JP4313699B2 - 乾燥装置 - Google Patents

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本発明は、空気中の臭気成分(主にアミン類、硫化水素、アルデヒド類、アンモニア、エチルメルカプタン等)を触媒にて酸化分解(燃焼)して除去する脱臭装置を備えた乾燥装置に関するものである。
従来より、干物などの乾燥装置内等に発生する臭気成分(主にアミン類、硫化水素、アルデヒド類、アンモニア、エチルメルカプタン等)を触媒にて酸化分解(燃焼)して除去する脱臭装置について種々提案されている。
例えば、吸入口と排出口を有する本体と、同本体の内部に配設された触媒と、前記触媒を加熱する発熱体と、前記触媒に向けて空気を流す送風手段とを備えた脱臭装置において、前記触媒の温度を検出する温度検出手段と、前記発熱体及び送風手段の作動を制御する制御装置とを設け、前記発熱体の加熱能力を前記送風手段の冷却能力よりも大きくし、また前記制御装置により、当該脱臭装置の始動時に前記発熱体の加熱作動を開始させ、前記温度検出手段の検出温度が前記触媒の反応開始温度以上の下限設定温度に上昇到達したときに前記送風手段の送風作動を開始させ、前記検出温度が上限設定温度に上昇到達したときに前記発熱体の加熱作動を停止させ、前記検出温度が下限設定温度に下降到達したときに前記送風手段の送風作動を停止させるとともに前記発熱体の加熱作動を開始させる脱臭装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平9−234341号公報(段落(0022)〜(0035)、図1〜図5)
このような構成の脱臭装置の出力は、発熱体及び送風手段によって決定され、発熱体の出力が大きいとその分送風手段の出力を大きくし、ある一定の温度域(例えば、250℃〜500℃)で臭気分解を行うように制御が行われる。
また、乾燥装置の装置本体の温度制御は、装置本体に設置されたヒータ、冷却器をON・OFF制御することにより温度調節を行い、脱臭装置は常時運転されている。また、密閉式の乾燥装置の場合、脱臭装置で温められた再生空気の排熱を再利用し、庫内の加熱に利用した乾燥が行われる。また、高温乾燥した後、庫内を冷却する場合には、装置本体に設置されたヒータをOFF、冷却器をONにして駆動すればよい。
しかしながら、庫内にこのような構成の脱臭装置を設けた場合には、脱臭装置の排熱により庫内の温度が低下しにくいという問題がある。また、庫内を冷却する場合に、脱臭装置をOFFにすると臭気成分の未分解や中間生成物(かえって悪臭の強い物質になることもある。)が発生するという問題がある。従って、脱臭装置の頻繁なON・OFF制御は好ましくないという問題がある。また、高温乾燥終了後、冷蔵庫として使用する場合に、脱臭装置の排熱によって庫内の温度が下がりにくいと、被乾燥物が必要以上に乾燥してしまい、商品価値が下がってしまうという問題がある。また、急速に庫内を冷却するために必要以上の冷却能力が必要になり、製造コストアップになるという問題がある。また、庫内の温度が下がりにくい場合には、長時間冷凍機を運転するため、消費電力が増大するという問題がある。
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、脱臭装置の排熱を利用しながら乾燥装置の庫内の温度を高温域又は低温域へ迅速に移行できると共に、昇温時、降温時における中間生成物の発生を極めて少なくすることができる乾燥装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1に係る乾燥装置は、装置本体の空気循環流路の空気を吸入して臭気成分を触媒で酸化分解して除去後、再度該空気循環流路内に排出する酸化分解式の脱臭装置を備えた乾燥装置において、前記脱臭装置は、前記触媒に向けて空気を流す送風手段と、前記触媒を加熱する発熱体と、を有し、前記装置本体の設定温度を入力する温度設定手段と、該装置本体内の温度を検出する温度検出手段と、前記発熱体の発熱出力を可変設定可能な第1出力変更手段と、前記送風手段の送風出力を可変設定可能な第2出力変更手段と、前記温度検出手段の検出温度及び前記設定温度に基づいて、前記第1出力変更手段及び第2出力変更手段を介して、前記脱臭装置における発熱体の発熱出力及び送風手段の送風出力を駆動制御する制御手段と、を備え、前記温度設定手段は、複数種類の設定温度を入力する温度入力手段と、各設定温度における駆動時間を入力する時間入力手段と、を有し、前記制御手段は、前記温度検出手段により検出される装置本体の検出温度が前記設定温度以下の場合には、前記第1出力変更手段を介して発熱体の発熱出力を高出力に設定すると共に、前記第2出力変更手段を介して送風手段の送風出力を高出力に設定して駆動制御し、該検出温度が該設定温度よりも高い場合には、該第1出力変更手段を介して発熱体の発熱出力を低出力に設定すると共に、該第2出力変更手段を介して送風手段の送風出力を低出力に設定するように駆動制御し、前記制御手段は、各設定温度の駆動時間毎に発熱体の発熱出力及び送風手段の送風出力の駆動制御を順次行うことを特徴とする。
また、請求項2に係る乾燥装置は、請求項1に記載の乾燥装置において、前記制御手段は、運転開始から所定時間経過後、前記脱臭装置における発熱体の発熱出力及び送風手段の送風出力の駆動制御を開始することを特徴とする
請求項1に係る乾燥装置においては、装置本体の空気循環流路の空気を吸入して送風手段で発熱体で加熱される触媒に流し、この空気の臭気成分を酸化分解して除去後、再度該空気循環流路内に排出する酸化分解式の脱臭装置が設けられている。そして、装置本体内の検出温度が設定温度以下の場合には、脱臭装置は高出力に設定されて駆動され、また、装置本体内の検出温度が設定温度よりも高い場合には、脱臭装置は低出力に設定されて駆動される。
これにより、装置本体内を室温又は低温(例えば、0℃〜20℃)から高温(例えば、38℃〜60℃等)の設定温度にする場合には、庫内の検出温度が設定温度以下の場合には、脱臭装置は高出力に設定されて駆動されるため、脱臭装置で温められた多量の再生空気の排熱を再利用し、庫内を迅速に昇温させることができると共に、設定温度における脱臭を効果的に行うことができる。また、庫内の温度が設定温度より高い場合には、脱臭装置は低出力に設定されて駆動されるため、脱臭装置で温められた再生空気の排熱量が少なくなり、庫内を迅速に降温させることができると共に、脱臭装置は低出力で駆動されているため、庫内の脱臭を継続して行うことができると共に、臭気成分の未分解や中間生成物の発生を極力少なくすることができる。また、庫内の温度が設定温度より高い温度になった場合には、脱臭装置は低出力に設定されて駆動されるため、設定温度に迅速に降温させることができると共に、冷却するための消費電力の削減化を図ることができる。
また、装置本体内を室温又は高温(例えば、20℃〜60℃)から低温(例えば、0℃〜10℃)の設定温度に下げる場合には、庫内の温度が設定温度より高い場合には、脱臭装置は低出力に設定されて駆動されるため、脱臭装置で温められた再生空気の排熱量が少なくなり、庫内を迅速に降温させることができると共に、冷凍機の高出力運転時間を短縮化することができ、消費電力の削減化を図ることができる。また、庫内の温度が設定温度より高い場合には、脱臭装置は低出力に設定されて駆動されるため、庫内の脱臭を継続して行うことができると共に、臭気成分の未分解や中間生成物の発生を極力少なくすることができる。そして、庫内の温度が設定温度まで低下した場合には、脱臭装置は高出力で駆動されるため、設定温度における脱臭を効果的に行うことができる。また、庫内が設定温度より低下した場合には、脱臭装置は高出力で駆動されるため、脱臭装置で温められた多量の再生空気の排熱を再利用し、庫内を迅速に昇温させることができ、設定温度に迅速に昇温させることができると共に、加温するための消費電力の削減化を図ることができる。
また、請求項に係る乾燥装置においては、脱臭装置を高出力に設定して駆動制御する場合には、発熱体の発熱出力が高出力に設定されると共に、送風手段の送風出力が高出力に設定されて駆動制御される。また、脱臭装置を低出力に設定して駆動制御する場合には、発熱体の発熱出力が低出力に設定されると共に、送風手段の送風出力が低出力に設定されて駆動制御される。
これにより、脱臭装置を高出力で駆動する場合には、高出力で駆動される発熱体や触媒によって高温(例えば、約250℃〜500℃)に温められた再生空気が高出力で駆動される送風手段によって多量に庫内に排出されるため、再生空気の排熱によって庫内の温度を迅速に昇温することができると共に、庫内の脱臭を高出力で行うことができる。また、脱臭装置を低出力で駆動する場合には、低出力で駆動される発熱体や触媒によって高温(例えば、約250℃〜500℃)に温められた再生空気が低出力で駆動される送風手段によって少量庫内に排出されるため、再生空気の排熱による庫内の温度上昇を確実に低くすることができる。
更に、請求項1に係る乾燥装置においては、複数種類の設定温度と、各設定温度における駆動時間を設定できる。そして、各設定温度の駆動時間毎に、脱臭装置の出力の駆動制御が順次行われる。これにより、各設定温度における駆動時間毎に、各庫内温度の脱臭装置の排熱を利用した温度制御を更に正確に行うことができる。また、高温乾燥終了後、冷蔵庫として使用する場合には、庫内を高温(例えば、約38℃〜60℃)から低温(約5℃〜10℃)に迅速に降温させることができるため、被乾燥物の必要以上の乾燥を防止でき、商品価値の高い被乾燥物を生産することができる。
また、請求項に係る乾燥装置においては、運転開始から所定時間経過後、脱臭装置の出力の駆動制御を開始するため、庫内温度が安定して該庫内温度の検出精度の向上を図ることができ、脱臭装置の排熱を利用した庫内の温度制御をさらに正確に行うことができる。
以下、本発明に係る乾燥装置について具体化した第1実施形態乃至第3実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
先ず、第1実施形態に係る乾燥装置の概略構成について図1に基づいて説明する。図1は第1実施形態に係る乾燥装置の概略構成を示す側断面図である。
図1に示すように、第1実施形態に係る乾燥装置1は、略箱体状の本体2の内側に内室構成体3が設けられている。この内室構成体3は、乾燥対象物(魚など)を貯留して乾燥する乾燥室に相当し、該乾燥対象物を載置した棚台車4を収納する。また、この内室構成体3の外壁部と本体2の内壁部との間には、上側通風路5A、左側通風路5B、及び右側通風路5Cが形成され、内室構成体3の左右の側面には、左側通風路5B又は右側通風路5Cと連通する複数の各空気孔3Aが穿設されている。
また、上側通風路5Aの内室構成体3の天井部に対向する部分には、送風機10と、この送風機10の下流側に冷却器11とが取り付けられている。冷却器11は、上流側側面部に空気吸込口11Aを有し、下流側側面部に空気吹出口11Bを有して、該冷却器11内を流れる空気を不図示の冷凍ユニット等を介して冷却すると共に除湿する機能を有する。
従って、右側通風路5C、上側通風路5A、左側通風路5Bによって、内室構成体3内に通風する空気の循環路R(各矢印R1、R2、R3、R4)が形成される。
また、冷却器11よりも下流側の上側通風路5A内には、複数の筒状の加熱ヒータ13が、前後方向(図1中、紙面に垂直方向)に配置されている。また、各加熱ヒータ13よりも下流側の左側通風路5Bの上流部には、温度センサ16が本体2の内側側壁部に取り付けられている。この温度センサ16によって内室構成体3内に流れ込む空気の温度Tが測定される。
そして、冷却器11の空気吹出口11Bから冷却・除湿されて吹き出された空気は、この各加熱ヒータ13間を通過して、温度センサ16によって測定される所定温度まで内室構成体3内が所定温度に加熱される。一方、各加熱ヒータ13を駆動しない場合は、温度センサ16によって測定される所定温度まで冷却器11で冷却・除湿された空気が循環路R(各矢印R1、R2、R3、R4)に沿って流れ、内室構成体3内が所定温度に冷却される。これにより、内室構成体3内の温度を約60℃〜0℃に設定可能となっている。
また、上側通風路5Aの送風機10よりも上流側には、本体2内を循環する空気に含まれる臭気成分を触媒で酸化分解して除去する酸化分解式の脱臭装置20が配設されている。
ここで、脱臭装置20の概略構成について図2乃至図4に基づいて説明する。
図2乃至図4に示すように、脱臭装置20は、ケーシング21と、貴金属系の触媒22と、発熱体としての電熱ヒータ23と、ファンモータ24とから構成されている。また、ケーシング21は、臭気成分を含んだ空気を吸入する吸入口26を底部に備えるとともに、臭気成分を脱臭した後の空気を排出する排出口27を送風機10側の側部下方に備えていて、内部は仕切り板29によって吸入口26が開口する第1室31と、排出口27が開口し第1室31の上部にて連通する第2室32とに区画されており、第1室31には触媒22の温度を検出する感温筒34が設けられ、第2室32にはケーシング21から排出される空気の温度を検出する感温筒35が設けられている。
貴金属系の触媒22は、第1室31の略中央にてブラケット37を介してケーシング21と仕切り板29に取付けられていて、それ自体周知のもので、図3に示すような1.5〜2.5mm口目のハニカム形状をしており、担体にはコージライト、γアルミナ、ニッケル、クロム系リボン、発泡金属、網等が使用され、これらの担体に活性物質として白金、パラジウム、ロジウム等の貴金属が単体あるいは二元素を混合して担持されている。
また、電熱ヒータ23は、触媒22を加熱するためのもので、図4にて詳細に示したように蛇行形状をしており、触媒22より吸入口26側にてケーシング21に取付けられていて、触媒22に近接している。ファンモータ24は、触媒22に向けて乾燥装置1内の右側通風路5Cの上部の臭気成分を含んだ空気の一部を送風するためのもので、吸入口26に設けられていて、ブラケット(図示省略)を介してケーシング21に組付けられている。従って、ファンモータ24を駆動することによって、右側通風路5Cの上部端部、吸入口26、第1室31、第2室32、排出口27及び上側通風路5Aの上流側端部に通風する空気の循環路S(各矢印S1→S2→S3→S4)が形成され、循環路Rを循環する空気に含まれる臭気成分が、触媒反応温度(例えば、約250℃〜500℃)に加熱された触媒22で酸化分解されて除去されると共に、この電熱ヒータ23や触媒22によって加熱された(例えば、約200℃〜500℃に加熱された)再生空気が再度循環路Rに排出される。
また、感温筒34は、触媒22よりも排出口27側にて触媒22に近接して設けられていて、触媒22の直近の空気の温度を検出することにより間接的に触媒22の温度と略等しい温度を検出し、その検出信号を後述の制御装置40(図5参照)へ出力するようになっている。また、感温筒35は、排出口27に設けられていて、排出口27から排出される空気の温度を検出し、その検出信号を制御装置40へ出力するようになっている。
制御装置40は、感温筒34からの検出信号に基づいて電熱ヒータ23の発熱出力、ファンモータ24の送風出力を制御するためのものである。ここで、第1実施形態に係る電熱ヒータ23の発熱出力は、高出力と低出力の2段階に設定できるように構成されている。また、第1実施形態に係るファンモータ24の送風出力は、高出力と低出力の2段階に設定できるように構成されている。
次に、上記のように構成される乾燥装置1の制御系の概略構成について図5に基づいて説明する。
図5に示すように、乾燥装置1の全体の制御を司る制御装置40は、CPU41、ROM42、RAM43及び通信用インターフェース(I/F)44を有するマイクロコンピュータと、そのマイクロコンピュータにデータバス等のバスを介して接続された入力インターフェース(図示略)及び出力インターフェース(図示略)とから構成されている。この通信用I/F44にはパーソナルコンピュータ等の外部電子機器が接続され、外部のパーソナルコンピュータ等と温度制御データ等を送受信できるようになっている。
また、乾燥装置1には、送風機10の駆動回路45、冷却器11の駆動回路46、各加熱ヒータ13の駆動回路47、電熱ヒータ23の駆動回路48及びファンモータ24の駆動回路49等が設けられ、制御装置40に接続されている。
また、制御装置40には、左側通風路5B内の空気の温度を測定する温度センサ16、時間を計測して時間情報をCPU41に出力するタイマ51、各感温筒34、35及び運転の開始・停止や内室構成体3の設定温度等の種々の指令を指示するための複数のスイッチが設けられると共に、ディスプレイ52を備えた操作パネル53が各々接続されている。また、ディスプレイ52及び操作パネル53によって、内室構成体3内の設定温度T1を約0℃〜60℃のいずれかの温度に設定可能に構成されている。
また、ROM42には、温度センサ16からの検出信号に基づいて、送風機10、冷却器11、各加熱ヒータ13、脱臭装置20の電熱ヒータ23及びファンモータ24等を駆動制御する後述の制御プログラムや、各感温筒34、35からの温度検出信号に基づいて電熱ヒータ23及びファンモータ24等を駆動制御する制御プログラム等が格納されている。
また、RAM43には、操作パネル53から入力された設定温度T1等の指令データや各センサ16、34、35の検出値等が一時記憶される。
ここで、本体2は、装置本体として機能する。また、空気の循環路R(各矢印R1、R2、R3、R4)は、空気循環流路を構成する。また、ファンモータ24は、送風手段として機能する。また、電熱ヒータ23は、発熱体として機能する。また、ディスプレイ52、操作パネル53及び制御装置40は、温度設定手段を構成する。また、温度センサ16は、温度検出手段として機能する。また、各駆動回路48、49は、出力変更手段を構成する。また、制御装置40は、制御手段として機能する。また、制御装置40及び駆動回路48は、第1出力変更手段を構成する。また、制御装置40及び駆動回路49は、第2出力変更手段を構成する。
次に、上記のように構成される乾燥装置1の脱臭装置20等の駆動制御処理について図6に基づいて説明する。
図6に示すように、先ず、ステップ(以下、Sと略記する)1において、CPU41は、操作パネル53を介して入力される内室構成体3内の設定温度T1等の各データをRAM43に記憶し、操作パネル53の運転開始ボタンが押されるのを待つ(S1:NO)。
そして、操作パネル53の運転開始ボタンが押されると(S1:YES)、S2において、CPU41は、内室構成体3内に流入する空気の温度を設定温度T1にするように各駆動回路45、46、47を介して送風機10、冷却器11及び各加熱ヒータ13の駆動制御を開始する。また、S3において、CPU41は、温度センサ16の検出信号に基づいて内室構成体3内に流入する空気の温度を測定する。続いて、S4において、CPU41は、該温度センサ16の検出温度Tに基づいて内室構成体3内を設定温度T1に維持するように各駆動回路45、46、47を介して送風機10、冷却器11及び各加熱ヒータ13の駆動制御を行い、該内室構成体3内に収納される被乾燥物の乾燥等を行う乾燥運転を実行する。
また、S5において、CPU41は、操作パネル53の運転停止ボタンが押されたか否かを判定する判定処理を実行する。そして、操作パネル53の運転停止ボタンが押されていない場合には(S5:NO)、S6において、CPU41は、温度センサ16の検出信号に基づく検出温度Tが内室構成体3内の設定温度T1以下か否かを判定する判定処理を実行する。
そして、検出温度Tが設定温度T1以下の場合には(S6:YES)、S7において、CPU41は、駆動回路48を介して脱臭装置20の電熱ヒータ23の発熱出力が高出力になるように駆動制御し、また、駆動回路49を介して脱臭装置20のファンモータ24の送風出力が高出力になるように駆動制御する。例えば、発熱出力が高出力の電熱ヒータ23によって触媒22は約250℃〜500℃の触媒反応温度に加熱されると共に、送風出力が高出力のファンモータ24によって多量の空気が触媒22を通過し、約250℃〜500℃に加熱・再生されて排気される。そして、CPU41は、再度S3以降の処理を実行する。
一方、検出温度Tが設定温度T1より高い場合には(S6:NO)、S8において、CPU41は、駆動回路48を介して脱臭装置20の電熱ヒータ23の発熱出力が低出力になるように駆動制御し、また、駆動回路49を介して脱臭装置20のファンモータ24の送風出力が低出力になるように駆動制御する。例えば、発熱出力が低出力の電熱ヒータ23によって触媒22は約250℃〜500℃の触媒反応温度に加熱されると共に、送風出力が低出力のファンモータ24によって少量の空気が触媒22を通過し、約250℃〜500℃に加熱・再生されて排気される。そして、CPU41は、再度S3以降の処理を実行する。
他方、操作パネル53の運転停止ボタンが押された場合には(S5:YES)、S9において、CPU41は、各駆動回路45、46、47を介して送風機10、冷却器11及び各加熱ヒータ13の駆動を停止する。また、S10において、CPU41は、各駆動回路48、49を介して、脱臭装置20の電熱ヒータ23及びファンモータ24の駆動を停止して、当該処理を終了する。
尚、S10において、CPU41は、各駆動回路45、46、47を介して送風機10、冷却器11及び各加熱ヒータ13の駆動を停止してから所定時間(例えば、約10秒〜約3分)経過後、脱臭装置20の電熱ヒータ23及びファンモータ24の駆動を停止するようにしてもよい。これにより、室温に戻る間も脱臭を行うことができる。
従って、第1実施形態に係る乾燥装置1によれば、内室構成体3内を室温又は低温(例えば、0℃〜20℃)から高温(例えば、38℃〜60℃等)の設定温度T1にする場合には、本体2内の検出温度Tが設定温度T1以下の場合には、脱臭装置20の電熱ヒータ23及びファンモータ24は共に高出力に設定されて駆動されるため、脱臭装置20によって高温(例えば、約250℃〜500℃)に温められた多量の再生空気の排熱を再利用し、本体2内を循環する空気を迅速に昇温させることができると共に、設定温度T1における脱臭を高出力で行うことができる。また、内室構成体3内に流入する空気の温度が設定温度T1より高い場合には、脱臭装置20の電熱ヒータ23及びファンモータ24は共に低出力に設定されて駆動されるため、脱臭装置20によって高温(例えば、約250℃〜500℃)に温められた再生空気が少量排出され、該再生空気の排熱による循環する空気の温度上昇を確実に低くすることができ、内室構成体3内を迅速に降温させることができる。また、脱臭装置20の電熱ヒータ23及びファンモータ24は共に低出力で駆動されているため、本体2内の脱臭を継続して行うことができると共に、臭気成分の未分解や中間生成物の発生を極力少なくすることができる。また、内室構成体3内に流入する空気の温度(検出温度T)が設定温度T1より高い温度になった場合には、脱臭装置20の電熱ヒータ23及びファンモータ24は共に低出力に設定されて駆動されるため、本体2内を循環する空気を冷却するための冷却器11の消費電力の削減化を図ることができる。
また、内室構成体3内を室温又は高温(例えば、約20℃〜60℃)から低温(例えば、0℃〜10℃)の設定温度T1に下げる場合には、内室構成体3内に流入する空気の温度(検出温度T)が設定温度T1より高い場合には、脱臭装置20によって高温(例えば、約250℃〜500℃)に温められた再生空気が少量排出され、該再生空気の排熱による循環する空気の温度上昇を確実に低くすることができ、内室構成体3内を迅速に降温させることができると共に、本体2内を循環する空気を冷却するための冷却器11の高出力運転時間を短縮化することができ、消費電力の削減化を図ることができる。また、内室構成体3内に流入する空気の温度(検出温度T)が設定温度T1より高い場合には、脱臭装置20の電熱ヒータ23及びファンモータ24は共に低出力に設定されて駆動されるため、本体2内の脱臭を継続して行うことができると共に、臭気成分の未分解や中間生成物の発生を極力少なくすることができる。そして、内室構成体3内に流入する空気の温度(検出温度T)が設定温度T1まで低下した場合には、脱臭装置20の電熱ヒータ23及びファンモータ24は共に高出力に設定されて駆動されるため、設定温度T1における脱臭を効果的に行うことができる。また、内室構成体3内に流入する空気の温度(検出温度T)が設定温度T1より低下した場合には、脱臭装置20の電熱ヒータ23及びファンモータ24は共に高出力に設定されて駆動されるため、脱臭装置20によって高温(例えば、約250℃〜500℃)に温められた多量の再生空気の排熱を再利用し、本体2内を循環する空気を迅速に昇温させて内室構成体3内を設定温度T1に迅速に昇温させることができると共に、循環する空気を加熱する各加熱ヒータ13の消費電力の削減化を図ることができる。
次に、第2実施形態に係る乾燥装置について図7に基づいて説明する。尚、以下の説明において上記図1乃至図6の第1実施形態に係る乾燥装置1の構成等と同一符号は、該第1実施形態に係る乾燥装置1の構成等と同一あるいは相当部分を示すものである。
第2実施形態に係る乾燥装置の概略構成は、第1実施形態に係る乾燥装置1とほぼ同じ構成である。また、乾燥装置の各種制御処理も第1実施形態に係る乾燥装置1とほぼ同じ制御処理である。
但し、第2実施形態に係る乾燥装置の駆動制御処理は、乾燥運転開始後、所定時間経過するのを待つ点で、第1実施形態に係る乾燥装置1の駆動制御処理と異なっている。
ここで、第2実施形態に係る乾燥装置の駆動制御処理について図7に基づいて説明する。
図7に示すように、CPU41は、S21において、上記S1の処理と同様に、操作パネル53を介して入力される内室構成体3内の設定温度等T1等の各データをRAM43に記憶し、操作パネル53の運転開始ボタンが押されるのを待つ(S21:NO)。そして、操作パネル53の運転開始ボタンが押された場合には(S21:YES)、S22において、上記S2の処理と同様に、CPU41は、内室構成体3内に流入する空気の温度を設定温度T1にするように各駆動回路45、46、47を介して送風機10、冷却器11及び各加熱ヒータ13の駆動制御を開始する。
続いて、S23において、CPU41は、タイマ51を介して運転開始から所定時間t1(第2実施形態の場合には、約10秒〜3分で、望ましくは、約10秒〜1分である。)経過するのを待つ(S23:NO)。尚、この所定時間t1は、ROM42に予め記憶されている。
そしてまた、運転開始から所定時間t1経過した場合には(S23:YES)、S24〜S31において、CPU41は、上記S3〜S10の処理を実行して、当該処理を終了する。
尚、S31において、CPU41は、各駆動回路45、46、47を介して送風機10、冷却器11及び各加熱ヒータ13の駆動を停止してから所定時間(例えば、約10秒〜約3分、望ましくは約10秒〜1分)経過後、脱臭装置20の電熱ヒータ23及びファンモータ24の駆動を停止するようにしてもよい。これにより、室温に戻る間も脱臭を行うことができる。
ここで、本体2は、装置本体として機能する。また、空気の循環路R(各矢印R1、R2、R3、R4)は、空気循環流路を構成する。また、ファンモータ24は、送風手段として機能する。また、電熱ヒータ23は、発熱体として機能する。また、ディスプレイ52、操作パネル53及び制御装置40は、温度設定手段を構成する。また、温度センサ16は、温度検出手段として機能する。また、各駆動回路48、49は、出力変更手段を構成する。また、制御装置40は、制御手段として機能する。また、制御装置40及び駆動回路48は、第1出力変更手段を構成する。また、制御装置40及び駆動回路49は、第2出力変更手段を構成する。また、タイマ51は、時間計測手段として機能する。
従って、第2実施形態に係る乾燥装置によれば、上記第1実施形態に係る乾燥装置1による作用・効果に加えて、運転開始後、所定時間(約30秒〜3分、望ましくは約10秒〜1分)経過後、温度センサ16を介して内室構成体3内に流入する空気の温度(検出温度T)を測定して、脱臭装置20の電熱ヒータ23及びファンモータ24の出力を駆動制御するため、本体2内を循環する空気の温度の検出精度の向上を図ることができると共に、脱臭装置20の電熱ヒータ23及びファンモータ24による排熱を利用して本体2内を循環する空気の温度制御を更に正確に行うことができる。
次に、第3実施形態に係る乾燥装置について図8乃至図10に基づいて説明する。尚、以下の説明において上記図1乃至図6の第1実施形態に係る乾燥装置1の構成等と同一符号は、該第1実施形態に係る乾燥装置1の構成等と同一あるいは相当部分を示すものである。
第3実施形態に係る乾燥装置の概略構成は、第1実施形態に係る乾燥装置1とほぼ同じ構成である。また、該乾燥装置の各種制御処理も第1実施形態に係る乾燥装置1とほぼ同じ制御処理である。
但し、第3実施形態に係る乾燥装置は、乾燥運転後、被乾燥物を冷蔵する点で、第1実施形態に係る乾燥装置1の駆動制御処理と異なっている。
ここで、第3実施形態に係る乾燥装置の駆動制御処理について図8乃至図10に基づいて説明する。
図8に示すように、CPU41は、S51において、上記S1の処理と同様に、操作パネル53を介して入力される内室構成体3内の乾燥運転時の設定温度T1、該設定温度T1における駆動時間t3、冷蔵運転時の設定温度T2、該設定温度T2における駆動時間t5等の各データをRAM43に記憶し、操作パネル53の運転開始ボタンが押されるのを待つ(S51:NO)。尚、ディスプレイ52及び操作パネル53を介して各設定温度T1、T2及び各駆動時間t3、t5を入力できるように構成されている。
そして、操作パネル53の運転開始ボタンが押された場合には(S51:YES)、S52において、上記S2の処理と同様に、CPU41は、内室構成体3内に流入する空気の温度を乾燥運転時の設定温度T1にするように各駆動回路45、46、47を介して送風機10、冷却器11及び各加熱ヒータ13の駆動制御を開始する。
続いて、S53において、CPU41は、後述の乾燥運転処理のサブ処理(図9参照)を実行する。
また、S54において、CPU41は、後述の冷蔵運転処理のサブ処理(図10参照)を実行する。
その後、S55において、CPU41は、上記S9の処理と同様に、各駆動回路45、46、47を介して送風機10、冷却器11及び各加熱ヒータ13の駆動を停止する。また、S56において、CPU41は、上記S10の処理と同様に、各駆動回路48、49を介して、脱臭装置20の電熱ヒータ23及びファンモータ24の駆動を停止して、当該処理を終了する。
尚、S56において、CPU41は、各駆動回路45、46、47を介して送風機10、冷却器11及び各加熱ヒータ13の駆動を停止してから所定時間(例えば、約10秒〜約3分、望ましくは、約10秒〜1分)経過後、脱臭装置20の電熱ヒータ23及びファンモータ24の駆動を停止するようにしてもよい。これにより、低温状態から室温に戻る間も脱臭を行うことができる。
次に、乾燥運転処理(S53)のサブ処理について図9に基づいて説明する。
図9に示すように、S61において、CPU41は、タイマ51を介して乾燥運転開始から所定時間t2(第3実施形態の場合には、約10秒〜3分で、望ましくは、約10秒〜1分である。)経過するのを待つ(S61:NO)。尚、この所定時間t2は、ROM42に予め記憶されている。
そして、乾燥運転開始から所定時間t2経過した場合には(S61:YES)、S62〜S63において、CPU41は、上記S3〜S4の処理を実行する。
そしてまた、S64において、CPU41は、タイマ51を介して内室構成体3内に流入する空気の温度(検出温度T)が設定温度T1になってから、操作パネル53を介して入力された設定時間t3が経過したか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、内室構成体3内に流入する空気の温度(検出温度T)が設定温度T1に未だ昇温していない、若しくは、設定温度T1に達してから設定時間t3を経過していない場合には(S64:NO)、S65〜S67において、上記S6〜S8の処理を実行し、再度、S62以降の処理を実行する。
一方、内室構成体3内に流入する空気の温度(検出温度T)が設定温度T1に達してから設定時間t3を経過した場合には(S64:YES)、CPU41は、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
次に、冷蔵運転処理(S54)のサブ処理について図10に基づいて説明する。
図10に示すように、S71において、CPU41は、駆動回路47を介して加熱ヒータ13を停止すると共に、各駆動回路45、46を介して送風機10、冷却器11を駆動制御し、本体2内に循環する空気を冷却する冷蔵運転を開始する。
そして、S72において、CPU41は、タイマ51を介して冷蔵運転開始から所定時間t4(第3実施形態の場合には、約10秒〜3分で、望ましくは、約10秒〜1分である。)経過するのを待つ(S72:NO)。尚、この所定時間t4は、ROM42に予め記憶されている。
そして、冷蔵運転開始から所定時間t4経過した場合には(S72:YES)、S73において、CPU41は、温度センサ16の検出信号に基づいて内室構成体3内に流入する空気の温度を測定する。続いて、S73において、CPU41は、該温度センサ16の検出温度Tに基づいて内室構成体3内を設定温度T2に維持するように各駆動回路45、46を介して送風機10、冷却器11の駆動制御し、また、駆動回路47を介して加熱ヒータ13を停止する。これにより、内室構成体3内に流入する空気は、冷却器11によって設定温度T2になるように冷却される。
そしてまた、S75において、CPU41は、タイマ51を介して内室構成体3内に流入する空気の温度(検出温度T)が設定温度T2になってから、操作パネル53を介して入力された設定時間t5が経過したか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、内室構成体3内に流入する空気の温度(検出温度T)が冷蔵する設定温度T2に未だ降温していない、若しくは、冷蔵する設定温度T2に達してから設定時間t5を経過していない場合には(S75:NO)、S76において、CPU41は、温度センサ16の検出信号に基づく検出温度Tが内室構成体3内の設定温度T2以下か否かを判定する判定処理を実行する。
そして、検出温度Tが冷蔵庫としての設定温度T2より高い場合には(S76:NO)、S77において、CPU41は、駆動回路48を介して脱臭装置20の電熱ヒータ23の発熱出力が低出力になるように駆動制御し、また、駆動回路49を介して脱臭装置20のファンモータ24の送風出力が低出力になるように駆動制御する。例えば、発熱出力が低出力の電熱ヒータ23によって触媒22は約250℃〜500℃の触媒反応温度に加熱されると共に、送風出力が低出力のファンモータ24によって少量の空気が触媒22を通過し、約250℃〜500℃に加熱・再生されて排気される。そして、CPU41は、再度S73以降の処理を実行する。
一方、検出温度Tが冷蔵庫としての設定温度T2以下の場合、即ち、内室構成体3内に流入する空気の温度が設定温度T2以下になった場合には(S76:YES)、78において、CPU41は、駆動回路48を介して脱臭装置20の電熱ヒータ23の発熱出力が高出力になるように駆動制御し、また、駆動回路49を介して脱臭装置20のファンモータ24の送風出力が高出力になるように駆動制御する。例えば、発熱出力が高出力の電熱ヒータ23によって触媒22は約250℃〜500℃の触媒反応温度に加熱されると共に、送風出力が高出力のファンモータ24によって多量の空気が触媒22を通過し、約250℃〜500℃に加熱・再生されて排気される。そして、CPU41は、再度S73以降の処理を実行する。
他方、内室構成体3内に流入する空気の温度(検出温度T)が冷蔵庫としての設定温度T2に達してから設定時間t5を経過した場合には(S75:YES)、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
ここで、本体2は、装置本体として機能する。また、空気の循環路R(各矢印R1、R2、R3、R4)は、空気循環流路を構成する。また、ファンモータ24は、送風手段として機能する。また、電熱ヒータ23は、発熱体として機能する。また、ディスプレイ52、操作パネル53及び制御装置40は、温度設定手段を構成する。また、温度センサ16は、温度検出手段として機能する。また、各駆動回路48、49は、出力変更手段を構成する。また、制御装置40は、制御手段として機能する。また、制御装置40及び駆動回路48は、第1出力変更手段を構成する。また、制御装置40及び駆動回路49は、第2出力変更手段を構成する。また、タイマ51は、時間計測手段として機能する。また、ディスプレイ52及び操作パネル53は、温度入力手段及び時間入力手段を構成する。
従って、第3実施形態に係る乾燥装置によれば、上記第1実施形態に係る乾燥装置1による作用・効果に加えて、乾燥運転開始後及び冷蔵運転開始後、それぞれ所定時間t2、t4(約30秒〜3分、望ましくは約10秒〜1分)経過後、温度センサ16を介して内室構成体3内に流入する空気の温度(検出温度T)を測定して、脱臭装置20の電熱ヒータ23及びファンモータ24の出力を駆動制御するため、本体2内を循環する空気の温度の検出精度の向上を図ることができると共に、脱臭装置20の電熱ヒータ23及びファンモータ24による排熱を利用して本体2内を循環する空気の温度制御を更に正確に行うことができる。
また、ディスプレイ52及び操作パネル53を介して、乾燥運転時の設定温度T1、冷蔵運転時の設定温度T2、及び各設定温度T1、T2における各駆動時間t3、t5を設定できる。そして、各設定温度T1、T2における各駆動時間t3、t5毎に、脱臭装置20の出力の駆動制御が順次行われる。これにより、各設定温度T1、T2における各駆動時間t3、t5毎に、内室構成体3内に流入する空気の温度制御を脱臭装置20の排熱を利用して更に正確に行うことができる。また、内室構成体3内に収納された被乾燥物(魚、肉など)を高温乾燥終了後、該内室構成体3を冷蔵庫として使用する場合には、内室構成体3内を高温(例えば、約38℃〜60℃)から低温(約5℃〜10℃)に迅速に降温させることができるため、被乾燥物の必要以上の乾燥を防止でき、商品価値の高い被乾燥物を生産することができる。
尚、本発明は上記第1実施形態乃至第3実施形態に限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。例えば、以下のようにしてもよい。
(A)上記第1実施形態乃至第3実施形態に係る乾燥装置では、脱臭装置20の高出力時には、発熱出力が高出力の電熱ヒータ23によって触媒22は約250℃〜500℃の触媒反応温度に加熱されると共に、送風出力が高出力のファンモータ24によって多量の空気が触媒22を通過し、約250℃〜500℃に加熱・再生されて排気され、また、脱臭装置20の低出力時には、発熱出力が低出力の電熱ヒータ23によって触媒22は約250℃〜500℃の触媒反応温度に加熱されると共に、送風出力が低出力のファンモータ24によって少量の空気が触媒22を通過し、約250℃〜500℃に加熱・再生されて排気される。
しかし、脱臭装置20を高出力で駆動する場合には、発熱出力が高出力の電熱ヒータ23によって触媒22を約400℃〜500℃の触媒反応温度に加熱すると共に、送風出力が高出力のファンモータ24によって多量の空気を触媒22に通過させ、約400℃〜500℃に加熱・再生して排気するようにし、また、脱臭装置20を低出力で駆動する場合には、発熱出力が低出力の電熱ヒータ23によって触媒22を約250℃〜270℃の触媒反応温度に加熱すると共に、送風出力が低出力のファンモータ24によって少量の空気を触媒22に通過させ、約250℃〜270℃に加熱・再生して排気するように構成してもよい。
これにより、内室構成体3内を室温又は低温(例えば、0℃〜20℃)から高温(例えば、38℃〜60℃等)の設定温度T1にする場合には、本体2内の検出温度Tが設定温度T1以下の場合には、脱臭装置20の電熱ヒータ23及びファンモータ24は共に高出力に設定されて駆動されるため、脱臭装置20によって高温(例えば、約400℃〜500℃)に温められた多量の再生空気の排熱を再利用し、本体2内を循環する空気を迅速に昇温させることができると共に、設定温度T1における脱臭を高出力で行うことができる。また、内室構成体3内に流入する空気の温度が設定温度T1より高い場合には、脱臭装置20の電熱ヒータ23及びファンモータ24は共に低出力に設定されて駆動されるため、脱臭装置20によって触媒反応開始温度近傍の温度(例えば、約250℃〜270℃)に温められた再生空気が少量排出され、該再生空気の排熱による循環する空気の温度上昇を確実に低くすることができ、内室構成体3内を迅速に降温させることができる。
また、内室構成体3内を室温又は高温(例えば、約20℃〜60℃)から低温(例えば、0℃〜10℃)の設定温度T1に下げる場合には、内室構成体3内に流入する空気の温度(検出温度T)が設定温度T1より高い場合には、脱臭装置20の電熱ヒータ23及びファンモータ24は共に低出力に設定されて駆動されるため、脱臭装置20によって触媒反応開始温度近傍の温度(例えば、約250℃〜270℃)に温められた再生空気が少量排出され、該再生空気の排熱による循環する空気の温度上昇を確実に低くすることができ、内室構成体3内を迅速に降温させることができると共に、本体2内を循環する空気を冷却するための冷却器11の高出力運転時間を短縮化することができ、消費電力の削減化を図ることができる。そして、内室構成体3内に流入する空気の温度(検出温度T)が設定温度T1まで低下した場合には、脱臭装置20の電熱ヒータ23及びファンモータ24は共に高出力に設定されて駆動されるため、設定温度T1における脱臭を効果的に行うことができる。また、内室構成体3内に流入する空気の温度(検出温度T)が設定温度T1より低下した場合には、脱臭装置20の電熱ヒータ23及びファンモータ24は共に高出力に設定されて駆動されるため、脱臭装置20によって高温(例えば、約400℃〜500℃)に温められた多量の再生空気の排熱を再利用し、本体2内を循環する空気を迅速に昇温させて内室構成体3内を設定温度T1に迅速に昇温させることができると共に、循環する空気を加熱する各加熱ヒータ13の消費電力の削減化を図ることができる。
(B)上記第1実施形態乃至第3実施形態に係る乾燥装置では、電熱ヒータ23の発熱出力は、高出力と低出力の2段階に設定できるように構成され、また、ファンモータ24の送風出力は、高出力と低出力の2段階に設定できるように構成されている。
しかし、電熱ヒータ23の発熱出力を高出力、通常出力、低出力の3段階に設定できるように構成し、また、また、ファンモータ24の送風出力を高出力、通常出力、低出力の3段階に設定できるように構成してもよい。そして、起動時、運転切り換え時、設定温度変更時の最初の所定時間は、脱臭装置20の電熱ヒータ23及びファンモータ24を高出力又は低出力で駆動し、その後、庫内の温度が各設定温度T1、T2で安定した場合には、該脱臭装置20の電熱ヒータ23及びファンモータ24を通常出力で駆動するように駆動制御してもよい。
これにより、脱臭装置20の出力変化による庫内への排熱量を容易に制御することができ、庫内への熱排出量と脱臭能力とを更に容易に安定させることができる。
(C)また、上記(B)において、脱臭装置20の電熱ヒータ23及びファンモータ24を通常出力で駆動する場合に、庫内の温度が各設定温度T1、T2より+5℃以上高くなったときには、該電熱ヒータ23及びファンモータ24を低出力で駆動し、一方、庫内の温度が各設定温度T1、T2より−5℃以上低くなったときには、該電熱ヒータ23及びファンモータ24を高出力で駆動し、他方、庫内の温度が各設定温度T1、T2の+5℃〜−5℃の範囲内に戻ったときには、電熱ヒータ23及びファンモータ24を再度、通常出力で駆動するように駆動制御してもよい。
これにより、乾燥装置1の起動時及び設定温度変更時に限らず、扉開放時や高温の食材が搬入された場合などにおける急激な庫内温度変化に対応して、脱臭装置20の駆動制御をより正確に行うことができる。
(D)上記第3実施形態に係る乾燥装置では、乾燥運転(S53)後、冷蔵運転(S54)を行っているが、乾燥装置1の庫内の設定温度及び各設定温度における駆動時間を3種類以上設定できる構成にしてもよい。例えば、庫内温度を20℃(駆動時間:1時間)→40℃(駆動時間:3時間)→20℃(駆動時間:1時間)→5℃(駆動時間:6時間)→38℃(駆動時間:8時間)→5℃(駆動時間:8時間)等と設定できる構成にしてもよい。また、この場合にも、各設定温度において、脱臭装置20の高出力時には、発熱出力が高出力の電熱ヒータ23によって触媒22は約250℃〜500℃の触媒反応温度に加熱されると共に、送風出力が高出力のファンモータ24によって多量の空気が触媒22を通過し、約250℃〜500℃に加熱・再生されて排気され、また、脱臭装置20の低出力時には、発熱出力が低出力の電熱ヒータ23によって触媒22は約250℃〜500℃の触媒反応温度に加熱されると共に、送風出力が低出力のファンモータ24によって少量の空気が触媒22を通過し、約250℃〜500℃に加熱・再生されて排気される。
第1実施形態に係る乾燥装置の概略構成を示す側断面図である。 第1実施形態に係る乾燥装置内に配設される脱臭装置の拡大図である。 第1実施形態に係る乾燥装置内に配設される脱臭装置の触媒を概略的に示す拡大斜視図である。 第1実施形態に係る乾燥装置内に配設される脱臭装置の発熱ヒータを概略的に示す拡大平面図である。 第1実施形態に係る乾燥装置の制御系の概略構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る乾燥装置内に配設される脱臭装置等の駆動制御処理の一例を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る乾燥装置内に配設される脱臭装置等の駆動制御処理の一例を示すフローチャートである。 第3実施形態に係る乾燥装置内に配設される脱臭装置等の駆動制御処理の一例を示すメインフローチャートである。 第3実施形態に係る乾燥装置の乾燥運転処理のサブ処理を示すサブフローチャートである。 第3実施形態に係る乾燥装置の冷蔵運転処理のサブ処理を示すサブフローチャートである。
符号の説明
1 乾燥装置、 2 本体
3 内室構成体、 5A 上側通風路
5B 左側通風路、 5C 右側通風路
10 送風機、 11 冷却器
13 加熱ヒータ、 16 温度センサ
20 脱臭装置、 22 触媒
23 電熱ヒータ、 24 ファンモータ
34、35 感温筒、 40 制御装置
53 操作パネル、 R、S 空気の循環路

Claims (2)

  1. 装置本体の空気循環流路の空気を吸入して臭気成分を触媒で酸化分解して除去後、再度該空気循環流路内に排出する酸化分解式の脱臭装置を備えた乾燥装置において、
    前記脱臭装置は、前記触媒に向けて空気を流す送風手段と、
    前記触媒を加熱する発熱体と、を有し、
    前記装置本体の設定温度を入力する温度設定手段と、
    該装置本体内の温度を検出する温度検出手段と、
    前記発熱体の発熱出力を可変設定可能な第1出力変更手段と、
    前記送風手段の送風出力を可変設定可能な第2出力変更手段と、
    前記温度検出手段の検出温度及び前記設定温度に基づいて、前記第1出力変更手段及び第2出力変更手段を介して、前記脱臭装置における発熱体の発熱出力及び送風手段の送風出力を駆動制御する制御手段と、を備え、
    前記温度設定手段は、複数種類の設定温度を入力する温度入力手段と、各設定温度における駆動時間を入力する時間入力手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記温度検出手段により検出される装置本体の検出温度が前記設定温度以下の場合には、前記第1出力変更手段を介して発熱体の発熱出力を高出力に設定すると共に、前記第2出力変更手段を介して送風手段の送風出力を高出力に設定して駆動制御し、該検出温度が該設定温度よりも高い場合には、該第1出力変更手段を介して発熱体の発熱出力を低出力に設定すると共に、該第2出力変更手段を介して送風手段の送風出力を低出力に設定するように駆動制御し、
    前記制御手段は、各設定温度の駆動時間毎に発熱体の発熱出力及び送風手段の送風出力の駆動制御を順次行うことを特徴とする乾燥装置。
  2. 前記制御手段は、運転開始から所定時間経過後、前記脱臭装置における発熱体の発熱出力及び送風手段の送風出力の駆動制御を開始することを特徴とする請求項1に記載の乾燥装置。
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