JPH10115444A - 空気清浄装置 - Google Patents

空気清浄装置

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JPH10115444A
JPH10115444A JP8269593A JP26959396A JPH10115444A JP H10115444 A JPH10115444 A JP H10115444A JP 8269593 A JP8269593 A JP 8269593A JP 26959396 A JP26959396 A JP 26959396A JP H10115444 A JPH10115444 A JP H10115444A
Authority
JP
Japan
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air
vocs
heat source
adsorbent
heat
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Pending
Application number
JP8269593A
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English (en)
Inventor
Yoshifumi Moriya
好文 守屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP8269593A priority Critical patent/JPH10115444A/ja
Publication of JPH10115444A publication Critical patent/JPH10115444A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 室内の温熱環境を損ねるなく、経済的にVO
Csを含む非生物粒子を除去する。 【解決手段】 VOCsを含めた非生物粒子のトラップ
用フィルター5と、送風量を可変できる送風機を可変で
きる送風機3と、発熱量を可変できる熱源機1と、VO
Csを検知する検知素子6と、温度センサー9と制御装
置から構成され、非生物粒子をトラップ用フィルター5
に捕捉し、捕捉した非生物粒子を熱によって分解する。
また送風機3および熱源機1を検知素子6と温度センサ
ー9からの出力に基づいて制御装置7が的確に制御する
ために、加熱分解を行った後も室内の温熱環境を損ねる
ことなく、しかも分解能力が経時的低下せず、また分析
能力を維持するためのメンテナンスを不要とするができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は空気中のアルカン・
芳香族炭化水素・テンペル・エステルおよびホルムアル
デヒド等の揮発性有機化合物(以下VOCsと称す)を
除去する空気清浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の空気清浄装置は、例え
ば、特開平4−281821号公報に示すようなものが
一般に知られていた。以下、その構成について図2を参
照しながら説明する。図2に示すように、送風機20に
より誘起された空気は、吸込口21ならびに同送風機2
0の上流側に設けた触媒を担持したフィルター22を通
り、吹出口23から室内に放出されるように構成されて
いる。このフィルター22がVOCsを含む非生物粒子
を捕捉し、触媒によって非生物粒子を浄化するようにな
っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記す
る従来のものは、触媒を担持したフィルターあるいは抗
菌抗黴処理したフィルターでは非生物粒子がフィルター
表面を覆うとVOCsを十分に分解できないという問題
を有していた。さらに、室内のVOCsを検出する手段
を有していないために、空気清浄装置の運転を効率的に
制御することができなかった。加えて、空気清浄装置の
運転および停止は、生活者の判断に頼っていたために、
効果的な浄化が期待できなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、アルカン・芳香族炭化水素・テンペル・エ
ステルおよびホルムアルデヒド等のVOCsを検出でき
る検知素子と、この素子からの信号を受け機器本体の運
転を制御する制御装置を有するものである。
【0005】上記発明によれば、室内のVOCs濃度を
監視しているので、VOCs濃度に応じて空気清浄装置
の運転を制御でき、確実かつ効率のよい浄化が可能とな
る。
【0006】
【発明の実施の形態】請求項1記載に係わる発明は、ア
ルカン・芳香族炭化水素・テンペル・エステルおよびホ
ルムアルデヒド等の揮発性有機化合物を検出できる検知
素子と、この素子からの信号を受け機器本体の運転を制
御する制御装置を設けることによって室内のVOCs濃
度を検出し、VOCs濃度に応じて空気清浄装置の運転
を実現するものである。
【0007】請求項2記載に係わる発明は、発熱量を可
変できる熱源機と、前記熱源機を囲繞する複数の開口部
を有する風路と、送風量を可変できる送風機と、前記熱
源機の下流側に設けた耐熱性材料からなるトラップ用フ
ィルターと、アルカン・芳香族炭化水素・テンペル・エ
ステルおよびホルムアルデヒド等の揮発性有機化合物を
検出できる検知素子と、この素子からの信号を受け機器
本体の運転を制御する制御装置を有することによって、
室内のVOCs濃度を検出し、VOCs濃度に応じてト
ラップ用フィルターに捕捉したVOCsを含む非生物粒
子をトラップの外側から高温の熱によって分解させるこ
とを可能とする。
【0008】請求項3記載に係わる発明は、空気清浄装
置に備えた揮発性有機化合物の検知素子の出力値が設定
値を超えると、検知素子の出力値が前記設定値以下にな
るまで前記空気清浄装置を自動的に運転させる制御を有
することによって、効率的にVOCsを除去することが
可能となる。
【0009】請求項4記載に係わる発明は、空気清浄装
置に備えた揮発性有機化合物の検知素子の出力値を表示
する表示装置を有することによって、生活者に現状のV
OCs濃度を告知するができる。そのために、生活者が
VOCs濃度に応じた対応をとれるようになる。
【0010】請求項5記載に係わる発明は、温度センサ
ーを設けたものである。この温度センサーとVOCs検
知素子によって、室内の温度を40度から50度に保
ち、建材および家具等に含まれるVOCsを積極的に放
出させて、除去することができる。
【0011】請求項6記載に係わる発明は、空気清浄装
置に備えたトラップ用フィルターは、通気孔を有する親
水性吸着材と疎水性吸着剤からなり、前記吸着剤は上流
側に親水性吸着剤と下流側に疎水性吸着剤を配すること
によって、上流の親水性吸着剤が空気中の水蒸気を中心
に吸着し、下流の疎水性吸着剤が乾燥した空気から効率
的にVOCsを吸着する。
【0012】以下、本発明の実施例について図1を参照
しながら説明する。 (実施例)図1は本発明の実施例の空気清浄装置の縦断
面図である。図1において、1はガスバーナーからなる
熱源機である。2は上方と下方に開口部を有する風路で
あり、熱源機1を囲繞している。3は送風機であり、ク
ロスフローファンタイプで、熱源機1及び風路2の下流
にある。4は送風機3の上流側に設けた吸込口用フィル
ターで帯電処理を施してある。5は熱源機1の下流側に
設けたVOCsを含む非生物粒子トラップ用フィルター
である。このトラップ用フィルター5は親水性吸着剤と
疎水性吸着剤からなり、複数の通気口を有している。
【0013】6はアルカン・芳香族炭化水素・テンペル
・エステルおよびホルムアルデヒド等の揮発性有機化合
物を検出できる検知素子である。この検知素子6はSn
2をベースにした金属酸化物等の半導体・水晶発振子
もしくは生体膜を用いて構成したものである。
【0014】7は検知素子6からの信号を受け、空気清
浄装置本体の運転を制御する制御装置である。制御装置
7はVOCsを検出する検知素子6の出力値が設定値を
超えると、検知素子6の出力値が前記設定値以下になる
まで空気清浄装置を自動的に運転させる制御を有する。
8はVOCsの検知素子6の出力値を表示する表示装置
である。制御装置7は、検知素子6からの信号によって
室内のVOCs濃度が設定値に対して高いか、低いかを
判断する。また、その出力値は、デジタルもしくはアナ
ログ量として表示装置8に表示される。9は室内の温度
を検出する温度センサーである。
【0015】上記構成において、以下その作用を説明す
る。まず、検出されたVOCs出力値が設定値より高い
場合には、空気清浄装置は自動的に運転を開始する。運
転は発熱量もしくは送風量、あるいは発熱量および送風
量共に定格値よりも多くする。本実施例では、運転開始
時に、発熱量を多くすることによってトラップ用フィル
ター5を通過する温風温度上げることができるために、
VOCsなどの非生物粒子を分解することができる。ま
た、送風量を増やすにより、トラップ用フィルター5を
通過する温風量が増すために、時間当たりの非生物粒子
の捕捉量を上げるができる。従って、非生物粒子の除去
速度を高めることができる。発熱量および送風量を同時
に増やすと、さらに短時間で、室内の非生物粒子を死滅
させることができる。
【0016】さらに、温度センサー9からの出力に基づ
き室内温度を40度から50度に制御することによっ
て、建材や家具からの揮発量を増やし積極的に建材や家
具から生ずるVOCsを除去することができる。これに
よって短期間で室内に生ずるVOCsを抑制することが
できる。
【0017】また上記制御装置7に、定格の最大発熱量
よりも少ない運転の時には、定期的に送風量を定格値よ
りも多くする制御や、発熱量もしくは送風量、あるいは
発熱量および送風量共に一定時間だけ定格の最大値にす
る制御を取り入れることによって、本来なら急激な室内
の生物粒子の増加に対応できない低い発熱量の状況下で
も、非生物粒子を高速に死滅することができる。
【0018】さらに、運転を停止する時は、先ず送風機
3を停止し、一定時間後に熱源機1を停止し、再び送風
機3を一定時間運転する制御を取り入れることによっ
て、送風機3停止時には高温空気はドラフト作用によっ
て吹出口10からではなく吸込口11から室内に放出さ
れる。このときフィルター4上に捕捉されている非生物
粒子を分解させることができる。合わせて、フィルター
4で繁殖する可能性がある生物粒子を温風暖房機の運転
を終了する都度、死滅させることができる。
【0019】また前記トラップ用フィルターを、通気口
を有する耐熱材料とした場合、高い温度の温風を通過さ
せることができ、しかも通気口内壁で非生物粒子の捕捉
を行えるために効果的に分解ができる。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明
は、次のような特有の効果を有する。
【0021】(1)室内のVOCs濃度に応じて空気清
浄装置の運転を制御でき、室内の温熱環境を損ねること
なく非生物粒子の浄化が可能となる。また、具体的に
は、VOCs濃度が設定値よりも高い場合、運転開始時
には発熱量もしくは送風量、あるいは発熱量および送風
量共に定格値よりも多くする、例えば発熱量を多くする
ことによってトラップ用フィルターを通過する温風温度
上げることができ、非生物粒子の分解速度を高めること
ができる。また、送風量を増やすにより、トラップ用フ
ィルターを通過する温風量が増すために、時間当たりの
非生物粒子の捕捉量を上げることができる。さらに発熱
量および送風量を同時に増やすとさらに短時間で室内の
非生物粒子を分解させることができる。また、定格の最
大発熱量よりも少ない運転の時には、定期的に送風量を
定格値よりも多くする制御や、発熱量もしくは送風量、
あるいは発熱量および送風量共に一定時間だけ多くする
制御を取り入れれば、本来なら急激な室内の非生物粒子
の増加に対応できない低い発熱量の状況下でも、非生物
粒子を高速に死滅することができる。
【0022】(2)熱源機を囲繞する風路は、熱源機の
周辺を通る室内空気と熱源機から発生する高温ガスとの
拡散混合を促進するために、ここにおいても非生物粒子
の分解が可能となる。
【0023】(3)使用者がVCOsの濃度を知ること
ができ、使い勝手がよい。 (4)温度センサーからの出力に基づきで室内温度を4
0度から50度に制御することができるので、建材およ
び家具から生ずるVOCsを短期間で放出させることが
できる。その結果、その後のVOCsによる室内汚染を
抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の空気清浄装置の縦断面図
【図2】従来の空気清浄装置の縦断面図
【符号の説明】
1 熱源機 2 風炉 3 送風機 5 トラップ用フィルター 6 検知素子 7 制御装置 8 表示装置 9 温度センサー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アルカン・芳香族炭化水素・テンペル・エ
    ステルおよびホルムアルデヒド等の揮発性有機化合物を
    検出できる検知素子と、前記検知素子からの信号を受け
    機器本体の運転を制御する制御装置を有する空気清浄装
    置。
  2. 【請求項2】発熱量を可変できる熱源機と、前記熱源機
    を囲繞する複数の開口部を有する風路と、送風量を可変
    できる送風機と、前記熱源機の下流側に設けた耐熱性材
    料からなるトラップ用フィルターと、アルカン・芳香族
    炭化水素・テンペル・エステルおよびホルムアルデヒド
    等の揮発性有機化合物を検出できる検知素子と、この素
    子からの信号を受け機器本体の運転を制御する制御装置
    とを有する空気清浄装置。
  3. 【請求項3】制御装置は、検知素子の出力値が設定値を
    超えると、検知素子の出力値が前記設定値以下になるま
    で自動的に運転させる請求項1または2記載の空気清浄
    装置。
  4. 【請求項4】検知素子の出力値を表示する表示装置を設
    けた請求項1、2または3記載の空気清浄装置。
  5. 【請求項5】温度センサーを設け、かつ制御装置は検知
    素子および温度センサーからの信号を受けて、機器本体
    の運転を制御する請求項1ないし4のいずれか1項記載
    の空気清浄装置。
  6. 【請求項6】トラップ用フィルターは、通気孔を有する
    親水性吸着材と疎水性吸着剤からなり、前記吸着剤は上
    流側に親水性吸着剤と下流側に疎水性吸着剤を配した請
    求項2記載の空気清浄装置。
JP8269593A 1996-10-11 1996-10-11 空気清浄装置 Pending JPH10115444A (ja)

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JP8269593A JPH10115444A (ja) 1996-10-11 1996-10-11 空気清浄装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008125742A (ja) * 2006-11-20 2008-06-05 Osaka Gas Co Ltd 空気清浄装置及びその制御方法
CN106647312A (zh) * 2017-01-24 2017-05-10 柳州得实科技有限公司 一种油烟探测净化系统
KR20220012128A (ko) * 2020-07-22 2022-02-03 김기영 Voc물질 측정이 가능한 선풍기

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