JP2010137188A - 脱臭装置および脱臭装置の制御方法 - Google Patents

脱臭装置および脱臭装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 金属触媒へ送られるガスの温度を最適に制御するとともに、金属触媒の温度上昇を防止した脱臭装置および脱臭装置の制御方法を提供する。
【解決手段】 臭気性成分を含むガスG1を金属触媒39により脱臭する脱臭装置22には、送られてきたガスG3を加熱する加熱部35と、加熱部35に設けられた第1の温度センサA1と、加熱部35で加熱されたガスG4が送られる金属触媒部36と、金属触媒部36に設けられた第2の温度センサA2と、第1の温度センサA1と第2の温度センサA2の検出値を用いて前記加熱部35の温度制御を行う制御装置42とが備えられている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、臭気性成分を含むガスを金属触媒により脱臭する脱臭装置および脱臭装置の制御方法に関する。
白金系やパラジウム系等の貴金属を触媒として用いた脱臭装置は公知である。前記脱臭装置では、金属触媒の種類や、ガスの成分・濃度・供給量等に応じてガスの温度を150℃〜500℃程度とし、金属触媒へ送り込み触媒酸化法により臭い成分の脱臭を行う。しかしながら前記脱臭装置は、前記のように金属触媒の種類等によっても相違するが、前記金属触媒の温度が400℃〜800℃程度となると活性劣化を起こし、その寿命が短くなるという問題がある。前記脱臭装置の加熱制御に関する先行技術としては、特許文献1、特許文献2に記載されたものが知られている。特許文献1では第1図に示されるように、触媒反応器6にヒータ7と温度検知器10が取付けられ、温度検知器10で検出された温度は、制御装置13を介してヒータ7の温度を制御するようになっている。しかし特許文献1では、触媒反応器6に送られるガスは、熱交換器5で加熱されるものの高精度に温度制御されるわけではないので、前記ガスの温度が効率的に温度制御ができず、触媒反応器6の温度も同様に高精度に制御できなかった。
また特許文献2では図1に示されるように、電気ヒーターから触媒(白金系触媒)へ送られる処理対象ガスの温度を検出し、制御装置を介して電気ヒーターを制御することにより、処理対象ガスの温度制御を行っている。しかし触媒の温度を検出して電気ヒーターの制御を行うものではないため、高精度に触媒の温度制御ができず、特に触媒が高温状態となったことを検出できず、触媒の活性劣化に繋がる場合があるという問題があった。
特開昭64−27632号公報(3頁、図1) 特開2001−340434号公報(0018、図1)
本発明では上記の問題を鑑みて、金属触媒へ送られるガスの温度を最適に制御するとともに、金属触媒の温度上昇を防止した脱臭装置および脱臭装置の制御方法を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の脱臭装置は、臭気性成分を含むガスを金属触媒により脱臭する脱臭装置において、送られてきたガスを加熱する加熱部と、加熱部に設けられた第1の温度センサと、加熱部で加熱されたガスが送られる金属触媒部と、金属触媒部に設けられた第2の温度センサと、第1の温度センサと第2の温度センサの検出値を用いて前記加熱部の温度制御を行う制御装置と、を備えたことを特徴とする。
本発明の請求項2に記載の脱臭装置の制御方法は、臭気性成分を含むガスを金属触媒により脱臭する脱臭装置の制御方法において、送られてきたガスを加熱する加熱部と、加熱部に設けられた第1の温度センサと、加熱部で加熱されたガスが送られる金属触媒部と、金属触媒部に設けられた第2の温度センサとが備えられ、前記第1の温度センサの信号により加熱部の温度を制御するとともに、前記第2の温度センサの信号により加熱部の温度を下降方向に制御することを特徴とする。
本発明の請求項3に記載の脱臭装置の制御方法は、臭気性成分を含むガスを金属触媒により脱臭する脱臭装置の制御方法において、送られてきたガスを加熱する加熱部と、加熱部に設けられた第1の温度センサと、加熱部で加熱されたガスが送られる金属触媒部と、金属触媒部に設けられた第2の温度センサとが備えられ、前記第1の温度センサの信号と前記第2の温度センサの信号を直列に用いて加熱部の温度制御を行うことを特徴とする。
本発明の脱臭装置は、臭気性成分を含むガスを金属触媒により脱臭する脱臭装置において、送られてきたガスを加熱する加熱部と、加熱部に設けられた第1の温度センサと、加熱部で加熱されたガスが送られる金属触媒部と、金属触媒部に設けられた第2の温度センサと、第1の温度センサと第2の温度センサの検出値を用いて前記加熱部の温度制御を行う制御装置とを備えているので、金属触媒部へ送られるガスの温度を制御して金属触媒部の触媒が劣化する温度に上昇することを防止することができる。
本発明の実施形態について、図1ないし図3を参照して説明する。図1は、本実施形態の脱臭装置を含む射出装置の真空吸引装置の概略図である。図2は、本実施形態の脱臭装置の断面図である。図3は、本実施形態の脱臭装置の制御方法のフローチャート図である。
図1に示されるように射出成形機の射出装置11は、加熱筒12の内部にスクリュ13が配設されており、成形材料の貯蔵タンク14からフィードスクリュ15を経て供給された成形材料Mを加熱筒12の内部で溶融し、スクリュ13の前進により成形金型16のキャビティ17内へ射出されることによって成形品が成形されるようになっている。フィードスクリュ15が配設される筒部を含む加熱筒12内は、シールされており外部から密閉構造となっている。そして前記フィードスクリュ15が配設される筒部には吸引用の管18が接続され、フィルタ19を介して吸引用ポンプである真空ポンプ20に接続されている。真空ポンプ20の下流側は、真空ポンプ20で発生する騒音を減少させるサイレンサ21に管を介して接続され、サイレンサ21の下流側には管を介して脱臭装置22が接続されている。
図2に示されるように脱臭装置22は、加熱筒12内で可塑化時に発生し真空ポンプ20から送られてきた臭気性成分を含むガスG1を白金系またはパラジウム系等の金属触媒により脱臭する触媒式脱臭装置である。脱臭装置22は、円筒形状をしており、円筒状の断熱材で覆われた側壁部23と底板24と上板25とからなる外殻体が設けられている。そして前記底板24には、ガス供給管26が接続されている。また上板25には外部への排気口を有する排気管27が接続されている。ガス供給管26には、外部からの大気G2を取り入れる大気供給管28が接続されている。そして前記大気供給管28には、大気の供給量を制御するレギュレータ29が取付けられている。また前記大気供給管28からは管30が分岐しており、前記管30には電磁開閉弁31が取付けられている。そして前記レギュレータ29が設けられた大気供給管28および電磁開閉弁31が設けられた管30は再び合流してコンプレッサ32に接続されている。また脱臭装置22の外殻体内におけるガス供給管26の開口部33の近傍には邪魔板34が取付けられ、前記ガス供給管26から外殻体内に導入されたガスが分散されるとともに流速が弱められるようになっている。
脱臭装置22の外殻体内は、大まかに区分すると、下部側が加熱部35となっており、上部側が金属触媒部36となっている。脱臭装置22の下部側の加熱部35は、供給された混合ガスG3が通過する中空部にコイル状のヒータ37が配設されている。そして加熱部35におけるヒータ37の近傍には第1の温度センサA1である熱電対が側壁部23から内側に向けて取付けられている。なお脱臭装置22は、加熱部と金属触媒部が分割されておりガス供給管で接続されたものでもよい。また加熱部35は送られてきたガスを加熱可能なものであれば、別のタイプのものでもよい。加熱部の一例としては、脱臭装置からの排気されるガスの熱を利用した熱交換器や赤外線加熱や誘導加熱を利用したもの等でもよい。また第1の温度センサA1の配設位置は、前記以外に直接ヒータやガス供給管等に接触するように配設してもよく、加熱された加熱ガスG4の流路上に配設してもよい。また第1の温度センサA1の種類は、熱電対以外の接触式または非接触式の温度センサや、サーモスタット等の温度センサ自体がスイッチ機能を有するものでもよい。
脱臭装置22の上部側の金属触媒部36は、微細な穴を有する金網38内に、担体であるアルミナ粒に活性物質である白金が被覆されたペレット状粒体39を詰めた金属触媒層が、第1の金属触媒層40と第2の金属触媒層41の2段に設けられている。なお金属触媒部36に用いられる触媒作用を有する金属は、白金(白金系を含む)、パラジウム(パラジウム系)を含む等の貴金属触媒の他、触媒作用を有する他の金属であってもよい。また担体についてもアルミナに限定されず、担体の形状もハニカム状、多孔質状、金属リボン状等であってもよい。また金属触媒層の数も限定されない。そして第1の金属触媒層40と第2の金属触媒層41の間の中空部(金属触媒層の近傍)には、第2の温度センサA2である熱電対が側壁部23から内側に向けて取付けられている。なお第2の温度センサA2は、金属触媒層の内部に直接挿入されるように熱電対を取付けてもよく、他の接触式または非接触式の温度センサであってもよい。そして第2の金属触媒層41の上部(排出側)は、排気管27に接続されている。
脱臭装置22には主に温度制御を行う制御装置42が配設されている。そして前記第1の温度センサA1と第2の温度センサA2は、制御装置42に接続され、検出された温度が信号として制御装置42に送られる。またヒータ37と電源43の間には電磁リレー式のスイッチ44が設けられ、制御装置42からの信号によりスイッチ44がオン・オフされることにより、ヒータ37への通電制御が行われるようになっている。なおヒータ37等の加熱部35の温度制御は、通電量を制御する等、別の通電制御を行うものでもよく、供給される混合ガスG3や排気ガスG5の経路にダンパ等を設けて温度制御の一部を行うものでもよい。また制御装置42は、管30に配設された電磁開閉弁31に接続され、制御装置42からの信号により前記電磁開閉弁31が開閉可能となっている。
次に射出成形機の作動と脱臭装置22の制御方法について説明する。射出装置11では樹脂からなる成形材料Mの可塑化、射出が順次に行われるが、吸引用ポンプである真空ポンプ20は常時稼動し、加熱筒12内の成形材料Mが溶融する時に発生する水分や有機系の臭気性成分を含むガスG1を吸引して加熱筒12内を−70kPaないし−100kPaに真空引きしている。
そしてフィルタ19を介して真空ポンプ20により吸引されたガスG1は、サイレンサ21を介して脱臭装置22へ送られる。脱臭装置22へ送られてきたガスG1の温度は、常温〜80℃程度となっている。そして前記ガスG1は、脱臭装置22のガス供給管26の途中で大気供給管28からレギュレータ29を介して送られてきた大気G2を混合して混合ガスG3とする。脱臭装置22へ送られるガスG1に大気G2を混入して混合ガスG3とする理由は大きく分けて3つある。第1の理由は、金属触媒部36により触媒作用を行う際には酸素を必要とするためである。第2の理由は、真空ポンプ20から送られるガスG1は、真空度が高いためヒータ37によりガスG1を加熱する場合に熱伝達が良好でないので、熱伝達を良好にするために真空度を減少させる(大気圧または大気圧に近づける)ためである。第3の理由は、常時ではないが金属触媒部36が高温になりすぎた際に、金属触媒部36の劣化を防止させるために緊急冷却する必要があり、その際に大気G2を大量に脱臭装置22に供給するためである。本実施形態では、通常時には毎分30L程度の大気G2がコンプレッサ32からレギュレータ29を介してガス供給管26内に送られ、真空ポンプ20からのガスG1と混合されて大気混合ガスG3として脱臭装置22の加熱部35へ送られる。この際、電磁開閉弁31は閉鎖されている。なお本実施形態では、レギュレータ29は手動により供給量が操作されるが、第1の温度センサA1または第2の温度センサA2の温度により大気G2の供給量を増減制御するようにしてもよい。
そして前記大気混合ガスG3は、外殻部内の邪魔板34により分流された後、加熱部35のヒータ37の間を通過する際に加熱され、加熱ガスG4として金属触媒部36へ送られる。そして前記加熱ガスG4は、金属触媒部36では金網38およびペレット状粒体39からなる第1の金属触媒層40および第2の金属触媒層41の間を通過する。その際に前記加熱ガスG4の熱により高温状態となったペレット状粒体39の表面の白金層によりガスに含まれる有機系の臭気物質に対する酸化反応が進行する。その際加熱ガスG4に含まれる有機系の臭気物質や溶剤が酸化反応により発熱され、金属触媒部36は当初の加熱ガスG4の温度よりも更に昇温される。そして前記加熱ガスG4は、第1の金属触媒層40および第2の金属触媒層41を通過することにより脱臭された排気ガスG5となり、排気管27の排気口から外部へ排出される。
次に脱臭装置22の温度制御について、図3のフローチャート図により説明する。本実施形態では、加熱部35のヒータ37の近傍に配設された第1の温度センサA1から制御装置42に検出された温度が送信され、制御装置42において前記温度が450℃以上か450℃より低いかが判断される(S1)。そして第1の温度センサA1の検出温度が450℃以上の場合、制御装置42によりスイッチ44が切断され、ヒータ37がOFFとなる(S2)。従って加熱部35においては、450℃を目標温度としたクローズドループ制御がなされ、加熱ガスG4の温度が敏感に制御される。
同時に金属触媒部36の第1の金属触媒層40と第2の金属触媒層41の間に配設された第2の温度センサA2から制御装置42に検出された温度が送信され、制御装置42において前記温度が500℃以上か500℃より低いかが最初に判断される(S3)。そして前記温度が500℃より低い場合は、制御装置42によりスイッチ44が接続され、ヒータ37がONとなる(S4)。つまり第1の温度センサA1と第2の温度センサA2の信号は制御装置42によって直列状態で用いられ、「第1の温度センサA1の検出温度<450℃ AND 第2の温度センサA2の検出温度<500℃」の条件を満たされた場合のみヒータ37がONとなる。そして第2の温度センサA2の検出温度が500℃以下でヒータ37がONとなっても、(S1)に戻り、第1の温度センサA1の温度が450℃より高くなるとヒータ37はOFFとなる。また第2の温度センサA2の検出温度が500℃以上の場合は、制御装置42を介してスイッチ44が切断され、ヒータ37がOFFとなる(S5)。なお第2の温度センサA2の検出温度が500℃以下の場合はそのままヒータ37をONとし((S3)と(S4)の間で判断と実行を繰り返し)、第2の温度センサA2の検出温度が500℃を越えて初めて、(S5)に進むようにしてもよい。
そして前記第2の温度センサA2の検出温度が500℃以上の場合は、制御装置42において更に第2の温度センサA2の温度が600℃以上かどうかが判断される(S6)。そして第2の温度センサA2の検出温度が600℃以上の場合は、停止制御(S7)を行う。停止制御に際しては、制御装置42から電磁開閉弁31に信号が送られ電磁開閉弁31を開放する。そしてコンプレッサ32から管30および大気供給管28を介して脱臭装置22内へ大量の大気G2を送り、金属触媒部36の冷却を行ってから射出装置11および真空ポンプ20等を停止するとともに、アラームを発する。なお射出成形機や真空ポンプ20等は作動を継続し、脱臭装置22だけを大気G2の大量供給によって緊急冷却するようにしてもよい。
また第2の温度センサA2の温度が600℃より低い場合は、再びS1に戻り、「第1の温度センサA1の検出温度<450℃ AND 第2の温度センサA2の検出温度<500℃」の条件を満たされた場合のみヒータ37がONとなる。
このように脱臭装置22を第1の温度センサA1と第2の温度センサA2の2つのセンサを用い、特に第2の温度センサA2の信号により加熱部35の温度を下降方向に制御する理由は、金属触媒部36が高温(一例として500℃以上)となりすぎると白金等の金属触媒が活性劣化を起こし、寿命が短くなるためである。そして金属触媒部36は、その触媒作用の過程で、ガスG1(加熱ガスG4)に含まれる有機系の臭気性物質等の酸化反応熱により、供給された加熱ガスG4の温度よりも高くなることが多い。しかしながら加熱部35に第1の温度センサA1のみを設けた場合、前記金属触媒部36の温度は検出できず、金属触媒部36が活性劣化を起こす温度となっていても検出ができない。
一方、金属触媒部36のみに第2の温度センサA2を設けた場合、金属触媒部36は加熱ガスG4の酸化反応熱により、ヒータ37のON・OFFから一定時間遅れて昇温するため応答性の高い制御が行えない。即ち金属触媒部36の温度が好適な温度範囲を外れたことにより、ヒータ37をON或いはOFFとしても、暫くの間金属触媒部36の温度は更に好適な温度範囲から外れる方向に昇温または降温してしまう場合がある。
なお第1の温度センサA1および第2の温度センサA2の検出温度が、それぞれ何℃である場合にヒータ37をON・OFFにするかは、ガスG1の成分・濃度・供給量や、脱臭装置22の構造、脱臭装置22に使用される金属触媒の種類等によって相違する。しかしながら一例としては、第1の温度センサA1により加熱部35を150℃〜500℃に制御することがより望ましい。また第2の温度センサA2により加熱部35の加熱を下降方向に制御する(加熱中断または低温制御を含む)温度は、第1の温度センサA1の検出温度よりも高温であって400℃〜800℃がより望ましい。
または別の実施例として、脱臭装置22の温度制御は、第1の温度センサA1の検出温度によりヒータ37をONとOFFの両方を含む温度制御を行うとともに、第2の温度センサA2の検出温度により、ヒータ37がOFFとする等に下降制御を行うようにしてもよい。一例としては、第1の温度センサA1の検出温度450℃より低い場合で第2の温度センサA2の温度が500℃よりも低い場合に、ヒータ37をONとする。しかし第2の温度センサA2の温度が500℃よりも低い場合であっても第1の温度センサA1の検出温度が470℃に到達した場合は、ヒータ37をOFFとする。この別の実施例の場合は、加熱部35の温度をより精度よく制御できる上に、ヒータ37をOFFにするための金属触媒部36の上限温度についても確実に設定できる。
本発明は以上説明した実施例に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を付加して実施することができる。本発明の脱臭装置は、射出成形機の射出装置の他、プランジャ装置、押出機、混練機、プレス機、ペレット造粒装置、半導体製造装置、積層成形装置、および化学プラント装置などで臭気性成分を含むガスが発生する装置であればいずれにも取付け可能である。そして前記脱臭装置が取付けられる装置に使用される成形材料についても、樹脂の他、他の有機物質、有機物質と無機物質との混合物等、種類を問わない。
本実施形態の脱臭装置を含む射出装置の真空吸引装置の概略図である。 本実施形態の脱臭装置の断面図である。 本実施形態の脱臭装置の制御方法のフローチャート図である。
符号の説明
22 脱臭装置
35 加熱部
36 金属触媒部
37 ヒータ
40 第1の金属触媒層
41 第2の金属触媒層
42 制御装置
A1 第1の温度センサ
A2 第2の温度センサ
G1 ガス
G4 加熱ガス

Claims (3)

  1. 臭気性成分を含むガスを金属触媒により脱臭する脱臭装置において、
    送られてきたガスを加熱する加熱部と、
    加熱部に設けられた第1の温度センサと、
    加熱部で加熱されたガスが送られる金属触媒部と、
    金属触媒部に設けられた第2の温度センサと、
    第1の温度センサと第2の温度センサの検出値を用いて前記加熱部の温度制御を行う制御装置と、を備えたことを特徴とする脱臭装置。
  2. 臭気性成分を含むガスを金属触媒により脱臭する脱臭装置の制御方法において、
    送られてきたガスを加熱する加熱部と、
    加熱部に設けられた第1の温度センサと、
    加熱部で加熱されたガスが送られる金属触媒部と、
    金属触媒部に設けられた第2の温度センサとが備えられ、
    前記第1の温度センサの信号により加熱部の温度を制御するとともに、
    前記第2の温度センサの信号により加熱部の温度を下降方向に制御することを特徴とする脱臭装置の制御方法。
  3. 臭気性成分を含むガスを金属触媒により脱臭する脱臭装置の制御方法において、
    送られてきたガスを加熱する加熱部と、
    加熱部に設けられた第1の温度センサと、
    加熱部で加熱されたガスが送られる金属触媒部と、
    金属触媒部に設けられた第2の温度センサとが備えられ、
    前記第1の温度センサの信号と前記第2の温度センサの信号を直列に用いて加熱部の温度制御を行うことを特徴とする脱臭装置の制御方法。
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