回動位置に応じた比
率でヒータコア8と通路50とを通り、混合されて所定
の温度に調整される。
【0034】ヒータコア8の下流には、温風と冷風とを
混合するミックス室55が形成され、このミックス室5
5内の空気を取り出すために、デフロスト口13、ベン
ト口14およびフット口15が設けられている。また、
これらの各口13〜15を開閉するためのデフロストド
ア60、ベントドア61、フットドア62(これらを総
称して「モードドア」ともいう)が開閉自在に設けられ
ている。車両空調装置10の空調モードには、乗員の上
半身に向けてベント口14から空気を吹き出すベントモ
ード、足元に向けてフット口15から空気を吹き出すフ
ットモード、ウィンドの曇りを除去するためにデフロス
ト口13から空気を吹き出すデフモード等の種々のモー
ドがあり、これらの空調モードは、前記モードドア60
〜62の位置を切り替えることにより実現されている。
【0035】図4は、車両空調装置10を車両に搭載し
て使用する場合の概略構成図である。本実施例では、内
外気双方の効率的な清浄化を確保しながらフィルタの寿
命をより一層向上させるために、車室外空気の汚染度を
検出する外気センサ71、車室内空気の汚染度を検出す
る内気センサ72および車両に乗車している人数を検出
するための乗車人員検出センサ73aが設置され、これ
らセンサの検出値に基づいて、車両空調装置10のイン
テークドア3およびバイパスドア24の開閉制御が行わ
れる。
【0036】ここで、外気センサ71は、本実施例では
主としてディーゼル排気ガスを対象とし、ディーゼル排
気ガス中のNOxを検出する。この場合、センサとして
は酸化タングステン焼結体ベースのガスセンサや赤外線
センサを利用する。また、内気センサ72は、煙草のガ
ス、煙や可燃ガス等の検出が可能な酸化スズ焼結体ベー
スのガスセンサを利用する。但し、前記センサ71,7
2は、これらのものに限定されるものではない。一方、
乗車人員検出センサ73aとしては、焦電センサが用い
られる。これは、チタン酸バリウム等赤外線センサを車
室内天井に取り付け、各シートに着座している人の体温
を検出して人員をカウントできるように構成されたもの
である。なお、乗車人員検出センサは、これに限定され
ず、例えば、感圧センサを利用した乗車人員検出センサ
73bとしてもよい。この場合、各着座位置に合わせて
シート地の下に風袋65を敷き、この風袋65の外表面
に感圧センサを取り付けて乗員の着座を検出する。また
例えば、各着座位置に合わせてシート地の下に重量測定
用センサを取り付けて乗員の着座を検出するように構成
することもできる。
【0037】図5は、図1に示される車両用空調装置1
0の概略ブロック図である。車両用空調装置10はいわ
ゆるオートエアコンであり、これに取り付けられた各種
ドアの駆動等を制御するためのオートアンプ32を有し
ている。
【0038】車両用空調装置10は、自動制御時、外気
温度、日射量の変化、あるいは乗員の変動等による車室
内温度の変化を各種センサ類で検知し、車室内を目標温
度に保つように、吹出空気の温度、吹出風量、空気吸込
口、及び吹出口の切り換えを自動的に行う。前記オート
アンプ32には、ファン5を回転駆動させるモータMへ
の印加電圧を調整するファンコントロール回路33、バ
イパスドア24を駆動するバイパスドアアクチュエータ
34、インテークドア3を駆動するインテークドアアク
チュエータ35、ミックスドア9を駆動するミックスド
アアクチュエータ36、デフロストドア60を駆動する
デフロストドアアクチュエータ37、ベントドア61を
駆動するベントドアアクチュエータ38、フットドア6
2を駆動するフットドアアクチュエータ39が接続され
ている。
【0039】また、オートアンプ32には、前述した外
気センサ71、内気センサ72および乗車人員検出セン
サ73aのほか、車室外温度を検出する外気温度センサ
74、車室内温度を検出する内気温度センサ75、車室
内の目標温度を設定する温度設定スイッチ76、デフモ
ードを選択するデフスイッチ77等が接続されている。
そして、オートアンプ65は、内蔵されたマイクロコン
ピュータによって、各センサ、温度設定スイッチ、その
他のスイッチからの信号を演算処理して、各アクチュエ
ータ34〜39やファンコントロール回路33を制御し
ている。
【0040】本実施例では、オートアンプ32は、乗車
人員検出センサ73aにより車両への乗車人員を検出
し、乗車人員に応じた必要換気量を満足させるようにイ
ンテークドア3およびバイパスドア24の開閉を制御
し、また、外気センサ71および内気センサ72により
車室内空気および車室外空気の汚れをそれぞれ検出し、
それら空気の汚染度に基づいて、インテークドア3およ
びバイパスドア24の開閉を制御する。したがって、乗
車人員に応じた必要換気量を確保した上で車室内空気の
循環量を増やす制御が可能となり、比較的塵埃量の多い
車室外空気の導入を抑えることによって塵埃・臭気の除
去率を向上させることができると共に、車室内空気ある
いは車室外空気のうち汚れた空気を極力排除するように
最適なドア開閉制御を行うことができる。
【0041】なお、乗車人員に応じた必要換気量は、例
えば、空気調和・衛生工学会のHASS規格(作業程度
別必要換気量、HASS 102)に基づいて設定す
る。この場合、運転手の作業程度を軽作業、乗員の作業
程度を極軽作業とすれば、必要換気量は、運転手は一人
当たり43.0m3 /h、乗員は一人当たり31.4m
3 /hとなる(但し、CO2 の許容濃度を0.10%と
する)。したがって、例えば、運転手および乗員4人の
場合には、必要換気量=43.0+31.4×4=16
8.6(m3 /h)となる。インテークドア3およびバ
イパスドア24は、この必要換気量値を達成するべく、
ファン5の送風量等を考慮して所定の開閉動作が行われ
ることになる。
【0042】次に、本実施例の作用を説明する。図6
は、本実施例の車両用空調装置10を使用した空気導入
動作のフローチャートである。
【0043】まず、エンジンがスタートされて(ステッ
プS1)車両用空調装置10が作動されると、乗車人員
検出センサ73aにより車両への乗車人員が検出される
(ステップS2)。次いで、この検出された乗車人員に
基づいて、例えば前述した方法により必要換気量が計算
される(ステップS3)。
【0044】必要換気量が計算されると、そのときのフ
ァン5による送風量等に応じて、この換気量を確保する
ために必要なインテークドア3の開閉度が設定され(ス
テップS4)、オートアンプ65は、インテークドアア
クチュエータ35に信号を出力してインテークドア3を
所定の開閉位置に動作させる(ステップS5)。
【0045】このようにして、乗車人員に応じた必要換
気量を確保しつつ、車室内空気の循環量を増やすことが
できる。このため、比較的塵埃量が多く、しかも粗いご
み等が含まれる車室外空気の導入を最小限に抑えること
ができ、塵埃・臭気の除去率を向上させることができ
る。また、この制御により、車室外空気と共に侵入する
塵埃・臭気を軽減し、フィルタ17にかかる負荷を低減
することによりフィルタの劣化を防止してフィルタ寿命
をさらに向上させることが可能になる。
【0046】次に、外気センサ71がオンされているか
否かが判断され、オンの場合、即ち、車室外空気の汚染
度が所定値より高いと判断された場合には、図示しない
インストルメントパネルに外気警報ランプを点滅させる
と共に(ステップS8)、デフスイッチ77が押されて
いないときは(ステップS9)、オートアンプ32はイ
ンテークドア3を車室内空気を100%導入(以下、内
気導入モードという)すべく動作させ(ステップS1
0)、ステップS6に戻る。
【0047】一方、外気センサ71がオフの場合には、
ステップS7に進み、内気センサ72がオンされている
か否かが判断され、オンの場合、即ち、車室内空気の汚
染度が所定値より高いと判断された場合には、オートア
ンプ32はインテークドア3を車室外空気を100%導
入(以下、外気導入モードという)すべく動作させると
共に、バイパスドア24を開放して通気抵抗を減らし換
気量を最大にし(ステップS11)、ステップS6に戻
る。また、ステップS7で内気センサ72がオフである
と判断された場合には、ステップS2に戻る。
【0048】このようにして、車室内空気あるいは車室
外空気のうちの汚れた空気を極力排除してフィルタによ
り清浄にされた空気を車室内に吹き出させることができ
ると共に、同時にフィルタへの負荷を低減できるのでフ
ィルタ寿命の向上を図ることができる。
【0049】なお、換気機能付きの空気清浄器を別途取
り付け、この際に合わせて空気清浄器を換気モードに設
定するようにすれば、より迅速な換気が可能である。ス
テップS7において内気センサ72がオフの場合には、
ステップS2に戻り、以上述べた動作が繰り返される。
こうして、効率的かつ迅速な空気清浄効果を奏すること
ができる。
【0050】図7は、本実施例の車両用空調装置10を
使用した別の空気導入動作のフローチャートである。エ
ンジンがスタートされて(ステップS21)車両用空調
装置10が作動されると、インテークドア3はオートモ
ードにより開閉制御される(ステップS22)。即ち、
オートアンプ65は、ミックスドア9の開度および吸込
空気の温度により決まる吹出空気温度に応じてインテー
クドア3を所定の開閉位置に動作させ、外気導入モー
ド、内気導入モードあるいは所定の割合で内外気双方を
導入する半外気導入モードが選択される。
【0051】次に、外気センサ71がオンされているか
否かが判断され(ステップS23)、オンの場合、即
ち、車室外空気の汚染度が所定値より高いと判断された
場合には、オートアンプ32はインテークドア3を動作
させて内気導入モードとし(ステップS26)、ステッ
プS23に戻る。
【0052】一方、外気センサ71がオフの場合には、
ステップS24に進み、インテークドア3が外気導入モ
ードにあるか否かが判断される。そして、外気導入モー
ドでない場合にはステップS24に進み、外気導入モー
ドである場合にはステップS23に戻る。
【0053】ステップS25では、内気センサ72がオ
ンされているか否かが判断され、オンの場合、即ち、車
室内空気の汚染度が所定値より高いと判断された場合に
は、オートアンプ32はインテークドア3を外気導入モ
ードとすると共に、バイパスドア24を開放して通気抵
抗を減らし換気量を最大にし(ステップS27)、ステ
ップS23に戻る。また、ステップS25で内気センサ
72がオフであると判断された場合には、ステップS2
2に戻る。
【0054】このような制御を行うことによっても、汚
れた空気を極力排除してフィルタにより清浄にされた空
気を車室内に吹き出させることができると共に、同時に
フィルタへの負荷を低減できるのでフィルタ寿命の向上
を図ることができ、ひいては効率的かつ迅速な空気清浄
効果を奏することができる。
【0055】なお、以上説明した実施例は、本発明の理
解を容易にするために記載されたものであって、本発明
を限定するために記載されたものではない。したがっ
て、上記実施例に開示された各要素は、本発明の技術的
範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨であ
る。たとえば、上述した車両用空調装置10を使用した
空気導入動作として、図6および図7に例示したが、本
発明はこれらに限定されるものではない。例えば、乗車
人員に応じた必要換気量を満足させるようにインテーク
ドア3およびバイパスドア24を開閉動作させる制御の
みを行うように構成してもよく、その他種々の制御を採
用することができる。
【0056】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、請求
項1に記載の発明では、外気導入口からフィルタまでの
空気通路に屈曲部を形成すると共に、前記フィルタを前
記インテークドアとファンとの間に配置したので、これ
により風系経路が曲げられ、侵入する車室外空気中の塵
埃のうち粗い粒子を屈曲部の内壁に衝突させて除去する
ことができる。このため、フィルタの負荷が軽減され、
雨水や雪等もトラップされてその侵入が防止されるの
で、フィルタの劣化を防止することができる。また、空
気通路に形成される屈曲部によりファンから放射する騒
音を軽減することができる。
【0057】請求項2に記載の発明では、さらにフィル
タを介することなく外気導入口とファンの吸込口とを連
通させるバイパス口と、このバイパス口を開閉する開閉
手段を設けたので、換気時には開閉手段によりバイパス
口を開放し通気抵抗を減らして換気量を増大できると共
に、万一フィルタに目詰まりが発生しても最低限の送風
量を確保できる。
【0058】請求項3に記載の発明では、乗車人員に応
じた必要換気量を満足させるようにインテークドアおよ
び開閉手段の動作を制御するようにしたので、乗車人員
に応じた必要換気量を確保しつつ、車室内空気の循環量
を増やすことができる。このため、比較的含まれる塵埃
等が粗くかつ量の多い車室外空気の導入を最小限に抑え
ることができ、塵埃・臭気の除去率を向上させることが
できる。また、車室外空気と共に侵入する塵埃・臭気を
軽減し、フィルタにかかる負荷を低減することによりフ
ィルタ寿命をさらに向上させることが可能になる。
【0059】請求項4に記載の発明では、車室内空気お
よび車室外空気の汚染度に基づいて、インテークドアお
よび開閉手段の動作を制御するようにしたので、汚れた
空気を極力排除した上で取り込まれた空気がフィルタを
通過し、これにより清浄にされた空気を送ることができ
ると共に、同時にフィルタへの負荷を低減できるので、
さらに一層フィルタ寿命の向上を図ることができる。
【0060】請求項5に記載の発明では、乗車人員およ
び車室外並びに車室内の空気の汚染度に基づいてインテ
ークドアおよび開閉手段の動作を制御するようにしたの
で、効率的かつ迅速な空気清浄効果が得られると共に、
フィルタ寿命が大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る車両用空調装置の概
略構成図である。
【図2】 インテークユニットの上方から見た拡大断面
図である。
【図3】 インテークユニットの正面から見た拡大断面
図である。
【図4】 本装置を車両に搭載して使用する場合の概略
構成図である。
【図5】 本装置の概略ブロック図である。
【図6】 本装置を使用した空気導入動作のフローチャ
ートである。
【図7】 本装置を使用した別の空気導入動作のフロー
チャートである。
【図8】 従来の車両用空調装置の概略構成図である。
【符号の説明】
1…内気導入口、 2…外気導入口、3…イ
ンテークドア、 5…ファン、5a…吸込口、
7…開口部、11…空気通路、
17…フィルタ、21…外気導入室、 22
…外気口、23…バイパス口、24…バイパスドア(開
閉手段)、25…フィルタ前室、26…ファンスクロー
ル室、 27…接続口。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室内空気を取り込む内気導入口(1)
    と、車室外空気を取り込む外気導入口(2) と、前記内気
    導入口(1) および前記外気導入口(2) からの空気を選択
    するために開閉されるインテークドア(3) と、このイン
    テークドア(3)の下流側に設けられ、前記内気導入口(1)
    または前記外気導入口(2) から取り込んだ空気を空気
    通路(11)の下流側に向けて送るファン(5) と、空気通路
    (11)に設けられ、通過する空気を清浄にするフィルタ(1
    7)とを有する車両用空調装置において、 前記外気導入口(2) から前記フィルタ(17)までの空気通
    路(11)に屈曲部を形成すると共に、前記フィルタ(17)を
    前記インテークドア(3) と前記ファン(5) との間に配置
    したことを特徴とする車両用空調装置。
  2. 【請求項2】 前記フィルタ(17)を介することなく前記
    外気導入口(2) と前記ファン(5) の吸込口(5a)とを連通
    させるバイパス口(23)と、このバイパス口(23)を開閉す
    る開閉手段(24)とを設けたことを特徴とする請求項1記
    載の車両用空調装置。
  3. 【請求項3】 車室内空気を取り込む内気導入口(1)
    と、車室外空気を取り込む外気導入口(2) と、前記内気
    導入口(1) および前記外気導入口(2) からの空気を選択
    するために開閉されるインテークドア(3) と、このイン
    テークドア(3)の下流側に設けられ、前記内気導入口(1)
    または前記外気導入口(2) から取り込んだ空気を空気
    通路(11)の下流側に向けて送るファン(5) と、空気通路
    (11)に設けられ、通過する空気を清浄にするフィルタ(1
    7)とを有する車両用空調装置を用いる車両用空調方法に
    おいて、 前記外気導入口(2) から前記フィルタ(17)までの空気通
    路(11)に屈曲部を形成し、前記フィルタ(17)を前記イン
    テークドア(3) と前記ファン(5) との間に配置し、前記
    フィルタ(17)を介することなく前記外気導入口(2) と前
    記ファン(5) の吸込口(5a)とを連通させるバイパス口(2
    3)と、このバイパス口(23)を開閉する開閉手段(24)を設
    け、 車両への乗車人員を検出し、乗車人員に応じた必要換気
    量を満足させるように前記インテークドア(3) および開
    閉手段(24)の動作を制御することを特徴とする車両用空
    調方法。
  4. 【請求項4】 車室内空気を取り込む内気導入口(1)
    と、車室外空気を取り込む外気導入口(2) と、前記内気
    導入口(1) および前記外気導入口(2) からの空気を選択
    するために開閉されるインテークドア(3) と、このイン
    テークドア(3)の下流側に設けられ、前記内気導入口(1)
    または前記外気導入口(2) から取り込んだ空気を空気
    通路(11)の下流側に向けて送るファン(5) と、空気通路
    (11)に設けられ、通過する空気を清浄にするフィルタ(1
    7)とを有する車両用空調装置を用いる車両用空調方法に
    おいて、 前記外気導入口(2) から前記フィルタ(17)までの空気通
    路(11)に屈曲部を形成し、前記フィルタ(17)を前記イン
    テークドア(3) と前記ファン(5) との間に配置し、前記
    フィルタ(17)を介することなく前記外気導入口(2) と前
    記ファン(5) の吸込口(5a)とを連通させるバイパス口(2
    3)と、このバイパス口(23)を開閉する開閉手段(24)を設
    け、 車室内空気および車室外空気の汚れをそれぞれ検出し、
    車室内空気および車室外空気の汚染度に基づいて、前記
    インテークドア(3) および開閉手段(24)の動作を制御す
    ることを特徴とする車両用空調方法。
  5. 【請求項5】 車室内空気を取り込む内気導入口(1)
    と、車室外空気を取り込む外気導入口(2) と、前記内気
    導入口(1) および前記外気導入口(2) からの空気を選択
    するために開閉されるインテークドア(3) と、このイン
    テークドア(3)の下流側に設けられ、前記内気導入口(1)
    または前記外気導入口(2) から取り込んだ空気を空気
    通路(11)の下流側に向けて送るファン(5) と、空気通路
    (11)に設けられ、通過する空気を清浄にするフィルタ(1
    7)とを有する車両用空調装置を用いる車両用空調方法に
    おいて、 前記外気導入口(2) から前記フィルタ(17)までの空気通
    路(11)に屈曲部を形成し、前記フィルタ(17)を前記イン
    テークドア(3) と前記ファン(5) との間に配置し、前記
    フィルタ(17)を介することなく前記外気導入口(2) と前
    記ファン(5) の吸込口(5a)とを連通させるバイパス口(2
    3)と、このバイパス口(23)を開閉する開閉手段(24)を設
    け、 車両への乗車人員を検出すると共に、車室内空気および
    車室外空気の汚れをそれぞれ検出し、 車室内空気および車室外空気の汚染度が所定値より小さ
    い場合には、乗車人員に応じた必要換気量を満足させる
    ように前記インテークドア(3) および開閉手段(24)の動
    作を制御し、 車室外空気の汚染度が所定値以上の場合には、前記内気
    導入口(1) を開放し、かつ前記外気導入口(2) を閉じる
    ように前記インテークドア(3) を動作させると共に、前
    記開閉手段(24)により前記バイパス口(23)を閉じ、 車室内空気の汚染度が所定値以上の場合には、前記外気
    導入口(2) を開放し、かつ前記内気導入口(1) を閉じる
    ように前記インテークドア(3) を動作させると共に、前
    記開閉手段(24)により前記バイパス口(23)を開放するよ
    うに制御することを特徴とする車両用空調方法。
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