JP4609063B2 - ガス濃度センサの活性判定装置 - Google Patents

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本発明は、ガス濃度センサの活性判定装置に関し、特に、ガス濃度センサが不活性から活性に遷移した旨の活性判定と、活性から不活性に遷移した旨の不活性判定とを行う装置に関する。
内燃機関の燃料噴射量などの各種制御を行うために、内燃機関の排気経路に配置されたガス濃度センサまたはA/F(空燃比)センサが利用されている。一般的なA/Fセンサは700°C以上などの高温下で活性状態となり、活性状態にある場合に正常なガス濃度信号が得られる。したがって、A/Fセンサの検出値を利用するために、A/Fセンサが活性状態にあるかを判定する必要がある。
特許文献1は、A/Fセンサの固体電解質素子の抵抗値(アドミタンス)を、所定の活性判定値(例えばアドミタンスの目標値の40%)と比較することで、上記判定を行う装置を開示している。すなわち、この装置では、アドミタンスが活性判定値に到達していれば当該固体電解質素子が活性化したと判定し、到達していなければ不活性と判定している。
特開2004−132840号公報
しかし、A/Fセンサのアドミタンスは、ガス温度の影響などの外乱を受け易いため、特許文献1の構成では、いったん活性判定が行われた後に、A/Fセンサが十分に活性状態にあるにもかかわらず、不活性判定が行われて、活性と不活性との間で判定のハンチングが生じる場合がある。このような誤判定は、劣化によってアドミタンスの低下したA/Fセンサにおいて特によく生じる。このため、特許文献1の構成ではA/Fセンサが十分に活性状態にあるにもかかわらずこれを使用できない場合が生じ、このような場合には、空燃比を入力変数として利用する燃料噴射制御等の非常に多くの制御において、A/Fセンサの検出結果を利用できないことになる。
そこで本発明の目的は、A/Fセンサなどのガス濃度センサにおいて、活性判定と不活性判定との間のハンチングを防止し、動作を安定化させることのできる手段を提供することにある。
本発明によるガス濃度センサの活性判定装置は、ガス濃度センサが不活性から活性に遷移した旨の活性判定を第1の物理量に基づいて実行し、前記ガス濃度センサが活性から不活性に遷移した旨の不活性判定を、前記第1の物理量とは異なる第2の物理量に基づいて実行し、前記第2の物理量は、前記内燃機関の停止後の経過時間であることを特徴とする。
本発明の別の態様は、内燃機関の排気経路に配置されたガス濃度センサの活性状態を判定する活性判定装置であって、前記ガス濃度センサが活性である旨の活性判定を第1の物理量に基づいて実行し、前記ガス濃度センサが不活性である旨の不活性判定を、前記第1の物理量とは異なる第2の物理量に基づいて実行し、前記ガス濃度センサを加熱できるように配置されたヒータと、前記ガス濃度センサの所定の電気抵抗特性に基づいて前記ヒータへの通電をオンまたはオフにするヒータ制御手段と、を更に備え、前記第2の物理量は、前記ヒータをオフにした後の経過時間であることを特徴とするガス濃度センサの活性判定装置である。
本発明のまた別の態様は、内燃機関の排気経路に配置されたガス濃度センサの活性状態を判定する活性判定装置であって、前記ガス濃度センサが活性である旨の活性判定を第1の物理量に基づいて実行し、前記ガス濃度センサが不活性である旨の不活性判定を、前記第1の物理量とは異なる第2の物理量に基づいて実行し、前記内燃機関の冷却水温を検出する水温検出手段を更に備え、前記第2の物理量は、前記冷却水温の所定時間あたりの減少量であることを特徴とするガス濃度センサの活性判定装置である。
本発明では、ガス濃度センサが不活性から活性に遷移した旨の活性判定と、前記ガス濃度センサが活性から不活性に遷移した旨の不活性判定とを、車両の状態を示す互いに異なる物理量に基づいて実行するので、活性判定と不活性判定の各基準値を適切に設定することにより、両判定を単一の物理量に基づいて行う場合に比べて、安定した動作を実現できる。
本発明における活性判定に用いられる第1の物理量は、ガス濃度センサの所定の電気抵抗特性とするのが好ましく、とくにアドミタンスとするのが好ましい。
本発明における不活性判定に用いられる第2の物理量は、内燃機関の停止後の経過時間とすることができる。
また、ガス濃度センサを加熱できるように配置されたヒータと、ガス濃度センサの所定の電気抵抗特性に基づいてヒータへの通電をオンまたはオフにするヒータ制御手段と、を備えた装置では、第2の物理量は、前記ヒータをオフにした後の経過時間とすることができる。
また、内燃機関の冷却水温を検出する水温検出手段を備えた装置では、第2の物理量は、冷却水温の所定時間あたりの減少量とすることができる。
また、不活性判定に用いられる第2の物理量の基準値は、活性判定に用いられる第1の物理量の基準値に対応する第2の物理量の値よりも不活性側に設定するのが好ましい。
本発明の実施形態について、以下に図面に従って説明する。図1において、エンジン1は、例えば燃焼室内に直接ガソリン燃料を噴射する直噴ガソリンエンジンであり、空燃比の制御により、リーン運転とストイキ運転とに切替え可能である。
エンジン1には、燃焼室内に燃料を直接噴射するインジェクタ2が設けられている。エンジン1の吸気ポートには、吸気通路を構成する吸気マニホールド3および吸気管4が接続されている。吸気管4の上流側の吸気経路は、不図示のエアクリーナを介して外気に連通している。
排気通路を構成する排気マニホールド6の出口部の近傍に、三元触媒7が配置されている。三元触媒7は、ストイキ運転時に効率よくHC、COおよびNOxを処理可能である。排気通路の比較的下流側には、NOx吸蔵触媒8が配置されている。NOx吸蔵触媒8は、リーン運転時にNOxを吸収し、ストイキまたはリッチ運転時にNOxを放出してHCと反応させることにより還元処理するものである。NOx吸蔵触媒8の下流側の排気通路は、不図示のマフラーを介して外気に連通している。
吸気管4には、吸入空気量を検出するエアフローメータ11、および、スロットルバルブ開度を検出するスロットルセンサ12が設置されている。エンジン1には、冷却用ウォータージャケット内の冷却水温を検出する水温センサ13、および、クランクシャフトの角度ないしエンジン回転数を検出するクランク角センサ14が設置されている。排気マニホールド6には、排気中の酸素やNOxなどの所定物質の濃度を検出するためのガス濃度センサであるA/Fセンサ15が設置されている。A/Fセンサ15の内部には、当該A/Fセンサ15をその動作に適した活性温度にするためにA/Fセンサ15を加熱するための電熱ヒータ24が設置されている。車室内のアクセルペダルの近傍には、アクセルペダルの位置すなわち踏み込み量を検出するためのアクセルペダルセンサ17が設置されている。
図2に示されるように、A/Fセンサ15は、ポンプセル21、モニタセル22、センサセル23、およびヒータ24を備えている。各セル21,22,23は、酸素イオン伝導性材料からなるシート状の固体電解質素子、および当該固体電解質素子を挟んだ一対の電極を有する。
ポンプセル21は、A/Fセンサ15のチャンバ内に導入した排ガス中の酸素を排出又は汲み込む働きをすると共に、酸素排出又は汲み込みの際に排ガス中の酸素濃度に応じた出力を発生する。モニタセル22は、排ガス中の残留酸素濃度に応じた出力を発生する。センサセル23は、排ガス中のNOxを還元分解する働きをすると共に、その際に排ガス中のNOx濃度に応じた出力を発生する。ヒータ24は、セル21,22,23を含めたセンサ全体を活性状態にすべく、外部からの給電により熱エネルギを発生させる。
ガス濃度センサ15には、駆動回路50およびECU60が接続されている。
駆動回路50は、オペアンプおよび電流検出抵抗、LPF、ならびに、ヒータ24を駆動するためのMOSFETおよびMOSFETドライバを含んでいる。駆動回路50は、各セル21,22,23の有する電極のうちの一方に基準電圧を印加すると共に、他方の電極に指令電圧を印加し、そのときに現れる各電流検出抵抗の両端子電圧を、電子制御ユニット(ECU)60に出力する。
ECU60は、CPU、A/D変換器、D/A変換器、I/Oポート等を備える周知のマイクロコンピュータで構成されており、セル21,22,23の印加電圧をD/A変換器から適宜出力する。ECU60は、A/D変換器から入力される各電流検出抵抗の両端子電圧に基づいて、セル21,22,23に流れる電流を算出する。そしてECU60は、セル21,22,23での測定電流に基づいて排ガス中の酸素濃度およびNOx濃度を検出し、その検出値をD/A変換器から外部に出力する。
また、本実施形態では、いわゆる掃引法を用い、モニタセル22を対象に、電気抵抗特性としてのアドミタンスが検出されるようになっている。つまり、モニタセル22のアドミタンス検出時において、ECU60および駆動回路50により、モニタセル印加電圧(指令電圧Vc)が正側又は負側の少なくとも何れかに瞬間的に(例えば数10〜100μsec程度の時間で)切り換えられる。この印加電圧は、駆動回路50に含まれるLPFにより正弦波的になまされつつ、モニタセル22の両電極に印加される。交流電圧の周波数は10kHz以上が望ましく、LPFの時定数は5μsec程度で設定される。そして、その時の電圧変化量と電流変化量とからモニタセル22のアドミタンスが算出される(アドミタンス=電流変化量/電圧変化量)。
なお、電気抵抗特性として、アドミタンスに代えてその逆数であるインピーダンスを検出する構成であっても良い。また、モニタセル22のアドミタンス(又はインピーダンス)を検出することに代えて、ポンプセル21のアドミタンス(又はインピーダンス)を検出する構成や、センサセル23のアドミタンス(又はインピーダンス)を検出する構成としても良い。
また、ECU60は、制御指令値DutyをI/Oポートから出力して、駆動回路50のMOSFETドライバを駆動する。このとき、駆動回路50のMOSFETにより直流電源(例えばバッテリ電源)からヒータ24へ供給される電力がPWM制御される。
次に、上記の如く構成されたガス濃度検出装置の動作を説明する。図3は、ECU60により実施されるメインルーチンの概要を示すフローチャートであり、同ルーチンはECU60への電源投入に伴い起動される。
図3において、先ずステップS100では、前回のA/F(酸素濃度)の検出時から所定時間Taが経過したか否かを判別する。所定時間Taは、A/Fの検出周期に相当する時間であって、例えばTa=4msec程度に設定される。そして、ステップS100がYESであることを条件に、後続のステップS110で、A/F活性判定の処理を実施する。A/F活性判定は、ポンプセル21が活性完了して正常なA/F出力が得られるようになったか否かを判定するものであり、NOx活性判定は、センサセル23が活性完了して正常なNOx濃度出力が得られるようになったか否かを判定するものである。これらの活性判定の詳細は後述する。
その後、ステップS130では、A/FおよびNOx濃度の検出処理を実施する。A/F(酸素濃度)の検出処理では、その時々のモニタセル22の電流Ipに応じた印加電圧を設定すると共に、その電圧印加時に計測されるモニタセル22の電流IpのA/D値を取り込む。そして、該取り込んだモニタセル22の電流IpをA/F値に換算する。また、NOx濃度の検出処理では、所定のセンサセル印加電圧を設定してその電圧印加時に計測されるセンサセル電流IsのA/D値を取り込むと共に、所定のモニタセル印加電圧を設定してその電圧印加時に計測されるモニタセル電流ImのA/D値を取り込む。そして、センサセル電流Isからモニタセル電流Imを減算し、その差分値であるNOx検出電流(Is−Im)をNOx濃度値に換算する。これらA/F値やNOx濃度値は、燃料噴射制御やVVT(可変バルブタイミング機構)の制御などの種々の制御において利用される。なお、このステップS120では、後述するA/F活性フラグが「1」であるときにのみ、このような検出処理および出力が有効に行われ、そうでなければ、このような検出処理および出力は行われない。
A/FおよびNOx濃度の検出後、ステップS140では、前回のアドミタンス検出時から所定時間Tbが経過したか否かを判別する。所定時間Tbは、アドミタンスの検出周期に相当する時間であって、例えばエンジン運転状態に応じて128msec、2sec等の時間が選択的に設定される。そして、ステップS140がYESであることを条件に、ステップS150でアドミタンスを検出し、更に続くステップS160でヒータ通電制御を実施する。
ヒータ通電制御は、素子活性化のための制御であり、アドミタンスを所望の目標値に保持することができるものであれば、任意の制御手法が適用できる。その一例として、ガス濃度センサ15の素子温度が低く、アドミタンスが比較的小さい場合には、例えばデューティ比100%の全通電制御によりヒータ通電を実施する。また、素子温が上昇すると、PID制御等、周知のフィードバック手法を用いて制御デューティ比を算出し、そのデューティ比によりヒータ通電を実施する。そして、素子温度が十分に高く、アドミタンスが所定値以上である場合には、デューティー比は0%とされ、ヒータ24への給電は行われない。
次に、A/F活性判定の処理(上記図3のステップS110の処理)について、図4を用いて説明する。
図4において、ステップS111では、アドミタンスが所定の活性判定値αに到達したか否かを判別する。活性判定値αは、アドミタンスの目標値を基準として定められるものであり、例えば前記目標値の40%とされる。但し、活性判定値αを前記目標値の何%にするかはアドミタンスの上昇率に対するモニタセル22の電流Ipの正常化の度合に応じて決定されると良く、アドミタンスの上昇に対してモニタセル22の電流の正常化が遅いセンサの場合は目標値の40%以上、例えば80%や100%とすれば良いし、アドミタンスの上昇に対してモニタセル22の電流の正常化が早いセンサの場合は目標値の40%以下、例えば20%や10%とすれば良い。
そして、アドミタンスが活性判定値αに到達していればステップS112に進み、A/F活性(すなわち、モニタセル22の活性完了)である旨判定され、A/F活性か不活性かを表すA/F活性フラグが「1」にされる。他方、アドミタンスが活性判定値αに到達していなければ、ステップS112の処理がスキップされる。
次に、ステップS113では、エンジン停止後の経過時間が、所定の経過時間判定値Tcに達しているかを判別する。経過時間判定値Tcは、その時間Tcにわたってエンジンが停止した場合にA/Fセンサがほぼ確実に不活性状態に移行していると考えられるような長さに予め設定される。そして、エンジン停止後の経過時間が、所定の経過時間判定値Tcに達していればステップS114に進み、A/F不活性(すなわち、モニタセル22が不活性状態)である旨判定され、A/F活性フラグが「0」にされる。他方、エンジン停止後の経過時間が経過時間判定値Tcに達していなければ、ステップS114の処理がスキップされる。
その後、上述したとおり、図3のメインルーチンのステップS120において、ECU60では、A/F活性フラグが「1」(すなわち、活性完了)を表すものであればA/F出力が有効とされ、そうでなければ同A/F出力が無効とされる。
なお、NOx活性判定は、アドミタンスが所定の活性判定値に到達しているか否かによって行われ、到達していなければ不活性、到達していれば活性の判定がそれぞれ行われる。
以上の処理の結果、本実施形態では、A/Fセンサ15が不活性から活性に遷移した旨の活性判定と、A/Fセンサ15が活性から不活性に遷移した旨の不活性判定とが、車両の状態を示す互いに異なる物理量に基づいて実行される。その結果、本実施形態では、活性判定と不活性判定の各基準値を適切に設定することにより、両判定を単一の物理量に基づいて行う場合に比べて、安定した動作を実現することができる。
不活性判定に用いられる第2の物理量の基準値は、活性判定に用いられる第1の物理量の基準値に対応する第2の物理量の値よりも不活性側に設定するのが好ましい。すなわち、上記実施形態では、ステップS114の不活性判定において用いられる経過時間判定値Tcの値は、ステップS112の活性判定において用いられるアドミタンスの活性判定値αに対応するエンジン停止後の経過時間(つまり、エンジン停止からその時間だけ経過した場合のアドミタンス値がαであるような経過時間)よりも、A/Fセンサ15の不活性側(より不活性である状態に対応する側。エンジン停止後の経過時間であれば、長い側)に設定するのが好ましく、このように構成された装置によれば、本発明の所期の効果を特に好適に実現することができる。
なお、上記実施形態では、本発明をある程度の具体性をもって説明したが、本発明については、特許請求の範囲に記載された発明の精神や範囲から離れることなしに、さまざまな改変や変更が可能であることは理解されなければならない。
例えば、本発明における活性判定に用いられる第1の物理量は、上記実施形態のように、ガス濃度センサの所定の電気抵抗特性とするのが好ましく、とくにアドミタンスとするのが好ましいが、それ以外の物理量であってもよい。そのような第1の物理量としては、例えば、エアフローメータ11によって検出される吸入空気量の積算値、ECU60および駆動回路50によるヒータ24への供給電力の積算値、ECU60によって積算されたエンジン1の始動後の経過時間、クランク角センサ14によって検出されるエンジン回転数、もしくは、スロットルセンサ12またはアクセルペダルセンサ17の検出値およびその時のエンジン回転数に基づいて算出される要求負荷を採用することができる。また、A/Fセンサ15の検出値事態を第1の物理量として用いてもよい。また、第1の物理量は、単独で用いてもよいし、複数種類のものをAND条件・OR条件もしくは所定の関数によって組合せて使用してもよい。
また、本発明における不活性判定に用いられる第2の物理量は、上記実施形態のように、内燃機関の停止後の経過時間とするのが好ましいが、それ以外の物理量であってもよい。そのような第2の物理量としては、例えば、電熱ヒータ24などのヒータと、ガス濃度センサの活性状態に基づいてヒータへの通電をオンまたはオフにするヒータ制御手段と、を備えた装置では、第2の物理量として、ヒータをオフにした後の経過時間を採用することができる。また、第2の物理量として、水温センサ13によって検出される冷却水温の所定時間あたりの減少量を採用することができる。このように、第2の物理量としては、主にエンジンの停止に起因して変化する各種の物理量を任意に採用することができる。また、第2の物理量は、単独で用いてもよいし、複数種類のものをAND条件・OR条件もしくは所定の関数によって組合せて使用してもよい。
また、上記実施形態では、ガス濃度センサの一例としてのA/Fセンサ15に本発明を適用した例について説明したが、本発明は他の種類のガス濃度センサ、例えばOセンサや、さらにはNOxセンサ等の酸素以外の気相物質を検出するものについて適用することも可能である。
本発明の実施形態が適用される車両の概略構成図である。 本発明の実施形態に係るA/Fセンサおよびその制御系を示すブロック図である。 本発明の実施形態におけるガス濃度検出に係る処理を示すフロー図である。 本発明の実施形態におけるA/F活性判定に係る処理を示すフロー図である。
符号の説明
1 エンジン
3 吸気マニホールド
6 排気マニホールド
15 A/Fセンサ
24 電熱ヒータ
50 駆動回路
60 ECU

Claims (6)

  1. 内燃機関の排気経路に配置されたガス濃度センサの活性状態を判定する活性判定装置であって、
    前記ガス濃度センサが活性である旨の活性判定を第1の物理量に基づいて実行し、前記ガス濃度センサが不活性である旨の不活性判定を、前記第1の物理量とは異なる第2の物理量に基づいて実行し、
    前記第2の物理量は、前記内燃機関の停止後の経過時間であることを特徴とするガス濃度センサの活性判定装置。
  2. 内燃機関の排気経路に配置されたガス濃度センサの活性状態を判定する活性判定装置であって、
    前記ガス濃度センサが活性である旨の活性判定を第1の物理量に基づいて実行し、前記ガス濃度センサが不活性である旨の不活性判定を、前記第1の物理量とは異なる第2の物理量に基づいて実行し、
    前記ガス濃度センサを加熱できるように配置されたヒータと、前記ガス濃度センサの所定の電気抵抗特性に基づいて前記ヒータへの通電をオンまたはオフにするヒータ制御手段と、を更に備え、
    前記第2の物理量は、前記ヒータをオフにした後の経過時間であることを特徴とするガス濃度センサの活性判定装置。
  3. 内燃機関の排気経路に配置されたガス濃度センサの活性状態を判定する活性判定装置であって、
    前記ガス濃度センサが活性である旨の活性判定を第1の物理量に基づいて実行し、前記ガス濃度センサが不活性である旨の不活性判定を、前記第1の物理量とは異なる第2の物理量に基づいて実行し、
    前記内燃機関の冷却水温を検出する水温検出手段を更に備え、
    前記第2の物理量は、前記冷却水温の所定時間あたりの減少量であることを特徴とするガス濃度センサの活性判定装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の活性判定装置であって、
    前記第1の物理量は、前記ガス濃度センサの所定の電気抵抗特性であることを特徴とする活性判定装置。
  5. 請求項に記載の活性判定装置であって、
    前記所定の電気抵抗特性は、アドミタンスであることを特徴とする活性判定装置。
  6. 請求項1ないしのいずれかに記載の活性判定装置であって、
    前記不活性判定に用いられる第2の物理量の基準値は、前記活性判定に用いられる第1の物理量の基準値に対応する第2の物理量の値よりも、不活性側に設定されていることを特徴とする活性判定装置。
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