JPS63119768A - 殺菌保管中和装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 り業上二肌里分！ 本発明は内視鏡等の医療器具の殺菌保管中和装置に関す
るものである。

ｌ米Ω皿玉 医療用器具の内、例えば内視鏡等のように、気圧の変化
及び熱に弱い製品の殺菌には、一般にホルムアルデヒド
が用いられる。このホルムアルデヒドによる殺菌は、一
般に密閉可能な容器内に内視鏡等の殺菌を行うべき医療
器具とホルムアルデヒドを主成分とした錠剤とを収納し
た後、容器内を密閉して容器内で上記錠剤を常温で自然
に気化させ、このホルムアルデヒドの雰囲気内で医療器
具の殺菌を行なっている。

吃°シ゛　　る　占 上記した如く、医療器具とホルムアルデヒドを主成分と
した錠剤とを密閉した容器内に収納し、上記錠剤が自然
に気化するのを待って殺菌を行うと、錠剤の気化に時間
がかかる。又ホルムアルデヒドは、ある程度の湿気がな
いと他の物質に吸着しにくり、殺菌力が低下するといっ
た性質を持っているが、上記の方法で殺菌を行うと湿気
が不足気味となるため、殺菌を確実に行うためには殺菌
時間を長くとる必要が生じる。従って、上記方法によっ
て殺菌を確実に行うためには２４時間程度を必要とし、
効率が悪いといった問題があった。又ホルムアルデヒド
は強い刺激臭を有し、人体に有害であるが、上記方法に
よって殺菌を行うと、作業者が容器内から殺菌済の医療
器具を取出す時、強烈な刺激臭であるホルムアルデヒド
を吸込む危険性が高いといつた問題もあった。

°　　　　の− 殺菌保管中和装置を被殺菌物をホルムアルデヒドによっ
て殺菌するための開閉扉を有する殺菌室と、一端が殺菌
室に開口し、他端が第１のバルブ及びフィルタを介して
大気に開口すると共に、第２のバルブを介してホルムア
ルデヒドの水溶液が収納された気化槽に連通した給気ダ
クトと、一端が殺菌室に開口し、他端が第３のバルブを
介して上記気化槽に連通ずると共に、第４のバルブを介
してホルムアルデヒド中和用の中和液が収納された中和
槽と連通した第１の排気ダクトと、上記中和槽と連通し
た消臭液が収納された消臭槽と、一端が消臭槽に開口し
、他端が大気に開口した第２の排気ダクトと、上記気化
槽で発生したホルムアルデヒドを気化槽と殺菌室内で循
環させる殺菌モード時、殺菌室内のホルムアルデヒドの
濃度が殺菌可能な濃度に達しているかを検出し、かつ、
殺菌室内に上記フィルタを介して清浄な大気を供給する
と同時に、殺菌室内のホルムアルデヒドを上記中和槽及
び消臭槽を通して中和消臭した後大気中に排気する排気
モード時、殺菌室内のホルムアルデヒドの濃度が人体に
悪彰響を与えない濃度まで低下したかを検出するため、
殺菌室内に収納されたガスセンサとによって構成したも
のである。

昨月− 本発明に係る殺菌保管中和装置は、殺菌モード時に於い
て、ホルムアルデヒドの水溶液を収納した気化槽内で発
生したホルムアルデヒドを気化槽と殺菌室内で循環させ
て殺菌を行ない、又殺菌終了後の排気モードでは、殺菌
室内にフィルタを介して清浄の大気を供給すると同時に
、殺菌室内のホルムアルデヒドを中和槽及び消臭槽を通
して中和、消臭して大気中に排気し、かつ、上記殺菌モ
ード時及び排気モード時の殺菌室内のホルムアルデヒド
の濃度をガスセンサによって監視するものである。

災墨皿 第１図は本発明に係る殺菌保管中和装置の構成を示す図
面である。同図に於いて、（１）は内視鏡等の殺菌を行
う医療器具を収納するための開閉扉を有する殺菌室、（
２）は殺菌室（１）内に配置され、殺菌室（１）内のホ
ルムアルデヒドの濃度を電気的に検出するためのガスセ
ンサ、（３）は殺菌室（１）の底部に組込まれ、殺菌室
（１）内に供給されるホルムアルデヒドを殺菌室（１）
内で攪拌するための攪拌用ファンであり、上記殺菌室（
１）の開閉扉の開閉は、後述する制御装置によって制御
されるドアロツタ機構によって操作されるようになって
いる、（４）は殺菌室（１）内の上部に一端が開口した
給気ダクト、（５）は殺菌室（１）内の下部に一端が開
口した第１の排気ダクトであり、この給気ダクト（４）
の他端は二股に分岐しており、その一方の分岐ダクト（
４ａ）は、第１のモータバルブ（６ａ）及びヘパフィル
タ（７）を介して大気に開口しており、又他方の分岐ダ
クト（４ｂ）は、第２のモータバルブ（６ｂ）を介して
後述する気化槽（１１）と連通している。又第１の排気
ダクト（５）の他端も二股に分岐しており、その一方の
分岐ダクト（５ａ）は第３のモータバルブ（６Ｃ）を介
して後述する気化槽（１１）と連通しており、又他方の
分岐ダクト（５ｂ）は第４のモータバルブ（６ｄ）を介
してブロワ−（８）と連通している。父上記給気ダクト
（４）の分岐ダクト（４ａ）の第１のモータバルブ（６
ａ）とへバフィルタ（７）との間には送風用−ラアン（
９）が、又第１の排気ダクト（５）内には気化用ファン
（１０）がそれぞれ組込まれている。

（１１）は上記給気ダクト（４）及び第１の排気ダクト
（５）の各分岐ダクト（４ｂ）及び（５ａ）を接続した
気化槽であり、この気化槽（１１）内にはホルマリン〔
ホルムアルデヒドの４０％水溶液の商品名〕が収納され
、又その上部は、ホルマリンを気化させるための気化室
（Ｉｌａ）となっている、　　（１２）は気化槽（１１
）の下方に配置されたヒータ、（１３）はヒータ（１２
）のＯＮ、ＯＦＦを制御するためのサーモスタットであ
り、このヒータ（１２）及びサーモスタット（１３）の
作用により気化槽（１１）は常に一定の温度に保たれ、
気化槽（１１）内で起こるホルマリンの気化が常に安定
した状態で行われるようにしである。

（１４）は上記したブロワ−（８）と第１の連通管（１
５）を介して連通した中和槽、（１６）は中和槽（１４
）と第２の連通管（１７）を介して連通した消臭槽、（
１８）は一端が消臭槽（１６）に開口し、他端が大気中
に開口した第２の排気ダクトである。上記中和槽（１４
）内には、殺菌室（１）内に供給されるホルムアルデヒ
ドを中和するためのアンモニア液からなる中和液が、又
消臭槽（１６）内には、中和液によって中和されたガス
中に含まれるアンモニア臭を除去するためのリンゴ酸を
主成分とする消臭液が収納されている。尚、この中和液
の濃度は、ホルムアルデヒドを確実に中和できる濃度に
設定しておき、また消臭液の濃度は、中和液によって中
和されたガス中に含まれるアンモニア臭を確実に除去で
きる濃度に設定しである。

上記構成からなる殺菌保管中和装置の第１乃至第４のモ
ータバルブ（６ａ）〜（６ｄ）の開閉、攪拌用ファン（
３）、送気用ファン（９）、気化用ファン（ｌＯ）及び
ブロワ−（８）のＯＮ、ＯＦＦ、ドアロック機構のロッ
ク、アンロックは、殺菌室（１）内に配置されたガスセ
ンサ（２）によって電気的に検出されたホルムアルデヒ
ドの濃度及び予め設定された時間を元にＣＰＵ（３０）
によって構成された制御装置によって制御されるため、
以下そのｊＩ：Ｊｊ御装置の具体例を第２図に従って説
明する。

第２図に於いて、（２）は殺菌室（１）内に配置された
上述したガスセンサ、（３１）はガスセンサ（２）から
の出力信号を増幅するためのセンサアンプ、（３２）は
センサアンプ（３１）からの出力電圧と、予め設定され
た第１の基準電圧とを比較し、出力電圧が第１の基準電
圧以上になると第１の濃度スイッチ（３３）をＯＮさせ
るための第１のコンパレータ、（３４）はセンサアンプ
（３１）からの出力電圧と、予め設定された第２の基準
電圧とを比較し、出力電圧が第２の基準電圧以上になる
と第２の濃度スイッチ（３５）をＯＮさせるための第２
のコンパレータである。

上記第１の基準電圧は、殺菌室（１）内のホルムアルデ
ヒドの濃度が人体に悪影響を与える状態になった時、ガ
スセンサ（２）からセンサアンプ（３１）を通して出力
する出力電圧と等しくなるようにしてあり、又第２の基
準電圧は、殺菌室（１）内のホルムアルデヒドの濃度が
殺菌を行うのに充分な濃度になった時、ガスセンサ（２
）からセンサアンプ（３１）を通して出力する出力電圧
と等しくなるようにしである。従って、殺菌室（１）内
のホルムアルデヒドの濃度が人体に悪影響を与える濃度
に達すると第１の濃度スイッチ（３３）が０１、殺菌室
（１）内のホルムアルデヒドの濃度が更に高くなり、殺
菌を行うのに充分な濃度に達すると第２の濃度スイッチ
（３５）がＯＮする。　（３６）はセンサアンプ（３１
）からの出力電圧を元に殺菌室（１）内の濃度を表示す
る表示器であり、この表示器（３６）としでは、センサ
アンプ（３１）からの出力をＡ／Ｄ変換した後、デジタ
ル表示するものや、Ａ／Ｄ変換した信号により、濃度を
表示するグラフ状に配置したＬＥＤを順次点灯させるこ
とにより、濃度を視覚的に表示するもの、或いは、セン
サアンプ（３１）からの出力により濃度をアナログ表示
するメータ等を用いる。　　（３７）は殺菌保管中和装
置による殺菌開始を手動で指示するためのキースイッチ
であり、このキースイッチ（３７）は、ドアロックを解
除し、殺菌室（１）への医療器具の搬入、搬出を可能に
するための扉開モード（ａ）、殺菌室（１）内で殺菌を
行うための殺菌モード（ｂ）及び殺菌室（１）内のホル
ムアルデヒドを中和、消臭した後排気する排気モード＜
ｃ＞の３ボジシツンが手動で設定できるようになってい
る。　　（３８）は気化槽（１１）内のホルマリンを取
換えるため、気化槽（１１）を外部に取出すと、これを
電気的に検出する第１のリセットスイッチ、（３９）は
中和槽（１４）及び消臭槽（１６）内の中和液及び消臭
液°を取換えるため、中和槽（１４）及び消臭槽（１６
）を外部に取出すと、これを電気的に検出する第２のリ
セットスイッチ、（４０）は殺菌室（１）の開閉扉の開
閉を検出するドアスイッチである。そして上記した各部
材がＣＰＵ（３０）の入力側に接続される。（６ａ）〜
（６ｄ）は上述した第１乃至第４のモータバルブ、（４
１）は殺菌室（１）の開閉扉をロックするドアロック機
構（４２）と連動し、ドアロック機構（４２）をロック
、アンロックするためのソレノイド、（４３）は殺菌室
（１）内で殺菌が開始されると、殺菌開始時からの経過
時間を表示するための殺菌表示タイマであり、上記各部
材がＣＰＵ（３０）の出力側に接続される。尚、上記ド
アロック機構（４２）は、キースイッチ（３７）が扉開
モード（ａ）になると、ソレノイド（４１）の作用によ
って解錠するようになっているが、キースイッチ（３７
）が扉開モード（ａ）にある時、殺菌室（１）内のホル
ムアルデヒドの濃度が人体に悪影響を与える濃度にあり
、第１の濃度スイッチ（３３）がＯＮしている時は、ド
アロック機構（４２）を解錠しないようにしである。又
、ＣＰＵ（３０）には、図示しないが、殺菌中和保管装
置の動作状態、即ち殺菌中、ホルムアルデヒドの排気中
、殺菌完了等を表示するためのＬＥＤが接続しである。

上記構成に於いて、本発明に係る殺菌中和保管装置によ
って医療器具の殺菌を行うには、先ず殺菌保管中和装置
の１４源をＯＮする。この時第１乃至第４のモータバル
ブ（６ａ）〜（６ｄ）はすべて閉じた状態となる。この
状態で先ずキースイッチ（３７）を扉開モード（ａ）に
し、殺菌室（１）の開閉扉を開き、殺菌室（１）内に殺
菌を行う医療器具を収納し、開閉扉を閉じた後、キース
イッチ（３７）を殺菌モード（ｂ）にする。するとＣＰ
Ｕ（３０）からの指令により、ドアロック機＋Ａ　（４
２）がソレノイド（４１）の作用によりロック状態とな
り、開閉扉が口・ツクされ、次に第２及び＠３のモータ
バルブ（６ｂ）　　（６ｃ）が開くと同時にこれと連動
して攪拌用ファン（３）及び気化用ファン（５）が作動
を開始する。このため、気化槽（１１）内でホルマリン
から気化したホルムアルデヒドは、分岐ダクト（４ｂ）
から給気ダクト（４）を通って殺菌室（１）内に流入し
、攪拌用ファン（３）によって殺菌室（１）内で攪拌さ
れた後、第１の排気ダクト（５）から分岐’ｆ　（５ａ
）を通って気化槽（１１）に戻された後、再度上記経路
を通って殺菌室（１）内に供給される。このようにして
、ホルマリンを収納した気化槽（１１）と殺菌室（１）
との間でホルムアルデヒドが循環すると、殺菌室（１）
内のホルムアルデヒドの濃度は上昇する。そして先ず、
第１の濃度スイッチ（３３）が０１１１Ｌ、次に第２の
濃度スイッチ（３５）がＯＮすることにより殺菌室（１
）内のホルムアルデヒドの濃度が殺菌を行うのに充分な
濃度に達したことをＣＰＵ（３０）が検出すると、ＣＰ
Ｕ（３０）はこの時点から殺菌時間のカウントを行ない
、予め設定された時間だけこの状態を維持すると同時に
、殺菌表示タイマ（４３）をスタートさせ、殺菌開始時
からの経過時間を殺菌表示タイマ（４３）によって外部
に表示する。

尚、この場合、殺菌室（１）内に供給されるホルムアル
デヒドは、ホルマリン液を気化させることにより得た湿
気を含む殺菌効果の非常に高い気体であり、かつ、この
ホルムアルデヒドは攪拌用ファン（３）によって殺菌室
（１）内で強制的に攪拌されるため、ＣＰＵ（３０）内
に予め設定しておく殺菌時間は約３時間に設定しておけ
ば医療器具の殺菌を確実に行える。

上記のようにして殺菌が行われ、予め設定された殺菌時
間が経過すると、先ず第２及び第３のモータバルブ（６
ｂ）　　（６ｃ）が閉じ、次に第１及び梁部のモータバ
ルブ（６ａ）　　（６ｄ）が開くと同時に、これに連動
して送風用ファン（９）及びプロワ−（８）が作動を開
始する。すると、殺菌室（１）内にはへパフィルタ（７
）によって濾過された清浄なエアが分岐ダクト（４ａ）
及び給気ダクト（４）を通って流入すると同時に、殺菌
室（１）内のホルムアルデヒドは第１の排気ダクト（５
）、分岐ダクト（５ｂ）　、ブロワ−（８）及び第１の
連通管（１５）を通って中和槽（１４）内に送られる。

そして中和槽（１４）内のアンモニア液からなる中和液
によって中和されたアンモニア臭を有するガスは第２の
連通管（１７）を通って消臭槽（１６）に送られ、消臭
槽（１６）内の消臭液によってアンモニア臭を除去した
後、第２の排気ダク）　（１Ｂ）を通して大気中に排気
される。上記の如くして、殺菌室（１）内のホルムアル
デヒドが中和、消臭された後大気中に排気されると、殺
菌室（１）内の濃度は低下し、先ず第２の濃度スイッチ
（３５）がＯＦＦし、この後、殺菌室（１）内のホルム
アルデヒドの濃度が人体に悪影響を与えない濃度にまで
低下し、第１の濃度スイッチ（３３）も０ｉ２Ｆすると
、ＣＰＵ（３０）からの指令によりこの後、約３０秒間
この排気状態を維持した後、第１及び第４のモータバル
ブ（６ａ）　　（６ｄ）を閉じ、殺菌モードを終了する
。又殺菌表示タイマ（４３）　もリセンＩ・される、尚
、第１の濃度スイッチ（３３）がＯＦＦ　Ｌ、た後、所
定時間排気状態を維持するのは、各ダクト内等に残って
いるホルムアルデヒドにより殺菌室内のホルムアルデヒ
ドの濃度が再び上昇するのを防止するためである。

このようにして殺菌モードが終了すると、後はキースイ
ッチ（３７）を扉開モード（ａ）に戻し、ドアロック機
構（４２）を解錠した後、殺菌室（１）の開閉扉を開き
、殺菌室（１）から殺菌を終了した医療器具を取出せば
よい、この時（殺菌室（１）内のホルムアルデヒドの濃
度は上述した如く人体に悪影響を与えない濃度まで低下
しているため、医療器具の殺菌室（１）からの取出し時
に作業者がホルムアルデヒドを吸込む心配はない。

又、殺菌室（１）内で殺菌した医療器具をすぐに使用す
る必要がなく、殺菌終了後、医療器具を殺菌室（１）内
で保管し、時間が経過した後、医療器具を殺菌室（１）
から取出そうとした場合は、各ダクト内に若干残ってい
るホルムアルデヒド等によって殺菌室（１）内のホルム
アルデヒドの濃度が高くなり、再び第１の濃度スイッチ
（３３）が０［、ている時がある。この場合は、キース
イッチ（３７）が扉開モード（ａ）になっていても、ド
アロック１構（４２）は第１の濃度スイッチ（３３）の
ＯＮ動作に連動して自動的にロック状態となっているた
め、開閉扉は開かない、従って、この場合はキースイッ
チ（３７）を−旦排気モード（Ｃ）に操作し、上述した
排気動作を行わせ、再度殺菌室（１）内のホルムアルデ
ヒドの濃度を第１の濃度スイッチ（３３）がＯＦＦする
まで低下させた後、キースイッチ（３７）を扉開モード
（ａ）に戻せば、ドアロック機構（４２）は解錠するた
め、開閉扉を開けて医療器具を殺菌室（１）から取出す
ことができる。

又上記一連の動作に於いて、キースイッチ（３７）が殺
菌モード（ｂ）に操作され、第２及び第３のモータバル
ブ（６ｂ）　　（６ｃ）が開いて殺菌動作が開始された
後、所定時間〔約１０分〕が経過した後も、殺菌室（１
）内のホルムアルデヒトの濃度が上がらず、第２の濃度
スイッチ（３５）がＯＮにならない場合、及び、ホルム
アルデヒドの濃度の上昇によって第２の濃度スイッチ（
３５）がＯＮＬ、殺菌時間のカウントを開始した後、設
定時間が経過しない内にホルムアルデヒドの濃度が低下
し、第２の濃度スイッチ（３５）がＯＦＦ　した場合、
気化槽（１１）内のホルマリンの劣化と判別し、アラー
ムを鳴らすことによりホルマリンの劣化を外部に警告す
るようにしである。この場合、ホルマリンを取換えるた
め、気化槽（１１）を外部に取出したことを第１のリセ
ットスイッチ（３８）が検出すると、アラームはストッ
プするようにしである。又中和液及び消臭液の劣化を検
出するため、ＣＰＵ（３０）内では上述した排気動作の
回数がカウントされており、このカウント数が予め設定
された回数以上になると、中和液及び消臭液の劣化と判
別し、アラームを鳴らすことにより、中和液及び消臭液
の劣化を外部に警告するようにしである。

この場合も中和液及び消臭液を取換えるため、中和槽（
１４）及び消臭槽（１６）を外部に取出したことを第２
のリセットスイッチ（３９）が検出するとアラームがス
トップすると同時にカウンタもリセットされる。尚、上
記いずれの場合もアラームが作動すると、アラ−Ｊ・を
リセットしないかぎり次の動作には移行しないようにし
である。

進１廊口九展 上記した如く、本発明に係る殺菌保管中和装置の殺菌モ
ード時に於いて、殺菌室内に供給されるホルムアルデヒ
ドは、ホルマリンを気化させることにより得た湿気を含
む殺菌効果の非常に高い気体であり、かつ、このホルム
アルデヒドは攪拌用ファンによって殺菌室内で強制的に
攪拌されるため、殺菌時間を従来の２４時間前後から３
時間前後と大幅に縮小することができる、又上記方法に
よって殺菌を行なえば、医療器具をビニール袋内に収納
し、ビニール袋の開口部を紙製のテープでシールしたも
のを殺菌室内に収納した場合でも、湿気を含むホルムア
ルデヒドが紙製のテープからビニール袋内に侵入するた
め、殺菌を行うことができる。又、本発明に係る装置は
、殺菌終了後の排気モードで殺菌室内にフィルタを介し
て清浄な大気を供給すると同時に、殺菌室内のホルムア
ルデヒドを中和槽及び消臭槽を通して中和、消臭した後
大気中に排気するようにしたから、殺菌室内から殺菌済
の医療器具を取出す時に作業者がホルムアルデヒドを吸
込む心配もない。更に、本発明に係る装置は、殺菌モー
ド時及び排気モード時のホルムアルデヒドの濃度をガス
センサによって検出しているため、殺菌時のホルムアル
デヒドの濃度を常に所定値以上に保つことができ、殺菌
が確実に行なえると共に排気モード時、殺９室内のホル
ムアルデヒドの濃度を確実に低Ｆさすことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る殺菌保管中和装置の構成を示す図
面、第２図は本発明に用いる制御装置の構成を示すブロ
ック図である。 （１）・−・殺菌室、（２）・−・ガスセンサ、（４）
・−・・・給気ダクト、 （５）・−・・第１の排気ダクト、 （６ａ）・−・・第１のモータバルブ、（６ｂ）・・−
・・第２のモータバルブ、（６Ｇ）・−・・第３のモー
タバルブ、（６ｄ）・−・・第４のモータバルブ、（７
）　−・ヘパフィルタ、 （１１）・−・気化槽、（１４）　−・・中和槽、（１
６）・−・・消臭槽、（１８）・・・−第２の排気ダク
ト。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）被殺菌物をホルムアルデヒドによって殺菌するた
   めの開閉扉を有する殺菌室と、一端が殺菌室に開口し、
   他端が第１のバルブ及びフィルタを介して大気に開口す
   ると共に、第２のバルブを介してホルムアルデヒドの水
   溶液が収納された気化槽に連通した給気ダクトと、一端
   が殺菌室に開口し、他端が第３のバルブを介して上記気
   化槽に連通すると共に、第４のバルブを介してホルムア
   ルデヒド中和用の中和液が収納された中和槽と連通した
   第１の排気ダクトと、上記中和槽と連通した消臭液が収
   納された消臭槽と、一端が消臭槽に開口し、他端が大気
   に開口した第２の排気ダクトと、上記気化槽で発生した
   ホルムアルデヒドを気化槽と殺菌室内で循環させる殺菌
   モード時、殺菌室内のホルムアルデヒドの濃度が殺菌可
   能な濃度に達しているかを検出し、かつ、殺菌室内に上
   記フィルタを介して清浄な大気を供給すると同時に、殺
   菌室内のホルムアルデヒドを上記中和槽及び消臭槽を通
   して中和消臭した後大気中に排気する排気モード時、殺
   菌室内のホルムアルデヒドの濃度が人体に悪影響を与え
   ない濃度まで低下したかを検出するため、殺菌室内に収
   納されたガスセンサとからなることを特徴とする殺菌保
   管中和装置。