JP2005201542A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】 冷気循環用の送風機を正回転した場合でも逆回転した場合でも、脱臭装置からオゾンが外部へ流出することを極力防止できると共に、脱臭性能の低下を防止できる冷蔵庫を提供する。
【解決手段】 脱臭装置21は、オゾン発生手段を兼ねる空間放電機構36と、光触媒モジュール37と、第1及び第2のオゾン分解触媒38,41を備えていて、冷気循環経路の一部を構成する脱臭装置収納部20に配設する。オゾン分解触媒38,41は、脱臭装置21における入口側と出口側の両方に配置している。冷蔵室7及び野菜室8の冷気を強制循環させる冷蔵用送風機は正逆回転切替可能に構成し、正回転させた場合には冷気は実線の矢印Aで示す方向に流れ、逆回転させた場合には冷気は点線の矢印Bで示す方向に流れる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、オゾン発生手段とオゾン分解手段を有する脱臭装置を冷気循環経路に配設した冷蔵庫に関する。
一般に家庭用の冷蔵庫においては、庫内が複数の部屋に仕切られた複数のドアを有するタイプが主流であり、目的にあった食料品等の保存ができるように、例えば冷蔵室、野菜室、冷凍室に分けられている。野菜等の鮮度保持向上のためには、恒温高湿での保存が好ましい。そのために、温度差の大きい冷凍室と冷蔵室(野菜室を含む)の冷却をそれぞれ専用の冷却器を用いる手段を採用し、各室の温度制御を独立して行うことで温度変動を小さく抑えることが可能になる。また、冷蔵室及び野菜室を冷却するための冷蔵用冷却器への冷媒の供給を停止した状態で、当該冷却器についた霜を、冷気を強制循環させる送風機により昇華させ、その湿気を含んだ空気を庫内(冷蔵室及び野菜室)に戻すようにすることにより、冷蔵室及び野菜室を高い湿度にする、いわゆる、うるおい運転を行うことができる。この場合、冷蔵用冷却器の除霜も同時に行うことができる。このように複数の冷却器で各室の温度、湿度をコントロールすることにより、食品の鮮度、栄養分の劣化を防止することが可能になる。さらに、野菜室の冷却効率向上や湿度上昇を目的として、冷気循環用の送風機を逆回転させることで、野菜室に冷気を送り込むことが検討されている。
なお、特許文献1には、冷蔵室及び野菜室を冷却するための冷却器の除霜効率、及び冷蔵室と野菜室の湿度還元を効率よく行うことを目的として、その冷却器の除霜時に冷気循環用の送風機を所定時間ごとに正回転と逆回転とを交互運転し、循環する空気の流れを変えるようにすることが開示されている。
一方、庫内の湿度が上昇することに伴い臭気も一層感じやすくなり、また、庫内で雑菌が繁殖しやすくなるといった弊害があることから、冷気循環経路に脱臭装置が設けられることが多い。強力な脱臭方式としては、オゾンによる脱臭、光触媒と紫外線の組み合わせによる脱臭方法等が挙げられる。具体的な脱臭装置としては、ケース内に、高電圧放電によってオゾン及び紫外線を発生させる放電手段(オゾン発生手段を兼ねる)と、紫外線が照射されることにより生じる触媒作用によって冷気中に含まれている臭気成分を分解する光触媒モジュールと、オゾンを分解するオゾン分解手段とを備え、このうちオゾン分解手段を、ケースにおける冷気の出口側に配置した構成となっている(例えば特許文献2参照)。
特開2002−243334号公報 特開2002−277152号公報
しかしながら、脱臭装置においてオゾンを使用する場合、臭気や冷蔵庫部品への悪影響(特に熱交換器等の金属部品の腐食)から、オゾンの濃度をそれほど上げることができず、脱臭装置から外へはオゾンが流出しないことが必要である。
ところで、このような脱臭装置を備えたものにおいて、冷気循環用の送風機を逆回転させる運転を行おうとした場合、脱臭装置内を通る冷気の流れも逆になるため、オゾンが脱臭装置の外へ流出してしまうおそれがある。従来では、冷蔵用冷却器の除霜終了後などにおいて、冷気循環用の送風機を逆回転させたり、運転を停止させたりする場合には、脱臭装置におけるオゾン発生手段(放電手段)の運転を停止させることで、オゾンが流出することを防いでいたが、送風機の逆回転運転が増えた場合に、その都度オゾン発生手段の運転を停止させていたのでは、脱臭効率が低下してしまうという不具合がある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、オゾン発生手段とオゾン分解手段を有する脱臭装置を冷気循環経路に配設したものにおいて、冷気循環用の送風機を正回転した場合でも逆回転した場合でも、脱臭装置からオゾンが外部へ流出することを極力防止できると共に、脱臭性能の低下を防止できる冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、オゾン発生手段とオゾン分解手段を有する脱臭装置を備え、この脱臭装置を冷気循環経路に配設した冷蔵庫において、前記冷気循環経路を通して冷気を強制循環させる送風機を正逆転切替可能に構成すると共に、前記脱臭装置は、前記送風機の正回転状態における冷気の入口側と出口側の両方にオゾン分解手段を配置した構成としたことを特徴とする。
上記した構成において、冷気循環用の送風機を正回転運転した場合、冷気は脱臭装置の入口側から入り、出口側から出て行く流れとなり、オゾン発生手段から発生したオゾンは出口側に存するオゾン分解手段により分解される。また、冷気循環用の送風機を逆回転運転した場合、脱臭装置内を流れる冷気の流れは上記とは逆に出口側から入り、入口側から出て行く流れとなり、オゾン発生手段から発生したオゾンは入口側に存するオゾン分解手段により分解される。従って、冷気循環用の送風機を正回転した場合でも逆回転した場合でも、脱臭装置からオゾンが外部へ流出することを極力防止できる
本発明によれば、脱臭装置における冷気の入口側と出口側の両方にオゾン分解手段を配置した構成としたので、冷気循環用の送風機を正回転した場合でも逆回転した場合でも、脱臭装置からオゾンが外部へ流出することを極力防止できる。また、冷気の流れ方向にかかわらず、オゾン発生手段の運転を停止させる必要がないので、脱臭装置の脱臭効率が低下することも防止できる。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。まず、図2は、本実施形態に係る冷蔵庫の概略的縦断側面図を示すものである。この図2において、冷蔵庫本体1は、鋼板製の外箱2とプラスチック製の内箱3との間に発泡断熱材4を充填して矩形状の断熱箱体として構成され、内部は断熱仕切壁5により上部の冷蔵温度領域と下部の冷凍温度領域とに仕切られている。
上部側の冷蔵温度領域は、この場合アルミニウム製の仕切板6により上部の冷蔵室7と下部の野菜室8とに仕切られている。また、下部側の冷凍温度領域は、断熱仕切板9により上部の切替室10及び製氷室(図示せず)と下部の冷凍室11とに仕切られている。切替室10と図示しない製氷室とは左右に並んでいて、その間は仕切壁により仕切られている。なお、切替室10は、冷蔵温度帯から冷凍温度帯の間で設定温度を切り替えることが可能な構成となっている。
冷蔵室7の下部にはチルド室12が形成されていて、このチルド室12内にチルドケース12aが出し入れ可能に収容されている。このチルドケース12aと仕切板6との間には冷気通路13が形成されている。また、野菜室8内には野菜容器14が収容されている。冷蔵庫本体1の前面には、各室7,8,10,11の前面開口部を開閉する扉7a,8a,10a,11aが設けられている。
上記冷蔵室7の奥部から上部にかけてダクトカバー15が設けられていて、このダクトカバー15の裏側に冷気ダクト16が形成されている。ダクトカバー15には、複数の冷気吐出口17(図3参照)が形成されている。なお、図3は、チルドケース12aが省略されている。ダクトカバー15の裏側には、冷蔵用冷却器18が配設されていると共に、この冷蔵用冷却器18の上方に位置させて冷気循環用の冷蔵用送風機19(本発明の送風機に相当)が配設されている。この冷蔵用送風機19は、正逆回転の切り替えが可能な構成となっている。
また、ダクトカバー15の下部には、図1にも示すように、脱臭装置収納部20が形成されていて、この脱臭装置収納部20に、後述する脱臭装置21が配設されている。脱臭装置収納部20は、前部が冷蔵室7のチルド室12及び冷気通路13と連通すると共に、後部が冷気ダクト16の下部と連通していて、冷気ダクト16の吸い込み部となっている。この脱臭装置収納部20は、冷気循環経路の一部を構成している。ダクトカバー15の下部において、脱臭装置収納部20の左右両側には、図3に示すようにスリット状の冷気戻り口22が形成されていて、これら冷気戻り口22も冷気ダクト16に連通している。冷蔵室7と野菜室8との間を仕切る上記仕切板6の後部には複数の通気口23が形成されていて、これら通気口23により冷蔵室7(チルド室12)と野菜室8との間が連通している。
上記製氷室10及び冷凍室11の奥部にはカバー25により冷凍用冷却器室26が形成されており、この冷凍用冷却器室26に、冷凍用冷却器27が配設されていると共に、この冷凍用冷却器27の上方に位置させて冷気循環用の冷凍用送風機28が配設されている。冷凍用冷却器27には、除霜用のパイプヒータ29が設けられている。また、冷蔵庫本体1の下部の後部には機械室30が形成されていて、この機械室30内に冷凍サイクルのコンプレッサ31や機械室用送風機32が配設されている。
次に、脱臭装置21について、主に図1を参照して説明する。脱臭装置21のユニットケース35は、脱臭装置収納部20内に収納されている。このユニットケース35内に、放電手段を構成する空間放電機構36と、光触媒モジュール37と、オゾン分解手段を構成する第1のオゾン分解触媒38と、空間放電機構36の高圧トランス(図示せず)などが配設されている。第1のオゾン分解触媒38は、ユニットケース35において後部側(図1の右側)に配置されている。この第1のオゾン分解触媒38の位置は、脱臭装置21において、上記冷蔵用送風機19の正回転時の冷気の流れの出口側となる。
ユニットケース35の前部側には、斜め下向きに開口した通気口39が形成されていると共に、保護カバー40が着脱可能に装着されている。保護カバー40にはオゾン分解手段を構成する第2のオゾン分解触媒41が保持されていて、この第2のオゾン分解触媒41が通気口39に対向するように配置されている。また、保護カバー40の前下部にはスリット状の吸込口42が形成されている。第2のオゾン分解触媒41の位置は、脱臭装置21において、冷蔵用送風機19の正回転時の冷気の流れの入口側となる。従って、脱臭装置21において、冷気の入口側と出口側の両方にオゾン分解触媒41,38が配置されている。
ここで、上記空間放電機構36は、放電電極45と対極46とを対向状態に配置して構成されている。放電電極45、対極46には、ステンレス等のメッシュ状(エッチングパターン)のものを用いる。放電電極45と対極46との間にはパルス状の高電圧が印加されるように構成されていて、この結果、高電圧放電が行われて紫外線(380nm以下)及びオゾンを発生するようになっている。従って、空間放電機構36はオゾン発生手段も兼ねている。
上記光触媒モジュール37は、放電電極45と対極46との間に配置されている。この光触媒モジュール37は、アルミナ、シリカ等のセラミック製の多孔質体からなる基体の表面に、酸化チタン等の光触媒粒子を固定して構成されている。
上記第1及び第2のオゾン分解触媒38,41は、例えば酸化マンガンベースのセラミック製ハニカム(成形品)や金属ハニカムをコア材とし、これに触媒成分を固定して構成されている。この場合、第1のオゾン分解触媒38と第2のオゾン分解触媒41とは同じ構成のものでも良いが、異なる構成のものを用いても良い。異なる構成とは、例えば、サイズ、開口率、触媒の担持量、或いは触媒組成が異なるものをいう。例えば触媒組成に酸化銅を入れたものの場合には、オゾン分解性能は低下しても、硫黄系臭気成分の分解に優れるものとなる。
なお、本実施形態の冷蔵庫においては、図示しない制御装置を備えていて、この制御装置により、冷蔵室7に関する温度設定情報や温度情報、冷蔵用冷却器18の温度情報、冷凍室11に関する温度設定情報や温度情報、冷凍用冷却器27の温度情報等に基づいて、コンプレッサ31や、冷凍サイクルの冷媒の流れを切り替える切替弁(図示せず)、冷蔵用及び冷凍用送風機19,28、脱臭装置21などの運転が制御されるように構成されている。
次に本実施形態の作用について説明する。
まず、冷蔵室7を積極的に冷却する冷蔵室冷却運転の場合には、コンプレッサ31を駆動した状態で冷蔵用冷却器18に冷媒を供給すると共に、冷蔵用送風機19を正回転で運転し、また、脱臭装置21も運転する。このとき、冷蔵用送風機19を正回転で運転することで、冷蔵用冷却器18により冷却された冷気が、図2に実線の矢印Aで示すように、各冷気吐出口17から冷蔵室7内及びチルド室12内に吐出され、冷蔵室7及びチルド室12が冷却される。冷蔵室7及びチルド室12を冷却した冷気の一部は、チルド室12下側の冷気通路13を通り、図1に実線の矢印Aで示すように、脱臭装置21の吸込口42から脱臭装置21内を通った後、冷気ダクト16内へ戻される。また、冷蔵室7の冷気の一部は、脱臭装置21の左右両側の冷気戻り口22から直接冷気ダクト16内へ戻される。冷気通路13を通る冷気の一部は、通気口23から野菜室8にも供給される。この場合、野菜室8は、主に仕切板6を介して間接的に冷却される。
このとき、脱臭装置21の吸込口42から脱臭装置21内に入った、臭気成分を含んだ冷気は、入口側の第2のオゾン分解触媒41を通過した後、空間放電機構36及び光触媒モジュール37を通り、その後、出口側の第1のオゾン分解触媒38に至る。
ここで、脱臭装置21の運転に伴い、空間放電機構36の放電電極45と対極46との間で高電圧放電が行われ、紫外線及びオゾンが発生する。そして、光触媒モジュール37においては、紫外線が照射されることに伴い活性化され、冷気に含まれているアンモニア等の臭気成分や、エチレン、アルデヒド等も分解する作用を発揮する。また、高電圧放電によって発生したオゾンは、光触媒モジュール37を通過した冷気と共に第1のオゾン分解触媒38に至る。第1のオゾン分解触媒38においては、オゾンが分解されて活性酸素が発生し、その活性酸素の酸化力によって、冷気に含まれているアミン系やアンモニア等の臭気成分が酸化分解される。従って、冷気中のエチレンやアルデヒドは光触媒モジュール37において、また、臭気成分は光触媒モジュール37及び第1のオゾン分解触媒38の両方において分解される。なお、脱臭装置21の運転は、空間放電機構36を所定の周期で通断電制御することで行われる。
上記冷蔵室冷却運転が終了したら、野菜室8を積極的に冷却する野菜室冷却運転が行われる。この野菜室冷却運転の場合には、冷蔵用冷却器18に冷媒を供給するままの状態で、冷蔵用送風機19を逆回転で運転し、また、脱臭装置21も運転する。このとき、冷蔵用送風機19を逆回転で運転することで、冷蔵用冷却器18により冷却された冷気が、図1に点線の矢印Bで示すように、冷気ダクト16を下降し、その一部が、上述の流れとは逆に、脱臭装置21の第1のオゾン分解触媒38を通過して脱臭装置21内に入った後、空間放電機構36及び光触媒モジュール37を通り、その後、第2のオゾン分解触媒41を通った後、吸込口42から冷気通路13側へ供給される。また、冷気ダクト16を下降した冷気の一部は、脱臭装置21の左右両側の冷気戻り口22から冷気通路13側へ供給される。冷気通路13側へ供給された冷気は、仕切板6の通気口23を通って野菜室8側へ供給され、その冷気により野菜室8が積極的に冷却される。
ここで、脱臭装置21における第1のオゾン分解触媒38を通過して脱臭装置21内に入った冷気は光触媒モジュール37に至り、ここで、アンモニア等の臭気成分や、エチレン、アルデヒド等も分解される。また、高電圧放電によって発生したオゾンは、光触媒モジュール37を通過した冷気と共に第2のオゾン分解触媒40に至る。第2のオゾン分解触媒40においては、オゾンが分解されて活性酸素が発生し、その活性酸素の酸化力によって、冷気に含まれているアミン系やアンモニア等の臭気成分が酸化分解される。
この場合、エチレンやアルデヒドが分解されると水と二酸化炭素へと分解され、その二酸化炭素が、冷気と共に野菜室8へ供給されるようになり、野菜室8内の二酸化炭素の濃度が上昇するようになる。二酸化炭素は、野菜などの酸化防止作用と呼吸抑制作用があり、野菜などの鮮度を保持するのに有効である。
上記野菜室冷却運転が終了したら、野菜室8の湿度を高める野菜室うるおい運転が行われる。この野菜室うるおい運転の場合には、冷蔵用送風機19を逆回転で運転すると共に、脱臭装置21も運転する状態で、冷蔵用冷却器18への冷媒の供給を停止する(通常、コンプレッサ31の運転は停止しない)。
冷蔵用冷却器18への冷媒の供給を停止した状態で、冷蔵用送風機19を逆回転で運転すると、冷蔵用冷却器18に付着した霜が昇華し、その湿気を含んだ空気が、上記野菜室冷却運転の場合と同様に、図1に点線の矢印Bで示すように、冷気ダクト16を下降し、その一部が、脱臭装置21の第1のオゾン分解触媒38を通過して脱臭装置21内を通り、吸込口42から冷気通路13側へ供給される。このときも、脱臭装置21の運転に伴い、脱臭装置21内を通過する空気の臭気成分などが分解される。また、冷気ダクト16を下降した空気の一部は、脱臭装置21の左右両側の冷気戻り口22から冷気通路13側へ供給される。冷気通路13側へ供給された空気は、主に仕切板6の通気口23を通って野菜室8側へ供給される。これにより野菜室8側の湿度が高くなり、これも野菜などの乾燥を防止でき、鮮度を保持するのに有効である。
上記野菜室うるおい運転が終了したら、冷蔵室7の湿度を高める冷蔵室うるおい運転が行われる。この冷蔵室うるおい運転の場合には、冷蔵用冷却器18への冷媒の供給を停止したままの状態で、冷蔵用送風機19を正回転で運転すると共に、脱臭装置21も運転する。
冷蔵用冷却器18への冷媒の供給を停止した状態で、冷蔵用送風機19を正回転で運転すると、冷蔵用冷却器18に付着した霜が昇華してその湿気を含んだ空気が、図3に実線の矢印Aで示すように、各冷気吐出口17から冷蔵室7内及びチルド室12内に吐出され、冷蔵室7及びチルド室12の湿度が高められ、食品が乾燥することを防止できる。このときも、脱臭装置21の運転に伴い、脱臭装置21内を通過する空気の臭気成分などが分解される。
上記野菜室うるおい運転及び冷蔵室うるおい運転では、冷蔵用冷却器18の除霜も同時に行うことができる。そして、冷蔵室うるおい運転が終了すると、再び冷蔵室冷却運転が行われる。
上記した各運転において、冷蔵用送風機19の正回転時(冷蔵室冷却運転、冷蔵室うるおい運転)と、冷蔵用送風機19の逆回転時(野菜室冷却運転、野菜室うるおい運転)とで、脱臭装置21における空間放電機構36の運転率(通電率)を異ならせる。空間放電機構36の運転率は、例えば、冷蔵用送風機19の正回転時には40%、逆回転時には80%とする。これにより、オゾン流出による弊害の防止、並びに第1及び第2のオゾン分解触媒38,41の長期信頼性(寿命)を確保することが可能となる。
また、冷蔵用送風機19の運転を停止させる場合でも、脱臭装置21の運転は停止させず運転することが好ましい。冷蔵用送風機19の運転停止時にも脱臭装置21を運転することで、脱臭装置21内でオゾンが拡散し、第1及び第2の両方のオゾン分解触媒38,42が活性化する。この結果、触媒などに付着している臭気物質などを分解することができ、脱臭効率の向上と、第1及び第2のオゾン分解触媒38,42のクリーニングを行うことが可能となる。
上記した実施形態によれば、脱臭装置21における冷気の入口側と出口側の両方にオゾン分解触媒38,41を配置した構成としたので、冷気循環用の冷蔵用送風機19を正回転した場合でも逆回転した場合でも、脱臭装置21からオゾンが外部へ流出することを極力防止できる。また、冷気の流れ方向にかかわらず、脱臭装置21の運転を停止させる必要がないので、脱臭装置21の脱臭効率が低下することも防止できる。
また、脱臭装置21は、オゾン発生手段を兼ねる空間放電機構36と、光触媒モジュール37と、第1及び第2のオゾン分解触媒38,41とを有する構成としたので、臭気成分だけでなく、エチレン、アルデヒドの分解も可能である。しかも、エチレン、アルデヒドを分解することに伴い発生する二酸化炭素を特に野菜室8に供給することで、野菜の鮮度保持に有効である。
本発明は、上記した実施形態にのみ限定されるものではなく、次のように変形または拡張できる。
脱臭装置21において、光触媒モジュール37は必要に応じて設ければよい。
脱臭装置21を冷凍温度領域の冷気循環経路に配設し、冷凍用送風機28を正逆回転可能に構成した場合にも適用できる。
本発明の一実施形態を示す要部の縦断側面図 冷蔵庫全体の概略的縦断側面図 扉を外した状態で示す冷蔵室の正面図
符号の説明
図面中、1は冷蔵庫本体、7は冷蔵室、8は野菜室、18は冷蔵用冷却器、19は冷蔵用送風機(送風機)、20は脱臭装置収納部(冷気循環経路)、21は脱臭装置、27は冷凍用冷却器、28は冷凍用送風機、36は空間放電機構(放電手段、オゾン発生手段)、37は光触媒モジュール、38は第1のオゾン分解触媒(オゾン分解手段)、41は第2のオゾン分解触媒(オゾン分解手段)、45は放電電極、46は対極である。

Claims (4)

  1. オゾン発生手段とオゾン分解手段を有する脱臭装置を備え、この脱臭装置を冷気循環経路に配設した冷蔵庫において、前記冷気循環経路を通して冷気を強制循環させる送風機を正逆回転切替可能に構成すると共に、前記脱臭装置は、前記送風機の正回転状態における冷気の入口側と出口側の両方にオゾン分解手段を配置した構成としたことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 脱臭装置は、高電圧放電によってオゾン及び紫外線を発生させる放電手段と、紫外線が照射されることにより生じる触媒作用によって冷気中に含まれている臭気成分を分解する光触媒モジュールと、オゾン分解手段とを有する構成であることを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 送風機の正回転時と逆回転時とでオゾン発生手段の運転率を変えることを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  4. 送風機の運転停止時にもオゾン発生手段を運転することを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。

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