JPH11123232A - 庫内エチレン除去装置及び冷蔵冷凍庫を有する車両 - Google Patents

庫内エチレン除去装置及び冷蔵冷凍庫を有する車両

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JPH11123232A
JPH11123232A JP9288399A JP28839997A JPH11123232A JP H11123232 A JPH11123232 A JP H11123232A JP 9288399 A JP9288399 A JP 9288399A JP 28839997 A JP28839997 A JP 28839997A JP H11123232 A JPH11123232 A JP H11123232A
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JP
Japan
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catalyst
dew condensation
heater
limit value
ozone
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Pending
Application number
JP9288399A
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English (en)
Inventor
Keiko Shibata
慶子 柴田
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Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
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Publication date
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  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オゾン分解触媒の結露による触媒効率の低下
を防ぐとともに、冷蔵冷凍庫内での温度上昇を最小限に
する庫内エチレン除去装置及び冷蔵冷凍庫を有する車両
を提供する。 【解決手段】 オゾン発生器32とオゾン分解触媒33
とを有する冷蔵冷凍庫等の庫内エチレン除去装置23
に、触媒33は、結露を検出するセンサ41と、結露検
出信号を受けて触媒を加熱するヒータ42と、を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、庫内エチレン除去
装置及び冷蔵冷凍庫を有する車両であり、オゾン分解触
媒を有するエチレン除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】青果物等の生鮮食料品は、流通・保管時
にも成長しており、特に一部の青果物から出るエチレン
(老化ホルモン)により老化のスピードが増加してしま
う。このエチレンを除去して鮮度を保持するために、オ
ゾンによるエチレン酸化を利用するシステムが知られて
いる。しかし、オゾンを使用する場合には、オゾンは人
体に対して有害であるため、余剰オゾン処理をする必要
があり、余剰オゾンを分解するためにオゾン分解触媒が
用いられている。
【0003】オゾン分解触媒としては、金属酸化物(M
nO2、TiO2等)を使用し、そして、表面積を広くす
るためにハニカム状に成形して用いている。この触媒
は、ドライな状態では半永久的に用いることができる
が、特に冷蔵冷凍庫内で使用すると庫内の水分が結露に
より触媒の表面に付着しやすくなり、そのため触媒のオ
ゾン分解能力が低下し、分解できなかったオゾンが庫内
に放出され、庫内のオゾン濃度が、例えば0.1ppm
以上と高濃度となって、輸送・保管中の青果物(特に葉
物)に被害を与えてしまうことがあった。
【0004】従来、使用前に送風機により触媒表面に送
風したり、所定時間使用後に触媒を通電加熱することが
知られている(特開平5−200246号公報参照)
が、これらの方法は、冷蔵冷凍庫内での余分なエネルギ
の使用となる場合があり、冷蔵冷凍効率を低下させる
等、好ましくなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、オゾン分解
触媒の結露による触媒効率の低下を防ぐとともに、冷蔵
冷凍庫内での温度上昇を最小限にする庫内エチレン除去
装置及び冷蔵冷凍庫を有する車両を提供するものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、オゾン発生器
とオゾン分解触媒とを有する冷蔵冷凍庫等の庫内エチレ
ン除去装置において、前記触媒は、結露を検出するセン
サと、結露検出信号を受けて触媒を加熱するヒータと、
を有する庫内エチレン除去装置である。
【0007】また、本発明は、オゾン発生器とオゾン分
解触媒とを有するエチレン除去装置を具備する冷蔵冷凍
庫において、前記触媒は、結露を検出するセンサと、結
露検出信号を受けて触媒を加熱するヒータと、を有する
冷蔵冷凍庫である。
【0008】そして、本発明は、オゾン発生器とオゾン
分解触媒とを有するエチレン除去装置を具備する冷蔵冷
凍庫を備える車両において、前記触媒は、結露を検出す
るセンサと、結露検出信号を受けて触媒を加熱するヒー
タと、を有する冷蔵冷凍庫を備える車両である。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の発明の実施の形態を説明
する。本発明の庫内エチレン除去装置及び冷蔵冷凍庫を
有する車両の一実施例について、図面を用いて説明す
る。図1は、本実施例のエチレン除去装置を備える車両
の説明図である。図2は、本実施例の庫内エチレン除去
装置の説明図である。図3は、本実施例で使用するオゾ
ン分解触媒の説明図である。図4は、本実施例で使用す
るON・OFF制御器の説明図である。図5は、本実施
例で使用するセンサの使用時の流れの説明図である。
【0010】本実施例のエチレン除去装置を備えるコン
テナトラック等の車両は、運転席11、コンテナ12等
を備える。コンテナ12には、冷却用冷凍器21、エバ
ポレータ22、エチレン除去ユニット23、コントロー
ラ24が取付られている。冷却用冷凍器21は、コンテ
ナ12内の空気を冷却する。エバポレータ22は、コン
テナ12内の空気を冷却用冷凍器21で冷却し、そし
て、コンテナ12内の積荷に冷気が当たるように拡散す
る。エチレン除去ユニット23は、図2に示すように、
吸気用ファン31、オゾン発生器32、オゾン分解触媒
33、排気用ファン34等を内部に有している。吸気用
ファン31は、コンテナ12内のエチレンを含んだ空気
をエチレン除去ユニット23内に吸引する。オゾン発生
器32は、エチレンを酸化するオゾンを発生する。オゾ
ン分解触媒33は、余剰オゾンを無害な酸素に分解する
触媒であり、結露センサ41とヒータ42とを有してい
る。排気用ファン34は、エチレン及びオゾンをほとん
ど有しなくなった空気をコンテナ12内のエバポレータ
22付近に排出する。コントローラ24は、エバポレー
タ22、エチレン除去ユニット23等を制御する。
【0011】コンテナトラックの運転席11で鮮度保持
モード運転にすると、冷蔵冷凍庫の運転と同時にオゾン
発生器32からオゾンが発生し、オゾン分解がなされ、
これによりラジカルが生成され、このラジカルによりエ
チレンは分解される。そして、余剰オゾンは、オゾン分
解触媒33のところに送られ、触媒の作用により分解さ
れて無害な酸素にされる。
【0012】本実施例で使用するオゾン分解触媒33に
ついて、図3及び図4を用いて説明する。オゾン分解触
媒33は、金属酸化物(MnO2、TiO2等)からな
り、そして、ハニカム状に成形されている。オゾン分解
触媒33には、結露センサ41と面状ヒータ42とを有
している。オゾン分解触媒33は、ドライな状態では半
永久的に用いることができるが、特に冷蔵冷凍庫内で使
用すると庫内の水分が結露により触媒の表面に付着しや
すくなり、そのため触媒のオゾン分解能力が低下する。
【0013】結露センサ41及びその使用について、図
4及び図5を用いて説明する。結露センサ41は、オゾ
ン分解触媒33の表面を覆う結露状態を測定する(S5
01)。結露センサ41は、ハニカム状のオゾン分解触
媒33の側面に取り付けられ、抵抗値(又は電気電導
度)を測定する。結露センサ41の測定結果は、ヒータ
コントローラ43を経由してON・OFF制御器44に
入力される。ヒータコントローラ43には、抵抗値(又
は電気電導度)の下限値及び上限値を情報として有して
おり、測定された抵抗値(又は電気電導度)が下限値以
下又は上限値以上であるかを判断する(S502)。抵
抗値が下限値以下であると判断すると、ON・OFF制
御器44に結露検知信号を出力する。ON・OFF制御
器44は、結露検知信号を受けると電源45をONとし
てヒータ42に電流を流して発熱させ(S503)、数
分間の加熱によりオゾン分解触媒の表面の結露はなくな
って、触媒能力は再生する。抵抗値が上限値以上である
と判断する(S504)と、ON・OFF制御器44に
結露非検知信号を出力する。結露非検知信号を受けると
電源45をOFFとしてヒータ42に流れる電流を止め
る(S505)。
【0014】結露検知信号によりヒータがONになる際
に、エバポレータ22、エチレン除去装置のファン3
1、34等をOFFとするように制御すると効率よく触
媒33を加熱することができる。そして、ヒータ42
は、結露非検知信号により又は一定時間(数分)経過
後、OFFとすると同時にエバポレータ22、ファン3
1、34等をONとする。このようにすると、ヒータ4
2の発熱等をこまめに制御することが可能となり、本実
施例のエチレン除去ユニット23は、省エネルギが要求
される冷蔵冷凍庫等で使用しても内部の温度上昇を最小
限とすることができる。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、オゾン分解触媒の結露
による触媒効率の低下を防ぐとともに、冷蔵冷凍庫内で
の温度上昇を最小限にする庫内エチレン除去装置及び冷
蔵冷凍庫を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のエチレン除去装置を備える車両の説
明図。
【図2】本実施例の庫内エチレン除去装置の説明図。
【図3】本実施例で使用するオゾン分解触媒の説明図。
【図4】本実施例で使用するON・OFF制御器の説明
図。
【図5】本実施例で使用するセンサの使用時の流れの説
明図。
【符号の説明】
11 運転台 12 コンテナ 21 冷却用冷凍器 22 エバポレータ 23 エチレン除去ユニット 24 コントローラ 31 吸気ファン 32 オゾン発生器 33 オゾン分解触媒 34 排気用ファン 41 結露センサ 42 ヒータ 43 ヒータコントローラ 44 ON・OFF制御器 45 電源

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オゾン発生器とオゾン分解触媒とを有す
    る冷蔵冷凍庫等の庫内エチレン除去装置において、 前記触媒は、結露を検出するセンサと、結露検出信号を
    受けて触媒を加熱するヒータと、を有することを特徴と
    する庫内エチレン除去装置。
  2. 【請求項2】 オゾン発生器とオゾン分解触媒とを有す
    るエチレン除去装置を具備する冷蔵冷凍庫において、 前記触媒は、結露を検出するセンサと、結露検出信号を
    受けて触媒を加熱するヒータと、を有することを特徴と
    する冷蔵冷凍庫。
  3. 【請求項3】 オゾン発生器とオゾン分解触媒とを有す
    るエチレン除去装置を具備する冷蔵冷凍庫を備える車両
    において、 前記触媒は、結露を検出するセンサと、結露検出信号を
    受けて触媒を加熱するヒータと、を有することを特徴と
    する冷蔵冷凍庫を備える車両。
JP9288399A 1997-10-21 1997-10-21 庫内エチレン除去装置及び冷蔵冷凍庫を有する車両 Pending JPH11123232A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001091890A1 (en) * 2000-05-26 2001-12-06 Engelhard Corporation System for sensing catalyst coating loss and efficiency
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