JP3849494B2 - 廃棄物処理装置 - Google Patents

廃棄物処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3849494B2
JP3849494B2 JP2001344141A JP2001344141A JP3849494B2 JP 3849494 B2 JP3849494 B2 JP 3849494B2 JP 2001344141 A JP2001344141 A JP 2001344141A JP 2001344141 A JP2001344141 A JP 2001344141A JP 3849494 B2 JP3849494 B2 JP 3849494B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
catalyst
temperature measuring
temperature
output
heating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001344141A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003145118A (ja
Inventor
雅信 河合
英夫 富田
剛 羽田野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2001344141A priority Critical patent/JP3849494B2/ja
Publication of JP2003145118A publication Critical patent/JP2003145118A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3849494B2 publication Critical patent/JP3849494B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Incineration Of Waste (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は主として家庭用又は業務用の廃棄物を加熱処理する廃棄物処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の廃棄物処理装置としては、例えば、特開平11−76987号公報に記載されているようなものがあった。図6は、前記公報に記載された従来の廃棄物処理装置の断面図を示すものである。
【0003】
図6において、1は生ごみ等の廃棄物を収容する容器で、2は電気ヒータからなる加熱手段で、容器1底部に隣接して設けられ、容器1を加熱していた。3は本体部で、容器1と加熱手段2を内側に収めていた。4は本体部3上部に設けられた蓋である。5は本体部3と蓋4を接続する蝶番であり、これによって本体部3と蓋4を接続したまま開閉出来る構成になっていた。6は容器1内部で発生したガスを、酸化処理した後に外部に排出する触媒部で、蓋4の内部に設けられていた。7は触媒部6に隣接して設けられた触媒加熱ヒータで、触媒部6を加熱することによって、容器1内部で発生したガスの酸化処理を促進していた。
【0004】
そして上記構成において、まず蓋4を持ち上げ、容器1が本体部3から取り出せる様にした。この際、蓋4と本体部3は蝶番5で接続されている。その後、容器1を本体部3から取り出し、容器1に廃棄物を投入したのち再び容器1を本体部3内側に収め、蓋4を閉めた。
【0005】
その後、加熱手段2とともに触媒加熱ヒータ7に通電を開始した。その結果徐々に容器1の底面の温度が上昇した。それに伴い投入した廃棄物の温度も上昇し、廃棄物から蒸気、乾留ガスが順次発生して廃棄物が炭化された。一方、発生したガスは触媒部6内部を通過し、触媒加熱ヒータ7によって加熱され、表面が活性化した触媒部6によって酸化分解されたのちに、外部に排出された。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の構成では触媒部6に空気が供給されないために、廃棄物から発生する蒸気や乾留ガスが大量の場合、空気不足によって触媒部6における酸化分解が十分に行えず、乾留ガスや一酸化炭素、あるいは臭気成分が外部に排出されるという課題があった。
【0007】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、容器内から発生するガスの酸化分解を確実に行うことができる廃棄物処理装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記従来の課題を解決するために、本発明の廃棄物処理装置は廃棄物を収容する容器を加熱する加熱手段と、前記容器の内部から発生するガスを処理する触媒部と、前記触媒部に空気を送る送風手段と、前記触媒部の下流部分に内蔵され前記触媒部を加熱する触媒加熱手段と、前記触媒部の上流部分に内蔵され前記触媒部の温度を計測する温度計測手段と、前記温度計測手段の出力に応じて前記送風手段を制御する制御手段を備え、前記制御手段は、前記温度計測手段の出力が所定の閾値を超えた場合に出力増加の割合に応じて前記送風手段による送風量を増加させ、その後出力が所定の閾値を下回った場合に出力減少の割合に応じて前記送風手段による送風量を減らすように制御するものである。
【0009】
これによって、乾留ガスが触媒部に供給されると酸化反応が始まり、乾留ガスの量に応じた発熱が起こり、触媒部の温度が上昇することから、温度計測手段の出力が増加し、この出力の大きさによって乾留ガスの発生量を逆に推定することができる。すなわち、温度計測手段の出力に応じて制御手段が送風手段による送風量を調整するため、必要な酸素が触媒部に送られる。この結果、触媒部において酸化分解を確実に行うことができるので、乾留ガスや一酸化炭素、あるいは臭気成分が外部に排出されることを防止できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、廃棄物を収容する容器を加熱する加熱手段と、前記容器の内部から発生するガスを処理する触媒部と、前記触媒部に空気を送る送風手段と、前記触媒部の下流部分に内蔵され前記触媒部を加熱する触媒加熱手段と、前記触媒部の上流部分に内蔵され前記触媒部の温度を計測する温度計測手段と、前記温度計測手段の出力に応じて前記送風手段を制御する制御手段を備え、前記制御手段は、前記温度計測手段の出力が所定の閾値を超えた場合に出力増加の割合に応じて前記送風手段による送風量を増加させ、その後出力が所定の閾値を下回った場合に出力減少の割合に応じて前記送風手段による 送風量を減らすように制御するものである。
【0011】
そして、乾留ガスが触媒部に供給されると酸化反応が始まり、乾留ガスの量に応じた発熱が起こり、触媒部の温度が上昇することから、温度計測手段の出力が増加し、この出力の大きさによって乾留ガスの発生量を逆に推定することができる。そして、温度計測手段の出力に応じて制御手段が送風手段による送風量を調整する様にしているため、必要な酸素が触媒部に送られる。この結果、触媒部において酸化分解を確実に行うことができるので、乾留ガスや一酸化炭素、あるいは臭気成分が外部に排出されることを防止できる。
【0012】
ここで、更に詳しく述べる。温度計測手段を触媒加熱手段から離れた、触媒部の上流部分に設けているため、温度計測手段近傍の触媒部温度は、触媒加熱手段近傍の触媒部温度よりも低温である。かつ、装置の運転開始時や、触媒加熱手段の発熱量が変動する場合において、温度計測手段近傍の触媒部温度は触媒加熱手段の影響が小さい。
【0013】
このため、乾留ガスの酸化処理に伴う発熱量が小さい場合にも触媒部の温度上昇を検知することができる。すなわち乾留ガスの発生の検知が容易になる。このため、制御手段が送風手段による送風量をより最適に調整することができ、必要な酸素を触媒部に送ることができる。この結果、触媒部においてガスの酸化分解を確実に行うことができるので乾留ガスや一酸化炭素、あるいは臭気成分が外部に排出されることが抑制できる。
【0014】
請求項2に記載の発明は、特に、請求項1に記載の廃棄物処理装置において、触媒加熱手段と温度計測手段との間を、触媒加熱手段近傍の触媒部よりも熱伝導率の低い材料又は空間で、熱抵抗を大きくするものである。
【0015】
そして、熱伝導率の低い材料又は空間があるために、温度計測手段近傍の触媒部が触媒加熱手段から受ける熱量が減り、温度計測手段近傍の触媒部温度が触媒加熱手段近傍の触媒部に比べて低温に押さえられる。また、装置の運転開始時や、触媒加熱手段の発熱量が変動する場合において、温度計測手段近傍の触媒部温度は触媒加熱手段の影響が非常に小さくなる。
【0016】
このため、乾留ガスの酸化処理による発熱が比較的少量であっても、温度計測手段によって触媒部の温度上昇を敏感に検知することができる。このため、制御手段が送風手段による送風量をより早く調整することができ、必要な酸素を触媒部に送ることができる。この結果、触媒部においてガスの酸化分解を確実に行うことができるので乾留ガスや一酸化炭素、あるいは臭気成分が外部に排出されることが防止できる。
【0017】
請求項3に記載の発明は、廃棄物を収容する容器を加熱する加熱手段と、前記容器の内部から発生するガスを処理する第1の触媒部と、前記第1の触媒部に空気を送る送風手段と、前記第1の触媒部の温度を計測する温度計測手段と、前記第1の触媒部の下流に位置する第2の触媒部と、前記第2の触媒部に内蔵されこの第2の触媒部を加熱する触媒加熱手段と、前記温度計測手段の出力に応じて前記送風手段を制御する制御手段を備え、前記制御手段は、前記温度計測手段の出力が所定の閾値を超えた場合に出力増加の割合に応じて前記送風手段による送風量を増加させ、その後出力が所定の閾値を下回った場合に出力減少の割合に応じて前記送風手段による送風量を減らすように制御するものである。
【0018】
そして、触媒加熱手段と温度計測手段を、完全に分離した2つの触媒部にそれぞれ取り付けたことによって、触媒加熱手段から第1の触媒部への熱伝導が無く、第1の触媒部の温度が低温に押さえられる。また、装置の運転開始時や、触媒加熱手段の発熱量が変動する場合においても、温度計測手段近傍の触媒部温度は触媒加熱手段の影響がほぼ無くなる。
【0019】
このため、乾留ガスの酸化処理による発熱が比較的少量であっても、温度計測手段によって第1の触媒部の温度上昇を敏感に検知することができる。このため、制御手段が送風手段による送風量をより最適に調整することができ、必要な酸素を触媒部に送ることができる。この結果、触媒部において乾留ガスの酸化分解を確実に行うことができるので、乾留ガスや一酸化炭素、あるいは臭気成分が外部に排出されることが確実に防止できる。
【0020】
また、触媒を第1の触媒部と第2の触媒部の2つに分離することによって2種類の触媒を使って乾留ガスの酸化処理をすることが出来る。例えば低温で活性が高い触媒と、高温で活性が高い触媒の2つを組み合わせて用いれば、幅広い温度域の乾留ガスを効率的に処理することが出来る。
【0021】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の温度計測手段が、第1の触媒部の送風手段側の表面近傍温度を計測するように設けたものである。
【0022】
第1の触媒部による酸化処理は、乾留ガスが最初に第1の触媒部に触れる部分、すなわち第1の触媒部の送風手段側の表面近傍で最初に始まる。このため、温度計測手段が第1の触媒部の送風手段側の表面近傍温度を計測することによって、より早く酸化処理によって起こる発熱量の変化を検知することができる。このため運転初期の乾留ガスの発生を早く検出でき、必要な酸素を所定量第1の触媒部に送ることができるために、運転初期の乾留ガスの酸化処理が確実に実施できる。
【0023】
請求項5に記載の発明は、特に請求項4に記載の温度計測手段の先端部の表面に触媒を担持したものである。
【0024】
そして、乾留ガスが触媒部又は第1の触媒部(以下、触媒部と呼ぶ)に供給されると、触媒部で乾留ガスの酸化処理が始まり、触媒部の温度が上昇する。触媒部の温度が上昇すると、温度計測手段に熱が伝わり、温度計測手段の温度が上昇する。このとき同時に、温度計測手段に担持された触媒によっても一部の乾留ガスが酸化処理され、温度計測手段の温度はさらに上昇する。このため、触媒部の温度上昇に対する温度計測手段の出力の追従が非常に早くなっている。また、組立時に温度計測手段と触媒部の間に若干の空間が生じて、触媒部から温度計測手段への熱の伝わりが悪い場合にも、温度計測手段の温度の上昇が著しく遅れることを防ぐことができる。
【0025】
これらの結果、乾留ガスの発生量の変化をより早く検出することができ、乾留ガスの発生量の変化に即時に対応して制御手段が送風手段を制御でき、必要な酸素を触媒部に送ることが出来るために、乾留ガスの酸化処理が確実に実施できる。また、装置の組立のばらつきによる温度計測手段の精度の悪化を防ぐことができ、装置の精度が安定する。
【0026】
請求項6に記載の発明は、廃棄物を収容する容器を加熱する加熱手段と、前記容器の内部から発生するガスを処理する第1の触媒部と、前記第1の触媒部に空気を送る送風手段と、前記第1の触媒部の下流に位置する第2の触媒部と、前記第2の触媒部を加熱する触媒加熱手段と、前記第1の触媒部と前記第2の触媒部との間の空間温度を計測すると共に表面に触媒を担持した温度計測手段と、前記温度計測手段の出力に応じて前記送風手段を制御する制御手段を備え、前記制御手段は、前記温度計測手段の出力が所定の閾値を超えた場合に出力増加の割合に応じて前記送風手段による送風量を増加させ、その後出力が所定の閾値を下回った場合に出力減少の割合に応じて前記送風手段による送風量を減らすように制御するものである。
【0027】
そして、温度計測手段に直接触媒を担持しているために、乾留ガスの酸化処理に伴う触媒の発熱によって、温度計測手段そのものが発熱する。また、触媒部と比較して温度計測手段の熱容量が小さいために、触媒部に温度計測手段を取り付ける場合と比較して、温度計測手段の温度が急激に上昇する。そのため、温度計測手段の温度上昇が非常に早くなっており、乾留ガスの発生をより早く検知することができる。そして、制御手段が送風手段に働きかけ、送風量を直ぐに変化させることができ、必要な酸素を所定量触媒部に送ることができるので、乾留ガスの酸化処理が確実に実施できる。
【0028】
また、温度計測手段を第1の触媒部でなく、空間部分に取り付けるために簡単に組立をすることができるという利点もある。
【0029】
【実施例】
以下本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0030】
(実施例1)
図1は、本発明の実施例1における廃棄物処理装置の断面図を示すものである。
【0031】
図1において、20は生ごみ、使用済みおむつ等の廃棄物を収容する有底で開口部にフランジを持つ容器である。20Aは容器20の開口部の内側に突出し設けられた取っ手である。21は容器20を中に含みかつ容器20のフランジ部を支える中空構成の本体部である。22は電気ヒータからなる加熱手段で、容器20の底の下部に位置し、ヒータ取り付け具22Aによって本体部21に固定されている。23は容器20の開口部を覆い、外部と遮断する内蓋であり、容器20のフランジ部分により支えられている。24は容器20および内蓋23を外部と遮断する外蓋であり、本体部21の開口部上端位置に取り付けられ、開閉自在となっている。24Aは外蓋24の下面に突出して設けられた固定具である。25は外蓋25の上部に設けられた配管であり、内部に触媒部26を内包している。27は電気ヒータからなる触媒加熱手段であり、触媒部26の下流部、すなわち触媒部26の上部から下部までの長さのうちの上部から3分の1の部分に内部を貫通して取り付けられている。28は温度センサからなる温度計測手段であり、触媒部26の上流部、すなわち触媒部26の下部の内部に取り付けられている。29はファンからなる送風手段で、配管25の下部の側面に取り付けられ、配管25内部に向いている。30は導出管であり、内蓋23の中央部に設けられ、容器20内部と配管25内部を連通している。31はコントローラからなる制御手段であり、温度計測手段28の出力によって送風手段29の送風量を制御している。
【0032】
以上のように構成された廃棄物処理装置について、以下その動作、作用を説明する。
【0033】
まず外蓋24を取り外す。その後、取っ手20Aを掴んで容器20を本体部21から取り出し、容器20内部に生ごみ、使用済みおむつ等の廃棄物Aを投入する。その後、再び取っ手20Aを掴んで容器20を本体部21内に収める。そして外蓋24を本体部21に固定する。この時、固定具24Aによって内蓋23が容器20のフランジ部に押し当てられ、さらに容器20が本体部21の上部に押し付けられる。このため、容器20のフランジ部と本体部21との間に若干のごみが挟まっていても処理中に容器20が動くことの無いようにしっかり固定することが出来る。また、容器20内部で発生する乾留ガスを内蓋23によって内部の空間にしっかり閉じ込めることができる。
【0034】
そして加熱手段22への通電が開始され、加熱手段22が容器20の底部を加熱する。また同時に触媒加熱手段27への通電も開始され、触媒部26の下流部分から加熱されて行く。更にこのとき送風手段29が作動し、配管25内部に所定量の空気が送風される。送風された空気は触媒部26に向かって進み、触媒部26を通過して外部に流出する。
【0035】
その後、容器20の内部は温度上昇し、廃棄物Aから蒸気がまず発生する。この時蒸気が容器20内部に充満し、内部の空気を導出管30の方に押し出す。このため容器20内部は処理の初期段階で、酸素濃度が低くなる。さらに廃棄物Aの温度が上昇すると蒸気の発生が無くなり、廃棄物Aに含まれる可燃成分がガス化し、乾留ガスとなって容器20内に充満する。
【0036】
廃棄物Aから発生する乾留ガスの量が増すに従い、容器20内の圧力が高まり、ガスは導出管30から押し出される。押し出された乾留ガスは導出管30を通って配管25内部に流入し、送風手段29によって送風された空気と混合しながら触媒部26に流入する。触媒部26において乾留ガスは酸化処理され、二酸化炭素と水など無害な気体に分解浄化される。その結果、乾留ガスの脱臭が図れる。
【0037】
さらに処理が進み、廃棄物Aから発生する乾留ガスの量が増すと、触媒部26における酸化処理が活発になり、乾留ガスの量に応じた発熱が起こり、触媒部26の温度が上昇する。それに伴って触媒部26の温度を計測する温度計測手段28の出力が増加し、所定の閾値を超えた場合にその出力増加の割合に応じて制御手段31が送風手段29による送風量を増加させる。この結果、触媒部26に必要な酸素が送られ、乾留ガスの酸化分解が十分に行え、乾留ガスや一酸化炭素、あるいは臭気成分が外部に排出されることを防止出来る。逆に処理が終了に近くなり、廃棄物Aから発生する乾留ガスの量が減ってくると、触媒部26における酸化処理の量が減少して発熱量が減り、触媒部26の温度が低下する。それに伴って触媒部26の温度を計測する温度計測手段28の出力が減少する。この出力が所定の閾値を下回った場合に、出力減少の割合に応じて制御手段31が送風手段29による送風量を減らす。この結果、必要以上に送風手段29を動作させることなく、省エネルギーを図ることができる。なお、制御手段31が送風量を制御する際の温度計測手段28の出力増減に対する閾値と、出力の増減割合と送風手段29による送風量との関係についてはあらかじめ実験によって求めている。
【0038】
ここで、温度計測手段28を、触媒加熱手段27から離れた触媒部26の上流部分に設けているため、温度計測手段28近傍の触媒部温度は、触媒加熱手段27近傍の触媒部温度よりも低温である。また、装置の運転開始時や、触媒部26の温度調整のため、触媒加熱手段27の発熱量が変動する場合においても、温度計測手段28近傍の触媒部温度は触媒加熱手段27の影響が小さくなる。
【0039】
したがって、乾留ガスの酸化処理に伴う発熱量が小さい場合にも触媒部26の温度上昇を検知することができる。すなわち乾留ガスの発生及び、発生量の増加の検知が容易になっている。
【0040】
この結果、制御手段31が送風手段29による送風量をより最適に調整することができ、必要な酸素を触媒部26に送ることができる。この結果、触媒部26において乾留ガスの酸化分解を確実に行うことができるので乾留ガスや一酸化炭素、あるいは臭気成分が外部に排出されることを抑制できる。
【0041】
酸化処理後の乾留ガスは、配管25外部に排出される。なお、乾留ガスが出た後に残る廃棄物Aは炭化されて炭状になる。
【0042】
以上のように、本実施例においては、触媒部26の上流部分に温度計測手段28を設けて、この出力に応じて送風手段29の送風量を制御する制御手段31を設ける構成にしたことによって、乾留ガスの発生量の変化を検知することができ、制御手段31が送風手段29による送風量を調整するので、必要な酸素が触媒部26に送られる。その結果、触媒部26において乾留ガスの酸化処理を行うことが出来る。
【0043】
なお本実施例では、生ごみ、使用済みおむつ等を容器20に投入する場合を説明したが、容器20に陶磁器や注射器等金属を含むものを入れ、加熱処理する装置として用いてもかまわない。あるいは温度を低温に調節してプラスチック減容機として用いてもかまわない。
【0044】
(実施例2)
図2は、本発明の実施例2における廃棄物処理装置の要部拡大図を示すものである。図2において、実施例1の構成と異なるところは、触媒加熱手段27と温度計測手段28との間を、触媒加熱手段27近傍の触媒部よりも熱伝導率の低い、空間32で、部分的に熱抵抗を大きくした点である。
【0045】
以上のように構成された廃棄物処理装置について、以下その動作、作用を説明する。
【0046】
まず、容器20内部に生ごみ、使用済みおむつ等の廃棄物Aを収容する。そして加熱手段22への通電が開始され、加熱手段22が容器20の底部を加熱する。その後、容器20の内部は温度上昇し、廃棄物Aから乾留ガスの発生が始まる。一方、加熱手段22への通電と同時に送風手段29が作動し、配管25を通って触媒部26に対して所定量の空気が送風される。また同時に触媒加熱手段27への通電も開始され、触媒部26の下流部分から加熱されて行く。
【0047】
このとき、触媒加熱手段27と温度計測手段28の間に熱伝導率の低い空間32を設けているために、触媒加熱手段27から触媒部26を通して温度計測手段28に伝わる熱量が減り、温度計測手段28近傍の触媒部温度が触媒加熱手段27近傍の触媒部に比べて低温に押さえられる。また、装置の運転開始時や、触媒部26の温度調整のため、触媒加熱手段27の発熱量が変動する場合においても、温度計測手段28近傍の触媒部温度は触媒加熱手段27の影響が非常に小さくなる。
【0048】
したがって、乾留ガスの酸化処理に伴う発熱量が小さい場合にも触媒部26の温度上昇を検知することができる。すなわち乾留ガスの発生量の変化を容易に検知できる。
【0049】
このため、制御手段31が送風手段29による送風量をより最適に調整することができ、必要な酸素を触媒部26に送ることができる。この結果、触媒部26においてガスの酸化分解を確実に行うことができるので乾留ガスや一酸化炭素、あるいは臭気成分が外部に排出されることを防止できる。
【0050】
以上のように、本実施例においては、触媒加熱手段27と温度計測手段28との間を、触媒加熱手段27近傍の触媒部よりも熱伝導率の低い、温度計測手段28よりも大きい容積の空間32で、部分的に熱抵抗を大きくしたことによって、触媒加熱手段27による温度計測手段28への影響を小さくすることができ、触媒部26の温度上昇を敏感に検知でき、送風手段29が触媒部26に対して必要な酸素を送ることができるため、乾留ガスの酸化分解を確実に行うことができる。
【0051】
なお、本実施例では空間32を設けた例で説明したが、空間で無くとも、触媒部26と比較して熱伝導の悪い材料であれば同様の効果が得られる。
【0052】
また、空間32で熱抵抗を部分的に大きくしたが、部分的ではなく、全体的に大きくしても問題ない。
【0053】
(実施例3)
図3は、本発明の第3の実施例における廃棄物処理装置の要部拡大図を示すものである。
【0054】
図3(a)において、実施例1の構成と異なるところは配管25の内部に第1の触媒部33を設け、第1の触媒部33の、送風手段29側の表面温度を計測する温度計測手段34を設けた点と、第1の触媒部33の下流の配管25内部に第2の触媒部35を設け、第2の触媒部35の内部を貫通して触媒加熱手段36を設けた点である。図3(b)には温度計測手段34の先端部の拡大断面図であり、温度計測手段34の先端部分の表面に触媒が担持されている。
【0055】
以上のように構成された廃棄物処理装置について、以下その動作、作用を説明する。
【0056】
まず、容器20内部に生ごみ、使用済みおむつ等の廃棄物Aを収容する。そして加熱手段22への通電が開始され、加熱手段22が容器20の底部を加熱する。その後、容器20の内部は温度上昇し、廃棄物Aからガスの発生が始まる。一方、加熱手段22への通電と同時に送風手段29が作動し、配管25を通って第1の触媒部33に対して所定量の空気が送風される。また同時に触媒加熱手段36への通電も開始され、第2の触媒部35が加熱される。そして、第2の触媒部35からの輻射熱によって、第1の触媒部33も徐々に加熱される。
【0057】
発生した乾留ガスは送風手段29によって送風された空気と混合しながら第1の触媒部33に流入し、第1の触媒部33で乾留ガスの酸化処理が始まり、第1の触媒部33の温度が上昇する。第1の触媒部33の温度が上昇すると、温度計測手段34に熱が伝わり、温度計測手段34の温度が上昇する。このとき同時に、温度計測手段34に触媒を担持している効果で、一部の乾留ガスが酸化処理され、温度計測手段34の温度も上昇する。このため、第1の触媒部33の温度上昇に対する温度計測手段34の出力の追従が非常に早くなっている。また、温度計測手段34に触媒を担持しているための別の効果として、組立時に温度計測手段34と第1の触媒部33の間に若干の空間が生じて、第1の触媒部33から温度計測手段34への熱の伝わりが悪い場合にも、温度計測手段34の温度の上昇が著しく遅れることを防止できる点がある。
【0058】
そして、温度計測手段34の温度上昇が所定の閾値を超えれば、その程度によって、制御手段31が送風手段29の送風量の増加量を最適に制御する。
【0059】
なお、制御手段31が送風量を制御する際の温度計測手段28の出力増加に対する閾値と、出力の増加割合と送風手段29による送風量との関係についてはあらかじめ実験によって求めている。
【0060】
第1の触媒部33で乾留ガスの酸化処理がすべて終わらない場合には下流の第2の触媒部35によって酸化処理が行われ、乾留ガスが十分に処理される。
【0061】
ここで、触媒加熱手段36と温度計測手段34を、完全に分離した2つの触媒部にそれぞれ取り付けたことによって、触媒加熱手段36から第1の触媒部33への熱伝導が無く、第1の触媒部33の温度が低温に押さえられる。また、装置の運転開始時や、第2の触媒部35の温度調整のために、触媒加熱手段36の発熱量が変動する場合においても、温度計測手段34近傍の触媒部温度は触媒加熱手段36の影響がほぼ無くなる。
【0062】
この結果、乾留ガスの酸化処理による発熱が比較的少量であっても温度計測手段34によって第1の触媒部33の温度上昇を敏感に検知することができる。このため、乾留ガスの発生量に対応して、制御手段31が送風手段29による送風をより早く調整することができ、必要な酸素を触媒部に送ることができる。この結果、触媒部において乾留ガスの酸化分解を確実に行うことができるので乾留ガスや一酸化炭素、あるいは臭気成分が外部に排出されることを防止できる。
【0063】
また、触媒を第1の触媒部と第2の触媒部の2つに分離することによって2種類の触媒を使って、効率的に乾留ガスの酸化処理をすることができる。例えば、第1の触媒部33を低温でも活性の高い触媒、第2の触媒部35を高温時に活性が高い触媒とすれば、広い温度範囲の乾留ガスを効率的に処理することできる。また、第1の触媒部が特に効率的に処理できるガスの種類と、第2の触媒部が特に効率的に処理できるガスの種類が異なるようにすることによって、より広い範囲の種類の乾留ガスを酸化処理することもできる。
【0064】
さらに、第1の触媒部33における乾留ガスの酸化処理は、乾留ガスが第1の触媒部33に最初に触れる部分、すなわち第1の触媒部33の送風手段29側の表面近傍で最初に始まることから、温度計測手段34が第1の触媒部33の送風手段29側の表面近傍温度を計測していることによって、より早く酸化処理によって起こる発熱量の変化を検知することができる。そして、温度計測手段34の出力の増減から制御手段31が乾留ガスの発生を早く検出でき、必要な酸素を所定量第1の触媒部33に送ることができるために乾留ガスの酸化処理が確実に実施できる。
【0065】
その後、第1の触媒部33及び第2の触媒部35を通過して酸化処理がなされたガスは配管25の上部から外部に流出する。
【0066】
以上のように、本実施例においては、第1の触媒部33に温度計測手段34を設け、第2の触媒部35に触媒加熱手段36を設けたことによって、温度計測手段34の近傍の触媒部温度が触媒加熱手段36から受ける影響を非常に小さくでき、乾留ガスの発生量の変化が少量であっても検出することができ、乾留ガスの発生量を検知できる。また、温度計測手段34を第1の触媒部33の送風手段29側の表面に設けたことによって、早い段階で第1の触媒部33の温度上昇を検知することができるため、乾留ガスの発生を早く検出できる。さらに、温度計測手段34の表面に触媒を担持したことによって、第1の触媒部33の温度上昇に対する温度計測手段34の出力の追従が非常に早くなっている。また、温度計測手段34を第1の触媒部33に取り付ける際の微妙な位置の違いによる温度計測手段34の出力のばらつきを小さくすることが出来る。
【0067】
これらの結果、乾留ガスや一酸化炭素、あるいは臭気成分が外部に排出されることが確実に防止できる。また、組立のばらつきによる温度計測手段34の精度への悪影響が減り、装置の精度が向上する。
【0068】
(実施例4)
図4は、本発明の第4の実施例における廃棄物処理装置の要部拡大図を示すものである。図4(a)において、実施例3の構成と異なるところは温度計測手段37を第1の触媒部33と第2の触媒部35の間の空間に設けた点である。図4(b)は温度計測手段37の先端部の拡大断面図であり、温度計測手段37の先端部分の表面には触媒が担持されている。
【0069】
以上のように構成された廃棄物処理装置について、以下その動作、作用を説明する。
【0070】
まず、容器20内部に生ごみ、使用済みおむつ等の廃棄物Aを収容する。そして加熱手段22への通電が開始され、加熱手段22が容器20の底部を加熱する。その後、容器20の内部は温度上昇し、廃棄物Aから乾留ガスの発生が始まる。一方、加熱手段22への通電と同時に送風手段29が作動し、配管25を通って第1の触媒部33に対して所定量の空気が送風される。また同時に触媒加熱手段36への通電も開始され、第2の触媒部35が加熱される。そして、第2の触媒部35からの輻射熱によって、第1の触媒部33も徐々に加熱される。
【0071】
発生した乾留ガスは送風手段29によって送風された空気と混合しながら第1の触媒部33に流入する。処理の初期には第1の触媒部33の温度がそれほど高くなく、第1の触媒部33の活性が高くないために、すべての乾留ガスが第1の触媒部33によって酸化処理されることはなく、一部が未処理のまま第1の触媒部33を通過する。この一部の未処理の乾留ガスが、温度計測手段37の表面の触媒によって一部処理されるために、温度計測手段37そのものが発熱する。この時、温度計測手段37の熱容量は、第1の触媒部33と比較して小さいために、第1の触媒部33に温度計測手段37を取り付ける場合と比較して、温度計測手段37の温度は急激に上昇する。これによって、乾留ガスの発生直後に乾留ガスの発生を検出でき、温度計測手段37の出力が所定の閾値を超えれば、制御手段31が送風手段29を作動させ、所定量の空気を第1の触媒部33に送ることができる。未処理のまま第1の触媒部33を通過した乾留ガスは、第2の触媒部35によって、酸化処理され外部に流出する。
【0072】
その後、処理が進むと乾留ガスの発生量が増え、第1の触媒部33における乾留ガスの酸化処理が活発になるため発熱量も多くなる。このため第1の触媒部33の温度が上昇し、第1の触媒部33の下流に位置する温度計測手段37の出力が増加する。すなわち、乾留ガスの発生量の増加を検知することができる。そして、温度計測手段37の出力が所定の閾値を超えた場合に、制御手段31が送風手段29による送風量を制御することによって所定量の空気を第1の触媒部33に送ることができ、乾留ガスの酸化処理が確実に実施できる。
【0073】
ここで、温度計測手段37を第1の触媒部33の内部に埋め込むのではなく、下流部の空間に取り付けているために、装置の組立が簡単で、また温度計測手段37を取り替えるときにも簡単に取り替えることができる構成になっている。
【0074】
なお、制御手段31が送風量を制御する際の温度計測手段28の出力増加に対する閾値と、出力の増加割合と送風手段29による送風量との関係についてはあらかじめ実験によって求めている。
【0075】
以上のように、本実施例においては、先端に触媒を担持した温度計測手段37を第1の触媒部33と第2の触媒部35の間の空間に設けたことによって、温度計測手段37そのものが発熱する。また温度計測手段37の熱容量が小さい分、温度計測手段37の温度が急激に上昇する。
【0076】
これらの結果、乾留ガスの発生及び、発生量の変化を直ぐに検知することができ、必要な酸素を所定量第1の触媒部33に送ることが出来るために、乾留ガス乾留ガスや一酸化炭素、あるいは臭気成分が外部に排出されることが確実に防止できる。
【0077】
また、温度計測手段37を空間に設けることから、温度計測手段37の取り付け、取り外しが簡単になっている。
【0078】
参考例1
図5は、本発明の第参考例における廃棄物処理装置の要部拡大図を示すものである。実施例4の構成と異なるところは第2の触媒部38の触媒加熱手段に触媒を担持したものとした点である。
【0079】
以上のように構成された廃棄物処理装置について、以下その動作、作用を説明する。
【0080】
まず、容器20内部に生ごみ、使用済みおむつ等の廃棄物Aを収容する。そして加熱手段22への通電が開始され、加熱手段22が容器20の底部を加熱する。その後、容器20の内部は温度上昇し、廃棄物Aから乾留ガスの発生が始まる。一方、加熱手段22への通電と同時に送風手段29が作動し、配管25を通って第1の触媒部33に対して所定量の空気が送風される。また同時に第2の触媒部38への通電も開始され、第2の触媒部38が直ちに加熱される。そして、第2の触媒部38からの輻射熱によって、第1の触媒部33も徐々に加熱される。
【0081】
発生した乾留ガスは送風手段29によって送風された空気と混合しながら第1の触媒部33に流入する。乾留ガスは第1の触媒部33においてある程度処理されるが、処理の初期には第1の触媒部33の温度がそれほど高くなく、第1の触媒部33の活性が高くないために、すべての乾留ガスが第1の触媒部33によって酸化処理されることはなく、一部は未処理のまま第1の触媒部33を通過する。そして、この未処理のガスが第2の触媒部38に流入する。ここで、第2の触媒部38は担体がヒータからなるために、通電後直ぐに温度が上がる。このため処理の初期の段階であっても第2の触媒部38の活性は非常に高くなっており、流入する乾留ガスを十分に酸化処理することができる。処理後の乾留ガスは配管25から外部に流出する。
【0082】
以上のように、本参考例においては第2の触媒部38の触媒加熱手段に触媒を担持したことにより、通電後直ぐに触媒が温度上昇し、第2の触媒部38の活性が高まり、乾留ガスの酸化処理を十分に行うことができる。
【0083】
【発明の効果】
以上のように、請求項1〜に記載の発明によれば、温度計測手段の出力からガスの発生量を推定することができるため、制御手段が送風手段による送風量を調整することができ、必要な酸素を触媒部に送ることができる。その結果、触媒部においてガスの酸化処理が十分に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1における廃棄物処理装置の断面図
【図2】 本発明の実施例2における廃棄物処理装置の要部拡大図
【図3】 本発明の実施例3における廃棄物処理装置の要部拡大図
【図4】 本発明の実施例4における廃棄物処理装置の要部拡大図
【図5】 本発明の参考例1における廃棄物処理装置の要部拡大図
【図6】 従来の廃棄物処理装置の構成図
【符号の説明】
20 容器
22 加熱手段
26 触媒部
29 送風手段
27、36触媒加熱手段
28、34、37 温度計測手段
31 制御手段
32 空間
33 第1の触媒部
35、38 第2の触媒部

Claims (6)

  1. 廃棄物を収容する容器を加熱する加熱手段と、前記容器の内部から発生するガスを処理する触媒部と、前記触媒部に空気を送る送風手段と、前記触媒部の下流部分に内蔵され前記触媒部を加熱する触媒加熱手段と、前記触媒部の上流部分に内蔵され前記触媒部の温度を計測する温度計測手段と、前記温度計測手段の出力に応じて前記送風手段を制御する制御手段を備え、前記制御手段は、前記温度計測手段の出力が所定の閾値を超えた場合に出力増加の割合に応じて前記送風手段による送風量を増加させ、その後出力が所定の閾値を下回った場合に出力減少の割合に応じて前記送風手段による送風量を減らすように制御する廃棄物処理装置。
  2. 触媒加熱手段と温度計測手段との間を、前記触媒加熱手段近傍の触媒部よりも熱伝導率の低い材料又は空間で、熱抵抗を大きくする請求項1記載の廃棄物処理装置。
  3. 廃棄物を収容する容器を加熱する加熱手段と、前記容器の内部から発生するガスを処理する第1の触媒部と、前記第1の触媒部に空気を送る送風手段と、前記第1の触媒部の温度を計測する温度計測手段と、前記第1の触媒部の下流に位置する第2の触媒部と、前記第2の触媒部に内蔵されこの第2の触媒部を加熱する触媒加熱手段と、前記温度計測手段の出力に応じて前記送風手段を制御する制御手段を備え、前記制御手段は、前記温度計測手段の出力が所定の閾値を超えた場合に出力増加の割合に応じて前記送風手段による送風量を増加させ、その後出力が所定の閾値を下回った場合に出力減少の割合に応じて前記送風手段による送風量を減らすように制御する廃棄物処理装置。
  4. 温度計測手段は第1の触媒部の送風手段側の表面近傍温度を計測するように設けた請求項3記載の廃棄物処理装置。
  5. 温度計測手段の先端部の表面に触媒を担持した請求項4記載の廃棄物処理装置。
  6. 廃棄物を収容する容器を加熱する加熱手段と、前記容器の内部から発生するガスを処理する第1の触媒部と、前記第1の触媒部に空気を送る送風手段と、前記第1の触媒部の下流に位置する第2の触媒部と、前記第2の触媒部を加熱する触媒加熱手段と、前記第1の触媒部と前記第2の触媒部との間の空間温度を計測すると共に表面に触媒を担持した温度計測手段と、前記温度計測手段の出力に応じて前記送風手段を制御する制御手段を備え、前記制御手段は、前記温度計測手段の出力が所定の閾値を超えた場合に出力増加の割合に応じて前記送風手段による送風量を増加させ、その後出力が所定の閾値を下回った場合に出力減少の割合に応じて前記送風手段による送風量を減らすように制御する廃棄物処理装置。
JP2001344141A 2001-11-09 2001-11-09 廃棄物処理装置 Expired - Fee Related JP3849494B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001344141A JP3849494B2 (ja) 2001-11-09 2001-11-09 廃棄物処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001344141A JP3849494B2 (ja) 2001-11-09 2001-11-09 廃棄物処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003145118A JP2003145118A (ja) 2003-05-20
JP3849494B2 true JP3849494B2 (ja) 2006-11-22

Family

ID=19157707

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001344141A Expired - Fee Related JP3849494B2 (ja) 2001-11-09 2001-11-09 廃棄物処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3849494B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4564443B2 (ja) * 2005-11-17 2010-10-20 九州電力株式会社 廃棄物の炭化装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003145118A (ja) 2003-05-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4564443B2 (ja) 廃棄物の炭化装置
JP3849494B2 (ja) 廃棄物処理装置
KR101197233B1 (ko) 촉매연소방식 탈취모듈 및 이를 이용한 음식물 처리장치
JP3780918B2 (ja) 廃棄物処理装置
WO2014188154A1 (en) Combustion monitoring
JPH0618018A (ja) 廃棄物処理装置
JPH07204883A (ja) はんだ付け雰囲気浄化装置
JP5467626B2 (ja) 脱臭装置の制御方法
CN218951323U (zh) 碳化装置
JP2005246255A (ja) オゾン熱分解方法及びオゾン熱分解装置
JPS63180011A (ja) 厨芥処理装置の運転方法
JP2001137662A (ja) 焼却設備における排ガスの処理装置
KR19990076273A (ko) 음식물 쓰레기 처리장치와 그 처리방법
KR101178845B1 (ko) 탈취모듈 촉매재생시스템 및 이를 이용한 음식물 처리장치와 탈취모듈의 촉매재생방법
JPH10330A (ja) 低濃度有機溶剤ガス処理装置
JP3840208B2 (ja) 土壌の処理装置及び処理方法
WO2014148807A1 (ko) 열분해 기능을 가진 건조장치
JP2005177683A (ja) 生ごみ処理装置
JP3553298B2 (ja) 排オゾン処理装置
JP2002282830A (ja) 廃棄物処理装置
JP2003047944A (ja) 廃棄物処理装置
JPS63180010A (ja) 厨芥処理装置の運転方法
JP2661910B2 (ja) 厨芥処理装置
JPH1150059A (ja) 生ごみの炭化処理装置
JP3780927B2 (ja) 廃棄物処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040514

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050701

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060516

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060713

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060808

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060821

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090908

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100908

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110908

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120908

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130908

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees