JPS6348547B2 - - Google Patents

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JPS6348547B2
JPS6348547B2 JP60077172A JP7717285A JPS6348547B2 JP S6348547 B2 JPS6348547 B2 JP S6348547B2 JP 60077172 A JP60077172 A JP 60077172A JP 7717285 A JP7717285 A JP 7717285A JP S6348547 B2 JPS6348547 B2 JP S6348547B2
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JP
Japan
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formaldehyde
formalin
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room
indoor
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JP60077172A
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Atsumi Ibuki
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Kotobuki Kogyo KK
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Kotobuki Kogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は室内滅菌装置に関し、さらに詳しく
は、病院などにおける手術室、病室等をホルマリ
ンを用いて滅菌する室内滅菌装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、病院などにおける手術室、病室等を滅菌
する装置としては、たとえば、市販のホルマリン
に加湿のため水を追加し、これを気化紙等に毛細
管現象を利用してしみこませた後、加熱器を用い
て気化させ、ホルムアルデヒドの中和のためにア
ンモニア水を用いたもの、あるいはホルマリンに
過マンガン酸カリを添加してホルムアルデヒドを
発生させるもの等が使用されている。(古橋正吉
著、「滅菌消毒法の実際」第1版4刷、1981年、
日本医事新報社) 〔発明が解決しようとする問題点〕 ところが、市販のホルマリンに加湿のため水を
追加し、これを気化紙等にしみこませて加熱器を
用い気化させるとともに、ホルムアルデヒドの中
和のためにアンモニア水を用いるものでは、部屋
の大きさに応じてホルマリンの量を決め、また部
屋の湿度により添加する水の量を決めなければな
らず、さらに気化効率が悪く、気化に時間がかか
る等の問題があり、また、中和用アンモニアの最
適量を決定するのが甚だ困難で、ホルムアルデヒ
ドが残存したり、あるいは逆にアンモニア臭が残
り、室内での作業を継続するのが困難になるなど
実用上の問題が多い。また、ホルマリンに過マン
ガン酸カリを添加してホルムアルデヒドを発生さ
せるものでは、発生したホルムアルデヒドを換気
により室外へ出さなければ、室内に人が入ること
ができないという難点がある。
〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、かかる従来の室内滅菌装置の欠点を
改善するため、種々検討を行つた結果なされたも
ので、室内の空気を循環する送風機と、送風機で
循環される室内の空気を一定の温度に加熱する加
熱器と、室内の温度を管理、調節する温度調節器
と、超音波発生装置を備えかつ貯水槽およびホル
マリン貯槽に接続した水およびホルマリン気化用
気化器と、室内の湿度を管理、調節する湿度調節
器と、ホルムアルデヒド吸着剤を内装しかつこの
内装したホルムアルデヒド吸着剤に気化器で気化
されたホルムアルデヒドを送気または遮断する切
り換え弁を備えたホルムアルデヒド吸着器と、前
記送風機、加熱器、温度調節器、気化器、湿度調
節器、ホルムアルデヒド吸着器を配線接続してそ
の作動を順次制御する制御盤と、この制御盤に接
続して制御盤の作動を滅菌する部屋の広さに応じ
て調整し、滅菌条件を自動的に選択する選択スイ
ツチとを備え、水とホルマリンを気化して送風機
から加熱器を経て送気循環される室内の加熱され
た空気と一緒に室内を循環させる室内滅菌工程
と、滅菌された空気を送風器でホルムアルデヒド
吸着剤を内装したホルムアルデヒド吸着器に送気
して循環させる残留ホルムアルデヒド除去工程と
を、滅菌する部屋の広さに応じて適宜自動的に行
えるようにした室内滅菌装置を提供することによ
つて、部屋の大きさおよび湿度等に応じてホルマ
リンや水の量を一々決める面倒をなくし、効率的
にホルマリンを気化して、全て自動的に室内を良
好に滅菌するとともに、残留するホルムアルデヒ
ドをアンモニア等で中和処理することなくそのま
ま室内から除去して、室内での作業が長時間極め
て衛生的で良好な環境下に行えるようにしたもの
である。
〔実施例〕
以下、本発明室内滅菌装置の一実施例を示す図
面に基づいて説明する。
第1図ないし第4図においてAは上部に選択ス
イツチBを備えた室内滅菌装置であり、その機枠
1内には下部右側に送風機Cが配設され、送風機
Cの吹き出し口に取りつけた継手2および3を介
して機枠1の左側に配設されたダクトDに連通連
結されている。
また、機枠1の右側中央部に気化器Eが、さら
に、機枠1の上端部に貯水槽Fおよびホルマリン
貯槽Gが隣接して配設され、貯水槽Fは電磁弁4
および給水管5を介して気化器Eに連通されてい
る。またホルマリン貯槽Gは電磁弁6および給液
管7を介して計量槽Hに連通され、計量槽Hに取
りつけられた電磁弁8および給液管9を介して気
化器Eに連通されている。
ダクトDは、下部に加熱器Iを内装し、送風機
Cにより取り入れられた室内の空気を、ダクトD
内の加熱器Iで加熱してダクトDの出口10から
室内に吹き出すようにしている。また上部にホル
ムアルデヒド吸着器Jを内装し、室内滅菌後室内
に残留するホルムアルデヒドを吸着するようにし
ている。11は加熱器Iに取りつけられた過熱防
止器であり、過熱器Iが過度に加熱されるのを防
止している。またKは機枠1の左側後部上端に配
設された温度調節器で、ダクトD内に内装された
加熱器Iおよび機枠1の右側前部上端に配設され
た制御盤Lに接続され、加熱器で加熱されて室
内を循環される空気の温度が20〜25℃の範囲内に
保持されるように調節している。
気化器Eは、第5図ないし第7図に示すように
直方体のケーシング12内に一対のダクト13を
設け、ダクト13の直下に一対の超音波発生装置
14を定設している。またケーシング12の右側
下端に液面計15を定設し、ケーシング12の背
面中央部にフアン16に連結した送風ダクト17
を取りつけて構成され、フアン16により送風ダ
クト17を介してケーシング12内に取り入れら
れた空気は、ダクト13の短周壁13a下端と、
ケーシング12内に供給された液体の液面との間
隙から矢印aで示すようにダクト13内に導かれ
る。この間に、超音波発生装置14の作動により
ケーシング12内に供給された水またはホルマリ
ンが、第6図に示すようにダクト13の長周壁1
3b方向に盛り上げられて気化され、ダクト13
上に取りつけた第2図乃至第4図に示す吹き出し
口18から室内に吹き出される。ケーシング12
内への水の供給は、ケーシング12内の液面計1
5近傍に深く垂下され、貯水槽Fに電磁弁4を介
して連通された給水管5によつて行われ、この給
水管5によつて供給される水量の調整は、貯水槽
Fの上端に連通した空気連通管19を給水管5に
隣接して垂下しておき、この空気連通管19の下
端を供給された水の水面でシールすることによつ
て行われる。また、ケーシング12内へのホルマ
リンの供給は、給水管5に隣接してケーシング1
2の上端に連通され、計量槽Hに電磁弁8を介し
て連通された給液管9によつて行われ、前記水の
気化と同様にしてホルマリンの気化が行われ、ダ
クト13上に取りつけた吹き出し口18から室内
に吹き出される。気化器Eの液面計15直下に
は、第2図および第10図に示すように電磁弁2
0を介して排液管21が連通され、さらに洗浄切
り換え弁22に連結されている。洗浄切り換え弁
22はさらに排液管23および排液管24に連通
され、排液管24は機枠1の右側下端に配設され
たドレンタンク25に連通されている。従つて、
気化器Eで気化が行われた後の残留水および残留
ホルマリンは、電磁弁20を介して排液管21に
排出され、洗浄切り換え弁22により、排液管2
3を介して装置外に排出されるか、あるいは排液
管24を介してドレンタンク25に排出される。
ケーシング12内で水を気化する際の室内の湿度
は、機枠1の左側後部上端に温度調節器Kと隣接
して取りつけた湿度調節器Mによつて行われ、相
対湿度60〜80%の範囲内に管理、調節される。そ
して、所定の湿度に調整した後、次いでホルマリ
ンを気化する場合は、電磁弁20、排液管21、
洗浄切り換え弁22、排液管23を介して水を装
置外に排出するか、排液管24を介してドレンタ
ンク25に排出した後、ケーシング12内へのホ
ルマリンの供給が行われる。
26は貯水槽Fに取りつけられた液面計で、貯
水槽F内の水面を測定している。また27はホル
マリン貯槽Gに取りつけられた液面計で、ホルマ
リン貯槽G内の液面を測定している。28はホル
マリン貯槽Gの上端に連通連結された空気連通管
で、他端を計量槽Hの上端に連通連結して、ホル
マリン貯槽Gから計量槽Hへのホルマリンの供給
が自由に行えるようにしている。また29はホル
マリン貯槽Gに連通した給液管7の分岐管であ
り、電磁弁30を介して、第10図に示すように
洗浄切り換え弁22に連通した排液管21に連通
連結されている。31は計量槽Hの上部に連通管
32を介して取りつけられた電磁弁である。また
33は計量槽Hに取りつけられた液面計で、計量
槽H内の液面を測定し、電磁弁6,8,31の開
閉を作動している。
ダクトD内上部に内装されたホルムアルデヒド
吸着器Jは、第8図および第9図に示すように、
ダクトDの左側壁に上下端を開口34したダクト
Dの直径の半分の長さの枠体35を固定し、この
枠体35中にホルムアルデヒド吸着剤36を充填
した底面の一部が網目状の容器37を、ダクトD
の外部から引出し式に出し入れ自在に嵌挿すると
ともに、このホルムアルデヒド吸着剤36を内装
した枠体35を包囲する左側面のみ開口した筒状
の切り換え弁38を、切り換え弁支持ロツド39
の先端に定着し、切り換え弁支持ロツド39をリ
ニアドモータ40で摺動自在に支持して構成さ
れ、リニアドモータ40により切り換え弁38を
左右に摺動している。この切り換え弁38の操作
は、ホルムアルデヒド吸着器J内に内装したホル
ムアルデヒド吸着剤36でホルムアルデヒドの吸
着を行わない場合は、第8図および第9図に示す
ように切り換え弁38を左方に摺動し、ホルムア
ルデヒド吸着剤36を容器37を介して収納した
枠体35を覆つて、ダクトD内の空気がホルムア
ルデヒド吸着剤36を通過することなく矢印bで
示すように循環するようにし、ホルムアルデヒド
吸着剤36でホルムアルデヒドの吸着を行う場合
は、切り換え弁38を右方に摺動し、ホルムアル
デヒド吸着剤36を容器37を介して収納した枠
体35を切り換え弁38から開放し、ダクトD内
の空気が、矢印cで示すように必ずホルムアルデ
ヒド吸着剤36を通過して循環するようにしてい
る。41は切り換え弁38を摺動する際その案内
のためにダクトD内の内側壁に固定したガイドプ
レートである。また42は切り換え弁38の左側
端に取りつけたシール板であり、ゴム等の弾性材
で形成され切り換え弁38が摺動する際に、切り
換え弁38と枠体35間に生じる間隙をシールし
て、ダクトD内を循環する空気のホルムアルデヒ
ド吸着剤36への通気、遮断が確実に行えるよう
にしている。43は切り換え弁38の両側端全周
に取りつけた緩衝材で、切り換え弁38を摺動す
る際のダクトDの内側壁との衝撃を緩和してい
る。44および45は、切り換え弁支持ロツド3
9がリニアドモータ40の作動により左右に摺動
する際、その摺動距離を正確に調整するためのリ
ミツトスイツチである。46は容器37を、ダク
トDの外部から引出し式に出し入れする際、この
容器37を所定の位置に固定するための磁石であ
り、47は容器37の内部を外気から遮断するた
めに容器37の側壁に取りつけたシール材であ
る。
制御盤Lは、第10図に示すように電気配線4
8で、選択スイツチB、温度調節器K、湿度調節
器M、送風機C、加熱器、リニアドモータ4
0、液面計15,26,27,33、フアン1
6、超音波発生装置14、電磁弁4,6,8,3
0,31,20に接続され、信号により、必要に
応じタイマを介してこれらを順次に作動する。
〔作 用〕
しかして、この室内滅菌装置Aでもつて室内の
滅菌を行う場合は、まず、温度調節器Kおよび湿
度調節器Mにより、たとえば、25℃、70%RHと
いうように所定の温度および湿度を設定し、貯水
槽Fおよびホルマリン貯槽Gに所定量の水および
ホルマリンを入れる。この水およびホルマリンの
注入によつて、貯水槽Fおよびホルマリン貯槽G
に取りつけた液面計26および27が作動し、第
1図に示す室内滅菌装置Aの表示灯49が点灯す
る。この状態で室内の広さに応じて選択スイツチ
Bを選択し、操作するが、この選択スイツチB
は、部屋の大きさに応じて計量槽Hへのホルマリ
ンの供給回数を増減し、気化するホルムアルデヒ
ドの量を変更できるように設定されており、室内
容積が30m3のときは計量槽Hへのホルマリン液の
供給回数が1度、150m3のときは5度というよう
にしてホルマリンの気化が行われるようにしてい
る。選択スイツチBを選択し、操作して、運転ス
イツチ50をおすと、室内の空気が送風機Cの吸
入口から取り入れられ、継手2および3を介して
ダクトD内に送気される。この空気は温度調節器
Kで設定した温度より低い場合、ダクトD内に取
りつけた加熱器Iで加熱され、ダクトDの出口1
0から室内に還流される。そして室内の温度は温
度調節器Kの作用により、設定温度、たとえば25
℃の温度に加熱保持され、この加熱保持によつて
室内での殺菌効果が高められる。
このとき、湿度が設定値、たとえば70%RHに
至つていなければ、湿度調節器Mが作動し、制御
盤Lからの信号により貯水槽Fに連結した電磁弁
4が開き、貯水槽Fから給水管5を介して水が気
化器Eに注水される。気化器E内に注水された水
が所定の水面に至ると、液面計15が作動し、制
御盤Lからの信号により気化器E内に内装された
超音波発生装置14が稼働し、同時にフアン16
が稼働して、室内の一定温度に加熱、保持された
空気が送風ダクト17を介して気化器E内に取り
入れられ、水が気化される。気化された水蒸気は
フアン16により、気化器E内のダクト13を経
て、吹き出し口18から室内に放出され、室内の
湿度が所定の範囲内に調整されると、湿度調節器
Mの作動により超音波発生装置14およびフアン
16が停止され、水の気化が停止されて電磁弁4
が閉じる。そして水の気化が停止されると、気化
器Eに連結された電磁弁20が開いて、気化器E
内に残留する水が排出管21に排出され、洗浄切
り換え弁22により排出管23を介して装置外に
排出されるか、あるいは排出管24を介してドレ
ンタンク25に排出される。
気化器E内の水が除去されると、電磁弁20が
閉じ、制御盤Lの信号により今度はホルマリン貯
槽Gおよび計量槽Hに連結された電磁弁6および
31が開き、計量槽Hにホルマリンが流入され
る。ホルマリン量が所定量になると液面計33が
作動し、電磁弁6が閉じ、電磁弁8が開いて給液
管9を介して気化器E内にホルマリンが注入され
る。そして気化器E内に設けられた液面計15が
作動し、タイマーによつて予め定められた時間が
経過し、所定量のホルマリンが気化器E内に注入
されると、計量槽Hの液面計33が作動して、電
磁弁8および31が閉じる。同時に超音波発生装
置14とフアン16が稼働して、気化器E内に注
入されたホルマリンが気化され、フアン16によ
り気化器E内のダクト13を経て、吹き出し口1
8より室内にホルムアルデヒドが放出される。こ
のホルマリンの気化が継続され、液位が下がつて
液面が所定のレベルに至ると、液面計15が切れ
て超音波発生装置14とフアン16が停止する。
このとき、選択スイツチBの設定値を満足すれ
ば、送風機Cでの送風と加熱器による加熱が行
われ、室内の空気が循環されて滅菌が行われる。
反対に選択スイツチBの設定値を満足しない場合
は、前記のホルマリンの気化が設定回数繰り返し
て行われる。
ここで、ホルマリン液の気化が終了し、室内の
空気が循環されて滅菌が行われている間、気化器
Eの壁面等に発生するパラホルムアルデヒドの付
着を防ぐため、ホルマリン残液を排出し、次いで
水を入れて気化するホルマリン残液の処理が、滅
菌工程と平行して行われる。すなわち、滅菌工程
のスタートと同時に気化器Eの下部に設けられた
電磁弁20が開いて、ホルマリンを流出し、所定
の時間でホルマリンの流出を完了すると、電磁弁
20が閉じ、貯水槽Fの下部に設けられた電磁弁
4が開き、給水管5を介して気化器E内に水が流
入される。そして、水位が上がると気化器E内に
設けられた液面計15が作動し、所定の時間経過
後、電磁弁4が閉じ、超音波発生装置14とフア
ン16が稼働する。この超音波発生装置14とフ
アン16の稼働により、所定の時間水の気化が行
われると超音波発生装置14とフアン16が停止
し、電磁弁20が開き、気化器E内の水を排出す
る。そして所定の時間が経過すると電磁弁20が
閉じ、ホルマリン残液の処理が終了する。この処
理は全てタイマの作動により行われ、この処理に
より、気化器E壁面等に発生するパラホルムアル
デヒドの付着は、良好に防止される。
気化器Eの吹き出し口18から室内にホルムア
ルデヒドが放出され、同時に送風機Cでの送風と
加熱器による加熱が行われ、室内の空気が循環
されて滅菌が行われる滅菌工程は、選択スイツチ
Bで選択した滅菌タイマの設定により所定の時間
行われ、この滅菌工程が終了すると、加熱器が
停止し、ダクトD内に内装したホルムアルデヒド
吸着器Jのリニアドモータ40が作動して、切り
換え弁38が第8図に示す位置から右方に摺動さ
れ、ダクトD内の空気が、必ずホルムアルデヒド
吸着器Jに内装されたホルムアルデヒド吸着剤3
6を通過して循環するように、空気の流路が切り
換えられる。そしてホルムアルデヒドを含む室内
の空気をこの流路に繰り返し流通させて循環し、
室内の空気中に含まれるホルムアルデヒドをホル
ムアルデヒド吸着剤36に吸着させる。この残留
ホルムアルデヒド除去工程も、制御盤Lからの信
号によりタイマで設定された所定の時間継続さ
れ、所定の時間が過ぎて残留ホルムアルデヒドの
除去が終了すると、送風機Cが停止し、リニアド
モータ40が作動して、前記と逆方向の左方に切
り換え弁38を摺動し、ダクトD内の空気の流通
路がもとの状態にもどる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明の室内滅菌装置
によれば、室内を滅菌すると同時に室内に残留す
るホルムアルデヒドを除去しているため、ホルム
アルデヒドを残留させることなく、室内を良好に
滅菌することができ、長時間の室内での作業が極
めて衛生的で良好な環境下に行える。また、水お
よびホルマリンの気化を超音波発生装置を用いて
行つているため、効率的にホルマリンを気化して
室内を良好に滅菌することができ、さらに、部屋
の大きさに応じて、滅菌条件を自動的に選択する
ことができ、室内の温度および湿度を設定して自
動運転が行えるため、極めて便利で、大きさの異
なる種々の部屋で自由に移動して使用することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明室内滅菌装置の斜視図、第2図
は同内部正面図、第3図は同内部右側面図、第4
図は同内部平面図、第5図は気化器の内部側面断
面図、第6図は同気化器の内部正面断面図、第7
図は同気化器の平面図、第8図はダクト内に内装
したホルムアルデヒド吸着器の正面断面図、第9
図は同ホルムアルデヒド吸着器の一部切欠平面
図、第10図は本発明室内滅菌装置のフローシー
ト図である。 A…室内滅菌装置、B…選択スイツチ、C…送
風機、D…ダクト、E…気化器、F…貯水槽、G
…ホルマリン貯槽、H…計量槽、I…加熱器、J
…ホルムアルデヒド吸着器、K…温度調節器、L
…制御盤、M…湿度調節器、1…機枠、14…超
音波発生装置、36…ホルムアルデヒド吸着剤、
38…切り換え弁、40…リニアドモータ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 室内の空気を循環する送風機と、送風機で循
    環される室内の空気を一定の温度に加熱する加熱
    器と、室内の温度を管理、調節する温度調節器
    と、超音波発生装置を備えかつ貯水槽およびホル
    マリン貯槽に接続した水およびホルマリン気化用
    気化器と、室内の湿度を管理、調節する湿度調節
    器と、ホルムアルデヒド吸着剤を内装しかつこの
    内装したホルムアルデヒド吸着剤に気化器で気化
    されたホルムアルデヒドを送気または遮断する切
    り換え弁を備えたホルムアルデヒド吸着器と、前
    記送風機、加熱器、温度調節器、気化器、湿度調
    節器、ホルムアルデヒド吸着器を配線接続してそ
    の作動を順次制御する制御盤と、この制御盤に接
    続して制御盤の作動を滅菌する部屋の広さに応じ
    て調整し、滅菌条件を自動的に選択する選択スイ
    ツチとを備え、水とホルマリンを気化して送風機
    から加熱器を経て送気循環される室内の加熱され
    た空気と一緒に室内を循環させる室内滅菌工程
    と、滅菌された空気を送風器でホルムアルデヒド
    吸着剤を内装したホルムアルデヒド吸着器に送気
    して循環させる残留ホルムアルデヒド除去工程と
    を、滅菌する部屋の広さに応じて適宜自動的に行
    えるようにしたことを特徴とする室内滅菌装置。
JP60077172A 1985-04-10 1985-04-10 室内滅菌装置 Granted JPS61234859A (ja)

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EP1487503B1 (en) 2002-03-28 2007-09-05 Bioquell UK Limited Method and apparatus for decontaminating enclosed spaces
GB0710331D0 (en) 2007-05-30 2007-07-11 Bioquell Uk Ltd Improved in or relating to methods of decontaminating enclosed spaces

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