JPH0719860Y2 - 車両用空気調和装置 - Google Patents
車両用空気調和装置Info
- Publication number
- JPH0719860Y2 JPH0719860Y2 JP1986061042U JP6104286U JPH0719860Y2 JP H0719860 Y2 JPH0719860 Y2 JP H0719860Y2 JP 1986061042 U JP1986061042 U JP 1986061042U JP 6104286 U JP6104286 U JP 6104286U JP H0719860 Y2 JPH0719860 Y2 JP H0719860Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- vehicle
- blower
- damper
- heat exchanger
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は乗用車等に用いられる車両用空気調和装置に関
する。
する。
(従来の技術) 従来、車両の後部に設置された空気調和装置で車室内空
気を調和するようにしたものにおいて、車室内の空気を
車外へ排出する場合には排気ダンパを乗員が手動で操作
していた。
気を調和するようにしたものにおいて、車室内の空気を
車外へ排出する場合には排気ダンパを乗員が手動で操作
していた。
(考案が解決しようとする問題点) 夏季の炎天下で長時間駐車すると車室内の温度が60ない
し80℃位まで異常に上昇する場合があるが、乗車時この
熱気を早期に排出するにはドアを開放する等の手間が必
要であった。
し80℃位まで異常に上昇する場合があるが、乗車時この
熱気を早期に排出するにはドアを開放する等の手間が必
要であった。
また、冬季において足元へ温風を吹き出すいわゆるFooT
吹出モードで暖房していると、上半身へも次第に温風が
上昇して不快感を感ずることがあり、更に、冬季におい
て外気温が0℃を下まわる環境下で走行していると、乗
員の発汗、吐息により窓に結露又は霜を形成することが
あり、換気能力の増大が必要であった。
吹出モードで暖房していると、上半身へも次第に温風が
上昇して不快感を感ずることがあり、更に、冬季におい
て外気温が0℃を下まわる環境下で走行していると、乗
員の発汗、吐息により窓に結露又は霜を形成することが
あり、換気能力の増大が必要であった。
(問題点を解決するための手段) 本考案は排気ダンパを自動的に開閉することによって上
記不具合を解消しようとするものであって、その要旨と
するところは、車両の後部に配設された空気調和装置の
送風路中に空気清浄器、送風機、熱交換器をこの順に配
設するとともに上記送風機と熱交換器との間に上記送風
機によって上記送風路内に吸引された車室内空気を車外
に排出する排出口を設け、かつ、空調負荷を検出する検
出器と、この検出器の出力を入力して空調負荷レベルを
演算し基準値と比較する演算比較回路と、この演算比較
回路により作動されて空気流れを上記排出口又は上記熱
交換器への通風路に切り換えるダンパを設けたことを特
徴とする車両用空気調和装置にある。
記不具合を解消しようとするものであって、その要旨と
するところは、車両の後部に配設された空気調和装置の
送風路中に空気清浄器、送風機、熱交換器をこの順に配
設するとともに上記送風機と熱交換器との間に上記送風
機によって上記送風路内に吸引された車室内空気を車外
に排出する排出口を設け、かつ、空調負荷を検出する検
出器と、この検出器の出力を入力して空調負荷レベルを
演算し基準値と比較する演算比較回路と、この演算比較
回路により作動されて空気流れを上記排出口又は上記熱
交換器への通風路に切り換えるダンパを設けたことを特
徴とする車両用空気調和装置にある。
(作用) 本考案においては上記構成を具えているため、冷暖負荷
が大きい時及び暖房負荷が大きい時には自動的にダンパ
を切り換えて車室内空気を車外へ排出できる。
が大きい時及び暖房負荷が大きい時には自動的にダンパ
を切り換えて車室内空気を車外へ排出できる。
(実施例) 本考案の1実施例が図面に示されている。
第1図において、1は車室で、車両の後部に配設された
前部空気調和装置2と車両の後部に配設された後部空気
調和装置3により空気調和される。車室1内の空気は後
部空気調和装置3内にその吸込口3aから吸引され、空気
清浄器4で浄化された後、送風機5により付勢されて熱
交換器6に送られ、ここで冷却又は加温されて調和空気
となる。この調和空気はダンパ11が図示の破線位置を占
めているときはダクト9を通って天井20の中央部に配設
された吹出口8から車室1内に吹き出される。ダンパ11
が電動モータ13により実線位置に切り換えられたときは
後部座席21後方のリヤデッキ22に配設された吹出口7か
ら車室1内に吹き出される。
前部空気調和装置2と車両の後部に配設された後部空気
調和装置3により空気調和される。車室1内の空気は後
部空気調和装置3内にその吸込口3aから吸引され、空気
清浄器4で浄化された後、送風機5により付勢されて熱
交換器6に送られ、ここで冷却又は加温されて調和空気
となる。この調和空気はダンパ11が図示の破線位置を占
めているときはダクト9を通って天井20の中央部に配設
された吹出口8から車室1内に吹き出される。ダンパ11
が電動モータ13により実線位置に切り換えられたときは
後部座席21後方のリヤデッキ22に配設された吹出口7か
ら車室1内に吹き出される。
ダンパ10は電動モータ12により駆動されて切り換えら
れ、図示の破線位置を占めるときは送風機5により付勢
された空気を熱交換器6へ送り、図示の実線位置を占め
るときは排出口3bからトランクルーム23を介して車外へ
排出する。14は車室1内温度を検出する車内センサー、
15は外気温度を検出する外気センサーである。
れ、図示の破線位置を占めるときは送風機5により付勢
された空気を熱交換器6へ送り、図示の実線位置を占め
るときは排出口3bからトランクルーム23を介して車外へ
排出する。14は車室1内温度を検出する車内センサー、
15は外気温度を検出する外気センサーである。
第2図に示すように、車内センサー14の出力Tr及び外気
センサー15の出力Ta及び車室内温度を設定する温度設定
器16で設定された基準温度TsはA/Dコンバータ17を介し
てマイコン等を具える演算比較回路18に入力される。演
算比較回路18ではこれら入力に基づいて第3図に示すフ
ローチャートにより空調負荷レベルを演算し、演算比較
回路18からの出力により駆動回路19を介して電動モータ
12を作動させて、ダンパ10を切り換える。
センサー15の出力Ta及び車室内温度を設定する温度設定
器16で設定された基準温度TsはA/Dコンバータ17を介し
てマイコン等を具える演算比較回路18に入力される。演
算比較回路18ではこれら入力に基づいて第3図に示すフ
ローチャートにより空調負荷レベルを演算し、演算比較
回路18からの出力により駆動回路19を介して電動モータ
12を作動させて、ダンパ10を切り換える。
第3図に示すように、エンジンの始動と同時にステップ
1において後部空気調和装置3がスタートし、ステップ
2において室内温度Tr、外気温度Ta、基準温度Tsのデー
タがサンプリングされ、ステップ3において空調負荷指
数Cが計算される。空調負荷指数Cは次式で求められ
る。
1において後部空気調和装置3がスタートし、ステップ
2において室内温度Tr、外気温度Ta、基準温度Tsのデー
タがサンプリングされ、ステップ3において空調負荷指
数Cが計算される。空調負荷指数Cは次式で求められ
る。
C=G1×(Tr−Ts)+G2×(Ta−Ts)+α+β ここで、G1、G2は制御ゲイン、α、βは補正定数であ
る。空調負荷指数Cは基準温度Ts、車内温度Tr又は外気
温度Taが高い程大きくなり、空調負荷指数Cが多い程冷
房負荷が大きい。上記により算出された空調負荷指数C
はステップ4において第1の比較レベルC1と比較され、
C1より大きいときはステップ5においてタイマーをセッ
トし、ステップ6においてその後所定時間例えば2分間
ダンパ10を開いて車内の熱気を排出する。次いで、ステ
ップ7で所定時間が経過したか否かが確かめられ、経過
した場合はステップ8でダンパ10を閉じることにより熱
交換器6へ送風し、冷風を吹出口7又は8のいづれか一
方又は双方から車室1内へ吹出し車室1を冷房する。ス
テップ4で空調負荷指数Cが第1の比較レベルC1より大
きくないと判断されたときステップ9でC≧C2の条件を
満足するか否かが確かめられる。満足できない場合はス
テップ10においてダンパ10は排出口を開いて換気風量を
増大させる。ここでC≦C2となる条件は例えば外気温度
Taが0℃以下の暖房運転となるような空調負荷定数C2を
選ぶ。C≧C2の条件を満足している場合にはステップ11
においてダンパ10が閉とされる。以後、ステップ12、13
においてデータサンプリング及び空調負荷指数Cの計算
が所定周期で常時繰り返され、ステップ9におけるC≧
C2の判断も繰り返される。
る。空調負荷指数Cは基準温度Ts、車内温度Tr又は外気
温度Taが高い程大きくなり、空調負荷指数Cが多い程冷
房負荷が大きい。上記により算出された空調負荷指数C
はステップ4において第1の比較レベルC1と比較され、
C1より大きいときはステップ5においてタイマーをセッ
トし、ステップ6においてその後所定時間例えば2分間
ダンパ10を開いて車内の熱気を排出する。次いで、ステ
ップ7で所定時間が経過したか否かが確かめられ、経過
した場合はステップ8でダンパ10を閉じることにより熱
交換器6へ送風し、冷風を吹出口7又は8のいづれか一
方又は双方から車室1内へ吹出し車室1を冷房する。ス
テップ4で空調負荷指数Cが第1の比較レベルC1より大
きくないと判断されたときステップ9でC≧C2の条件を
満足するか否かが確かめられる。満足できない場合はス
テップ10においてダンパ10は排出口を開いて換気風量を
増大させる。ここでC≦C2となる条件は例えば外気温度
Taが0℃以下の暖房運転となるような空調負荷定数C2を
選ぶ。C≧C2の条件を満足している場合にはステップ11
においてダンパ10が閉とされる。以後、ステップ12、13
においてデータサンプリング及び空調負荷指数Cの計算
が所定周期で常時繰り返され、ステップ9におけるC≧
C2の判断も繰り返される。
以上により、夏季の炎天下に長時間駐車した場合等の大
負荷時は後部空気調和装置3の始動後例えば2分間はダ
ンパ10が開いて車室内の熱気を速やかに排気し冷房負荷
を軽減してから後部空気調和装置3で冷房する。通常の
軽負荷時は始動直後から後部空気調和装置3で冷房す
る。また、暖房運転時においても低外気温時にはダンパ
10を開いて車室内の換気を促進して窓ガラスへの結露を
防止できる。また、暖房運転時には換気量が増大し、か
つ、車室内の気流が前席より後席へ整然と流れるため熱
のよどみがなくなり頭寒足熱の快適温度分布となり快適
性が向上する。
負荷時は後部空気調和装置3の始動後例えば2分間はダ
ンパ10が開いて車室内の熱気を速やかに排気し冷房負荷
を軽減してから後部空気調和装置3で冷房する。通常の
軽負荷時は始動直後から後部空気調和装置3で冷房す
る。また、暖房運転時においても低外気温時にはダンパ
10を開いて車室内の換気を促進して窓ガラスへの結露を
防止できる。また、暖房運転時には換気量が増大し、か
つ、車室内の気流が前席より後席へ整然と流れるため熱
のよどみがなくなり頭寒足熱の快適温度分布となり快適
性が向上する。
(考案の効果) 本考案においては、車両の後部に配設された空気調和装
置の送風路中に空気清浄器、送風機、熱交換器をこの順
に配設するとともに上記送風機と熱交換器との間に上記
送風機によって上記送風路内に吸引された車室内空気を
車外に排出する排出口を設け、かつ、空調負荷を検出す
る検出器と、この検出器の出力を入力して空調負荷レベ
ルを演算し基準値と比較する演算比較回路と、この演算
比較回路により作動されて空気流れを上記排出口又は上
記熱交換器への通風路に切り換えるダンパを設けたた
め、炎天下に長時間駐車した場合等冷房負荷レベルが大
きいときや暖房運転時に窓に結露する場合等暖房負荷レ
ベルが大きいときには自動的にダンパを切り換えて車室
内空気を排出口から車外に排出することができ、この結
果、快適な空調フィーリングを得ることができる。
置の送風路中に空気清浄器、送風機、熱交換器をこの順
に配設するとともに上記送風機と熱交換器との間に上記
送風機によって上記送風路内に吸引された車室内空気を
車外に排出する排出口を設け、かつ、空調負荷を検出す
る検出器と、この検出器の出力を入力して空調負荷レベ
ルを演算し基準値と比較する演算比較回路と、この演算
比較回路により作動されて空気流れを上記排出口又は上
記熱交換器への通風路に切り換えるダンパを設けたた
め、炎天下に長時間駐車した場合等冷房負荷レベルが大
きいときや暖房運転時に窓に結露する場合等暖房負荷レ
ベルが大きいときには自動的にダンパを切り換えて車室
内空気を排出口から車外に排出することができ、この結
果、快適な空調フィーリングを得ることができる。
また、排出口は熱交換器の上流側に設けられており、か
つ、ダンパはこの排出口を開閉するように設けられてい
るので、換気時はに送風機を逆転させることなく、か
つ、熱交換器を通過させることなく車室内空気を排出口
から車外に排出できる。
つ、ダンパはこの排出口を開閉するように設けられてい
るので、換気時はに送風機を逆転させることなく、か
つ、熱交換器を通過させることなく車室内空気を排出口
から車外に排出できる。
図面は本考案の1実施例を示し、第1図はシステム構成
図、第2図はダンパ切換機構の制御ブロック図、第3図
は制御フローチャートである。 空気調和装置……3、吹出口……7、8、排出口……3
b、検出器……14、15、演算比較回路……18、ダンパ…
…10
図、第2図はダンパ切換機構の制御ブロック図、第3図
は制御フローチャートである。 空気調和装置……3、吹出口……7、8、排出口……3
b、検出器……14、15、演算比較回路……18、ダンパ…
…10
Claims (1)
- 【請求項1】車両の後部に配設された空気調和装置の送
風路中に空気清浄器、送風機、熱交換器をこの順に配設
するとともに上記送風機と熱交換器との間に上記送風機
によって上記送風路内に吸引された車室内空気を車外に
排出する排出口を設け、かつ、空調負荷を検出する検出
器と、この検出器の出力を入力して空調負荷レベルを演
算し基準値と比較する演算比較回路と、この演算比較回
路により作動されて空気流れを上記排出口又は上記熱交
換器への通風路に切り換えるダンパを設けたことを特徴
とする車両用空気調和装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986061042U JPH0719860Y2 (ja) | 1986-04-24 | 1986-04-24 | 車両用空気調和装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986061042U JPH0719860Y2 (ja) | 1986-04-24 | 1986-04-24 | 車両用空気調和装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62172612U JPS62172612U (ja) | 1987-11-02 |
JPH0719860Y2 true JPH0719860Y2 (ja) | 1995-05-10 |
Family
ID=30894012
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986061042U Expired - Lifetime JPH0719860Y2 (ja) | 1986-04-24 | 1986-04-24 | 車両用空気調和装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0719860Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4042699B2 (ja) * | 2003-02-03 | 2008-02-06 | 株式会社デンソー | 移動体の空調装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS562215A (en) * | 1979-06-19 | 1981-01-10 | Nippon Denso Co Ltd | Method and device for controlling car air conditioner |
-
1986
- 1986-04-24 JP JP1986061042U patent/JPH0719860Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62172612U (ja) | 1987-11-02 |
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