JP3764201B2 - 換気装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、家庭の台所用、あるいは業務用の換気装置に使用される油煙等の油汚れにより、不快な状態となることを防止する、自己油浄化機能を運転制御する換気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の換気装置は、実開昭59−151029号公報に記載されたものが知られている。
【0003】
以下、その換気装置について図15を参照しながら説明する。図に示すように、本体201の内部にファンモータ202が設けられ、本体201の吸気口203にフィルタ204が設けられている。本体201後面には排気口205が設けられ、本体201内部に遠赤外線熱源206が設けられている。フィルタ204には加熱触媒207が塗布されている。
【0004】
上記構成において、遠赤外線熱源206を通電加熱するとフィルタ204が熱せられ、加熱触媒207の作用により、フィルタ204の表面に付着した調理油が、触媒分解され、気化することになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の換気装置では、加熱触媒207を活性化させるために、フィルタ204を300℃以上の高温に上げる必要があり、エネルギーロスが大きく、調理油の触媒分解を行う運転制御が明らかにされていないという課題があり、常温で、調理油の触媒分解を行う運転制御を明らかにすることが要求されている。
【0006】
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、常温で調理後に付着した調理油を分解、気化する自己浄化機能を有し、この自己浄化機能を運転制御することができる換気装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の換気装置は上記目的を達成するために、室内空気を室外に排気するモータとファンを有する送風機を設け、この送風機を支持し、かつ排気口を設けたフード本体の内部にフィルタを設け、前記フード本体内と前記フィルタ表面に触媒を設け、前記触媒を励起、活性化させる励起手段と、前記モータの駆動および停止をする送風機スイッチと、前記送風機スイッチの入力の信号を受けて前記モータを制御するモータ駆動手段を設け、設定時間経過を計測する設定時間計測手段を設け、前記励起手段を制御する励起駆動手段を設け、所定時間経過を計測する所定時間計測手段を設け、前記所定時間計測手段が計測している一定時間経過以内に送風機スイッチが操作されたかを判断する送風機スイッチ操作判断手段を設け、一定時間経過以内に前記送風機スイッチが操作されたかを判断して、前記送風機スイッチが操作された時点で、一定時間から所定時間を差し引いた残置時間を記憶する残置時間記憶手段を設け、前記送風機スイッチと、モータ駆動手段と、設定時間計測手段と、励起駆動手段と、所定時間計測手段と、前記送風機スイッチ操作判断手段および前記残置時間記憶手段により送風機のモータおよび励起手段を駆動させる駆動回路を設けた構成としたものである。
【0008】
そして本発明によれば、常温で調理後に付着した調理油を分解、気化する自己浄化機能を有し、この自己浄化機能を運転制御することができる換気装置が得られる。
【0009】
また他の手段は、室内空気を室外に排気するモータとファンを有する送風機を設け、この送風機を支持し、かつ排気口を設けたフード本体の内部にフィルタを設け、前記フード本体内と前記フィルタ表面に触媒を設け、前記触媒を励起、活性化させる励起手段と、前記モータの駆動および停止をする送風機スイッチと、前記送風機スイッチの入力の信号を受けて前記モータを制御するモータ駆動手段を設け、設定時間経過を計測する設定時間計測手段を設け、前記励起手段を制御する励起駆動手段を設け、所定時間経過を計測する所定時間計測手段を設け、前記モータ駆動手段と別に送風機のモータを制御するモータ自動駆動手段を設け、送風機スイッチと、前記モータ駆動手段と、設定時間計測手段と、励起駆動手段と、前記モータ自動駆動手段および所定時間計測手段により送風機のモータおよび励起手段を駆動させる駆動回路を設けた構成としたものである。
【0010】
そして本発明によれば、常温で調理後に付着した調理油を分解、気化する自己浄化機能を有し、この自己浄化機能を運転制御することができる換気装置が得られる。
【0011】
また他の手段は、送風機スイッチと、モータ駆動手段と、設定時間計測手段と、励起駆動手段と、モータ自動駆動手段と、所定時間計測手段と、送風機スイッチ操作判断手段および残置時間記憶手段により送風機のモータおよび励起手段を駆動させる駆動回路を設けた構成としたものである。
【0012】
そして本発明によれば、常温で調理後に付着した調理油を分解、気化する自己浄化機能を有し、この自己浄化機能を運転制御することができる換気装置が得られる。
【0013】
また他の手段は、室内空気を室外に排気するモータとファンを有する送風機を設け、この送風機を支持し、かつ排気口を設けたフード本体の内部にフィルタを設け、前記フード本体内と前記フィルタ表面に触媒を設け、前記触媒を励起、活性化させる励起手段と、前記モータの駆動および停止をする送風機スイッチと、前記モータを制御するモータ駆動手段を設け、設定時間経過を計測する設定時間計測手段を設け、前記励起手段を制御する励起駆動手段を設け、所定時間経過を計測する所定時間計測手段を設け、前記フード本体の下部に吸気口を設け、前記吸気口に吸気口側二酸化炭素量検知素子を設け、前記吸気口側二酸化炭素量検知素子の入力を検知する吸気口側二酸化炭素量検知手段を設け、排気口に送風機側二酸化炭素量検知素子を設け、前記送風機側二酸化炭素量検知素子の入力を検知する送風機側二酸化炭素量検知手段を設け、前記吸気口側二酸化炭素量検知手段が検知した吸気口側二酸化炭素量と前記送風機側二酸化炭素量検知手段が検知した送風機側二酸化炭素量を比較判断する二酸化炭素量演算手段を設け、送風機スイッチと、モータ駆動手段と、設定時間計測手段と、励起駆動手段と、モータ自動駆動手段と、前記吸気口側二酸化炭素量検知素子と、前記吸気口側二酸化炭素量検知手段と、前記送風機側二酸化炭素量検知素子と、前記送風機側二酸化炭素量検知手段および前記二酸化炭素量演算手段により送風機のモータおよび励起手段を駆動させる駆動回路を設けた構成としたものである。
【0014】
そして本発明によれば、常温で調理後に付着した調理油を分解、気化する自己浄化機能を有し、この自己浄化機能を運転制御することができる換気装置が得られる。
【0015】
また他の手段は、二酸化炭素量演算手段が吸気口側二酸化炭素量と送風機側二酸化炭素量を比較している間に送風機スイッチが操作されたかを判断する送風機スイッチ入力判断手段を設け、前記送風機スイッチと、モータ駆動手段と、設定時間計測手段と、励起駆動手段と、モータ自動駆動手段と、吸気口側二酸化炭素量検知素子と、吸気口側二酸化炭素量検知手段と、送風機側二酸化炭素量検知素子と、送風機側二酸化炭素量検知手段と、前記二酸化炭素量演算手段および前記送風機スイッチ入力判断手段により送風機のモータおよび励起手段を駆動させる駆動回路を設けた構成としたものである。
【0016】
そして本発明によれば、常温で調理後に付着した調理油を分解、気化する自己浄化機能を有し、この自己浄化機能を運転制御することができる換気装置が得られる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明は、室内空気を室外に排気するモータとファンを有する送風機を設け、この送風機を支持し、かつ排気口を設けたフード本体の内部にフィルタを設け、前記フード本体内と前記フィルタ表面に触媒を設け、前記触媒を励起、活性化させる励起手段と、前記モータの駆動および停止をする送風機スイッチと、前記送風機スイッチの入力の信号を受けて前記モータを制御するモータ駆動手段を設け、設定時間経過を計測する設定時間計測手段を設け、前記励起手段を制御する励起駆動手段を設け、所定時間経過を計測する所定時間計測手段を設け、前記所定時間計測手段が計測している一定時間経過以内に送風機スイッチが操作されたかを判断する送風機スイッチ操作判断手段を設け、一定時間経過以内に前記送風機スイッチが操作されたかを判断して、前記送風機スイッチが操作された時点で、一定時間から所定時間を差し引いた残置時間を記憶する残置時間記憶手段を設け、前記送風機スイッチと、前記モータ駆動手段と、前記設定時間計測手段と、前記励起駆動手段と、前記所定時間計測手段と、前記送風機スイッチ操作判断手段および前記残置時間記憶手段により送風機のモータおよび励起手段を駆動させる駆動回路を設けた構成としたものであり、常温で調理後に付着した調理油を分解、気化することができる換気装置の自己浄化機能の運転制御ができるという作用を有する。
【0018】
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
【0019】
【実施例】
参考例1)図1、図2および図3に示すように、1は換気装置のフード本体であり、下部は開口して吸気口2を形成し、レンジ(図示しない)の上方に位置するよう壁面3に取付けられている。前記フード本体1の内部には、モータ4とファン4aを有する送風機5を収納しており、レンジより発生した油煙6を前記吸気口2から送風機5によって吸い込み、フード本体1の上面に設けられた排気口7を通じて、室外に排出するように形成されている。さらに、前記フード本体1の吸気口2と前記送風機5を結ぶ通風路には、油煙6中の油滴8を捕捉するフィルタ9を配設している。このフィルタ9は全面に吸気孔10を有するパンチングメタルなどで形成されている。そして、フード本体1内部のフィルタ9面より吸気側に一定の空間部11を設け、この空間部11のフード本体1内面とフィルタ9表面には、付着した調理油を分解、気化させる触媒12(たとえば酸化触媒、光触媒など)が設けられている。また、前記フード本体1の内部下方、フィルタ9と対向する面には、前記触媒12を励起、活性化させる励起手段13が設けられている。この励起手段13は、近紫外光照射ランプ14で構成されている。フード本体1には送風機5のモータ4の駆動および停止をさせる送風機スイッチ15が設けてあり、送風機スイッチ15の入力の信号を受けて、送風機5のモータ4および励起手段13の制御を行う制御部16Aが設けられている。
【0020】
図2において、制御部16Aには送風機5のモータ4を制御するモータ駆動手段17と、設定時間経過を計測する設定時間計測手段18と、前記励起手段13を制御する励起駆動手段a19と、所定時間経過を計測する所定時間計測手段20が設けられている。前記送風機スイッチ15と、前記モータ駆動手段17と、前記設定時間計測手段18と、前記励起駆動手段a19および前記所定時間計測手段20により送風機5のモータ4および前記励起手段13を駆動させる駆動回路21を設けたものである。
【0021】
上記構成において、調理時には送風機5のモータ4を駆動回転させ、発生した油煙6がフード本体1の吸気口2から吸い込まれ、フィルタ9に吸引され、油煙6中の油滴8はフィルタ9に付着捕捉される。したがって、油滴8が浄化された空気は、フード本体1内奥部やモータ4、送風機5を、ほとんど汚すことなく排気口7を通じて室外に排気される。一方、フィルタ9は油滴8の付着により吸気孔10が徐々に目詰まりしてくるため、定期的に除去する必要がある。この場合には、励起手段13の近紫外光照射ランプ14を点灯させ、放射される励起光をフィルタ9表面に設けられた触媒12と反応させ、フィルタ9に付着した油滴8を、常温で低炭素分子、二酸化炭素、水蒸気に分解、気化させることができ、フィルタ9を浄化させる。そして、空間部11のフード本体1内面にも油滴8は付着するが、フィルタ9表面と比較して小量で、フィルタ9に照射された励起光の反射光で、油滴8を充分常温状態で、低炭素分子、二酸化炭素、水蒸気に分解、気化させる換気装置の自己浄化機能を運転制御することとなる。
【0022】
また換気装置の制御部分について、モータ駆動手段17は、送風機スイッチ15の運転入力の信号を受けて送風機5の運転を制御する駆動回路21を通じてモータ4を駆動させ、また、前記モータ駆動手段17は、送風機スイッチ15の停止入力の信号を受けて送風機5の運転を制御する駆動回路21を通じてモータ4を停止させる。設定時間計測手段18は、設定時間経過を計測する。励起駆動手段a19は、予め設定していた時間になると設定時間計測手段18の信号を受けて励起手段13の運転を制御する駆動回路21を通じて励起手段13を駆動させる。所定時間計測手段20は、励起手段13が駆動された時点から所定時間を計測する。前記励起駆動手段a19は、前記所定時間計測手段20の信号から励起手段13の運転を制御する駆動回路21を通じて励起手段13を停止させる。
【0023】
図3において、換気装置の動作は、ステップ40で設定時間になったかを確認し、設定時間になっていなければ、ステップ41へ進む。ステップ41で送風機スイッチ15の運転入力を確認し、入力がなければ、ステップ40へ戻る。ステップ41で送風機スイッチ15の運転入力が確認されると、ステップ42へ進み、モータ駆動手段17がステップ41の送風機スイッチ15の運転入力の信号を受けて駆動回路21を通じてモータ4を駆動させ、ステップ43へ移る。ステップ43で送風機スイッチ15の停止入力を確認し、入力がなければ、入力があるまでステップ43を繰り返す。ステップ43で送風機スイッチ15の停止入力が確認されると、ステップ44へ進み、モータ駆動手段17はステップ43の送風機スイッチ15の停止入力の信号を受けて駆動回路21を通じてモータ4を停止させ、ステップ40へ戻る。
【0024】
また、ステップ40で設定時間になると、ステップ45へ進み、励起駆動手段a19がステップ40の設定時間計測手段18の信号を受けて駆動回路21を通じて励起手段13を駆動させ、ステップ46へ移り、所定時間計測手段20が所定時間の計測をスタートさせ、ステップ47へ移る。ステップ47でステップ46において計測をスタートさせた所定時間を確認して、一定時間が経過するまでステップ47を繰り返す。ステップ47で一定時間が経過すれば、ステップ48へ進み、所定時間計測手段20がステップ46でスタートさせた所定時間の計測をストップさせて、ステップ49へ移り、励起駆動手段a19がステップ48の所定時間計測手段20の信号を受けて駆動回路21を通じて励起手段13を停止させ、ステップ40へ戻る。
【0025】
このように本発明の第1参考例の換気装置によれば、ある設定時間になると、一定時間が経過するまで調理後に付着した調理油を触媒と励起手段により、常温で、分解、気化する換気装置の自己浄化機能を運転制御することができる。
【0026】
なお、参考例では、モータ駆動手段がモータを駆動させているときは、その回転数を限定していないが、任意の回転数に切替えるようにしてもよい。
【0027】
(実施例)図4および図5を参照しながら説明する。なお第1実施例と同一箇所には同一番号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0028】
図4において、制御部16Aには一定時間経過以内に送風機スイッチ15が操作されたかを判断する送風機スイッチ操作判断手段22を設け、一定時間経過以内に送風機スイッチ15が操作されたかを判断して前記送風機スイッチ15が操作された時点で、一定時間から所定時間を差し引いた残置時間を記憶する残置時間記憶手段23を設け、前記送風機スイッチ15と、モータ駆動手段17と、設定時間計測手段18と、励起駆動手段a19と、所定時間計測手段20と、前記送風機スイッチ操作判断手段22および前記残置時間記憶手段23により送風機5のモータ4および励起手段13を駆動させる駆動回路21を設けたものである。
【0029】
上記構成により換気装置の制御部分について、送風機スイッチ操作判断手段22は、所定時間計測手段20が所定時間を計測している間に送風機スイッチ15が操作されたかを判断する。残置時間記憶手段23は、所定時間計測手段20で所定時間の計測を開始後、一定時間経過以内に送風機スイッチ15が操作されたかを判断して、前記送風機スイッチ15が操作された時点で、一定時間から所定時間を差し引いた残り時間を記憶する。
【0030】
図5において、換気装置の動作は、ステップ50で設定時間になったかを確認し、設定時間になっていなければ、ステップ51へ進む。ステップ51で送風機スイッチ15の運転入力を確認し、入力がなければ、ステップ50へ戻る。ステップ51で送風機スイッチ15の運転入力が確認されると、ステップ52へ進み、モータ駆動手段17がステップ51の送風機スイッチ15の運転入力の信号を受けて駆動回路21を通じてモータ4を駆動させ、ステップ53へ移る。ステップ53で送風機スイッチ15の停止入力を確認し、入力がなければ、入力があるまでステップ53を繰り返す。ステップ53で送風機スイッチ15の停止入力が確認されると、ステップ54へ進み、モータ駆動手段17はステップ53の送風機スイッチ15の停止入力の信号を受けて駆動回路21を通じてモータ4を停止させ、ステップ50へ戻る。
【0031】
また、ステップ50で設定時間になると、ステップ55へ進み、励起駆動手段a19がステップ50の設定時間計測手段18の信号を受けて駆動回路21を通じて励起手段13を駆動させ、ステップ56へ移り、所定時間計測手段20が所定時間の計測をスタートさせ、ステップ57へ移り、送風機スイッチ操作判断手段22が一定時間内に送風機スイッチ15が操作されるか判断をスタートして、ステップ58へ移り、残置時間記憶手段23が一定時間から、ステップ56で計測をスタートさせた所定時間を差し引いた残り時間の記憶をスタートさせ、ステップ59へ移る。ステップ59でステップ56において計測をスタートさせた所定時間を確認して、一定時間が経過していなければ、ステップ60へ進み、送風機スイッチ15の操作を確認し、運転入力がなければステップ59へ戻る。ステップ60で送風機スイッチ15の運転入力があれば、ステップ61へ進み、モータ駆動手段17がステップ60の送風機スイッチ15の運転入力の信号を受けて駆動回路21を通じてモータ4を駆動させ、ステップ62へ移り、残置時間記憶手段23が一定時間から、ステップ56で計測をスタートさせた所定時間を差し引いた残り時間を記憶させ、新たな一定時間が励起手段13の駆動時間とし、ステップ63へ移る。ステップ63で送風機スイッチ15の停止入力を確認し、入力がなければ、入力があるまでステップ63を繰り返す。ステップ63で送風機スイッチ15の停止入力が確認されると、ステップ64へ進み、モータ駆動手段17がステップ63の送風機スイッチ15の停止入力の信号を受けて駆動回路21を通じてモータ4を停止させ、ステップ59へ戻る。
【0032】
また、ステップ59で一定時間が経過していれば、ステップ65へ進み、所定時間計測手段20がステップ56でスタートさせた所定時間の計測をストップさせて、ステップ66へ移り、励起駆動手段a19がステップ65の所定時間計測手段20の信号を受けて駆動回路21を通じて励起手段13を停止させ、ステップ50へ戻る。
【0033】
このように本発明の第実施例の換気装置によれば、ある設定時間になると、一定時間が経過するまで調理後に付着した調理油を触媒と励起手段により、常温で、分解、気化させ、また、一定時間経過以内でも換気装置を使用できる換気装置の自己浄化機能を運転制御することができる。
【0034】
(実施例)図6および図7を参照しながら説明する。なお第1参考例と同一箇所には同一番号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0035】
図6において、制御部16Aにはモータ駆動手段17と別に送風機5のモータ4を制御するモータ自動駆動手段a24を設け、送風機スイッチ15と、前記モータ駆動手段17と、設定時間計測手段18と、励起駆動手段a19と、前記モータ自動駆動手段a24および所定時間計測手段20により送風機5のモータ4および励起手段13を駆動させる駆動回路21を設けたものである。
【0036】
上記構成により換気装置の制御部分について、モータ自動駆動手段a24は、モータ駆動手段17が送風機スイッチ15の運転および停止入力の信号を受けて駆動回路21を通じてモータ4を駆動および停止させるのとは別に、励起駆動手段a19による励起手段13の駆動の信号を受けて送風機5の運転を制御する駆動回路21を通じてモータ4を駆動させ、また、モータ自動駆動手段a24が励起駆動手段a19による励起手段13の停止の信号を受けて送風機5の運転を制御する駆動回路21を通じてモータ4を停止させる。
【0037】
図7において、換気装置の動作は、ステップ67で設定時間になったかを確認し、設定時間になっていなければ、ステップ68へ進む。ステップ68で送風機スイッチ15の運転入力を確認し、入力がなければ、ステップ67へ戻る。ステップ68で送風機スイッチ15の運転入力が確認されると、ステップ69へ進み、モータ駆動手段17がステップ68の送風機スイッチ15の運転入力の信号を受けて駆動回路21を通じてモータ4を駆動させ、ステップ70へ移る。ステップ70で送風機スイッチ15の停止入力を確認し、入力がなければ、入力があるまでステップ70を繰り返す。ステップ70で送風機スイッチ15の停止入力が確認されると、ステップ71へ進み、モータ駆動手段17はステップ70の送風機スイッチ15の停止入力の信号を受けて駆動回路21を通じてモータ4を停止させ、ステップ67へ戻る。
【0038】
また、ステップ67で設定時間になると、ステップ72へ進み、励起駆動手段a19がステップ67の設定時間計測手段18の信号を受けて駆動回路21を通じて励起手段13を駆動させ、ステップ73へ移り、モータ自動駆動手段a24がステップ72の励起駆動手段a19による励起手段13の駆動の信号を受けて駆動回路21を通じてモータ4を駆動させ、ステップ74へ移り、所定時間計測手段20が所定時間の計測をスタートさせ、ステップ75へ移る。ステップ75でステップ74において計測をスタートさせた所定時間を確認して、一定時間が経過するまでステップ75を繰り返す。ステップ75で一定時間が経過すれば、ステップ76へ進み、所定時間計測手段20がステップ74でスタートさせた所定時間の計測をストップさせて、ステップ77へ移り、励起駆動手段a19がステップ76の所定時間計測手段20の信号を受けて駆動回路21を通じて励起手段13を停止させ、ステップ78へ移り、モータ自動駆動手段a24がステップ77の励起駆動手段a19による励起手段13の停止の信号を受けて駆動回路21を通じてモータ4を停止させ、ステップ67へ戻る。
【0039】
このように本発明の第実施例の換気装置によれば、ある設定時間になると、一定時間が経過するまで調理後に付着した調理油を触媒と励起手段により、常温で、分解、気化させ、さらに、分解、気化した成分(低炭素分子、二酸化炭素、水蒸気)を送風機によって室外に排出させる換気装置の自己浄化機能を運転制御することができる。
【0040】
なお、実施例では、自動モータ駆動手段がモータを駆動させているときは、その回転数を限定していないが、調理油を触媒と励起手段により、分解、気化した成分(低炭素分子、二酸化炭素、水蒸気)を排気する程度に相当するモータの回転数でもよい。
【0041】
(実施例)図8および図9を参照しながら説明する。なお第1参考例、第および第実施例と同一箇所には同一番号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0042】
図8において、制御部16Aにはモータ駆動手段17と別に送風機5のモータ4を制御するモータ自動駆動手段b25を設け、送風機スイッチ15と、前記モータ駆動手段17と、設定時間計測手段18と、励起駆動手段a19と、前記モータ自動駆動手段b25と、所定時間計測手段20と、送風機スイッチ操作判断手段22および残置時間記憶手段23により送風機5のモータ4および励起手段13を駆動させる駆動回路21を設けたものである。
【0043】
上記構成により換気装置の制御部分について、モータ自動駆動手段b25は、モータ駆動手段17が送風機スイッチ15の運転および停止入力の信号を受けて駆動回路21を通じてモータ4を駆動および停止させるのとは別に、励起駆動手段a19による励起手段13の駆動の信号を受けて送風機5の運転を制御する駆動回路21を通じてモータ4を駆動させ、または、送風機スイッチ15の停止入力の信号を受けて送風機5の運転を制御する駆動回路21を通じてモータ4を駆動させ、さらに、モータ自動駆動手段b25は励起駆動手段a19による励起手段13の停止の信号を受けて送風機5の運転を制御する駆動回路21を通じてモータ4を停止させ、または、送風機スイッチ15の運転入力の信号を受けて送風機5の運転を制御する駆動回路21を通じてモータ4を停止させる。
【0044】
図9において、換気装置の動作は、ステップ79で設定時間になったかを確認し、設定時間になっていなければ、ステップ80へ進む。ステップ80で送風機スイッチ15の運転入力を確認し、入力がなければ、ステップ79へ戻る。ステップ80で送風機スイッチ15の運転入力が確認されると、ステップ81へ進み、モータ駆動手段17がステップ80の送風機スイッチ15の運転入力の信号を受けて駆動回路21を通じてモータ4を駆動させ、ステップ82へ移る。ステップ82で送風機スイッチ15の停止入力を確認し、入力がなければ、入力があるまでステップ82を繰り返す。ステップ82で送風機スイッチ15の停止入力が確認されると、ステップ83へ進み、モータ駆動手段17はステップ82の送風機スイッチ15の停止入力の信号を受けて駆動回路21を通じてモータ4を停止させ、ステップ79へ戻る。
【0045】
また、ステップ79で設定時間になると、ステップ84へ進み、励起駆動手段a19がステップ79の設定時間計測手段18の信号を受けて駆動回路21を通じて励起手段13を駆動させ、ステップ85へ移り、モータ自動駆動手段b25がステップ84の励起駆動手段a19による励起手段13の駆動の信号を受けて駆動回路21を通じてモータ4を駆動させ、ステップ86へ移り、所定時間計測手段20が所定時間の計測をスタートさせ、ステップ87へ移り、送風機スイッチ操作判断手段22が一定時間内に送風機スイッチ15が操作されるか判断をスタートして、ステップ88へ移り、残置時間記憶手段23が一定時間から、ステップ86で計測をスタートさせた所定時間を差し引いた残り時間の記憶をスタートさせ、ステップ89へ移る。ステップ89でステップ86において計測をスタートさせた所定時間を確認して、一定時間が経過していなければ、ステップ90へ進み、送風機スイッチ15の操作を確認し、運転入力がなければステップ89へ戻る。ステップ90で送風機スイッチ15の運転入力があれば、ステップ91へ進み、モータ自動駆動手段b25がステップ90の送風機スイッチ15の運転入力の信号を受けて駆動回路21を通じてモータ4を停止させ、ステップ92へ移り、モータ駆動手段17がステップ90の送風機スイッチ15の運転入力の信号を受けて駆動回路21を通じてモータ4を駆動させ、ステップ93へ移り、残置時間記憶手段23が一定時間から、ステップ86で計測をスタートさせた所定時間を差し引いた残り時間を記憶させ、新たな一定時間を励起手段13の駆動時間とし、ステップ94へ移る。ステップ94で送風機スイッチ15の停止入力を確認し、入力がなければ、入力があるまでステップ94を繰り返す。ステップ94で送風機スイッチ15の停止入力が確認されると、ステップ95へ進み、モータ駆動手段17がステップ94の送風機スイッチ15の停止入力の信号を受けて駆動回路21を通じてモータ4を停止させ、ステップ96へ移り、モータ自動駆動手段b25がステップ94の送風機スイッチ15の停止入力の信号を受けて駆動回路21を通じてモータ4を駆動させ、ステップ89へ戻る。
【0046】
また、ステップ89で所定時間が経過していれば、ステップ97へ進み、所定時間計測手段20がステップ86でスタートさせた所定時間の計測をストップさせて、ステップ98へ移り、励起駆動手段a19がステップ97の所定時間計測手段20の信号を受けて駆動回路21を通じて励起手段13を停止させ、ステップ99へ移り、モータ自動駆動手段b25がステップ98の励起駆動手段a19による励起手段13の停止の信号を受けて駆動回路21を通じてモータ4を停止させ、ステップ79へ戻る。
【0047】
このように本発明の第実施例の換気装置によれば、ある設定時間になると、一定時間が経過するまで調理後に付着した調理油を触媒と励起手段により、常温で、分解、気化させ、さらに、分解、気化した成分(低炭素分子、二酸化炭素、水蒸気)を送風機によって室外に排出させることができ、また、一定時間経過以内でも換気装置を使用できる換気装置の自己浄化機能を運転制御することができる。
【0048】
(実施例)図10、図11および図12を参照しながら説明する。なお第1参考例および第実施例と同一箇所には同一番号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0049】
図10および図11において、吸気口2には吸気口2から吸い込む空気の二酸化炭素量に感応して導電特性が変化する吸気口側二酸化炭素量検知素子26を設け、排気口7には送風機5から排出される空気の二酸化炭素量に感応して導電特性が変化する送風機側二酸化炭素量検知素子27を設けている。送風機スイッチ15の入力を受けて、送風機5のモータ4および励起手段13の制御を行う制御部16Bを設け、制御部16Bには励起手段13の運転を制御する励起駆動手段b28を設け、前記吸気口側二酸化炭素量検知素子26の入力を検知する吸気口側二酸化炭素量検知手段29を設け、前記送風機側二酸化炭素量検知素子27の入力を検知する送風機側二酸化炭素量検知手段30を設け、前記吸気口側二酸化炭素量検知手段29が検知した吸気口側二酸化炭素量と前記送風機側二酸化炭素量検知手段30が検知した送風機側二酸化炭素量を比較判断する二酸化炭素量演算手段31を設け、前記送風機スイッチ15と、モータ駆動手段17と、設定時間計測手段18と、前記励起駆動手段b28と、モータ自動駆動手段a24と、前記吸気口側二酸化炭素量検知素子26と、前記吸気口側二酸化炭素量検知手段29と、前記送風機側二酸化炭素量検知素子27と、前記送風機側二酸化炭素量検知手段30および前記二酸化炭素量演算手段31により送風機5のモータ4および前記励起手段13を駆動させる駆動回路21を設けたものである。
【0050】
上記構成により換気装置の制御部分について、励起駆動手段b28は、予め設定していた時間になると設定時間計測手段18の信号を受けて励起手段13の運転を制御する駆動回路21を通じて励起手段13を駆動させる。吸気口側二酸化炭素量検知手段29は吸気口側二酸化炭素量検知素子26の入力を検知し、送風機側二酸化炭素量検知手段30は送風機側二酸化炭素量検知素子27の入力を検知する。二酸化炭素量演算手段31は前記吸気口側二酸化炭素量検知手段29が検知した吸気口側二酸化炭素量と前記送風機側二酸化炭素量検知手段30が検知した送風機側二酸化炭素量を比較判断する。前記励起駆動手段b28は、二酸化炭素量演算手段31の信号を受けて励起手段13の運転を制御する駆動回路21を通じて励起手段13を停止させる。
【0051】
図12において、換気装置の動作は、ステップ100で設定時間になったかを確認し、設定時間になっていなければ、ステップ101へ進む。ステップ101で送風機スイッチ15の運転入力を確認し、入力がなければ、ステップ100へ戻る。ステップ101で送風機スイッチ15の運転入力が確認されると、ステップ102へ進み、モータ駆動手段17がステップ101の送風機スイッチ15の運転入力の信号を受けて駆動回路21を通じてモータ4を駆動させ、ステップ103へ移る。ステップ103で送風機スイッチ15の停止入力を確認し、入力がなければ、入力があるまでステップ103を繰り返す。ステップ103で送風機スイッチ15の停止入力が確認されると、ステップ104へ進み、モータ駆動手段17はステップ103の送風機スイッチ15の停止入力の信号を受けて駆動回路21を通じてモータ4を停止させ、ステップ100へ戻る。
【0052】
また、ステップ100で設定時間になると、ステップ105へ進み、励起駆動手段b28がステップ100の設定時間計測手段18の信号を受けて駆動回路21を通じて励起手段13を駆動させ、ステップ106へ移り、モータ自動駆動手段a24がステップ105の励起駆動手段b28による励起手段13の駆動の信号を受けて駆動回路21を通じてモータ4を駆動させ、ステップ107へ移り、吸気口側二酸化炭素量検知手段29が吸気口側二酸化炭素量検知素子26の入力を検知して吸気口側の二酸化炭素量の計測をスタートさせ、ステップ108へ移り、送風機側二酸化炭素量検知手段30が送風機側二酸化炭素量検知素子27の入力を検知して送風機側の二酸化炭素量の計測をスタートさせ、ステップ109へ移り、二酸化炭素量演算手段31が吸気口側二酸化炭素量検知手段29の検知した吸気口側二酸化炭素量と送風機側二酸化炭素量検知手段30の検知した送風機側二酸化炭素量の比較確認をスタートさせ、ステップ110へ移る。ステップ110で吸気口側二酸化炭素量と送風機側二酸化炭素量を比較確認して、送風機側二酸化炭素量が吸気口側二酸化炭素量以下になるまでステップ110を繰り返す。ステップ110で送風機側二酸化炭素量が吸気口側二酸化炭素量以下になれば、ステップ111へ進み、励起駆動手段b28が二酸化炭素量演算手段31の信号を受けて駆動回路21を通じて励起手段13を停止させ、ステップ112へ移り、モータ自動駆動手段a24がステップ111の励起駆動手段b28による励起手段13の停止の信号を受けて駆動回路21を通じてモータ4を停止させ、ステップ100へ戻る。
【0053】
このように本発明の第実施例の換気装置によれば、ある設定時間になると、(換気装置に付着した調理油を触媒と励起手段により分解、気化させると低炭素分子、二酸化炭素、水蒸気になり、送風機側の二酸化炭素量は吸気口側の二酸化炭素量より多くなるので、送風機側の二酸化炭素量と吸気口側の二酸化炭素量を比較することにより励起手段の駆動を制御する)送風機側の二酸化炭素量が吸気口側の二酸化炭素量より多い間、調理後に付着した調理油を触媒と励起手段により、常温で、分解、気化させ、さらに、分解、気化した成分(低炭素分子、二酸化炭素、水蒸気)を送風機によって室外に排出させる換気装置の自己浄化機能を運転制御することができる。
【0054】
(実施例)図13および図14を参照しながら説明する。なお第1参考例、第および第実施例と同一箇所には同一番号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0055】
図13において、制御部16Bには二酸化炭素量演算手段31が吸気口側二酸化炭素量と送風機側二酸化炭素量を比較している間に送風機スイッチ15が操作されたかを判断する送風機スイッチ入力判断手段32を設け、前記送風機スイッチ15と、前記モータ駆動手段17と、設定時間計測手段18と、励起駆動手段b28と、モータ自動駆動手段b25と、吸気口側二酸化炭素量検知素子26と、吸気口側二酸化炭素量検知手段29と、送風機側二酸化炭素量検知素子27と、送風機側二酸化炭素量検知手段30と、前記二酸化炭素量演算手段31および前記送風機スイッチ入力判断手段32により送風機5のモータ4および励起手段13を駆動させる駆動回路21を設けたものである。
【0056】
上記構成により換気装置の制御部分について、送風機スイッチ入力判断手段32は、二酸化炭素量演算手段31が吸気口側二酸化炭素量と送風機側二酸化炭素量を比較確認している間に、送風機スイッチ15が操作されたかを判断する。
【0057】
図14において、換気装置の動作は、ステップ113で設定時間になったかを確認し、設定時間になっていなければ、ステップ114へ進む。ステップ114で送風機スイッチ15の運転入力を確認し、入力がなければ、ステップ113へ戻る。ステップ114で送風機スイッチ15の運転入力が確認されると、ステップ115へ進み、モータ駆動手段17がステップ114の送風機スイッチ15の運転入力の信号を受けて駆動回路21を通じてモータ4を駆動させ、ステップ116へ移る。ステップ116で送風機スイッチ15の停止入力を確認し、入力がなければ、入力があるまでステップ116を繰り返す。ステップ116で送風機スイッチ15の停止入力が確認されると、ステップ117へ進み、モータ駆動手段17はステップ116の送風機スイッチ15の停止入力の信号を受けて駆動回路21を通じてモータ4を停止させ、ステップ113へ戻る。
【0058】
また、ステップ113で設定時間になると、ステップ118へ進み、励起駆動手段b28がステップ113の設定時間計測手段18の信号を受けて駆動回路21を通じて励起手段13を駆動させ、ステップ119へ移り、モータ自動駆動手段b25がステップ118の励起駆動手段b28による励起手段13の駆動の信号を受けて駆動回路21を通じてモータ4を駆動させ、ステップ120へ移り、吸気口側二酸化炭素量検知手段29が吸気口側二酸化炭素量検知素子26の入力を検知して吸気口側の二酸化炭素量の計測をスタートさせ、ステップ121へ移り、送風機側二酸化炭素量検知手段30が送風機側二酸化炭素量検知素子27の入力を検知して送風機側の二酸化炭素量の計測をスタートさせ、ステップ122へ移り、二酸化炭素量演算手段31が吸気口側二酸化炭素量検知手段29の検知した吸気口側二酸化炭素量と送風機側二酸化炭素量検知手段30の検知した送風機側二酸化炭素量の比較確認をスタートさせ、ステップ123へ移り、二酸化炭素量演算手段31が二酸化炭素量を比較確認している間に、送風機スイッチ入力判断手段32が送風機スイッチ15が操作されるか判断をスタートして、ステップ124へ移る。ステップ124でステップ122でスタートさせた吸気口側二酸化炭素量と送風機側二酸化炭素量を比較確認して、送風機側二酸化炭素量が吸気口側二酸化炭素量より多ければ、ステップ125へ進み、送風機スイッチ15の操作を確認し、運転入力がなければステップ124へ戻る。ステップ125で送風機スイッチ15の運転入力があれば、ステップ126へ進み、モータ自動駆動手段b25がステップ125の送風機スイッチ15の運転入力の信号を受けて駆動回路21を通じてモータ4を停止させ、ステップ127へ移り、モータ駆動手段17がステップ125の送風機スイッチ15の運転入力の信号を受けて駆動回路21を通じてモータ4を駆動させ、ステップ128へ移る。ステップ128で送風機スイッチ15の停止入力を確認し、入力がなければ、入力があるまでステップ128を繰り返す。ステップ128で送風機スイッチ15の停止入力が確認されると、ステップ129へ進み、モータ駆動手段17がステップ128の送風機スイッチ15の停止入力の信号を受けて駆動回路21を通じてモータ4を停止させ、ステップ130へ移り、モータ自動駆動手段b25がステップ128の送風機スイッチ15の停止入力の信号を受けて駆動回路21を通じてモータ4を駆動させ、ステップ124へ戻る。
【0059】
また、ステップ124で送風機側二酸化炭素量が吸気口側二酸化炭素量以下になれば、ステップ131へ進み、励起駆動手段b28が二酸化炭素量演算手段31の信号を受けて駆動回路21を通じて励起手段13を停止させ、ステップ132へ移り、モータ自動駆動手段b25がステップ131の励起駆動手段b28による励起手段13の停止の信号を受けて駆動回路21を通じてモータ4を停止させ、ステップ113へ戻る。
【0060】
このように本発明の第実施例の換気装置によれば、ある設定時間になると、(換気装置に付着した調理油を触媒と励起手段により分解、気化させると低炭素分子、二酸化炭素、水蒸気になり、送風機側の二酸化炭素量は吸気口側の二酸化炭素量より多くなるので、送風機側の二酸化炭素量と吸気口側の二酸化炭素量を比較することにより励起手段およびモータの駆動を制御する)送風機側の二酸化炭素量が吸気口側の二酸化炭素量より多い間、調理後に付着した調理油を触媒と励起手段により、常温で、分解、気化させ、さらに、分解、気化した成分(低炭素分子、二酸化炭素、水蒸気)を送風機によって室外に排出させることができ、また、調理油を触媒と励起手段により分解、気化させている間にも換気装置を使用可能にする換気装置の自己浄化機能を運転制御することができる。
【0061】
【発明の効果】
以上の実施例から明らかなように、本発明によれば、ある設定時間になると、一定時間が経過するまで調理後に付着した調理油を触媒と励起手段により、常温で、分解、気化させ、また、一定時間経過以内でも換気装置を使用できる換気装置の自己浄化機能を運転制御することができ、また、ある設定時間になると、一定時間が経過するまで調理後に付着した調理油を触媒と励起手段により、常温で、分解、気化させ、さらに、分解、気化した成分(低炭素分子、二酸化炭素、水蒸気)を送風機によって室外に排出させる換気装置の自己浄化機能を運転制御することができ、また、ある設定時間になると、一定時間が経過するまで調理後に付着した調理油を触媒と励起手段により、常温で、分解、気化させ、さらに、分解、気化した成分(低炭素分子、二酸化炭素、水蒸気)を送風機によって室外に排出させることができ、また、一定時間経過以内でも換気装置を使用できる換気装置の自己浄化機能を運転制御することができ、また、ある設定時間になると、(換気装置に付着した調理油を触媒と励起手段により分解、気化させると低炭素分子、二酸化炭素、水蒸気になり、送風機側の二酸化炭素量は吸気口側の二酸化炭素量より多くなるので、送風機側の二酸化炭素量と吸気口側の二酸化炭素量を比較することにより励起手段の駆動を制御する)送風機側の二酸化炭素量が吸気口側の二酸化炭素量より多い間、調理後に付着した調理油を触媒と励起手段により、常温で、分解、気化させ、さらに、分解、気化した成分(低炭素分子、二酸化炭素、水蒸気)を送風機によって室外に排出させる換気装置の自己浄化機能を運転制御することができ、また、ある設定時間になると、(換気装置に付着した調理油を触媒と励起手段により分解、気化させると低炭素分子、二酸化炭素、水蒸気になり、送風機側の二酸化炭素量は吸気口側の二酸化炭素量より多くなるので、送風機側の二酸化炭素量と吸気口側の二酸化炭素量を比較することにより励起手段およびモータの駆動を制御する)送風機側の二酸化炭素量が吸気口側の二酸化炭素量より多い間、調理後に付着した調理油を触媒と励起手段により、常温で、分解、気化させ、さらに、分解、気化した成分(低炭素分子、二酸化炭素、水蒸気)を送風機によって室外に排出させることができ、また、調理油を触媒と励起手段により分解、気化させている間にも換気装置を使用可能にする換気装置の自己浄化機能を運転制御することができ、常温で調理後に付着した調理油を分解、気化する自己浄化機能を有し、この自己浄化機能を運転制御することができるという効果のある換気装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の参考例1の換気装置を示す縦断面図
【図2】 同制御部を示すブロック図
【図3】 同プログラムのフローチャート
【図4】 本発明の実施例の換気装置の制御部を示すブロック図
【図5】 同プログラムのフローチャート
【図6】 本発明の実施例の換気装置の制御部を示すブロック図
【図7】 同プログラムのフローチャート
【図8】 本発明の実施例の換気装置の制御部を示すブロック図
【図9】 同プログラムのフローチャート
【図10】 本発明の実施例の換気装置を示す縦断面図
【図11】 同制御部を示すブロック図
【図12】 同プログラムのフローチャート
【図13】 本発明の実施例の換気装置の制御部を示すブロック図
【図14】 同プログラムのフローチャート
【図15】 従来の換気装置を示す縦断面図
【符号の説明】
1 フード本体
4 モータ
4a ファン
5 送風機
7 排気口
9 フィルタ
12 触媒
13 励起手段
15 送風機スイッチ
16A 制御部
16B 制御部
17 モータ駆動手段
18 設定時間計測手段
19 励起駆動手段a
20 所定時間計測手段
21 駆動回路
22 送風機スイッチ操作判断手段
23 残置時間記憶手段
24 モータ自動駆動手段a
25 モータ自動駆動手段b
26 吸気口側二酸化炭素量検知素子
27 送風機側二酸化炭素量検知素子
28 励起駆動手段b
29 吸気口側二酸化炭素量検知手段
30 送風機側二酸化炭素量検知手段
31 二酸化炭素量演算手段
32 送風機スイッチ入力判断手段

Claims (5)

  1. 室内空気を室外に排気するモータとファンを有する送風機を設け、この送風機を支持し、かつ排気口を設けたフード本体の内部にフィルタを設け、前記フード本体内と前記フィルタ表面に触媒を設け、前記触媒を励起、活性化させる励起手段と、前記モータの駆動および停止をする送風機スイッチと、前記送風機スイッチの入力の信号を受けて前記モータを制御するモータ駆動手段を設け、設定時間経過を計測する設定時間計測手段を設け、前記励起手段を制御する励起駆動手段を設け、所定時間経過を計測する所定時間計測手段を設け、前記所定時間計測手段が計測している一定時間経過以内に送風機スイッチが操作されたかを判断する送風機スイッチ操作判断手段を設け、一定時間経過以内に前記送風機スイッチが操作されたかを判断して、前記送風機スイッチが操作された時点で、一定時間から所定時間を差し引いた残置時間を記憶する残置時間記憶手段を設け、前記送風機スイッチと、モータ駆動手段と、設定時間計測手段と、励起駆動手段と、所定時間計測手段と、前記送風機スイッチ操作判断手段および前記残置時間記憶手段により送風機のモータおよび励起手段を駆動させる駆動回路を設けた換気装置。
  2. 室内空気を室外に排気するモータとファンを有する送風機を設け、この送風機を支持し、かつ排気口を設けたフード本体の内部にフィルタを設け、前記フード本体内と前記フィルタ表面に触媒を設け、前記触媒を励起、活性化させる励起手段と、前記モータの駆動および停止をする送風機スイッチと、前記送風機スイッチの入力の信号を受けて前記モータを制御するモータ駆動手段を設け、設定時間経過を計測する設定時間計測手段を設け、前記励起手段を制御する励起駆動手段を設け、所定時間経過を計測する所定時間計測手段を設け、前記モータ駆動手段と別に前記励起駆動手段による前記励起手段の駆動の信号を受けて送風機のモータを制御するモータ自動駆動手段を設け、前記送風機スイッチと、前記モータ駆動手段と、前記設定時間計測手段と、前記励起駆動手段と、前記モータ自動駆動手段および所定時間計測手段により送風機のモータおよび励起手段を駆動させる駆動回路を設けた換気装置。
  3. 送風機スイッチと、モータ駆動手段と、設定時間計測手段と、励起駆動手段と、モータ自動駆動手段と、所定時間計測手段と、送風機スイッチ操作判断手段および残置時間記憶手段により送風機のモータおよび励起手段を駆動させる駆動回路を設けた請求項1または2記載の換気装置。
  4. 室内空気を室外に排気するモータとファンを有する送風機を設け、この送風機を支持し、かつ排気口を設けたフード本体の内部にフィルタを設け、前記フード本体内と前記フィルタ表面に触媒を設け、前記触媒を励起、活性化させる励起手段と、前記モータの駆動および停止をする送風機スイッチと、前記モータを制御するモータ駆動手段を設け、設定時間経過を計測する設定時間計測手段を設け、前記励起手段を制御する励起駆動手段を設け、所定時間経過を計測する所定時間計測手段を設け、前記フード本体の下部に吸気口を設け、前記吸気口に吸気口側二酸化炭素量検知素子を設け、前記吸気口側二酸化炭素量検知素子の入力を検知する吸気口側二酸化炭素量検知手段を設け、排気口に送風機側二酸化炭素量検知素子を設け、前記送風機側二酸化炭素量検知素子の入力を検知する送風機側二酸化炭素量検知手段を設け、前記吸気口側二酸化炭素量検知手段が検知した吸気口側二酸化炭素量と前記送風機側二酸化炭素量検知手段が検知した送風機側二酸化炭素量を比較判断する二酸化炭素量演算手段を設け、送風機スイッチと、モータ駆動手段と、設定時間計測手段と、励起駆動手段と、モータ自動駆動手段と、前記吸気口側二酸化炭素量検知素子と、前記吸気口側二酸化炭素量検知手段と、前記送風機側二酸化炭素量検知素子と、前記送風機側二酸化炭素量検知手段および前記二酸化炭素量演算手段により送風機のモータおよび励起手段を駆動させる駆動回路を設けた換気装置。
  5. 二酸化炭素量演算手段が吸気口側二酸化炭素量と送風機側二酸化炭素量を比較している間に送風機スイッチが操作されたかを判断する送風機スイッチ入力判断手段を設け、前記送風機スイッチと、モータ駆動手段と、設定時間計測手段と、励起駆動手段と、モータ自動駆動手段と、吸気口側二酸化炭素量検知素子と、吸気口側二酸化炭素量検知手段と、送風機側二酸化炭素量検知素子と、送風機側二酸化炭素量検知手段と、前記二酸化炭素量演算手段および前記送風機スイッチ入力判断手段により送風機のモータおよび励起手段を駆動させる駆動回路を設けた請求項記載の換気装置。
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