JP2017077885A - インテリジェントな自動車空気品質評価および管理 - Google Patents

インテリジェントな自動車空気品質評価および管理 Download PDF

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Abstract

【課題】車両の内部空気質を制御するための機構を提供する。【解決手段】車両の速度が所定の低速閾値を超えていないとの判断に応答して、内部空気質センサからの内部空気質が外部空気質センサからの外部空気質よりも良好であるかどうかが判断される。内部空気質が外部空気質よりも良好であることに応答して、換気制御機構が、再循環空気モードを用いるようにとの信号を受ける。この場合、換気制御機構は、既に開始された再循環空気モードに留まるか、または、再循環空気モードに切り換わるかのいずれかである。内部空気質が外部空気質よりも劣悪であることに応答して、換気制御機構が、新鮮空気モードを用いるようにとの信号を受ける。この場合、換気制御機構は、既に開始された新鮮空気モードに留まるか、または、新鮮空気モードに切り換わるかのいずれかである。【選択図】図3

Description

本出願は、一般に、改善されたデータ処理装置および方法に関し、さらに詳しくは、インテリジェントな自動車の空気品質(air-quality)評価および管理の機構に関する。
空気汚染は、微粒子、生体分子またはそれ以外の有害物質の地球大気への混入であり、人間には疾病と死を、食用作物など他の生存生物または自然のもしくは構築された環境には損害を、生じさせる。空気汚染は、人間に由来し得る、すなわち、人間の活動の結果として生じる効果もしくは対象であり得るか、または、自然の発生源に由来し得る。主要な人間由来の発生源のいくつかには、交通、石炭の燃焼、工業生産およびちりの放出が含まれる。現在の研究は、すべての異なるタイプの自動車による通勤や移動が、個人を、最悪の空気品質に露出させたこと、したがって、個人が、微粒子物質や黒色炭素など、様々なタイプの汚染物質の被害を被っていることを示している。
本発明は、自動車空気品質制御のための方法、コンピュータ・プログラム製品および装置を提供することである。
この概要は、本明細書の「発明を実施するための形態」の項目において、さらに説明される概念から選択されたものを、簡略化された形式で紹介するために、提供される。この概要は、特許請求される主題のキーとなるファクタまたは本質的な特徴を識別するためのものとして意図されたのではないし、また、特許請求される主題の範囲を限定するために用いられるためのものとして意図されたのでもない。
ある例証のための実施形態では、車両の車内空気品質を制御するための方法が、データ処理システムにおいて、提供される。この例証のための実施形態は、車両における速度センサからの車両の速度が所定の低速閾値を超えているかどうか、を判断する。この例証のための実施形態は、速度が所定の低速閾値を超えていないと判断する場合には、車内空気品質センサからの車内空気品質が車外空気品質センサからの車外空気品質よりも良好であるかどうか、を判断する。車内空気品質が車外空気品質よりも良好である場合には、この例証のための実施形態は、再循環空気モードを用いるように換気制御機構に信号を送り、この場合、換気制御機構は、既に開始された再循環空気モードに留まるか、または、再循環空気モードに切り換わるかのいずれかである。車内空気品質が車外空気品質よりも劣悪である場合には、この例証のための実施形態は、新鮮空気モードを用いるように換気制御機構に信号を送り、この場合、換気制御機構は、既に開始された新鮮空気モードに留まるか、または、新鮮空気モードに切り換わるかのいずれかである。
例証のための他の実施形態では、コンピュータ可読プログラムを有するコンピュータ使用可能または可読媒体を備えたコンピュータ・プログラム製品が提供される。このコンピュータ可読プログラムは、コンピューティング・デバイス上で実行されると、そのコンピューティング・デバイスに、方法である例証のための実施形態に関して上で概説された動作のうちの様々なものおよびその組合せを実行させる。
例証のためのさらに別の実施形態では、システム/装置が提供される。このシステム/装置は、1つまたは複数のプロセッサと、その1つまたは複数のプロセッサに結合されたメモリとを備え得る。このメモリは、1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、その1つまたは複数のプロセッサに、方法である例証のための実施形態に関して上で概説された動作のうちの様々なものおよびその組合せを実行させる命令を記憶し得る。
本発明のこれらおよびそれ以外の特徴および利点は、本発明の例示的な実施形態に関する以下の詳細な説明において説明されるのであり、または、本発明の例示的な実施形態に関する以下の詳細な説明を考慮することで当業者に明らかになるであろう。
本発明と、好適な使用モードならびにそのさらなる目的および利点とは、例証のための実施形態に関する以下の詳細な説明を参照し、添付の図面と共に読まれるときに、最もよく理解されるであろう。
例証のための実施形態の諸態様が実装され得る分散型データ処理システムの例示的な図である。 例証のための実施形態の諸態様が実装され得るコンピューティング・デバイスの例示的なブロック図である。 例証のためのある実施形態によるインテリジェントな自動車空気品質評価および管理機構の例示的なブロック図である。 例証のためのある実施形態によって車両の車内空気品質を制御するときに、インテリジェントな自動車空気品質評価および管理機構によって実行される動作の例示的なフローチャートの前半である。 例証のためのある実施形態によって車両の車内空気品質を制御するときにインテリジェントな自動車空気品質評価および管理機構によって実行される動作の例示的なフローチャートの後半である。 例証のためのある実施形態によって車外空気品質情報を空気品質集約および評価機構にアップロードするときにインテリジェントな自動車空気品質評価および管理機構によって実行される動作の例示的なフローチャートである。 例証のためのある実施形態によって複数の車両から受け取られた車外空気品質情報を集約するために空気品質集約および評価機構によって実行される動作の例示的なフローチャートである。 例証のためのある実施形態によって一時的空気品質情報を提供するために空気品質集約および評価機構によって実行される動作の例示的なフローチャートである。
例証のための実施形態は、インテリジェントな自動車空気品質評価および管理のための機構を提供する。上述のように、現在の研究によると、すべての異なるタイプの通勤の中で、自動車による移動は個人を最悪の空気品質に露出させており、したがって、個人は、微粒子物質や黒色炭素など、様々なタイプの汚染物質の被害を被っていることを示している。しかし、車両における現在の自動空気制御システムは、温度だけを認識しており、空気品質は認識していない。したがって、現時点では、運転者は、車両における空気品質を維持するために、換気制御機構の空気循環モードを、再循環空気と新鮮空気との間で、手動で変更することを要求されている。空気制御システムの循環モードを手動で変更することは、非常に不正確な場合があり得るし、より多くの空気汚染物を取り込むことにさえなる場合があり得る。よって、運転者は、空気品質が悪いことを自らが認識するまで、相当の長時間にわたって、空気汚染物に露出されることがあり得る。すなわち、運転者は、車外空気品質が車内空気品質よりもいっそう悪い場合に、換気制御機構の空気循環モードを新鮮空気に設定することがあり得るのである。
例証のための実施形態は、空気品質管理のために車両と関連する瞬間的な空気品質情報を収集する車内空気品質センサと車外空気品質センサとを用いる、インテリジェントな自動車空気品質評価および管理機構を提供する。さらに、車両があるエリアから別のエリアに高速なペースで移動している場合があり得るから、このインテリジェントな自動車空気品質評価および管理機構は、車両の空気品質を管理するために、他の車両からの共有される空気品質情報も用いる。すなわち、瞬間的な空気品質モニタリングでは、効果的で正確な空気品質管理のためには十分でないことがあり得る。車両は、ある瞬間には高速なペースで移動していて、次の瞬間には低速で移動するまたは停止することがあり得るのであるから、車外空気品質は急速に変化し得るのであり、よって、車両と関連する現在の空気品質情報にだけ基づいて将来における車外空気品質を予測するのは、不正確な場合があり得る。したがって、インテリジェントな自動車空気品質評価および管理機構は、現在の空気品質情報を収集するのに車内空気品質センサと車外空気品質センサとの両方を用いるのであり、収集された現在の空気品質情報は、現在の車両速度に基づいてサンプリングされる。車外空気品質センサ情報は、その車外空気品質情報を「クラウド」にアップロードすることによって、複数のユーザの間で共有される。クラウド・ベースの空気品質評価システムは、共有されている情報を集約して、一時的な空気品質マップを生成する。インテリジェントな自動車空気品質評価および管理機構は、車両の現在の方向および速度に基づいて、一時的な空気品質マップをリトリーブする。インテリジェントな自動車空気品質評価および管理機構は、現在の車内および車外の空気品質に従って応答するだけでなく、車両の速度および方向に基づいてリトリーブされた一時的な空気品質マップから識別された一時的な空気品質にも基づいて、応答する。
例証のための実施形態の様々な態様に関しての論述を始める前に、「機構」という用語は、この説明を通じて、様々な動作や機能などを実行する本発明の要素を指すのに用いられる、ということを最初に理解しておくべきである。本明細書で用いられる用語としての「機構」とは、例証のための実施形態の機能または態様の、装置、手順またはコンピュータ・プログラム製品という形式での、実装例であり得る。手順の場合、その手順は、1つまたは複数のデバイス、装置、コンピュータ、データ処理システムなどによって実装される。コンピュータ・プログラム製品の場合には、そのコンピュータ・プログラム製品においてまたはその上に具体化されているコンピュータ・コードまたは命令によって表されるロジックが、機能を実装するために、または、特定の「機構」と関連する動作を実行するために、1つまたは複数のハードウェア・デバイスによって実行される。このように、本明細書で説明されている機構は、専用のハードウェア、汎用のハードウェア上で動くソフトウェア、専用または汎用のハードウェアによって容易に実行可能であるように媒体上に記憶されているソフトウェア命令、機能を実行するための手順もしくは方法、または以上のいずれかの組合せとして、実装され得る。
本明細書および特許請求の範囲は、例証のための実施形態の特定の特徴および要素との関係で、「1つの(a)」、「〜のうちの少なくとも1つ」および「〜のうちの1つまたは複数」という用語を用いることがあり得る。これらの用語および成句は、例証のためのその特定の実施形態に存在する特定の特徴または要素が少なくとも1つは存在する、ということを述べるのを意図したものであるが、複数個が存在する場合もあり得る。すなわち、これらの用語/成句は、明細書または特許請求の範囲を、ただ1つの特徴/要素だけが存在する場合に限定することを意図する、または、そのような特徴/要素が複数個存在することを要求することを意図するものではない。逆に、これらの用語/成句は、単に、少なくとも1つの特徴/要素を要求しているだけであり、そのような特徴/要素が複数個あるという可能性は、明細書および特許請求の範囲の範囲に属するのである。
さらに、以下の説明では、例証のための実施形態の例示的な実装例をさらに例証するために、そして、例証のための実施形態の機構の理解を助けるために、例証のための実施形態の様々な要素に対し、複数の様々な例を用いていることが認識されるべきである。これらの例は非限定的であることが意図されていて、例証のための実施形態の機構を実装するための様々な可能性を網羅するものではない。当業者にとっては、本明細書を参照することで、本発明の思想および範囲から離れることなく、ここに提供されている例に追加して、または、それらの例の代わりに用いられ得るこれらの様々な要素に対しては、多くの他の代替的な実装例が存在することが明らかであろう。
よって、例証のための実施形態は、多くの異なるタイプのデータ処理環境において用いられ得る。例証のための実施形態の特定の要素と機能とに関する説明のためにコンテキストを提供するために、図1および図2が、例証のための実施形態の諸態様が実装され得る例示的な環境として、この後に提供される。図1および図2は単なる例であり、本発明の諸態様または実施形態が実装され得る環境との関係でいかなる限定も主張したり含意したりすることは意図されていない、ということが認識されるべきである。本発明の思想および範囲から離れることなく、示されている環境に対して、多くの変更が行われ得る。
図1は、例証のための実施形態の諸態様が実装され得る、例示的な分散型データ処理システムの図解的表示を示している。分散型データ処理システム100は、例証のための実施形態の諸態様が実装され得るコンピュータのネットワークを含み得る。分散型データ処理システム100は、少なくとも1つのネットワーク102を含むのであるが、このネットワーク102は、分散型データ処理システム100の車内で相互に接続された様々なデバイスとコンピュータとの間において、通信リンクを提供するのに用いられる媒体である。ネットワーク102は、ワイヤ、ワイヤレス通信リンクまたは光ファイバ・ケーブルなどの接続を含み得る。
示されている例では、サーバ104とサーバ106とが、ストレージ・ユニット108と共に、ネットワーク102に接続されている。さらに、車両110、112および114も、ネットワーク102に接続されている。これらの車両110、112および114は、正確な位置特定、マッピングおよびデータ/情報交換のために、たとえば、カメラ、超音波、赤外線、グローバル・ポジショニング・システム(GPS)、レーダなどのセンサと、Wi−Fi、モバイル通信のためのグローバル・システム(GSM)、Bluetooth(R)などの通信能力とが装備された、いずれかのタイプの車両であり得る。示されている例では、サーバ104は、ブート・ファイル、オペレーティング・システム・イメージおよびアプリケーションなどのデータを、車両110、112および114に提供する。車両110、112および114は、示されている例では、サーバ104に対するクライアントである。分散型データ処理システム100は、図示されていない追加的なサーバ、クライアントおよびそれ以外のデバイスを含み得る。
示されている例では、分散型データ処理システム100は、プロトコルのトランスミッション・コントロール・プロトコル/インターネット・プロトコル(TCP/IP)スイートを用いて相互に通信するネットワークとゲートウェイとの全世界的集まりを表すネットワーク102を伴うインターネットである。インターネットの核心には、データとメッセージとをルーティングする多数の商用、政府、教育およびそれ以外のコンピュータ・システムから構成される主要なノードまたはホスト・コンピュータの間にある、高速データ通信のバックボーンが存在する。もちろん、分散型データ処理システム100は、たとえば、イントラネット、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)など、いくつかの異なるタイプのネットワークを含むようにも、実装され得る。上述のように、図1は、本発明の異なる実施形態に対するアーキテクチャ上の制約としてではなく、一例として意図されているのであり、したがって、図1に示されている特定の要素は、本発明の例証のための実施形態が実装され得る環境に関する限定として考えられるべきではない。
図1に示されているように、たとえばサーバ104であるコンピューティング・デバイスの1つまたは複数が、インテリジェントな自動車空気品質評価および管理機構を実装するように、特別に構成されることがあり得る。コンピューティング・デバイスの構成は、例証のための実施形態との関係で本明細書において説明されている動作の実行と出力の生成とを容易にするための、特定用途向けハードウェアやファームウェアなどを提供することを含み得る。コンピューティング・デバイスの構成は、さらに、または、その代わりに、1つまたは複数のストレージ・デバイスに記憶されておりサーバ104などのコンピューティング・デバイスのメモリにロードされるソフトウェア・アプリケーションを、提供することを含み得るのであるが、提供されるソフトウェア・アプリケーションは、コンピューティング・デバイスの1つまたは複数のハードウェア・プロセッサに、例証のための実施形態との関係で本明細書において説明されている動作を実行し出力を生成するようにそれらのハードウェア・プロセッサを構成するソフトウェア・アプリケーション自体を実行させる。さらに、特定用途向けハードウェア、ファームウェア、ハードウェア上で実行されるソフトウェア・アプリケーションなどのいずれかの組合せが、例証のための実施形態の思想および範囲から離れることなく、用いられることがあり得る。
コンピューティング・デバイスは、これらの方法のうちの1つによりいったん構成されると、例証のための実施形態の機構を実装するように特別に構成された特別のコンピューティング・デバイスになるのであって、汎用のコンピューティング・デバイスではない、ということが認識されるべきである。さらに、後述されるように、例証のための実施形態の機構が実装されると、コンピューティング・デバイスの機能が改善され、インテリジェントな自動車空気品質評価および管理を容易にする有用で具体的な結果が提供される。
上述のように、例証のための実施形態の機構は、インテリジェントな自動車空気品質の評価および管理のための動作を実行するように特別に構成されたコンピューティング・デバイスまたはデータ処理システムを用いる。これらのコンピューティング・デバイスまたはデータ処理システムは、ハードウェア構成、ソフトウェア構成またはハードウェアおよびソフトウェア構成の組合せのいずれかを通じて本明細書で説明されているシステム/サブシステムのうちの1つまたは複数を実装するように特別に構成された、様々なハードウェア要素を備え得る。図2は、例証のための実施形態の諸態様が実装され得る、単なる1つの例示的なデータ処理システムのブロック図である。データ処理システム200は、本発明の例証のための実施形態のプロセスと態様とを実装するコンピュータ使用可能コードまたは命令が、本明細書で説明されている例証のための実施形態の動作、出力および車外的効果を達成するために配置もしくは実行またはその両方が行われ得る、図1のサーバ104などのコンピュータの一例である。
図示されている例では、データ処理システム200は、ノース・ブリッジおよびメモリ・コントローラ・ハブ(NB/MCH)202と、サウス・ブリッジおよび入力/出力(I/O)コントローラ・ハブ(SB/ICH)204とを含むハブ・アーキテクチャを採用している。処理ユニット206と、メイン・メモリ208と、グラフィクス・プロセッサ210とは、NB/MCH202に接続されている。グラフィクス・プロセッサ210は、加速グラフィクス・ポート(AGP)を通じて、NB/MCH202に接続され得る。
図示されている例では、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)アダプタ212がSB/ICH204に接続している。オーディオ・アダプタ216と、キーボードおよびマウス・アダプタ220と、モデム222と、リード・オンリ・メモリ(ROM)224と、ハードディスク・ドライブ(HDD)226と、CD−ROMドライブ230と、ユニバーサル・シリアル・バス(USB)ポートおよびその他の通信ポート232と、PCI/PCIeデバイス234とが、バス238およびバス240を通じて、SB/ICH204に接続している。PCI/PCIeデバイスは、たとえば、Ethernet(R)アダプタと、アドイン・カードと、ノートブック・コンピュータ用のPCカードとを含み得る。PCIはカード・バス・コントローラを用いるのに対し、PCIeは用いない。ROM224は、たとえば、フラッシュ基本入力/出力システム(BIOS)であり得る。
HDD226と、CD−ROMドライブ230とは、バス240を通じて、SB/ICH204に接続している。HDD226と、CD−ROMドライブ230とは、たとえば、統合ドライブ・エレクトロニクス(IDE)またはシリアル・アドバンスト・テクノロジ・アタッチメント(SATA)インターフェースを用いることがあり得る。スーパーI/O(SIO)デバイス236が、SB/ICH204に接続されていることがあり得る。
オペレーティング・システムが、処理ユニット206で動く。オペレーティング・システムは、図2のデータ処理システム200の車内で、様々なコンポーネントを調整し、様々なコンポーネントの制御を提供する。クライアントとして、オペレーティング・システムは、Microsoft(R)Windows(登録商標) 7(R)など、市販のオペレーティング・システムであり得る。Java(TM)プログラミング・システムなどのオブジェクト指向プログラミング・システムが、オペレーティング・システムと共に稼動することがあり、データ処理システム200の上で動作するJava(TM)プログラムまたはアプリケーションからオペレーティング・システムへのコールを提供する。
サーバとしては、データ処理システム200は、アドバンスト・インタラクティブ・エグゼキュティブ(AIX(R))オペレーティング・システムまたはLINUX(R)オペレーティング・システムを動作させる、たとえば、IBM(登録商標)のeServer(TM)Systemp(R)コンピュータ・システムや、Power(TM)プロセッサ・ベースのコンピュータ・システムなど、であり得る。データ処理システム200は、処理ユニット206において複数のプロセッサを含む対称型マルチプロセッサ(SMP)システムであり得る。あるいは、単一プロセッサ・システムが用いられることもあり得る。
オペレーティング・システムと、オブジェクト指向プログラミング・システムと、アプリケーションまたはプログラムとに対する命令は、HDD226などのストレージ・デバイスの上に配置され、処理ユニット206による実行のために、メイン・メモリ208にロードされ得る。本発明の例証のための実施形態のプロセスは、コンピュータ使用可能プログラム・コードを用いて、処理ユニット206によって実行され得るのであるが、このコンピュータ使用可能プログラム・コードは、たとえば、メイン・メモリ208やROM224などのメモリに、または、たとえば1つもしくは複数の周辺デバイス226および230に、配置され得る。
図2に示されているバス238またはバス240などのバス・システムは、1つまたは複数のバスで構成され得る。もちろん、バス・システムは、通信ファブリックまたはアーキテクチャに取り付けられた異なるコンポーネントまたはデバイスの間でのデータ転送を提供するいずれかのタイプのその通信ファブリックまたはアーキテクチャを用いて、実装され得る。図2のモデム222またはネットワーク・アダプタ212などの通信ユニットは、データの送受信に用いられる1つまたは複数のデバイスを含み得る。メモリは、たとえば、メイン・メモリ208、ROM224、または図2のNB/MCH202において見出されるようなキャッシュであり得る。
上述のように、例証のためのいくつかの実施形態では、それらの例証のための実施形態の機構は、特定用途向けハードウェアおよびファームウェアなど、ならびに、処理ユニット206などの1つまたは複数のハードウェア・プロセッサによって実行されるためにHDD226などのストレージ・デバイスに記憶されメイン・メモリ208などのメモリにロードされるアプリケーション・ソフトウェアなど、として実装され得る。それゆえ、図2に示されているコンピューティング・デバイスは、例証のための実施形態の機構を実装するように特に構成されるようになり、インテリジェントな自動車空気品質評価および管理機構との関係で本明細書において以後説明される動作を実行し出力を生成するように特に構成されるようになる。
当業者であれば、図1および図2におけるハードウェアは実装に応じて変更され得ることを認識するであろう。フラッシュ・メモリ、等価の不揮発性メモリ、または光ディスク・ドライブなど、他の車内ハードウェアまたは周辺デバイスが、図1および図2に図示されているハードウェアに追加してまたはその代わりに用いられ得る。例証のための実施形態のプロセスは、本発明の思想および範囲から離れることなく、上述されたSMPシステム以外のマルチプロセッサ・データ処理システムにも、適用され得る。
さらに、データ処理システム200は、クライアント・コンピューティング・デバイス、サーバ・コンピューティング・デバイス、タブレット・コンピュータ、ラップトップ・コンピュータ、電話または他の通信デバイス、パーソナル・デジタル・アシスタント(PDA)などを含む、いくつかの異なるデータ処理システムのうちのいずれかの形式をとり得る。例証のためのいくつかの実施形態では、データ処理システム200は、たとえば、オペレーティング・システム・ファイルもしくはユーザが生成したデータまたはその両方を記憶するための不揮発性メモリを提供するフラッシュ・メモリと共に構成されたポータブル・コンピューティング・デバイスであり得る。基本的に、データ処理システム200は、アーキテクチャに関する制約のない、既知のまたはこれから開発される、いずれかのデータ処理システムであり得る。
図3は、例証のための実施形態によるインテリジェントな自動車空気品質評価および管理機構の例示的なブロック図を図示している。インテリジェントな自動車空気品質評価および管理機構300は、車内空気品質センサ302と、車外空気品質センサ304と、位置センサ306と、速度センサ308と、方向センサ310と、速度/方向指向データ制御機構312と、車両換気管理機構314と、換気制御機構316とを備えている。ユーザがインテリジェントな自動車空気品質評価および管理機構300が装備されている車両を動作させると、車両換気管理機構314が、車内空気品質センサ302からの車内空気品質情報および車外空気品質センサ304からの車外空気品質情報を用いて、ユーザによって現時点で経験されつつある車内空気品質が車外空気品質よりも良好であるかまたは劣悪であるかを評価することにより、換気制御機構316の空気循環モードが再循環空気モードであるべきかそれとも新鮮空気モードであるべきかを判断する。車内空気品質センサ302は、車両の室内に存在する汚染物質およびそれ以外の物質の特定の汚染値を含む車内空気品質情報を検出するのであるが、ここでの汚染物質およびそれ以外の物質とは、一酸化炭素、鉛、酸化窒素、揮発性有機化合物、微粒子物質、二酸化硫黄、二酸化炭素、メタン、亜酸化窒素、フッ化ガスなどである。同様に、車外空気品質センサ304は、車両の車外に存在する汚染物質およびそれ以外の物質の特定の汚染値を含む車外空気品質情報を検出するのであり、ここでの汚染物質およびそれ以外の物質とは、一酸化炭素、鉛、酸化窒素、揮発性有機化合物、微粒子物質、二酸化硫黄、二酸化炭素、メタン、亜酸化窒素、フッ化ガスなどである。
しかし、車両の速度に応じて車外空気品質は頻繁に変化し得るのであるから、車外空気品質センサ304からの車外空気品質情報だけを用いることは、将来において生じるであろう車外空気品質の有効な評価になり得ない。たとえば、車両が時速30マイル(約48.28キロメートル)などを上回る、所定の低速閾値を超えるような、より高い速度で進行している場合には、車外空気品質は、1分未満の間に急速に劣化することがあり得る。よって、車両換気管理機構314は、他の車両によって提供される車外空気品質情報にアクセスする装備を有する。すなわち、ユーザの車両が動作し、インテリジェントな自動車空気品質評価および管理機構300のようなインテリジェントな自動車空気品質評価および管理機構を装備した他の車両も動作すると、車両換気管理機構314は、車外空気品質センサ304によって感知された車外空気品質情報、および車外空気品質情報が感知された時点での位置センサ306によって感知された位置情報を、ネットワーク318を経由して、空気品質集約および評価機構320にアップロードする。ある例示的な実施形態では、空気品質集約および評価機構320は、車両換気管理機構314がネットワーク318を経由してワイヤレスにアクセスするクラウド・ベースのシステムである。
車外空気品質情報および関連する位置情報を複数の車両から受け取ると、空気品質集約および評価機構320は、識別された位置情報に基づいて、受け取られた車外空気品質情報のすべてを、一時的空気品質マップに集約するのであるが、この一時的空気品質マップは、インテリジェントな自動車空気品質評価および管理機構300の速度/方向指向データ制御機構312によってアクセスされ得る。車両の動作の間、速度/方向指向データ制御機構312は、速度センサ308からの車両が移動している速度、方向センサ310からの車両が移動している方向、および位置センサ306によって感知された位置情報などの情報を用いて、空気品質集約および評価機構320に、一時的空気品質情報をリクエストする。
速度/方向指向データ制御機構312と空気品質集約および評価機構320とは、多くの異なるモードで、共に動作し得る。ある例示的なモードでは、速度/方向指向データ制御機構312は、位置情報を、空気品質集約および評価機構320に提供し得るだけである。このモードでは、空気品質集約および評価機構320は、提供された位置情報から所定の半径以内の一時的空気品質マップからの一時的空気品質情報を用いて、速度/方向指向データ制御機構312に応答する。したがって、このモードでは、速度/方向指向データ制御機構312は、空気品質集約および評価機構320から情報のより大きなセットを受け取り、将来における車外空気品質を判断するために、検出された速度および方向に基づいて、この情報を解析する。このモードは、たとえば時速30マイル(約48.28キロメートル)から時速55マイル(約88.51キロメートル)の間の速度のように、車両が所定の低速閾値を超えているが、所定の高速閾値よりも下の速度で動作しているときに用いられ得るのであるが、これは、交通が円滑に流れているが方向が急速に変化することがあり得る都市において車両が用いられているときである。
動作の第2の例示的なモードでは、速度/方向指向データ制御機構312が、速度、方向および位置情報を、空気品質集約および評価機構320に提供する。このモードでは、空気品質集約および評価機構320が、速度/方向指向データ制御機構312に、位置および方向情報に基づいており車両速度に基づいて決定される進行方向への距離における運転されているルートに沿った一時的空気品質マップを用いて、応答する。したがって、このモードでは、速度/方向指向データ制御機構312は、将来における車外空気品質を判断するために、空気品質集約および評価機構320からの情報の縮小セットと、検出された速度および方向に基づく情報の縮小されたさらなる解析と、を受け取る。このモードは、方向がそれほど頻繁に変化しない場合に車両が高速道路で用いられているときのように、車両が、たとえば時速55マイル(時速約88.5キロメートル)を上回る速度など、所定の高速閾値を超えて動作しているときに、用いられ得る。
このように、インテリジェントな自動車空気品質評価および管理機構300が装備されている車両をユーザが動作させるときには、車両換気管理機構314は、速度センサ308からの感知された車両速度が所定の低速閾値を超えているかどうかを判断する。速度が所定の低速閾値を超えていない場合には、車両換気管理機構314は、車内空気品質センサ302からの車内空気品質、車外空気品質センサ304からのより重み付けされた車外空気品質、ならびに空気品質集約および評価機構320からの重み付けがより少ない将来における車外空気品質を用いて、ユーザによって現時点で経験されつつある車内空気品質が車外空気品質よりも良好であるのかまたは劣悪であるのかを評価する。車両換気管理機構314は、車内空気品質が車外空気品質よりも良好であると判断すると、再循環空気モードを用いるように換気制御機構316に信号を送る。車両換気管理機構314は、逆に、車外空気品質が車内空気品質よりも良好であると判断すると、新鮮空気モードを用いるように換気制御機構316に信号を送る。
速度が所定の低速閾値を超えている場合には、次に、車両換気管理機構314は、速度センサ308からの感知された車両速度が所定の高速閾値を超えているかどうかを判断する。感知された速度が所定の低速閾値を超えているが所定の高速閾値よりも下である場合には、速度/方向指向データ制御機構312は、リクエストを、位置情報と共に、空気品質集約および評価機構320に送る。空気品質集約および評価機構320は、提供された位置情報から所定の半径以内の一時的空気品質マップからの一時的空気品質情報を用いて、速度/方向指向データ制御機構312に応答する。速度/方向指向データ制御機構312は、空気品質集約および評価機構320から、情報のより大きなセットを受け取り、将来における車外空気品質を判断するために、検出された速度および方向に基づいて、その情報を解析する。この解析に基づき、速度/方向指向データ制御機構312は、車両換気管理機構314に、将来における車外空気品質を提供する。車両換気管理機構314は、車内空気品質センサ302からの車内空気品質情報、車外空気品質センサ304からの車外空気品質情報、および速度/方向指向データ制御機構312からの将来における車外空気品質を用いて、ユーザによって現時点で経験されつつある車内空気品質が車外空気品質および将来における車外空気品質よりも良好であるのかまたは劣悪であるのかを評価する。車両換気管理機構314は、車内空気品質がより重み付けされた車外空気品質および重み付けのより少ない将来における車外空気品質よりも良好であると判断すると、再循環空気モードを用いるように換気制御機構316に信号を送る。車両換気管理機構314は、逆に、より重み付けされた車外空気品質および重み付けのより少ない将来における車外空気品質が車内空気品質よりも良好であると判断すると、新鮮空気モードを用いるように換気制御機構316に信号を送る。
感知された速度が所定の低速閾値および所定の高速閾値を超える場合には、速度/方向指向データ制御機構312が、リクエストを、速度、方向および位置情報と共に、空気品質集約および評価機構320に送る。空気品質集約および評価機構320は、位置および方向情報に基づいており車両速度に基づいて決定される進行方向への距離における運転されているルートに沿った一時的空気品質マップからの一時的空気品質情報を用いて、速度/方向指向データ制御機構312に応答する。速度/方向指向データ制御機構312は、空気品質集約および評価機構320から、情報の縮小セットを受け取り、将来における車外空気品質を判断するために、検出された速度および方向に基づいて、その情報を解析する。この解析に基づき、速度/方向指向データ制御機構312は、車両換気管理機構314に、将来における車外空気品質を提供する。車両換気管理機構314は、車内空気品質センサ302からの車内空気品質情報、車外空気品質センサ304からの車外空気品質情報、および速度/方向指向データ制御機構312からの将来における車外空気品質を用いて、ユーザによって現時点で経験されつつある車内空気品質が車外空気品質よりも良好であるのかまたは劣悪であるのかを評価する。車両換気管理機構314は、車内空気品質がより重み付けされた将来における車外空気品質および重み付けのより少ない車外空気品質よりも良好であると判断すると、再循環空気モードを用いるように換気制御機構316に信号を送る。車両換気管理機構314は、逆に、より重み付けされた将来における車外空気品質および重み付けのより少ない車外空気品質が車内空気品質よりも良好であると判断すると、新鮮空気モードを用いるように換気制御機構316に信号を送る。
以上に加えて、車両換気管理機構314は、異なる速度で空気品質集約および評価機構320に一時的空気品質情報をリクエストするだけでなく、車外空気品質センサ304によるサンプリング周波数を増加または減少させ得る。たとえば、所定の低速閾値よりも低い速度では、車両換気管理機構314は、車外空気品質センサ304によるサンプリング周波数を増加させ、空気品質集約および評価機構320からの将来における車外空気品質情報を求めるリクエストを減少させ得るのであるが、この理由は、他の車両からの将来における車外空気品質情報が、時間差のために最後のサンプル以降に劣化している可能性があり、よって、将来における車外空気品質情報が、より少なく重み付けされ得るのに対し、車外空気品質センサ304からの車外空気品質情報は、より多く重み付けがなされ得るからである。
重みは、空気品質の正確さを示す指標を調整するためのものであり、重みを大きくすることで空気品質の正確さを上げ、重みを小さくすることで空気品質の正確さを下げる。
所定の低速閾値よりも高く、所定の高速閾値よりも低い速度では、車両換気管理機構314は、空気品質集約および評価機構320に将来における車外空気品質情報を求める中程度のリクエストだけでなく、車外空気品質センサ304による中程度のサンプリング周波数を用い得るのであるが、この理由は、車外空気品質センサ304からの車外空気品質情報および他の車両からの将来における車外空気品質情報が、両方とも同じ重み付けであり得るからである。最後に、所定の高速閾値よりも高い速度では、車両換気管理機構314は、車外空気品質センサ304によるサンプリング周波数を減少させ、空気品質集約および評価機構320に対する将来における車外空気品質情報を求めるリクエストを増加させ得るのであるが、この理由は、他の車両からの将来における車外空気品質情報がより正確であり得るために、将来における車外空気品質情報がより多く重み付けがなされ得るのに対し、車外空気品質センサ304からの車外空気品質情報は重み付けがより少ないことがあり得るからである。
このように、速度指向の空気品質サンプリングは、周期的サンプリングよりも正確であり省エネルギーとなる。車外空気品質情報が共有されることで、一時的空気品質マップからの一時的空気品質情報が、道路の空気品質を予測するために用いられる。車両の速度および方向を考慮することにより、現在の空気品質情報がよりよく用いられ、車両の車内空気品質を正確に管理するために、空気品質が予測される。
したがって、本発明は、システム、方法もしくはコンピュータ・プログラム製品またはこれらの組合せであり得る。コンピュータ・プログラム製品は、プロセッサに本発明の諸態様を実行させるためのコンピュータ可読プログラム命令を有する(1つまたは複数の)コンピュータ可読記憶媒体を含み得る。
コンピュータ可読記憶媒体は、命令実行デバイスによって用いられる命令を保持または記憶することが可能な有体物であるデバイスであり得る。コンピュータ可読記憶媒体は、たとえば、これらに限定されることはないが、電子ストレージ・デバイス、磁気ストレージ・デバイス、光学ストレージ・デバイス、電磁気ストレージ・デバイス、半導体ストレージ・デバイス、または以上のいずれかの適切な組合せであり得る。コンピュータ可読記憶媒体の、より具体的な例の非網羅的なリストは、ポータブル・コンピュータ・ディスケット、ハード・ディスク、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、リード・オンリ・メモリ(ROM)、消去可能でプログラマブルなリード・オンリ・メモリ(EPROMまたはフラッシュ・メモリ)、静的なランダム・アクセス・メモリ(SRAM)、ポータブル・コンパクト・ディスク・リード・オンリ・メモリ(CD−ROM)、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)、メモリ・スティック、フロッピー(R)・ディスク、パンチ・カードまたは命令が記録されている溝における隆起構造などの機械的に符号化されたデバイス、および以上のいずれかの適切な組合せを含む。本明細書において用いられているコンピュータ可読記憶媒体は、無線波もしくはそれ以外の自由に伝搬する電磁波、導波管もしくはそれ以外の伝送媒体を通して伝搬する電磁波(たとえば、光ファイバを通過する光パルス)、またはワイヤを通して伝送される電気信号など、一時的な信号自体として解釈されるべきではない。
本明細書で説明されているコンピュータ可読プログラム命令は、コンピュータ可読記憶媒体からそれぞれのコンピューティング/処理デバイスに、または、車外コンピュータもしくは車外記憶デバイスに、たとえば、インターネット、ローカル・エリア・ネットワーク、ワイド・エリア・ネットワークもしくはワイヤレス・ネットワークまたはこれらの組合せなどのネットワークを介して、ダウンロードすることが可能である。ネットワークは、銅伝送ケーブル、光伝送ファイバ、ワイヤレス伝送、ルータ、ファイアウォール、スイッチ、ゲートウェイ・コンピュータもしくはエッジ・サーバまたはこれらの組合せを備えることがあり得る。各コンピューティング/処理デバイスにおけるネットワーク・アダプタ・カードまたはネットワーク・インターフェースが、ネットワークからコンピュータ可読プログラム命令を受け取り、それぞれのコンピューティング/処理デバイスの車内のコンピュータ可読記憶媒体に記憶するために、そのコンピュータ可読プログラム命令を転送する。
本発明の動作を実行させるためのコンピュータ可読プログラム命令は、アセンブラ命令、命令セット・アーキテクチャ(ISA)命令、マシン命令、マシン依存命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、または1つもしくは複数のプログラミング言語のいずれかの組合せで書かれたソース・コードもしくはオブジェクト・コードのいずれかであり得るのであるが、ここで、プログラム言語は、Java(R)、Smalltalk(R)、C++などのオブジェクト指向プログラミング言語、または、「C」プログラミング言語もしくは同様のプログラミング言語など従来型の手続き型プログラミング言語を含む。コンピュータ可読プログラム命令は、全体的にユーザのコンピュータ上で、部分的にユーザのコンピュータ上で、スタンド・アロンのソフトウェア・パッケージとして、部分的にはユーザのコンピュータ上で部分的にはリモート・コンピュータ上で、または全体的にリモート・コンピュータもしくはサーバ上で、実行し得る。後者のシナリオでは、リモート・コンピュータは、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)もしくはワイド・エリア・ネットワーク(WAN)を含むいずれかのタイプのネットワークを介してユーザのコンピュータに接続され得るし、または、この接続が(たとえば、インターネット・サービス・プロバイダを使用してインターネットを通じて)車外コンピュータとの間でなされることがあり得る。いくつかの実施形態では、たとえば、プログラマブル・ロジック回路、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、またはプログラマブル・ロジック・アレイ(PLA)を含む電子回路が、本発明の諸態様を実行するために、コンピュータ可読プログラム命令の状態情報を用いて電子回路をカスタマイズすることによって、コンピュータ可読プログラム命令を実行し得る。
本明細書では、本発明の諸態様が、本発明の実施形態による方法、装置(システム)、およびコンピュータ・プログラム製品のフローチャートによる図解もしくはブロック図またはその両方を参照して、説明されている。フローチャートによる図解もしくはブロック図またはその両方の各ブロックと、フローチャートによる図解もしくはブロック図またはその両方における複数のブロックの組合せとは、コンピュータ可読プログラム命令によって実装され得る、ということが理解されるであろう。
これらのコンピュータ可読プログラム命令は、コンピュータまたはそれ以外のプログラマブル・データ処理装置のプロセッサ経由で実行される命令が、フローチャートもしくはブロック図またはその両方の1つもしくは複数のブロックに特定されている機能/作用を実装するための手段を生じさせるように、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、またはそれ以外のプログラマブル・データ処理装置のプロセッサに提供され、マシンを作り出すものであってよい。また、これらのコンピュータ可読プログラム命令は、命令が記憶されているコンピュータ可読記憶媒体が、フローチャートもしくはブロック図またはその両方の1つもしくは複数のブロックに特定されている機能/作用の諸態様を実装する命令を含む製品を含むように、コンピュータ可読記憶媒体に記憶され、コンピュータ、プログラマブル・データ処理装置もしくはそれ以外のデバイスまたはこれらの組合せに、特定の態様で機能するように指示するものであってもよい。
また、コンピュータ可読プログラム命令は、コンピュータ、他のプログラマブル装置または他のデバイス上で実行する命令が、フローチャートもしくはブロック図またはその両方の1つもしくは複数のブロックにおいて特定されている機能/作用を実装するように、コンピュータ実装プロセスを生じさせるために、コンピュータ、他のプログラマブル・データ処理装置または他のデバイス上にロードされ、コンピュータ、他のプログラマブル装置または他のデバイス上で一連の動作ステップを実行させるものであってもよい。
図4および図5は、例証のための実施形態に従って車両の車内空気品質を制御する際に、インテリジェントな自動車空気品質評価および管理機構によって実行される動作の例示的なフローチャートを図示している。動作が始まると、インテリジェントな自動車空気品質評価および管理機構における車両換気管理機構が、車内空気品質センサから車内空気品質情報を受け取り(ステップ402)、車外空気品質センサから車外空気品質情報を受け取る(ステップ404)。車両換気管理機構は、次に、車両における速度センサからの感知された車両速度が所定の低速閾値を超えているかどうかを判断する(ステップ406)。車両換気管理機構は、ステップ406において速度が所定の低速閾値を超えていないと判断すると、車内空気品質センサからの車内空気品質情報および車外空気品質センサからの車外空気品質情報を用いて、ユーザによって現時点で経験されつつある車内空気品質が車外空気品質よりも良好かどうかを評価する(ステップ408)。車両換気管理機構は、ステップ408において車内空気品質が車外空気品質よりも良好であると判断すると、換気制御機構に再循環空気モードを用いるように信号を送り(ステップ410)、それにより、換気制御機構に、再循環空気モードに留まるか、または、再循環空気モードに切り換わるかのいずれかを実行させ、その後で、動作はステップ402に戻る。車両換気管理機構は、ステップ408において車外空気品質が車内空気品質よりも良好であると判断すると、換気制御機構に新鮮空気モードを用いるように信号を送り(ステップ412)、それにより、換気制御機構に、新鮮空気モードに留まるか、または、新鮮空気モードに切り換わるかのいずれかを実行させ、その後で、動作はステップ402に戻る。
車両換気管理機構は、ステップ406において速度が所定の低速閾値を超えていると判断すると、次に、速度センサからの感知された車両速度が所定の高速閾値を超えているかどうかを判断する(ステップ414)。車両換気管理機構が、ステップ414において、速度が所定の低速閾値を超えているが所定の高速閾値よりも下であると判断すると、インテリジェントな自動車空気品質評価および管理機構における速度/方向指向データ制御機構が、位置情報と共に、空気品質集約および評価機構にリクエストを送る(ステップ416)。速度/方向指向データ制御機構は、空気品質集約および評価機構から、提供された位置情報から所定の半径以内の一時的空気品質情報を受け取る(ステップ418)。速度/方向指向データ制御機構は、将来における車外空気品質を判断するために、検出された速度および検出された方向に基づいて、一時的空気品質情報を解析する(ステップ420)。この解析に基づき、速度/方向指向データ制御機構は、車両換気管理機構に、将来における車外空気品質を提供する(ステップ422)。
車両換気管理機構は、車内空気品質センサからの車内空気品質情報と、車外空気品質センサからの車外空気品質情報と、速度/方向指向データ制御機構からの将来における車外空気品質とを用いて、ユーザによって現時点で経験されつつある車内空気品質が車外空気品質よりも良好であるか劣悪であるかを評価する(ステップ424)。ステップ424において、車両換気管理機構が、より重み付けされた車外空気品質よりも、そして、重み付けがより少ない将来における車外空気品質よりも、車内空気品質の方が良好であると判断する場合には、動作はステップ410へ進む。ステップ424において、車両換気管理機構が、より重み付けされた車外空気品質、および重み付けがより少ない将来における車外空気品質が、車内空気品質よりも良好であると判断する場合には、動作はステップ412へ進む。
ステップ414において、車両換気管理機構が、速度が所定の低速閾値を超えており所定の高速閾値も超えていると判断する場合には、速度/方向指向データ制御機構は、速度、方向および位置情報と共に、リクエストを空気品質集約および評価機構に送る(ステップ426)。速度/方向指向データ制御機構は、位置および方向情報に基づいており車両速度に基づいて決定される進行方向への距離における運転されているルートに沿った一時的空気品質情報を、空気品質集約および評価機構から受け取る(ステップ428)。速度/方向指向データ制御機構は、将来における車外空気品質を判断するために、検出された速度および方向に基づいて、空気品質集約および評価機構からの情報の縮小セットを解析する(ステップ430)。この解析に基づき、速度/方向指向データ制御機構は、車両換気管理機構に、将来における車外空気品質を提供する(ステップ432)。
車両換気管理機構は、車内空気品質センサからの車内空気品質情報、車外空気品質センサからの車外空気品質情報、および速度/方向指向データ制御機構からの将来における車外空気品質を用いて、ユーザによって現時点で経験されつつある車内空気品質が車外空気品質よりも良好であるか劣悪であるかを評価する(ステップ434)。ステップ434において、車両換気管理機構が、より重み付けされた将来における車外空気品質よりも、そして、重み付けがより少ない車外空気品質よりも、車内空気品質の方が良好であると判断する場合には、動作はステップ410へ進む。ステップ434において、車両換気管理機構が、より重み付けされた将来における車外空気品質、および重み付けがより少ない車外空気品質が、車内空気品質よりも良好であると判断する場合には、動作はステップ412へ進む。
図6は、例証のための実施形態に従って車外空気品質情報を空気品質集約および評価機構にアップロードする際にインテリジェントな自動車空気品質評価および管理機構によって実行される動作の例示的なフローチャートを図示している。動作が始まると、車両換気管理機構が、車外空気品質センサから車外空気品質情報を受け取り(ステップ502)、位置センサから位置情報も受け取る(ステップ504)。情報を受け取ると、車両換気管理機構は、車外空気品質情報および位置情報を、ネットワークを経由して空気品質集約および評価機構にアップロードし(ステップ506)、その後で、動作は、ステップ502に進む。ある例示的な実施形態では、空気品質集約および評価機構は、車両換気管理機構がネットワークを通じてワイヤレスでアクセスするクラウド・ベースのシステムである。
図7は、例証のための実施形態に従って車外空気品質情報を複数の車両から集約するために空気品質集約および評価機構によって実行される動作の例示的なフローチャートを図示している。動作が始まると、空気品質集約および評価機構が、車外空気品質情報および位置情報を複数の車両から受け取る(ステップ602)。空気品質集約および評価機構は、受け取られた車外空気品質情報のすべてを、識別された位置情報に基づいて、一時的空気品質マップに集約し(ステップ604)、その後で、動作は終了する。
図8は、例証のための実施形態に従って一時的空気品質情報を提供するために空気品質集約および評価機構によって実行される動作の例示的なフローチャートを図示している。動作が始まると、空気品質集約および評価機構が、インテリジェントな自動車空気品質評価および管理機構の速度/方向指向データ制御機構から、リクエストを受け取る(ステップ702)。空気品質集約および評価機構は、そのリクエストが位置情報だけを含むかどうかを判断する(ステップ704)。空気品質集約および評価機構は、ステップ704においてリクエストが位置情報だけを含むと判断すると、提供された位置情報から所定半径以内の一時的空気品質マップからの一時的空気品質情報を用いて、速度/方向指向データ制御機構に応答し(ステップ706)、その後で、動作は終了する。空気品質集約および評価機構は、ステップ704においてリクエストが位置情報ならびに速度情報および方向情報などの他の情報を含むと判断すると、位置および方向情報に基づいており車両速度に基づいて決定される進行方向への距離における運転されているルートに沿った一時的空気品質マップからの一時的空気品質情報を用いて、速度/方向指向データ制御機構に応答し(ステップ708)、その後で、動作は終了する。
図面におけるフローチャートおよびブロック図は、本発明の様々な実施形態によるシステム、方法およびコンピュータ・プログラム製品の可能な実装のアーキテクチャ、機能、および動作を図解している。この点で、フローチャートまたはブロック図における各ブロックは、特定された(1つまたは複数の)論理機能を実装するための1つまたは複数の実行可能な命令を備えたモジュール、セグメントまたは命令の一部を表し得る。いくつかの別の実施では、ブロックに記されている機能が、図面に記されている順序とは異なる順序で生じることがあり得る。たとえば、連続するように示されている2つのブロックが、関係する機能に応じて、実際には、実質的に同時に実行されることがあり得るし、または、それらのブロックが、時には逆の順序で実行されることもあり得る。ブロック図もしくはフローチャートによる図解またはその両方の各ブロックと、ブロック図もしくはフローチャートによる図解またはその両方における複数のブロックの組合せとは、特定された機能もしくは作用を実行する、または、専用のハードウェアおよびコンピュータ命令の組合せを実行する専用のハードウェア・ベースのシステムによって実装され得る。
このように、例証のための実施形態は、車両の車内空気品質を制御するための機構を提供する。例証のための実施形態は、一時的空気品質情報と共に車内および車外空気品質情報を用いるインテリジェントな自動車空気品質評価および管理機構を提供する。インテリジェントな自動車空気品質評価および管理機構は、現時点での車内および車外空気品質に従うだけではなく、車両の速度および方向に基づいてリトリーブされた一時的空気品質マップから識別される一時的空気品質にも基づいて、応答する。
上述のように、例証のための実施形態は、全体としてハードウェアによる実施形態、全体としてソフトウェアによる実施形態またはハードウェア要素とソフトウェア要素との両方を含む実施形態という形式をとり得る、ということが認識されるべきである。ある例示的な実施形態では、例証のための実施形態の機構はソフトウェアまたはプログラム・コードにおいて実装されており、このソフトウェアまたはプログラム・コードは、これらに限定されるのではないが、ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコードなどを含む。
プログラム・コードを記憶もしくは実行するまたはその両方を行うのに適したデータ処理システムは、システム・バスを通じてメモリ素子に直接的または間接的に結合された、少なくとも1つのプロセッサを含むことになる。メモリ素子は、プログラム・コードの実際の実行の間に用いられるローカル・メモリと、バルク・ストレージと、実行の間にバルク・ストレージからコードがリトリーブされなければならない回数を減少させるために少なくともいくらかのプログラム・コードを一時的に記憶するキャッシュ・メモリと、を含み得る。
入力/出力またはI/Oデバイス(これらに限定されないが、キーボード、ディスプレイ、ポインティング・デバイスなどを含む)は、直接的にまたは介在するI/Oコントローラを通じてのいずれかの態様でシステムに結合され得る。ネットワーク・アダプタも、システムに結合され得るが、これは、データ処理システムが、介在する私的なまたは公共のネットワークを通じて、他のデータ処理システム、リモート・プリンタまたはストレージ・デバイスに結合されるようになることを可能にするためである。モデム、ケーブル・モデムおよびEthernet(R)カードが、現時点で利用可能なタイプのネットワーク・アダプタのうちの、ほんのいくつかである。
本発明に関する説明が、例証と説明との目的のために提示されてきたのであるが、網羅的であることや、または、開示されている形態に本発明が限定されることは、意図されていない。説明されている実施形態の範囲および思想から離れることなく、多くの変更と変形とが、当業者には明らかになるであろう。実施形態は、本発明の原理と実際上の応用とを最もよく説明するために、そして、考察されている特定の使用法に適する様々な変更を伴う様々な実施形態のために他の当業者が本発明を理解することを可能にするために、選択され、説明された。本明細書で用いられている専門用語は、実施形態の原理、実際上の応用もしくは市場において見出される技術に対する技術的改善を最もよく説明するために、または、本明細書に開示されている実施形態を他の当業者が理解することを可能にするために、選択された。
100 分散型データ処理システム
102 ネットワーク
104 サーバ
106 サーバ
108 ストレージ・ユニット
110 車両
112 車両
114 車両
202 NB/ICH
204 SB/ICH
206 処理ユニット
208 メイン・メモリ
210 グラフィクス・プロセッサ
212 ネットワーク・アダプタ
216 オーディオ・アダプタ
220 キーボードおよびマウス・アダプタ
222 モデム
224 ROM
226 ディスク
228 センサ
230 CD−ROM
232 USBおよび他のポート
234 PCI/PCIeデバイス
236 SIO
238 バス
240 バス
300 自動車空気品質評価および管理機構
302 車内空気品質センサ
304 車外空気品質センサ
306 位置センサ
308 速度センサ
310 方向センサ
312 速度/方向指向データ制御機構
314 車両換気管理機構
316 換気制御機構
318 ネットワーク
320 空気品質集約および評価機構

Claims (22)

  1. プロセッサと前記プロセッサに結合されたメモリとを備えたデータ処理システムにおいて、車両の車内空気品質を制御するための方法であって、
    前記データ処理システムにより、前記車両における速度センサからの前記車両の速度が所定の低速閾値を超えているかどうかを判断するステップと、
    前記速度が前記所定の低速閾値を超えていないとの判断に応答して、前記データ処理システムにより、車内空気品質センサからの車内空気品質が車外空気品質センサからの車外空気品質よりも良好であるかどうかを判断するステップと、
    前記車内空気品質が前記車外空気品質よりも良好であることに応答して、前記データ処理システムにより、再循環空気モードを用いるように換気制御機構に信号を送るステップであって、前記換気制御機構は、既に開始された再循環空気モードに留まるかまたは前記再循環空気モードに切り換わるかのいずれかである、前記ステップと、
    前記車内空気品質が前記車外空気品質よりも劣悪であることに応答して、前記データ処理システムにより、新鮮空気モードを用いるように前記換気制御機構に信号を送るステップであって、前記換気制御機構は、既に開始された新鮮空気モードに留まるかまたは前記新鮮空気モードに切り換わるかのいずれかである、前記ステップと、
    を含む方法。
  2. 前記速度が前記所定の低速閾値を超えているとの判断に応答して、前記データ処理システムにより、前記速度が所定の高速閾値を超えているかどうかを判断するステップと、
    前記速度が前記所定の高速閾値を超えていないとの判断に応答して、前記データ処理システムにより、位置情報と共に一時的空気品質データを求めるリクエストを送るステップと、
    前記データ処理システムにより、提供された前記位置情報から所定の半径以内の一時的空気品質情報を受け取るステップと、
    前記データ処理システムにより、将来における車外空気品質を判断するために、前記車両の前記速度および方向に基づき、前記一時的空気品質情報を解析するステップと、
    前記データ処理システムにより、前記車内空気品質が、前記車外空気品質および前記将来における車外空気品質よりも良好であるかどうかを判断するステップと、
    前記車内空気品質が、前記車外空気品質および前記将来における車外空気品質よりも良好であることに応答して、前記データ処理システムにより、前記再循環空気モードを用いるように前記換気制御機構に信号を送るステップであって、前記換気制御機構は、前記既に開始された再循環空気モードに留まるかまたは前記再循環空気モードに切り換わるかのいずれかである、前記ステップと、
    前記車内空気品質が、前記車外空気品質および前記将来における車外空気品質よりも劣悪であることに応答して、前記データ処理システムにより、前記新鮮空気モードを用いるように前記換気制御機構に信号を送るステップであって、前記換気制御機構は、前記既に開始された新鮮空気モードに留まるかまたは前記新鮮空気モードに切り換わるかのいずれかである、前記ステップと、
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記車外空気品質に対して、前記将来における車外空気品質よりも大きい重みを付ける、請求項2に記載の方法。
  4. 前記重みは、空気品質の正確さを示す指標を調整するためのものであり、重みを大きくすることで前記空気品質の正確さを上げ、重みを小さくすることで前記空気品質の正確さを下げる、請求項3に記載の方法。
  5. 前記速度が前記所定の低速閾値を超えているとの判断に応答して、前記データ処理システムにより、前記速度が所定の高速閾値を超えているかどうかを判断するステップと、
    前記速度が前記所定の低速閾値を超えており前記所定の高速閾値も超えているとの判断に応答して、前記データ処理システムにより、前記速度、方向および位置情報と共に一時的空気品質データを求めるリクエストを送るステップと、
    前記データ処理システムにより、位置および方向情報に基づき運転されているルートに沿った一時的空気品質情報を受け取るステップと、
    前記データ処理システムにより、前記将来における車外空気品質を判断するために、前記速度および前記方向に基づき、前記一時的空気品質情報を解析するステップと、
    前記データ処理システムにより、前記車内空気品質が、前記車外空気品質および前記将来における車外空気品質よりも良好であるかどうかを判断するステップと、
    前記車内空気品質が、前記車外空気品質および前記将来における車外空気品質よりも良好であることに応答して、前記データ処理システムにより、前記再循環空気モードを用いるように前記換気制御機構に信号を送るステップであって、前記換気制御機構は、前記既に開始された再循環空気モードに留まるかまたは前記再循環空気モードに切り換わるかのいずれかである、前記ステップと、
    前記車内空気品質が、前記車外空気品質および前記将来における車外空気品質よりも劣悪であることに応答して、前記データ処理システムにより、前記新鮮空気モードを用いるように前記換気制御機構に信号を送るステップであって、前記換気制御機構は、前記既に開始された新鮮空気モードに留まるかまたは前記新鮮空気モードに切り換わるかのいずれかである、前記ステップと、
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  6. 前記車外空気品質に対して、前記将来における車外空気品質よりも小さい重みを付ける、請求項5に記載の方法。
  7. 前記データ処理システムにより、前記車外空気品質センサからの前記車外空気品質情報を、位置センサからの位置情報と共に、ネットワークを経由して、空気品質集約および評価機構にアップロードするステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  8. 前記車外空気品質情報および前記位置情報を複数の車両から受け取ることに応答して、前記空気品質集約および評価機構が、識別された位置情報に基づき、受け取られた前記車外空気品質情報のすべてを一時的空気品質マップに集約する、請求項6に記載の方法。
  9. 前記車両の前記速度に応じて、前記データ処理システムにより、車外空気品質センサのサンプリング周波数を前記速度と反比例するように変化させるステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  10. 前記速度が速くなるにつれて前記サンプリング周波数を下げ、前記速度が遅くなるにつれて前記サンプリング周波数を上げる、請求項9に記載の方法。
  11. コンピュータに、
    車両における速度センサからの前記車両の速度が所定の低速閾値を超えているかどうかを判断することと、
    前記速度が前記所定の低速閾値を超えていないとの判断に応答して、車内空気品質センサからの車内空気品質が車外空気品質センサからの車外空気品質よりも良好であるかどうかを判断することと、
    前記車内空気品質が前記車外空気品質よりも良好であることに応答して、再循環空気モードを用いるように換気制御機構に信号を送ることであって、前記換気制御機構は、既に開始された再循環空気モードに留まるかまたは前記再循環空気モードに切り換わるかのいずれかである、前記送ることと、
    前記車内空気品質が前記車外空気品質よりも劣悪であることに応答して、新鮮空気モードを用いるように前記換気制御機構に信号を送ることであって、前記換気制御機構は、既に開始された新鮮空気モードに留まるかまたは前記新鮮空気モードに切り換わるかのいずれかである、前記送ることと、
    を実行させるためのコンピュータ・プログラム。
  12. 前記コンピュータに、
    前記速度が前記所定の低速閾値を超えているとの判断に応答して、前記速度が所定の高速閾値を超えているかどうかを判断することと、
    前記速度が前記所定の高速閾値を超えていないとの判断に応答して、位置情報と共に一時的空気品質データを求めるリクエストを送ることと、
    提供された前記位置情報から所定の半径以内の一時的空気品質情報を受け取ることと、
    将来における車外空気品質を判断するために、前記車両の前記速度および方向に基づき、前記一時的空気品質情報を解析することと、
    前記車内空気品質が、前記車外空気品質および前記将来における車外空気品質よりも良好であるかどうかを判断することと、
    前記車内空気品質が、前記車外空気品質および前記将来における車外空気品質よりも良好であることに応答して、前記再循環空気モードを用いるように前記換気制御機構に信号を送ることであって、前記換気制御機構は、前記既に開始された再循環空気モードに留まるかまたは前記再循環空気モードに切り換わるかのいずれかである、前記送ることと、
    前記車内空気品質が、前記車外空気品質および前記将来における車外空気品質よりも劣悪であることに応答して、前記新鮮空気モードを用いるように前記換気制御機構に信号を送ることであって、前記換気制御機構は、前記既に開始された新鮮空気モードに留まるかまたは前記新鮮空気モードに切り換わるかのいずれかである、前記送ることと、
    をさらに行わせる、請求項11に記載のコンピュータ・プログラム。
  13. 前記コンピュータに、
    前記速度が前記所定の低速閾値を超えているとの判断に応答して、前記速度が所定の高速閾値を超えているかどうかを判断することと、
    前記速度が前記所定の低速閾値を超えており前記所定の高速閾値も超えているとの判断に応答して、前記速度、方向および位置情報と共に一時的空気品質データを求めるリクエストを送ることと、
    位置および方向情報に基づき運転されているルートに沿った一時的空気品質情報を受け取ることと、
    前記将来における車外空気品質を判断するために、前記速度および前記方向に基づき、前記一時的空気品質情報を解析することと、
    前記車内空気品質が、前記車外空気品質および前記将来における車外空気品質よりも良好であるかどうかを判断することと、
    前記車内空気品質が、前記車外空気品質および前記将来における車外空気品質よりも良好であることに応答して、前記再循環空気モードを用いるように前記換気制御機構に信号を送ることであって、前記換気制御機構は、前記既に開始された再循環空気モードに留まるかまたは前記再循環空気モードに切り換わるかのいずれかである、前記送ることと、
    前記車内空気品質が、前記車外空気品質および前記将来における車外空気品質よりも劣悪であることに応答して、前記新鮮空気モードを用いるように前記換気制御機構に信号を送ることであって、前記換気制御機構は、前記既に開始された新鮮空気モードに留まるかまたは前記新鮮空気モードに切り換わるかのいずれかである、前記送ることと、
    をさらに行わせる、請求項11に記載のコンピュータ・プログラム。
  14. 前記コンピュータに、
    前記車外空気品質センサからの前記車外空気品質情報を、位置センサからの位置情報と共に、ネットワークを経由して、空気品質集約および評価機構にアップロードさせる、請求項11に記載のコンピュータ・プログラム。
  15. 前記車外空気品質情報および前記位置情報を複数の車両から受け取ることに応答して、前記空気品質集約および評価機構が、識別された位置情報に基づき、受け取られた前記車外空気品質情報のすべてを一時的空気品質マップに集約する、請求項14に記載のコンピュータ・プログラム。
  16. 前記コンピュータに、
    前記車両の前記速度に応じて、車外空気品質センサのサンプリング周波数を前記速度と反比例するように変化させる、請求項11に記載のコンピュータ・プログラム。
  17. 装置であって、
    プロセッサと、
    前記プロセッサに結合されたメモリとを備え、前記メモリは命令を含み、前記命令は、前記プロセッサによって実行されると、前記プロセッサに、
    車両における速度センサからの前記車両の速度が所定の低速閾値を超えているかどうかを判断することと、
    前記速度が前記所定の低速閾値を超えていないとの判断に応答して、車内空気品質センサからの車内空気品質が車外空気品質センサからの車外空気品質よりも良好であるかどうかを判断することと、
    前記車内空気品質が前記車外空気品質よりも良好であることに応答して、再循環空気モードを用いるように換気制御機構に信号を送ることであって、前記換気制御機構は、既に開始された再循環空気モードに留まるかまたは前記再循環空気モードに切り換わるかのいずれかである、前記送ることと、
    前記車内空気品質が前記車外空気品質よりも劣悪であることに応答して、新鮮空気モードを用いるように前記換気制御機構に信号を送ることであって、前記換気制御機構は、既に開始された新鮮空気モードに留まるかまたは前記新鮮空気モードに切り換わるかのいずれかである、前記送ることと、
    を行わせる、装置。
  18. 前記命令が、前記プロセッサに、
    前記速度が前記所定の低速閾値を超えているとの判断に応答して、前記速度が所定の高速閾値を超えているかどうかを判断することと、
    前記速度が前記所定の高速閾値を超えていないとの判断に応答して、位置情報と共に一時的空気品質データを求めるリクエストを送ることと、
    提供された前記位置情報から所定の半径以内の一時的空気品質情報を受け取ることと、
    将来における車外空気品質を判断するために、前記車両の前記速度および方向に基づき、前記一時的空気品質情報を解析することと、
    前記車内空気品質が、前記車外空気品質および前記将来における車外空気品質よりも良好であるかどうかを判断することと、
    前記車内空気品質が、前記車外空気品質および前記将来における車外空気品質よりも良好であることに応答して、前記再循環空気モードを用いるように前記換気制御機構に信号を送ることであって、前記換気制御機構は、前記既に開始された再循環空気モードに留まるかまたは前記再循環空気モードに切り換わるかのいずれかである、前記送ることと、
    前記車内空気品質が、前記車外空気品質および前記将来における車外空気品質よりも劣悪であることに応答して、前記新鮮空気モードを用いるように前記換気制御機構に信号を送ることであって、前記換気制御機構は、前記既に開始された新鮮空気モードに留まるかまたは前記新鮮空気モードに切り換わるかのいずれかである、前記送ることと、
    をさらに行わせる、請求項17に記載の装置。
  19. 前記命令が、前記プロセッサに、
    前記速度が前記所定の低速閾値を超えているとの判断に応答して、前記速度が所定の高速閾値を超えているかどうかを判断することと、
    前記速度が前記所定の低速閾値を超えており前記所定の高速閾値も超えているとの判断に応答して、前記速度、方向および前記位置情報と共に一時的空気品質データを求めるリクエストを送ることと、
    位置および方向情報に基づき運転されているルートに沿った一時的空気品質情報を受け取ることと、
    前記将来における車外空気品質を判断するために、前記速度および前記方向に基づき、前記一時的空気品質情報を解析することと、
    前記車内空気品質が、前記車外空気品質および前記将来における車外空気品質よりも良好であるかどうかを判断することと、
    前記車内空気品質が、前記車外空気品質および前記将来における車外空気品質よりも良好であることに応答して、前記再循環空気モードを用いるように前記換気制御機構に信号を送ることであって、前記換気制御機構は、前記既に開始された再循環空気モードに留まるかまたは前記再循環空気モードに切り換わるかのいずれかである、前記送ることと、
    前記車内空気品質が、前記車外空気品質および前記将来における車外空気品質よりも劣悪であることに応答して、前記新鮮空気モードを用いるように前記換気制御機構に信号を送ることであって、前記換気制御機構は、前記既に開始された新鮮空気モードに留まるかまたは前記新鮮空気モードに切り換わるかのいずれかである、前記送ることと、
    をさらに行わせる、請求項17に記載の装置。
  20. 前記命令が、前記プロセッサに、
    前記車外空気品質センサからの前記車外空気品質情報を、位置センサからの位置情報と共に、ネットワークを経由して、空気品質集約および評価機構にアップロードさせる、請求項17に記載の装置。
  21. 前記車外空気品質情報および前記位置情報を複数の車両から受け取ることに応答して、前記空気品質集約および評価機構が、識別された位置情報に基づき、受け取られた前記車外空気品質情報のすべてを一時的空気品質マップに集約する、請求項20に記載の装置。
  22. 前記命令が、前記プロセッサに、さらに、
    前記車両の前記速度に応じて、車外空気品質センサのサンプリング周波数を前記速度と反比例するように変化させる、請求項17に記載の装置。
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