JP2002048325A - 揮発性有機化合物処理装置の制御方法 - Google Patents

揮発性有機化合物処理装置の制御方法

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JP2002048325A
JP2002048325A JP2000230634A JP2000230634A JP2002048325A JP 2002048325 A JP2002048325 A JP 2002048325A JP 2000230634 A JP2000230634 A JP 2000230634A JP 2000230634 A JP2000230634 A JP 2000230634A JP 2002048325 A JP2002048325 A JP 2002048325A
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temperature
heat
gas
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voc
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JP2000230634A
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English (en)
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Toshifumi Mukai
利文 向井
Shigeru Tominaga
成 冨永
Kenji Shibata
健二 芝田
Tetsuo Itami
哲郎 伊丹
Masato Uenishi
真人 上西
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Mitsubishi Power Ltd
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Babcock Hitachi KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 触媒燃焼/蓄熱方式の揮発性有機化合物(V
OC)処理装置においてVOC含有ガスの発熱量に急激
な上昇があっても燃焼触媒を確実に保護する手順を含む
揮発性有機化合物処理装置の制御方法を提供する。 【解決手段】 熱源2を内蔵した炉1と、炉1側に触媒
層3を配置して複数の流路を形成する蓄熱体6と触媒層
3とを含む蓄熱層20と、蓄熱層20にVOC含有ガ
ス,パージガス,処理済みガスの3種類のガスを切り替
え順次供給し蓄熱層20,炉1,蓄熱層20を通過した
排気ガスを排出する分配器18とからなり、VOC含有
ガスを触媒燃焼処理して浄化し排気ガスの熱を再生する
処理装置で、触媒層3の温度Tcが 耐熱温度より低い触
媒上限基準温度Tccを越えた時または分配器18の通過
ガス平均温度Tdが 耐熱温度より低い分配器の上限基準
温度Tdcを越えた時、熱源2の熱量供給動作を停止さ
せ、パージガスの量QpをδQpだけ増量する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、揮発性有機化合物
処理装置の制御方法に係り、特に、揮発性有機化合物を
含むガスを燃焼処理しその熱を再生する触媒燃焼/蓄熱
方式の揮発性有機化合物処理装置の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車などの塗装工場,金属洗浄工場,
印刷工場などからは、トルエン,キシレン,スチレンな
どの揮発性有機化合物(volatile organic compound V
OC)を含んだ排気が発生する。このようなVOC含有
ガスは、高々数十ppmから数%程度の濃度であるが、
環境への影響がかなり大きいことが明らかになってき
た。
【0003】例えば、NOxと反応して光化学スモッグ
を発生させ、森林を枯れさせ人体に悪影響を及ぼす。ま
た、発ガンの誘因となり、人体に健康障害を起こさせ
る。さらに、光化学オキシダントの主成分であるオゾン
を対流圏内で増加させ、地球を温暖化する。
【0004】このため、上記工場などにおいては、VO
C含有ガスを無害化処理した後に、大気中に排出してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】VOC含有ガスの無害
化処理方法としては、直接燃焼方式,触媒燃焼方式,蓄
熱燃焼方式,触媒燃焼/蓄熱方式,濃縮方式,生物処理
方式がある。この中で、ランニングコストや保守保全の
しやすさなどを考慮すると、触媒燃焼/蓄熱方式が有力
視されている。
【0006】しかし、その心臓部となる燃焼用触媒の耐
熱温度は、作動温度よりも200〜300℃程度高いだ
けであり、近接しているため、過昇温防止の対策が不可
欠となる。
【0007】触媒燃焼/蓄熱方式のうち、触媒燃焼に関
しては、被処理ガスすなわちVOC含有ガス中の発熱量
が増え、炉内温度が上昇し、燃焼用触媒の耐熱温度を越
えそうなときには、炉内高温ガスをそのまま排出する方
法がある。この方法の場合は、400℃前後の高温ガス
を外部に排出することになるので、高温用弁や高温に耐
え得る煙道が必要になる。
【0008】触媒燃焼/蓄熱方式のうち、蓄熱方式に関
しては、回転蓄熱方式や切り替え蓄熱方式の場合、回転
を遅くしたり切り替え周期を長くしたりして、排気の温
度を上昇させて放熱させる方法がある。
【0009】この方法の場合は、燃焼用触媒に関して、
周期的に温度変化する低温側の温度は下げられるが、燃
焼用触媒の耐熱性と直接にかかわる高温側の温度は迅速
かつ十分には下げられない。
【0010】また、蓄熱体の熱衝撃が大きくなるだけで
なく、VOC含有ガスの触媒燃焼/蓄熱層から分配器側
への排気温度変動が大きく、ガスシールや耐久性が要求
されている分配器自体に大きな熱衝撃の負荷がかかると
いう問題が残されている。
【0011】本発明の目的は、触媒燃焼/蓄熱方式の揮
発性有機化合物処理装置においてVOC含有ガスの発熱
量に急激な上昇があっても燃焼触媒を確実に保護する手
順を含む揮発性有機化合物処理装置の制御方法およびこ
の制御方法を実現するための揮発性有機化合物処理装置
の構造を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、熱源を内蔵した炉と、炉側に触媒層を配
置して揮発性有機化合物(VOC)含有ガスの流れ方向に
は連結され流れを横断する方向には互いに隔離された複
数の流路を形成している蓄熱体と触媒層とを含む蓄熱層
と、蓄熱層にVOC含有ガス,パージガス,処理済みガ
スの3種類のガスを切り替えて順次供給し蓄熱層,炉,
蓄熱層を通過してきた排気ガスを排出する分配器とから
なり、VOC含有ガスを触媒燃焼処理して浄化し排気ガ
スの熱を再生する揮発性有機化合物処理装置の制御方法
において、触媒層の温度Tcが触媒層の耐熱温度より所
定値だけ低い触媒上限基準温度Tccを越えたときまたは
分配器の通過ガス平均温度Tdが分配器の耐熱温度より
所定値だけ低い分配器の上限基準温度Tdcを越えたとき
に、炉の熱源の熱量供給動作を停止させるとともに、パ
ージガスの量QpをδQpだけ増量する揮発性有機化合物
処理装置の制御方法を提案する。
【0013】本発明は、また、熱源を内蔵した炉と、炉
側に触媒層を配置して揮発性有機化合物(VOC)含有ガ
スの流れ方向には連結され流れを横断する方向には互い
に隔離された複数の流路を形成している蓄熱体と触媒層
とを含む蓄熱層と、蓄熱層にVOC含有ガス,パージガ
ス,処理済みガスの3種類のガスを切り替えて順次供給
し蓄熱層,炉,蓄熱層を通過してきた排気ガスを排出す
る分配器とからなり、VOC含有ガスを触媒燃焼処理し
て浄化し排気ガスの熱を再生する揮発性有機化合物処理
装置の制御方法において、触媒層の温度Tcが触媒層の
耐熱温度より第1所定値だけ低い触媒第1上限基準温度
Tcclを越えたときまたは分配器の通過ガス平均温度Td
が分配器の耐熱温度より所定値だけ低い分配器の上限基
準温度Tdcを越えたときに、炉の熱源の熱量供給動作を
停止させるとともに、パージガスの量QpをδQpだけ増
量し、触媒層の温度Tcが触媒層の耐熱温度より第2所
定値だけ低い触媒第2上限基準温度Tcch(Tcch>Tcc
l)を越えたときに、VOC含有ガスの供給口に希釈空気
Qdを投入する揮発性有機化合物処理装置の制御方法を
提案する。
【0014】本発明は、さらに、熱源を内蔵した炉と、
炉側に触媒層を配置して揮発性有機化合物(VOC)含有
ガスの流れ方向には連結され流れを横断する方向には互
いに隔離された複数の流路を形成している蓄熱体と触媒
層とを含む蓄熱層と、蓄熱層にVOC含有ガス,パージ
ガス,処理済みガスの3種類のガスを切り替えて順次供
給し蓄熱層,炉,蓄熱層を通過してきた排気ガスを排出
する分配器とからなり、VOC含有ガスを触媒燃焼処理
して浄化し排気ガスの熱を再生する揮発性有機化合物処
理装置において、分配器に供給されるパージガスを分岐
しVOC含有ガスの供給口側に希釈空気として供給する
希釈空気供給ラインを設けた揮発性有機化合物処理装置
を提案する。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、図1〜図6を参照して、本
発明による揮発性有機化合物処理装置の制御方法および
この制御方法を実現するための揮発性有機化合物処理装
置の構造の実施例を説明する。
【0016】図1は、本発明によりVOC含有ガスを燃
焼処理してその熱を蓄熱式熱交換器で再生する触媒燃焼
/蓄熱方式の揮発性有機化合物処理装置の系統構成を示
す図である。
【0017】本実施例の揮発性有機化合物処理装置は、
大きく分けて、炉1と、蓄熱層20と、分配器18とか
らなる。炉1は、熱源すなわちバーナ2を内蔵してい
る。
【0018】蓄熱層20は、触媒層3と蓄熱体6とを備
えている。触媒層3と蓄熱体6とは、ガスの流れ方向に
は連結され、この流れを横断する方向には互いに隔離さ
れた複数の流路を形成している。
【0019】炉1には、炉内温度制御用温度検出器5を
配置し、蓄熱層20の触媒層3には、触媒温度検出器4
を取り付けてある。
【0020】分配器18は、分配器・蓄熱層連絡マニホ
ールド7と、固定弁8と、回転弁9と、ガスヘッダ14
と、マニホールド19とからなる。
【0021】分配器18は、触媒層3と蓄熱体6とを収
納した蓄熱層20にVOC含有ガス,パージガス,処理
済みガスの3種類のガスを切り替えて順次供給する。な
お、パージガスとは、VOC含有ガスから処理済みガス
に切り替えるときに、蓄熱体6の流路に残ったVOC含
有ガスを一掃するためのガスである。
【0022】VOC含有ガスは、VOC含有ガス供給用
ブロア25で加圧され、VOC含有ガス流量制御弁24
により流量を調節され、配器18のガスヘッダ14に供
給される。
【0023】本実施例において、パージガスは空気であ
り、パージ空気用ブロア26で加圧され、パージ空気流
量制御用ダンパ21により流量を調節され、パージ空気
通過孔17から最も内側のトラックに供給される。
【0024】なお、本発明においては、VOC含有ガス
希釈用空気弁22を介して、VOC含有ガス希釈空気供
給ライン23を設け、パージガスの増量でも温度が低下
しない場合に、処理装置に導入する前の段階で、VOC
含有ガス自体を希釈できるように系統を構成してある。
【0025】被処理ガス(VOC含有ガス)供給口15か
ら供給されたVOC含有ガスは、分配器18を通り、蓄
熱層20で触媒層3と蓄熱体6とからなり互いに隔離さ
れた複数の流路のうち少なくとも1つの流路に供給され
る。その後、熱源2を内蔵して流路の端部に位置する炉
1に入り、所定温度まで加熱されながら180度方向転
換し、供給時に通過した蓄熱層20の流路とは別の流路
から排出されて、分配器18を逆流し、排出流路16か
ら大気に放出される。
【0026】さて、蓄熱層20内で触媒層3と蓄熱体6
とからなる1つの流路に着目すれば、先にVOC含有ガ
スが入り、次にVOC含有ガスが停止し、パージガスが
入り,パージガスが停止し、その後流れが逆転して処理
済みガスが入り、処理済みガスが停止し、再びVOC含
有ガスが入るという順に、3種類のガスが通過する。
【0027】重要な構成要素となる分配器18は、VO
C含有ガス,パージガス,処理済みガスの3種類のガス
を導くために3重管で形成されて上部がトラック面にな
っているガスヘッダ14と、前記トラック面に接し3種
類のガスを分配する回転弁9と、回転弁9の上面に接し
例えば等角度で仕切られたセクタを持つ固定弁8と、固
定弁8の各セクタに接続されたマニホールド継ぎ手7
と、マニホールド継ぎ手7および蓄熱室20をつなぐマ
ニホールド19とからなる。
【0028】この分配器18の心臓部となる回転弁9
は、3重管のトラック面と固定弁8の各セクタとを順次
切り替える機能を持っている。回転弁9の回転に従い、
VOC含有ガスが、ガスヘッダ14のトラック面から、
VOC含有ガスすなわち被処理ガス(VOC含有ガス)通
過孔11を通って固定弁8に入り、やがてVOC含有ガ
スが停止する。次に、パージガスが、パージガス通過孔
12を通って前記固定弁8に入り、やがてパージガスが
停止する。ここで、流れが逆転し、処理済みガスが、固
定弁8から、処理済みガス通過孔10を通ってガスヘッ
ダ14のトラック面に入り、やがて処理済みガスが停止
する。以降は、再び、VOC含有ガスがトラック面から
固定弁8に入るという手順を繰り返す。
【0029】なお、回転弁9の回転動力は、ここには図
示していないモータから、ベルト,チェーン,歯車など
の機械要素により、3重管の中心に位置する回転軸に伝
達される。
【0030】ここで重要なことは、固定弁8において、
複数のガスの流路が一瞬でも直接つながらないことであ
る。固定弁8において、VOC含有ガスの流路と処理済
みガスの流路とが直接つながると、VOC含有ガスが処
理済みガス流路に短絡して流れ、そのまま大気に放出さ
れることになる。また、パージガスの流路と処理済みガ
スの流路とがつながると、パージガスは、蓄熱層20よ
りも流動抵抗が小さい処理済みガス流路に流れ、パージ
ガスが無駄になる。さらに、VOC含有ガスの流路とパ
ージガスの流路とがつながると、パージガスで流路内の
VOC含有ガスを一掃するという本来の目的を達成でき
なくなる。
【0031】これらのことから、固定弁8の一つのセク
タに複数のガスが同時に混入しないようにするため、回
転弁9には、閉塞部13を形成してある。
【0032】この揮発性有機化合物処理装置を用いて、
VOC含有ガスを処理する場合に、まず、VOC含有ガ
スの発熱量に応じて、蓄熱体6の充填量を適正に調節す
る。蓄熱体6の充填量は、触媒層3の耐熱温度と蓄熱式
熱交換器の放熱量とによって決まる。すなわち、触媒層
3の耐熱温度以下でVOC含有ガス分解時の発熱量と放
熱量とがバランスするように蓄熱体6を充填する。
【0033】このように適正化された揮発性有機化合物
処理装置では、起動時に外部から熱を供給するだけで、
VOC含有ガスが持つ発熱量で連続運転が可能となる
か、または、若干の補助燃料を投入すれば連続運転が可
能となる。
【0034】図2は、本発明による揮発性有機化合物処
理装置における運転時の触媒層3の温度,最高触媒温度
Tcmax,最低触媒温度Tcmin,処理済みガス温度,被処
理ガス(VOC含有ガス)温度,蓄熱層20の分配器18
側の温度の関係を示すタイムチャートである。
【0035】図2に示すように、VOC含有ガスの濃度
は、必ずしも一定に安定しているとは限らず、場合によ
っては高濃度のVOC含有ガスが急激に流れることもあ
る。
【0036】この場合、触媒層3入口での反応により温
度が上がり、反応速度が上昇し、触媒層3の上流側で局
所的なヒートスポットが生じ、触媒層3の熱劣化または
焼損の危険があった。
【0037】そこで、触媒層3の温度を耐熱温度以上に
上げないように制御することは、この種の揮発性有機化
合物処理装置で最も重要なことである。
【0038】
【制御方法の実施例1】図3は、本発明による揮発性有
機化合物処理装置の制御方法の実施例1の処理手順を示
すフローチャートである。
【0039】ステップ10では、触媒温度検出器4によ
り触媒温度Tcを計測する。ステップ20では、図1に
は温度検出器を示していないが、分配器の固定弁8,回
転弁9を含む分配器18を通過するガスの平均温度Td
を計測する。ステップ30では、触媒層3の耐熱温度よ
りも所定値だけ低い触媒上限基準温度Tccを触媒温度T
cが越えたか否かを判定する。越えていなければ、ステ
ップ50で、分配器18の耐熱温度より所定値だけ低い
分配器の上限基準温度Tdcを分配器18の通過ガス平均
温度Tdが越えたか否かを判定する。越えていなけれ
ば、ステップ60で、炉1の熱源(バーナ)2により供
給熱量Sを調節し温度を制御する通常運転を継続する。
なお、この場合は、ステップ70で、希釈空気をQdを
取り込むことはない。一方、ステップ30で触媒層3の
温度Tcが触媒層3の耐熱温度より所定値だけ低い触媒
上限基準温度Tccを越えたときまたはステップ50で特
に分配器18の弁8,9の通過ガス平均温度Tdが分配
器18の弁8,9の耐熱温度より所定値だけ低い分配器
の上限基準温度Tdcを越えたときに、ステップ90で、
炉1のバーナ2による熱量Sの供給動作を停止させると
ともに、パージガスの量QpをδQpだけ増量する。
【0040】図4は、従来の分配器18の回転弁9の回
転数制御方法を採用した場合の被処理ガス発熱量,触媒
層温度,処理ガス温度の推移を示すタイムチャートであ
る。触媒層3の温度をその耐熱温度以上に上げないため
に、分配器18の回転弁9の回転を遅くさせる方法が提
案されているが、この方法は必ずしも得策ではない。
【0041】例えば、定常状態では、蓄熱層20内の個
々の触媒層3や蓄熱体6の温度は、回転弁9の回転周期
に応じて、規則的に変動しているが、回転を遅くする
と、蓄熱層20の温度の周期変動の低温側の最低温度T
cminが下がり、排気温度が上昇して、放熱が促進され
る。
【0042】しかし、図4に示すように、蓄熱層20の
炉1の側すなわち高温側の最高温度Tcmaxは、あまり低
下しない。
【0043】VOC含有ガス濃度が緩やかに小さく変動
する場合は、分配器18の回転弁9の回転数を制御して
も十分対応できるが、VOC含有ガス濃度が大きく変動
する場合は、触媒を焼損させる原因になる。高濃度のV
OC含有ガスが急激に流入したときに、回転弁9の回転
を遅くすると、触媒層3の温度の上昇を助長する。
【0044】また、蓄熱層20での温度変動における高
温と低温との温度差が大きくなり、蓄熱体6の熱衝撃や
回転弁9の熱衝撃により、シール部の耐久性の低下につ
ながる。
【0045】図5は、図3の本発明によるパージ空気増
量制御方法および希釈空気制御方法を採用した場合の被
処理ガス発熱量,触媒層温度,処理ガス温度の推移を示
すタイムチャートである。
【0046】本発明においては、触媒層3における反応
を上流端から下流端にかけてできるだけ均等に進行させ
ながら、炉1内の熱を外部に排出するため、触媒層3の
温度Tcを検出し、触媒層3のこの温度Tcが触媒層3の
耐熱温度より所定値だけ低い(すなわち耐熱温度に対し
て余裕を持った)触媒上限基準温度Tccを越えたとき、
パージ空気量QpをδQpだけ増量し冷却する。なお、炉
1の温度と触媒層3の温度の下降に対応して、排気温度
が上昇する。
【0047】このように、パージ空気量QpをδQpだけ
増量し冷却すると、触媒層3を冷却し触媒層3の上流端
での局所燃焼を避け、流れ方向にできるだけ均等に反応
させ、触媒層3の局所的な温度上昇を抑制できる。
【0048】本発明の制御方法によれば、図4に示した
従来の回転数制御と比べて、排気の急激な温度上昇を避
けながら、炉1内の温度を短時間に下降させることが可
能となる。したがって、蓄熱体6への熱衝撃や回転弁9
への熱衝撃が緩和され、結果として、揮発性有機化合物
処理装置の耐久性が向上する。
【0049】
【実施形態1の実験例】揮発性有機化合物処理装置の制
御因子として、熱源の供給熱量S,パージ空気量Qp,
VOC含有ガスの希釈空気Qdの3つにより、触媒層3
の温度Tcを耐熱温度Tcc以下、分配器でのガス温度Td
を基準温度Tdc以下に制御する。
【0050】蓄熱層20の蓄熱/触媒室を8室,各室の
断面形状を150mm角,高さ550mmとし、その上
部に30mmの加熱バーナ付きヘッダを設けた。蓄熱/
触媒室にガスを分配するために分配器18を設置した。
蓄熱/触媒室にコーディエライト(cordierite)ハニカム
製蓄熱体6を充填し、その上部側に同じ基材に貴金属を
担持した触媒を充填した。触媒の耐熱温度は、550℃
である。
【0051】この揮発性有機化合物処理装置に、トルエ
ン100ppmを含有するVOC含有ガスを毎分5立方
メートル投入し、パージ空気量Qpを毎分0.2立方メー
トルにするとともに、回転弁を1rpmで回転させ、触
媒層反応温度を350℃に制御しながら運転した。
【0052】その結果、揮発性有機化合物処理装置の性
能は、浄化率98%以上,熱回収率95%以上となり、
圧力損失は200〜250mmAqで、圧力変動は50
mmAq程度に抑えることができた。
【0053】この定常運転状態で、500ppmのトル
エンをステップ的に投入した。この投入に応答して、触
媒層の最高温度が、しきい値Tcc=450℃を越えた。
この瞬間に助燃バーナが停止し、炉内温度350℃に対
して、370℃になった時点でバーナが停止したので、
パージ空気量Qpを0.2m/minから1m/m
inに増やした。
【0054】それに対応して触媒層の温度が、最高48
0℃を境に降下し、400℃以下に落ち着いた。排気温
度は、逆に80℃程度に上昇した。この時の圧損は、3
00〜350mmAqであった。
【0055】2分間の異常濃度の後、定格100ppm
に再び戻り、炉内温度が350℃を切り始めた。この瞬
間に、助燃バーナが再起動し、パージ空気が定格量に戻
り、定常運転に戻った。
【0056】この結果、約5倍の高カロリーガスが流入
しても、触媒層の温度が触媒の耐熱温度550℃を越え
ることなく運転できた。この間、VOCの分解率は若干
低下したが、90%以上を維持した。
【0057】
【比較例】実験例と同じ条件で、1500ppmのトル
エンを投入し、触媒温度が500℃を越えたときに、分
配器18の回転弁9の回転数を1rpmから0.5rp
mに遅くした。その結果、触媒層3の温度変動の高温側
が600℃以上に上昇し、低温側は300℃まで下降し
た。また、これに応じて、分配器18側の温度も最高2
50℃まで上昇し、回転弁9自体が大きな熱ひずみを受
けたことを観測した。すなわち、触媒層3の熱劣化と分
配器の回転弁9のパッキンの熱劣化とが見られた。
【0058】
【制御方法の実施例2】図6は、本発明による揮発性有
機化合物処理装置の制御方法の実施例2の処理手順を示
すフローチャートである。
【0059】ステップ10では、触媒温度検出器4によ
り触媒温度Tcを計測する。ステップ20では、図1に
は温度検出器を示していないが、分配器の固定弁8,回
転弁9を含む分配器18を通過するガスの平均温度Td
を計測する。ステップ40では、触媒層3の耐熱温度よ
りも第1所定値だけ低い触媒第1上限基準温度Tcclを
触媒温度Tcが越えたか否かを判定する。越えていなけ
れば、ステップ50で、分配器18の耐熱温度より所定
値だけ低い分配器18の上限基準温度Tdcを分配器18
の通過ガス平均温度Tdが越えたか否かを判定する。越
えていなければ、ステップ60で、炉1の熱源(バー
ナ)2により供給熱量Sを調節し温度を制御する通常運
転を継続する。なお、この場合は、ステップ70で、希
釈空気をQdを取り込むことはない。一方、ステップ4
0で触媒層3の温度Tcが触媒層3の耐熱温度より第1
所定値だけ低い触媒第1上限基準温度Tcclを越えたと
きまたはステップ50で特に分配器18の弁8,9の通
過ガス平均温度Tdが分配器18の弁8,9の耐熱温度
より所定値だけ低い分配器18の上限基準温度Tdcを越
えたときに、ステップ80で、触媒層3の耐熱温度より
も第2所定値だけ低い触媒第2上限基準温度Tcchを触
媒温度Tcが越えたか否かを判定する。越えていなけれ
ば、ステップ90で、炉1のバーナ2による熱量Sの供
給動作を停止させるとともに、パージガスの量Qpをδ
Qpだけ増量する。ステップ80で、触媒層3の耐熱温
度よりも第2所定値だけ低い触媒第2上限基準温度Tcc
hを触媒温度Tcが越えていれば、ステップ100で、炉
1のバーナ2による熱量Sの供給動作を停止させるとと
もに、パージガスの量QpをδQpだけ増量し、さらに、
VOC含有ガスの供給口15に希釈空気Qdを投入す
る。
【0060】本実施例2では、上記実施例1において、
パージガスを増量しても触媒層3の温度が更に上昇する
ような場合に、そのパージガスの一部をVOC含有ガス
に合流させ、VOC含有ガス自体の濃度を予め希釈し、
ガス量を増やすので、より柔軟な制御を実行でき、冷却
効果が一層高められる。
【0061】
【実施形態2の実験例】揮発性有機化合物処理装置の制
御因子として、熱源の供給熱量S,パージ空気量Qp,
VOC含有ガスの希釈空気Qdの3つにより、触媒層3
の温度Tcを耐熱温度Tcc以下、分配器でのガス温度Td
を基準温度Tdc以下に制御する。
【0062】蓄熱層20の蓄熱/触媒室を8室,各室の
断面形状を150mm角,高さ550mmとし、その上
部に30mmの加熱バーナ付きヘッダを設けた。蓄熱/
触媒室にガスを分配するために分配器18を設置した。
蓄熱/触媒室にコーディエライト(cordierite)ハニカム
製蓄熱体6を充填し、その上部側に同じ基材に貴金属を
担持した触媒を充填した。触媒の耐熱温度は、550℃
である。
【0063】この揮発性有機化合物処理装置に、トルエ
ン100ppmを含有するVOC含有ガスを毎分5立方
メートル投入し、パージ空気量Qpを毎分0.2立方メー
トルにするとともに、回転弁を1rpmで回転させ、触
媒層反応温度を350℃に制御しながら運転した。
【0064】その結果、揮発性有機化合物処理装置の性
能は、浄化率98%以上,熱回収率95%以上となり、
圧力損失は200〜250mmAqで、圧力変動は50
mmAq程度に抑えることができた。
【0065】この定常運転状態で、700ppmのトル
エンをステップ的に投入した。この投入に応答して、触
媒層の最高温度Tcが、しきい値Tccl:450℃を越え
た。この瞬間に助燃バーナが停止し、炉内温度350℃
に対して、370℃になった時点でバーナが停止したの
で、パージ空気量Qpを0.2m/minから1m
/minに増やした。
【0066】それでも触媒層温度Tcが上昇し、Tcch=
500℃を越えた。この時点でパージ空気の80%を希
釈空気Qdに送り、パージ空気量Qpを標準の値0.2
/minに戻した。
【0067】その結果、触媒層の温度が、最高530℃
を境に降下し、400℃以下に落ち着いた。排気温度
は、逆に80℃程度に上昇した。この時の圧損は、30
0〜350mmAqであった。
【0068】2分間の異常濃度の後、再び定格の100
ppmに戻り、炉内温度が350℃を切り始めた。この
瞬間に、助燃バーナが再起動し、パージ空気が定格量に
戻り、定常運転に戻った。
【0069】この結果、約7倍の高カロリーガスが流入
しても、触媒層の温度が触媒の耐熱温度Tc=550℃
を越えることなく運転できた。この間、VOCの分解率
は若干低下したが、90%以上を維持した。
【0070】
【発明の効果】本発明によれば、被処理ガス(VOC含
有ガス)中のVOC含有ガス濃度の単発的な高濃度化に
対する触媒の過昇温を防止し、触媒を長寿命化できる。
また、放熱時の分配器側の温度上昇も抑制されるので、
分配器の回転弁のシール部を長寿命化できる。さらに、
蓄熱体における高温時と低温時との温度差も緩和される
から、蓄熱体への熱衝撃も少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によりVOC含有ガスを燃焼処理してそ
の熱を蓄熱式熱交換器で再生する触媒燃焼/蓄熱方式の
揮発性有機化合物処理装置の系統構成を示す図である。
【図2】本発明による揮発性有機化合物処理装置におけ
る運転時の触媒の温度,最高触媒温度Tcmax,最低触媒
温度Tcmin,処理済みガス温度,被処理ガス(VOC含
有ガス)温度,蓄熱層の分配器側の温度の関係を示すタ
イムチャートである。
【図3】本発明による揮発性有機化合物処理装置の制御
方法の実施例1の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図4】従来の分配器の回転弁の回転数制御方法を採用
した場合の被処理ガス発熱量,触媒層温度,処理ガス温
度の推移を示すタイムチャートである。
【図5】図3の本発明によるパージ空気増量制御方法お
よび希釈空気制御方法を採用した場合の被処理ガス発熱
量,触媒層温度,処理ガス温度の推移を示すタイムチャ
ートである。
【図6】本発明による揮発性有機化合物処理装置の制御
方法の実施例2の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 炉 2 熱源(バーナ) 3 触媒層 4 触媒温度検出器 5 炉内温度制御用温度検出器 6 蓄熱体 7 分配器・蓄熱層連絡マニホールド 8 分配器の固定弁 9 分配器の回転弁 10 処理済みガス通過孔 11 被処理ガス(VOC含有ガス)通過孔 12 パージ空気(希釈空気)通過孔 13 閉塞部 14 分配器のガスヘッダ 15 被処理ガス(VOC含有ガス)供給口 16 処理済みガス排気流路 17 パージ空気(希釈空気)通過孔 18 分配器 19 マニホールド 20 蓄熱層 21 パージ空気(希釈空気)流量制御用ダンパ 22 VOC含有ガス希釈用空気弁 23 VOC含有ガス希釈空気供給ライン 24 VOC含有ガス流量制御弁 25 VOC含有ガス供給用ブロア 26 パージ空気(希釈空気)用ブロア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 芝田 健二 広島県呉市宝町3番36号 バブコック日立 株式会社呉研究所内 (72)発明者 伊丹 哲郎 広島県呉市宝町3番36号 バブコック日立 株式会社呉研究所内 (72)発明者 上西 真人 広島県呉市宝町3番36号 バブコック日立 株式会社呉研究所内 Fターム(参考) 3K062 AA16 AB01 DA01 DB01 DB30 3K078 AA02 BA10 BA17 CA01 DA21 4D048 AA17 AB01 BA30X BA31X BA32X BA33X BB02 CC25 CC52 CC53 CC54 DA01 DA02 DA03 DA05 DA06 DA13 DA20

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱源を内蔵した炉と、前記炉側に触媒層
    を配置して揮発性有機化合物(VOC)含有ガスの流れ方
    向には連結され前記流れを横断する方向には互いに隔離
    された複数の流路を形成している蓄熱体と前記触媒層と
    を含む蓄熱層と、前記蓄熱層に前記VOC含有ガス,パ
    ージガス,処理済みガスの3種類のガスを切り替えて順
    次供給し前記蓄熱層,前記炉,前記蓄熱層を通過してき
    た排気ガスを排出する分配器とからなり、前記VOC含
    有ガスを触媒燃焼処理して浄化し前記排気ガスの熱を再
    生する揮発性有機化合物処理装置の制御方法において、 前記触媒層の温度Tcが前記触媒層の耐熱温度より所定
    値だけ低い触媒上限基準温度Tccを越えたときまたは前
    記分配器の通過ガス平均温度Tdが前記分配器の耐熱温
    度より所定値だけ低い分配器の上限基準温度Tdcを越え
    たときに、前記炉の熱源の熱量供給動作を停止させると
    ともに、前記パージガスの量QpをδQpだけ増量するこ
    とを特徴とする揮発性有機化合物処理装置の制御方法。
  2. 【請求項2】 熱源を内蔵した炉と、前記炉側に触媒層
    を配置して揮発性有機化合物(VOC)含有ガスの流れ方
    向には連結され前記流れを横断する方向には互いに隔離
    された複数の流路を形成している蓄熱体と前記触媒層と
    を含む蓄熱層と、前記蓄熱層に前記VOC含有ガス,パ
    ージガス,処理済みガスの3種類のガスを切り替えて順
    次供給し前記蓄熱層,前記炉,前記蓄熱層を通過してき
    た排気ガスを排出する分配器とからなり、前記VOC含
    有ガスを触媒燃焼処理して浄化し前記排気ガスの熱を再
    生する揮発性有機化合物処理装置の制御方法において、 前記触媒層の温度Tcが前記触媒層の耐熱温度より第1
    所定値だけ低い触媒第1上限基準温度Tcclを越えたと
    きまたは前記分配器の通過ガス平均温度Tdが前記分配
    器の耐熱温度より所定値だけ低い分配器の上限基準温度
    Tdcを越えたときに、前記炉の熱源の熱量供給動作を停
    止させるとともに、前記パージガスの量QpをδQpだけ
    増量し、 前記触媒層の温度Tcが前記触媒層の耐熱温度より第2
    所定値だけ低い触媒第2上限基準温度Tcch(Tcch>Tc
    cl)を越えたときに、前記VOC含有ガスの供給口に希
    釈空気Qdを投入することを特徴とする揮発性有機化合
    物処理装置の制御方法。
  3. 【請求項3】 熱源を内蔵した炉と、前記炉側に触媒層
    を配置して揮発性有機化合物(VOC)含有ガスの流れ方
    向には連結され前記流れを横断する方向には互いに隔離
    された複数の流路を形成している蓄熱体と前記触媒層と
    を含む蓄熱層と、前記蓄熱層に前記VOC含有ガス,パ
    ージガス,処理済みガスの3種類のガスを切り替えて順
    次供給し前記蓄熱層,前記炉,前記蓄熱層を通過してき
    た排気ガスを排出する分配器とからなり、前記VOC含
    有ガスを触媒燃焼処理して浄化し前記排気ガスの熱を再
    生する揮発性有機化合物処理装置において、 前記分配器に供給される前記パージガスを分岐し前記V
    OC含有ガスの供給口側に希釈空気として供給する希釈
    空気供給ラインを設けたことを特徴とする揮発性有機化
    合物処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103386304A (zh) * 2013-08-04 2013-11-13 江苏安琪尔废气净化有限公司 用于挥发性有机化合物催化燃烧的催化剂的制备方法

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