JPH0261546A - 排気濃度検出器の不活性判別方法 - Google Patents

排気濃度検出器の不活性判別方法

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JPH0261546A
JPH0261546A JP63212696A JP21269688A JPH0261546A JP H0261546 A JPH0261546 A JP H0261546A JP 63212696 A JP63212696 A JP 63212696A JP 21269688 A JP21269688 A JP 21269688A JP H0261546 A JPH0261546 A JP H0261546A
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JP
Japan
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heater
sensor
resistor
resistance
resistance value
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JP63212696A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Toyoda
泰弘 豊田
Haruo Horiuchi
堀内 晴夫
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、排気濃度検出器の不活性判別方法に関し、特
に加熱用のヒータ抵抗を有しそのヒータ制御を行うよう
にした排気濃度検出器の不活性判別方法に関する。
(従来の技術及び発明が解決しようとする課題)内燃エ
ンジンの排気特性、燃費の向上部を図るために、排気ガ
ス濃度を検出し、この検出結果に応じて、エンジンに供
給される混合気の空燃比(供給空燃比)を目標空燃比に
フィードバック制御する技術−が周知であり、この場合
、排気ガス中の酸素濃度を検出する酸素濃度センサとし
て、加熱用ヒータを内蔵したものが知られている。 (
特。
開閉61−35347号公報)。このものは、ブリッジ
回路を用いてヒータ抵抗を一定値となるように制御する
ことによってセンサ部の温度を所要温度に保つようにす
ることにより、空燃比検出の精度を確保せんとしている
ところが、このようなヒータ抵抗の一定値制御を行って
も、上記従来のヒータ制御では、エンジン低温時におい
ては、空燃比フィードバック制御が停止中であってもヒ
ータ抵抗に対して加熱すべく高電力が供給されるため1
.ヒータ制御にあたり不必要に電力が消費されてしまう
ケースを招く。
即ち、本来ならば低温状態にあって不活性状態にあると
きでも上述の如く高電力が供給され、その結果、バッテ
リの放電量も多くなるという問題がある。
また、−度センサが活性しても、その後不活性状態にな
ることもあり、例えばエンジンの低負荷状態が継続した
ときは不活性となるが、かかる場合の活性、不活性を的
確に判定し得る判別方法が従来はなかったため、不活性
状態になったにもかかわらず、誤って、活性状態にある
として不正確なセンサ検出出力に基づいてフィードバッ
ク制御を行ってしまうケースも発生する。
本発明は、上述のような点に鑑みてなされたもので、ヒ
ータ抵抗を利用して適切に排気濃度検出器の不活性判定
をなし得ると共に、これを消費電力の低減を図りつつ行
うことのできる排気濃度検出器の不活性判別方法を提供
することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記目的を達成するため、加熱用ヒータを内
蔵すると共に該ヒータの抵抗値が目標抵抗値となるよう
に前記ヒータを通電制御する排気濃度検出器の不活性判
別方法において、所定の不活性判別抵抗値を設定すると
共に前記ヒータ抵抗値が前記所定の不活性判別抵抗値以
下のとき前記排気濃度検出器が不活性であると判定する
ようにしたものである。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を、図面を参照しながら説明す
る。
第1図は本発明の判別方法を適用した排気濃度検出器を
含む燃料供給制御装置の全体の構成図である。
同図において、符号lは、排気濃度検出器の一部を成す
ヒータ付排気濃度センサとしての酸素濃度センサ(以下
[02センサ」という)であり、内燃エンジン2の排気
管3に装着されている。
02センサlは、本実施例では、比例出力型のものであ
って、後述する構成を備え、排気ガスの酸素濃度を検出
してその検出値に応じた信号を電子コントロールユニッ
ト(以下rECUJ という)4に供給する。
02センサlとECU4との電気的接続は、ヒータ制御
をも含めて、センサ本体からのワイヤーハーネスの途中
に介装された接続用のカプラ100によって行われる。
該カプラ100の構造、ヒータ制御についての詳細は、
後述する。
02センサlより下流側の排気管3には三元触媒5が装
着されており、排気ガス中のIC,Go。
NOx等の成分の浄化を行う。
前記エンジン2は例えば4気筒4サイクルのもので、エ
アクリーナ6及び吸気管7を介して吸気が供給される。
エアクリーナ6には吸気温(T^)センサ8が取り付け
られており、吸気温′r^を検出して対応する電気信号
をECU4に供給する。
吸気管7の途中にはスロットル弁9が配されている。該
スロットル弁9にスロットル弁開度(θTl+)センサ
lOが連結されており、当該スロットル弁9の開度0丁
+1に応じた電気信号を出力してECU4に供給する。
燃料噴射弁11はエンジン2とスロットル弁9との間か
つ吸気管7の図示しない吸気弁の少し上流側に各気筒毎
に設けられており、各噴射弁11は図示しない燃料ポン
プに接続されているとともにECU4に電気的に接続さ
れて当該ECU4からの信号により燃料噴射の開弁時間
が制御される。
一方、スロットル弁9の直ぐ下流には吸気管内絶対圧(
PB^)センサ12が設けられており、吸気管内絶対圧
PB^に応じた電気信号を前記ECU4に供給する。
エンジン2の本体に装着されたエンジン冷却水温(Tw
)センサ13はサーミスタ等からなり、エンジン冷却水
温Twを検出して対応する電気信号をECU4に供給す
る。エンジン回転数(Ne)センサ14はエンジン2の
図示しないカム軸周囲又はクランク軸周囲に取り付けら
れている。エンジン回転数センサ14はエンジン2のク
ランク軸の180度回転毎に所定のクランク角度位置で
パルス(TDC信号パルス)を出力し、ECU4に供給
する。
第2図は02センサlのセンサ本体(センサ素子部)の
構成を含めて示す02センサl及びECU4等から成る
空燃比制御装置の構成図である。
02センサlのセンサ本体20はほぼ立方体状をなし、
酸素イオン伝導性の固体電解質材(例えばZr02(二
酸化ジルコニウム))から成る。該センサ本体20は、
図示の場合は、−素子型(m池素子及び酸素ポンプ素子
を各1個有する酸素濃度検出素子を1個備える型式)の
ものであり、センサ本体20には第1及び第2の壁部2
1. 22が互いに平行に形成されており、該両壁部2
1゜22間に気体拡散室(気体拡散制限域)23が画成
されている。該気体拡散室23は導入孔24を介して排
気管3内に連通し、該導入孔24を通って排気ガスが導
入されるようになっている。また、前記第1の壁部21
と該壁部21側に形成され夫外壁部25との間には、気
体参照室26が形成され、大気が導入されるようになっ
ている。
前記第1の壁部21の両側面にはpt(白金)から成る
一方の電極対27a、27bが互いに対向するように設
けられて電池素子28をなし、前記第2の壁部22の両
側面には同様に地方の電極対29a、29bが設けられ
て酸素ポンプ素子30をなしている。一方、前記外壁部
25には電池素子28及び酸素ポンプ素子30を加熱し
てその活性化を促進するためのヒータ(加熱素子)31
が設けられている。
前記電極のうち電池素子28の外側電極27aは、カプ
ラ100を介して差動増幅回路32の反転入力端に接続
されている。
一方、電池素子28及び酸素ポンプ素子3oの各内側型
1127b、29bは、本実施例では接地されている。
該f!1l127b、29bの接地については、図示の
場合は、センサボディへの接続によってこれを行うよう
にしているが、上記外側電極27aの場合と同様、リー
ド線をカプラlooへ引き出してECU4[111で接
地(GND)を行うなどするようにしてもよい。
前記差動増幅回路32は、その非反転入力端に接続され
る基準電圧源33及び出力端に接続されるスイッチ34
とともに02センサlの電流供給回路(ポンプ電流供給
手段)35を構成するものである。前記基準電圧源33
の基準電圧Vsoは供給空燃比が理論混合比と等しいと
きに前記電池素子28に生ずる電圧(例えば0.4V)
に設定されている。
前記スイッチ34は、センサ本体20の活性、不活性に
応じて制御されるもので、不活性状態にあるときにはオ
フに、活性化されているときにはオンに切換制御される
。スイッチ34は、本実施例の場合には、ポンプ電流検
出用の電流検出抵抗36の一端に接続され、該抵抗36
の他端がカプラ100を介して前記酸素ポンプ素子30
の外側電極29aに接続されている。
前記電流供給回路35及び電流検出抵抗36はECU4
に一体に組み込まれており、前記電流検出抵抗36の両
端電圧は、空燃比検出のための02センサlの検出出力
としてECU4のA/Dコンバータ401に供給される
ようになっている。
カプラ100は、前記加熱用ヒータ31と、該ヒータ3
1の抵抗値が目標抵抗値となるようにヒータ31を通電
制御する通電制御装置との接続をも行っている。即ち、
ヒータ31がカプラ100に接続される一方、ECU4
にはヒータコントロール及び活性(温度)検出のための
ヒータ系入出力回路413が設けられ、これがカプラ1
00に接続されている。該回路413は、ヒータ31へ
の印加電圧(ヒータパワー)の送出、ヒータ抵抗の取り
込みなどの動作の行う通電制御回路として機能し、具体
的には、ヒータ抵抗が目標値となるようにヒータ31を
0N10FF制御する。
カプラ100は、02センサ側のコネクタIotaとE
CU側のコネクタ100 bとから成る。該カプラ10
0としては、使用02センサにおける個体間の製造上等
のバラツキ、特に内蔵のヒータ抵抗の個体差バラツキな
どを調整、補正等するための抵抗を収納できる構造のも
のとされている。この種の抵抗のカプラ100への内蔵
にあたっては、上記2つのコネクタ100a、 1oO
bのうち、センサ側のコネクタ100 aの方に配設す
るのがより利便性は高い構造となる。
センサ側のコネクタ100aに抵抗を配置する構成を採
るときは、該コネクタ100aが使用02センサと一対
として使用されるものであり、組み立て時等においてコ
ネクタ100 a及び02センサlはlユニットとして
扱える。従って、バラツキを吸収できるように個体差に
合わせてその抵抗値を所要のものに選°定した抵抗を備
えた上述のユニット、即ちコネクタ100 a及び02
センサ1から成るユニットを予め多数製作するようにし
ておけば、使用02センサをECU4側と組み合わせる
際、組み合わせる02センサ側に製造時等のバラツキが
あったとしても、カプラ100の両コネクタ100 a
 。
+00bを結合させる作業だけで使用o2センサの個体
差のバラツキを補償し得る状態で第2図の空燃比制御装
置を組み立てることができる。この場合、ECUd側は
、組み合わせ使用される当該02センサのバラツキがど
の程度のものであるかを個々に考慮しないで、ECU4
の内部構成(例えば、ECUプログラム)をも含めてE
CU4及びコネクタ100b側の構成、構造については
全て同じものを用いることが可能であって、コネクタ1
oob及びECU4を1ユニツトとして、かかる同一の
仕様、構成のものを大量に生産しておくことができ、大
量生産時でも生産性の向上に寄与する。
また、02センサlの故障、修理等において、新たな0
2センサへの交換の必要性が生じたときでも、コネクタ
100 a及び02センサ側のユニット部分をそっくり
新たなものに取り替えれば済み、かかる場合でも修理等
の作業がコネクタ1oob及びECU4側に波及するこ
とはない(内蔵抵抗をECU側のコネクタtoo bの
方に設けたときは、新たな02センサへの交換に伴って
、その抵抗も当該交換02センサのバラツキに応じた抵
抗値のものへ変更することとなるため、上述の如く、0
2センサ及びコネクタ100a部分までの交換だけでは
足りない)。
特に、後述のように、個体差バラツキを調整するための
固体差に応じた調整用抵抗をカプラ内部において防水性
等の確保の見地から樹脂でモールドするようにするとき
は、もはや内蔵抵抗単品での取り替えはできなくなるの
で、02センサ並びにECU側のコネクタtoo bを
も含むカプラ100全体までの部分の交換が要求され、
コネクタtoo bとECU4間の複数の配線コードの
取り外し、交換後の再接続などの作業も必要となるが、
既述したように、コネクタ100 aの方に内蔵させて
おけば、生産性の面でもよいし、かつかかる不都合も避
けることができるので、至便である。
従って、望ましくは、カプラ100への内蔵抵抗は、コ
ネクタ100a側に設けるのがよいが、かかる構造に限
定されるものではない。
第3図乃至第5図は、02センサ個々に異なる補正抵抗
を内蔵できる防水タイプのカプラ100の構造の一具体
例を示している。なお、図示の場合は、前述の観点から
内蔵抵抗の設置位置をセンサ側のコネクタ100 aと
しである。
第3図及び第5図に示すように、センサ側のコネクタ1
00 aは、樹脂ケース101 (例えば、ポリエステ
ル製)と、ECU側のコネクタ100 bとの着脱部を
なす結合部+02とを有し、結合部+02はケース10
1の前部に一体的にロック部103を介して取り付けら
れている。ECU側のコネクタ100bは、ハウジング
104 (例えば、ポリエステル製)の前面側に上記コ
ネクタ+00 a側の結合部!02内へ装着される挿入
部105が突出形成され、後端側からはシール保護キャ
ップ106(例えば、ポリエステル類)を介して所要数
(例えば11本)の配線コード+07が引き出されてい
る。
該各配線コード107の先端には、第4図に示すような
ターミナル108がメス側接続端子として止着されてお
り、各ターミナル108がコネクタ100b内において
収納固定され、また、止着部近傍にはシール109 (
例えば、シリコンゴム)が施されている(第5図)。コ
ネクタ100 b側から引き出された配線コード+07
は、ECUd側に導かれてヒータ系入出力回路413そ
の池の所要回路部分に接続される。
前記センサ側コネクタ100aの結合部102の内面に
は、第5図に示すシール110(例えば、シリコンゴム
)のためのシール保護キャップI11 (例えば、ポリ
エステル類)が第3図に示すように設けられている。ま
た、該結合部+02を構成するウェハー112(例えば
、ポリエステル類)(第5図参照)には、第4図に示す
ようなオスビン+13がオス側接続端子として前記コネ
クタ100b側の各ターミナル108に対応して植設さ
れており、第5図に示す如く、両コネクタIota、 
100.bを結合させたとき、上記オスビン113とタ
ーミナル108とによって電気的接続がなされる。
コネクタ100aのケース+01の両側壁には、第3図
に示すように、スリーブ114 (例えば、亜鉛メツキ
が施されている)を有する柱部115が形成されている
と共に、後壁側から02センサlからのハーネス116
を導き入れるようになっている。ケース後壁には、この
ため、ハーネス116が貫通するシール117(例えば
、ネオブレンゴム)とシール保護キャップ118(例え
ば、ポリエステル類)とが取り付けられており、02セ
ンサlからのハーネス116は、該シール+17及びシ
ール保護キャップ+18により防水処理されてカプラ1
00のコネクタ!00 a内に引き入れられている。
コネクタ100 a内には、配線基板(プリント基板)
+19とウェハー120(例えば、ポリエステル類)と
が設けられている。前記した各オスビン+13の脚部は
、配線基板119にハンダ付けにより取り付けられて基
板119上の配線パターンに接続されている。
一方、カプラ100内に引き入れられた02センサlか
らのハーネス116の各配線コード12+の先端には、
ターミナル端子としてボードイン端子122が取り付け
られ、配線基板119に対しては、該ボードイン端子1
22がハンダ付けによって取り付けられて基板119上
の配線パターンに接続されており、これにより、ハーネ
ス116の端末処理加工のバラツキを吸収できるように
している。このように取付、接続されたハーネス116
の各配線コード+21の他端側は、第3図に示すように
02センサl側に導かれ、該02センサlの前述したヒ
ータ31並びに各電極部に接続されているので、既述し
た如く、カプラ100のコネクタ100aと使用02セ
ンサとは一体的に1ユニツトとして組み立てられること
になる。
コネクタ内ウェハー120には、第3図及び第5図に示
すように、複数組の丸ピン123が貫通植立されており
、各丸ビン!23の上端及び下端がそれぞれ上下に突出
している。各丸ビン123の下端側は、配線基板119
にハンダ付けにより取り付けられ、基板119上の配線
パターンに接続されている。
カプラ100へ内蔵する抵抗、即ち図示の例ではコネク
タ100a側へ収納する抵抗は、使用02センサのヒー
タ31の抵抗値が目標抵抗値となるようにヒータ31を
通電制御する場合における上記目標抵抗値の固体差に応
じた個体差調整用抵抗、02センサの活性、不活性をヒ
ータ抵抗値の大きさによって判断する場合に用いられる
不活性判別抵抗が含まれる。内蔵する抵抗については、
ソリッド抵抗とチップ抵抗との2種類があり、ソリッド
抵抗+24は前記したウェハー120上に突出した丸ビ
ン123の上端部にハンダ付けによって固定され、チッ
プ抵抗は前記配線基板+19上に固定されて配線パター
ンと接続される。
第3図の構造の場合は、丸ビン123の組は4組設けら
れており、従って、同図の矢印125に示すようにして
コネクタ+00 a組み立て後所要の抵抗値のソリッド
抵抗124を取り付けることが可能な抵抗数イ」位置は
、4個所設定されている。これら4個所のソリッド抵抗
のための取付位置のうちの一つは、使用02センサの素
子出力の補正係数を求めるためのラベル抵抗の取り付け
のために用いられる。
本実施例の02センサlは、比例出力型のセンサであり
、特にこの種のセンサでは、製造時における導入孔(拡
散孔)の径のバラツキ等が原因で個体差によって検出空
燃比(A/F)がばらつくような特性差が生ずる場合が
あるが、上記ラベル抵抗の抵抗値は、例えば標準となる
センサ本体を基準として比較した場合に、かかる特性値
のバラツキに対応した値に設定され、センサ出力補正の
ために使用される。
上述のようなラベル抵抗を収納しておき、ECU4側と
の電気的接続に伴って、該ラベル抵抗の一端が前記配線
基板+19の配線パターン、オスビン+13、ターミナ
ル+08及び配線コード107を介して所定電源電圧(
例えば、ラベル抵抗用5v電圧)点と接続される構成と
しておけば、ラベル抵抗の他端側から電圧もしくは電流
値をもってその抵抗値に応じた個体差補正情報をECU
4へ入力させることができる。従って、本例の場合には
、ECU側コネクタ+00 bにおける接続機能として
は、上記ラベル抵抗用電圧の印加、及び上記個体差補正
値情報の取り込みのための接続機能をも含み、該情報は
、第2図において、図示しない配線コード、入力ボート
を介してECUd内の制御系に出力補正データとして読
み込まれる。
前記4個所の抵抗取付位置のうちの残りの取付位置は、
02センサlのヒータコントロール()(1(R:ヒー
タ・ハイ・レファレンス、HTR:ヒータ・トリガ・レ
ファレンス、I(LR:ヒータ・ロー・レファレンス)
に用いるソリッド抵抗の取り4d、けのために使用され
る。これら3つのうちト1HR用及びHLR用のものに
ついては、使用02センサの素子の温度を制御する場合
、目標活性温度にヒータ31をコントロールするときの
ヒータ活性温度を設定するのに用いられ、また、HT 
R用は制御中心温度となるヒータ目標温度を設定するの
に用いられる。
ECU側コネクタ+00 bにおける接続機能は、ヒー
タ制御系に関しては、上記1(HR,l−lTR。
+lLRに関する情報の取り込みの他、ヒータ駆動のた
めヒータ31の両端に加える電圧+1PWR(ヒータ・
パワー)、即ち具体的には後述するヒータ0N10EF
駆動電圧の供給、実際のヒータ抵抗、従ってヒータの温
度を表わすHBS(ヒータ・ベース)に関する情報の取
り込み、ヒータ抵抗を検出するのに用いる所定電圧RP
WR(レファレンス・パワー)の印加等のための接続機
能を有する。
センサ側コネクタ+00 aは、ハーネス116との接
続、抵抗の接続等所要の電気的組み立てがなされたあと
は、その内部空間126に樹脂が充填される。
即ち、カプラ100は、一方の端壁(コネクタ100 
aの後壁)からはハーネス1!6の配線用コード121
が導入され、また反対側は防水タイプのコネクタ構造と
なっていると共に、片面が広く開いた樹脂ケース!01
の内部に配線基板+19及び抵抗が埋め込まれていて、
該ケース101内部に樹脂がモールドされており、これ
により、確実な防水性の確保、内部プリント配線基板部
分の腐蝕防止、プリント配線基板及びハンダ付は部の耐
振性の向上が図れる。
一般には、防水のため、カプラに樹脂のカバーを付けて
外周を溶着するとか、カバーにO(オー)リングを取り
付けるような構造が考えられるが、上述の如く、カプラ
100のコネクタ100 a内つェハー120の下部に
プリント配線基板+19を備え、該ウェハ−120上部
において補正抵抗のハンダ付けを行う等内蔵抵抗の収納
処理を行う一方、プリント配線基板及び補正抵抗等の防
水については樹脂を充填し一体的に固めるという構成を
採用することにより、02センサ個々のヒータ抵抗の個
体差バラツキをカプラ100のコネクタ100 a内の
調整用抵抗によって吸収できるようにすることもできる
し、また、内部にすきまなく樹脂をモールドすることに
よって、防水性、耐振性の向上が図れ、空気との遮断も
可能となり、プリント配線基板部分の腐食も防止できる
カプラ100内に内蔵されるヒータ抵抗の目標抵抗II
!!調整抵抗を含む抵抗回路部分は、予め設定された抵
抗値の状態で維持されれば、ヒータ素子温度の個体差変
動の防止等所期の機能を保つことが可能であるところ、
もし、使用中の雨水の浸入、振動などが原因で接続個所
の接触抵抗の変化等が生ずれば、結果として当初の調整
、補正状態からズしてきてしまうおそれがある。しかる
に、上述のようなモールド構造によるときは、かかるお
それも排除でき、長期に亘って抵抗値を当初設定のもの
に維持、確保し得るため、より高信頼性、高安定性を達
成することができる。
第2図の構成においては、上記第3図乃至第5図に示し
た構造のカプラ100によって02センサlとECU4
間とが結合、接続されている。
ECU4は、既述したA/Dコンバータ4011ヒータ
系人小人出力回路413他、下記の如き処理装置を有す
る。
即ち、ECU4はレベル変換回路404を備え、吸気温
センサ8.スロットル弁開度センサlO1吸気管内絶対
圧センサ12及びエンジン冷却水温センサ13からのそ
れぞれの出力信号はレベル変換回路404で所定電圧レ
ベルに修正された後、マルチプレクサ405により順次
A/Dコンバータ406に供給される。A/Dコンバー
タ401及び406は供給されたアナログ信号を順次デ
ジタル信号に変換してデータバス407を介して中央演
算処理装置(以下rCPUJという)408に供給する
エンジン回転数センサ14からの出力信号は波形整形回
路409で波形整形された後、TDC信号パルスとして
CP U2O5に供給されるとともに、カウンタ410
にも供給される。カウンタ410はエンジン回転数セン
サ14からの゛rDC信号パルスの前回入力時から今回
入力時までの時間間隔を計測するもので、その計数値M
eはエンジン回転数Neの逆数に比例する。カウンタ4
 tOはこの計数II M eをデータバス407を介
してCP U2O5に供給する。
CP U2O5は更にデータバス407を介してリード
オンリメモリ(以下FROMJという) 411、ラン
ダムアクセスメモリ(以下rRAMJ という)412
及び駆動回路414.415に接続されている。RAM
4+2はCP U2O5における演算結果を一時的に記
憶し、ROM411はCP U408テ実行される制御
プログラム、燃料噴射弁11の燃料噴射時間TQUTを
算出するためのマツプ等を記憶している。
CP U2O5には、ヒータ系入出力回路413で生成
される後述のヒータ活性信号11ACT(ヒータアクト
)も供給される。駆動回路414は、ヒータ活性信号に
基づいて02センサ1素子部への通電の0N10FFを
行うべくスイッチ34に切換え用の駆動信号を送出する
また、CP U2O5は02センサlの検出信号を含む
前述の各種エンジンパラメータ信号に基づいて、フィー
ドバック運転領域等のエンジン運転状態を判別するとと
もに、エンジン運転状態に応じ、図示しない制御プログ
ラムに従って燃料噴射弁11の燃料噴射時間TOIJ丁
を演算し、該演算結果に基づく駆動信号を駆動回路41
5を介して燃料噴射弁11に供給する。これにより、エ
ンジン2のフィードバック運転時、供給空燃比を目標空
燃比にフィードバック制御する。
空燃比フィードバック制御時、上記02センサlによる
酸素濃度の検出は、空燃比のリーン側、リッチ側におい
て、次のようにしてなされる。
即ち、エンジン2の運転に伴い、排気ガスが導入孔24
を介して気体拡散室23へ導入されると、該気体拡散室
23内と外気が導入されている気体参照室26内との間
に酸素濃度差が生ずる。電池素子28が活性状態にある
ときには、該酸素濃度差に応じて電池素子28の電極2
7a、27bの間に電圧Vsが発生し、この電圧Vsが
、第3図乃至第5図に示したハーネス116中の−の配
線コード+21及びカプラ100中のボードイン端子1
22、プリント配線基板119上の配線パターン、オス
ビン+13及びターミナル108並びに−の配線コード
+07を介して差動増幅回路32の反転入力端に供給さ
れる。m1述したように該差動増幅回路32の非反転入
力端に供給される基準電圧Vsoは、供給空燃比が理論
混合比に等しいときに電池素子28に生ずる電圧Vsに
設定されている。
したがって、供給空燃比がリーン側にあるときには、電
池素子28の電圧Vsが基f11!電圧Vsoより小さ
くなることにより、差動増幅回路32の出力レベルが正
レベルとなる。
ここで、加熱用のヒータ31の温度が後述の如く目標制
御温度の上下に所定幅で設定されている活性温度範囲内
に入っているときは、スイッチ34はオン状態とせしめ
られているので、上記正レベル電圧がスイッチ34.電
流検出抵抗36を介して、更には上記に準じたカプラ1
00を介した通電経路によって酸素ポンプ素子30に印
加される。
この正レベル電圧の印加によって、酸素ポンプ素子30
が活性状態にあるときには、気体拡散室23内の酸素が
イオン化して電極29b、第2の壁部22及び?!t1
29aを介して放出されることにより、02センサlの
外部へ汲み出されるとともに、ポンプ電流が電極29a
から’Fl[29bに向かって流れる。
一方、供給空燃比がリッチ側にあるときには、電池素子
28の電圧Vsが基準電圧Vsoより大きくなることに
より、差動増幅回路32の出力レベルが負レベルとなり
、上述と逆の作用によって、02センサlの外部の酸素
が酸素ポンプ素子30を介して気体拡散室23内へ汲み
込まれるとともに、ポンプ電流が電極29bから電流2
9aに向かって流れる。また、供給空燃比が理論混合比
に等しいときには、電池素子28の電圧Vsが基準電圧
Vsoと等しくなることにより、差動増幅回路32の出
ノルベルは0となり、酸素の汲出及び汲込は行われず、
したがってポンプ電流は流れない。
以上のように、気体拡散室23内の酸素濃度が一定とな
るように酸素の汲出及び汲込が行われ、ポンプ電流が流
れるので、このポンプ電流値IFは供給空燃比のリーン
側及びリッチ側において、排気ガスの酸素濃度に夫々比
例するものとなる。
このポンプ電流値IPは、電流検出抵抗36の両端に現
れる電圧降下により、前述したように02センサlの検
出信号としてECU4に供給され、これに基づいて空燃
比が検出される。
上記02センサ出力に基づく空燃比検出は、既述したよ
うに活性状態にあるときに行われる。第6図以下には、
ヒータ抵抗値を利用した温度制御並びに活性、不活性の
判別処理を含むセンサヒータ制御回路の構成及び作動内
容の一例が示されている。
ヒータ制御系は、第6図に示すように、前記ECU4内
の入出力回路413と、カプラ100内の内蔵抵抗によ
る抵抗回路網と、センサ本体側のヒータ31とで構成さ
れる。入出力回路413には、ヒータ活性信号11Ac
T (第7図(a))の生成等を行うための制御処理回
路450と、ヒータ・パワー+1PWR(第8図(a)
)系のメインドライブ用のP0MO5FET451と、
レファレンス・パワー(第8図(b))系の印加用の第
1及び第2のトランジスタ452.453と、ヒータ温
度をヒータ抵抗Rnの値から判断するのに使用される第
1.第2及び第3の差動増幅回路(オペレーションアン
プ) 454.455及び456と、該各差動増幅回路
454〜456の出力が一方の入力端子に供給される第
1.第2及び第3のANDゲート457.458及び4
59とが設けられている。
制御処理回路450は、ヒータ・ベースHB Sを取り
込むためのタイミングパルスとして一定周期で発生され
るクロックGKを第1〜第3のANDゲート457〜4
59の能力の入力端子に印加する出力端子4501と、
各ANDゲート457〜459の出力が供給される入力
端子4502.4504.450sと、第1及び第2の
トランジスタ452.453へ上記クロックGKと同期
したオン、オフ制御用信号を送出する出力端子4503
と、ヒータ0N10FF信号(第7図(b))を送出す
る出力端子4506と、ヒータ活性信号+1ACTを送
出する出力端子4507とを有する。
前記メインドライブ用のF E T45+のソース・ド
レイン間は、電源VBと、配線コード1071の接続端
との間に押入されており、そのゲートは、ヒータ0N1
0FF信号を送出するための前記制御処理回路450の
出力端子4506に接続されている。
また、上記配線コード1071の接続端は、回路413
内において抵抗460(抵抗値は例えばIOKΩ)を介
して接地されている。
前記第1のトランジスタ452は、エミッタが接地され
ると共に、そのベースは、一定周期のクロツクGKと同
期したオン、オフ制御用信号を送出するための前記制御
処理回路450の出力端子4503に接続されている。
第1のトランジスタ452のコレクタは第2のトランジ
スタ453のベースに接続され、該第2のトランジスタ
453のエミッタ・コレクタ間は、電源Vsと、配線コ
ードl072の接続端との間に挿入されている。上記第
1及び第2のトランジスタ452.453が制御処理回
路450の出力端子4503からの信号によりスイッチ
ングされることにより、ヒータ抵抗を検出するための一
定電圧(例えばl0V)とり、 テRPWRが配線コー
ド1072を通してカプラ100内の抵抗回路網に一定
周期で印加される。
第1の差動増幅回路454の一方の入力端(反転入力端
)は、入力抵抗461(例えば抵抗値IKΩ)を介して
配線コードl073の接続端に結線されると共に、第2
及び第3の差動増幅回路455.456の一方の入力端
も同様に該抵抗461!!:、介して配線コード+07
3の接続端に結線されている。第1の差動増幅回路45
4の他方の入力端(非反転入力端)は、入力抵抗462
(例えば抵抗値IKΩ)を介して配線コード1074の
接続端に結線され、また、第2及び第3の差動増幅回路
455.456の他方の入力端は、それぞれ入力抵抗4
63.464 (例えば抵抗値IKΩ)を介して配線コ
ード107s、 107sの接続端に結線されている。
カプラ100側の内部の回路構成は、第6図に示すよう
に、まずメインドライブ用のFET451に結線された
配線コード+071の接続端がカプラ100内において
直接前記プリント配線基板119上の配線パターンを通
してヒータ用ボードイン端子122+に接続される構成
となっている。
該ボードイン端子+221は、配線コード121 tを
介して02センサlのヒータ31の一端に接続されてい
る。ヒータ31の他端は、配線コード1212を介して
カプラ100側のヒータ用ボードイン端子I222に接
続され、該ボードイン端子I222は上記基板119上
の配線パターンを通して前記人出カ回路4!3側への配
線コード+077の接続端に接続されている。図示の場
合は、配線コード1o77は入出力回路413内におい
て接地されている。ががるヒータ・グランドIIGND
については、上記構成の他、既述したセンサ本体2oの
電極27b、29bの場合と同様、センサボディへ接続
することによって行うようにしてもよく、または破線で
示す如くカプラケースグランドとするような構成を採る
ことも可能である。
ヒータ31には、上述のような構成によって前記F E
 T451(7)ON10 F F制御に従ッテヒータ
・パワー+1PWRが印加される。
カプラ100内には、上記+1PWR系の池、内蔵の抵
抗R1〜Roから成る抵抗回路が形成されている。
レファレンス・パワーRPWR系の配線コード1o72
の接続端は、カプラ100内において抵抗R1,R2゜
R3及びR4の各一端に接続されている。抵抗R1(例
えば抵抗値5.2にΩ)は、ヒータ抵抗Roを検出する
ための電流をヒータ31に供給する抵抗であり、その他
端は接続点Aに接続されている。該接続点Aは直接前記
したボードイン端子I221に接続されており、従って
ヒータ31は上記抵抗R1と直列に接続されている。
一方、上記接続点Aは、抵抗Re(例えば抵抗値4.O
KΩ)側へ分岐されており、該抵抗R8を介して入出力
回路4!3側へのHB S系用の配線コード+073の
接続端にも接続されている。
抵抗R2(例えば抵抗値5.2にΩ)、抵抗R4(例え
ば抵抗値5.4にΩ)及び抵抗Rs (例えば抵抗値5
.2にΩ)の各他端は、それぞれ抵抗R3,抵抗R5及
び抵抗R7の各一端と接続されており、これら抵抗R3
,抵抗R5及び抵抗R7の各他端は、前記したボードイ
ン端子1222側のグランド用配線パターンに接続され
ている。従って、上記抵抗R2と抵抗R3との直列回路
、抵抗R4と抵抗R5との直列回路、及び抵抗R6と抵
抗R7との直列回路は、ヒータ31と抵抗R1から成る
直列回路に対してそれぞれ並列に接続されており、それ
ぞれブリッジ回路を構成する。
更に、各ブリッジ回路における抵抗R2と抵抗R3との
接続点B、抵抗R4と抵抗R5との接続点C1及び抵抗
R6と抵抗R7との接続点りは、それぞれ抵抗R9(例
えば抵抗1.4にΩ)、抵抗Rt。
(例えば抵抗1.3にΩ)、及び抵抗Rtt (例えば
抵抗1.5にΩ)を介して、入出力回路413側へのL
ITR系用、HHR系用、及びHLR系用の各配線コー
ド!074〜+076の接続端に接続されている。
上記抵抗R3,R5,R7は、前記第3図及び第5図で
説明した各丸ビン+23の組により設定される4個の抵
抗取付位置のうちの3鱈所に取り付けられるソリッド抵
抗124で構成されるものであって、ヒータコントロー
ルを行う場合に、抵抗R3は制御中心温度を、また抵抗
R5は活性温度範囲の上限温度を、更に抵抗R7は下限
温度を、それぞれ設定するのに用いられ、それぞれ使用
02センサのヒータ31のバラツキを吸収できるよう固
体差に合わせて所定抵抗値に設定される。
なお、抵抗R2,R4,Rs並びに上記接続点A。
B、C,Dから分岐され各分岐点に対して直列に接続さ
れた抵抗R8〜Rstは、チップ抵抗で構成される。
レファレンスパワーRPWRとしては一定電圧が加わる
ので、該RPWR印加時、上記各接続点B、C。
Dには、それぞれの直列回路の各抵抗の抵抗値に応じて
定まる所定分圧電圧が発生し、一方、接続点へには、ヒ
ータ抵抗Rnの大きさに応じた分圧電圧(従って、その
時点でのヒータ温度を表す電圧)が発生するので、これ
らを利用して、実際のヒータ温度が目標制御温度より高
いか低いか、活性温度の上限を超えているか否か、更に
は下限を下回っているか否かの、3ポイントについて各
差動増幅回路454〜456により比較判断することが
できる(第7図(d))。
このように、ECU4内の制御回路側ではなく、本実施
例では使用02センサ側、即ち接続用のカプラ100内
に個体差に合わせて補正抵抗を組み込み、しかも、目標
制御温度の1ポイントのみの制御でもなく、活性温度の
上下限についても判別機能を持たせるべく、制御中心温
度、上限、下限用の3つの補正用の抵抗R3,R6,R
7を備え、センサ素子個々のヒータ31のバラツキを排
除して適切に温度制御を行うことが可能である。
更に、センサ素子に固有の上下限の補正抵抗を持つとき
は、ヒータ抵抗と温度との関係が必ずしも線形でないよ
うな場合にあっても、これに容易に対応でき、適切な判
別を行えると同時に、使用センサ素子に合った目標活性
温度にヒータ31を後述の如くデユーティコントロール
することによって、02センサ出力の安定も図ることが
でき、特に、ヒータ温度の変動がポンプ電流値、従って
空燃比検出値に影響を与える比例出力型02センサIの
ヒータコントロールに適したものとなる。
第6図の構成では、例えば、制御中心温度を700℃、
上限温度を800℃、下限温度を600℃として温度を
制御するようにしており、下記はその場合の温度、抵抗
、電圧の関係の設定例である。
800℃15.625Ω/6.2356 V(2,35
6mV/’C) 700℃15.2Ω/6.0V (4,25mΩ/℃) 600℃/4,775015,7444V(2,55m
V/’C) 上記抵抗R3,R5,R7のそれぞれの抵抗値は、R3
は5.2にΩ、Rsは5.625にΩ、R7は4.77
5にΩに設定しである。
上記構成において、入出力回路413からは、第7図(
b)に示すようなヒータ0N10FF信号に従ってON
10 F Fするヒータ・パワー+1PWRが送出され
る。IIPWRは、第7図に示す時刻100〜t+2、
し!4〜し15間においては、ヒータON10 F F
信号が所定周期τ(例えば16.384m5ec)毎に
τ開時間だけONt、、T−rON時間(例えば256
 p 5ec)OFFするので、これに対応しててON
時間に亘すヒータ31に電圧が印加される。一方、τ−
τON時間に相当する時間の間に、レファレンス・パワ
ーRPWRがヒータ回路とクローズする。該RPWRは
、既述したように一定周期のクロックGKと同期して送
出されるので、第7図に示す時刻t、12〜シ14間の
ようにヒータON10 F F信号が継続してOFF状
態を続けるときでも、RPWRとして一定電圧がカプラ
100側の抵抗回路網に印加される。
第8図は、ヒータ応答性(F特)を説明するための上記
+11’WRのOFFのタイミングとRI’WRの印加
タイミングとGKの発生タイミングの具体的関係を示す
。同図(a)、(b)に示すように、IIPWHのOF
F時間T1(Tt=τ−τON)の期間中にRPWRが
T 2 + T 3時間(T1=T2+T3)G:亘ッ
テ印加される。一方、クロックGKは、同図(C)に示
す如<、RPWRの印加パルスの後半部T2に合わせて
発生される。
上述のような制御周期に設定するのは、次のような見地
からである。
ヒータ31は、IIPWRのON、OFFによってデユ
ーティ制御されるが(IIPWRのOFF時間T1が前
述のように256μSeCの場合には、最大ONデユー
ティ比は97%となる) 、HPWHのON、OFFは
ドライブ用のMO3FET451によってなされいてお
り、FET451のONからOFFへの転換には遅れを
伴う。他方、RP%JRの制御はトランジスタ453の
ON、OFFによって行われており、トランジスタ45
3のOFFからONへの転換にも遅れがある。ヒータ抵
抗Ruの検出を安定してかつ高精度に行うためには、 
IIPWRとRPWRの両者の重複期間が合ってはなら
ず(重複すれば、ヒータ温度を電圧変換値として求める
場合のその検出用電源電圧値自体が変動してしまうこと
になり、従って、これを避けるため、即ちR1’WRと
しては常に一定電圧が印加されるようにするためRPW
RとIII”’WRは重複してはならない)、シかもR
PWR印加後の電圧安定時期にヒータ抵抗を取り込むた
めのタイミングパルスとしてのクロックCKを発生させ
なければならない。
そこで、RPWRの印加パルスの的半部の12時間を設
けるようにしており、これはFET451のOFFデイ
レイ、トランジスタ453のONデイレイならびに実際
に電圧が印加されるカプラ100内の抵抗回路のブリッ
ジ電圧の安定時間を考慮して例えばT 2 = 192
μsecに設定され、一方、後半部の13時間はTl−
T2=64μsecに設定されている。
該T3がクロックGKの最小パルス幅であり、かかるパ
ルスによりヒータ抵抗を示すヒータ・ベースHB Sレ
ベルをラッチすれば、安定した高精度の検出が行える。
即ち、上記のようにしてRPWRとクロックGKが発生
されると、RPWR印加時、カプラ100内の接続点A
から、第7図(d)に示すように時刻t+o〜jlsに
おいてヒータ抵抗値に応じた電圧が取り出され、各時点
でのヒータ抵抗R++を表すHBSとして回路上にラッ
チされる。一方、これと同時に、接続点BにはRPWR
を各抵抗R2,R1で分圧した所定の分圧電圧が発生し
、これがヒータ・トリガ・レファレンスHT Rとして
取り出される。HB Sがヒータ抵抗Rn、従ってヒー
タ31の実際の温度を表すのに対し、HTRはヒータ目
標温度相当の抵抗値、従って制御中心温度を表わすので
、それぞれの信号が第1の差動増幅回路454に与えら
れると、両者の比較によりヒータ31の実際の温度が制
御中心温度より高いが低いかに対応した出力が第1のA
NDゲート457に供給される。該ANDゲート457
には、クロックGKが印加されているので、上記出力は
ANDゲート457を通して制御処理回路450に与え
られ、該回路450は上述の比較結果に応じてヒータ0
N10FF信号を形成し、IIPWRを0N10FFす
る。
第7図に示す作動例の場合には、時刻t so。
j 11.  j 14.  t 16の各タイミング
においては、目標制御温度を下回っているためIIPW
RをONするように、また、時刻t 12.  t 1
3.  t teの各タイミングにおいては上回ってい
るのでOFFするように制御することとなる。
更に、RPWR印加時には、上記の制御の池活性、不活
性の判別処理も同時的に実行される。
RPWR印加時、カプラ100内の接続点C,Bには、
それぞれ各抵抗R4,R5、及びR6,R7で分圧した
所定の分圧電圧が発生し、それぞれヒータ・ハイ・レフ
ァレンスHHR,ヒータ・ロー・レファレンスHL R
として取り出され、それぞれの信号が第2及び第3の差
動増幅回路455.456に与えられる。一方、これら
差動増幅回路455.456には、上述したH B S
についての信号も与えられている。
HIIR及びHLRは、それぞれヒータ活性温度の上限
及び下限を示すものであるから、各差動増幅回路455
.456では、これらとHB Sとの比較によって、ヒ
ータ31の実際の温度が活性温度の上限値を超えている
か否に応じた出力、及び下限値を下回っているか否かに
応じた出力が取り出され、各ANDゲーM58.459
を通して制御処理回路450に供給される。ANDゲー
1−458.459を介して回路450に与えられる信
号は、活性温度範囲を基準としてみた場合のヒータ31
の温度条件を表わしており、制御処理回路450はこれ
に基づいて第7図(a)に示すようなヒータ活性信号1
1ACTを形成し、出力端子4507かも送出する。
即ち、第7図の場合でいえば、時刻L!Oにおいては下
限温度より下回っているので、不活性と判別し、不活性
状態を示すべくローレベルを出力する。02センサlが
活性状態になく、従ってヒータ温度が低くてヒータ抵抗
Ruが小さければ、02センサ1が不活性であると判定
することができる。
このように、02センサlの不活性をヒータ抵抗Roの
大きさをみて判別することができ、また、ヒータ31に
実際に加熱のためのlIl’WRを加えない状態、即ち
Rr’WRの印加パルスを供給するだけでサンプリング
により正確に判別を行うことができる。
第7図の時刻t+aの場合は、ヒータ温度は上限値より
高く、従ってヒータ抵抗Ruが小さい状態(低温不活性
)ではないが、高温状態にあるとしてローレベルを出力
する(高温不活性)。上限を超える高温時に不活性を意
味するローレベル信号を送出するのは、後述するように
センサ素子への過通電を回避する等のためである。
」L記の如く、上下限の間の活性温度範囲外にあってヒ
ータ31が低温状態又は高温状態にあるときには、ヒー
タ活性信号+1AcTをローレベルにするのに対し、活
性温度範囲内にあるときは、時刻t+t、12.tt4
〜も16に示すように、活性状態にあると判断し、これ
を示すハイレベルを出力する。
このようにして形成されたヒータ活性信号+1AcTに
より02センサl素子部への通電の0N10FFを行う
。即ち、ヒータ抵抗RHが下限温度に相当する抵抗値よ
りは大きく、かつ上限温度に相当する抵抗値よりは小さ
い場合、従って、ヒータ31が低温状態及び高温状態に
ないときには、上記の如きHACTに基づき02センサ
lのポンプ電流の供給指令を発生し、ECU4は駆動回
路414を介してスイッチ34をオン状態にしてポンプ
電流IPが流れ得る状態にする。これにより、02セン
サ1素子部の低温時や高温時での過通電によるブラック
ニング等の素子破壊を防止することができ、また、02
センサlの出力が安定して酸素濃度を正確に検出し得る
状態にあるときに空燃比フィードバック制御を行わせる
ことができる。即ち、ヒータ31の抵抗値は電池素子2
8及び酸素ポンプ素子30の温度を反映すると共に、既
述したように02センサlの出力はこれらの素子の温度
変化の影響を受けるので、上記のようなヒータ抵抗R1
(の大きさを利用した判別によりこの影響による02セ
ンサlの出力の変動も防止される。
以上のようにして、02センサ1の活性、不活性の判別
が行われる。第6図に示したヒータ制御回路は、ヒータ
温度の検出精度が高く、従って、ヒータ抵抗Roを利用
した不活性判別も、高精度のヒータ温度検出によって一
層正確性が増し、また、−旦02センサlが活性化した
後、エンジンの低負荷状態が継続し、排気ガスの温度が
低くなるなどしてセンサ本体の温度もこれに伴って低下
し不活性となったときでも、かかる活性判別後の不活性
状態を適切に判定可能である。
本発明は、上記実施例に限定されず、種々の変形が可能
であり、例えば、適用し得るセンサ素子としては比例出
力型のものに限らない。また、比例出力型のものであっ
ても、素子構造は第2図に示したものに限定されない。
(発明の効果) 本発明によれば、加熱用ヒータを内蔵すると共に該ヒー
タの抵抗値が目標抵抗値となるように前記ヒータを通電
制御する排気濃度検出器の不活性判別方法において、所
定の不活性判別抵抗値を設定すると共に前記ヒータ抵抗
値が前記所定の不活性判別抵抗値以下のとき前記排気濃
度検出器が不活性であると判定するようにしたものであ
るから、4゜ 排気濃度検出器の不活性判定を内蔵のヒータの抵抗値を
利用して行うことができ、不活性をヒータ抵抗の大きさ
によって判別することができるので、ヒータ加熱の消費
電力の低減を図ることができると共に、活性判別後の不
活性状態をも正確に判別することができる等の効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は燃料供給制御
装置の全体構成図、第2図は02センサのセンサ本体の
構造をも含めて示す空燃比制御装置の構成図、第3図は
接続用のカプラの構成を示す斜視図、14図はカプラの
結合用接続端子を示す図、第5図はカプラの内部構造を
示す断面図、第6図はヒータ制御回路の構成を示す回路
図、第7図は第6図の制御処理回路の作動等を説明する
ためのタイミングチャート第8図は制御処理回路側の制
御周期の一例を示す説明図である。 31・・・ヒータ、100・・・カプラ、124・・・
ソリッドi氏抗、413・・・ヒータ系入出力回路、4
50・・・制御処理回路、R1〜R++・・・抵抗。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、加熱用ヒータを内蔵すると共に該ヒータの抵抗値が
    目標抵抗値となるように前記ヒータを通電制御する排気
    濃度検出器の不活性判別方法において、所定の不活性判
    別抵抗値を設定すると共に前記ヒータ抵抗値が前記所定
    の不活性判別抵抗値以下のとき前記排気濃度検出器が不
    活性であると判定することを特徴とする排気濃度検出器
    の不活性判別方法。 2、前記排気濃度検出器は、排気濃度検出素子と通電制
    御回路に接続されるカプラから成り、該カプラに前記不
    活性判別抵抗が設けられていることを特徴とする請求項
    1記載の排気濃度検出器の不活性判別方法。 3、前記ヒータ抵抗と直列に第1の抵抗を接続し、該直
    列回路に並列に第2の抵抗と第3の抵抗を直列に接続し
    た回路を接続してブリッジ回路を構成することを特徴と
    する請求項1記載の排気濃度検出器の不活性判別方法。 4、前記第2の抵抗と第3の抵抗の分岐点に対して直列
    に接続された不活性判別抵抗による電圧降下後の電位と
    前記ヒータ抵抗と第1の抵抗の分岐点の電位を比較する
    ことによって排気濃度検出器の不活性を判別することを
    特徴とする請求項3記載の排気濃度検出器の不活性判別
    方法。
JP63212696A 1988-08-26 1988-08-26 排気濃度検出器の不活性判別方法 Pending JPH0261546A (ja)

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