JP2864484B2 - 車両用空気調和装置 - Google Patents

車両用空気調和装置

Info

Publication number
JP2864484B2
JP2864484B2 JP19722091A JP19722091A JP2864484B2 JP 2864484 B2 JP2864484 B2 JP 2864484B2 JP 19722091 A JP19722091 A JP 19722091A JP 19722091 A JP19722091 A JP 19722091A JP 2864484 B2 JP2864484 B2 JP 2864484B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oxygen
outside air
concentration
mode
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP19722091A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0516661A (ja
Inventor
博之 伴
俊伸 中山
隆司 大沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bosch Corp
Original Assignee
Diesel Kiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Diesel Kiki Co Ltd filed Critical Diesel Kiki Co Ltd
Priority to JP19722091A priority Critical patent/JP2864484B2/ja
Publication of JPH0516661A publication Critical patent/JPH0516661A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2864484B2 publication Critical patent/JP2864484B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【従来の技術】一般に、車室内の酸素濃度が低下し、酸
素濃度が12〜16%程度になると、酸素欠乏状態(以
下、単に酸欠という)になる。この状態になると、頭
痛、精神集中力の低下などが現れ、ドライバーの運転に
も悪影響が現れる。これを解消するために、従来、車室
内の酸素濃度を富加する酸素富加装置を備えた車両用空
気調和装置が提案されている(例えば、特開昭63−4
3812号公報)。
【0002】この酸素富加装置は、車室内に酸素濃度セ
ンサを設けて、車室内が酸欠になった場合に、酸素富加
装置を作動させて、車室内の酸素濃度を18〜20%程
度の所定値まで上昇させるよう構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
構成は、上記の酸素富加装置を、車両用のエンジン(図
示せず)で駆動しているので、車室内が酸欠になった場
合に、常時、これを作動させると、エンジンの燃費が著
しく低下するという問題がある。
【0004】そこで、本発明の目的は、上述した従来の
技術が有する問題点を解消し、エンジンの燃費を余り低
下させることなく、車室内の酸素濃度を適性な濃度に維
持することができるようにした車両用空気調和装置を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、内気循環モード又は外気導入モードのい
ずれかのモードを選択するモード切替装置と、車室内の
酸素濃度を富加する酸素富加装置と、車室内の酸素濃度
を検出する酸素濃度検知センサと、車室外の外気汚染濃
度を検出する外気汚染濃度検知センサと、車室内が酸欠
で外気が清浄の場合に酸素富加装置を非作動状態にして
外気導入モードに切替えると共に、車室内が酸欠で外気
が汚染の場合に酸素富加装置を作動状態にして内気循環
モードに切替える制御装置とを備えたことを特徴とする
ものである。
【0006】
【作用】本発明によれば、車室内の酸素濃度を検出し、
酸素濃度が酸欠か否かを判定すると共に、外気汚染濃度
を検出し、外気汚染濃度が清浄か否かを判定し、その
後、車室内が酸欠で外気が清浄の場合には、酸素富加装
置を非作動状態にして、外気導入モードに切替えると共
に、車室内が酸欠で外気が汚染の場合には、酸素富加装
置を作動状態にして、内気循環モードに切替えるように
したので、必要以上に酸素富加装置を作動させる必要が
ない。よって、エンジンの燃費を余り低下させることな
く、車室内の酸素濃度を適性な濃度に維持することがで
きる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図2を参
照して説明する。
【0008】図2は、車両に搭載された酸素富加装置を
示している。同図において、符号1は筐体を示し、この
筐体1には、ファン3と、エンジン(図示せず)により
ベルト4駆動される真空ポンプ5とが接続されるととも
に、筐体1には、酸素富加膜7が内蔵されている。この
種の装置は、導入ダクト9及びフィルタ10を通して取
入れた空気を、酸素富加膜7の表面に吸着させ、酸素富
加膜7の内部に分子移動させ、空気のうちの酸素や窒素
を酸素富加膜7を透過させた後、真空ポンプ5を介して
供給ダクト11から車室内に排出するよう構成されてい
る。
【0009】また、この実施例によれば、車両には、上
記の酸素富加装置の他に、ダンパーの切替えにより、内
気循環モード又は外気導入モードのいずれかのモードを
選択可能なモード切替装置(図示せず)が設けられてい
る。ここで、内気循環モードとは、車室内の空気を循環
するモードであり、外気導入モードとは、車室外の空気
を車室内に導入するモードである。更に、この車両に
は、車室内の酸素濃度を検出する酸素濃度検知センサ
(図示せず)と、車室外の外気汚染濃度を検出する外気
汚染濃度検知センサ(図示せず)とが設けられている。
【0010】図1はフローチャートを示している。
【0011】ステップ1でスタートすると、まず、ステ
ップ2で、酸素濃度検知センサを介して酸素濃度VO
検出されると共に、外気汚染濃度検知センサを介して外
気汚染濃度VG が検出される。次に、ステップ3で、車
室内の酸素濃度VO が所定値以下(酸欠)か否かがチェ
ックされ、所定値以下(酸欠)であればステップ4に、
それ以上であればステップ5に移行する。
【0012】ステップ3では、ヒステリシスを持たせて
あり、2つのしきい値A,B(A<B)に対し、過去の
酸素濃度VO の経歴が下降傾向にあり、その後、酸素濃
度VO がしきい値Aに達した場合には、ステップ4に移
行すると共に、過去の酸素濃度VO の経歴が上昇傾向に
あり、その後、酸素濃度VO がしきい値Bに達した場合
には、ステップ5に移行する。
【0013】ステップ4では、外気汚染濃度VG が所定
値以下(清浄)か否かがチェックされ、これが所定値以
下(清浄)であれば、酸素富加装置を非作動状態にし
て、外気導入モードに切替えると共に(ステップ6)、
これが所定値以上であれば、酸素富加装置を作動状態に
して、内気循環モードに切替える(ステップ7)。
【0014】また、ステップ5では、同じく外気汚染濃
度VG が所定値以下(清浄)か否かがチェックされ、こ
れが所定値以下(清浄)であれば、当然に酸素富加装置
は非作動状態にして、温調優先の通常モードに切替える
と共に(ステップ8)、これが所定値以上であれば、酸
素富加装置は非作動状態にして、内気循環モードに切替
える(ステップ9)。
【0015】なお、ステップ4(又は5)では、ステッ
プ3と同様に、2つのしきい値C,D(C<D)を設
け、過去の外気汚染濃度VG の経歴が下降傾向にあり、
その後、外気汚染濃度VG がしきい値Cに達した場合に
は、ステップ6(又は8)に移行すると共に、外気汚染
濃度VG の経歴が上昇傾向にあり、その後、外気汚染濃
度VG がしきい値Dに達した場合には、ステップ7(又
は9)に移行する。
【0016】しかして、この実施例によれば、酸素濃度
検知センサを介して、車室内の酸素濃度VO を検出する
と共に、この酸素濃度VO が酸欠か否かを判定し、それ
と共に、外気汚染濃度検知センサを介して、外気汚染濃
度VG を検出すると共に、この外気汚染濃度VG が清浄
か否かを判定し、車室内が酸欠で外気が清浄の場合に
は、酸素富加装置を非作動状態にして外気導入モードに
切替えると共に、車室内が酸欠で外気が汚染の場合に
は、酸素富加装置を作動状態にして内気循環モードに切
替えるようにしたので、必要以上に酸素富加装置を作動
させる必要がなくなり、よって、エンジンの燃費を余り
低下させることなく、車室内の酸素濃度を適性な濃度に
維持することができると共に、清浄時の外気を最大限に
利用することができるので、人間の感性に合った自然な
空調が可能になる。
【0017】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、車室内の酸素濃度を検出して、酸素濃度が酸
欠か否かを判定すると共に、外気汚染濃度を検出して、
外気汚染濃度が清浄か否かを判定し、車室内が酸欠で外
気が清浄の場合には、酸素富加装置を非作動状態にし
て、外気導入モードに切替えると共に、車室内が酸欠で
外気が汚染の場合には、酸素富加装置を作動状態にし
て、内気循環モードに切替えるようにしたので、必要以
上に酸素富加装置を作動させる必要がなくなり、よっ
て、エンジンの燃費を余り低下させることなく、車室内
の酸素濃度を適性な濃度に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車両用空気調和装置の一実施例を
示すフローチャートである。
【図2】酸素富加装置を示す概略の構成図である。
【符号の説明】
3 ファン 5 真空ポンプ 7 酸素富加膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−43812(JP,A) 特開 昭59−206215(JP,A) 実開 平1−117912(JP,U) 実開 昭64−29005(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60H 1/24,3/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内気循環モード又は外気導入モードのい
    ずれかのモードを選択するモード切替装置と、車室内の
    酸素濃度を富加する酸素富加装置と、車室内の酸素濃度
    を検出する酸素濃度検知センサと、車室外の外気汚染濃
    度を検出する外気汚染濃度検知センサと、車室内が酸欠
    で外気が清浄の場合に酸素富加装置を非作動状態にして
    外気導入モードに切替えると共に、車室内が酸欠で外気
    が汚染の場合に酸素富加装置を作動状態にして内気循環
    モードに切替える制御装置とを備えたことを特徴とする
    車両用空気調和装置。
JP19722091A 1991-07-11 1991-07-11 車両用空気調和装置 Expired - Lifetime JP2864484B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19722091A JP2864484B2 (ja) 1991-07-11 1991-07-11 車両用空気調和装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19722091A JP2864484B2 (ja) 1991-07-11 1991-07-11 車両用空気調和装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0516661A JPH0516661A (ja) 1993-01-26
JP2864484B2 true JP2864484B2 (ja) 1999-03-03

Family

ID=16370837

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19722091A Expired - Lifetime JP2864484B2 (ja) 1991-07-11 1991-07-11 車両用空気調和装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2864484B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100871931B1 (ko) * 2001-09-21 2008-12-05 주식회사 나노포아 상용차량용 산소공급장치
KR100460278B1 (ko) * 2002-02-08 2004-12-04 디지털오토모빌(주) 자동차 터보차져와 진공원을 이용한 산소발생장치
KR100495973B1 (ko) * 2002-03-25 2005-06-16 디지털오토모빌(주) 자동차용 산소발생장치
EP1484207B1 (en) * 2003-06-02 2006-05-24 Digital Automobile Co., Ltd. Air purification device for automobile with oxygen-supplying function
JP2007176301A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Valeo Thermal Systems Japan Corp 車両用空気調整装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0516661A (ja) 1993-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5934525B2 (ja) 自動車用空調制御装置
JP2864484B2 (ja) 車両用空気調和装置
JP3740758B2 (ja) 車両用空気調和装置
KR101437942B1 (ko) 차량용 공조장치
JPH08258562A (ja) 車両用空調装置のオゾン脱臭方法
JP3136623B2 (ja) 自動車用空気清浄機
KR20210145636A (ko) 차량용 공기정화장치
KR200221965Y1 (ko) 공기정화 기능을 갖는 자동차의 공기특성 제어 시스템
JPH10329537A (ja) 車両用空調装置
JP3835913B2 (ja) 排気ガス対応インテークドア制御装置
JP2000142098A (ja) 車両用空調装置
KR20050021044A (ko) 차량용 공기청정 시스템의 제어방법
JPH057717A (ja) 空気清浄化装置
KR20010054077A (ko) 차량의 환기 시스템 및 그 방법
JP2000203257A (ja) 車両用換気装置
JP2889330B2 (ja) 自動車用空調機の内外気切り換えドア制御装置
JPS6154312A (ja) 空調機
KR100224156B1 (ko) 히터의 블로어 모터 자동 제어장치
JPH0532125A (ja) 車両用空気清浄装置
KR20020083757A (ko) 차량 실내 공기 자동 정화 장치
JP3750274B2 (ja) 車両用空気清浄器
JPH0479852B2 (ja)
KR19980055009A (ko) 차량 작동 모드 제어 장치 및 그 방법
KR960012023B1 (ko) 공기정화기의 자동 풍량 조절방법
JP2761975B2 (ja) 空気清浄装置と連動する自動車用空調装置