JP3759856B2 - 冷蔵庫 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、発生させたオゾンを分解することにより、貯蔵室内の脱臭,殺菌を行う脱臭装置を備えてなる冷蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、冷蔵庫内の脱臭には、プラチナ触媒を除霜ヒータの近傍に配置して庫内空気中に含まれている臭気物質を吸着し、除霜時にヒータを加熱して臭気物質を加熱分解することで行っていた。しかしながら、冷蔵庫内の気になる臭いを除去し、他の食品への移臭を十分に防止するためには、より強力な脱臭効果を奏するものが要求されている。
【0003】
また、最近の冷蔵庫には、冷蔵室や冷凍室に夫々専用の冷却器を使用して冷蔵室内の湿度をより高く設定することで、食品の鮮度保持効果を向上させるようにしたものがある。このように冷蔵室内の湿度が高くなると、臭気をより感じ易くなり、また、冷蔵室内の雑菌もより繁殖し易い環境となってしまう。
【0004】
このような事情から、より強力な脱臭方式としてオゾンの酸化力を利用した脱臭装置が冷蔵庫に導入されている。斯様な脱臭装置では、臭気物質とオゾンとを気相で直接反応させるのは効率が悪いため、オゾンを分解する触媒を併用するものがある。即ち、臭気物質を含む空気とオゾン発生器で発生させたオゾンとを混合させ、触媒の表面に両者を吸着させる。すると、触媒によりオゾンが分解して活性酸素が発生し、その活性酸素が臭気物質を酸化分解することで脱臭作用をなすように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の脱臭装置では、冷蔵庫の運転条件や庫内の温度,湿度などにより、オゾンの発生効率や分解効率が変化するため、場合によっては分解しきれなかったオゾンが庫内に流出してオゾン濃度が一時的に上昇することが考えられる。庫内のオゾン濃度がある程度(例えば、0.02〜0.03ppm 程度)上昇すると、ユーザが冷蔵庫の扉を開けた時にオゾン臭を感じることがあり、逆に不快感をもたらす結果となってしまう。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、脱臭装置より流出するオゾン濃度が上昇し過ぎることを未然に防止できる冷蔵庫を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の冷蔵庫は、食品が収納される貯蔵室と、
前記貯蔵室内を冷却する冷却装置と、
この冷却装置によって生成された冷気を前記貯蔵室内に循環させるための送風ファンと、
前記貯蔵室に対して熱的に隔絶されて構成される冷凍室と、
前記冷凍室内を冷却する冷却装置と、
この冷却装置によって生成された冷気を前記冷凍室内に循環させるための送風ファンと、
前記貯蔵室内に設けられ、オゾン発生手段によりオゾンを発生させると共に、発生させたオゾンをオゾン分解手段により分解することで該貯蔵室内の空気に含まれている臭気成分を酸化分解して脱臭する脱臭装置と、
この脱臭装置を、前記貯蔵室内の冷却に関する制御条件に基づいて運転制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、前記貯蔵室側の冷却装置を構成する冷却器についた霜を前記送風ファンにより蒸発させて前記貯蔵室内に還元するためのうるおい運転時には、前記オゾン発生手段の運転を停止させることを特徴とする。
【0008】
斯様に構成すれば、制御手段は、オゾンを発生,分解させることで貯蔵室内の空気を脱臭する脱臭装置を、貯蔵室内の冷却に関する制御条件に基づいて運転制御する。即ち、貯蔵室内の温度や湿度は冷却に関する制御条件に応じて変化し、その温度,湿度の変化によって脱臭装置におけるオゾンの発生量や分解量も変化する。従って、前記制御条件に基づいて脱臭装置を運転制御すれば、脱臭装置におけるオゾンの発生,分解量を調節でき、貯蔵室内は適切なオゾン濃度に保持される。そして、オゾン濃度が過度に上昇してオゾン臭によりユーザが不快感を感じることを防止できる。また、脱臭装置の無駄な動作を抑制して電力消費を低減すると共に、脱臭装置の寿命を長期化することも可能となる。
そして、制御手段は、うるおい運転時にオゾン発生手段の運転を停止させる。即ち、うるおい運転は、冷却器についた霜を送風ファンにより蒸発させて貯蔵室内に還元することで、貯蔵室内の湿度を高めに維持するものである。このように、貯蔵室内の湿度が上昇する場合には、通常の冷却運転時に比較してオゾンの分解効率が低下する傾向になる。従って、うるおい運転時にオゾン発生手段の運転を停止することにより、未分解状態のオゾンがオゾン分解手段を通過して、庫内のオゾン濃度が上昇することを防止できる。
【0009】
請求項2記載の冷蔵庫は、食品が収納される貯蔵室と、
前記貯蔵室内を冷却する冷却装置と、
この冷却装置によって生成された冷気を前記貯蔵室内に循環させるための送風ファンと、
前記貯蔵室に対して熱的に隔絶されて構成される冷凍室と、
この冷凍室内を冷却する冷却装置と、
この冷却装置によって生成された冷気を前記冷凍室内に循環させるための送風ファンと、
前記貯蔵室内に設けられ、オゾン発生手段によりオゾンを発生させると共に、発生させたオゾンをオゾン分解手段により分解することで該貯蔵室内の空気に含まれている臭気成分を酸化分解して脱臭する脱臭装置と、
この脱臭装置を、前記貯蔵室内の冷却に関する制御条件に基づいて運転制御する制御手段とを備え、
前記貯蔵室側の送風ファンは、回転速度が可変に構成されており、
前記制御手段は、前記送風ファンの回転速度に応じて前記オゾン発生手段の運転を制御することを特徴とする。
【0015】
即ち、送風ファンの回転速度が上昇し、脱臭装置のオゾン分解手段に対する循環冷気の通過速度がある程度速くなると、オゾンが十分に分解されず、未分解のオゾンが貯蔵室内に流出してしまう。一方、送風ファンの回転速度が低下して冷気の循環速度がある程度遅くなると、オゾン分解手段に対するオゾンの送出が不十分となり、脱臭装置における冷気の流入口付近のオゾン濃度が上昇してしまう。
【0016】
従って、送風ファンの回転速度が上限を超えた場合と下限を下回った場合には何れもオゾン発生手段の運転を停止して、前記回転速度が上限と下限との間にある場合にのみオゾン発生手段の運転を行うようにすれば、オゾン濃度は適切な範囲となるように維持される。
【0022】
また、請求項3に記載したように、制御手段を、貯蔵室内に設けた湿度センサの検出結果に基づいてオゾン発生手段の運転を制御する構成としても良い。斯様に構成すれば、貯蔵室内の湿度を直接検出し、その湿度に応じて変化するオゾンの分解効率を考慮してオゾン発生手段の運転を制御することで、オゾン濃度が適当な範囲に維持される。
【0023】
加えて、請求項4に記載したように、制御手段を、脱臭装置のオゾン分解手段に設けた結露センサの検出結果に基づいてオゾン発生手段の運転を制御する構成としても良い。斯様に構成すれば、オゾン分解手段における結露の発生状態に応じて変化するオゾンの分解効率を考慮してオゾン発生手段の運転を制御することで、オゾン濃度を適当な範囲に維持することが可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1実施例について図1乃至図7を参照して説明する。冷蔵庫の縦断側面図を示す図5において、冷蔵庫本体1は前面が開口する矩形箱状をなすものであり、外箱2内に内箱3を配設し、外箱2と内箱3との間に発泡ウレタン等の断熱材4を充填することに基づいて形成されている。また、内箱3の内面には水平な合成樹脂製の仕切板(冷蔵室底板)5が固定されている。この仕切板5は冷蔵庫本体1内の上部に冷蔵室(貯蔵室)6を形成するものであり、冷蔵室6の前端部にはR扉7が回動可能に装着されている。
【0025】
仕切板5の上面には複数の突部(図示せず)が形成されており、複数の突部上にはチルドケース8が搭載されている。このチルドケース8は上面及び前面が開口する容器状をなすものであり、チルドケース8の下面と仕切板5の上面との間には冷気通路9が形成されている。尚、符号10はチルドケース8の前面を開閉する蓋を示すものである。
【0026】
また、仕切板5の一部は開口しており、その開口部には脱臭装置11が嵌合されている。脱臭装置11の下方側には支持板100が固定されており、脱臭装置11を支持している。また、仕切板5と支持板100との間に冷気通路101が形成されている。
【0027】
内箱3内には仕切板5の下方に位置して断熱仕切板12が固定されている。この断熱仕切板12は合成樹脂製のケース内に発泡スチロールを収納してなるものであり、断熱仕切板12と仕切板5との間には野菜室(貯蔵室)13が形成されている。この野菜室13は仕切板5に配置された脱臭装置11を介して冷蔵室6内に通じるもの(冷蔵室6の一部として機能するもの)であり、野菜室13の前端部にはV扉14が前後方向へスライド可能に装着されている。
【0028】
野菜室13内には下ケース15が収納されている。この下ケース15は上面が開口する容器状をなすものであり、下ケース15には上ケース16が搭載されている。この上ケース16は下ケース15の上面のうち前端部を除く部分を塞ぐものであり、上面が開口する容器状をなしている。この上ケース16の上面には蓋17が開閉可能に装着されており、蓋17と仕切板5との間には冷気通路18が形成されている。
【0029】
断熱仕切板12の下方には冷凍室19が形成されている。この冷凍室19は上方の野菜室13及び冷蔵室6に対して熱的に隔絶されたものであり、冷凍室19の前端部には上扉20及び下扉21が前後方向へスライド可能に装着され、冷凍室19内には冷凍ケース22及び23が上下2段に収納されている。
【0030】
冷蔵庫本体1の下端部には機械室24が形成されており、機械室24内には冷凍サイクルのコンプレッサ25が配設されている。このコンプレッサ25はコンプモータ26を駆動源とするレシプロ形のものであり、コンプモータ26は、駆動回路27を介してメイン制御装置28に電気的に接続されている。メイン制御装置28はマイクロコンピュータを主体に構成されたものであり、冷蔵庫本体1内に配設されている。
【0031】
コンプレッサ25の吐出口は、図4に示すように、冷凍サイクルのコンデンサ29を介して流路バルブ30の入力ポートに接続されている。この流路バルブ30はバルブモータ31(図2参照)の正逆転に基づいてRF出力ポート及びF出力ポートを選択的に開放するように構成されており、バルブモータ31は、図2に示すように、駆動回路27を介してメイン制御装置28に電気的に接続されている。
【0032】
流路バルブ30のRF出力ポートは、図4に示すように、RFキャピラリーチューブ32を介してRエバポレータ33の入口に接続されており、Rエバポレータ33の出口にはFエバポレータ34の入口が接続されている。このFエバポレータ34の出口はコンプレッサ25の吸込口に接続されており、RF出力ポートの開放時にはコンプレッサ25から吐出される冷媒がRエバポレータ33及びFエバポレータ34の双方に供給される。尚、Rエバポレータ33及びFエバポレータ34は冷蔵室用冷却器及び冷凍室用冷却器に相当するものである。
【0033】
流路バルブ30のF出力ポートにはFキャピラリーチューブ35の入口が接続されている。このFキャピラリーチューブ35の出口はRエバポレータ33の出口とFエバポレータ34の入口との間に接続されており、F出力ポートの開放時にはコンプレッサ25から吐出される冷媒がFエバポレータ34のみに供給される。
【0034】
野菜室13の後部には、R冷気生成室36が形成されており、Rエバポレータ33はR冷気生成室36内に収納されている。このR冷気生成室36は円筒状の冷気吐出口37及びルーバー状の冷気吸込口38を有するものであり、冷気吐出口37は上ケース16内に挿入されている。
【0035】
冷蔵室6内には略L字状のダクトカバー39が固定されている。このダクトカバー39は合成樹脂を材料に形成されたものであり、ダクトカバー39には冷蔵室6内に開口する複数の冷気吐出孔40が形成されている。このダクトカバー39は内箱3の後板と協働してL字通路状の冷気ダクト41を構成するものであり、冷気ダクト41の上端部は冷蔵室6内に開口し、冷気ダクト41の下端部はR冷気生成室36内に通じている。
【0036】
R冷気生成室36内にはRファンモータ42が収納されており、Rファンモータ42は、駆動回路27を介してメイン制御装置28に電気的に接続されている。このRファンモータ42の回転軸には、Rファン(送風ファン)43が連結されており、Rファン43の回転時には下記の経路で冷気が循環する。尚、符号44はRファンモータ42及びRファン43から構成されるRファン装置を示している。このRファン装置44は冷蔵室用送風機に相当するものであり、Rエバポレータ33と協働して冷蔵室用冷却装置に相当するR冷却装置45を構成している。
【0037】
<冷蔵室6,野菜室13における冷気の循環経路について>
空気の一部がR冷気生成室36内から冷気吐出口37を通して上ケース16内に吐出され、蓋17の前端部に形成された冷気流出孔46を通して冷気通路18内に放出される。そして、下ケース15の前面に沿って下方へ流れ、下ケース15の下面に沿って後方へ流れ、冷気吸込口38を通してR冷気生成室36内に戻される。このとき、Rエバポレータ33が空気を冷却することに基づいて冷風化し、野菜室13内を冷却する。
【0038】
空気の残りがR冷気生成室36内から冷気ダクト41の複数の冷気吐出孔40及び上端部を通して冷蔵室6内に吐出され、チルドケース8の下方の冷気通路9内に流入する。そして、仕切板5に嵌合されている脱臭装置11及び冷気通路101を通して野菜室13内に流入し、冷気通路18内を前方へ流れる。この後、下ケース15の前面に沿って下方へ流れ、下ケース15の下面に沿って後方へ流れ、冷気吸込口38を通してR冷気生成室36内に戻される。このとき、Rエバポレータ33が空気を冷却することに基づいて冷風化し、冷蔵室6内及び野菜室13内を冷却する。即ち、脱臭装置11は、循環冷気の帰還経路側に配置されている。
【0039】
冷凍室19の後部にはF冷気生成室47が形成されており、F冷気生成室47の上端部及び下端部には冷気吐出口48及び冷気吸込口49が設けられている。このF冷気生成室47内にはFエバポレータ34及びFファンモータ50が収納されており、Fファンモータ50は、駆動回路27を介してメイン制御装置28に電気的に接続されている。
【0040】
Fファンモータ50の回転軸には、Fファン51が連結されており、Fファン51の回転時には下記の経路で冷気が循環する。尚、符号52はFファンモータ50及びFファン51から構成されるFファン装置を示している。このFファン装置52は冷凍室用送風機に相当するものであり、Fエバポレータ34と協働して冷凍室用冷却装置に相当するF冷却装置53を構成している。
【0041】
<冷凍室19における冷気の循環経路について>
空気がF冷気生成室47内から冷気吐出口48を通して冷凍室19内に吐出され、冷気吸込口49を通してF冷気生成室47内に戻される。このとき、Fエバポレータ34が空気を冷却することに基づいて冷風化し、冷凍室19内を冷却する。
【0042】
冷蔵室6内及び冷凍室19内にはR温度センサ54(図2参照)及びF温度センサ55(図2参照)が配設されている。これらR温度センサ54及びF温度センサ55は冷蔵室6内の温度に応じた電圧レベルの温度信号Vr及び冷凍室19内の温度に応じた電圧レベルの温度信号Vfを出力するサーミスタからなるものであり、図2に示すように、メイン制御装置28に電気的に接続されている。
【0043】
メイン制御装置28にはRエバ温度センサ56及びFエバ温度センサ57が電気的に接続されている。これらRエバ温度センサ56及びFエバ温度センサ57はRエバポレータ33及びFエバポレータ34に取付具(図示せず)を介して取付けられたサーミスタからなるものであり、Rエバポレータ33の表面温度に応じた電圧レベルの温度信号Vre及びFエバポレータ34の表面温度に応じた電圧レベルの温度信号Vfeを出力するようになっている。
【0044】
また、Rドアスイッチ102及びVドアスイッチ103は、夫々R扉7及びV扉14の開閉を検出するスイッチであり、その開閉検出信号もまたメイン制御装置28に出力されるようになっている。
【0045】
メイン制御装置28の内部ROMには運転制御プログラムが記録されており、メイン制御装置28はR温度センサ54からの温度信号Vr〜Fエバ温度センサ57からの温度信号Vfeに基づいてコンプモータ26,バルブモータ31,Rファンモータ42,Fファンモータ50を駆動制御し、下記の<R冷却運転(冷蔵室冷却運転に相当する)>及び<潤い運転>を実行する。
【0046】
図3は、脱臭装置11の構成を示す斜視図である。脱臭装置11は、矩形箱状をなす樹脂製のケース58を有しているが、そのケース58の図1中下方側は開放されている。尚、ケース58に使用される樹脂は透明,非透明の何れでも良いが、本実施例では説明の都合上透明であるものとする。
【0047】
ケース58の内部には、仕切壁59及び60によって図3中手前側の側面から見て右上の一角に相当する部分が仕切られることでトランス室(第1室)61が形成されており、そのトランス室61の内部には、小形の昇圧トランス62が配置されている。昇圧トランス62は、図示しない1次側端子から給電されるようになっており、2次側端子62a,62bは、仕切壁59を貫通してトランス室61の外部に露出している。また、ケース58内部のトランス室61以外の空間は、電極室(第2室)63を形成している。
【0048】
2次側端子62a,62bには、沿面放電形のオゾン発生用電極(オゾン発生手段)64が電気的に接続されている。オゾン発生用電極64は、矩形薄板状のセラミック板64aと、2次側端子62a,62bに夫々接続される2つの金属電極(図示せず)とで構成されており、一方の電極は、セラミック板64aの表面(図3中左側,放電面)に露出して配置され(放電電極)、他方の電極は、セラミック板64aの内部にモールドされている(誘導電極)。また、放電電極の表面には放電による経時的な劣化を抑制するためのセラミックコーティングが施されている。そしてこれら2つの金属電極に、昇圧トランス62により昇圧された交流4.5kV程度の高電圧が印加されると、両金属電極は、セラミック板64aを介して放電するようになっている。
【0049】
また、ケース58の図3中左側の面には、冷蔵庫内の臭気を含んだ空気を取り入れるための流入口58aが矩形状に開口しており、ケース58下方側の開放されている部分である流出口58bには、その流出口58bを塞ぐようにして触媒(オゾン分解手段)65が配置されている。
【0050】
触媒65は、例えば酸化マンガンベースのセラミック製ハニカム(成形品)、或いは金属ハニカムを矩形板状に形成してコア材としたものに、触媒成分を固定して構成されている。斯様にハニカム構造をなすことで触媒65とオゾンや臭気成分との接触面積をより大きく確保して、分解効率を向上させるようにしている。触媒65において脱臭された空気は、図3中下方側へと流出するようになっている。尚、図面では、図示の都合上ハニカム構造を四角形で表している。また、流入口58aには異物侵入防止用のプレフィルタ104が配置されている。
【0051】
以上のように構成される脱臭装置11は、図5においては、流入口58aが上方となるように、即ち、冷蔵室6側を向くような状態で仕切板5に配置されている。
【0052】
昇圧トランス62と商用交流電源66との間にはリレー67の常開接点68が電気的に介在されており、リレー67のコイル69は脱臭制御装置70に電気的に接続されている。この脱臭制御装置70は制御手段に相当するものであり、マイクロコンピュータを主体に構成されている。
【0053】
脱臭制御装置70はメイン制御装置28に電気的に接続されており、メイン制御装置28は脱臭制御装置70に運転モード情報及びファン情報を定期的に出力する。前者の運転モード情報は実行中の運転モードが上述の<R冷却運転>か<潤い運転>かを示し、後者のファン情報はRファンモータ42が運転中か停止中かを示すものであり、脱臭制御装置70は運転モード情報及びファン情報に基づいてリレー67のコイル69をオンオフし、脱臭装置11を運転制御するようになっている。
【0054】
次に、本実施例の作用について図1,図6及び図7をも参照して説明する。先ず、脱臭装置11の脱臭作用について説明する。脱臭装置11は、電気化学的には所謂プラズマ脱臭装置として作用する。即ち、オゾン発生用電極64に高電圧が印加されるとコロナ放電が発生し、空気中に含まれているAr(アルゴン)等の不活性ガスが電離してプラズマ状態となる。
Ar → Ar+ + e …(1)
(1)式の電離によって発生した電子が酸素原子O2に衝突すると、活性酸素Oを発生する。
O2 → O + O …(2)
(2)式で発生した活性酸素Oが酸素原子O2と結び付くことによって、オゾンO3が生成される。
O2 + O → O3 …(3)
【0055】
上記(1)〜(3)のプロセスにより生成されたオゾンO3は、庫内に冷気が循環することで流入口58aより流入する臭気を含んだ空気と混合される。そして、触媒65の表面においてオゾンO3と臭気成分とが吸着されると、オゾンO3が分解されて活性酸素Oが発生する。活性酸素Oは極めて強い酸化力を有しているため臭気成分を酸化して分解する。また、空気中の細菌等も酸化して殺菌作用もなす。このようにして脱臭された空気が、流出口58bより流出する。
【0056】
以上の脱臭作用が、上述した冷蔵室6における冷気の循環経路内において行われる。即ち、流入口58aには、冷気通路9に沿って循環する冷気と共に、臭気含有空気が流入し、流出口58bからは、脱臭された空気が野菜室13内の冷気通路101へと流出する。
【0057】
この場合、昇圧トランス62は、トランス室61に配置されているので、庫内を循環する冷気より遮断されており、オゾンを発生させるオゾン発生用電極64のみが電極室63に配置され、循環冷気に晒されるようになっている。
【0058】
<R,F冷却運転について>
メイン制御装置28はバルブモータ31を駆動制御することに基づいて流路バルブ30のRF出力ポートを開放し、コンプモータ26を駆動することに基づいてRエバポレータ33及びFエバポレータ34の双方に冷媒を流す。このとき、Rファンモータ42及びFファンモータ50を駆動することに基づいてRエバポレータ33及びFエバポレータ34に風を流し、Rエバポレータ33で冷気を生成して冷蔵室6内及び野菜室13内に供給し、Fエバポレータ34で冷気を生成して冷凍室19内に供給する。
【0059】
<潤い運転について>
メイン制御装置28はバルブモータ31を駆動制御することに基づいて流路バルブ30のF出力ポートを開放し、コンプモータ26を駆動することに基づいてFエバポレータ34のみに冷媒を流す。このとき、Fファンモータ50を駆動することに基づいてFエバポレータ34に風を流し、Fエバポレータ34で冷気を生成して冷凍室19内に供給する。これと共に、Rファンモータ42を駆動し、冷蔵室6内及び野菜室13内に送風する。
【0060】
<潤い運転>時にはRエバポレータ33に対する冷媒の供給が遮断されている。このため、Rエバポレータ33の昇温に基づいてRエバポレータ33の表面に付着した霜が溶融するので、冷蔵室6内及び野菜室13内に湿気を含んだ風が送られて、冷蔵室6内及び野菜室13内の食品の乾燥が防止されるようになっている。
【0061】
図1は脱臭制御装置70の内部ROMに記録された脱臭装置11の運転制御プログラムを示すフローチャートである。以下、図1の運転制御プログラムについて説明する。電源が投入されると、脱臭制御装置70の運転制御プログラムが起動される。同時に、メイン制御装置28の運転制御プログラムも起動され、冷蔵室6及び野菜室13,冷凍室19の冷却運転が開始される。
【0062】
脱臭制御装置70は、先ず、R温度センサ54の温度信号Vrをメイン制御装置28を介して読み込み、冷蔵室6の温度が設定温度(例えば10℃)以下になるまで待機する(ステップA1)。電源投入時から開始される冷却運転によって、冷蔵室6内の温度は常温に近い状態から次第に低下して行く。
【0063】
そして、冷蔵室6の温度が設定温度以下になると(「YES」)、脱臭制御装置70は、リレー67のコイル69に電源を供給することに基づいて接点68を閉成する。そして、オゾン発生用電極64に交流高電圧を印加し、脱臭装置11の運転を開始させる(ステップA2)。即ち、電源投入直後から暫くの間、冷蔵室6の温度は比較的高い状態になるため、脱臭装置11におけるオゾンの発生量も多くなる。従って、冷蔵室6の冷却が進んでその温度が設定温度に達するまでは、脱臭装置11を停止状態に維持する。
【0064】
次に、脱臭制御装置70は、Rドアスイッチ102またはVドアスイッチ103の開閉検出信号をメイン制御装置28を介して参照し、R扉7またはV扉14が開状態にあるか否かを判断する(ステップA3)。即ち、R扉7またはV扉14が開状態になると冷蔵室6内や野菜室13内に外気が流入する。この外気の湿度が高い場合には、脱臭装置11の触媒65に結露が生じてオゾンの分解効率が低下する場合があるので脱臭装置11の運転を停止する。
【0065】
一方、ステップA3においてR扉7及びV扉14が閉状態にある場合(「NO」)、脱臭制御装置70は、メイン制御装置28から取得した情報によってRファン43が運転中であるか否かを判断する(ステップA4)。そして、Rファン43が運転中でなければ(「NO」)、ステップA6に移行して脱臭装置11の運転を停止する。即ち、Rファン43が停止する場合は、温度調節のために冷却運転が停止している場合か、除霜運転をおこなっている場合である。
【0066】
斯様な場合は、冷蔵室6内及び野菜室13内における冷気の循環が停止するので、脱臭装置11の電極室63内にも冷気は流通しなくなる。すると、オゾン発生用電極64付近で発生したオゾンは触媒65方向に向わずに滞留し、流入口58a付近のオゾン濃度が上昇することになる(図6参照)。従って、この場合にも、脱臭装置11の運転を停止する。
【0067】
また、ステップA4においてRファン43が運転中であれば(「YES」)、脱臭制御装置70は、メイン制御装置28から取得した情報により、冷蔵室6についてうるおい運転が行われているか否かを判断する(ステップA5)。うるおい運転が行われていない場合(「NO」)、冷蔵室6については通常の冷却運転が行われていると判断できるので、脱臭制御装置70はステップA3に移行する。そして、うるおい運転が行われていれば(「YES」)、脱臭制御装置70はステップA6に移行して脱臭装置11の運転を停止する。
【0068】
即ち、うるおい運転時には、Rエバポレータ33についている霜をRファン43の送風により蒸発させて冷蔵室6内及び野菜室13内に水分を還元させる。従って、冷蔵室6内及び野菜室13内に高湿度の冷気が送風されることになり冷蔵室6及び野菜室13内の湿度が上昇する。この場合には、図7に示すように、冷却運転時に比較して脱臭装置11における触媒65のオゾン分解効率が低下するので脱臭装置11の運転を停止する。
【0069】
以上のように本実施例によれば、昇圧トランス62をトランス室61に配置したので、昇圧トランス62は、冷蔵庫内を循環する冷気に直接晒されたり、冷蔵庫のR扉7が開閉された時に庫内に流入する外気にも直接晒されることがない。従って、昇圧トランス62周辺の温度変化を極力緩和して結露の発生を防止することができ、昇圧トランス62の寿命を長期化させて信頼性を向上させることができる。
【0070】
そして、脱臭制御装置70は、電源投入後の冷却運転の開始時には、冷蔵室6内が設定温度に冷却されるまでオゾン発生用電極60による放電を行わず脱臭装置11を停止状態にするので、運転開始初期時に冷蔵室6内のオゾン濃度が過度に上昇することを防止できる。また、脱臭装置11の運転を、Rファン43の動作に同期させるように制御するので、Rファン43が運転されて冷蔵室6または野菜室13内に冷気が循環している時に合わせて脱臭装置11を運転させることで、その間に発生したオゾンは循環冷気によって触媒65に順次送出されて分解される。従って、発生したオゾンが未分解のままとなり冷蔵室6または野菜室13内に流出することを防止できる。
【0071】
また、本実施例によれば、脱臭制御装置70は、うるおい運転時に脱臭装置11の運転を停止させるので、冷蔵室6または野菜室13内の湿度が上昇して触媒65のオゾン分解効率が低下する場合に脱臭装置11の運転を停止して、オゾン濃度の上昇を防止できる。
【0072】
加えて、冷蔵室6または野菜室13の扉7または14が開状態になった場合に脱臭装置11の運転を停止させるので、冷蔵室6または野菜室13内に高い湿度の外気が流入し、触媒65に結露が生じてオゾン分解効率が低下する場合に脱臭装置11の運転が停止されるので、この場合にもオゾン濃度の上昇を防止できる。そして、これらの所定条件に応じて脱臭装置11の運転を断続することで、電力消費を抑制することもできる。
【0073】
図8及び図9は本発明の第2実施例を示すものであり、第1実施例と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分についてのみ説明する。第2実施例では、脱臭装置11の配置が第1実施例とは異なっているだけである。即ち、第1実施例の仕切板5は仕切板5Aに置き換えられており、その仕切板5Aには、脱臭装置11が配置されていた位置に複数の冷気流通口(1個のみ図示する)72が設けられている。
【0074】
そして、脱臭装置11Aは、野菜室13の冷気吸込口38が形成されている壁面に配置されている。その正面を示す図9において、脱臭装置11Aは、冷気吐出口37の下方で且つ2つの冷気吸込口38の間に位置して、流入口58aを野菜室13内に向けた状態で配置されている。また、脱臭装置11Aのケース58Aの形状は、脱臭装置11のケース58とは若干異なっている。即ち、第1実施例における流出口58bは塞がれており、代わりに、ケース58Aの背面側においてR冷気生成室36と連通するようにして流出口58cが形成されている。
【0075】
以上のように構成された第2実施例によれば、脱臭装置11Aを、野菜室13内の冷気吸込口38が形成される部分に配置したので、循環冷気の帰還経路の末端において、第1実施例の場合と比較して更に多くの臭気成分を含んでいる空気の脱臭を一層効率的に行うことができる。また、触媒65を、オゾン発生用電極64の下方側に配置した。
【0076】
即ち、オゾンは空気よりも重いため、自然と下方側へ移動することから、斯様に構成すれば、オゾン発生用電極64の近傍において生成されたオゾンは自然と触媒65の方向に移動するようになる。従って、オゾンの分解とそれに伴う臭気成分の酸化分解とを効率良く行うことができる。また、オゾン発生用電極64は、その放電面が縦方向(垂直方向)となるように配置されるので、オゾン発生用電極64に埃等が滞積することを防止できる。
【0077】
図10及び図11は本発明の第3実施例を示すものである。第3実施例の構成は基本的に第1実施例と同様であり、脱臭制御装置70による脱臭装置11の制御が異なっている。図10は、脱臭制御装置70による脱臭装置11の制御内容を示すフローチャートであり、主に、Rファン43の動作と関連して制御を行う部分のみを示している。また、図11は、Rファン43及び脱臭装置11の動作を示すタイミングチャートである。
【0078】
図10において、脱臭制御装置70は、第1実施例のステップA4と同様に、メイン制御装置28より与えられる情報を参照してRファン43が動作を開始するまで待機し(ステップB1)、Rファン43が動作を開始すると(「YES」)脱臭装置11の運転も開始させる(ステップB2)。それから、脱臭制御装置70は、メイン制御装置28より脱臭装置停止指令が出力されるまで待機し(ステップB3)、前記指令が出力されると(「YES」)脱臭装置11の運転を停止させる(ステップB4)。すると、メイン制御装置28は、脱臭装置停止指令を出力した時点から所定時間TW だけRファン43を運転して、その後停止させる。
【0079】
即ち、メイン制御装置(制御手段)28は、Rファン43を停止させる場合には、予め脱臭制御装置70に脱臭装置停止指令を出力することで脱臭装置11の運転を所定時間TW 前に停止させるようにしている。これは、Rファン43と脱臭装置11とを同時に停止させると、脱臭装置11においては、その停止の直前までオゾン発生用電極64により発生されたオゾンが触媒65により分解されずに残留するおそれがあるためである。そこで、脱臭装置11の運転を先に停止させ、その後所定時間TW だけRファン43を運転してから停止させることにより、脱臭装置11内で発生したオゾンを触媒65により十分に分解させることができる。
【0080】
以上のように第3実施例によれば、メイン制御装置28及び脱臭制御装置70は、Rファン43の動作が停止する時点よりも所定時間前に脱臭装置11の運転を停止させるので、脱臭装置11の運転が停止した時点において未分解の状態にあるオゾンを循環冷気により触媒65に送出し分解することができ、オゾン濃度の上昇を防止することができる。
【0081】
図12及び図13は本発明の第4実施例を示すものである。第4実施例の構成は基本的に第1実施例と同様であり、脱臭制御装置70による脱臭装置11の制御が異なっている。図12は、脱臭制御装置70による脱臭装置11の制御内容を示すフローチャートであり、第3実施例の図10相当図である。
【0082】
図12において、脱臭制御装置70は、メイン制御装置28より与えられる情報を参照して、Rファン43(Rファンモータ42)の回転数が下限値以上であるか否か(ステップC1)、また、前記回転数が上限値以下であるか否かを判断する(ステップC2)。そして、ステップC1,C2の何れにおいても「YES」と判断した場合に脱臭装置11を運転する(ステップC3)。一方、脱臭制御装置70は、ステップC1,C2の何れか一方において「NO」と判断した場合は、脱臭装置11の運転を停止する(ステップC4)。
【0083】
ここで、図13は、横軸にRファン43の回転によって生じる冷蔵室6内の循環冷気の風速[m/s]をとり、縦軸に脱臭装置11の流入口58a(入口),流出口58b(出口)付近におけるオゾン濃度をとって示すものである。この図13より、例えば、庫内の温度が上昇した場合や急速冷蔵などの場合に循環冷気の風速が速くなると、触媒65の通過速度が速くなって分解しきれないオゾンが流出することで、流出口58b付近のオゾン濃度が上昇する傾向を示している。また、循環冷気の風速が遅くなると、オゾンが触媒65方向に送出されず、流入口58a付近のオゾン濃度が上昇する傾向を示している。
【0084】
そこで、例えば、ステップC1における下限値を風速0.5[m/s]に対応する回転数に設定し、ステップC2における上限値を風速1.0[m/s]に対応する回転数に設定して、循環冷気の風速が0.5〜1.0[m/s]の範囲にある時だけ脱臭装置11を運転すれば、未分解状態のオゾンの流出、或いは逆流が防止され、オゾン濃度は一定範囲に維持される。
【0085】
以上のように第4実施例によれば、脱臭制御装置70は、Rファン43の回転速度に応じて脱臭装置11の運転を制御するので、冷蔵室6及び野菜室13内における循環冷気の風速が一定範囲にある場合にだけ脱臭装置11を運転して、オゾン濃度の過度の上昇を防止し、濃度を適切な値に設定することができる。
【0086】
図14は本発明の第5実施例を示すものである。第5実施例は、具体的には図示しないが、冷蔵室6または野菜室13内に湿度センサを配置し、その湿度センサの検出信号をメイン制御装置28を介して脱臭制御装置70に与えるようにする。そして、脱臭制御装置70は、湿度センサの検出信号に応じて脱臭装置11の運転を制御するようになっている。
【0087】
図14は、横軸に時間をとり、冷蔵室6内の相対湿度[%]と、触媒65のオゾン分解効率[%]とを何れも縦軸とって示すものである。この図から、また、上記実施例より明らかなように、冷蔵室6内の湿度が上昇すると、触媒65のオゾン分解効率は低下する傾向を示す。そこで、例えば、脱臭制御装置70は、湿度センサの検出信号によって示される冷蔵室6内の湿度が80%を超えた場合には、脱臭装置11の運転を停止する。
【0088】
斯様に構成すれば、例えば、うるおい運転時,除霜運転時,扉開閉後や水分の多い食品を庫内に入れた場合などに庫内の湿度が上昇し、オゾン分解効率が低下した状態における脱臭装置11の運転を禁止して、オゾン濃度が過度に上昇することを抑制できる。
【0089】
本発明は上記し且つ図面に記載した実施例にのみ限定されるものではなく、次のような変形または拡張が可能である。
第1実施例における図1に示すフローチャートにおいて、例えば、ステップA3,A4,A5の何れか1つまたは複数と、ステップA6との組み合わせで実施しても良い。更に、ステップA1及びA2のみで実施しても良く、或いは、ステップA1を削除して、ステップA3,A4,A5の何れか1つまたは複数と、ステップA6との組み合わせで実施しても良い。
また、ステップA3において、扉の開状態を検出する代わりに、扉が開状態となった場合に、外気の侵入防止または庫内冷気の流出を防止するためのエアーカーテンが作動したことを検出して脱臭装置11を停止させても良い。
また、除霜ヒータがONとなった場合に、除霜運転が開始されたと判定して脱臭装置11を停止させても良い。
【0090】
例えば、冷蔵室6や野菜室13内に半導体薄膜センサ等からなるオゾンセンサを配置して、脱臭制御装置70は、オゾンセンサの検出結果に基づいて脱臭装置11の運転を制御するようにしても良い。斯様に構成すれば、冷蔵室6や野菜室13内のオゾン濃度を直接検出して、その濃度が適当な範囲に維持されるように脱臭装置11の運転を制御できる。一例としては、濃度の基準値を例えば0.03ppm 程度に設定し、センサにより検出したオゾン濃度が前記基準値を超えた場合に脱臭装置を停止させるように構成する。
また、脱臭装置11の触媒65に結露センサを配置して、脱臭制御装置70は、結露センサの検出結果に基づいて脱臭装置の運転を制御するようにしても良い。斯様に構成すれば、第5実施例のように、うるおい運転時,除霜運転時などに庫内の湿度が上昇し、触媒65に結露が発生した場合を検出して脱臭装置11の運転を停止させれば、第5実施例と同様の効果が得られる。
【0091】
【発明の効果】
本発明は以上説明した通りであるので、以下の効果を奏する。
請求項1記載の冷蔵庫によれば、制御手段は、オゾンを発生,分解させることで貯蔵室内の空気を脱臭する脱臭装置を貯蔵室内の冷却に関する制御条件に基づいて運転制御するので、脱臭装置におけるオゾンの発生,分解量を調節でき、貯蔵室内を適切なオゾン濃度に保持できる。そして、オゾン濃度が過度に上昇してオゾン臭によりユーザが不快感を感じることを防止できる。また、脱臭装置の無駄な動作を抑制して電力消費を低減すると共に、脱臭装置の寿命を長期化することも可能となる。
そして、制御手段は、貯蔵室側の冷却装置を構成する冷却器についた霜を送風ファンにより蒸発させて貯蔵室内に還元するためのうるおい運転時にオゾン発生手段の運転を停止させるので、貯蔵室内の湿度が上昇する場合にオゾン発生手段の運転を停止することで、オゾン濃度の上昇を防止できる。
【0095】
請求項2記載の冷蔵庫によれば、制御手段は、送風ファンの回転速度に応じてオゾン発生手段の運転を制御するので、例えば、送風ファンの回転速度が上限を超えた場合と下限を下回った場合には何れもオゾン発生手段の運転を停止し、前記回転速度が上限と下限との間にある場合にのみオゾン発生手段の運転を行うようにすることで、オゾン濃度が適切となるように維持することができる。
【0100】
請求項3記載の冷蔵庫によれば、制御手段は、貯蔵室内に設けた湿度センサの検出結果に基づいてオゾン発生手段の運転を制御するので、貯蔵室内の湿度を直接検出し、その湿度に応じて変化するオゾンの分解効率を考慮してオゾン発生手段の運転を制御することで、オゾン濃度を適当な範囲に維持できる。
【0101】
請求項4記載の冷蔵庫によれば、制御手段は、脱臭装置のオゾン分解手段に設けた結露センサの検出結果に基づいてオゾン発生手段の運転を制御するので、オゾン分解手段における結露の発生状態に応じて変化するオゾンの分解効率を考慮してオゾン発生手段の運転を制御することで、オゾン濃度を適当な範囲に維持することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例であり、脱臭制御装置の制御内容を示すフローチャート
【図2】冷蔵庫の電気的構成を示す機能ブロック図
【図3】脱臭装置の構成を示す斜視図
【図4】冷蔵庫の冷凍サイクルの構成を示す機能ブロック図
【図5】冷蔵庫の縦断側面図
【図6】Rファンを断続運転した場合に、脱臭装置の触媒出口のオゾン濃度変化を示す図
【図7】うるおい運転時と冷却運転時とを交互に行った場合における、冷蔵室内の相対湿度[%]と触媒のオゾン分解効率[%]とを示す図
【図8】本発明の第2実施例を示す図5相当図
【図9】脱臭装置の正面図
【図10】本発明の第3実施例であり、脱臭制御装置による脱臭装置の制御内容を示すフローチャート(主にRファンの動作と関連して制御を行う部分)
【図11】Rファン及び脱臭装置の動作を示すタイミングチャート
【図12】本発明の第4実施例を示す図10相当図
【図13】横軸に冷蔵室内の循環冷気の風速[m/s]をとり、縦軸に脱臭装置の流入口(入口),流出口(出口)付近におけるオゾン濃度をとって示す図
【図14】本発明の第5実施例であり、横軸に時間をとり、縦軸に冷蔵室内の相対湿度 [%]と触媒のオゾン分解効率[%]とをとって示す図
【符号の説明】
6は冷蔵室(貯蔵室)、13は野菜室(貯蔵室)、11は脱臭装置、61はトランス室(第1室)、62は昇圧トランス、63は電極室(第2室)、64はオゾン発生用電極(オゾン発生手段)、65は触媒(オゾン分解手段)、70は脱臭制御装置(制御手段)を示す。
Claims (4)
- 食品が収納される貯蔵室と、
前記貯蔵室内を冷却する冷却装置と、
この冷却装置によって生成された冷気を前記貯蔵室内に循環させるための送風ファンと、
前記貯蔵室に対して熱的に隔絶されて構成される冷凍室と、
前記冷凍室内を冷却する冷却装置と、
この冷却装置によって生成された冷気を前記冷凍室内に循環させるための送風ファンと、
前記貯蔵室内に設けられ、オゾン発生手段によりオゾンを発生させると共に、発生させたオゾンをオゾン分解手段により分解することで該貯蔵室内の空気に含まれている臭気成分を酸化分解して脱臭する脱臭装置と、
この脱臭装置を、前記貯蔵室内の冷却に関する制御条件に基づいて運転制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、前記貯蔵室側の冷却装置を構成する冷却器についた霜を前記送風ファンにより蒸発させて前記貯蔵室内に還元するためのうるおい運転時には、前記オゾン発生手段の運転を停止させることを特徴とする冷蔵庫。 - 食品が収納される貯蔵室と、
前記貯蔵室内を冷却する冷却装置と、
この冷却装置によって生成された冷気を前記貯蔵室内に循環させるための送風ファンと、
前記貯蔵室に対して熱的に隔絶されて構成される冷凍室と、
この冷凍室内を冷却する冷却装置と、
この冷却装置によって生成された冷気を前記冷凍室内に循環させるための送風ファンと、
前記貯蔵室内に設けられ、オゾン発生手段によりオゾンを発生させると共に、発生させたオゾンをオゾン分解手段により分解することで該貯蔵室内の空気に含まれている臭気成分を酸化分解して脱臭する脱臭装置と、
この脱臭装置を、前記貯蔵室内の冷却に関する制御条件に基づいて運転制御する制御手段とを備え、
前記貯蔵室側の送風ファンは、回転速度が可変に構成されており、
前記制御手段は、前記送風ファンの回転速度に応じて前記オゾン発生手段の運転を制御することを特徴とする冷蔵庫。 - 貯蔵室内に湿度センサを設け、
制御手段は、前記湿度センサの検出結果に基づいてオゾン発生手段の運転を制御することを特徴とする請求項1または2記載の冷蔵庫。 - 脱臭装置のオゾン分解手段に、結露の発生を検出する結露センサを設け、
制御手段は、前記結露センサの検出結果に基づいてオゾン発生手段の運転を制御することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の冷蔵庫。
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