JP2001137662A - 焼却設備における排ガスの処理装置 - Google Patents

焼却設備における排ガスの処理装置

Info

Publication number
JP2001137662A
JP2001137662A JP32198299A JP32198299A JP2001137662A JP 2001137662 A JP2001137662 A JP 2001137662A JP 32198299 A JP32198299 A JP 32198299A JP 32198299 A JP32198299 A JP 32198299A JP 2001137662 A JP2001137662 A JP 2001137662A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exhaust gas
bag filter
catalyst layer
temperature
catalyst
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32198299A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsuhiro Ishida
宏洋 石田
Naoto Yatsuda
直人 八ツ田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Gas Engineering Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Gas Engineering Co Ltd filed Critical Tokyo Gas Engineering Co Ltd
Priority to JP32198299A priority Critical patent/JP2001137662A/ja
Publication of JP2001137662A publication Critical patent/JP2001137662A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Chimneys And Flues (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【技術課題】 焼却炉から排出される排ガスの処理装置
において、省スペース化、処理コストの低減、省資源、
有害物質の除去率の向上を図る。 【解決手段】 バグフィルター12の上部に触媒層13
を形成し、焼却炉10から排出された排ガスをバグフィ
ルター12の下部に導入してバグフィルター12内を上
昇させ、この間に固型物質及び有害物質の除去を行う。
続いて排ガスを触媒層13内を上昇させることにより化
学分解を行ってSOX、HCI等の有害物質の除去を行
い、更に触媒層13の作動温度の制御は、触媒層13の
後に取り付けた誘引ファン16の入口側に取り付けたダ
ンパー17の開度をバグフィルター12の直後に取り付
けた温度センサ18で検出される温度が触媒の反応温度
を維持する温度となるようにフィードバック制御で行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種廃棄物を焼却
炉において焼却処理した際に発生する排ガスの処理装置
に関し、更に詳しくは、バグフィルターで固型物質を除
去したのち、ニッケル触媒等により有害物質の除去を行
う排ガスの処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】廃棄物の焼却設備においては、排ガス中
に含まれている固形物質や有害物質を除去するために、
バグフィルターと触媒を併用した処理装置が取り付けら
れている例が多い。この設備例を図2に示す。この図2
において、1は焼却炉、2はこの焼却炉1から排出され
る排ガスを導入して固型物質や有害物質を除去するバグ
フィルター、3は排ガスライン、4は排ガスライン3に
取り付けられた誘引ファン、5は触媒を用いてSOX
HCIあるいはダイオキシン等の有害物質を化学反応に
より除去する触媒装置である。6は、上記触媒装置5内
の触媒の反応(作動)温度には下限温度があることか
ら、排ガスの温度をこの下限温度以上を維持するように
排ガス温度を加熱する加温装置である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の処
理装置においては、バグフィルター2と触媒装置5は分
離されていて、この間には更に加温装置6が組み込まれ
ていることから、次のような問題がある。 1.バグフィルター2及び加温装置6、触媒装置5とが
分離されていることから、大きな設置スペースを必要と
する。 2.加温装置6は電気ヒータ等を用いているため、熱源
にコストがかかる。 3.バグフィルター2、加熱装置6、触媒装置5が排ガ
スライン3に沿って配置されていることから、排ガスラ
イン3内を通過する排ガスの温度が安定せず、有害物質
の除去率が低下している。 本発明の目的は、焼却設備における排ガスの処理装置に
おいて、省スペース化と処理コストの低減、省資源化及
び有害物質の除去率の向上を図ることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明においては、焼却設備におけ
る排ガスの処理装置において、バグフィルターの上部に
触媒層を形成し、焼却炉から排出された排ガスをバグフ
ィルターの下部に導入してバグフィルター内を上昇さ
せ、この間に固型物質及び有害物質の除去を行うと共
に、続いて排ガスを触媒層内を上昇させることにより化
学分解を行って更に有害物質の除去を行い、更に触媒層
の作動温度の制御は、触媒層の後に取り付けた誘引ファ
ンの入口側に取り付けたダンパーの開度をバグフィルタ
ーの直後に取り付けた温度センサで検出される温度が触
媒の反応温度を維持する温度となるようにフィードバッ
ク制御するように構成したことを特徴とするものであ
る。
【0005】
【作用】焼却炉から排出された排ガスはバグフィルター
を通過する間に固形物質や有害物質が除去され、続いて
触媒層内を通過し、ここを通過する間にSOX、HCI
などの有害物質が分解されて除去され、その後、煙突等
を経由して大気中に放出される。この排ガスの処理にお
いて、触媒はその反応を維持するためには下限温度以下
に排ガス温度が低下するのを防止することが必要であ
る。このため、本発明では触媒層に入る排ガスの温度を
センサで検出し、ここで検出される排ガス温度の下限が
触媒の反応温度以下に低下しないようにダンパーの開度
を制御する。例えば、排ガス温度が下限を割りそうな場
合には、ダンパーの開度を大きくなるように制御して排
ガスの流量(熱量)を増大させて触媒層の温度を上昇さ
せ、上限を超える場合には排ガスの流量(熱量)を減少
させて触媒層の温度を低下させる。
【0006】
【発明の実施の形態】図1に基づいて請求項1に記載し
た発明の実施例を次に説明する。この図1において、1
0は可燃性廃棄物を燃焼処理する焼却炉、11はこの焼
却炉10から排出される排ガスをバグフィルター12に
導くための排ガス処理ラインである。13は前記バグフ
ィルター12の真上に配置された触媒層であって、この
触媒層13はバグフィルター12と一体の外塔12a内
に組み込まれている。14は前記触媒層13を出た排ガ
スを排ガス塔15に導く排ガス排出ライン、16はこの
排ガス排出ライン14に取り付けられた誘引ファン、1
7は誘引ファン16の直前に取り付けられたダンパーで
あって、このダンパー17は前記バグフィルター12と
触媒層13との間に挿入した温度センサ18で検出され
る温度が触媒層13の反応温度を維持するようにコント
ローラー19でその開度がフィードバック制御される。
【0007】次に、上記実施例について、その作用を説
明すると、焼却炉10から排出された排ガスは、排ガス
処理ライン11からバグフィルター12に至り、ここを
通過(上昇)する間に固形物質及び有害物質が除去さ
れ、続いて触媒層13内を通過(上昇)し、ここを通過
する間にSOX、HCIなどの有害物質が分解されて除
去されたのち、排ガス排出ライン14を経由して排ガス
塔15から大気中に放出される。この排ガスの処理にお
いて、触媒層13は排ガス温度が下限を割りそうな場合
には、ダンパー17の開度を大きくなるように制御して
排ガスの流量(熱量)を増大させて触媒層13の温度を
上昇させ、上限を超える場合には排ガスの流量(熱量)
を減少させて触媒層13の温度を低下させる。これらの
フィードバック制御はコントローラー19が自動で行
う。
【0008】
【発明の効果】本発明は以上のように、バグフィルター
の真上に触媒層を一体化して配置したことにより、次の
効果を奏する。 1.バグフィルターと触媒塔を別々に設けていた従来の
排ガス処理装置に比較して、省スペース化を図ることが
できる。 2.触媒の反応温度を維持するために、従来は加温装置
を設けていたが、本発明においてはこの加温装置を廃
し、その代わりにバグフィルターの真上に触媒層を配置
し、排ガスの温度(触媒層の温度)が反応温度を維持す
るようにダンパーと温度センサおよびコントローラによ
り排ガスの流量を自動制御するように構成した。この結
果、従来のように加温装置で消費する熱エネルギーコス
トの削減と省資源化を図ることができる。又、加熱装置
がない分省スペース化も可能である。 3.排ガス処理装置において、従来のように排ガス処理
ライン、バグフィルターと加温装置及びこの加温装置と
触媒装置を排ガス処理ラインで結ぶことがないので、排
ガス温度は安定し、常時触媒の反応温度を維持すること
から、有害物質の除去率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の説明図。
【図2】従来の焼却炉における排ガスの処理装置の説明
図。
【符号の説明】
10 焼却炉 11 排ガス処理ライン 12 バグフィルター 13 触媒層 14 排ガス排出ライン 15 排ガス塔 16 誘引ファン 17 ダンパー 18 温度センサ 19 コントローラー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バグフィルターの上部に触媒層を形成
    し、焼却炉から排出された排ガスをバグフィルターの下
    部に導入してバグフィルター内を上昇させ、この間に固
    型物質及び有害物質の除去を行うと共に、続いて排ガス
    を触媒層内を上昇させることにより化学分解を行って更
    に有害物質の除去を行い、更に触媒層の作動温度の制御
    は、触媒層の後に取り付けた誘引ファンの入口側に取り
    付けたダンパーの開度をバグフィルターの直後に取り付
    けた温度センサで検出される温度が触媒の反応温度を維
    持する温度となるようにフィードバック制御するように
    構成して成る焼却設備における排ガスの処理装置。
JP32198299A 1999-11-12 1999-11-12 焼却設備における排ガスの処理装置 Pending JP2001137662A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32198299A JP2001137662A (ja) 1999-11-12 1999-11-12 焼却設備における排ガスの処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32198299A JP2001137662A (ja) 1999-11-12 1999-11-12 焼却設備における排ガスの処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001137662A true JP2001137662A (ja) 2001-05-22

Family

ID=18138608

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32198299A Pending JP2001137662A (ja) 1999-11-12 1999-11-12 焼却設備における排ガスの処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001137662A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2660851C1 (ru) * 2017-12-05 2018-07-10 Олег Савельевич Кочетов Комплекс пожаровзрывобезопасности для систем пылеулавливания
RU2664045C1 (ru) * 2017-12-19 2018-08-14 Олег Савельевич Кочетов Комплекс пожаровзрывобезопасности для систем пылеулавливания
RU2667282C1 (ru) * 2018-02-20 2018-09-18 Олег Савельевич Кочетов Устройство пылеулавливания
RU2667281C1 (ru) * 2018-01-31 2018-09-18 Олег Савельевич Кочетов Система пожаровзрывобезопасности для двухступенчатых пылеулавливающих устройств с акустическим циклоном в первой ступени
RU2668903C1 (ru) * 2018-01-31 2018-10-04 Олег Савельевич Кочетов Комплекс пожаровзрывобезопасности для систем пылеулавливания
RU2669287C1 (ru) * 2017-12-21 2018-10-09 Олег Савельевич Кочетов Установка акустическая пылеулавливающая
RU2669289C1 (ru) * 2017-10-12 2018-10-09 Олег Савельевич Кочетов Устройство пылеулавливания

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2669289C1 (ru) * 2017-10-12 2018-10-09 Олег Савельевич Кочетов Устройство пылеулавливания
RU2660851C1 (ru) * 2017-12-05 2018-07-10 Олег Савельевич Кочетов Комплекс пожаровзрывобезопасности для систем пылеулавливания
RU2664045C1 (ru) * 2017-12-19 2018-08-14 Олег Савельевич Кочетов Комплекс пожаровзрывобезопасности для систем пылеулавливания
RU2669287C1 (ru) * 2017-12-21 2018-10-09 Олег Савельевич Кочетов Установка акустическая пылеулавливающая
RU2667281C1 (ru) * 2018-01-31 2018-09-18 Олег Савельевич Кочетов Система пожаровзрывобезопасности для двухступенчатых пылеулавливающих устройств с акустическим циклоном в первой ступени
RU2668903C1 (ru) * 2018-01-31 2018-10-04 Олег Савельевич Кочетов Комплекс пожаровзрывобезопасности для систем пылеулавливания
RU2667282C1 (ru) * 2018-02-20 2018-09-18 Олег Савельевич Кочетов Устройство пылеулавливания

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001137662A (ja) 焼却設備における排ガスの処理装置
JPH10267248A (ja) 触媒式排ガス処理装置
JP4950609B2 (ja) アスベスト廃棄物処理装置
JP2007187338A (ja) 灰溶融炉の排ガス処理方法とその装置
JP2009066492A (ja) 汚染土無害化システム
JP4045176B2 (ja) 汚染土壌の浄化装置
JP2009066491A (ja) 汚染土無害化システム
KR200363909Y1 (ko) 배기가스 재연소실을 구비한 폐기물 소각시스템
JPH11314073A (ja) 焼却灰無害化方法
JPH09229324A (ja) 廃棄物処理装置および該装置の運転方法
JP4069529B2 (ja) 灰の無害化処理方法及び装置
KR102198134B1 (ko) 수소 소각로의 연소부 구조
JPH05161822A (ja) ダイオキシン類の低減化方法
JPH11173529A (ja) 蓄熱式触媒排ガス処理方法およびその装置
JP2004239502A (ja) 焼却プラント
JP3744741B2 (ja) 焼却炉の運転制御方法
KR100616341B1 (ko) 배기가스 재연소실을 구비한 폐기물 소각시스템
JP2001343109A (ja) 熱分解処理装置
JP2005156022A (ja) 溶融炉の排ガス処理システム
JP2002013716A (ja) 廃棄物焼却炉
KR200280860Y1 (ko) 폐기물 고온 소각장치
JPH10115444A (ja) 空気清浄装置
KR20210001846U (ko) 유동제어 촉매를 이용한 고효율 소각장치
JP2001190920A (ja) 排ガス処理方法および排ガス処理装置
JP2000130726A (ja) 廃棄物焼却処理設備