JP2013015269A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】安価な構成で脱臭効率を向上して省エネルギー化を図ることができる冷蔵庫を提供する。
【解決手段】貯蔵物を冷蔵保存する冷蔵室2(貯蔵室)と、冷蔵室2内を脱臭するイオン送出装置50(脱臭装置)と、冷蔵室2内の温度を検知する温度センサ27とを備え、冷蔵室2内の温度が所定の駆動開始温度Tを超えたときにイオン発生装置50を駆動開始させる。
【選択図】図8

Description

本発明は、貯蔵室内の脱臭を行う冷蔵庫に関する。
従来の冷蔵庫は特許文献1に開示されている。この冷蔵庫は、送風機とオゾン発生装置(脱臭装置)とを備えた脱臭ユニットを冷蔵室内に備えている。脱臭運転時には、送風機が駆動されて冷蔵室内の空気が脱臭ユニット内に取り込まれる。オゾン発生装置は紫外線ランプの点灯により酸素ラジカルやオゾンを発生する。そして、空気中の臭気成分がオゾン発生装置により発生した酸素ラジカルやオゾンにより分解される。
また特許文献2の冷凍庫では、送風機とイオン発生装置(脱臭装置)とを備えた脱臭ユニットを冷蔵室内に備えている。脱臭運転時には、送風機が駆動されて冷蔵室内の空気が脱臭ユニット内に取り込まれる。イオン発生装置は放電によりイオン及びオゾンを発生する。そして、空気中の臭気成分がイオン発生装置により発生したイオン及びオゾンにより分解される。
特許第4285245号公報(第5頁、第6頁、図1、図2) 特開2007−170781号公報(第9頁、図9、図12)
冷蔵室内の温度は通常約1℃〜5℃に維持されている。この温度範囲では臭気成分は食品等の貯蔵物や庫内部品(発泡スチロール断熱材、シーラ、樹脂成型品等)等に付着しており、空気中には殆ど拡散しない。そのため、使用者に殆ど不快感を与えない。
しかし、冷蔵室の扉を開くと高温の外気が冷蔵室内に流入する。これにより、冷蔵室内の温度が上昇する。また、食品等を冷蔵室内に収納すると熱負荷が侵入して冷蔵室内の温度が上昇する。温度が上昇すると、食品等の貯蔵物や庫内部品等に付着していた臭気成分が空気中に拡散する。このため、使用者に不快感を与える。
特許文献1の冷蔵庫によると、オゾン発生装置は常時駆動されている。このため、冷蔵室内の温度が約1℃〜5℃に維持されて臭気成分が空気中に殆ど拡散していない場合でもオゾン発生装置の駆動が継続されることになる。従って、脱臭効率が低下するとともに電力消費が増大して省エネルギー化が図られないという問題があった。
また特許文献2の冷蔵庫によると、冷蔵室の扉開閉回数の多い時間帯の上位3つで脱臭運転を行っている。しかしながら、冷蔵室内の温度が約1℃〜5℃に維持されて臭気成分が殆ど空気中に拡散していない場合でも所定の時間帯になると脱臭運転を行うことになる。そのため、脱臭効率が低下するとともに電力消費が増大して省エネルギー化が図られないという問題があった。他方、上記時間帯以外の時間帯においては冷蔵室内の温度が上昇して食品等の貯蔵物や庫内部品等に付着していた臭気成分が空気中に拡散された場合でも脱臭運転が行われず、脱臭効率が低下する。
ここで、臭いセンサを設けて冷蔵室内の臭気成分の空気中濃度が所定値を超えた場合に脱臭運転を開始すれば、脱臭効率は向上する。しかしながら、臭いセンサは高価であるのでコストの増大を招く。また、臭いセンサとして汎用されている熱線型焼結半導体センサを冷蔵庫内に設置した場合、次のような問題がある。即ち、冷蔵室の扉を開けたときに高温の外気が冷蔵室内に流入してセンサ面で結露が生じると正確に検知できなくなる。また、結露を繰り返すとセンサ部が断線する。
本発明は、安価な構成で脱臭効率を向上して省エネルギー化を図ることのできる冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の冷蔵庫は、貯蔵物を冷蔵保存する貯蔵室と、前記貯蔵室内を脱臭する脱臭装置と、前記貯蔵室内の温度を検知する温度センサとを備え、前記貯蔵室内の温度が所定の駆動開始温度を超えたときに前記脱臭装置を駆動開始させることを特徴としている。
この構成によると、貯蔵室において貯蔵物が冷蔵保存される。このとき、例えば使用者によって貯蔵室の扉が開成された場合や冷却器の除霜運転終了後などに貯蔵室内の温度が上昇する。そして、温度センサの検知結果に基づいて貯蔵室内の温度が所定の駆動開始温度を超えたと判断されると脱臭装置が駆動開始され、脱臭装置によって貯蔵室内が脱臭される。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、送風機と前記脱臭装置とを有した脱臭ユニットを前記貯蔵室内に備え、前記脱臭装置は放電によりイオンを発生するイオン発生装置であり、前記貯蔵室内の温度が前記駆動開始温度よりも高温の放電量切替温度を超えた場合に、前記貯蔵室内の温度が前記放電量切替温度よりも低温の場合よりも前記イオン発生装置の放電量を多くするとより好ましい。この構成によると、送風機の駆動により貯蔵室内の空気は脱臭ユニット内に取り込まれる。そして、空気中の臭気成分は脱臭ユニット内でイオン及びオゾンの一方又は両方により分解される。放電量を多くするとイオンやオゾンが増加する。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記イオン発生装置によって発生したオゾンにより前記貯蔵室内の空気を脱臭することが好ましい。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記放電量切替温度を超えた場合に前記送風機の回転数を低下させるとより好ましい。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記駆動開始温度は5℃であることが好ましい。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記脱臭装置の駆動開始後、前記貯蔵室内の温度が前記駆動開始温度よりも低温になった場合に前記脱臭装置の駆動を停止させることが好ましい。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記脱臭装置の駆動開始後、所定時間経過後に前記脱臭装置の駆動を停止させることが好ましい。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記貯蔵室内の温度が前記駆動開始温度よりも高温の第1所定温度を超えた場合に、第1所定温度よりも低温の第2所定温度よりも低くなるまでは前記所定時間の経過に拘わらず、前記脱臭装置を駆動させることが好ましい。
本発明によると、貯蔵室内の温度が所定の駆動開始温度を超えたときに脱臭装置を駆動開始させるので、例えば貯蔵物や庫内部品等に付着した臭気成分が空気中に拡散する温度に到達するまでは脱臭装置の駆動を停止させ、臭気成分が空気中に拡散する温度に合わせて脱臭装置を駆動開始させることができる。また、高価な臭いセンサを使用する必要がない。従って、安価な構成で脱臭効率を向上して省エネルギー化を図ることができる。
本発明の実施形態の冷蔵庫を示す側面断面図 本発明の実施形態の冷蔵庫の脱臭ユニットを示す上面図 本発明の実施形態の冷蔵庫の脱臭ユニットを示す側面断面図 本発明の実施形態の冷蔵庫の脱臭ユニットの内部を示す上面図 本発明の実施形態の冷蔵庫の脱臭ユニットのダンパを示す斜視図 本発明の実施形態の冷蔵庫の脱臭ユニットの脱臭モード時の状態を示す側面断面図 本発明の実施形態の冷蔵庫の概略構成を示すブロック図 本発明の実施形態の冷蔵庫の脱臭モード時の動作を示すフローチャート
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は一実施形態の冷蔵庫を示す側面断面図である。冷蔵庫1は発泡樹脂10aを充填した断熱箱体10によって複数の貯蔵室が区画して設けられる。断熱箱体10の上部には扉2aで開閉される冷蔵室2が配される。冷蔵室2の下方には製氷室3が配され、製氷室3の下方には製氷室3に連通する冷凍室5が配される。
冷凍室5の後方には冷気通路11が設けられ、冷気通路11内には冷却器14及び冷凍室送風機15が配される。冷気通路11には冷気の吐出口(不図示)及び冷却器14に冷気を戻す戻り口(不図示)が設けられる。
冷蔵室2の後方には冷蔵室ダンパ(不図示)を介して冷気通路11に連通する冷気通路12が設けられる。冷気通路12の両側面には冷気の吐出口(不図示)が開口するとともに、冷蔵室2内の冷気を冷却器14の上流側に戻す連通路(不図示)が設けられている。冷蔵室2内の背面側には、使用者による冷蔵室2の温度調節の操作を行う温度調節部(不図示)が配されている。使用者が温度調節部を操作することにより冷蔵室2の冷却能力が強弱され、冷蔵室2内の設定温度が可変される。
冷気通路12の背面側には循環ダクト13が配される。循環ダクト13は冷蔵室2内の空気が流入する流入口(不図示)を両側面に開口する。冷蔵室2の天面後部には冷蔵室2内を脱臭する脱臭ユニット20が配され、循環ダクト13の上面は開口して脱臭ユニット20に連結される。
冷蔵室2の背面側には温度センサ27が設けられる。温度センサ27は冷蔵室2内の温度を検知し、後述する制御部80に検知信号を出力する。温度センサ27の配置について特に限定はないが、冷蔵室2の背面側に設けると貯蔵物の出し入れの際に貯蔵物が温度センサ27にぶつかるのを防止できる。
図2、図3は脱臭ユニット20の上面図及び側面断面図を示している。脱臭ユニット20は各構成部品を収納して内部に空気通路30を形成する樹脂成形品の筐体21を備えている。筐体21は上面を開口する本体部21aと、本体部21aの上面の一部を覆う上面カバー21bとから成っている。図4は上面カバー21bを取り外した状態を示している。
図2〜図4において、筐体21の後端の下面には気流の吸込口30aが開口する。吸込口30aは循環ダクト13(図1参照)に連結される。そして、循環ダクト13を流通する空気が吸込口30aを介して脱臭ユニット20内に流入する。筐体21の前面上部には第1吹出口30bが開口し、前面下部には第2吹出口30cが開口する。
空気通路30は後述するダンパ60を介して分岐する第1、第2分岐通路35、36を有する。第1分岐通路35を介して吸込口30aと第1吹出口30bとが連通する。また、第2分岐通路36を介して吸込口30aと第2吹出口30cとが連通する。空気通路30を流通する空気は第1吹出口30b及び第2吹出口30cの一方から送出される。
筐体21の本体部21aの上端には両側方に延びる支持部22が形成される。支持部22にはネジの挿通孔22aが設けられる。第1吹出口30bには空気通路30の底面から上方に突出する突出部23が設けられる。突出部23にはネジの挿通孔23aが設けられる。
また、両支持部22上には前後に延びるスポンジ状の緩衝材25が貼着される。挿通孔22a、23aに挿通したネジ(不図示)を冷蔵室2の天井面2b(図1参照)に螺合し、緩衝材25を挟んで脱臭ユニット20が天井面2bに取り付けられる。これにより、空気通路30の上壁の一部は冷蔵室2の天井面2bにより形成される。
開口した第1吹出口30bが突出部23を介してネジ止めされることにより、第1吹出口30bからテストフィンガーを押入しても第1吹出口30bが上下に広げられない。これにより、後述する高圧が印加されるイオン発生装置50にテストフィンガーが届かない。従って、電気用品安全法(日本国)に基づく安全基準を満たすことができる。
空気通路30内の後部には送風機40が配される。送風機40はシロッコファン等の遠心ファンから成り、ハウジングの下面に吸気口40aを開口して前面に排気口40bを開口する。遠心ファンは周接線方向に排気するため、排気口40bは左右方向の一方に偏って設けられる。
空気通路30には送風機40の下方に所定の高さ(例えば、10mm)の流入部31が設けられる。送風機40の駆動によって吸込口30aから空気通路30に空気が流入する。そして、流入部31を介して送風機40に気流が導かれる。
空気通路30には送風機40の下流側に絞り部32が設けられる。絞り部32は送風機40の排気口40bに対向して傾斜する傾斜面32aを有し、空気通路30の流路が上下方向に絞られる。絞り部32によって気流の風速を増加させることができる。
筐体21には上面を開口してイオン発生装置50を収納する凹部26が傾斜面32aの前方に設けられる。筐体21の本体部21aの内面は金型を上方に抜いて形成されるため、凹部26は傾斜面32aに略直交して連続する後壁26aと略鉛直の前壁26bとを有している。
イオン発生装置50(脱臭装置)はイオン発生面50a上にプラスイオン発生部51及びマイナスイオン発生部52が左右に並設される。プラスイオン発生部51及びマイナスイオン発生部52は高圧電圧の印加によりイオンを発生する電極(不図示)を有している。
イオン発生装置50の電極は交流波形またはインパルス波形から成る電圧の印加によって放電する。プラスイオン発生部51の電極には正電圧が印加される。これにより、電離によって発生するイオンが空気中の水分と結合して主としてH(HO)mから成る電荷が正のクラスタイオンがイオン発生面50aから放出される。マイナスイオン発生部52の電極には負電圧が印加される。これにより、電離によって発生するイオンが空気中の水分と結合して主としてO (HO)nから成る電荷が負のクラスタイオンがイオン発生面50aから放出される。ここで、m、nは任意の自然数である。
(HO)m及びO (HO)nは空気中の浮遊菌、貯蔵物や冷蔵室2壁面の付着菌及び臭気成分の表面で凝集してこれらを取り囲む。そして、式(1)〜(3)に示すように、衝突により活性種である[・OH](水酸基ラジカル)やH(過酸化水素)を浮遊菌、付着菌及び臭気成分等の表面上で凝集生成してこれらを破壊する。ここで、m’、n’は任意の自然数である。従って、プラスイオン及びマイナスイオンを含む気流を冷蔵室2に送出することによって冷蔵室2内の殺菌や臭い除去を行うことができる。
(HO)m+O (HO)n→・OH+1/2O+(m+n)HO ・・・(1)
(HO)m+H(HO)m’+O (HO)n+O (HO)n’
→ 2・OH+O+(m+m'+n+n')HO ・・・(2)
(HO)m+H(HO)m’+O (HO)n+O (HO)n’
→ H+O+(m+m'+n+n')HO ・・・(3)
また、イオン発生装置50の電極の印加電圧をより高くして放電量を多くするとイオンに加えてオゾンが発生する。これにより、脱臭ユニット20内に取り込まれた空気に含まれる硫化水素、メチルアミン等の臭気成分をオゾンによって分解することができる。従って、イオンによる脱臭よりも強力な脱臭を行うことができる。この時、冷蔵室2内にオゾンを漏出させないために、後述するオゾン触媒70によってオゾンを吸着する。
また、オゾンが空気中で水分と反応することにより[・OH](水酸基ラジカル)が生成される。従って、脱臭ユニット20内に取り込まれた浮遊菌をオゾンによって殺菌してもよい。
イオン発生装置50は凹部26の底面及び後壁26a上に設置され、上面カバー21bから下方に突出して下面がL字状のリブ21cがイオン発生面50aに当接する。これにより、イオン発生装置50が凹部26とリブ21cとに挟まれて固定される。なお、リブ21cはプラスイオン発生部51とマイナスイオン発生部52との間に配される。
また、イオン発生面50aは絞り部32の傾斜面32aに沿って配され、絞り部32の壁面を形成する。これにより、イオン発生面50aが送風機40の排気口40bに対向する。このため、排気口40bから流出した空気は対向する傾斜面32a及びイオン発生面50aに当接して傾斜面32a及びイオン発生面50aに沿って流通する。
従って、イオン発生面50aで発生するイオンを絞り部32を流通する気流に十分含ませることができる。また、絞り部32によって気流の風速が増加されるため、イオン発生面50aで発生するイオンを順次送り出してイオンの衝突による消滅を低減することができる。この時、遠心ファンは圧力損失の増加に対して風量の低下が小さいため、傾斜面32a及びイオン発生面50aが排気口40bに対向しても所望の風量の空気を送出することができる。
凹部26は傾斜面32aの前方に設けられるため、イオン発生面50aは絞り部32の前部に配される。絞り部32の前部は傾斜面32aによって後部に対して上下方向の流路幅が小さい。イオン発生装置50が絞り部32の上下方向の流路幅の小さい部分に配置されるため、凹部26の下方への突出量を小さくすることができる。従って、脱臭ユニット20の高さを低く形成して脱臭ユニット20の小型化を図ることができる。
凹部26の略鉛直の前壁26bとイオン発生装置50の前面との間には側面視V字状の隙間54が形成される。隙間54の上方はスポンジ状樹脂等の可撓性の遮蔽部材55により覆われる。これにより、隙間54による渦の発生を防止し、イオン発生面50a上を通過した気流を円滑に前方に導くことができる。
凹部26の前方には空気通路30の両側壁を互いに接近する方向に突出して左右方向に流路を絞る左右絞り部33が設けられる。左右絞り部33によってプラスイオン発生部51で発生したプラスイオンを含む気流とマイナスイオン発生部52で発生したマイナスイオンを含む気流とが互いに接近して混合される。これにより、プラスイオンとマイナスイオンとを混合した気流を送出することができる。この時、プラスイオン発生部51とマイナスイオン発生部52との間を遮るリブ21cが左右絞り部33よりも後方に配される。これにより、プラスイオンとマイナスイオンとを十分混合させることができる。
空気通路30内の左右絞り部33の前方にはダンパ60を配したダンパ室34が設けられる。図5はダンパ60の斜視図を示している。ダンパ60は薄板状の支持板61及び支持板61の上下面にそれぞれ貼着されるパッキン62、63(63は図3参照)を備えている。パッキン62、63はシリコンゴム等の弾性体から成っている。
支持板61は樹脂成形品から成り、薄板状に形成されるため省スペース化を図ることができる。支持板61の上面には前方が上方に傾斜する傾斜部61bが突設される。パッキン62は環状に形成され、傾斜部61bの周囲に配される。
支持板61の一端には左右に延びる軸部61aが形成される。軸部61aはダンパ室34の側壁に設けた嵌合孔(不図示)に嵌合され、ダンパ60を枢支する。軸部61aには筐体21の側壁とダンパ室34の側壁との間に配されるステッピングモータ(不図示)が連結される。ステッピングモータの駆動によってダンパ60が回動する。
空気通路30はダンパ室34から第1分岐通路35及び第2分岐通路36に分岐する。空気通路30の流路はダンパ60によって第1分岐通路35及び第2分岐通路36に択一的に切り換えられる。詳細を後述するように、第1分岐通路35を流通する気流には冷蔵室2に送出されるイオンが含まれる。一方、第2分岐通路36を流通する気流にはオゾン触媒70で吸着されるオゾンが含まれる。
このため、第1分岐通路35は空気通路30の後部に対して略一直線状に配される。これにより、第1分岐通路35を通る気流の圧力損失を小さくして冷蔵室2にイオンを送出することができる。また、第2分岐通路36はダンパ室34から下方に延び、屈曲して前方に延びて形成される。これにより、第2分岐通路36を通る気流に乱流を発生させることができる。従って、空気にオゾンを十分接触させることができる。
第1分岐通路35の上流端にはダンパ室34に臨む連結口35aが傾斜面上に設けられる。第2分岐通路36の上流端にはダンパ室34に臨む連結口36aが水平面上に設けられる。図3に示すように、ダンパ60のパッキン63が連結口36aの周縁に密接すると第1分岐通路35が開かれて第2分岐通路36が閉じられる。また、図6に示すように、ダンパ60のパッキン62が連結口35aの周縁に密接すると第2分岐通路36が開かれて第1分岐通路35が閉じられる。
連結口35a、36aをそれぞれ密閉するためにパッキン62、63の周縁は連結口35a、36aの周縁よりも外側に配される。また、ダンパ60の軸部61aはステッピングモータに連結して駆動されるため、強度を確保する必要がある。このため、軸部61aが支持板61のパッキン62、63を貼着した部分の厚みよりも大きい径に形成される。これにより、軸部61aはパッキン62、63の周縁よりも外側に設けられ、連結口35a、36aの前端よりも前方に配される。
軸部61aが連結口35aの前端よりも前方に配置されるため、連結口35aを開いた際にパッキン62の上面と連結口35aの前端との間には隙間64が形成される。支持板61の上面には傾斜部61bが設けられるので、気流が傾斜部61bに沿って第1分岐通路35に導かれて隙間64への気流の流入を防止することができる。従って、圧力損失をより低減して円滑に気流を第1分岐通路35に流通させることができる。
第1分岐通路35の対向する側壁35b間の距離は前方になる程大きくなっている。これにより、第1分岐通路35を流通する気流が左右方向に広がって第1吹出口30bから冷蔵室2に送出される。従って、冷蔵室2の広い範囲にイオンを拡散させることができる。
この時、第1吹出口30bに設けられる突出部23の平面形状は頂点を後方に配した三角形に形成される。突出部23の側面23bは前後方向に対して傾斜し、側面23bの案内によって気流を円滑に左右に広げることができる。これにより、脱臭ユニット20を固定するために設けられる突出部23によって気流を案内する案内部を構成し、部品点数を削減することができる。
なお、突出部23は遠心ファンから成る送風機40の偏心した排気口40bの左右方向の中心近傍に配される。これにより、空気通路30を流通する気流を確実に左右に案内することができる。突出部23の側面23bは前後方向に対して傾斜した曲面により形成してもよい。
第2分岐通路36に配されるオゾン触媒70は二酸化マンガン、酸化アルミニウム、酸化ケイ素を主成分とするコルゲートハニカム状に形成されている。これにより、オゾン触媒70を通過する空気内に含まれたオゾンを吸着する。
図7は冷蔵庫1の概略構成を示すブロック図である。制御部80はマイクロコンピュータからなり、温度センサ27の検知信号からの入力に基づいて、送風機40及びイオン発生装置50の駆動制御を行う。制御部80には記憶部81、計時部82が設けられる。記憶部81はイオン発生装置50及び送風機40の設定された駆動時間、後述する駆動開始温度T、第1、第2所定温度T1、T2を記憶する。また、計時部82はイオン発生装置50及び送風機40の駆動時間を計時する。
上記構成の冷蔵庫1において、冷却器14で生成された冷気は冷凍室送風機15の駆動により冷気通路11を流通して製氷室3及び冷凍室5に送出される。該冷気は製氷室3及び冷凍室5を流通し、戻り口を介して冷却器14に戻る。これにより、製氷室3及び冷凍室5が冷却され、貯蔵物及び氷を冷凍保存する。なお、冷却器14は圧縮機(不図示)の駆動によって低温となるので着霜する。このため、所定の時期に除霜運転が行われる。
冷蔵室ダンパ(不図示)の開成により冷気通路11を流通する冷気の一部は冷気通路12に導かれ、冷蔵室2に送出される。これにより、冷蔵室2が冷却され、貯蔵物を冷蔵保存する。また、冷蔵室ダンパの開閉や圧縮機のオンオフ制御により冷蔵室2へ流入する冷気量が調整される。これにより、冷蔵室2内の温度は例えば約1℃〜5℃に維持される。冷蔵室2を流通した冷気は連通路(不図示)を介して冷却器14に戻る。
脱臭ユニット20の動作モードとして除菌モード及び脱臭モードが設けられ、使用者により切り替えられるようになっている。除菌モードはイオン発生装置50から発生するイオンによる除菌及び脱臭を行う。脱臭モードはイオン発生装置50から発生するオゾンによる脱臭を行う。
除菌モードでは送風機40及びイオン発生装置50が駆動される。また、ダンパ60によって第2分岐通路36が閉じられて第1分岐通路35が開かれる。冷蔵室2内の空気は循環ダクト13を流通して脱臭ユニット20の空気通路30に流入する。
空気通路30を流通する空気はイオン発生装置50により発生したイオンを含み、矢印B1(図3参照)に示すように第1分岐通路35を流通して第1吹出口30bから送出される。これにより、冷蔵室2内の冷気が循環し、イオンから生成される水酸基ラジカルや過酸化水素によって、冷蔵室2内の除菌及び脱臭が行われる。
使用者によって冷蔵室2の扉2aが開成されると冷蔵室2内に高温の外気が流入し、冷蔵室2内の温度が上昇する。また、冷蔵庫1外の温度を有する食品等を冷蔵室2内に収納すると熱負荷が侵入して冷蔵室2内の温度が上昇する。また、除霜運転の終了直後に冷気通路11及び冷気通路12を介して冷蔵室2内に高温の空気が流入し、冷蔵室2内の温度は上昇する。
冷蔵室2内の温度がある程度上昇すると、食品等の貯蔵物に付着していた臭気成分が空気中に拡散する。また、冷蔵庫1の庫内部品(発泡スチロール断熱材、シーラ、樹脂成型品等)に付着していた臭気成分が空気中に拡散する。このため、使用者に不快感を与える。
冷蔵室2内の温度が5℃よりも高温になると、食品等の貯蔵物や庫内部品等に付着した臭気成分が空気中により多く拡散する。これにより、使用者に不快感を与える。一方、冷蔵室2内の温度は約1℃〜5℃であるが、上記のように扉2aを開いて食品収納する時や除霜運転終了時等にさらに高温となる。冷蔵室2内の温度が5℃以下では臭気成分は空気中に殆ど拡散していないので、イオン発生装置50の駆動を停止しても使用者に殆ど不快感を与えない。このため、イオン発生装置50を停止し、電力消費を削減して省エネルギー化を図ることができる。一方、5℃を超えると食品等の貯蔵物や庫内部品等に付着した臭気成分が空気中により多く拡散するため、イオン発生装置50を駆動し、脱臭することができる。従って、脱臭効率を向上することができる。以上より、イオン発生装置50の駆動開始温度Tを例えば5℃と設定することができる。
図8は、冷蔵庫1の脱臭モード時の動作を示すフローチャートである。ステップ#11では冷蔵室2内の温度が所定の駆動開始温度T(例えば、5℃)よりも高温か否かが判断される。冷蔵室2内の温度が駆動開始温度Tよりも高温でない場合はイオン発生装置50は駆動停止状態のままで待機する。冷蔵室2内の温度が駆動開始温度Tよりも高温になるとステップ#12で送風機40の駆動が開始される。
送風機40が駆動された後、ステップ#13でイオン発生装置50が駆動されて脱臭モードが開始される。このとき、ダンパ60によって第1分岐通路35が閉じられて第2分岐通路36が開かれる。冷蔵室2内の空気は循環ダクト13を流通して脱臭ユニット20の空気通路30に流入する。空気通路30を流通する空気にはイオン発生装置50により発生したイオン及びオゾンが含まれる。これにより、イオン発生装置50により発生したイオン及びオゾンを迅速に冷蔵室2内の空気に接触させることができる。
イオンから生成される[・OH]やHとオゾンとによって気流に含まれる臭気成分が分解される。オゾンを含む空気は矢印B2、B3(図6参照)に示すように第2分岐通路36を流通し、オゾン触媒70によりオゾンが吸着される。そして、オゾンを除去された空気が第2吹出口30cから送出される。これにより、冷蔵室2内の脱臭が行われ、除菌モードよりも高い脱臭効果が得られる。
ステップ#14ではイオン発生装置50の駆動開始後、所定時間が経過したか否かが判断される。このとき、所定時間は脱臭効果が十分得られる時間(例えば、5時間)に設定する。所定時間は貯蔵物の種類及び温度条件によって異なるため、予め実験等により求めておくことが望ましい。また、駆動開始温度Tよりも高温の状態から駆動開始温度Tよりも低温の状態に戻るまでの時間を予め測定しておき、その測定時間を所定時間として設定してもよい。
所定時間が経過すると、ステップ#19に移行する。所定時間が経過していない場合はステップ#15に移行する。ステップ#15では冷蔵室2内の温度が第1所定温度T1よりも高温になったか否かが判断される。冷蔵室2内の温度が第1所定温度T1よりも高温になっていない場合にはステップ#14に戻り、ステップ#14、#15が繰り返し行われる。
冷蔵室2の扉2aが長時間開放された場合や高温の貯蔵物(例えば、加熱調理済の食品など)が冷蔵室2内に収納された場合など、冷蔵室2内の温度は駆動開始温度T(例えば、5℃)よりもかなり高くなる場合がある。この場合、冷蔵室2内は駆動開始温度T付近の場合よりも臭気成分が空気中に拡散しやすい環境にある。すなわち、臭いが強くなっている。そこで、脱臭効果を高めるため、イオン発生装置50の駆動を停止するタイミングを駆動開始温度T付近の場合とは異なるようにする。このため、第1所定温度T1は駆動開始温度Tよりも高温で、例えば10℃と設定される。
ステップ#15の判断で冷蔵室2内の温度が第1所定温度T1よりも高温になると、ステップ#16に移行する。
第1所定温度T1(例えば、10℃)を超えた場合、5℃の場合よりも臭い分子の運動が活発になる。そのため、食品等の貯蔵物や庫内部品等から臭気成分が空気中に一層拡散する。そこで、ステップ#16では、冷蔵室2内の温度が第1所定温度T1よりも高温になった場合には低温の場合よりもイオン発生装置50の放電量を多くする。放電量を多くすると、イオンやオゾンが増加する。この時、第1所定温度T1はイオン発生装置50の放電量を切り替える温度(放電量切替温度)となる。これにより、脱臭効率を一層向上できる。なお、第1所定温度T1と放電量切替温度とを異なる温度に設定してもよい。
ステップ#17では、送風機40の回転数を低下させる。これにより、放電量を多くしてオゾンを増加させても冷蔵室2内へのオゾンの漏出を防止できる。また、脱臭ユニット20内で冷蔵室2内の空気とオゾンとを十分接触させることができる。従って、脱臭効率を一層向上できる。
ステップ#18では冷蔵室2内の温度が第2所定温度T2よりも低温になるまで待機する。第2所定温度T2は第1所定温度T1(例えば、10℃)よりも低温で、例えば5℃と設定される。5℃よりも低温の場合、臭気成分の空気中への拡散量は少なく使用者に不快感を殆ど与えないとともに冷蔵室2の温度の範囲内にある。冷蔵室2内の温度が第2所定温度T2(例えば、5℃)以上の場合にはイオン発生装置50の駆動が継続される。冷蔵室2内の温度が第2所定温度T2よりも低温になると、ステップ#19に移行する。
なお、第2所定温度T2は駆動開始温度Tと同じであってもよいし、異なってもよい。
ステップ#19では、イオン発生装置50の駆動が停止される。その後、ステップ#20では送風機40の駆動が停止されて脱臭モードが終了する。イオン発生装置50の駆動停止後に送風機40を停止するので、発生したイオン及びオゾンを無駄なく冷蔵室2内の空気と接触させることができる。なお、送風機40の駆動が停止された後にイオン発生装置50の駆動を停止してもよい。
なお、ステップ#14で所定時間が経過したと判断された後に、冷蔵室2内の温度が駆動開始温度Tよりも低温になったか否かを判断してもよい。この時、駆動開始温度Tよりも低温の場合にはステップ#19に移行し、駆動開始温度Tよりも低温になっていない場合にはイオン発生装置50の駆動を継続するとよい。これにより、脱臭効率をより向上できる。
本実施形態では、冷蔵室2内の温度がイオン発生装置50の駆動開始温度T(例えば、5℃)よりも高温になると脱臭モードが自動的に開始される構成として説明した。これに加えて、使用者の指示によって駆動開始温度Tに拘わらず脱臭モードを開始してもよい。
本実施形態によると、冷蔵室2(貯蔵室)内の温度が所定の駆動開始温度Tを超えたときにイオン発生装置50(脱臭装置)を駆動開始させるので、例えば食品等の貯蔵物や庫内部品等から臭気成分が殆ど拡散しない温度ではイオン発生装置50を駆動停止させ、臭気成分がより多く拡散する温度に合わせてイオン発生装置50を駆動開始させることができる。また、高価な臭いセンサを用いる必要がない。従って、安価な構成で殺菌効率を向上して省エネルギー化を図ることができる。
また、送風機40とイオン発生装置50とを有した脱臭ユニット20を冷蔵室2内に備えているので、冷蔵室2内を簡単に脱臭することができる。
また、冷蔵室2内の温度が駆動開始温度Tよりも高温の放電量切替温度を超えた場合に、冷蔵室2内の温度が放電量切替温度よりも低温の場合よりもイオン発生装置50の放電量を多くしたので、臭気成分の空気中への拡散程度に合わせて放電量を可変できる。放電量を多くするとイオンやオゾンが増加する。従って、脱臭効率をより向上することができる。
また、イオン発生装置50によって発生したオゾンにより冷蔵室2内の空気を脱臭するので、脱臭ユニット20内に取り込まれた空気に含まれる硫化水素、メチルアミン等の臭気成分をオゾンによって分解することができる。従って、イオンによる脱臭よりも強力な脱臭を行うことができる。
また、放電量切替温度を超えた場合に送風機40の回転数を低下させるので、放電量の増加に伴いオゾン発生量が増加しても冷蔵室2内へのオゾンの漏出を防止できる。
また、駆動開始温度Tは5℃であるので、食品等の貯蔵物や庫内部品等から臭気成分が空気中へより多く拡散して使用者に不快感を与える場合に脱臭することができる。加えて、冷蔵室2内の温度は例えば約1℃〜5℃に維持されている。このため、イオン発生装置50を常時駆動させる必要がなく、電力消費を抑えて省エネルギー化を図ることができる。
また、イオン発生装置50の駆動開始後、冷蔵室2内の温度が駆動開始温度Tよりも低温になった場合にイオン発生装置50の駆動を停止させるので、脱臭に必要な時間以上にイオン発生装置50を駆動させることがない。したがって、電力消費を抑えて省エネルギー化を図ることができる。
また、イオン発生装置50の駆動開始後、所定時間経過後にイオン発生装置50の駆動を停止させるので、脱臭に必要な時間以上にイオン発生装置50を駆動させることがない。したがって、電力消費を抑えて省エネルギー化を図ることができる。
また、冷蔵室2内の温度が駆動開始温度Tよりも高温の第1所定温度T1を超えた場合に、第1所定温度T1よりも低温の第2所定温度T2よりも低くなるまでは所定時間の経過に拘わらずイオン発生装置50を駆動させる。これにより、脱臭が不十分となるのを防止して一層確実に脱臭することができる。
図示していないが、本実施形態において、野菜室内の空気を脱臭ユニット20に取り込んで野菜室内の空気を脱臭してもよい。野菜室の温度(約5℃〜8℃)は冷蔵室2の温度よりも高い。そのため、野菜室内の空気のみを脱臭する場合には、イオン発生装置50の駆動開始温度Tを冷蔵室2の場合よりも高温に設定することが好ましい。これにより、野菜室内の脱臭効率を向上できるとともに電力消費を抑えて省エネルギー化を図ることができる。
また、除菌モードにおいて、駆動開始温度Tを超えたときにイオン発生装置50を駆動開始させてイオンによる脱臭を行ってもよい。これにより、除菌モードにおいても安価な構成で脱臭効率を向上して省エネルギー化を図ることができる。
この時、貯蔵室2内の温度が駆動開始温度Tよりも高温の放電量切替温度を超えた場合に、貯蔵室2内の温度が放電量切替温度よりも低温の場合よりもイオン発生装置50の放電量を多くするとよい。これにより、臭気成分の空気中への拡散程度に合わせて放電量を可変できる。放電量を多くするとイオン量が増加する。従って、除菌モードにおいても脱臭効率をより向上することができる。
また、除菌モードにおいて、イオン発生装置50の駆動開始後、貯蔵室2内の温度が駆動開始温度Tよりも低温になった場合にイオン発生装置50の駆動を停止させてもよい。また、除菌モードにおいて、イオン発生装置50の駆動開始後、所定時間経過後にイオン発生装置50の駆動を停止させてもよい。
また、除菌モードにおいて、貯蔵室2内の温度が駆動開始温度Tよりも高温の第1所定温度T1を超えた場合に、第1所定温度T1よりも低温の第2所定温度T2よりも低くなるまでは所定時間の経過に拘わらずイオン発生装置50を駆動させてもよい。
また、放電によってイオン及びオゾンを発生させるイオン発生装置だけでなく、他の方式による脱臭装置により脱臭を行ってもよい。例えば、光触媒脱臭装置を用いることができる。光触媒脱臭装置は光触媒(酸化チタンなど)と光触媒を励起する光を出射する励起光源とを備え、光触媒を光励起することで空気中の脱臭を行う。酸化チタンは自己再生能力を有するので、より長期にわたって脱臭効果を発揮することができる。駆動開始温度Tを超えたときに光触媒脱臭装置を駆動開始させることで、脱臭効率を向上できるとともに電力消費を抑えて省エネルギー化を図ることができる。
また、空気通路30内に二酸化マンガン、酸化第二銅及びゼオライトを主成分とするコルゲートハニカム状の低温脱臭触媒を配してもよい。これにより、低温脱臭触媒を通過する空気内に含まれたジメチルジサルファイト、トリメチルアミン、メチルメルカプタン等の臭気成分を吸着することができる。従って、オゾンにより分解できない臭気成分を吸着して脱臭効果を向上することができる。
本発明は、脱臭装置を備えた冷蔵庫に利用することができる。
1 冷蔵庫
2 冷蔵室
3 製氷室
5 冷凍室
10 断熱箱体
10a 発泡樹脂
11、12 冷気通路
13 循環ダクト
14 冷却器
15 冷凍室送風機
20 脱臭ユニット
21 筐体
21a 本体部
21b 上面カバー
21c リブ
22 支持部
23 突出部
25 緩衝材
26 凹部
27 温度センサ
30 空気通路
30a 吸込口
30b 第1吹出口
30c 第2吹出口
31 流入部
32 絞り部
32a 傾斜面
33 左右絞り部
34 ダンパ室
35 第1分岐通路
35a、36a 連通口
36 第2分岐通路
40 送風機
40a 吸気口
40b 排気口
50 イオン発生装置
50a イオン発生面
51 プラスイオン発生部
52 マイナスイオン発生部
54 隙間
55 遮蔽部材
60 ダンパ
61 支持板
61a 軸部
61b 傾斜部
62、63 パッキン
70 オゾン触媒
80 制御部
81 記憶部
82 計時部

Claims (8)

  1. 貯蔵物を冷蔵保存する貯蔵室と、前記貯蔵室内を脱臭する脱臭装置と、前記貯蔵室内の温度を検知する温度センサとを備え、前記貯蔵室内の温度が所定の駆動開始温度を超えたときに前記脱臭装置を駆動開始させることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 送風機と前記脱臭装置とを有した脱臭ユニットを前記貯蔵室内に備え、前記脱臭装置は放電によりイオンを発生するイオン発生装置であり、
    前記貯蔵室内の温度が前記駆動開始温度よりも高温の放電量切替温度を超えた場合に、前記貯蔵室内の温度が前記放電量切替温度よりも低温の場合よりも前記イオン発生装置の放電量を多くしたことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記イオン発生装置によって発生したオゾンにより前記貯蔵室内の空気を脱臭することを特徴とする請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記放電量切替温度を超えた場合に前記送風機の回転数を低下させることを特徴とする請求項3に記載の冷蔵庫。
  5. 前記駆動開始温度は5℃であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の冷蔵庫。
  6. 前記脱臭装置の駆動開始後、前記貯蔵室内の温度が前記駆動開始温度よりも低温になった場合に前記脱臭装置の駆動を停止させることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の冷蔵庫。
  7. 前記脱臭装置の駆動開始後、所定時間経過後に前記脱臭装置の駆動を停止させることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の冷蔵庫。
  8. 前記貯蔵室内の温度が前記駆動開始温度よりも高温の第1所定温度を超えた場合に、第1所定温度よりも低温の第2所定温度よりも低くなるまでは前記所定時間の経過に拘わらず、前記脱臭装置を駆動させることを特徴とする請求項7に記載の冷蔵庫。
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