JPH0373153A - 室内殺菌方法及び装置 - Google Patents

室内殺菌方法及び装置

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JPH0373153A
JPH0373153A JP2129679A JP12967990A JPH0373153A JP H0373153 A JPH0373153 A JP H0373153A JP 2129679 A JP2129679 A JP 2129679A JP 12967990 A JP12967990 A JP 12967990A JP H0373153 A JPH0373153 A JP H0373153A
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gas
room
formaldehyde
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ammonia
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Shuji Nishiyama
西山 秀志
Tokuyuki Mitsuhashi
三ツ橋 徳之
Kiyoshi Nakayama
潔 中山
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Riken Keiki KK
Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Shiraimatsu and Co Ltd
Original Assignee
Riken Keiki KK
Shiraimatsu and Co Ltd
Takeda Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明4よ、動物飼育室、手術室、病室、手術容器機や
白衣、布団などの殺菌装置における収容室、その他の室
内の殺菌を行なうための方法及び装置に関する。
室内の無菌化或いは略完全な殺菌を行なう有効な手段と
して、ホルムアルデヒドガスの使用がある。これは、対
象となる室内に加熱蒸散されたホルマリンガスを充満さ
せ、一定時間放置した後、該室内を強制換気してホルム
アルデヒドガスを室内から放出するものである(実公昭
64−927号参照)。ホルムアルデヒドガスの殺菌作
用は、高温時に強くなるので、室内はガス供給前から換
気を行なうまでの間、一般に30°C〜37℃程度に加
熱される。このように、加熱状態の室内において、殺菌
に十分なように多量に供給されたホルムアルデヒドガス
は、強制換気時の室内の温度数下等に起因して、室の壁
面、床面、天井等に結晶となって付着する。その結果、
換気を停止する色、壁面等の結晶化したホルムアルデヒ
ドからの昇菓により再びホルムアルデヒドガス濃度が上
昇する。
ホルムアルデヒドガスは、人体に刻する毒性が非常に強
いので、室内での許容残留員は極めて低い。
したがって、昇華分をも放出して十分なガス濃度低下を
得るには、例えば2〜3日という長時間の換気を必要と
し、その間の室の使用が不可能となっていた。
室内の加熱をすることなくホルムアルデ)ニドガスを供
給する場合もあるが、この場合は、加熱によりガス化し
たホルムアルデヒドが、壁面等との接触により冷却され
て該壁面等で結晶化するので、該結晶からの昇華分をも
放出するために前述と同様に長時間の換気を必要とした
これらに対処する方法として、ホルムアルデヒドガスの
室内充満と放置の後、アンモニアガスを室内に充満させ
ホルムアルデヒドガスと反応させ、その後室内の強制換
気をする方法が提案されている(医科器械学第52巻 
臨時号 別冊)。これによれば、ホルムアルデヒドはア
ンモニアにより中和されて毒性のないヘキサメチレンテ
トラミン(その中間体を含む。以下、単にヘキサメチレ
ンテトラミンという。)となるので、人体への悪影響か
低減される。また、加熱された室の強制換気の際にも、
ホルムアルデヒドのガス濃度は、アンモニアとの反応分
だけ低下しているので、ホルムアルデヒドの結晶化は生
じないか問題とならない程度となる。室内を加熱するこ
となくホルムアルデヒドガスを供給する場合は、壁面上
の結晶化ホルムアルデヒドは、供給されるアンモニアガ
スとの反応により、ヘキサメチレンテトラミンとなるの
で、やはり結晶化ホルムアルデヒドからの昇華分は問題
とならない程度となる。したがって、強制換気に要する
時間が、短くて済むという利点が得られた。しかしなが
ら、従来この方法では、ホルムアルデヒドガスの供給量
及びアンモニアガスの供給量を、加熱蒸散によるガスの
供給時間により把握し制御していた。したがって、実際
の室内のホルムアルデヒドガス濃度の変化は経験的なデ
ータから推測せざるを得ず、ホルムアルデヒドガスの供
給量、その中和に要するアンモニアガスの供給量及びホ
ルムアルデヒドガス放出のための強ホII換気の時間は
、安全性を重視し、て必要以上に多くせざるを得なかっ
た。また、ホルムアルデヒドガス及びアンモニアガスの
供給量の変動や停止が不可避的に生じても、所定時間の
経過により操作を終了してしまうので、殺菌が不完全と
なったりホルムアルデヒドガスの室内残留が生じたりす
る虞れがあった。
したが−〕で、殺菌中のホルムアルデヒドガスの状態を
知るため、人が室内に入って室内の気体を採取するか、
室の壁に採取用の孔を設けて気体を採取し、そのガス濃
度を測定していた。しかしながら、人が室内に入るのは
安全衛生上好ましくない。また壁に採取用孔を設けても
該孔付近のガス濃度しか測定できない。
このように、従来法では室内殺菌時の薫蒸状態の把握が
困難であるので、殺菌操作終了後に無菌試験を行なう必
要が生じる場合もあった。これには菌の培養などに約1
週間が必要であり、使用開始までに多大な時間を要して
いた。
本発明は、これら従来技術の問題点を解決し、殺菌後の
ホルムアルデヒドガスの放出を迅速かつ確実に行なうこ
とができ、ホルムアルデヒドガス及び中和用アンモニア
ガスの供給量を必要十分なものとすることができ、しか
も殺菌の完全化を保証し得る室内殺菌方法及び装置を提
供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 本発明の前記目的は、殺菌対象となる室内にホルムアル
デヒドガスを供給して充満させ、濃度検出器により所定
のガス濃度が検出されると、前記供給を停止して殺菌に
必要な時間該室内を密閉状態で放置し、その後該密閉状
態を保ってアンモニアガスを該室内に供給して充満させ
、前記ガス濃度検出器により検出されるガス濃度が所定
値以下となると、前記アンモニアガスの供給を停止して
該室内を強制換気することを特徴とする室内殺菌方法、
及び 殺菌対象となる室内にホルムアルデヒドガスを供給する
ためのホルムアルデヒドガス供給装置と、該室内にアン
モニアガスを供給するためのアンモニアガス供給装置と
、該室内に設置されるガス濃度検出器と、前記ホルムア
ルデヒドガス供給装置による該室内へのホルムアルデヒ
ドガス供給時に前記ガス濃度検出器による検出値が所定
値以上となったときに前記ホルムアルデヒドガス供給装
置の作動を停止させ、その後、殺菌に必要な時間が経過
したときに前記アンモニアガス供給装置を作動させ、前
記ガス濃度検出器による検出値が所定値以下となったと
きに該アンモニアガス供給装置の作動を停止させると共
に該室内の換気を要求する信号を発する制御装置を備え
ていることを特徴とする殺菌装置によって達成される。
作用及び効果 本発明方法においては、殺菌対象となる室内にホルムア
ルデヒドガスを供給して充満させ、ガス濃度検出器によ
り所定のガス濃度が検出された後、殺菌に必要な時間該
室内を密閉状態で放置し、その後アンモニアガスを該室
内に供給して充満させ、前記ガス濃度検出器により検出
されるガス濃度が所定値以下となった後、該室内を強制
換気するというように、ガス濃度検出器を使用して供給
ガス濃度を把握する。前記ガス濃度検出器としては、室
内充満時の高濃度(例えば2000乃至3000 pp
m)から室内残留分の低濃度(例えば略0乃至2 pp
m)までのガス濃度を検知し得るものが望ましく、半導
体方式、熱線型半導体方式のもの等を使用することがで
きる。これら半導体方式、熱線型半導体方式のガス濃度
検出器は、ホルムアルデヒドガス及びアンモニアガスの
双方に対し感応性を有し、他の一般のガス濃度検出器に
おいても両方のガスに対して感応性を有する場合が多い
。しかしながら、室内でのホルムアルデヒドガス存在下
にアンモニアガスが供給された際には、ホルムアルデヒ
ドとアンモニアとが反応して、ヘキサメチレンテトラミ
ンが形成される。このヘキサメチレンテトラミンは無臭
の結晶微粉末であるので、両ガスの反応によってホルム
アルデヒドとアンモニアとの気体状態は激減する。した
がって、ガス濃度検出器が室内のホルムアルデヒドガス
及びアンモニアガス双方に感応していても、両者が反応
した分だけガス濃度の低下として検知される。
このように、本発明方法によれば、殺菌時の薫蒸状態が
、室内への立ち入りを必要とすることなく、しかも経時
的に把握され得る。ホルムアルデヒドガス供給時に、供
給量の変動があっても、その濃度検出値に基づいてガス
供給を行なうので、必要十分なホルムアルデヒドガスの
供給量により家出を最適なガス濃度よして殺菌の完全化
を図ることができる。また、アンモニアガス供給時には
、室内□□□ガス濃度検出値から4、ルムアルデヒドの
中和の進行度合いを知るここができるので、′アンモニ
アガス供給狙をも必要十分なものとすることができる。
さらに、ホルムアルデヒドガス及び壁面等に付着したホ
ルムアルデヒドは、アンモニアガスと反応することによ
りヘキサメヂレンテトラミンとなるので1.壁面等での
ホルムアルデヒドの結晶化及び該結晶からの昇華は生じ
ないか問題とならない程度となる。したがって、ホルム
アルデヒドガスの迅速かつ確実な放出が可能さなる。さ
らに、ガス濃度検出器を用いるので、これを室内の複数
箇所に設置シれば、その場所毎のガス濃度変化を把握す
るごεができ、より確実な殺菌を行なうここができる。
このようにして確実な殺菌が保証されるこεから、処理
後の無菌試験の必要性がなくなり、速やかに室の使用を
開始するこεができる。
また、本発明装置においては、室内に設置されるガス濃
度検出器の検出値に基づいてホルムアルデヒドガス供給
装置及びアンモニアガス供給装置からのガス供給を行な
うことができるので、ホルムアルデヒドガスを必要1−
分な供給貸こすることができ、アンモニアガス供給の際
にも+7ij述σ)両ガスの反応による結晶化に基づき
ガス濃度の低小からその供給を必要十分なものεするこ
とができる。
また、ガス濃度検出器の出力に基づきホルムアルデヒド
ガス及びアンモニアガスのガス供給装置を制御する制御
装置を備えているので、ホルムアルデヒドガス供給時に
ガス濃度検出器が所定値以上となった5ときにホルムア
ルデヒドガス供給装置の作動を停止させ、その後殺菌に
必要な時間が経過したときにアンモニアガス供給装置を
作動させ、ガス濃度検出器が所定値以下となったときに
該アンモニアガス供給装置の作動を停止させると共に室
内の換気を要求する信号を発するという作動に基つき、
前述の方法を自動的に行なうことができ、該、77法に
より得られるのと間じ効果を得ることができる。
実施例 以下、本願発明の実施例につき添付図面を参照しつ”つ
説明する。
第1図は、自動操作型の本発明装置の1例を概略的に示
ずブUツク圓である。この装置は、ホルムアルデヒドガ
ス供給装置(1)、アンモニアガス供給装置(2)、ガ
ス濃度検出器(3)、及び制御装置(4)を備えており
、これらは、殺菌対象となる室内に置かれる。ホルムア
ルデヒドガス供給装置(1)は、ホルムアルデヒドの水
溶液又はホルマリンを収容する上面が開いた容器(1o
)と、該容器内の液を加熱するためのヒータ(11)と
、つづら折り状に支持されて下端を容器(1o)内の液
に浸して該液を毛管作用で吸上げる吸上げ布(]2)ε
、該吸上げ布に対して熱風を吹イ=1けるためのヒータ
飼きファン(13)と、該ファンからのホルムアルデヒ
ドガスを含んだ気体を通すためのシャッタ装置付き開口
を有したケーシング(14)とを備えている。該開口の
シャッタ装置(15)は、開口を密閉状態に覆う蓋をソ
lノノイドにより囲動させて開閉動作をなすものである
前記ヒータ(11)、ファン(1B)、及びシャッタ装
置(15)の入力端子は、導線(16)により、制御装
置(4)に接続されている。アンモニアガス供給装置(
2)は、アンモニア水溶液を収容する上面が開いた容器
(20)の他、ホルムアルデヒドガス供給装置(10)
と同様のヒータ(21)、吸上げ布(22)、ヒータ付
きファン(23)、ケーシング(24)及びシャッタ装
置(25)付き開口を備え、ヒータ(21)、ファン(
23)及びシャッタ装置(15)の入力罐子は、導線(
26)により、制御装置(4)に接続されている。ガス
濃度検出器(3)は、半導体方式、熱線型半導体方式等
のもので、約1ppI11から10000ppOIまで
のガス濃度の測定が可能なものである。この広範囲の測
定精度を向上させるためガス濃度に応じて測定レンジを
自動的に切替えられるようにしておいてもよい。該ガス
濃度検出器(3)の出力端子は、導線(35)により制
御装置(4)に接続されている。制御装置(4)は、ガ
ス濃度検出器(3)からの検出値出力を受け、これに応
じて以下の作動を行なうように構成されている。すなわ
ち、ホルムアルデヒドガス供給装置(1)のシャッタ装
置(15)を開いてヒータ(11)及びファン(13)
の作動により室内へホルムアルデヒドガスの供給が開始
された後、室内のガス濃度検出値が所定値(例えば20
00ppm )となったときにホルムアルデヒドガス供
給装置(1)の作動を停止させ、シャッタ装置(15)
を閉じると共にタイマを始動させる。その後、室内の殺
菌に必要な時間が経過したときにアンモニアガス供給装
置(2)のシャッタ装置(25)を開きヒータ(21)
及びファン(23)を作動させてアンモニアガスを室内
に供給する。その後、ガス濃度検出器(3)による検出
値が所定値(例えば1乃至数ppm )となったときに
アンモニアガス供給装置(2)の作動を停止させ、シャ
ッタ装置(25)を閉じると共に該室内の換気を要求す
る信号を発する。
該換気要求信号は、導線(50)により接続された換気
装置(5)に送られる。換気装置(5)は、室の壁の開
口部に装着されており、開口部に臨んで設けられたファ
ン(51)と、開口部を覆いソレノイドにより開閉され
るルーバ装置(52)とを備えている。制御装置(4)
からの喚気要求信号に応答して、ファン(51)は始動
し、ルーバ装置(52)は開く。この例ではさらに、室
内の換気が進行してガス濃度検出値が所定値(例えばO
ppm)となったときに、制御装置(4)が換気停止信
号を発し、これによりファン(51)が停止しルーバ装
置(52)が閉じるようにされている。
この装置を使用して室内の殺菌をするには、先ず室内に
本装置を設置し、熱風の供給などにより室内を加熱した
後、該室を密閉する。ホルムアルデヒドガス供給袋@(
1)の容器(10)には、必要量のホルムアルデヒド水
溶液若しくはホルマリンを収容し、アンモニアガス供給
装置(2)の容器(11)には、アンモニア水溶液を収
容しておく。室外からのリモート操作又はタイマにより
制御装置(4)を始動させる。制御装置(4)は先ずホ
ルムアルデヒドガス供給装置(1)を作動させてその開
口からホルムアルデヒドガスを噴出させる。噴出したホ
ルムアルデヒドガスは室内に充満しガス濃度検出器(3
)により、室内ガスの濃度が検出される。その濃度が所
定値に達すると、制御装置(4)はガス濃度検出器(3
)からの出力に応答してホルムアルデヒドガス供給装置
(1)の作動を停止する。そしてタイマの作動により殺
菌に必要な時間経過後に制御装置(4)がアンモニアガ
ス供給装置(2)を作動させる。噴出したアンモニアガ
スは、室内に充満してホルムアルデヒドガスと反応し、
これによりヘキサメチレンテトラミンが形成される。室
内のホルムアルデヒドガス及びアンモニアガスはこれに
伴って減少し、ガス濃度が低下する。ガス濃度検出器(
3)により検出されるガス濃度が、ホルムアルデヒドガ
スの毒性及び壁面での結晶化防止等の観点から適当とさ
れる所定値まで低下すると、制御装置(4)はアンモニ
アガス供給装置(2)の作動を停止させ、さらに換気装
置(5)を作動させる。これにより低下するガス濃度が
、人体に安全な値となると制御装置(4)は換気装置(
5)を停止させ、これにより殺菌工程が終了する。
第3図及び第4図は、本発明に係る手動模作型殺菌装置
の例を小している。この装置は、第1図に示したと同様
のポルへアルデヒ、ドガス供給装置(,1,”)、アン
モニアガス供給装置(2−)、及びガス濃度検出器(図
示せず)を備えでいるが、各装置は室外のりモートスイ
ッチに図外導線により接続されでいる。ホルムアルデヒ
ドガス供給装置(1′)及びアンモニアガス供給装置(
2′)は1.先の例にわけると同様の容器(10−)(
20−)、ヒータ(11−)(21−)、吸上げ布(1
2”)(22”)、ヒータ付きファン(1B−)(23
′)、ケージング(14−)(24−)各々備えており
、ケーシング(1,4−>(24−)には、各々手動に
よる開閉蓋(]、、 5− )(25−)及びガス放出
口(図示せず)が設けられている。ケーシング(141
(,21)の」二部はタンク(18)(1,9)となっ
ており、その中央から容器(10−)(20”)までバ
イブが延びでいる。パイプの上端部には電磁弁(1つ)
(29)が装着され、該電磁弁は室夕)からり1−一−
トスイッチにより開閉されるε共に、パイプ下端部の液
面計(17)(27)からの信号に基づき開閉して容器
(10”)(20”)の液面を一定に保つようにも作動
する。
この装置を使用[7て室丙の殺菌を行なう場合は、装置
を室内に置き、開閉蓋(151(25−)を開きタンク
(18)(28)にホルムアルデヒド溶液若しくはポル
マリン、及びアンモニア水溶液をそれぞれ供給する。室
を閉じた後、室外からの遠隔操作により先ずホルムアル
デヒドガス供給装置(1′)の電磁弁(]9)を開きフ
ァン(1,3−)を作動させる。図外ガス濃度検出器に
より所定のホルムアルデヒドガス濃度が検出されると、
電磁弁(19)を閉じファン(13−)の作動を停止す
る。次に所定時間の放置の後、アンモ−=−アガス供給
装置(2′)の電磁弁(29)を開きファン(123−
)を作動させる。その後所定のガス濃度への低下が検出
される色、電磁弁(29)を閉じファン(23−)の作
動を停止し、遠隔操作により室の換気を行ない、これに
より殺菌上程が終了する。
第4図は、第1図に示した水ルムアルデヒドガス供給装
置(1)及びアンモニアガス供給装置(2)に各々・置
き換えるこ&ができるポル1、アルデヒドガス供給装置
(1a)及び゛rアンモニアガス供給装置2a)を示す
。ホルムアルデヒドガス供給装置(]、、a)は、−4
二面が開いた容器(10a)と、該容器内に置かれた蒸
散用布(12a)ε、容器(10a)の」ニガに位置す
る液供給部(6a)εを備えている。アンモニアガス供
給装置(2a)も、、同様の容器(20a)、蒸散用布
(22a)、液供給部(7a)を備えている。ホルムア
ルデヒドガス供給装置(1a)及びアルデヒドガス供給
装置(2a)は、きらに共通の加熱板(8)及びブロワ
(9)を備えている。加熱板(8)は、容器(]、 O
a )及、び(20a)の底面に接するように配置され
、容器内を蒸散に適した温度に加熱する。ブロワ(9)
は、吸気[1(9’l)を容器(10a)及び(20a
)の下方に有し、排気[X](92)を容器(10a)
及び(20a)の直ぐ上に備えている。加熱板(8)及
びブロワ(9)は、導線(100)により、第1図の例
と同様の制御装置(図示せず)に接続されている。液供
給部(6a)は、第5図に示すように、上方のカー ト
リッジボトル(61)と、該カートリッジボ■・ル下部
の排出部(62)に接続される駆動部(63)ε、該駆
動部の周壁に接続されて前述の蒸散用布(12a)まで
延びる供給管(64)とを備えている。排出部(62)
は、カーl・リッジボトルの下壁を膨出させて設けられ
ており、上下動により円錐状の弁体(620)を開閉す
る可動軸(621)を備え−Cいる。駆動部(63)は
、排出部(62)の周壁ねじ部への螺合により結合され
る結合部(630’)と、該結合部の下部のソレノイド
(631)と、該ソレノイドに接続されたブツシュロッ
ド(632)とを備えている。ブツシュロッド(632
)は、ベローズで覆われ、駆動部(63)の周壁内に入
ってくる液からシールされており、駆動部(63)と排
出部(62)との結合状態において、可動軸(621)
の直下に位置する。ソレノイド(631)は、導線(1
01)により接続された図外の制御装置に制御され、設
定された時間ごとに間歇的に作動してブツシュロッド(
632)を所定時間押し上げる。間歇動作の周期は、例
えば1分から2分程度とされる。この周期及びブツシュ
ロッド(632)を押上でいいる時間は、供給すべき液
の量により適宜決められる。この例では、さらに供給管
(64)の先端が容器(10a)の液面で塞がれると、
波管を通じたカートリッジボトルへの空気の供給が断た
れ、それ以」二の液の供給が停止されるようになってい
る。液供給部(7a)もこの液供給部(6a)と同様の
構造を有しており、カートリッジボトル(71)、排出
部(72)、駆動部(73)、供給管(74)などを備
えている。
このホルムアルデヒドガス供給装置及びアンモニアガス
供給装置は、前述の例に加えて次の利点を有する。すな
わち、ホルムアルデヒド若しくはホルマリン、及びアン
モニア水溶液は、それぞれカートリッジボトルに収容さ
れているので、使用の都度カートリッジボトルを交換す
ればよく、液体を直接注入する作業が不要であるので、
取り扱いが簡便且つ安全である。また、それぞれのカー
トリッジボトル内の液は、制御装置及びソレノイドの作
動により、適量が所定時間間隔で蒸散用布に供給される
。その適当な量は、蒸散用布全体が液を吸収し且つ波布
の一部のみが液に浸る程度である。これにより、広い蒸
散面積が確保され、蒸散効率が良好となる。したがって
、殺菌処理すべき室内にガスを充満させる時間が短くて
済むのである。
以下、第1図に示した自動装置を用いた殺菌を動物実験
のための飼育室において実施した例を示す。
・実施した室: 動物飼育室 床面積  50ボ 室の高さ 2.5m ・室の加熱温度=37℃ ・ホルムアルデヒドガス供給装置からの蒸散:2時間で
ホルマリン(ホルムア ルデヒド37%含有)1000 ml及び蒸溜水250m1を蒸散 ・ホルムアルデヒドガス充満状態での放置:24時間 ・アンモニアガス供給装置からの蒸散:30分間でアン
モニア25% 水溶液500 mlを蒸散 ・強制換気:  1時間 以上の工程でのガス濃度の変化を第2図に示す。
この図から明らかなように、ホルムアルデヒド供給装置
からのホルムアルデヒドの蒸散により急速にホルムアル
デヒドガス濃度が上昇し、基準濃度に達した後、一定時
間(約24時間)放置する。
この間、ホルムアルデヒド濃度は緩やかな低下を示すが
殺菌に必要な濃度は保たれる。その後アンモニアガス供
給装置からのアンモニアガスの蒸散により濃度は急速に
低下している。濃度が略lpp国になると換気が開始さ
れ、換気停止後は、天井、床面、壁面等からのホルムア
ルデヒドガスの発生は見られなか“った。また、アンモ
ニアの使用量は中和に必要な最少限で済み、室内の殺菌
は良好であった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の1実施例のブロック図、第2!A
は本発明方法の実施例における家出のガス濃度変化を示
すグラフ、第3図は他の実施例装置を概略的に示す縦断
正面図、第4図はその縦断側面図、第5図は本発明にお
けるガス供給装置の他の例の斜視図、第6図はその一部
の縦断面図である。 (1)、 (1”)、  (la)・・・ボルムアルデ
ヒドガス供給装置 、、(2)、  (2−)、、  (2a)・・・アン
モニアガス供給装置 (3)・・・ガス濃度検出器 (4)・・・制御装置 (5)・・・換気装置 (6a、)、  (7a)・・・液供給装置(8)・・
・加熱板 (9)・−・ブロワ (10)、  (10”)・・・容器 (11) (12) (13) (20) (2]) (22) (23) (51) (52) (61) (62) (63) (64) ・・・ヒータ 、  (1,2”)、  (12a)・・・吸りげ用布
、  (13”)・・・ファン 、  (20−)、(20a)・・・容器・・・吐−夕 、(22−)、(22a)・・・吸上げ用布・・・ファ
ン ・・・ファン ・・・ルーバ装置 、  (71)・・・カートリッジボトル、(72)・
・・排出部 、(73)・・・駆動部 、(74)・・・供給管 (以 」二)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)殺菌対象となる室内にホルムアルデヒドガスを供
    給して充満させ、濃度検出器により所定のガス濃度が検
    出されると、前記供給を停止して殺菌に必要な時間該室
    内を密閉状態で放置し、その後該密閉状態を保ってアン
    モニアガスを該室内に供給して充満させ、前記ガス濃度
    検出器により検出されるガス濃度が所定値以下となると
    、前記アンモニアガスの供給を停止して該室内を強制換
    気することを特徴とする室内殺菌方法。
  2. (2)殺菌対象となる室内にホルムアルデヒドガスを供
    給するためのホルムアルデヒドガス供給装置と、該室内
    にアンモニアガスを供給するためのアンモニアガス供給
    装置と、該室内に設置されるガス濃度検出器と、前記ホ
    ルムアルデヒドガス供給装置による該室内へのホルムア
    ルデヒドガス供給時に前記ガス濃度検出器による検出値
    が所定値以上となったときに前記ホルムアルデヒドガス
    供給装置の作動を停止させ、その後、殺菌に必要な時間
    が経過したときに前記アンモニアガス供給装置を作動さ
    せ、前記ガス濃度検出器による検出値が所定値以下とな
    ったときに該アンモニアガス供給装置の作動を停止させ
    ると共に該室内の換気を要求する信号を発する制御装置
    を備えていることを特徴とする室内殺菌装置。
JP2129679A 1989-05-19 1990-05-18 室内殺菌方法及び装置 Granted JPH0373153A (ja)

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JP12719089 1989-05-19

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07184982A (ja) * 1993-12-27 1995-07-25 Mercian Corp 室内燻蒸方法及び装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6125485U (ja) * 1984-07-23 1986-02-15 立山アルミニウム工業株式会社 出窓の縦枠装置
JPS63119768A (ja) * 1986-11-08 1988-05-24 株式会社アスカメディカル 殺菌保管中和装置

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