JP2006118498A - Voc燃焼装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】VOC ガスを無公害化するVOC 燃焼装置を提供する。
【解決手段】燃焼器1は同芯の内筒6及び外筒7からなる。内筒の上端には混合管4があり、周壁の下方には希釈孔8があり、下端には燃焼ガスの出口2がある。外筒の上端には壁間空間Sへの空気導入孔9があり、下端は希釈孔の下方で内筒に固定される。壁間空間内には、多数の仕切り板10がジグザグ状及び千鳥状に配置される。VOC を含む空気は混合管で燃料と共に内筒内に噴射されて燃焼しVOC は熱分解される。この空気は空気導入口から壁間空間内にも流入し、仕切り板に沿って蛇行しながら内筒に加熱されてVOC が分解され、内筒内に流入して燃焼ガス温度を調整する。排出ガス中に有害成分が含まれず、環境汚染のおそれがない。
【選択図】 図1

Description

本発明は、VOC(Volatile Organic Compounds)ガスを燃焼処理して無公害化することのできるVOC燃焼装置に係り、特にVOCの燃焼処理が確実でTHC等の有害物質の排出が少ないVOC燃焼装置に関するものである。本発明のVOC燃焼装置は、具体的には燃焼ガスをタービンに駆動動力として供給するガスタービンの燃焼装置等として利用することができる。
VOC(Volatile Organic Compounds)ガス、すなわち揮発性有機化合物のガスは、光化学スモッグ発生の要因とされており、塗装作業で揮発して大気中に放出される有機溶剤にみられるように、自動車の排気ガスに含まれる炭化水素等と共に、原因物質としてその排出が規制されるようになってきている。
従来は、印刷・塗装等の工場等において有機溶剤等に由来するVOCガスを処理するため、このVOCガスを含む空気を燃料と混合して燃焼器で燃焼し、VOCを加熱分解する試みがなされている。具体的には、図7に示すように、動力源・熱供給用のガスタービン装置の燃焼器50が用いられる。
この燃焼器50は上面が閉止され、下面が燃焼ガスの出口として開放された略円筒形の容器であり、VOCを含む空気が供給されるケース51の内部に収納されている。燃焼器50の上面には混合管52が貫通して設けられており、この混合管52にはケース51を貫通して配置された燃料ノズル54から燃料が供給されるとともに、ケース51内に供給されたVOCを含む空気が図中矢印で示すように取り入れ口から供給される。そして混合管52は、この燃料と空気を混合した混合気を燃焼器50内に供給し、混合気は燃焼器50内で点火され、燃焼ガスとなって開放された下端から図示しないタービンに導かれる。燃焼器50の開放された下面に近い周壁には貫通した希釈孔53が設けられており、タービンに供給される燃焼ガスの温度を調整するために空気を取り入れて燃焼ガスに混合できるようになっているが、この希釈用の空気には前述したようにVOCが含まれている。
上記の構成によれば、燃焼器50内に取り入れられた空気中のVOCは、混合された燃料の燃焼により分解される。また、燃焼器50の下面の出口付近では、空気が温度調節用に希釈孔53から燃焼器50内に添加され、温度が調節された燃焼ガスがタービンの吸気側に送り込まれる。これによって空気中のVOCが処理されるとともに、タービンの駆動によって発電等に供される動力が得られ、また燃焼ガスの熱を給湯その他の用途に供することができる。
しかしながら、VOC燃焼装置としての前記ガスタービン装置において、温度調節のため燃焼器50内の燃焼ガスに希釈孔53から加えられる空気にもVOCが含まれており、このVOCは燃焼器50の出口付近で添加されるため燃焼器50内に滞留する時間が短いために燃焼しきらず、燃焼ガス中にはTHC等の有害成分が多く発生し、これが環境中に排出されてしまうという問題があった。
そこで本発明は、以上の課題を解決するためになされたものであり、VOCガスを確実に燃焼処理して無公害化することのできるVOC燃焼装置を提供することを目的としている。
請求項1に記載されたVOC燃焼装置は、供給された燃料とVOCガスを含む空気とを混合して燃焼させる燃焼筒を備えたVOC燃焼装置において、
前記燃焼筒が、
閉止された一端部側から混合管を介して供給された燃料と空気の混合気を内部で燃焼させ、開放された他端部側から燃焼ガスを排出して前記タービンに供給する内筒と、
前記内筒の外側に間隔をおいて設けられ、前記内筒の一端部側には前記内筒との間に空気を取り入れるための間隙が設けられるとともに前記内筒の他端部側には前記内筒の周壁に固定された閉止部が設けられた外筒とを有し、
前記外筒の前記閉止部の内側にある前記内筒の周壁には前記内筒の内部に連通する貫通孔が設けられ、
前記間隙から流入した空気が前記内筒と前記外筒の間で加熱されてから前記貫通孔を介して前記内筒の内部に入るように構成されたことを特徴としている。
請求項2に記載されたVOC燃焼装置は、請求項1記載のVOC燃焼装置において、前記内筒と前記外筒の間に、前記間隙から流入した空気の流路を規制する仕切り板を設けたことを特徴としている。
請求項3に記載されたVOC燃焼装置は、請求項2記載のVOC燃焼装置において、前記内筒及び前記外筒は実質的に同芯の円筒形状であり、
少なくとも、
前記内筒及び前記外筒の軸線に対して所定方向へ鋭角で傾斜した複数の仕切り板が周方向に所定間隔で並ぶ第1の仕切り板群と、
前記内筒及び前記外筒の軸線に対して前記所定方向とは反対向きの方向へ鋭角で傾斜した複数の仕切り板が、前記内筒及び前記外筒の軸線方向について前記第1の仕切り板群に隣接するとともに前記第1の仕切り板群の各仕切り板の間の位置に対応して配置されるように周方向に所定間隔で並ぶ第2の仕切り板群と、を備えたことを特徴としている。
請求項4に記載されたVOC燃焼装置は、請求項1乃至3記載のVOC燃焼装置において、前記燃焼筒で得られた燃焼ガスをタービンの吸気側に送ることによりガスタービンの燃焼装置として利用されることを特徴としている。
請求項1に記載されたVOC燃焼装置によれば、燃料と空気の混合気が混合管を介して燃焼筒内に供給されて燃焼し、燃焼ガスが他端部側の出口から排出されてタービンに供給される。ここで、燃焼器は内筒と外筒の2重管構造になっているので、一端部側の間隙から内筒と外筒の間に流入したVOCを含む空気は、加熱した内筒に接触して予熱されつつ長い滞留時間を経て貫通孔から内筒の内部に流入し、タービンに供給される燃焼ガスと混合され、その温度を調節する。このように、貫通孔から内筒内に流入した希釈用の空気は内筒の熱によってすでに予熱された状態にあるので、内筒に入ってからの燃焼による分解反応は速やかに進行し、燃焼ガス中にTHC等の有害物質が増加することはない。
請求項2に記載されたVOC燃焼装置によれば、請求項1による効果に加え、2重管構造の燃焼器の内筒と外筒の間に仕切り板を設けたので、間隙から流入した空気はストレートに閉止部まで流れることなく、その流路は規制されて曲折し、長い滞留時間を経て十分に予熱されてから貫通孔を通って内筒内に流入することができる。従って内筒に入ってからの燃焼による分解反応がさらに速やかに進行し、燃焼ガス中にTHC等の有害物質が増加するおそれはさらに低下する。
請求項3に記載されたVOC燃焼装置によれば、2重管構造の燃焼器の内筒と外筒の間に設けた仕切り板の構造が、燃焼器の軸線方向に対して傾斜して周方向に並んだ複数の仕切り板を一つの群とするものであり、かつ前記軸線方向について隣り合う群の仕切り板が互いに千鳥状に配置されている。従って、請求項2による効果に加え、間隙から流入した空気は燃焼器の軸線方向について仕切り板の複数の群に規制されてジグザグ状の流路を形成し、長い滞留時間を経て十分に予熱されてから貫通孔を通って内筒内に流入することができる。従って内筒に入ってからの燃焼による分解反応がさらに一層速やかに進行し、燃焼ガス中にTHC等の有害物質が増加するおそれはさらに一層低下する。
請求項4に記載されたVOC燃焼装置によれば、請求項1乃至3記載のVOC燃焼装置をガスタービンの燃焼装置として利用することができるので、VOCの加熱分解処理とともに、ガスタービンによって動力を得ることができ、さらに燃焼ガスから熱を取り出して利用することもできるという効果がある。
以下本発明の最良の実施の形態につき、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態に係るVOC燃焼装置であるガスタービン燃焼器の断面図、図2は同ガスタービン燃焼器の一部を切り欠いて燃料が供給される上端側から見た斜視図、図3は実施形態と従来品との駆動条件による効果の差異を示す表図、図4は実施形態と従来品のCO分解率を燃料条件別に示したグラフ図、図5は実施形態と従来品のTHC分解率を燃料条件別に示したグラフ図である。
図1及び図2に示す本例のVOC燃焼器1(以下、単に「燃焼器1」とも呼ぶ。)は、印刷・塗装等の工場等において有機溶剤等の使用に由来するVOCガスを処理するための装置であるが、ここで得られる燃焼ガスは動力源のガスタービン装置に供給されて発電等に利用され、また給湯・冷房等の熱源ともなりうる。すなわち、本例の燃焼器1は、有害物質処理装置であるとともに、ガスタービン装置の燃焼器としても機能する。
図1に示すように、この燃焼器1は上面が閉止され、下面が燃焼ガスの出口2として開放された略円筒形の容器であり、その出口2は図示しないガスタービンのハウジングに接続連通されている。燃焼器1は円筒形のケース3に収納されており、このケース3内には図1中矢印で示すようにVOCを含む空気が供給される。燃焼器1の上面には混合管4が設けられており、混合管4の吸入口4aからケース3内のVOCを含む空気が流入し、また混合管4に設けられてケース3の上面を貫通する燃料ノズル5にはケース3の外部から燃料が供給され、これによって混合管4は混合気を燃焼器1内に供給することができる。そして混合気は燃焼器1内で点火され、開放された下面の出口2から燃焼ガスとなって図示しないガスタービンに導かれる。
なお、混合管4は、燃料供給量が相対的に多い燃焼用のメイン混合管と、燃料供給量が相対的に少ない着火用のパイロット混合管の2種類を有している。
前記燃焼器1は二重壁構造であり、同芯(同軸)で周壁の間隔が一定とされた内筒6と外筒7からなる。内筒6は、混合気が供給される上方の大径部6aと、燃焼ガスを排出する下方の小径部6bと、両部をつなぐテーパ部6cからなり、小径部6bには燃焼ガスの温度を調整するために空気を取り入れる希釈孔8が貫通して設けられている。内筒6は、閉止された大径部の上面側から混合管4によって混合気を供給されて内部で燃焼させ、この燃焼ガスに小径部6bの希釈孔8から空気を加えて温度を調整し、小径部6bの開放された下端の出口2から燃焼ガスを排出してガスタービンに供給する。
外筒7は、前記内筒6の外側に所定の間隔をおいて設けられる筒体であり、内筒6と同様に、上方の大径部7aと下方の小径部7bがテーパ部7cで一体とされた構造を有する。外筒7の大径部7aと内筒6の大径部6aの間隙は開放された周状の空気導入口9とされており、ケース3内の空気がこの空気導入口9から両筒6,7の間の壁間空間Sに流入するように構成されている。また、外筒7の小径部7bの軸方向の長さは内筒6の小径部6bよりも短く、外筒7の小径部7bは内筒6の小径部6bの希釈孔8を覆い、内筒6の小径部6bの軸方向の略中央部において周壁の外面に周状に固定されて前記壁間空間Sの下端を閉止している。
また、前記壁間空間S内には、空気導入口9から流入した空気の流路を規制する複数の仕切り板10が以下に説明するような所定のパターンで設けられている。この仕切り板10は内筒6と外筒7の間隔に略相当する高さ(内筒6及び外筒7の半径方向についての寸法)を備えた矩形の板材である。そして、内筒6及び外筒7の軸線に対して所定方向へ鋭角で傾斜した複数の仕切り板10が周方向に所定間隔で並び、一つの仕切り板群を構成しており、この仕切り板群が内筒6及び外筒7の軸線に対して複数群隣接して設けられている。隣接する他の仕切り板群は、前記所定方向とは反対向きの方向へ鋭角で傾斜した複数の仕切り板10からなり、これら複数の仕切り板10が、隣接する仕切り板群の各仕切り板10の間の位置に対応して配置されるように周方向に所定間隔で並んでいる。すなわち、各群の仕切り板10は前記壁間空間S内で内筒6と外筒7の軸線方向についてジグザグ状に並び、隣接する各群の仕切り板10は互いに千鳥状に配置されている。従って、空気導入口9から壁間空間S内に流入した空気は、内筒6と外筒7の軸線方向に沿って直線的に流れるのではなく、仕切り板10に流路を規制され、より長い屈曲した経路で壁間空間Sを流れ、その間に内筒6に加熱されて温度が上昇した状態で壁間空間Sの下端に至り、内筒6の小径部の希釈孔8から内筒6内に流入することとなる。
以上の構成によれば、ケース3内に流入したVOCを含む空気は、さらに混合管4で燃料と混合されて内筒6内に噴射され、燃焼するので、この空気に含まれるVOCは熱によって分解される。また、ケース3内に流入したVOCを含む空気は、燃焼器1の空気導入口9から壁間空間S内にも流入し、仕切り板10に当たって蛇行しながら内筒6に加熱され、壁間空間Sの下端で内筒6の小径部の希釈孔8から内筒6内に流入する。このように、本例のVOC燃焼装置においては、燃焼ガスの温度調節のため燃焼器1内の燃焼ガスに希釈孔8から加えられる空気は、壁間空間Sに滞留する間に十分に加熱されるので、この希釈用の空気に含まれるVOCは燃焼・分解されてしまい、燃焼ガス中にはTHC等の有害成分が含まれず、環境汚染のおそれがない。
図3は本例と従来品との条件毎のCO分解率とTHC分解率の差異を示す表図であり、図4は本例と従来品のCO分解率を条件別に示したグラフ図、図5は本例と従来品のTHC分解率を条件別に示したグラフ図である。ここで「温度条件」とはガスタービンに供給される燃焼ガスの温度を示し、「燃料条件」とは、メイン混合管とパイロット混合管における燃料流量(ml/s)の組み合わせ条件を示しており、本例では6種類を示した。「CO分解率」と「THC分解率」は、各成分ガスについての分解率を示すものであり、ここで分解率とは、燃焼器1における各ガスの(入口濃度−出口濃度)÷入口濃度を示すものである。また「二重壁」は本例、「STD」は従来品を示す。いずれの温度条件及び燃料条件においても、本例は従来品よりも高い分解率を示し、希釈用空気内のVOCが有効に加熱分解されていることが実証された。
図6は、本例と従来品について、VOCを混入していない状態における全体当量比と燃焼器出口平均温度の関係を示すグラフ図である。ここで、燃焼器出口平均温度は負荷に対応すると考えられるので、この図から分かるように、同一の燃焼器出口平均温度すなわち同一負荷においては、2重壁の本例は1重壁の従来品よりも全体当量が小さく、燃料が少なくて済む。逆に言えば、同一の全体当量比であれば、2重壁の本例は1重壁の従来品よりも燃焼器出口平均温度が高く、すなわちより大きい負荷を負担できる。このように、本例によれば、従来品よりも熱効率が高く、特に熱源乃至動力源としてのガスタービン燃焼器として優れている。
なお、本例のVOC燃焼装置はガスタービン燃焼器を兼ねていたが、熱源乃至動力源としての機能は考慮せず、本発明をVOC等の不要物質を処理する専用の処理装置として利用できることはいうまでもない。
図1は本発明の実施形態(本例)に係るVOC燃焼装置であるガスタービン燃焼器の断面図である。 図2は本例のガスタービン燃焼器の一部切欠斜視図である。 図3は本例と従来品との駆動条件による効果の差異を示す表図である。 図4は本例と従来品のCO分解率を燃料条件別に示したグラフ図である。 図5は本例と従来品のTHC分解率を燃料条件別に示したグラフ図である。 図6は本例と従来品について、全体当量比と燃焼器出口平均温度の関係を示すグラフ図である。 図7は従来のガスタービン燃焼器の一例における縦断面図である。
符号の説明
1 燃焼器(VOC燃焼器)
4 混合管
6 内筒
7 外筒
8 希釈孔
9 空気導入口
10 仕切り板
S 壁間空間

Claims (4)

  1. 供給された燃料とVOCガスを含む空気とを混合して燃焼させる燃焼筒を備えたVOC燃焼装置において、
    前記燃焼筒が、
    閉止された一端部側から混合管を介して供給された燃料と空気の混合気を内部で燃焼させ、開放された他端部側から燃焼ガスを排出して前記タービンに供給する内筒と、
    前記内筒の外側に間隔をおいて設けられ、前記内筒の一端部側には前記内筒との間に空気を取り入れるための間隙が設けられるとともに前記内筒の他端部側には前記内筒の周壁に固定された閉止部が設けられた外筒とを有し、
    前記外筒の前記閉止部の内側にある前記内筒の周壁には前記内筒の内部に連通する貫通孔が設けられ、
    前記間隙から流入した空気が前記内筒と前記外筒の間で加熱されてから前記貫通孔を介して前記内筒の内部に入るように構成されたことを特徴とするVOC燃焼装置。
  2. 前記内筒と前記外筒の間に、前記間隙から流入した空気の流路を規制する仕切り板を設けたことを特徴とする請求項1記載のVOC燃焼装置。
  3. 前記内筒及び前記外筒は実質的に同芯の円筒形状であり、
    少なくとも、
    前記内筒及び前記外筒の軸線に対して所定方向へ鋭角で傾斜した複数の仕切り板が周方向に所定間隔で並ぶ第1の仕切り板群と、
    前記内筒及び前記外筒の軸線に対して前記所定方向とは反対向きの方向へ鋭角で傾斜した複数の仕切り板が、前記内筒及び前記外筒の軸線方向について前記第1の仕切り板群に隣接するとともに前記第1の仕切り板群の各仕切り板の間の位置に対応して配置されるように周方向に所定間隔で並ぶ第2の仕切り板群と、を備えたことを特徴とする請求項2記載のVOC燃焼装置。
  4. 前記燃焼筒で得られた燃焼ガスをタービンの吸気側に送ることによりガスタービンの燃焼装置として利用されることを特徴とする請求項1乃至3記載のVOC燃焼装置。
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